JPH078954Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH078954Y2
JPH078954Y2 JP1990062829U JP6282990U JPH078954Y2 JP H078954 Y2 JPH078954 Y2 JP H078954Y2 JP 1990062829 U JP1990062829 U JP 1990062829U JP 6282990 U JP6282990 U JP 6282990U JP H078954 Y2 JPH078954 Y2 JP H078954Y2
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JP
Japan
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pipe
flow path
sleeve
lock claw
lock
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JP1990062829U
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JPH0422688U (ja
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富夫 濱
清康 山崎
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Nihon Pisco Co Ltd
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Nihon Pisco Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数本のプラスチックチューブ等の流路管をワ
ンタッチで接続するための管継手に関する。
(従来の技術) 圧縮空気あるいは液体管の流路管の配管等に用いる管継
手には、流路管を継手部に差し込むだけで接続でき、取
り外しもワンタッチでできる製品が知られている。これ
らの管継手の構造はコレットチャック式のものや金属製
のロック爪を内蔵して解放リングによって流路管を取り
外すものなど種々のものがある。
また、管継手の接続形態にしても、単なるストレート形
の他、エルボータイプ、T形、Y形、多数本の流路管を
接続するタイプ等きわめて多種のものがある。
第6図はY形の管継手の従来例である。この管継手は継
手本体内で二又状に流路が形成され、二又側の継手部に
2本の流路管が接続できるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 管継手には上記のように複数本の流路管を一つの継手に
接続できるようにしたものあるが、従来の管継手は第6
図に示すように継手部が個々独立になっており、流路管
を扱う場合は各継手部ごとそれぞれ1本ずつ差し込んだ
り取り外したりするようになっている。
したがって、従来の管継手に複数本の流路管を接続する
際は、多数本の流路管を一度に操作することができず取
り扱いにくい。流路管には2本の流路管を平行に外接さ
せた平行管もあるが、このような流路管を接続したりす
る場合はとくに扱いにくいという問題点があった。
また、従来の管継手では第6図に示すようにY形の管継
手など複数本の流路管を接続するタイプのものでは管継
手が大形になって取り付けスペースを要すること、金属
性の逆止リング等を用いたものでは製造コストがかかる
といった問題点があった。
そこで、本考案は上記問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは、複数本の流路間であ
っても容易に接続、取り外し等の取り扱い性がよく、ま
た構造が簡易であって製造も容易にできる管継手を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。
すなわち、一端側からスリーブが延設され、該スリーブ
の側面を一部切り欠いて窓を形成した継手本体と、前記
スリーブ内に挿入して配置され、続すべき流路管の一端
側が送入可能な筒体状に形成されるとともに前記スリー
ブの窓に対応する部位が舌片状のロック爪片に形成さ
れ、該ロック爪片の先端側の内壁に前記流路管の外壁に
くい込むロック爪が設けられ、前記ロック爪片の外壁面
上に前記窓内に嵌入してスリーブの外面から外側に突出
するテーパ突起が形成されたロック部材と、前記スリー
ブに外挿して軸線方向にスライド自在に装着され、軸線
方向の所定位置までスライドした際に前記窓の外面に突
出した前記テーパ突起を押圧して前記ロック爪片先端側
を前記ロック部材の径方向に弾性変形させて前記流路管
に前記ロック爪をくい込ませる突起を内壁に設けた係止
リングとを具備することを特徴とする。
また、前記継手本体に複数本の流路管を並列して接続す
べく、前記ロック部材は複数の流路管導入部を有すると
ともに、各流路管導入路に各々前記ロック爪片が形成さ
れていることを特徴とする。
(作用) 管継手に流路管を挿入して係止リングをスリーブ上で軸
線方向にスライドさせると、係止リングの内壁に設けた
突起がロック爪片の外壁上に設けたテーパ突起に当接
し、ロック爪片を流路管の外壁に押し付けロック爪が流
路管にくい込んで流路管を抜け止めする。係止リングを
逆方向にスライドさせると、ロック爪片が突起によって
押圧されずロック爪のくい込みが解除されて流路管がフ
リーになる。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る管継手で単管を接続する管継手の
一実施例を示す説明図、第2図は管継手を構成する各部
および組立状態を示す。図では一部破断して示してい
る。
管継手は継手本体10とロック部材20と係止リング30とを
有する。
継手本体10は第2図(b)に示すように、本体11と本体
11の端面から筒状に延出するスリーブ12とを有する。ス
リーブ12の端面の両サイドには切込13を設け、スリーブ
12の端縁が若干縮径できるように形成している。また、
スリーブ12の上下面のほぼ中央部に矩形の窓14を穿設す
る。また、本体11の外周壁面に段差部15を形成する。
上記スリーブ12内に嵌入するロック部材20は流路管を内
挿すべく流路管の外径サイズにあわせた内径サイズを有
する筒体状に形成する。22はロック部材20に設けたロッ
ク爪片であり、コの字形のスリット23を透設して舌片状
に形成している。ロック爪片22は上下に向かい合わせて
2つ設け、それぞれの可動端側の内壁上にロック爪24を
突起状に形成している。実施例ではロック爪24を流路管
の外周壁の曲面にならって形成するとともに、ロック爪
24の中途部を凹設して各ロック爪24上で2つのくい込み
爪を設け、流路管の周方向にほぼ等間隔で4つのくい込
み爪で係止するようにしている。また、ロック爪片22の
外周壁面上には可動端側が肉厚となるテーパ突起25を形
成する。
第2図(c)は継手本体10のスリーブ12にロック部材20
を嵌入して装着した状態を示す。図のように、ロック爪
片22はスリーブ12の窓14位置に合わせて嵌入され、テー
パ突起25は窓14に挿入されてスリーブ12外面から若干突
出する。
第1図は前記スリーブ12に係止リング30を外挿して管継
手を組み立てた状態を示す。係止リング30はスリーブ12
上で継手本体10の軸線方向にスライド自在であり、段差
部15に端面が当接して押し込み位置が規制される。ま
た、係止リング30の内壁に前記窓14の前縁部に当接する
突起31が設けられ、突起31が窓14の縁部に当接して係止
リング30の前位置が規制される。
26は流路管の外周壁に摺接してシールするOリングであ
る。
第3図は上記管継手の断面図とともに管継手に流路管を
装着する様子を示す。
第3図(a)は流路管を解放している状態である。係止
リング30はスリーブ12の前側位置にあって、係止リング
30の内壁から突出する突起31が窓14の前端に当接してい
る。ロック爪片22の外壁に設けたテーパ突起25は係止リ
ング30の基端側にあってロック爪片22はロック爪片22自
体の弾性によって若干外側に開き気味である。ロック爪
24はフリー状態であって流路管40の外周壁に接触してい
るのみである。
したがって、この状態で流路管40は挿抜自在となる。
第3図(b)は係止リング30の基端を継手本体10の段差
部15に当接するまで押し込んだ状態で、流路管をロック
している状態である。係止リング30を押し込むと突起31
がテーパ突起25に当接し、突起31がテーパ突起25の外面
を押圧してロック爪片22を縮径させロック爪24が流路管
40の外壁にくい込んで流路管40を抜け止めする。
このように、本実施例の管継手によれは、係止リング30
をスライド移動することによって流路管40を抜け止めあ
るいは挿抜けさせるとができ、ワンタッチ操作で流路管
の装着が可能となる。第4図および第5図は2本の流路
管を接続するタイプの管継手の実施例で、第4図(a)
は流路管を解放している状態、第4図(b)はロック状
態、第5図は各組立部材を示している。
本実施例の管継手は2本の流路管を平行に外接させた状
態で管継手に接続できるようにしたことを特徴としてい
る。そのため、第5図に示すように継手本体10、ロック
部材20、係止リング30はそれぞれ2本の流路管が装着で
きるように各部をペアで形成している。
すなわち、ロック部材20は第5図(a)に示すように筒
体を2つ連接し、それぞれにロック爪片22を設けてい
る。ロック爪片22の形状は上記例と同様で、ロック爪24
およびテーパ突起25を設ける。
また、継手本体10の端面からは前記ロック部材を嵌入す
るスリーブ12を延設するが、このスリーブ12は図のよう
に横並びで連結したまゆ形の断面形状に形成する。スリ
ーブ12に前記ロック爪片22のテーパ突起25が挿入される
窓14を設けることも同様である。第5図(c)はスリー
ブ12にロック部材20を装着した状態を示す。
第5図(d)は係止リング30を示している。本実施例で
は係止リング30は2つの筒体を一体に連結して断面まゆ
形に形成する。係止リング30の内壁に突起31を設けるこ
とも上記実施例と同様である。
第4図は係止リング30をスリーブ12に外挿して、流路管
40を接続した状態を示している。係止リング30は上記例
と同様にスリーブ12上を前後にスライドして流路管を解
放あるいはロックする。係止リング30によって流路管40
をロックする作用は上述した実施例と同様で、係止リン
グ30を押し込むことによりロック爪片22のテーパ突起25
が内側に押圧され、ロック爪が流路管40の外壁にくい込
んで抜け止めする。
この実施例の管継手は、係止リング30が2本の流路管に
対して一体となっているから、一度に2本の流路管を接
続できるという特徴がある。すなわち、操作上は一度に
2本の流路管を差し込んで係止リング30を押し込むこと
によって2本とも同時にロックすることができる。ま
た、係止リング30を手前に引くことにより、2本ともフ
リー状態となって簡単に抜くことができる。
従来の複数本を接続する管継手の場合に、各継手部に1
本ずつそれぞれ接続していた方法と比べると、実施例の
管継手による場合ははるかに能率的に操作することが可
能である。
とくに、平行管のように2本の流路管が外接した状態で
提供される流路管を扱う場合には2本を同時にロックあ
るいは解放する必要があり、このような場合にとくに有
用である。
なお、上記例においては2本の流路管を接続する例につ
いて説明したが、3本以上の流路管を接続する場合も同
様であって、上記例と同様に各流路管を係止する形成リ
ングを一体的に連結することによって多数本の流路管で
あってもワンタッチで接続・取り外しすることができ
る。3本以上の流路管を接続する場合には、流路管を1
列状に外接させて接続する方法と束状にまとめて接続す
る方法がある。また、場合によっては異径の流路管が接
続できるように径サイズを変えて設定することもでき
る。
なお、上記各実施例の管継手はいずれも簡単な継手構造
となっており、各部材はいずれも合成樹脂成形によって
容易に製造することができる。これによって製造コスト
を引き下げることが可能である。また、係止リング30を
スライドさせる構造としたこと、複数本の流路管を接続
する場合には係止爪リング30を連結して一体化したこと
により管継手をコンパクトに形成できる等の利点があ
る。
上記実施例においては管継手の継手部についての構造に
関するもので、継手本体の他端側の形状は適宜設定する
ことができる。たとえば、他端側にも上記実施例と同様
な継手部を設けることもでき、Y形の継手構造、エア機
器に取り付けるためのねじ部などを設けようにすること
ができる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、
考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。
(考案の効果) 本考案に係る管継手によれば、上述したように構成した
ことによって、流路管の接続、取り外しが容易にワンタ
ッチで行うことができるとともに、コンパクトに設計で
き、容易に製造することができる。また、複数本の流路
管を接続するタイプのものでは、流路管の接続、取り外
し操作がきわめて簡単にでき、またコンパクトに形成で
きて、樹脂成形によって容易に製造、組立てができる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る管継手の一実施例の内部構造を示
す説明図、第2図は各部材の組立て図、第3図は流路管
の接続状態を示す説明図、第4図および第5図は管継手
の他の実施例を示す説明図および組立図、第6図は管継
手の一従来例を示す説明図である。 10…継手本体、12…スリーブ、14…窓、15…段差部、20
…ロック爪部材、22…ロック爪片、24…ロック爪、25…
テーパ突起、30…係止リング、31…突起、40…流路管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側からスリーブが延設され、該スリー
    ブの側面を一部切り欠いて窓を形成した継手本体と、 前記スリーブ内に挿入して配置され、接続すべき流路管
    の一端側が送入可能な筒体状に形成されるとともに前記
    スリーブの窓に対応する部位が舌片状のロック爪片に形
    成され、該ロック爪片の先端側の内壁に前記流路管の外
    壁にくい込むロック爪が設けられ、前記ロック爪片の外
    壁面上に前記窓内に嵌入してスリーブの外面から外側に
    突出するテーパ突起が形成されたロック部材と、 前記スリーブに外挿して軸線方向にスライド自在に装着
    され、軸線方向の所定位置までスライドした際に前記窓
    の外面に突出した前記テーパ突起を押圧して前記ロック
    爪片先端側を前記ロック部材の径方向に弾性変形させて
    前記流路管に前記ロック爪をくい込ませる突起を内壁に
    設けた係止リングとを具備することを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】前記継手本体に複数本の流路管を並列して
    接続すべく、前記ロック部材は複数の流路管導入部を有
    するとともに、各流路管導入路に各々前記ロック爪片が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の管継
    手。
JP1990062829U 1990-06-14 1990-06-14 管継手 Expired - Lifetime JPH078954Y2 (ja)

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JPH0422688U JPH0422688U (ja) 1992-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5327846A (en) * 1976-08-27 1978-03-15 Nippon Mining Co Thermoplastic core member for shoes and manufacturing method

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JPH0422688U (ja) 1992-02-25

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