JPH09241045A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

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JPH09241045A
JPH09241045A JP8050103A JP5010396A JPH09241045A JP H09241045 A JPH09241045 A JP H09241045A JP 8050103 A JP8050103 A JP 8050103A JP 5010396 A JP5010396 A JP 5010396A JP H09241045 A JPH09241045 A JP H09241045A
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Japan
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laminated glass
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sheet
temperature
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Minoru Nakajima
稔 中嶋
Masao Suzuki
雅雄 鈴木
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
    • B32B17/10559Shape of the cross-section
    • B32B17/10577Surface roughness
    • B32B17/10587Surface roughness created by embossing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ブロッキング性やガラス板の間に中間膜を
挟む際の取扱い作業性に優れ、予備圧着工程での脱気性
に優れた合わせガラス用中間膜を得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂シートの両面に、多数の独
立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形成された微細
な凹凸からなるエンボスが形成された合わせガラス用中
間膜において、上記シートの少なくとも片面に、該シー
トの端縁へ連通する多数の線状又は格子状の凹溝が形成
されている。特に、多数の線状又は格子状の凹溝が形成
されている側の表面粗さ(Rz)は、Rz2 >0.8R
1 ≧Rz 3 を満足するものが好ましい。ここで、Rz
1 は0〜30℃の温度で測定される表面粗さ、Rz2
30℃を越え60℃以下の温度で1〜20分間放置した
後0〜30℃の温度で測定される表面粗さ、Rz3 は6
0℃を越え90℃以下の温度で1〜20分間放置した後
0〜30℃の温度で測定される表面粗さを表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微細な凹凸から
なるエンボスが形成された合わせガラス用中間膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透明なガラス板の間に、可塑化ポリビニ
ルブチラール等の軟質熱可塑性樹脂シートからなる中間
膜を接着させた合わせガラスは、自動車、航空機、建築
物などの窓ガラスに広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスは、透明なガラス板
の間に中間膜を挟み、これを押圧ロールに通して扱くか
或いはゴムバックに入れて減圧吸引し、ガラス板と中間
膜との間に残留する空気を脱気しながら予備圧着して積
層体とし、次いでこの脱気された積層体をオートクレー
ブ内で加熱加圧して本圧着を行うことにより製造され
る。
【0004】このような合わせガラス用中間膜には、接
着性、耐候性、耐貫通性、透明性等の基本性能が良好で
あることのほかに、耐ブロッキング性が良好で、保管中
や巻重体から繰り出す際の耐ブロッキング性及びガラス
板の間に中間膜を挟む際の中間膜の取扱い作業性が良好
であること、さらに空気の巻き込みを無くすために、予
備圧着工程での脱気性が良好であることが要求される。
特に、予備圧着工程での脱気性は、合わせガラスの品質
を左右し、脱気が不十分であると、気泡が発生して合わ
せガラスの透明性が悪くなったりする。
【0005】このような要求を満たすために、通常、中
間膜には、その両面に微細な凹凸からなるエンボスが形
成されている。この微細な凹凸の形態としては、多数の
独立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形成された各
種の凹凸模様、或いは多数の凸条とこの凸条に対する凹
溝とで形成された各種の凹凸模様が開示されている(例
えば、特公平1−32776号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
中間膜にあっては、耐ブロッキング性や取扱い作業性及
び予備圧着工程での脱気性が相当に改善されるが、未だ
改善の余地がある。すなわち、多数の独立した山型(波
型)の凸起で構成された凹凸模様であって、山の高さ及
び谷の深さがそれぞれ不規則に異なる水準に形成された
エンボスでは、耐ブロッキング性や取扱い作業性は優れ
ているが脱気性の点で十分に満足のいくものではない。
【0007】また、上記特許公報に提案されているよう
に、四角錐のような多数の独立した錐体で構成された凹
凸模様であって、山の高さ及び谷の深さがそれぞれ規則
的に同じ水準に形成されたエンボスでは、脱気性は優れ
ているが中間膜同士がブロッキングしやすい。これは、
中間膜同士が重なる際に、両方の山の頂点同士が揃って
正確に当接することは少なく、実際には一方の山が他方
の谷に入り込んで、互いに山の斜面部で当接することが
多くなるためと推察される。
【0008】さらに、従来の中間膜は、面積が広い合わ
せガラスや曲率が大きい合わせガラスを製造する場合、
或いは合わせガラスの生産性(特に、予備圧着工程での
ライン速度)を上げる場合には、特に脱気性の点で十分
に満足のいくものではなく、未だ改善の余地がある。
【0009】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、その目的とするところは、保管中や巻重体から繰り
出す際の耐ブロッキング性及びガラス板の間に中間膜を
挟む際の取扱い作業性に優れるとともに、予備圧着工程
での脱気性に優れた合わせガラス用中間膜を提供をする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、熱可塑性
樹脂シートの両面に、多数の独立した凸起とこの凸起に
対する凹部とで形成された微細な凹凸からなるエンボス
が形成された合わせガラス用中間膜において、上記シー
トの少なくとも片面に、該シートの端縁へ連通する多数
の線状又は格子状の凹溝が形成された合わせガラス用中
間膜によって、達成することができる。
【0011】この発明に用いる熱可塑性樹脂シートとし
ては、従来の合わせガラスの中間膜に用いられているシ
ートが使用される。例えば、可塑化ポリビニルアセター
ル樹脂シート、ポリウレタン系樹脂シート、エチレン−
酢酸ビニル系樹脂シート、エチレン−エチルアクリレー
ト系樹脂シート、可塑化塩化ビニル系樹脂シート等が挙
げられる。これ等のシートは、接着性、耐候性、耐貫通
性、透明性等の合わせガラスに要求される基本性能が優
れている。
【0012】特に、可塑化ポリビニルブチラール樹脂シ
ートで代表される可塑化ポリビニルアセタール樹脂シー
トが上記基本性能の点で好適である。これ等の熱可塑性
樹脂シートの膜厚は、合わせガラスとして必要な耐貫通
性等を考慮して決められ、従来の中間膜と同程度で、特
に0.2〜2mmとするのが好ましい。
【0013】そして、上記熱可塑性樹脂シートの両面
に、多数の独立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形
成された微細な凹凸からなるエンボスが形成されている
が、さらに、この発明においては、上記シートの少なく
とも片面に、該シートの端縁へ連通する多数の線状又は
格子状の凹溝が形成されていることが必要である。
【0014】上記凸起とこの凸起に対する凹部とで形成
された微細な凹凸からなるエンボス(以下、凹凸模様と
呼ぶ)は、主に保管中の耐ブロッキング性及びガラス板
の間に中間膜を挟む際の取扱い作業性の改善に寄与す
る。また、上記線状又は格子状の凹溝は、主に予備圧着
工程での脱気性の改善に寄与する。このように凹凸模様
と線状又は格子状の凹溝とを併用すると、凹凸模様によ
り耐ブロッキング性の改善作用が強く発現し、また凹溝
により脱気性の改善作用が強く発現するようになる。
【0015】このような特殊なエンボスを形成するに
は、従来と同様に、エンボスロール法により凹凸模様と
線状又は格子状の凹溝とを同時に形成する方法、異形押
出法により直線状の凹溝を形成した後ブラスト法により
凹凸模様を形成する方法、異形押出法により直線状の凹
溝を形成すると共に押出の際にメルトフラクチャーを利
用して凹凸模様を形成する方法等が採用される。特に、
定量的に一定の凹凸模様と線状又は格子状の凹溝とから
なるエンボスを得るには、エンボスロール法が好適であ
る。
【0016】上記特殊なエンボスにおいて、凹凸模様
は、一般に、三角錐、四角錐、円錐等の錐体、截頭三角
錐、截頭四角錐、截頭円錐等の截頭錐体或いは擬錐体、
山型(波型)の突出体からなる多数の独立した微細な凸
起と、これ等の凸起に対する多数の凹部とから構成され
る。
【0017】そして、上記凹凸模様は、中間膜の表面全
体に整然と規則的に分布していてもよく、雑然と不規則
に分布していてもよい。また、凸起の高さは、全て同じ
高さであっても異なる高さであってもよく、この凸起に
対する凹部の深さも、全て同じ深さであっても異なる深
さであってもよい。このような凹凸模様の表面粗さ(十
点平均粗さ)は、従来の凹凸模様と同程度で、5〜10
0μm に設定するのが好ましく、特に10〜30μm に
設定するのがさらに好ましい。
【0018】また、多数の線状又は格子状の凹溝は、一
般に、その横断面形状がV型、U型、角型とされる。線
状の凹溝には、直線状のものと曲線状のものとが含まれ
る。格子状の凹溝には、直角に交差したものと斜めに交
差したものとが含まれる。そして、これ等の線状又は格
子状の凹溝は、上記凹凸模様の全面に整然と規則的に分
布していてもよく、凹凸模様の全面に雑然と不規則に分
布していてもよい。なお、これ等の凹溝は、予備圧着工
程で脱気の際に空気の通路となるものであるから、上記
シートの端縁へ連通していなければならない。
【0019】これ等の凹溝は、全て同じ深さであっても
異なる深さであってもよい。凹溝の深さは、一般に5〜
200μm に設定され、特に10〜100μm が好まし
い。凹溝の上幅(最大幅)は、一般に10〜1000μ
m に設定され、特に50〜500μm が好ましい。ま
た、相隣る凹溝の間隔は、一般に10〜2000μm に
設定され、特に20〜100μm が好ましい。
【0020】この発明の中間膜は、熱可塑性樹脂シート
の両面に上記凹凸模様が形成されていて、さらに、上記
シートの両面に多数の線状又は格子状の凹溝が形成され
ているものが好ましいが、上記シートの片面のみに多数
の線状又は格子状の凹溝が形成されていてもよい。こう
して、この発明(請求項1の発明)の合わせガラス用中
間膜が得られる。
【0021】このように、この発明の中間膜は、熱可塑
性樹脂シートの両面に、多数の独立した凸起とこの凸起
に対する凹部とで形成された微細な凹凸からなるエンボ
ス(凹凸模様)が形成されていて、さらに上記シートの
少なくとも片面に、該シートの端縁へ連通する多数の線
状又は格子状の凹溝が形成されていることを必須の要件
とするが、特に、多数の線状又は格子状の凹溝が形成さ
れている側のシート全体の表面粗さ(Rz)は、Rz2
>0.8Rz1 ≧Rz3 を満足するものが好適である。
この全体の表面粗さ(Rz)は、JIS B 0601
に基づいて測定される十点平均粗さを意味する。
【0022】ここで、Rz1 は0〜30℃の温度で測定
される表面粗さを表し、このような温度を採用したの
は、中間膜の通常の保管や取扱いにおける環境温度は、
主に、0〜30℃の温度範囲であるからである。これ
は、表面粗さ(Rz)の通常の測定温度であり、この測
定温度は、20℃の温度を採用するのが好ましい。
【0023】また、Rz2 は30℃を越え60℃以下の
温度で1〜20分間放置した後、0〜30℃の温度(上
記通常の測定温度)で測定される表面粗さを表し、この
ような熱処理条件を採用したのは、予備圧着の際に、そ
の前半の段階で中間膜がこのような条件に置かれ、この
条件でエンボスがほとんど潰されないことが必要となる
からである。この熱処理条件は、40℃×10分の条件
を採用するのが好ましい。
【0024】さらに、Rz3 は60℃を越え90℃以下
の温度で1〜20分間放置した後、0〜30℃の温度
(上記通常の測定温度)で測定される表面粗さを表し、
このような熱処理条件を採用したのは、予備圧着の際
に、その後半の段階で中間膜がこのような条件に置か
れ、この条件でエンボスがほとんど潰されることが必要
となるからである。この熱処理条件は、80℃×10分
の条件が採用するのが好ましい。
【0025】そして、上記のような条件で熱処理した後
のシート全体のエンボスの表面粗さ(Rz)を種々検討
した結果、Rz2 >0.8Rz1 ≧Rz3 を満足してお
れば、ブロッキング性や取扱い作業性に優れるととも
に、予備圧着工程での脱気性がより一層優れた中間膜が
得られることを、実験により見出した。しかも、比較的
低い温度での予備圧着が可能となり、特に予備圧着工程
でのライン速度を上げることが可能となる。
【0026】このような特定の表面粗さを有する中間膜
を得るには、熱可塑性樹脂シートの種類、凹凸の形態や
模様などに左右されるが、例えば、可塑化ポリビニルブ
チラール樹脂シートを用いてエンボスロール法により、
前述の凹凸模様と凹溝とから構成されたエンボスを形成
する際に、主に、エンボスロールに導入される直前のシ
ート温度を20〜100℃に加熱保持して、微細な凹凸
からなるエンボスが形成するのが好ましく、特に55〜
95℃に加熱保持するのが最適である。
【0027】このシート温度が20℃を下回ると、シー
トを30〜60℃の温度下で放置した際のエンボスの変
形が大きすぎ、逆にこのシート温度が100℃を上回る
と、シートを60〜90℃の温度下で放置した際のエン
ボスの変形が小さすぎて、この発明の目的は達成されて
も、予備圧着工程での脱気性がより一層優れた中間膜と
することが難しくなる。なお、従来法では、エンボスロ
ールに導入される直前のシート温度は100℃よりも高
い温度に保持されていた。こうして、この発明(請求項
2の発明)の合わせガラス用中間膜が得られる。
【0028】この発明の中間膜を用いて合わせガラスを
製造するには、通常の合わせガラスの製法が採用され
る。例えば、可塑化ポリビニルブチラール樹脂シートか
らなる中間膜を用いる場合、二枚の透明な無機ガラス板
の間に上記中間膜を挟んで積層体とし、この積層体をゴ
ムバックに移し、ゴムバックを排気系に接続して約−4
00〜−750mmHgの真空(絶対圧力360〜10mm
Hg)に吸引減圧しながら温度を上げ、約70〜110
℃で予備圧着し、次いでオートクレーブを用いるか或い
はプレスを用いて、約120〜150℃の温度、約10
〜15 kg/cm2の圧力で本圧着を行うことにより製造さ
れる。
【0029】なお、上記ガラス板としては、無機ガラス
板のみならず、ポリカーボネート板、ポリメチルメタク
リレート板などの有機ガラス板も使用することができ
る。また、合わせガラスの積層構成は、ガラス板/中間
膜/ガラス板の三層構成のみならず、ガラス板/中間膜
/ガラス板/中間膜/ガラス板のような多層構成とする
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例及び比較
例を示す。実施例1 ポリビニルブチラール樹脂(平均重合度1700、残存
アセチル基1モル%、ブチラール化度65モル%)10
0重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコール−ジ
−2−エチルブチレート40重量部と、接着力調整剤と
して酢酸マグネシウム0.2重量部を混合し、この混合
物を押出機により210℃で溶融混練し押出金型より2
10℃でシート状に押出し、10本の温調ローラーを通
してシートの温度を70℃に調節保持した。
【0031】引き続いて、70℃に調節保持された上記
シートを、表面に不規則な凹凸模様(山型転写用)と平
行直線状の凸条(凹溝転写用)とが形成された上下一対
のエンボスローラー(ローラー温度90℃)の間隙を通
過させることにより、シートの両面に、凹凸模様と多数
の凹溝から構成されたエンボスを形成し、このエンボス
シートを冷却された10本のガイドローラーを通過させ
て15℃に冷却し、一対の引取りロールにより引き取っ
て、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。中間膜の含水
率は0.4〜0.5重量%に調整した。
【0032】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起に対する
多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ
異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗
さ)は20μm であった。
【0033】また、多数の凹溝は、上記凹凸模様の全面
に分布するように形成され、シートの長さ方向に対して
45度の角度を持ち、互いに平行直線状の規則的な凹溝
で外へ連通しており、凹溝の形状はV型で、その深さは
50μm 、凹溝の上幅は200μm 、間隔は200μm
であった。
【0034】実施例2 上下一対のエンボスローラー表面の平行直線状の凸条を
格子状の凸条に変更し、またその幅も変更し、さらに上
下一対のエンボスローラーを通過する直前のシート温度
を90℃に調節保持した。それ以外は実施例1と同様に
行って、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0035】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起に対する
多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ
異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗
さ)は20μm であった。
【0036】また、多数の凹溝は、上記凹凸模様の中に
形成され、シートの長さ方向に対して45度の角度を持
ち、格子状の規則的な凹溝で外へ連通しており、凹溝の
形状はV型で、その深さは50μm 、凹溝の上幅は10
0μm 、間隔は200μm であった。
【0037】実施例3 上下一対のエンボスローラー表面の平行直線状の凸条の
深さ及び幅を変更し、さらに上下一対のエンボスローラ
ーを通過する直前のシート温度を75℃に調節保持し
た。それ以外は実施例1と同様に行って、厚さ0.76
mmの中間膜を製造した。
【0038】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起に対する
多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ
異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗
さ)は20μm であった。
【0039】また、多数の凹溝は、上記凹凸模様の中に
形成され、シートの長さ方向に対して45度の角度を持
ち、互いに平行直線状の規則的な凹溝で外へ連通してお
り、、凹溝の形状はV型で、その深さは20μm 、凹溝
の上幅は100μm 間隔は200μm であった。
【0040】実施例4 上下一対のエンボスローラーを通過する直前のシート温
度を115℃に調節保持した。それ以外は実施例3と同
様に行って、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0041】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起に対する
多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ
異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗
さ)は20μm であった。
【0042】また、多数の凹溝は、上記凹凸模様の中に
形成され、シートの長さ方向に対して45度の角度を持
ち、互いに平行直線状の規則的な凹溝で外へ連通してお
り、凹溝の形状はV型で、その深さは20μm 、凹溝で
上幅は100μm 間隔は200μm であった。
【0043】比較例1 表面に不規則な凹凸模様(山型転写用)のみが形成され
た上下一対のエンボスローラーを用い、さらに上下一対
のエンボスローラーを通過する直前のシート温度を12
0℃に調節保持した。それ以外は実施例3と同様に行っ
て、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0044】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起に対する
多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ
異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗
さ)は30μm であった。
【0045】比較例2 表面に規則的な凹凸模様(四角錐体転写用)のみが形成
された上下一対のエンボスローラーを用い、それ以外は
比較例1と同様に行って、厚さ0.76mmの中間膜を製
造した。
【0046】上記エンボスの凹凸模様は、多数の独立し
た微細な四角錐体の凸起と、これ等の凸起に対する多数
の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれぞれ同じ
で規則的な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平均粗さ)
は50μm であった。
【0047】上記各実施例及び各比較例で得られた中間
膜について、下記の方法で全体のエンボスの表面粗さR
1 、Rz2 、Rz3 を測定した。また、この中間膜に
ついて、下記の方法でブロッキングテストを行い、中間
膜の自着性及び取扱い作業性を評価した。さらに、この
中間膜を用いた合わせガラスについて、下記の方法でベ
ークテストを行い、予備圧着工程での脱気性を評価し
た。その結果をまとめて表1に示す。
【0048】<表面粗さの測定>中間膜を、20℃±2
℃の恒温室において、JIS B 0601に基づいて
十点平均粗さを測定し、その値をRz1 とした。また、
上記中間膜を離型紙上に載せて40℃のオーブン内に1
0分間放置した後、20℃に冷却し、この中間膜につい
て、20℃±2℃の恒温室において十点平均粗さを測定
し、その値をRz 2 とした。さらに、上記中間膜を離型
紙上に載せて80℃のオーブン内に10分間放置した
後、20℃に冷却し、この中間膜について、20℃±2
℃の恒温室において十点平均粗さを測定し、その値をR
3 とした。
【0049】なお、触針式表面粗さ測定器は、小坂研究
所製のサーフコーダーSE−40D型を用い、基準長さ
は8mmである。
【0050】<ブロッキングテスト>中間膜を15cm×
15cmに裁断し、これを2枚重ね合わせ、その上に13
kgの重りを載せ、室温で24時間放置したあと、引張
試験機で500mm/分の速度で180度剥離試験を行い
(繰り返し数5)、この剥離力(g/15cm幅)を測定
した。この剥離力が小さいほど、ブロッキング性や取扱
い作業性が優れている。実用上は、この剥離力が500
g/15cm幅以下で、保管中の耐ブロッキング性、巻重
体から繰り出す際の耐ブロッキング性及びガラス板の間
に中間膜を挟む際の取扱い作業性が十分とされる。
【0051】<ベークテスト>中間膜を二枚の透明なフ
ロートガラス板(縦30cm×横30cm×厚さ3mm)の間
に挟み、はみ出た部分を切り取り、こうして得られた積
層体をゴムバッグ内に移し、積層体の温度(予備圧着直
前温度)がそれぞれ25℃、35℃、50℃になるよう
に加熱し、その後ゴムバッグを吸引減圧系に接続し、1
20℃の外気加熱温度で加熱すると同時に−500mmH
g(絶対圧力260mmHg)の真空に15分間保持した
後、大気圧に戻して予備圧着を終了した。
【0052】その後、予備圧着した積層体を、オートク
レーブ内で、温度130℃、圧力13 kg/cm2 の条件
下に10分間保持した後、50℃まで温度を下げ大気圧
に戻して本圧着を終了した。こうして得られた合わせガ
ラスを150℃のオーブンで2時間加熱し、オーブンか
ら取り3時間冷却し、合わせガラスに発泡(気泡)が生
じた枚数を調べて、脱気性を評価した。試験枚数は10
0枚とした。発泡が生じた枚数が少ないほど脱気性が優
れている。実用上は、100枚中で発泡が生じた枚数が
0〜1枚以下で、脱気性が十分とされる。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】上述の通り、熱可塑性樹脂シートの両面
に、多数の独立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形
成された微細な凹凸からなるエンボスが形成された合わ
せガラス用中間膜において、上記シートの少なくとも片
面に、該シートの端縁へ連通する多数の線状又は格子状
の凹溝が形成されており、それにより保管中や巻重体か
ら繰り出す際の耐ブロッキング性及びガラス板の間に中
間膜を挟む際の取扱い作業性に優れるとともに、予備圧
着工程での脱気性に優れた合わせガラス用中間膜を得る
ことができる。
【0055】特に、多数の線状又は格子状の凹溝が形成
されている側の表面粗さ(Rz)を、本文で説明したよ
うな特定の範囲(Rz2 >0.8Rz1 ≧Rz3 )に設
定することにより、保管中や巻重体から繰り出す際の耐
ブロッキング性及びガラス板の間に中間膜を挟む際の取
扱い作業性に優れるとともに、予備圧着工程での脱気性
がより一層優れた合わせガラス用中間膜を得ることがで
きる。
【0056】したがって、この発明の中間膜を用いて合
わせガラスを製造すると、特に面積が広い合わせガラス
や曲率が大きい合わせガラスを製造する場合や合わせガ
ラスの生産性(特に、予備圧着工程でのライン速度)を
上げる場合であっても、脱気が十分に行われ、中間膜の
層がガラス板の面に沿って良好に平滑化され、特に透明
性が優れ品質の良好な合わせガラスを製造することがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シートの両面に、多数の独
    立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形成された微細
    な凹凸からなるエンボスが形成された合わせガラス用中
    間膜において、上記シートの少なくとも片面に、該シー
    トの端縁へ連通する多数の線状又は格子状の凹溝が形成
    されていることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
  2. 【請求項2】 多数の線状又は格子状の凹溝が形成され
    ている側の表面粗さ(Rz)は、Rz2 >0.8Rz1
    ≧Rz3 を満足することを特徴とする請求項1記載の合
    わせガラス用中間膜。ここで、Rz1 は0〜30℃の温
    度で測定される表面粗さを表し、Rz2 は30℃を越え
    60℃以下の温度で1〜20分間放置した後、0〜30
    ℃の温度で測定される表面粗さを表し、Rz3 は60℃
    を越え90℃以下の温度で1〜20分間放置した後、0
    〜30℃の温度で測定される表面粗さを表す。
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