JP3414592B2 - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

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JP3414592B2
JP3414592B2 JP16607396A JP16607396A JP3414592B2 JP 3414592 B2 JP3414592 B2 JP 3414592B2 JP 16607396 A JP16607396 A JP 16607396A JP 16607396 A JP16607396 A JP 16607396A JP 3414592 B2 JP3414592 B2 JP 3414592B2
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ridges
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laminated glass
ridge
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稔 中嶋
雅雄 鈴木
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
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    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
    • B32B17/10559Shape of the cross-section
    • B32B17/10577Surface roughness
    • B32B17/10587Surface roughness created by embossing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微細な凹凸から
なるエンボスが形成された合わせガラス用中間膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の間に、可塑化ポリビニルブチ
ラール等の熱可塑性樹脂シートからなる中間膜を接着さ
せた合わせガラスは、自動車、航空機、建築物などの窓
ガラスに広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスは、ガラス板の間に
中間膜を挟み、これを押圧ロールに通して扱くか或いは
ゴムバックに入れて減圧吸引し、ガラス板と中間膜との
間に残留する空気を脱気しながら予備圧着して積層体と
し、次いでこの脱気された積層体をオートクレーブ内で
加熱加圧して本圧着を行うことにより製造される。
【0004】このような合わせガラス用中間膜には、接
着性、耐候性、耐貫通性、透明性等の基本性能が良好で
あることのほかに、保管中や巻重体から繰り出す際に中
間膜同士がブロッキングしないこと、ガラス板の間に中
間膜を挟む際の取扱い作業性が良好であること、さらに
空気の巻き込みを無くすために、予備圧着工程での脱気
性が良好であることが要求される。特に、予備圧着工程
での脱気性は、合わせガラスの品質を左右し、脱気が不
十分であると、気泡が発生して合わせガラスの透明性が
悪くなったりする。
【0005】このような要求を満たすために、通常、中
間膜には、その両面に微細な凹凸からなるエンボスが形
成されている。この微細な凹凸の形態としては、多数の
独立した凸起とこの凸起に対する凹部とで形成された各
種の凹凸模様、或いは多数の凸条とこの凸条に対する凹
溝とで形成された各種の凹凸模様が開示されている(例
えば、特公平1−32776号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
中間膜にあっては、中間膜同士の耐ブロッキング性、取
扱い作業性及び予備圧着工程での脱気性が相当に改善さ
れるが、未だ改善の余地がある。すなわち、多数の独立
した山型(波型)の凸起で構成された不規則な凹凸模様
であって、山の高さ及び谷の深さがそれぞれ不規則に異
なる水準に形成されたエンボスでは、ブロッキング性や
取扱い作業性は優れているが脱気性の点で十分に満足の
いくものではない。
【0007】また、上記特許公報に提案されているよう
に、四角錐のような多数の独立した錐体で構成された規
則的な凹凸模様であって、山の高さ及び谷の深さがそれ
ぞれ規則的に同じ水準に形成されたエンボス、或いは多
数の平行な凸条からなるエンボスでは、脱気性は優れて
いるが中間膜同士がブロッキングしやすい。これは、中
間膜同士が重なる際に、山或いは凸条の頂点同士が揃っ
て正確に当接することは少なく、実際には一方の山或い
は凸条が他方の谷或いは凹溝に入り込んで、互いに山或
いは凸条の斜面部に当接することが多くなるためと推察
される。
【0008】さらに、従来の中間膜は、面積が広い合わ
せガラスや曲率が大きい合わせガラスを製造する場合、
或いは合わせガラスの生産性(特に、予備圧着工程での
ライン速度)を上げる場合には、特に脱気性の点で十分
に満足のいくものではなく、未だ改善の余地がある。
【0009】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、その目的とするところは、保管中や巻重体から繰り
出す際の耐ブロッキング性やガラス板の間に中間膜を挟
む際の取扱い作業性に優れるとともに、予備圧着工程で
の脱気性に優れた合わせガラス用中間膜を提供をするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、熱可塑性
樹脂シートの両面に多数の平行な凸条からなるエンボス
が形成され、一方の面の各凸条と他方の面の各凸条とは
互いに交差するように配列され、且つ各凸条の長さは各
凸条に対する凹溝の溝幅よりも長く設定されたガラス用
中間膜によって、達成することができる。
【0011】この発明に用いる熱可塑性樹脂シートとし
ては、従来の合わせガラスの中間膜に用いられているシ
ートが使用される。例えば、可塑化ポリビニルアセター
ル樹脂シート、ポリウレタン系樹脂シート、エチレン−
酢酸ビニル系樹脂シート、エチレン−エチルアクリレー
ト系樹脂シート、可塑化塩化ビニル系樹脂シート等が挙
げられる。これ等のシートは、接着性、耐候性、耐貫通
性、透明性等の合わせガラスに要求される基本性能が優
れている。
【0012】特に、可塑化ポリビニルブチラール樹脂シ
ートで代表される可塑化ポリビニルアセタール樹脂シー
トが上記基本性能の点で好適である。これ等の熱可塑性
樹脂シートの膜厚は、合わせガラスとして必要な耐貫通
性等を考慮して決められ、従来の中間膜と同程度で、特
に0.2〜2mmとするのが好ましい。
【0013】この発明においては、上記熱可塑性樹脂シ
ートの両面に多数の平行な凸条からなるエンボスが形成
されているが、一方の面の各凸条と他方の面の各凸条と
は互いに交差(直交又は斜め交差)するように配列さ
れ、且つ各凸条の長さは各凸条に対する凹溝の溝幅より
も長く設定されていることが必要である。その理由は次
の通りである。
【0014】すなわち、通常、中間膜は巻重体として保
管され、使用の際に巻重体から繰り出されるか、或いは
これを一定の長さに裁断しこれを多層に重ね合わせて用
意され、このような巻重体や積層体から必要な中間膜を
一枚づつ順次取り出し、これをガラス板の間に挟み予備
圧着工程で脱気される。
【0015】この場合、この発明の中間膜のように、一
方の面の各凸条と他方の面の各凸条とが互いに交差する
ように配列され、且つ各凸条の長さは各凸条に対する凹
溝の溝幅よりも長く設定されていると、中間膜同士が重
なる際に、一方の面の各凸条と他方の面の各凸条とが互
いに各凸条の頂点(峰)同士で必ず当接し、一方の凸条
が他方の凹溝に入り込んで凸条の斜面部に当接すること
がない。その結果、中間膜同士の耐ブロッキング性が確
実に向上し、またシートの端縁へ連通する凹溝の通路は
滑らかで、これ等の溝空間から層間に介在する空気が容
易に脱気される。
【0016】このような特殊なエンボスを形成するに
は、従来と同様に、エンボスロール法、カレンダーロー
ル法、異形押出法等が採用される。特に、定量的に一定
の多数の平行な凸条からなるエンボスを得るには、エン
ボスロール法が好適である。
【0017】上記特殊なエンボスにおいて、各凸条の横
断面形状は、一般に、山状(波状)、先端が尖った三角
形状、先端がやや丸みを帯びた三角形状、先端が角張っ
た台形状、先端がやや丸みを帯びた台形状、先端が角張
った方形状、先端がやや丸みを帯びた方形状等に形成さ
れる。また、各凸条に対する凹溝の横断面形状は、一般
に、逆山状(波状)、V状、U状、角状等に形成され
る。
【0018】そして、上記各凸条と各凸条に対する凹溝
とは、シートの表面全体に平行に整然と規則的に分布し
ていてもよく、平行に雑然と不規則に分布していてもよ
い。また、各凸起の高さは、全て同じ高さであっても異
なる高さであってもよく、この各凸起に対する凹溝の深
さも、全て同じ深さであっても異なる深さであってもよ
い。特に、各凸条は全て同じ高さで且つ各凸条に対する
凹溝も、全て同じ深さのものが好ましく、特に凸条の高
さ及び凹溝の深さを、いずれも10〜200μm に設定
するのがさらに好ましい。
【0019】また、各凸条に対する凹溝の溝幅(上部の
溝幅)は、一般に10〜1000μm に設定され、特に
50〜500μm が好ましい。また、各凹溝の間隔は、
一般に10〜2000μm に設定され、特に50〜50
0μm が好ましく、さらに20〜100μm が好まし
い。こうして、この発明(請求項1の発明)の合わせガ
ラス用中間膜が得られる。
【0020】このように、この発明の中間膜は、両面に
多数の平行な凸条からなるエンボスが形成されている
が、一方の面の各凸条と他方の面の各凸条とは互いに交
差するように配列され、且つ各凸条の長さは各凸条に対
する凹溝の溝幅よりも長く設定されていることを必須の
要件とするが、特に、少なくとも片面、好ましくは両面
のエンボスの表面粗さ(Rz)は、Rz2 >0.8Rz
1 ≧Rz3 を満足するものが好適である。このエンボス
の表面粗さ(Rz)は、JIS B 0601に基づい
て測定される十点平均粗さを意味する。
【0021】ここで、Rz1 は0〜30℃の温度で測定
されるエンボスの表面粗さを表し、このような温度を採
用したのは、中間膜の通常の保管や取扱いにおける環境
温度は、主に、0〜30℃の温度範囲であるからであ
る。これは、エンボスの表面粗さ(Rz)の通常の測定
温度であり、この測定温度は、20℃の温度を採用する
のが好ましい。
【0022】また、Rz2 は30℃を越え60℃以下の
温度で1〜20分間放置した後、0〜30℃の温度(上
記通常の測定温度)で測定されるエンボスの表面粗さを
表し、このような熱処理条件を採用したのは、予備圧着
の際に、その前半の段階で中間膜がこのような条件に置
かれ、この条件でエンボスがほとんど潰されないことが
必要となるからである。この熱処理条件は、40℃×1
0分の条件を採用するのが好ましい。
【0023】さらに、Rz3 は60℃を越え90℃以下
の温度で1〜20分間放置した後、0〜30℃の温度
(上記通常の測定温度)で測定されるエンボスの表面粗
さを表し、このような熱処理条件を採用したのは、予備
圧着の際に、その後半の段階で中間膜がこのような条件
に置かれ、この条件でエンボスがほとんど潰されること
が必要となるからである。この熱処理条件は、80℃×
10分の条件を採用するのが好ましい。
【0024】そして、上記のような条件で熱処理した後
のエンボスの表面粗さ(Rz)を種々検討した結果、R
2 >0.8Rz1 ≧Rz3 を満足しておれば、ブロッ
キング性や取扱い作業性に優れるとともに、予備圧着工
程での脱気性がより一層優れた中間膜が得られること
を、実験により見出した。しかも、比較的低い温度での
予備圧着が可能となり、特に予備圧着工程でのライン速
度を上げることが可能となる。
【0025】このような特定の表面粗さを有する中間膜
を得るには、軟質熱可塑性樹脂シートの種類、凹凸の形
態や模様などに左右されるが、例えば、可塑化ポリビニ
ルブチラール樹脂シートを用いてエンボスロール法によ
り、両面に多数の平行な凸条からなるエンボスを形成す
る際に、主に、エンボスロールに導入される直前のシー
ト温度を20〜100℃に加熱保持して、微細な凹凸か
らなるエンボスを形成するのが好ましく、特に55〜9
5℃に加熱保持するのが最適である。
【0026】このシート温度が20℃を下回ると、シー
トを30〜60℃の温度下で放置した放置した際のエン
ボスの変形が大きすぎ、逆にこのシート温度が100℃
を上回ると、シートを60〜90℃の温度下で放置した
際のエンボスの変形が小さすぎて、この発明の目的は達
成されても、予備圧着工程での脱気性がより一層優れた
中間膜とすることが難しくなる。なお、従来法では、エ
ンボスロールに導入される直前のシート温度は100℃
よりも高い温度に保持されていた。こうして、この発明
(請求項2の発明)の合わせガラス用中間膜が得られ
る。
【0027】さらに、種々検討した結果、90〜130
℃の温度でエンボスが形成されているものが好適である
ことを見出した。ここで、上記エンボス形成の温度は、
エンボスローラーを通過した直後のシート表面温度を意
味し、このようなシート表面温度は、非接触式測温計で
測定することができる。
【0028】すなわち、予備圧着は、ガラス板の間に中
間膜を挟み、これを押圧ロールに通して扱く方法(扱き
脱気法)或いはゴムバックに入れて減圧吸引する方法
(減圧脱気法)で行われ、予備圧着の後半の段階では中
間膜は、一般に60〜90℃の条件に置かれる。なお、
扱き脱気法を採用するときは、比較的高圧で、高い温
度、短い時間で予備圧着され、減圧脱気法を採用すると
きは、比較的低圧で、低い温度、長い時間で予備圧着さ
れる。
【0029】この場合、90〜130℃の温度でエンボ
スが形成された中間膜を用いると、エンボスの熱変形が
顕著となって、エンボスが全体として良好に潰されて平
滑化され、その結果、脱気性や接着性がより一層優れた
合わせガラスが得られる。また、予備圧着工程でのライ
ン速度も上げることができることがわかった。こうし
て、この発明(請求項3の発明)の合わせガラス用中間
膜が得られる。
【0030】この発明の中間膜を用いて合わせガラスを
製造するには、通常の合わせガラスの製法が採用され
る。例えば、可塑化ポリビニルブチラール樹脂シートか
らなる中間膜を用いる場合、二枚の透明な無機ガラス板
の間に中間膜を挟んで積層体とし、この積層体をゴムバ
ックに移し、ゴムバッグを排気系に接続して約−400
〜−750mmHgの真空(絶対圧力360〜10mmH
g)に吸引減圧しながら約70〜120℃の外気加熱温
度で加熱して温度を上げ、約40〜100℃で予備圧着
を行い、次いでオートクレーブを用いるか或いはプレス
を用いて、約120〜150℃の温度、約10〜15 k
g/cm2の圧力で本圧着を行うことにより製造される。
【0031】なお、上記ガラス板としては、無機ガラス
板のみならず、ポリカーボネート板、ポリメチルメタク
リレート板などの有機ガラス板も使用することができ
る。また、合わせガラスの積層構成は、ガラス板/中間
膜/ガラス板の三層構成のみならず、ガラス板/中間膜
/ガラス板/中間膜/ガラス板のような多層構成とする
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例及び比較
例を示す。実施例1 ポリビニルブチラール樹脂(平均重合度1700、残存
アセチル基1モル%、ブチラール化度65モル%)10
0重量部に、可塑剤としてトリエチレングリコール−ジ
−2−エチルブチレート40重量部と、接着力調整剤と
して酢酸マグネシウム0.2重量部を混合し、この混合
物を押出機により210℃で溶融混練し押出金型より2
10℃でシート状に押出し、10本の温調ローラーを通
してシートの温度を70℃に調節保持した。
【0033】引き続いて、70℃に調節保持された上記
シートを、表面に多数の平行で連続した凹溝(凸条転写
用)が形成された上下一対のエンボスローラー(ローラ
ー温度90℃)の間隙を通過させることにより、シート
の両面に、多数の平行な凸条からなるエンボスを形成
し、このエンボスシートを冷却された10本のガイドロ
ーラーを通過させて15℃に冷却し、一対の引取りロー
ルにより引き取って、厚さ0.76mmの中間膜を製造し
た。この中間膜の含水率は0.4〜0.5重量%に調整
した。
【0034】上記中間膜のエンボスは、図1(A)に斜
視図で示すように、横断面形状が先端の尖った三角形状
の各凸条(高さ50μm 、底辺200μm )11、11
0と、横断面形状がV状の各凹溝(深さ50μm 、溝幅
200μm )12、120とからなり、一方の面の各凸
条11と他方の面の各凸条110とは互いに直行するよ
うに配列されていた。なお、10は中間膜を示す。
【0035】実施例2 上下一対のエンボスローラー表面の多数の平行で連続し
た各凹溝を、多数の平行で不連続の凹溝(凸条転写用)
に変更し、さらに上下一対のエンボスローラーを通過す
る直前のシート温度を90℃に調節保持した。それ以外
は実施例1と同様に行って、厚さ0.76mmの中間膜を
製造した。
【0036】上記中間膜のエンボスは、図1(B)に斜
視図で示すように、横断面形状が先端の尖った三角形状
の各凸条(高さ50μm 、底辺200μm 、長さ220
μm)21、210と、横断面形状がV状の凹溝(深さ
50μm 、溝幅200μm )22、220からなり、さ
らに各凸条間には溝状間隙23、230が形成され、一
方の面の各凸条21と他方の面の各凸条210とは互い
に直行するように配列されていた。なお、20は中間膜
を示す。
【0037】実施例3 上下一対のエンボスローラーを通過する直前のシート温
度を110℃に調節保持した。それ以外は実施例1と同
様に行って、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0038】上記中間膜のエンボスは、図1(A)と同
様で、横断面形状が先端の尖った三角形状の各凸条(高
さ50μm 、底辺200μm )と、横断面形状がV状の
各凹溝(深さ50μm 、溝幅200μm )とからなり、
一方の面の各凸条と他方の面の各凸条とは互いに直行す
るように配列されていた。
【0039】比較例1 表面に不規則な凹凸模様(山型転写用)が形成された上
下一対のエンボスローラーを用い、さらに上下一対のエ
ンボスローラーを通過する直前のシート温度を110℃
に調節保持した。それ以外は実施例1と同様に行って、
厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0040】上記中間膜のエンボスの凹凸模様は、多数
の独立した微細な山型(波型)の凸起と、これ等の凸起
に対する多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さは
それぞれ異なる不規則な凹凸模様で、その表面粗さ(十
点平均粗さ)は30μm であった。
【0041】比較例2 表面に規則的な凹凸模様(四角錐体転写用)が形成され
た上下一対のエンボスローラーを用い、さらに上下一対
のエンボスローラーを通過する直前のシート温度を11
0℃に調節保持した。それ以外は実施例1と同様に行っ
て、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0042】上記中間膜のエンボスの凹凸模様は、多数
の独立した微細な四角錐体の凸起と、これ等の凸起に対
する多数の凹部とからなり、凸起の高さ及び深さはそれ
ぞれ同じで規則的な凹凸模様で、その表面粗さ(十点平
均粗さ)は49μm であった。比較例3 表面に多数の平行で連続した凹溝(凸条転写用)が形成
された上下一対のエンボスローラーを用い、さらに上下
一対のエンボスローラーを通過する直前のシート温度を
110℃に調節保持した。それ以外は実施例1と同様に
行って、厚さ0.76mmの中間膜を製造した。
【0043】上記中間膜のエンボスは、横断面形状が先
端の尖った三角形状の各凸条(高さ50μm 、底辺20
0μm )と、横断面形状がV状の各凹溝(深さ50μm
、溝幅200μm )とからなり、一方の面の各凸条と
他方の面の各凸条とは互いに平行に配列されていた。
【0044】実施例4 上下一対のエンボスローラーのローラー温度を95℃に
変更したこと以外は、実施例1と同様に行った。この場
合、エンボスローラーを通過した直後のシート表面温度
(エンボス温度)を非接触式測温計で測定したところ、
その温度は90℃であった。
【0045】実施例5 上下一対のエンボスローラーのローラー温度を110℃
に変更したこと以外は、実施例2と同様に行った。この
場合、エンボスローラーを通過した直後のシート表面温
度(エンボス温度)を非接触式測温計で測定したとこ
ろ、その温度は105℃であった。
【0046】実施例6 上下一対のエンボスローラーのローラー温度を135℃
に変更したこと以外は、実施例3と同様に行った。この
場合、エンボスローラーを通過した直後のシート表面温
度(エンボス温度)を非接触式測温計で測定したとこ
ろ、その温度は130℃であった。
【0047】比較例4 上下一対のエンボスローラーのローラー温度を150℃
に変更したこと以外は、比較例1と同様に行った。この
場合、エンボスローラーを通過した直後のシート表面温
度(エンボス温度)を非接触式測温計で測定したとこ
ろ、その温度は145℃であった。
【0048】比較例5 上下一対のエンボスローラーのローラー温度を150℃
に変更したこと以外は、比較例3と同様に行った。この
場合、エンボスローラーを通過した直後のシート表面温
度(エンボス温度)を非接触式測温計で測定したとこ
ろ、その温度は147℃であった。
【0049】上記各実施例及び各比較例で得られた中間
膜について、下記の方法でエンボスの表面粗さRz1
Rz2 、Rz3 を測定した。また、この中間膜につい
て、下記の方法でブロッキングテストを行い、中間膜の
自着性及び取扱い作業性を評価した。さらに、この中間
膜を用いた合わせガラスについて、下記の方法でベーク
テストを行い、予備圧着工程での脱気性を評価した。そ
の結果をまとめて表1及び表2に示す。
【0050】<表面粗さの測定>中間膜を、20℃±2
℃の恒温室において、JIS B 0601に基づいて
十点平均粗さを測定し、その値をRz1 とした。また、
上記中間膜を離型紙上に載せて40℃のオーブン内に1
0分間放置した後、20℃に冷却し、この中間膜につい
て、20℃±2℃の恒温室において十点平均粗さを測定
し、その値をRz 2 とした。さらに、上記中間膜を離型
紙上に載せて80℃のオーブン内に10分間放置した
後、20℃に冷却し、この中間膜について、20℃±2
℃の恒温室において十点平均粗さを測定し、その値をR
3 とした。
【0051】なお、触針式表面粗さ測定器は、小坂研究
所製のサーフコーダーSE−40D型を用い、基準長さ
は8mmである。
【0052】<ブロッキングテスト>中間膜を15cm×
15cmに裁断し、これを2枚重ね合わせ、その上に13
kgの重りを載せ、室温で24時間放置したあと、引張
試験機で500mm/分の速度で180度剥離試験を行い
(繰り返し数5)、この剥離力(g/15cm幅)を測定
した。この剥離力が小さいほど耐ブロッキング性や取扱
い作業性が優れている。実用上は、この剥離力が500
g/15cm幅以下で、保管中や巻重体から繰り出す際の
耐ブロッキング性やガラス板の間に中間膜を挟む際の取
扱い作業性が十分とされる。
【0053】<ベークテスト>中間膜を二枚の透明なフ
ロートガラス板(縦30cm×横30cm×厚さ3mm)の間
に挟み、はみ出た部分を切り取り、こうして得られた積
層体をゴムバッグ内に移し、積層体の温度(予備圧着直
前温度)がそれぞれ25℃、35℃、50℃になるよう
に加熱し、その後ゴムバッグを吸引減圧系に接続し、1
20℃の外気加熱温度で加熱すると同時に−500mmH
g(絶対圧力260mmHg)の真空に15分間保持した
後、大気圧に戻して予備圧着を終了した。この場合、予
備圧着時の中間膜の温度はそれぞれ45℃、65℃、8
5℃であった。
【0054】その後、予備圧着した積層体を、オートク
レーブ内で、温度130℃、圧力13 kg/cm2 の条件
下に10分間保持した後、50℃まで温度を下げ大気圧
に戻して本圧着を終了した。こうして得られた合わせガ
ラスを150℃のオーブンで2時間加熱し、オーブンか
ら取り3時間冷却し、合わせガラスに発泡(気泡)が生
じた枚数を調べて、脱気性を評価した。試験枚数は10
0枚とした。発泡が生じた枚数が少ないほど脱気性が優
れている。実用上は、100枚中で発泡が生じた枚数が
0〜1枚以下で、脱気性が十分とされる。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】上述の通り、熱可塑性樹脂シートの両面
に多数の平行な凸条からなるエンボスが形成され、一方
の面の各凸条と他方の面の各凸条とは互いに交差するよ
うに配列され、且つ各凸条の長さは各凸条に対する凹溝
の溝幅よりも長く設定されており、それにより保管中や
巻重体から繰り出す際の耐ブロッキング性及びガラス板
の間に中間膜を挟む際の取扱い作業性に優れるととも
に、予備圧着工程での脱気性に優れた合わせガラス用中
間膜を得ることができる。
【0058】特に、少なくとも片面のエンボスの表面粗
さ(Rz)を、本文で説明したような特定の範囲(Rz
2 >0.8Rz1 ≧Rz3 )に設定することにより、保
管中や巻重体から繰り出す際の耐ブロッキング性及びガ
ラス板の間に中間膜を挟む際の取扱い作業性に優れると
ともに、予備圧着工程での脱気性がより一層優れた合わ
せガラス用中間膜を得ることができる。また、比較的低
い温度で予備圧着ができるという利点がある。
【0059】さらに、90〜130℃の温度でエンボス
が形成された中間膜を用いることにより、予備圧着工程
でのエンボスの熱変形が顕著となって、エンボスが全体
として良好に潰されて平滑化され、脱気性や接着性がよ
り一層優れた合わせガラスが得られる。また、予備圧着
工程でのライン速度も上げることができるという利点が
ある。
【0060】したがって、この発明の中間膜を用いて合
わせガラスを製造すると、特に面積が広い合わせガラス
や曲率が大きい合わせガラスを製造する場合や合わせガ
ラスの生産性(特に、予備圧着工程でのライン速度)を
上げる場合であっても、脱気が十分に行われ、中間膜の
層がガラス板の面に沿って良好に平滑化され、特に透明
性が優れ品質の良好な合わせガラスを製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施例1で得られた中間膜
を示す一部切欠斜視図、(B)はこの発明の実施例2で
得られた中間膜を示す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
10、20 中間膜 11、110、21、210 三角形状の凸条 12、120、22、220 V状の凹溝 23、230 溝状間隙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シートの両面に多数の平行
    な凸条からなるエンボスが形成され、一方の面の各凸条
    と他方の面の各凸条とは互いに交差するように配列さ
    れ、且つ各凸条の長さは各凸条に対する凹溝の溝幅より
    も長く設定されていることを特徴とする合わせガラス用
    中間膜。
  2. 【請求項2】 少なくとも片面のエンボスの表面粗さ
    (Rz)は、Rz2 >0.8Rz1 ≧Rz3 を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の合わせガラス用中間
    膜。ここで、Rz1 は0〜30℃の温度で測定されるエ
    ンボスの表面粗さを表し、Rz2 は30℃を越え60℃
    以下の温度で1〜20分間放置した後、0〜30℃の温
    度で測定されるエンボスの表面粗さを表し、Rz3 は6
    0℃を越え90℃以下の温度で1〜20分間放置した
    後、0〜30℃の温度で測定されるエンボスの表面粗さ
    を表す。
  3. 【請求項3】 90〜130℃の温度でエンボスが形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の合わ
    せガラス用中間膜。
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