JPH0414696Y2 - - Google Patents

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JPH0414696Y2
JPH0414696Y2 JP1986089626U JP8962686U JPH0414696Y2 JP H0414696 Y2 JPH0414696 Y2 JP H0414696Y2 JP 1986089626 U JP1986089626 U JP 1986089626U JP 8962686 U JP8962686 U JP 8962686U JP H0414696 Y2 JPH0414696 Y2 JP H0414696Y2
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socket
lock ring
circumferential surface
tube
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、上水路、下水路等の管路を
構成する管体同士の接続構造に関する。
(従来の技術) 管路を構成する管体同士は、衝撃等により離脱
することがなく、また接続部から漏水することが
ないように接続しなければならない。従来、管路
を構成する管体同士の接続は、例えば第2図に示
すように、一方の端部に本体部71より大径の受
口部72を有する管体70と、端部に挿入部82
を有する管体80とにより行われる。該挿入部8
2は、受口部72内に挿入される。受口部72に
は、軸方向に適当な間隔をおいて、2つの環状溝
73および74が形成されている。内奥側の環状
溝73には、リツプ状のロツクリング91が嵌合
され、他方の環状溝74にはゴムパツキン92が
嵌合される。内奥側の環状溝73と対向する挿入
部82の外周面には係合溝83が形成されてお
り、環状溝73に嵌入されたロツクリング91の
一部が該係合溝83内に嵌入される。ロツクリン
グ91は、該係合溝83および環状溝73に係止
されることにより、挿入部82を受口部72から
抜け止めしている。
このような構成では、挿入部82の外周面に係
合溝83を形成する必要があるため、その切削加
工に手間を要する。このような係合溝83を形成
すると、この係合溝83の形成された部分は薄肉
となり、強度が低下する。この部分の強度を増加
させるためには、挿入部82全体を厚肉にしなけ
ればならず、経済的でない。受口部72と挿入部
82とは、リツプ状のロツクリング91が両者に
係止していることにより抜け止めされているにす
ぎない。このため、ロツクリング91としては、
射出成形により製造される硬性リングや金属製の
割リング等のように、高強度なものを用いなけれ
ばならないが、いずれも非常に高価である。ロツ
クリング91のみにより抜け止めを行つているた
め、高引張り力により挿入部82が抜けるおそれ
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記従来の問題点を解決するものであ
り、その目的は、管体同士を容易にかつ強固に接
続することができ、従つて、耐久性・経済性に優
れた管体の接続構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の管体の接続構造は、接続される一方の
管体の端部に本体部より大径となるように形成さ
れその外周に係合突部を有する受口部と、接続さ
れる他方の管体の端部に形成されその先端部が該
受口部内に挿入され得、かつ該先端部外周に係合
段部を有する挿入部と、該受口部および該挿入部
に外嵌され、その受口部側の端部が該受口部の係
合突部に係止された短円筒状の外挿体と、前記挿
入部に外嵌され、その受口部側の端面が縮径する
テーパ状の外周面を有し、該挿入部の係合段部に
該端面が係止され、他方の端面が前記外挿体の挿
入部側端部に係止されたロツクリングとを具備し
てなり、そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案の実施例について説明する。
本考案の管体の接続構造は、第1図に示すよう
に、管体10と管体20と外挿体30およびロツ
クリング40により、接続される。両管体10お
よび20は、例えば、繊維強化型合成樹脂にて同
様の形状に成形される。一方の管体10の接続さ
れる端部には、本体部11より大径の受口部12
が形成されている。該受口部12には、接続され
る他方の管体20の端部を形成する挿入部22の
先端部が挿入される。該受口部12の先端寄りの
位置には、全周にわたつて外側方に突出した環状
の係合突部13が形成されている。該係合突部1
3の内面は、溝状になつており、その溝状部内に
環状のゴムパツキン14が嵌合される。
他方の管体20の挿入部22は、該管体20の
本体部21と同径となつている。該挿入部22の
先端部は受口部12内に挿入されており、前記ゴ
ムパツキン14は、該挿入部22外周面に液密状
に当接している。挿入部22の外周面中程には、
外側方へ突出する係合段部23が全周にわたつて
形成されている。該係合段部23は、挿入部22
が受口部12内に挿入された場合に、該受口部1
2から延出する挿入部22外周面に、該受口部1
2の先端面15から適当な間隙をもつて位置する
ように形成されている。本実施例では該係合段部
23は、断面が矩形状となつているが、このよう
な構成に限らず、受口部12から遠方側が段状に
突出していればよい。
受口部12と該受口部12にその先端部が挿入
された挿入部22とには、外挿体30が外嵌され
ている。該外挿体30は、受口部12に突設され
た係合突部13より若干大きい内径の短円筒状を
しており、それぞれの端部には係止部31および
32が形成されている。該外挿体30の受口部1
2側の端部に形成された係止部31は、端面側が
縮径するように屈曲されている。他方の端部に形
成された係止部32は、内側方に突出する段部と
なつている。受口部12側の係止部31は、受口
部12の係止突部13に係止している。他方の係
止部32は、管体20の挿入部22の係合段部2
3とは、その本体部21側へ適当な間隙を有する
ように配設されている。該外挿体30は、該係止
部32側の端面から中央部にかけて、軸方向に延
びるすり割り部33,33,……が周方向に適当
な距離をおいて形成されることが好ましい。この
すり割り部33,33,……により該外挿体30
の端部は、弾性をもつて拡開し得る。
該外挿体30の挿入部22側端部内には挿入部
22に外嵌されたロツクリング40が装着され
る。該ロツクリング40は、金属、硬質合成樹脂
(例えば、硬質塩化ビニル、ナイロン、アセター
ル樹脂)等にて製造される。該ロツクリング40
の外周面は、受口部12側の端面が縮径したテー
パ状をしている。該ロツクリング40は、受口部
12側の端面が挿入部22の係合段部23に係止
し、他方の端面は外挿体30の挿入部側係止部3
2に係止している。該ロツクリング40は、本実
施例では内周面も、外周面と同様、受口部12側
の端面が縮径したテーパ状になつており、挿入部
22外周とは、断面三角形状の空隙を有する。ま
た該ロツクリング40は、挿入部22に容易に外
嵌し得るように、適当に、すり割り部が形成さ
れ、あるいは半割とされる。
このような管体の接続構造は、次のように組立
てられる。管体10および20は、それぞれ所定
の形状に成形される。この場合、管体20の挿入
部22の係合段部23は、管体20が繊維強化合
成樹脂製であれば、所定の肉厚の管状の本体部を
成形した後に、該本体部の所定位置に一対の環状
治具を、係合段部23の軸方向長さ分だけ間隙を
あけて配設して、ハンドレイアツプ法により成形
され、本体部と一体的に硬化される。そして、管
体20には、この係合段部23よりも本体部21
側に、あらかじめロツクリング40が外嵌され
る。ロツクリング40が連続したリング状のもの
で、上記の如くすり割り部の形成あるいは半割と
されていない場合には、該ロツクリング40は係
合段部23が成形される前に、前もつて挿入部2
2に外嵌させておく必要がある。また管体10の
受口部12における係合突部13には、あらかじ
め、ゴムパツキン14が嵌入される。さらに、該
受口部12には、外挿体30が各端部が所定の方
向に位置するように外嵌される。
このような状態で、管体10の受口部12内
に、管体20の挿入部22が挿入される。次い
で、外挿体30の受口部22側の端部を、該受口
部12の係合突部13に係止させる。そして、管
体20の本体部21に外嵌されたロツクリング4
0を、挿入部22側に摺動させ、ロツクリング4
0を、縮径された端面側から外挿体30内に挿入
する。そして、該端面が係合段部23に係止する
とロツクリング40は外挿体30内に位置し、他
端面は外挿体30の挿入部側の係止部32に係止
される。
従つて、外挿体30は、受口部12の係止部3
1が該受口部12の係合突部13に係合し、挿入
部22側の係止部32は、ロツクリング40を介
して挿入部22の係合段部23に係合した状態
で、受口部12および挿入部22に外嵌されてお
り、挿入部22は受口部12から抜けるおそれが
ない。
このようにして管体10および20は強固に接
続されるが、上述の実施例において両者の接続を
解除する必要がある場合には、第1図に二点鎖線
で示すように、ロツクリング40の内周面と同様
のテーパ状をした外周面を有し、管体20に摺動
可能に外嵌された治具60が用いられる。治具6
0は管体20の本体部21側から外挿体30内へ
摺動させて、ロツクリング40内に挿入される。
そして該治具60をさらに挿入部22先端側に押
圧し、ロツクリング40の縮径側端部を拡開し、
その端部を挿入部22の係合段部23上に位置さ
せて、両者の係合を解除する。これにより、ロツ
クリング40は挿入部22とは係止されず、従つ
て、外挿体30は受口部12に遊嵌状態となる。
このため、該挿入部22は受口部12から容易に
離脱される。以上の如く抜け止め接続構造を容易
に解除させるには、ロツクリング40にはすり割
り部が形成されているかあるいは半割とされてい
ることが好ましい。
上記実施例ではロツクリング40は、内周面が
外周面と同様のテーパ状であり、挿入部22外周
面とは空隙を有する構成としたが、該ロツクリン
グ40の内周面は、挿入部22の外周面に当接す
る円筒状で、両者間に空隙が形成されない構成で
あつてもよい。このように内周面が円筒状のロツ
クリング40を用いる場合には、外挿体30とし
て、その挿入部22側端部に軸方向に延びるすり
割り部33,33,……を有するものを用いるこ
とが好ましい。このようなすり割り部33を有し
ていれば、ロツクリング40の外挿体30内への
挿入が容易に行なえる。
(考案の効果) 本考案の管体の接続構造は、このように、挿入
部を薄肉にすることなく、両者を強固に接続し得
るため、その接続強度は著しく向上する。両者の
接続は、挿入部を受口部内へ挿入し、外挿体内に
ロツクリングを嵌入させればよく、接続作業が容
易である。接続部は円筒状の外挿体にて覆われて
いるため、該接続部は容易には破損されない。ロ
ツクリング内周面をテーパ状にすることにより接
続の解除も、管体等を破損することなく、容易に
行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の管体の接続構造の一例を示す
一部破断側面図、第2図は従来の管体の接続構造
の一例を示す一部破断側面図である。 10,20……管体、11,21……本体部、
12……受口部、13……係合突部、22……挿
入部、23……係合段部、30……外挿体、3
1,32……係止部、40……ロツクリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接続される一方の管体の端部に本体部より大
    径となるように形成されその外周に係合突部を
    有する受口部と、 接続される他方の管体の端部に形成されその
    先端部が該受口部内に挿入され得、かつ該先端
    部外周に係合段部を有する挿入部と、 該受口部および該挿入部に外嵌され、その受
    口部側の端部が該受口部の係合突部に係止され
    た短円筒状の外挿体と、 前記挿入部に外嵌され、その受口部側の端面
    が縮径するテーパ状の外周面を有し、該挿入部
    の係合段部に該端面が係止され、他方の端面が
    前記外挿体の挿入部側端部に係止されたロツク
    リングと を具備する管体の接続構造。 2 前記ロツクリングは、その内周面が外周面と
    同様のテーパ状になつている実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の管体の接続構造。 3 前記ロツクリングは、その内周面が挿入部外
    周面と同様の円筒状になつている実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の管体の接続構造。 4 前記外挿体の挿入部側端部には、軸方向に延
    びるすり割り部が形成されている実用新案登録
    請求の範囲第1項、第2項または第3項に記載
    の管体の接続構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068630A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Seimi Chem Co Ltd 固体微粒子の分級装置及び分級方法

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JPS5757986A (en) * 1980-07-17 1982-04-07 Big Inch Marine Syst High pressure coupling

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