JPH09242939A - 合成樹脂管およびその製造方法 - Google Patents

合成樹脂管およびその製造方法

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JPH09242939A
JPH09242939A JP5450396A JP5450396A JPH09242939A JP H09242939 A JPH09242939 A JP H09242939A JP 5450396 A JP5450396 A JP 5450396A JP 5450396 A JP5450396 A JP 5450396A JP H09242939 A JPH09242939 A JP H09242939A
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JP
Japan
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pipe
synthetic resin
joint
ring
prevention ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5450396A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yoshino
豊 吉野
Yuji Yamamoto
祐司 山本
Kenji Mizukawa
賢司 水川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】引抜き方向の力がかかっても管継手からの離脱
を確実に防止できることは勿論のこと、コールドフロー
変形の問題も解消できる合成樹脂管およびこの合成樹脂
管の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】管継手の管挿入部の長さと略同じ長さを有
し、係止突条を外周面に備える射出成形により形成され
た合成樹脂製の短管と、この短管と同径の合成樹脂管本
体とを突き合わせ接ぎして合成樹脂管を得るようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発明の名称に関す
る。
【0002】
【従来の技術】管端部を挿入するだけで配管を簡単に接
続可能な管継手として、特開平4−119827号公報
に開示されているような管継手がある。すなわち、図3
に示すように、この管継手100は、筒状の継手本体2
00と、離脱防止リング300とを備えている。
【0003】継手本体200は、内部に離脱防止リング
300が遊嵌される溝201が形成され、溝201の継
手本体外側の壁面がテーパ面202になっている。離脱
防止リング300は、周方向の一部に切断部(図示せ
ず)が設けられ、半径方向に拡縮自在となっているとと
もに、その内周面に接続される配管(以下、「接続管」
と記す)400の外壁面をしっかりと係止するための突
条301が多段に設けられている。
【0004】また、離脱防止リング300の外壁面は、
継手本体200のテーパ面202側が同様に外周面30
2がテーパ状になっている。この管継手100は、上記
のようになっており、まず、接続管400を継手本体2
00内に挿入し奥の方へ押圧すると、離脱防止リング3
00が接続管400の管端に設けられたテーパ面401
によって押し広げられるため、接続管400がスムーズ
に継手本体200の所定位置まで挿入できる。
【0005】そして、所定位置まで挿入された接続管4
00は、その外周面が離脱防止リング300の係止爪3
01によってしっかりと把持され、離脱防止リング30
0が溝201に嵌まり込んでいるため、固定具等を用い
ることなくワンタッチで管継手に装着できるようになっ
ている。
【0006】すなわち、この管継手100の場合、接続
管400に抜け方向の力が加わった場合であれば、離脱
防止リング300が接続管400とともに抜け方向に移
動しようとして、離脱防止リング300のテーパ面30
2が継手本体200のテーパ面202によって離脱防止
リング300を縮径させる方向に付勢されるため、接続
管400がよりしっかりと離脱防止リング300によっ
て把持され、管継手100からの離脱が防止される。
【0007】また、実開昭55−46837号公報の金
属管は、金属管の、離脱防止リング300より内側に入
り込む部分の外周面に突条を設け、抜け方向の力が加わ
ったとき、離脱防止リング300の端面がこの突条によ
って係止されることによって、離脱防止リング300を
テーパ面302により強く押圧しより縮径させて金属管
をしっかりと把持できるようにしている。
【0008】上記のように金属管では、突条を設けるこ
とによりすべり抜けを確実に防止できるようになるので
あるが、接続管400が樹脂製、特にポリエチレン、ポ
リプロピレン等の結晶性樹脂製の管の場合、たとえ管外
周面に実開昭55−46837号公報の金属管のよう
に、突条を設けたとしても、図4に示すように、離脱防
止リング300によって長期間把持された状態が持続さ
れると、接続管400の把持された部分がコールドフロ
ー変形を起こして小径化し、止水性が低下したり、離脱
防止リング300の把持効果が低下して抜けが生じる恐
れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、合成樹脂管の管継手からの離脱を確実に
防止できることは勿論のこと、コールドフロー変形の問
題も解消できる合成樹脂管およびこの合成樹脂管の製造
方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる合成樹脂
管は、このような目的を達成するために、接続される管
の挿入口側の側壁がテーパ面となった溝を内部に有する
筒状の継手本体と、前記溝に遊嵌され、周方向の一部に
切断部を有し、半径方向に拡縮自在となっていて、挿入
された管を把持して管の離脱を防止する離脱防止リング
と、挿入された管の外周面に密着する止水用ゴム環とを
備える管継手に接続される合成樹脂管において、最大径
が管を把持した時の前記離脱防止リングの内径より大き
く、前記管継手へ挿入時、離脱防止リングを拡径しなが
ら離脱防止リングの奥側まで入り込む係止突条が管外周
面に形成されていて、少なくとも離脱防止リングの把持
部および止水用ゴム環の密着部に当たる部分の管内側に
筒状支持材が嵌合一体化されている構成とした。
【0011】上記構成において、継手本体の材質は、金
属、合成樹脂等、特に限定されないが、耐蝕性やコスト
面から考慮すると、樹脂製、金属製で内面のみ樹脂で被
覆されたものが好ましい。離脱防止リングの材質は、合
成樹脂,金属材料など特に限定されないが、コスト面、
耐蝕性、強度を考慮すると、一般的にポリアセタール、
ステンレス鋼等が好ましい。
【0012】筒状支持材は、管内輸送流体に直接触れる
ことから、剛性、耐蝕性、耐コールドフロー性、表面硬
度等の性能が要求され、たとえば、ステンレス鋼などの
金属製、またはポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)等のエンジニアリングプラスチック製のもの等が挙
げられる。合成樹脂管の材質としては、特に限定され
ず、たとえば、コールドフロー変形を起こしやすいオレ
フィン系(ポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピレン
等)のものが挙げられる。
【0013】一方、本発明にかかる合成樹脂管の製造方
法は、管継手の管挿入部の長さと略同じ長さを有し、係
止突条を外周面に備える合成樹脂製の短管と、この短管
と同径の合成樹脂管本体とを突き合わせ接ぎするように
した。筒状支持材は、短管を成形したのち、短管に圧入
嵌合させてもよいし、成形時にあらかじめインサートし
ておいても構わない。
【0014】また、突き合わせ接ぎの方法としては、突
き合わせ融着(バット融着)、突き合わせ溶接(バット
溶接)等が挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る合成樹脂管の実施の形態をあらわしている。図1に示
すように、この合成樹脂管1は、予め一端外周面に係止
突条11を有し、射出成形によって後述する管継手5の
管挿入部51の長さL1 と略同じ長さL2 に成形された
短管2が、短管2の他端において、同径の長尺の合成樹
脂管本体3にバット融着されることで形成されていて、
融着部にビード12が形成されている。
【0016】また、合成樹脂管1の短管2部分の内側に
はコールドフロー変形を起こさない剛性を備えた材料か
らなる表面に多数の滑り止め用の突起41・・・41を
形成した筒状支持材4が嵌合一体化されている。係止突
条11は、管先端に向かって縮径して先端にテーパ面1
1aを備え、その最大径が後述する管継手5の離脱防止
リング7が合成樹脂管1を把持した時の内径より大きく
なっている。
【0017】一方、この合成樹脂管1が接続される管継
手5は、図1および図2に示すように、継手本体6と、
離脱防止リング7とを備えている。継手本体6は、一端
に挿入口61を備えたソケット状をしていて、挿入口6
1側にゴム環8が装着されているとともに、ゴム環8よ
り内側に離脱防止リング7の遊嵌溝62が設けられてい
る。
【0018】遊嵌溝62は、挿入口61側の側壁がテー
パ面63になっている。離脱防止リング7は、リング状
をしていて遊嵌溝62に遊嵌され、リングの一部が切断
されることによって拡縮自在になっているとともに、そ
の外周面71が遊嵌溝62のテーパ面63に対応するよ
うにテーパになっている。
【0019】また、離脱防止リング7は、その内周面に
係止用の突条72が多段に設けられている。
【0020】この合成樹脂管1は、以上のように、係止
突条11がテーパ面11aを有しているため、係止突条
11を先頭にして挿入口61から挿入していくと、テー
パ面11aによってゴム環8および離脱防止リング7が
容易に拡径されるため、スムーズに管継手5内に挿入す
ることができる。そして、短管2の長さ、すなわち、合
成樹脂管1の先端からビード12までの長さL2 が管継
手5の挿入部51の長さL1 と略一致しているので、ビ
ード12の部分が継手本体6の端面64に一致するまで
合成樹脂管1を管継手5内へ挿入すれば、挿入不足や挿
入過多などを起こすことなく、正確に接続することがで
きる。
【0021】また、所定の位置まで、挿入された合成樹
脂管1は、従来と同様に係止突条11の通過後にそれぞ
れ弾性復元力によって再び縮径したゴム環8の内周面お
よび離脱防止リング7の突条72によってその周面がし
っかりと把持され、止水されるとともに、抜け止めが成
される。
【0022】しかも、係止突条11の最大径が合成樹脂
管1を把持した状態の離脱防止リング7の内径より大き
いため、ウォーターハンマー等で合成樹脂管1に抜け方
向の力が瞬間的に加わっても、まず、係止突条11が離
脱防止リング7に係止され、離脱防止リング7の外周面
71を遊嵌溝62のテーパ面63に押しつけるため、離
脱防止リング7が楔効果によって縮径し、突条72によ
ってよりしっかりと把持するようになる。したがって、
合成樹脂管1の抜けが確実に阻止できる。
【0023】また、ゴム環8および離脱防止リング7の
把持部には、内側に筒状支持材 が嵌合一体化されてい
るため、ゴム環8および離脱防止リング7の締め付けに
よって合成樹脂管1がコールドフロー変形を起こすこと
もない。
【0024】さらに、この合成樹脂管1の製造方法は、
射出成形より短管3を成形すると同時に係止突条11を
短管2に設けるようにしたので、係止突起11が容易に
作製し得る。また、短管2と合成樹脂本体3とを突き合
わせ融着により一体化するとともに、短管2の長さL2
と挿入部51の長さL1 を略同じにしたので、融着によ
り生じるビード12が挿入長さの標線として使用できる
ようになる。すなわち、過不足なく合成樹脂管1を管継
手5に接続できる合成樹脂管1を容易に製造することが
できるようになる。
【0025】本発明にかかる管継手は、上記の実施の形
態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、
係止突条11が合成樹脂管1の先端に設けられていた
が、ゴム環8と離脱防止リング7の位置が前後逆になっ
ている管継手に用いるような場合は、先端より内側に設
けるようにしても構わない。
【0026】
【発明の効果】本発明にかかる合成樹脂管は、以上のよ
うに構成されているので、引抜き方向の力がかかっても
管継手からの離脱を確実に防止できることは勿論のこ
と、コールドフロー変形の問題も解消できる。また、本
発明にかかる合成樹脂管の製造方法は、より遣い勝手の
よい本発明の合成樹脂管を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる合成樹脂管の実施の形態をあら
わし、その管継手に接続した時の半断面図である。
【図2】図1の管継手の半断面図である。
【図3】従来の管継手をあらわす断面図である。
【図4】コールドフロー変形を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂管 11 係止突条 12 ビード 2 短管 3 合成樹脂管本体 4 筒状支持材 5 管継手 51 挿入部 6 継手本体 61 挿入口 62 遊嵌溝 63 テーパ面 7 離脱防止リング 8 ゴム環

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続される管の挿入口側の側壁がテーパ面
    となった溝を内部に有する筒状の継手本体と、前記溝に
    遊嵌され、周方向の一部に切断部を有し、半径方向に拡
    縮自在となっていて、挿入された管を把持して管の離脱
    を防止する離脱防止リングと、挿入された管の外周面に
    密着する止水用ゴム環とを備える管継手に接続される合
    成樹脂管において、最大径が管を把持した時の前記離脱
    防止リングの内径より大きく、前記管継手へ挿入時、離
    脱防止リングを拡径しながら離脱防止リングの奥側まで
    入り込む係止突条が管外周面に形成されていて、少なく
    とも離脱防止リングの把持部および止水用ゴム環の密着
    部に当たる部分の管内側に筒状支持材が嵌合一体化され
    ていることを特徴とする合成樹脂管。
  2. 【請求項2】管継手の管挿入部の長さと略同じ長さを有
    し、係止突条を外周面に備える射出成形により形成され
    た合成樹脂製の短管と、この短管と同径の合成樹脂管本
    体とを突き合わせ接ぎする請求項1に記載の合成樹脂管
    の製造方法。
JP5450396A 1996-03-12 1996-03-12 合成樹脂管およびその製造方法 Pending JPH09242939A (ja)

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