JPH09240850A - 用紙収容体の収納機構 - Google Patents

用紙収容体の収納機構

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JPH09240850A
JPH09240850A JP8054784A JP5478496A JPH09240850A JP H09240850 A JPH09240850 A JP H09240850A JP 8054784 A JP8054784 A JP 8054784A JP 5478496 A JP5478496 A JP 5478496A JP H09240850 A JPH09240850 A JP H09240850A
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JP
Japan
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cassette
paper
sheet
paper feed
slide bearing
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Akitake Miyoshi
彬武 三好
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Mita Industrial Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/26Supports or magazines for piles from which articles are to be separated with auxiliary supports to facilitate introduction or renewal of the pile
    • B65H1/266Support fully or partially removable from the handling machine, e.g. cassette, drawer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/08Bolts
    • Y10T292/096Sliding
    • Y10T292/1014Operating means
    • Y10T292/1022Rigid
    • Y10T292/1023Closure catch

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向に嵌合する確実なる用紙収容体の抜
け止め防止機構を用い、かつ簡単な構成で、よりスムー
ズでガタつきなく用紙収容体の抜き差しができてその作
業性および作業感を向上させる。 【解決手段】 装置本体21内に用紙収容体としての例
えば給紙カセット22を収納する場合、カセット抜け止
め用の上下方向の嵌合時に給紙カセット22の後部の切
欠き部27を突部31に対して上下方向に移動させるこ
とが必要であるが、給紙カセット22とスライドベアリ
ング部材37とは、手前側の連結部を回動中心として奥
側の連結部を長孔47に沿って回動させることができる
ので、スライドベアリング部材37による給紙カセット
22のスムーズでガタつきのない移動と共に容易に切欠
き部27と突部31の嵌合が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、フ
ァクシミリ装置およびプリンタ装置などの画像形成装置
など、転写用紙などの用紙を収納した給紙カセットや、
片面に画像が形成された用紙を一旦受け入れて再びその
用紙の他面に画像を形成させるべくその用紙を再供給す
る両面用用紙収納ユニットなどを使用する機器に用いら
れる用紙収容体の収納機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用紙収容体としての給紙
カセットは、例えば複写機やファクシミリ装置などの装
置本体下部などに抜き差し自在に収納されるとともに、
カセットの抜けを防止するカセット抜け止め機構を有し
ている。
【0003】図6は従来のカセット収納機構の側部構成
を示す断面図であり、図7は図6のカセット収納機構の
正面構成を示す図である。図6および図7において、転
写用紙を収納したカセット本体1の両側壁上部には、そ
のカセット抜き差し方向に亘ってつば部2がそれぞれ設
けられているとともに、その後端から一部延出されて設
けられている。これらの両方のつば部2の、延出された
後端部下方辺側にはそれぞれ傾斜が付けられているとと
もに、この傾斜部3に連接した平坦部を介して下方に開
放した切欠き部4がそれぞれ設けられている。
【0004】また、このようなカセット本体1が収納さ
れる機器本体内の奥側には、カセット本体1の機器本体
内への収納時に、上記下方に開放した切欠き部4にそれ
ぞれ嵌合する突部5が上端に形成された保持部材6が、
機器本体のベース部材7上に立設されて設けられてい
る。これらの切欠き部4および突部5により上下方向に
嵌合するカセット抜け止め機構が構成されている。ま
た、カセット本体1の左右の両側壁のつば部2に嵌合す
る凹型レール部材9がそれぞれ機器本体内側に設けられ
ており、カセット本体1は転写用紙を収納した状態で、
これらのつば部2および凹型レール部材9よりなるリニ
アガイドで案内されて抜き差し自在に構成されている。
また、これらのつば部2と凹型レール部材9とは、切欠
き部4と突部5の上嵌合動作を確保するように上下方向
のギャップ寸法を有している。
【0005】さらに、カセット本体1の手前側には、取
手部10が設けられ、この取手部10の前面は、カセッ
ト本体1の機器本体内への収納時に、機器本体の前面と
面一になるように形成されている。この取手部10の前
面には、所定幅で水平方向の取手孔11が設けられてお
り、この取手孔11によってカセット本体1を機器本体
外へ抜き出しり、押し込んだり容易にすることができ
る。
【0006】さらに、カセット本体1の機器本体内への
収納時に、転写用紙の上方には、ほぼ半月形状の2個の
給紙ローラ12,12が幅方向に平行に配設されてい
る。これらの給紙ローラ12,12は回転軸13に固定
されており、この回転軸13の両端部が両側壁14,1
4にそれぞれ軸支されている。
【0007】上記構成により、まず、カセット本体1に
転写用紙を補給する場合や、転写用紙のサイズを変更す
る場合などに、カセットの取手部10を引っ張ってカセ
ット本体1を転写用紙と共に機器本体から引き出す。こ
のとき、カセット本体1は、その後方の切欠き部4が、
突部5の後端側の傾斜に沿って移動して乗り越えること
で、切欠き部4と突部5との嵌合が解除されると共に、
つば部2および凹形レール部材9よりなるリニアガイド
で案内されて水平方向に引き出されることになる。
【0008】その後、カセット本体1内に転写用紙が補
給されたり、転写用紙のサイズが異なる別のカセットに
変更されたりして、カセットの取手部10を押し込むこ
とで、カセット本体1を機器本体内へ挿入して収納する
ことができる。このとき、カセット本体1は、つば部2
および凹型レール部材9よりなるリニアガイドで案内さ
れて挿入されるとともに、その後方の傾斜部3が突部5
を乗り越えて、切欠き部4と突部5とが上下方向に嵌合
することになる。この上下方向の嵌合によってカセット
は抜け止めされている。
【0009】次に、複写時などの給紙動作時には、2個
の給紙ローラ12がその回転軸13と共に回転駆動す
る。すると、断面がほぼ半月形状の給紙ローラ12の凹
凸状の外周部が、最上段の転写用紙の上面に当接するよ
うになり、その給紙方向の摩擦力によって転写用紙を給
紙方向前方に送り出すとともに、さばき爪で捌かれて上
から1枚づつ順次送り出される。このようにして、送り
出された最上段の転写用紙は、画像形成部の方向に搬送
されて転写用紙に画像が転写されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカセット収
納機構では、上下方向に嵌合するカセット抜け止め機構
を有すると共に、カセット本体1のつば部2が機器本体
の内側に設けられた凹型レール部材9の溝部内で摺動す
ることによって案内されて、転写用紙が収納されたカセ
ット本体1が機器本体内に抜き差しされている。この抜
き差し動作は上記摺動動作のためにスムーズではなく、
また、つば部2と凹型レール部材9の溝部とが、上記カ
セット抜け止め機構の嵌合のために必要な間隙を持って
おり、このために上下および左右方向にガタつきがある
という問題を有していた。
【0011】また、カセットのスムーズな抜き差し動作
を得るために、スライドベアリング部材を用いることも
できるが、この場合には、カセット本体1が上下方向に
完全に固定され、上記上下方向に嵌合するカセット抜け
止め機構が使えないという問題があった。また、カセッ
ト抜け止め機構としてマグネットやキャッチャーなども
使うことができるが、この場合には、マグネットやキャ
ッチャーなどの別部材が必要となるばかりか、カセット
の確実なる抜け止めができる、従来の上下方向に嵌合す
るカセット抜け止め機構が使えないという問題があっ
た。
【0012】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、上下方向に嵌合する確実なる用紙収容体抜け止め防
止機構を用い、かつ簡単な構成で、用紙収容体の抜き差
しをよりスムーズにすると共にガタつきを防止してその
作業性および作業感を向上させることができる用紙収容
体の収納機構を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙収容体の収
納機構は、装置本体内に用紙収容体を収納可能とすると
共に、前記用紙収容体の収納時に上下方向に嵌合する用
紙収容体抜け止め機構を有する用紙収容体の収納機構に
おいて、前記用紙収容体の両側壁部のうち少なくとも一
方の側壁部とスライドベアリング部材とが前記用紙収容
体の収納方向に少なくとも2個所連結されて設けられ、
前記連結部のうち手前側の連結部を回動中心として前記
奥側の連結部を、前記嵌合させるべく回動可能な構成と
したことを特徴とするものである。
【0014】上記構成により、装置本体内への用紙収容
体としての例えば給紙カセットの収納の場合、給紙カセ
ットはスライドベアリング部材を介してスムーズに移動
可能であると共にガタつきもなく、かつ、カセット抜け
止め用の上下方向の嵌合時に給紙カセットの後部が上下
方向に揺動する必要があるが、給紙カセットとスライド
ベアリング部材とは、手前側の連結部を回動中心として
奥側の連結部が上下方向に回動するので、スライドベア
リング部材によるスムーズでガタつきのない移動と共に
容易にカセット抜け止め機構の嵌合が可能となる。した
がって、給紙カセットなどの用紙収容体の抜け止め防止
用の別部材を追加することなく、用紙収容体とスライド
ベアリング部材との奥側を上下方向に回動可能としただ
けの簡単な構成で、用紙収容体の抜き差しをよりスムー
ズにすると共に用紙収容体の手前側ではガタつきがなく
その作業性および作業感の向上を図ることが可能であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形
態のカセット収納機構の側部構成を示す断面図、図2は
図1のカセット収納機構のAA′断面図、図3は図1の
カセット収納機構の平面図である。なお、図3の矢印B
は給紙方向であり、矢印Cはカセット収納方向である。
【0016】図1〜図3に示すように、複写機やファク
シミリ装置などの装置本体21の下部に用紙収容体とし
ての例えば給紙カセット22が抜き差し自在に収納され
ている。この給紙カセット22は、転写用紙を収納した
カセット本体23と、このカセット本体23の手前側に
設けられた取手部24と、カセット本体23の後方に設
けられたカセット抜け止め機構25と、装置本体21の
内側との間で構成されたカセット収納機構26a,26
bとを有している。
【0017】このカセット本体23には、内蔵された圧
縮ばねにより上方に付勢される用紙載置板上に転写用紙
が積層載置されて収納されている。その最上段の転写用
紙の先端両角部は、給紙カセット22の幅方向両端上部
にそれぞれ設けられたさばき爪によって係止されてい
る。
【0018】また、取手部24は、カセット本体23の
手前側上端部にその幅寸法で連なって設けられていると
共に、ほぼL字状に構成されてその先端部が下方に垂下
されて構成されている。この垂下された前面には、給紙
カセット22の装置本体21内への収納時に、装置本体
21の前面と面一になるように形成されている。また、
この取手部24の前面には、所定幅で水平方向の取手孔
(図示せず)が設けられており、この取手孔によって給
紙カセット22を装置本体21から外方へ引き出した
り、装置本体21内に押し込んで収納したりすることが
できる。
【0019】さらに、カセット抜け止め機構25は切欠
き部27と保持部材28とで構成されている。この切欠
き部27は、カセット本体23の後方両端部のつば部3
3からそれぞれ延出された延出部材29のうち右側の延
出部材29の下方辺側に下方に開放して設けられてい
る。また、この延出部材29の先端部下方辺には、給紙
カセット22の挿入方向にテーパ状の傾斜を持つ傾斜部
30が設けられている。この傾斜部30は平坦部を介し
て切欠き部27と連接されている。さらに、保持部材2
8は装置本体21のベース部材51上に立設されてお
り、この保持部材28には、その上部がほぼコ字状に屈
曲された突部31が設けられると共に、この突部31に
連接された垂直部32が設けられている。また、給紙カ
セット22の装置本体21内への収納時に、突部31は
切欠き部27と嵌合することで給紙カセット22の抜け
止め機構となっている。
【0020】さらに、カセット収納機構26aは、カセ
ット本体23の両側壁の外面上部であってカセット抜き
差し方向に設けられたつば部33の左側と、この左側の
つば部33に嵌合する受け部である凹型レール部材34
とで構成されている。また、カセット収納機構26b
は、右側のつば部33の下方に取り付けられる固定板3
5と、この固定板35に対向する装置本体21の内側の
壁部材36との間に介在するスライドベアリング部材3
7とで構成されている。
【0021】図4に示すように、このスライドベアリン
グ部材37には、スライド板38,41の間に、スライ
ド板38との間で上下にベアリング43を回転自在に保
持すると共に、スライド板41との間で上下にベアリン
グ44を回転自在に保持する中間部材45が遊動自在に
設けられており、これらのスライド板38,41は互い
に、中間部材45を介してその長手方向であるカセット
本体23の収納方向Cにスムーズでガタつき無く移動自
在である。なお、図4のスライドベアリング部材37の
状態は、スライド板38側に取り付けられたカセット本
体23が引き出されている状態であって、この状態から
収納方向Cにスライド板38とともにカセット本体23
を移動させれば、スライド板38とスライド板41とは
互いに重なり合って、それらの間に中間部材45が位置
することになる。このスライドベアリング部材37が短
くなった状態が給紙カセット22の収納状態である。
【0022】また、図5aは図1のU−U′断面図で、
このスライドベアリング部材37の一方のスライド板3
8と固定板35とは手前側と奥側の2個所で、スライド
板38側の雌ねじに螺合するねじ39で連結固定されて
いる。また、図5bは図1のV−V′断面図で、スライ
ドベアリング部材37の他方のスライド板41と壁部材
36とは、壁部材36側の雌ねじに螺合するねじ42で
連結固定されている。さらに、この固定板35はほぼL
字状に構成されており、右側のつば部33の下方位置
に、支点ピンとしてのねじ39の頭部が入る程度の空間
部を構成するように、給紙カセット23の底部との間で
ねじで連結固定されている。また、上記固定板35に
は、図1に示すように、スライド板38と連結固定する
ための円孔46および長孔47が形成されており、長孔
47は、図5bに示すように、円孔46を回転中心とし
て給紙カセット22が回動可能なようにほぼ上下方向の
長孔状に構成されている。これらの円孔46の直径およ
び長孔47の寸法はねじ39の頭部が抜けない程度の寸
法に構成されていると共に、長孔47の上下方向の長さ
は、少なくとも切欠き部27と突部31とが嵌合する際
に給紙カセット22の後部とともに切欠き部27が上方
向に動く寸法だけ有しており、本実施形態では切欠き部
27の深さ寸法と同程度としている。また、この切欠き
部27の深さ寸法は給紙カセット22が確実に抜け止め
される深さ寸法に設定され、かつ取手部24を引くこと
によって比較的容易にその嵌合が外れ得る寸法に設定さ
れている。
【0023】さらに、図1に示すように、給紙カセット
22の装置本体21内への収納時に、カセット本体23
内の転写用紙の上方には、2個のほぼ半月形状の給紙ロ
ーラ48,48が平行に配設されており、この給紙ロー
ラ48,48はその回転軸49にそれぞれ固定されてお
り、この回転軸49の両端部が両側壁50にそれぞれ軸
支されて、図示していない駆動モータの回転軸に連結さ
れている。また、突部31は、切欠き部27との嵌合状
態で給紙カセット22と回転軸49平行になるように高
さ設定されている。
【0024】上記構成により、まず、給紙カセット22
内に転写用紙を補給する場合や、転写用紙のサイズを変
更する場合などに、給紙カセット22の取手部24を引
っ張って給紙カセット22を転写用紙と共に装置本体2
1から外へ引き出す。このとき、給紙カセット22は、
その後方の切欠き部27が、突部31の後端側の傾斜に
沿って移動して乗り越えることで、切欠き部27と突部
31との嵌合が解除されると共に、つば部33および凹
型レール部材34よりなる左側のリニアガイドと、右側
のスライドベアリング部材37とで案内されてスムーズ
でガタつき無く引き出されることになる。
【0025】その後、カセット本体23内に転写用紙が
補給されたり、転写用紙のサイズが異なる別のカセット
に変更したりして、給紙カセット22の取手部24を装
置本体21内に押し込むことで、給紙カセット22を装
置本体21内へ挿入して収納することができる。このと
き、給紙カセット22は、つば部33および凹形レール
部材34よりなる左側のリニアガイドと、右側のスライ
ドベアリング部材37とで案内されてスムーズでガタつ
き無く挿入されるとともに、切欠き部27と突部31と
が上下方向に嵌合される。つまり、延出部材29の後方
の傾斜部30が突部31を乗り越えるときに、手前側の
連結部である円孔46とねじ39を回動中心として奥側
の連結部である長孔47とねじ39のうちねじ39が長
孔47に沿って上下方向に回動することで、給紙カセッ
ト22とスライドベアリング部材37とが上下方向に回
動して、切欠き部27と突部31とが嵌合されることに
なる。この上下方向の嵌合によって給紙カセット22は
装置本体21から外側へ抜け止めされている。
【0026】次に、複写時などの給紙動作時には、2個
の給紙ローラ48,48がその回転軸49と共に回転駆
動する。すると、断面がほぼ半月形状の給紙ローラ4
8,48の凹凸状の外周部が、最上段の転写用紙の上面
に当接するようになり、その給紙方向の摩擦力によって
転写用紙を給紙方向前方に送り出すとともに、さばき爪
で捌かれて上から1枚づつ順次送り出される。このよう
にして、送り出された最上段の転写用紙は、画像形成部
に搬送されて転写用紙に画像が転写されることになる。
【0027】したがって、給紙カセット22にスライド
ベアリング部材37を使用して、給紙カセット22の手
前側の連結部を回動支点として給紙カセット22の奥側
の連結部を長孔に沿って上下方向に揺動させて装置本体
21側の突起部31に対して切欠き部27を嵌合するよ
うにしたため、スライドベアリング部材37による給紙
カセット22のスムーズでガタつきのない前後の移動で
給紙カセット22の操作性および操作感を向上させるこ
とができると共に、カセット抜け防止機構として従来の
装置本体21側の突起部31との上下方向の嵌合による
確実なるカセット抜け防止機構をそのままの状態で用い
ることができて、スライドベアリング部材37を使用す
ることによる新たな別部材の必要もない。
【0028】また、このような給紙カセット22とスラ
イドベアリング部材37とによるカセット収納機構を用
いたことにより、給紙カセット22の幅方向のガタツキ
がなくなって、カセット収納時の位置精度がより向上し
て給紙性能をより安定化させることができる。つまり、
ガタツキを防止することができるので、給紙ローラと給
紙カセットの位置精度が向上し給紙性能を確保すること
が容易となる。
【0029】さらに、従来は、給紙カセット22と装置
本体21の保持の関係で、給紙カセット22に受け部と
してのつば部33を必要とし、このつば部33の長さを
収納する凹型レール部材34も必要であったが、スライ
ドベアリング部材37を右側に用いることで左側の凹型
レール部材34の長さを従来よりも短くすることも可能
である。また、右側のスライドベアリング部材37は従
来のリニアガイドに比べてその長さが短く構成されてお
り、給紙カセット22側の受け部(つば部33)も短く
することができる。
【0030】なお、本実施形態では、給紙カセット22
は、つば部33および凹型レール部材34よりなる左側
のリニアガイドと、右側のスライドベアリング部材37
とで案内されるように構成し、かつ、右側のスライドベ
アリング部材37側にカセット抜け止め機構を設けた
が、スライドベアリング部材およびカセット抜け止め機
構のうち少なくとも何れかを両側共に用いてもよい。本
実施形態の場合には、スライドベアリング部材37およ
びカセット抜け止め機構を一方側にのみ用いたので、部
品点数を少なくすることができて、その分、組立工数や
部材コストを少なくすることができる。
【0031】また、本実施形態では、従来の給紙カセッ
トに別部材としての円孔46と長孔47を有する固定板
35を取り付けた給紙カセット22が、この円孔46を
中心として長孔47に沿って上下に回動自在にスライド
ベアリング部材37と連結するように構成したが、給紙
カセット22を単体として一体樹脂成形で形成すること
もできる。この場合、給紙カセット22は、固定板35
を含めて容易に形成できるので、固定板35などの部材
は必要なくなると共に固定板35を取り付ける必要もな
い。
【0032】さらに、本実施形態では、2個所の連結部
のうち手前側の連結部を円孔と断面円形のねじ39で構
成すると共に、奥側の連結部を上下方向の長孔47とね
じ39で構成し、手前側の連結部のねじ39を回動中心
として奥側の連結部のねじ39を、切欠き部27と突部
31とを上下方向に嵌合させるべく長孔47に沿って回
動可能な構成としたが、奥側の連結部は上下方向の長孔
47とする必要は無く、奥側の連結部の孔は円孔であっ
てもよく、上記嵌合させるだけの上下方向の寸法分、給
紙カセット22の後部が回動して上下方向に移動し得る
ような構成であればよい。また、本実施形態では、ピン
部材として断面円形のねじ39としたが、それ以外の断
面角形のピン部材であってもよく、要は、手前側の連結
部を回動中心として奥側の連結部を、上記嵌合させるべ
く回動可能な連結構成であればよい。さらに、本実施形
態では、2個所の連結部を孔とピン部材で構成したが、
2個所の連結部を凹部と突部で構成することもできる。
この2個所の連結部は、3個所以上の連結部で構成する
こともでき、例えば最も手前側の連結部を回動中心連結
部とし、中央側および奥側の連結部を揺動連結部とする
こともできる。この場合には、連結部が多く安定した動
作となる。
【0033】さらに、本実施形態では、給紙カセットの
収納機構を例に説明したが、片面に画像が形成された用
紙を一旦受け入れて再びその用紙の他面に画像を形成さ
せるべくその用紙を再供給する両面用用紙収納ユニット
などの用紙収容体の収納機構であっても、上記給紙カセ
ットの収納機構と同様に構成することができて上記本発
明の効果を奏することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置本体
内への用紙収容体としての例えば給紙カセットの収納の
場合、カセット抜け止め用の上下方向の嵌合時に給紙カ
セットの後部を上方向に揺動させることが必要である
が、給紙カセットとスライドベアリング部材とは、手前
側の連結部を回動中心として奥側の連結部を回動させる
ことができるので、スライドベアリング部材による給紙
カセットのスムーズでガタつきのない移動と共に容易に
カセット抜け止め用の嵌合が可能となる。したがって、
給紙カセットなどの用紙収容体とスライドベアリング部
材とを回動可能とした簡単な構成としたことで、用紙収
容体の抜け止め防止用の別部材を追加することなく上下
方向に嵌合する確実なる用紙収容体の抜け止め機構を用
いることができ、用紙収容体の抜き差しをよりスムーズ
でガタつきなく行うことができて、その作業性および作
業感を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカセット収納機構の側部
構成を示す断面図である。
【図2】図1のカセット収納機構のA−A′断面図であ
る。
【図3】図1のカセット収納機構の平面図である。
【図4】図2のスライドベアリング部材の詳細な構成を
示す正面図である。
【図5】図2のD部の詳細な要部構成を示し、(a)は
図1のU−U′断面図、(b)は図1のV−V′断面図
である。
【図6】従来のカセット収納機構の側部構成を示す断面
図である。
【図7】図6のカセット収納機構の正面構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
21 装置本体 22 給紙カセット 23 カセット本体 25 カセット抜け止め機構 26a,26b カセット収納機構 27 切欠き部 28 保持部材 29 延出部材 30 傾斜部 31 突部 33 つば部 34 凹形レール部材 35 固定板 37 スライドベアリング部材 38,41 スライド板 39,42 ねじ 43,44 ベアリング 45 中間部材 46 円孔 47 長孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】図2のD部の詳細な要部構成を示し、(a)は
図1のU−U′断面図、(b)は図1のV−V′線にお
ける乗り越え状態の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内に用紙収容体を収納可能とす
    ると共に、前記用紙収容体の収納時に上下方向に嵌合す
    る用紙収容体抜け止め機構を有する用紙収容体の収納機
    構において、前記用紙収容体の両側壁部のうち少なくと
    も一方の側壁部とスライドベアリング部材とが前記用紙
    収容体の収納方向に少なくとも2個所連結されて設けら
    れ、前記連結部のうち手前側の連結部を回動中心として
    前記奥側の連結部を、前記嵌合させるべく回動可能な構
    成としたことを特徴とする用紙収容体の収納機構。
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