JPH09240262A - 保温・保冷運搬車 - Google Patents

保温・保冷運搬車

Info

Publication number
JPH09240262A
JPH09240262A JP3872196A JP3872196A JPH09240262A JP H09240262 A JPH09240262 A JP H09240262A JP 3872196 A JP3872196 A JP 3872196A JP 3872196 A JP3872196 A JP 3872196A JP H09240262 A JPH09240262 A JP H09240262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
pipe
heat
working fluid
circulation circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3872196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Usui
好光 臼井
Susumu Ono
侑 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
USUI SHARYO KK
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
USUI SHARYO KK
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by USUI SHARYO KK, Showa Aluminum Corp filed Critical USUI SHARYO KK
Priority to JP3872196A priority Critical patent/JPH09240262A/ja
Publication of JPH09240262A publication Critical patent/JPH09240262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷役作業を邪魔することなく、効率良く庫内
を暖房又は冷却し、一台で高温から低温までの広い温度
領域に対応する保温・保冷運搬車を開発する。 【解決手段】本保温・保冷運搬車は、エンジンル−ム1
から温水を取り出す温水パイプ3を配設し、該温水パイ
プ3を庫内に導いて庫内の比較的下方位置に巡らし、再
度エンジンル−ム1に戻す温水循環回路と、コンプレッ
サ−20から冷却された冷媒を取り出す冷媒パイプ21
を配設し、該冷媒パイプ21を庫内に導いて庫内の比較
的上方位置に巡らし、車外のコンデンサ−22を介して
再度コンプレッサ−20に戻す冷媒循環回路とを形成す
る。該温水パイプ3の周囲に凝縮性液体の作動流体を封
入した加熱部8を形成し、該加熱部8の上方に作動流体
を上昇させる流体パイプ9を配設すると共にその頭部に
作動流体を囲んで冷媒パイプ21を通した冷却部10を
形成し、該流体パイプの隣に放熱板11を配設した放熱
器10を庫内の側壁面に形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内の温度コント
ロ−ルの可能な保温・保冷運搬車に関するもので、第一
に比較的高温領域で温度コントロ−ルが可能な運搬車
と、第二に低温領域から高温領域の広範囲で温度コント
ロ−ル可能な運搬車を含み、例えば、調理済弁当、惣菜
等の食料品、コンピュ−タ−等の精密機械、薬品、バイ
オ製品、花卉類、美術品等の運搬に有効な運搬車に関す
る。
【0002】
【技術の背景】最近、製品の品質向上の目的から、物流
時における温度管理の重要性が指摘され、例えば、調理
済みの弁当等は60℃以上の高温で滅菌作用があり、食
品衛生上有効な手段であることが確認されており、又、
コンピュ−タ−等の精密機械、薬品、バイオ製品、花卉
類、美術品等には低温領域から高温領域までの広範囲で
の温度管理が求められる傾向にある。
【0003】
【従来の技術】かかる背景を基に、本出願人は先に、温
蔵車(特願平6−252866号)を提案している。そ
の概要は、エンジンのウォ−タ−ポンプから室内暖房用
の室内用ヒ−タ−に至るヒ−タ−循環路の経路の一部を
分岐させて、庫内の一部に臨んだ温蔵用熱交換器への温
水を供給するエンジンル−ム温水循環路を形成すると共
に、車外に温水ボイラ−を設け、上記エンジンル−ム温
水循環路の経路の一部に該温水ボイラ−からの循環パイ
プをカプラ−を介して着脱自在に接続して温水ボイラ−
循環路を形成し、該エンジンル−ムと車外温水ボイラ−
との2つの熱源から温蔵用熱交換器に択一的に温水供給
を可能としたことを特徴として構成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術にあ
っては、 荷役作業にあたって、熱交換器が前部床に突き出して
いるため作業の邪魔となり、又、荷の積載後には、その
荷の存在が温風の循環を妨害して、均一な温度コントロ
−ルが困難であり、 設定温度に至るまでの昇温速度が遅く、 高温領域には適応できても、低温領域への適用が不十
分で、一台で広い温度領域に対応することが困難であ
る、 輸送の途中にフェリ−を用いる場合には、搭乗した運
搬車のエンジンを停止せなばならないので、エンジンル
−ムからの温水供給が停止し、庫内の温度管理が不可能
になってしまう、 等の欠点を有していた。本発明は、かかる欠点を解消し
ようとしてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本保温・保冷運搬車の第
一の発明は、エンジンル−ムから温水を取り出す温水パ
イプを配設し、該温水パイプを庫内に導いて庫内の比較
的下方位置に巡らし、再度エンジンル−ムに戻す温水循
環回路を形成し、該温水パイプの周囲に凝縮性液体の作
動流体を封入した加熱部を形成し、該加熱部の上方に作
動流体を上昇させる流体パイプを配設し、該流体パイプ
に隣接させて熱伝導率の良い物質で形成する放熱板を配
設した放熱器を庫内の側壁面に形成して構成される。
【0006】又、第二の発明は、エンジンル−ムから温
水を取り出す温水パイプを配設し、該温水パイプを庫内
に導いて庫内の比較的下方位置に巡らし、再度エンジン
ル−ムに戻す温水循環回路と、コンプレッサ−,コンデ
ンサ−及び膨張弁によって液化冷媒を送り出す冷媒パイ
プを配設し、該冷媒パイプを庫内に導いて庫内の比較的
上方位置に巡らし、再度コンプレッサ−に戻す冷媒循環
回路とを形成し、該温水パイプの周囲に凝縮性液体の作
動流体を封入した加熱部を形成し、該加熱部の上方に作
動流体を上昇させる流体パイプを配設すると共にその頭
部に作動流体を囲んで冷媒パイプを通した冷却部を形成
し、該流体パイプの隣に放熱板を配設した放熱器を庫内
の側壁面に形成して構成される。
【0007】放熱器の直下で温水パイプの内部には、電
熱ヒ−タ−を内蔵させたシ−ズヒ−タ−を配設するのが
好ましい。
【0008】更に、庫内に温度サンサ−を配設し、該温
度センサ−からのの指令で、温水循環回路及び冷媒循環
回路を開閉させて、設定温度に向って両回路が作動する
論理回路を形成するのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施の形態は、図に示す如く
で、先ず、図1に示す如くエンジンル−ム1と運転室の
室内暖房用のヒ−タ−との間に設けられた供給パイプ2
から分岐させて温水パイプ3を設け、更に、その先にコ
ントロ−ラ−4及び温水循環用のポンプ5を配設し、該
温水パイプ3を庫内の下部に導いて巡回させた後、再度
再度エンジンル−ムに戻す温水循環回路を形成する。該
コントロ−ラ−4には、必要時に路を開閉する為の電磁
弁を配する。
【0010】次に、庫内には、図2に示す如く、その側
壁面に温水パイプ3と連結させて側面から庫内を暖める
放熱器6を配設する。該放熱器6は、ヒ−トパイプの原
理を応用したもので、図3及び図4に示す如く、温水パ
イプ3を下端に配し、該温水パイプ3の周囲を囲んでフ
レオン等の凝縮性に富んだ液体からなる作動流体7を封
入した加熱部8を形成し、該加熱部8から上方に向って
作動流体の流動する流体パイプ9を立設する。
【0011】該流体パイプ9の側面には該流体パイプ9
からの熱を放散するため熱伝導率に優れた金属等で放熱
板11を配設する。該金属には、アルミニウム及びその
合金等が望ましい。
【0012】該流体パイプ9と放熱板11は、例えば縦
状又は網目状ないし格子状に中空部を形成したアルミニ
ウム製のロ−ルボンドパネルを用いて形成し、流体パイ
プ9の本数が多く放熱板11の間隔が狭いほど伝熱効率
が良い。
【0013】又、加熱部8を通過する温水パイプ3の内
部には、予備加熱用に電熱ヒ−タ−を内装させたシ−ズ
ヒ−タ12を配設し、該シ−ズヒ−タ12は温水パイプ
3内の水に触れて、これを直接加熱できるようにする。
即ち、予備加熱は、走行前にあって庫内をエンジンル−
ムからの温水によらず、業務用又は家庭用の交流電源か
ら入力させて、庫内を暖めようとするもので、放熱器6
の内部に組み込むことで、その伝熱効率を最大なものと
する。該シ−ズヒ−タ12への電力供給のため、車体の
一部に業務用又は家庭用交流電源からの電力を受けるコ
ンセント部24を配設する。又、運搬車をフェリ−に搭
乗させた場合にも、運搬車のエンジンを停止するのでフ
ェリ−船に設置された交流電源を利用し、コンセント部
24に交流電源からのプラグを差し込んで、シ−ズヒ−
タ12に連結する。
【0014】上記流体パイプ9のラッシングレ−ルの取
り付け部位には、図4に示す如く、突き出る表側を放熱
板11と面位置になるよう凹面9aに形成し、該ラッシ
ングレ−ルは一段の場合又は二段の場合等があるので、
夫々の場合に対応させる。
【0015】又、走行中のエンジンル−ムからの温水供
給のみでは、冬期又は寒冷の地方では、熱エネルギ−が
不足し、所定温度の維持が困難となる場合がある。そこ
で、必要に応じて、温水循環回路の一部、例えば図2に
示す如く、温水パイプ3が庫内に入る段階で、ここにバ
ッテリ−からの電気供給を受けて発熱する電熱ヒ−タ−
を配した補助加熱部13を形成する。
【0016】上記温水循環の回路にあって、それが外気
に直接晒される部位には、真空層14aを形成し、且
つ、フレキシブルに曲折可能な断熱パイプ14を配設す
る。
【0017】庫内の上部には、図6に示す如く、放熱器
6によって暖められた空気を対流循環させるためのファ
ン装置15を配設し、上昇する暖気を上下に対流させ、
庫内を均一に暖めるようにする。このとき、ファン装置
15の前には、脱臭用のタンク17から浸透させる脱臭
フィルタ−16を配設し、更に、送気を可及的に遠方ま
で到達させるためハニカム構造の整流層18を形成す
る。又、温水循環回路の一部には、温水圧を調整するた
めのエア−抜き19を配設する。
【0018】更に、庫内の温度を冷温領域から高温領域
の広範囲にコントロ−ルすることが必要な場合には、上
記温水循環回路に加えて冷媒循環回路を形成する。即
ち、該冷媒循環回路の形成には、先ず、経路の一部にコ
ンプレッサ−20及びコンデンサ−22を配し、その先
に膨張弁(図示省略)及び電磁弁を配したコントロ−ラ
−23を備え、これらに循環用の冷媒パイプ21を連結
し、再びコンプレッサ−20に戻る復路を形成して循環
回路を形成する。そして、コンプレッサ−20には、エ
ンジンの回転を駆動源とするものの他に、ウオ−ミング
アップ用及びフェリ−搭乗用に交流電源からの電力供給
で駆動する副コンプレッサ−を併設しておく。
【0019】そして、該冷媒パイプ21は、放熱器6の
上部の冷却部10に連通させ、加熱部と同様冷媒パイプ
21の周囲を作動流体7が囲むように形成し、下方に向
って流体パイプ9に連通させる。
【0020】更に、庫内の一部には、設定温度に管理す
るためのセンサ−とそのセンサ−からの指令で、温水又
は冷媒用の両コントロ−ラ−を入切させるための電気回
路を配線する。その際、温水循環回路と冷媒循環回路と
を併設させた場合には、設定温度に向って、両回路が作
動する論理回路を形成する。庫内温度を上昇させる過程
にあって、加熱が過剰となって設定温度を上回ってしま
った場合には、そのまま放置して温度が下降するのを待
つのでなく、冷媒循環回路を作動させて強制的に冷却で
きる回路とし、庫内温度を迅速に設定温度に近づけ、且
つ、その維持も揺らぎのない精確な値とする。
【0021】次に、本実施形態の作用を説明する。先
ず、運搬車の荷積及び搬送の前に、放熱器6下部の加熱
部8に内設したシ−ズヒ−タ12に、業務用又は家庭用
の交流電源を供給源としてコンセント部24から電力を
供給し、電熱による加熱を開始する。この予備加熱は、
運搬車のエンジンを回転させて温水にしたのでは、エン
ジン回転の騒音や排気ガスによる公害等の弊害が大きい
ので、これを避けるためである。
【0022】該シ−ズヒ−タ12に入力すると、その周
囲の温水パイプ3の水を加温し、さらに該温水パイプ3
を囲んだ加熱部8の内部に封入した作動流体7を加熱す
る。すると、該作動流体7はフレオン等の凝縮性に富ん
だ液体が封入してあるので潜熱を吸収して蒸発し、該蒸
気が流体パイプ9内を上昇し、熱エネルギ−が放熱器6
の上部に移動する。そして、潜熱放出等に伴う熱エネル
ギ−が流体パイプ9から連接した放熱板11に伝達さ
れ、該放熱板11は電熱性に優れた金属製なので、板体
全体に熱エネルギ−が広がり、その分散された熱エネル
ギ−で庫内の温度を上昇させる。従って、シ−ズヒ−タ
−からの熱が放熱器を伝って、極めて効率的に伝達さ
れ、且つ、庫内を均一に昇温させることができる。尚、
潜熱放出により凝縮した液体は、自然落下又はウイック
を経て下方の加熱部8へと戻る。
【0023】次に、荷積み作業に移って、運搬車輌の庫
内に弁当等の目的とする荷を積載する。このとき、放熱
器6は、平坦な板体が庫内の側壁面に並行して設けてあ
るので、器体が床に突出する等の弊害がなく、荷役作業
が極めて円滑に進行し、且つ、積荷面積を減少させる等
の不都合も生じない。且つ、放熱器6の一部を平坦にし
てラッシングを付設することができるので、バンドによ
って荷を固定し、安定な荷積みが可能となる。
【0024】そして、運搬車が走行する場合には、エン
ジンル−ムの冷却水が暖まり、温水となるので、これを
温水循環回路に送り込む。エンジンル−ム1からでた温
水は、分岐路を経て温水パイプ3内を流動し、放熱器6
下端の加熱部8に至ると、その熱エネルギ−が作動流体
7を蒸発させ、熱エネルギ−が放熱器6の上部に移動す
るのは上記シ−ズヒ−タ12の場合と同様であり、温水
の熱エネルギ−が極めて効率良く伝達される。又、冬期
及び寒冷地等では、エンジンル−ムからの温水のみで
は、熱エネルギ−が不足する場合もあり、その場合には
補助加熱部13の電熱ヒ−タ−のスイッチを入れて熱源
を補給する。この結果、エンジンル−ムの温水を有効利
用することで、省エネ的暖房が可能となり、且つ、その
暖房効率が高いので、80℃を超える高温領域まで温度
コントロ−ルが可能となる。
【0025】上記、側壁面の放熱器6による加熱は、板
面全体に渡って均一加熱が可能であるが、暖められた空
気は上部に昇ってしまい、下方が冷える恐れがある。そ
こで、ファン装置15を回転させると、上下方向の対流
が惹起され、暖気が攪拌される。その際、ファン装置1
5の前に脱臭フィルタ−16を配設すると、庫内の臭い
が脱臭される。
【0026】さて次に、高温領域のみでなく低温領域を
含む広範囲での温度コントロ−ルを必要とする場合には
冷媒循環回路を設け、これを作動させる。先ず、走行前
の予備冷却にあっては、予備暖房の場合と同様エンジン
の回転は避け、予備運転用モ−タ−(図示省略)を装備
して、これを運転して冷媒循環回路を作動させる。
【0027】コンプレッサ−20,コンデンサ−22及
び膨張弁を経て庫内に入った冷媒パイプ21は、放熱器
6の上部の冷却部10で作動流体7に囲まれ、低温低圧
状態にある液化冷媒が該作動流体から大きく吸熱する。
すると、蒸発気体の状態にあった作動流体7が吸熱によ
って凝縮され、それが流体パイプ9内を自重又はウイッ
クの毛細管作用で降下し、冷却エネルギ−を放熱器6の
下方に移動させていく。そして、暖房の場合と同様に金
属製の放熱板11を介して、板体全体に冷却エネルギ−
が広がり、その分散された冷却エネルギ−で庫内の温度
を下降させる。
【0028】この結果、高温領域のみでなく、低温領域
での温度コントロ−ルも可能となり、電子部品やバイオ
製品等の微妙な温度管理の必要な製品にも対応すること
ができ、且つ、その冷却効率は作動流体の蒸発、凝縮作
用を通して最も効率的に行われる。又、温水循環回路と
冷媒循環回路とを併設させた場合、設定温度に近づける
に、設定温度に向って両回路が作動する論理回路を形成
してあるので、迅速に設定温度に近づけ、且つ、その維
持も精確な値とすることができる。
【0029】又、運搬の途中にあって、フェリ−を利用
する場合にも、設置された交流電源からシ−ズヒ−タ及
び副コンプレッサ−に電力供給ができるので、庫内を低
温領域から高温領域まで設定温度に維持することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上の構成及び作用による本発明は、放
熱器による側壁面からの加温及び冷却であり、突出部等
の障害物が形成されないので、荷役作業が円滑であり、
最も効率的な作業が可能である。
【0031】凝縮性液体を封入した作動流体による加温
及び冷却なので、伝熱効率が最も良く、且つ、金属性の
放熱板による分散がなされ、均一な加熱及び冷却が可能
となり、例えば、80℃以上という調理済弁当の保存に
適する高温にコントロ−ルすることができる。
【0032】温水循環回路と冷媒循環回路とを併設した
場合には、高温領域ばかりでなく、低温領域にも温度コ
ントロ−ルが可能となり、コンピュ−タ−等の電子部
品、バイオ製品等にも適用が可能となり、且つ、一つの
放熱器を温水循環回路及び冷媒循環回路とに共用でき、
機構的に合理的である。
【0033】設定温度に近づけるにあたって、温水循環
回路と冷媒循環回路が作動する論理回路を形成してある
ので、迅速に設定温度に近づけ、且つ、その維持も精確
な値とすることができる。
【0034】道路走行に併せてフェリ−を利用した場合
にも、庫内を望む設定温度に維持できるので、運搬車と
しての機能をより充実させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運転席部の透視的斜視図。
【図2】本発明の庫内部の透視的斜視図。
【図3】本発明の放熱器の正面図。
【図4】図3のA−A線一部切欠縦断面図。
【図5】本発明の二重構造の温水パイプ及び冷媒パイプ
の模式的正面図。
【図6】本発明のファン装置の一部切欠側面図。
【符号の説明】
1 エンジンル−ム 2 供給パイプ 3 温水パイプ 4 コントロ−ラ− 5 パンプ 6 放熱器 7 作動流体 8 加熱部 9 流体パイプ 9a 凹面 10 冷却部 11 放熱板 12 シ−ズヒ−タ 13 補助加熱部 14 断熱パイプ 14a 真空層 15 ファン装置 16 脱臭フィルタ− 17 タンク 18 整流層 19 エア−抜き 20 コンプレッサ− 21 冷媒パイプ 22 コンデンサ− 23 コントロ−ラ− 24 コンセント部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンル−ムから温水を取り出す温水
    パイプを配設し、該温水パイプを庫内に導いて庫内の比
    較的下方位置に巡らし、再度エンジンル−ムに戻す温水
    循環回路を形成し、 該温水パイプの周囲に凝縮性液体の作動流体を封入した
    加熱部を形成し、該加熱部の上方に作動流体を上昇させ
    る流体パイプを配設し、該流体パイプに隣接させて熱伝
    導率の良い物質で形成する放熱板を配設した放熱器を庫
    内の側壁面に形成したことを特徴とする保温・保冷運搬
    車。
  2. 【請求項2】 エンジンル−ムから温水を取り出す温水
    パイプを配設し、該温水パイプを庫内に導いて庫内の比
    較的下方位置に巡らし、再度エンジンル−ムに戻す温水
    循環回路と、 コンプレッサ−,コンデンサ−及び膨張弁によって液化
    冷媒を送り出す冷媒パイプを配設し、該冷媒パイプを庫
    内に導いて庫内の比較的上方位置に巡らし、再度コンプ
    レッサ−に戻す冷媒循環回路とを形成し、 該温水パイプの周囲に凝縮性液体の作動流体を封入した
    加熱部を形成し、該加熱部の上方に作動流体を上昇させ
    る流体パイプを配設すると共にその頭部に作動流体を囲
    んで冷媒パイプを通した冷却部を形成し、該流体パイプ
    の隣に放熱板を配設した放熱器を庫内の側壁面に形成し
    たことを特徴とする保温・保冷運搬車。
  3. 【請求項3】 放熱器の直下で温水パイプの内部に、電
    熱ヒ−タ−を内蔵させたシ−ズヒ−タ−を配設した請求
    項1,2項のうちいずれか1項記載の保温・保冷運搬
    車。
  4. 【請求項4】 庫内に温度サンサ−を配設し、該温度セ
    ンサ−からの指令で、温水循環回路及び冷媒循環回路を
    開閉させて、設定温度に向って両回路が作動する論理回
    路を形成した請求項2,3項のうちいずれか1項記載の
    保温・保冷運搬車。
JP3872196A 1995-12-31 1996-01-31 保温・保冷運搬車 Pending JPH09240262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3872196A JPH09240262A (ja) 1995-12-31 1996-01-31 保温・保冷運搬車

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35246995 1995-12-31
JP7-352469 1995-12-31
JP3872196A JPH09240262A (ja) 1995-12-31 1996-01-31 保温・保冷運搬車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09240262A true JPH09240262A (ja) 1997-09-16

Family

ID=26378012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3872196A Pending JPH09240262A (ja) 1995-12-31 1996-01-31 保温・保冷運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09240262A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11321290A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Sakura Rubber Co Ltd 自動車用暖気システム
CN105683663A (zh) * 2013-09-03 2016-06-15 恒鹏设备有限公司 具有闭环环境控制系统的保存柜、用于控制保存柜中的环境条件的方法、以及储存用于实施这种方法的指令的计算机可读介质
JP2017537298A (ja) * 2014-10-03 2017-12-14 サンウェル・エンジニアリング・カンパニー・リミテッド 略一定の温度を維持するための熱シールド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11321290A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Sakura Rubber Co Ltd 自動車用暖気システム
CN105683663A (zh) * 2013-09-03 2016-06-15 恒鹏设备有限公司 具有闭环环境控制系统的保存柜、用于控制保存柜中的环境条件的方法、以及储存用于实施这种方法的指令的计算机可读介质
JP2017537298A (ja) * 2014-10-03 2017-12-14 サンウェル・エンジニアリング・カンパニー・リミテッド 略一定の温度を維持するための熱シールド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5528900A (en) Instant automobile cooling system
US7032649B2 (en) Energy transfer system for cold storage facilities
JPH1123135A (ja) 除霜装置を具える冷蔵庫
US5505122A (en) Apparatus for transport of warm foodstuffs
EP2079635B1 (en) Cooling device for installation in an aircraft
KR980010274A (ko) 열전소자를 이용한 식품저장고
JPH06241606A (ja) 冷凍装置
JPH09240262A (ja) 保温・保冷運搬車
JP2008025920A (ja) 温冷蔵庫
KR0164175B1 (ko) 열전소자를 이용한 자동차용 냉온장장치
JPH11142042A (ja) 保温・保冷運搬車
JP3708249B2 (ja) 配膳車
JP2000304432A (ja) 温水器付き冷蔵庫
US5343717A (en) Refrigerator with intermittently working sorption refrigerating apparatus
CN209978480U (zh) 冰箱
JP3631097B2 (ja) 蓄熱空気調和機
CN107816832B (zh) 冰箱
CN221122577U (zh) 存储柜
TWM576242U (zh) Bento transporter car heating system
CN217243750U (zh) 一种蒸制内胆结构及蒸烤一体机
JPH09207646A (ja) 保温・保冷運搬車
JP4488576B2 (ja) 車載用温蔵装置
JP2005239044A (ja) 保冷温蔵車
JP3016556U (ja) 保冷車
JPH05168556A (ja) 電子冷却式ポット