JPH09239689A - ロール巻テープ切断装置 - Google Patents

ロール巻テープ切断装置

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JPH09239689A
JPH09239689A JP4904996A JP4904996A JPH09239689A JP H09239689 A JPH09239689 A JP H09239689A JP 4904996 A JP4904996 A JP 4904996A JP 4904996 A JP4904996 A JP 4904996A JP H09239689 A JPH09239689 A JP H09239689A
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JP
Japan
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tape
roll
adhesive tape
cutting
holder
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JP4904996A
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Tadao Mori
忠雄 森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、任意のテープ幅のロール巻テープを
簡単に得ることができるロール巻きテープ切断装置を提
供する。 【解決手段】本発明は、テーパシャフト7bで内側から
支えるようにしてテープホルダ7aにロール巻き粘着テ
ープ6を保持させ、このロール巻き粘着テープと直交す
る方向に、X−Y移動機構26を設置し、このX−Y移
動機構に市販のカッタナイフ38をホルダ36を介して
搭載し、かつホルダにテープ巻き粘着テープに対してな
で切りする方向に操作する操作機構32,33を設け
て、X−Y移動機構によってテープを輪切りする位置を
任意に設定した後、操作機構でカッタナイフを切断方向
に操作することにより、テープ巻き粘着テープを輪切り
して、任意のテープ幅のロール巻テープを得るようにし
たことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙又は布製
の粘着テープがロール巻されたロール巻テープを所望の
寸法幅に輪切りするロール巻テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工作したりや物を目的の部位に固
定するときなどでは、市販のロール巻粘着テープを用い
て、物体相互間を固定したり、物体を固定したりするこ
とが行われている。
【0003】ところで、このような接合が、市販のロー
ル巻テープより幅狭のテープ幅でないと達成されないこ
とがある。このようなときには、ロール巻テープのロー
ルから粘着テープを引き出し、これを鋏又は刃物を用い
て必要な寸法幅に切断し、必要な寸法幅となった粘着テ
ープを目的物に接着させたり、引き出した粘着テープを
目的物に接着した後、不要な部分を鋏又は刃物を用いて
切除することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような作業は面倒
である。しかし、市販のロール巻テープには、このよう
な要求に対応した寸法幅のテープが無いので、どうして
もこのような作業が強いられる。
【0005】このため、必要なテープ幅のロール巻テー
プが作製できる装置が要望されている。本発明は上記事
情に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、任意のテープ幅のロール巻テープを簡単に得ること
ができるロール巻テープ切断装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、ロール巻テープをそのテ
ープの内側を支えて着脱自在に保持するテープ保持部材
と、このテープ保持部材をロール巻テープの軸心を中心
として回転駆動させる回転駆動機と、刃物が保持された
ホルダーと、ホルダーを移動自在に支持し、刃物をロー
ル巻テープの周囲において該テープを輪切りする位置に
位置決める切断位置調節機構と、ホルダーをロール巻テ
ープの外周側からカッターの刃部が当接する方向へ操作
させる切断操作機構とを有してロール巻テープ切断装置
を構成したことにある。
【0007】請求項1に記載の発明によると、例えば市
販のロール巻テープには無いテープ幅のロール巻テープ
が必要とされるときは、市販のロール巻テープをテープ
保持部材に保持させた後、切断位置調節機構で切断位置
を必要なテープ幅の位置(テープ輪切り位置)に合わせ
る。
【0008】この後、回転駆動機で保持されたロール巻
テープを回転させながら、切断操作機構で刃物の刃部を
ロール巻テープに当接させれば、市販のロール巻きテー
プが刃物で輪切りされて、所望のテープ幅を有するロー
ル巻テープが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図7に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、本発明
を適用したロール巻テープ切断装置の全体の概略構成を
示し、図中1は例えば机形を呈した作業用のベットであ
る。
【0010】このベッド1の例えば平面な上面後側に
は、左右方向に渡り、テープ駆動ユニット2が設けられ
ている。このテープ駆動ユニット2は、例えばベッド上
面に設置された据付ベース3を有していて、この据付ベ
ース3の上面には駆動源となる例えば横向きの電動モー
タ3a(回転駆動機に相当)が据付けられている。
【0011】この電動モータ3aの出力軸には、例えば
速度変速手段としての無段変速機4(電動モータ3aと
共に回転駆動機を構成するもの)が接続されている。ま
たこの無段変速機4の出力軸4a(図3のみに二点鎖線
で図示)には、ロール巻きテープ、例えば紙又は布等の
テープ素材の粘着テープ6aがロール6bに巻かれてな
るロール巻き粘着テープ6を着脱自在に保持するテープ
保持部7が直列に接続されている。
【0012】このテープ保持部7には、例えば図2およ
び図3に示されるように無段変速機4の出力軸4aにつ
ながるチャック式のテープホルダー7a(テープ保持部
材に相当)とこのテーパホルダー7aを操作するテーパ
シャフト7bとを組合わせた構造が用いられている。
【0013】具体的には、例えばテープホルダー7a
は、図2および図3に示されるように出力軸4aにつな
がる中空の軸部8を有している。テーパシャフト7b
は、一方の端部に先端に向かうにしたがって先細となる
テーパー状部9およびこのテーパ状部9の先端から突き
出たねじ軸部10を有し、他方の端部に例えば円盤状の
ハンドル11を有して構成されている。
【0014】また軸部8の先端側には、このテーパシャ
フト7bで操作されるロール巻き粘着テープ保持用のチ
ャック構造が設けてある。このチャック構造には、軸部
8の先端外周に形成されたフランジ部12と、軸部8の
先端部に設けたチャック部13とを組合わせた構造が採
用されている。
【0015】すなわち、フランジ部12は、切断される
ロール巻き粘着テープ6の幅方向を規制するのに適した
フランジ高さ(フランジ外径)を有している。またチャ
ック部13は、軸部8の先端部中央から円盤状に突き出
るように形成されたチャック収容部14を有している。
【0016】このチャック収容部14は、中央に軸部8
の内腔に連通するテーパ状の通孔14aを有している。
この通孔14aは、テーパシャフト7bのテーパ状部9
に対応した形状をなしている。また通孔14aとつらな
る軸部8の内腔部分には、ねじ軸部10と螺合自在なめ
ねじ部15が形成されていて、通孔14aの開口からテ
ーパシャフト7bのねじ軸側を差し込めるようにしてあ
る。
【0017】チャック収容部12は、例えばロール巻き
粘着テープ6の通孔部の内径と同等かそれより若干小さ
な外径寸法で、かつ同粘着テープ6のロール長より短い
円盤状部で形成されていて、外周端には例えば周方向に
連続した環状溝で形成されるチャック収容溝16が形成
されている。
【0018】このチャック収容溝16内には、周方向に
分割、例えば四分割された環状の張りチャック17が摺
動自在に収容されている。また分割されたチャック片1
7aは、該チャック片17aの外周に掛け渡された環状
のスプリング18でチャック収容溝16側に付勢されて
いて、チャック収容溝16内に突出可能に弾性的に保持
させてある。なお、19は各チャック片17aの外周端
に形成された、スプリング18を収容するための溝を示
す。
【0019】またチャック収容溝16の、例えば分割さ
れた各チャック片17aの中央と対応する底壁部分に
は、それぞれチャック収容溝16内と通孔14a内との
相互間を連通する放射状の通路20が形成されている。
これら各通路20内には、押圧子、例えばボール21が
移動自在に収容されている。各通路20の通孔14a側
の開口縁には、通孔14aのテーパ面から突き出るボー
ル21を受け止めるストッパー22が形成されている。
【0020】そして、めねじ部15には、通孔14aか
らテーパシャフト7bのねじ軸部10が差し込まれてい
て、テーパシャフト7bをハンドル11の回転操作でね
じ込めば、テーパ状部9のテーパ面がボール20を押し
上げて、チャック片17をチャック収容溝16から放射
状に張り出させるようにしてある。
【0021】これにより、ロール巻き粘着テープ6をそ
の側部がフランジ部12で位置決めされるよう、チャッ
ク収容部14の周りに嵌めた後、ハンドル操作でテーパ
シャフト7bを差し込めば、放射状に押し出されるチャ
ック片17aの外周端で、ロール巻き粘着テープ6のロ
ール6bの内周面の片側を押さえ付けて、ロール巻き粘
着テープ全体を保持できるようにしてある(片側支
持)。
【0022】この保持により、ロール巻き粘着テープ全
体を緊張させて、ロール巻き粘着テープ6に変形に耐え
る高い耐力を発生させるようにしてある。こテープ保持
は、出力軸4aとテープ軸心とが一致するように行われ
るから、テーパホルダ7aから伝わる電動モータ3aか
らの回転力で、ロール巻き粘着テープ6が同テープ6の
軸心を中心として回転される。
【0023】なお、ロール巻きテープ6へ電動モータ3
aからの回転力が十分に伝えられるようにするため、さ
らには後述する切断作業に耐える十分な保持力を確保す
るために、各チャック片17aの保持面(外周面)に
は、図示はしないが滑りを防ぐためのローレット加工が
施してある。また各チャック片17aがスムーズに拡径
動作するよう、各チャック片間には案内のためのガイド
ピン23が設けてある。
【0024】また無段変速機4には、同変速機4から出
力される回転数を、異なる所定の複数の定回転数に設定
するための速度調整ハンドル24(速度調整手段)が設
けられていて、例えばテープ材質、テープ直径など各種
テープの切断に適した速度でロール巻き粘着テープ6を
回転させるようにしてある。なお、24aは速度調整ハ
ンドル22で設定される回転数の目盛りを示す。
【0025】一方、ベッド1の上面前側には、刃物ユニ
ット25が設けられている。刃物ユニット25について
説明すれば、26は例えばテーパシャフト7bの前側の
テーブル上面に据付台26aを介して据付けられたX−
Y移動機構(カッター位置調節機構に相当)である。
【0026】X−Y移動機構26は、例えば横方向操作
ハンドル27aの回転操作によって一対の案内レール2
7c,27c上をテープホルダ7aの軸心と平行な横方
向(左右方向;テープホルダ7aの軸心方向)にスライ
ド操作されるスライドベース27bの上部に、縦方向操
作ハンドル28aの回転操作によって上記横方向と直交
する縦方向(前後方向;テープホルダ7aの軸心方向と
直角な方向)にスライド操作されるスライドベース28
bを組合わせて構成される。なお、27dは横方向操作
ハンドル27aの回転力を受けてスライドベース27b
に伝える送りねじ軸、28dは縦方向操作ハンドル28
aの回転力を受けてスライドベース28bに伝える送り
ねじ軸を示す。
【0027】このスライドベース28bの上部には、前
後方向に延びるを縦壁29aを有するマウント部29が
設けられている。この縦壁29aのテープ駆動ユニット
2側からは、テープ駆動ユニット2側へ刃物台機構を構
成する支持座30が延びている。
【0028】この支持座30は、図4および図5に示さ
れるように例えば略逆L字形の支持部材31から構成さ
れていて、この短手側の端部が縦壁29に上下向きに回
動自在に支持され、長手側をテープ駆動ユニット2側へ
突出させている。
【0029】この支持部材31の屈曲部31aには、ベ
ッド1の前方に向かって延びる例えばバー形のトグルク
ランプで構成されるトグルクランプハンドル32が回動
自在に支持してある。またトグルクランプハンドル32
の基部側と、支持部材31の支点31bから前側(ハン
ドル32側)へ離れた縦壁部分との間は、リンク33で
回動自在に連結されていて、同部分にトグルのリンク機
構34を構成している。このリンク機構34によって、
トグルクランプハンドル32を上下方向に操作すると、
支持部材31が支点31b周りを移動してクランプされ
る。
【0030】このリンク機構34は、常に水平に対し支
持部材31が先端上向きになる傾斜姿勢(角度の在る状
態)となるように調整してある。この支持部材31の上
方には、プレート状の連結部材35を介して前後方向に
延びるカッタホルダー36(ホルダーに相当)が略平行
に支持されている。そして、支持部材31の傾き姿勢に
よって、カッタナイフ37(刃物に相当)を刃先が上側
に傾いた状態で配置させてある。
【0031】これらカッタホルダー36およびカッター
37には、例えば市販の刃物を流用してある。ここで、
流用する市販の刃物には、例えば図4ないし図6に示さ
れるように片側に長手方向に沿って延びる細長の開口3
6bをもつ断面が略C字状の細長のカッタナイフガイド
レール36a内に、例えば断面コ字形のナイフガイド3
7aとナイフガイド蓋37bとを組合わせてなる細長の
ナイフガイド部37を収容し、ナイフガイド37aとナ
イフガイド蓋37bとの間に形成されるナイフ入出路3
7cに、帯形のカッタナイフ38を摺動自在に納め、同
カッタナイフ38を、例えばカッタナイフ38に固定さ
れる刃先位置決めロック39、このロック39と挿脱自
在に螺合して開口36bから突き出るねじ軸40、同ね
じ軸40の突出端に固着されたナイフ締付けハンドル4
1とで構成されるロック構造にて、ナイフ入出路37c
の任意の地点で固定してカッタナイフ突出量の調節を可
能としたカッタナイフが採用される。なお、42は刃物
先端ガイドを示す。
【0032】この市販の刃物を構成する部品のうち、例
えばカッタナイフガイドレール36aが、カッタホルダ
36を構成する部品として連結部材35に連結されてい
る。これによって、同カッタナイフガイドレール36a
が、支持部材31の上方に同支持部材31と平行に保持
されている。むろん、カッタナイフガイドレール36a
は、カッタ出入口側をテープ駆動ユニット2側に向いて
ある。
【0033】このカッタナイフガイドレール36a内に
設けてあるナイフガイド部37内に、ナイフ締付けハン
ドル41で固定されたカッタナイフ38が刃部38aを
下向きにして挿入させてある。
【0034】このカッタナイフ38の先端がカッタナイ
フガイドレール36aのカッタ出入口から突き出てい
る。また例えばナイフガイド部37の基部は、カッタナ
イフ38の前後方向位置を可変するための前後操作機構
43に接続してある。
【0035】この前後操作機構43には、例えば縦壁2
9に支持されて上方に延びるナイフガイド操作ハンドル
44を用いた構造が採用されている。具体的には、同ナ
イフガイド操作ハンドル44は帯板部材から構成され、
ナイフガイド部37の基部と対応する中間の板面部分に
は同ハンドル44の長手方向に沿って延びる長孔45が
穿設されている。
【0036】またナイフガイド部37の基部からは、ナ
イフガイド操作ハンドル43の側面に向かって延びる支
持部46が形成されている。この支持部46の端部は、
長孔45内にスライド自在に設けたピン軸47に連結さ
れていて、ナイフガイド操作ハンドル44を前後方向へ
回動操作すれば、ピン軸47が長孔45内を変位して、
支持部材31を支点35b周りに回動させるようにして
ある。
【0037】この挙動を用いて、カッタナイフ38のロ
ール巻き粘着テープ6の周方向に対する刃先位置、すな
わち刃先の前後位置を変えられるようにしてある。また
上記X−Y移動機構26の横方向操作ハンドル27aの
操作により、ロール巻き粘着テープ6の軸心方向に対す
る刃先位置、すなわち刃先の左右位置が調節できるよう
にしてあり、双方の調節機能を利用して、ロール巻き粘
着テープ6を輪切りするための切断位置(輪切り位置)
を任意に設定できるようにしてある。むろん、X−Y移
動機構26の縦方向操作ハンドル28aの操作によって
も、刃先位置は変えられる。
【0038】またトグルクランプハンドル32の操作
で、上記位置決めされた刃先を、リンク機構34の働き
により、図7に示されるように上側に傾く切断姿勢を維
持したまま持上げたり、押し下げたりできるようにして
ある。この挙動を用いて、刃先をロール巻き粘着テープ
6の外周部に切り込み、ロール巻き粘着テープ6を輪切
りできるようにしてある(切断操作機構に相当)。
【0039】なお、図1において、48はベッド1の正
面側に設けられた、電動モータ3aをオンオフするスイ
ッチを示す。つぎに、このように構成されたロール巻テ
ープ切断装置の作用について説明する。
【0040】例えば図1中の一点鎖線で示すような幅広
のロール巻き粘着テープ6を幅狭のテープにするときを
例に挙げて説明すれば、まず、切断されるロール巻き粘
着テープ6をテープ保持部5に保持させる。
【0041】このとき、切断されるロール巻き粘着テー
プ6を、その側部端がフランジ部12と突き当たるまで
チャック収容部14の外周部に嵌めた後、ハンドル11
をテーパシャフト7bが軸部8に差し込まれる側へ回転
する。
【0042】すると、テーパシャフト7bのねじ軸部1
0が、軸部8のめねじ部15にねじ込まれ、テーパ状部
9のテーパ面がボール20と当接していく。これによ
り、このテーパ面との当接により、ボール20は次第に
押し上げられ、チャック収容溝16内に収容されていた
複数のチャック片17a(張りチャック17)を外周側
へ放射状に押し出す。
【0043】すると、各チャック片17aのローレット
仕上げされた保持面(外周面)が、ロール巻き粘着テー
プ6のロール内周面に次第に強く当接していく。つま
り、ロール6aは張りチャック17によって内側から押
し広げられるように固定されていく。
【0044】そして、テーパシャフト7bが進まなくな
るまで差し込まれると、すなわち十分に差し込まれると
ロール巻き粘着テープ6の保持を終える。この保持され
たロール巻き粘着テープ6には、加わる拡径方向の力に
より応力が作用しているから、ロール巻き粘着テープ6
の単体では得られない高い剛性、つまり切断力に耐える
高い剛性がもたらせられる。
【0045】ついで、カッタナイフ38の刃先位置を調
整する作業に入る。これには、まず、例えばカッタナイ
フ38をテープが切断できる位置に合わせることから始
める。
【0046】例えばトグルクランプハンドル32をロー
ル巻き粘着テープ6側へ押し下げた状態から、例えばナ
イフガイド操作ハンドル44をロール巻き粘着テープ6
側へ一杯まで押し込み、この状態からナイフ締付けハン
ドル41を操作して、カッタガイドレール36aのカッ
タ出入口から突出するカッタナイフ突出量を可変し、カ
ッタナイフ38の刃先がロール巻き粘着テープ6を切断
できる位置まで届くように調整する。
【0047】このとき必要なら縦軸方向操作ハンドル3
8aを回転操作して、刃物全体の前後位置を調整する。
ついで、横軸方向操作ハンドル27aを回転操作して、
先のカッタ出入口から突き出たカッタナイフ38の先端
部分を、所要(目的)のテープ幅となるよう、刃先位置
を調整する。
【0048】この調整を終えたら、ナイフガイド操作ハ
ンドル44をロール巻き粘着テープ6から離れる方向、
すなわち手元側に引く。そして、ベッド正面側に在るス
イッチ48をオン操作して、電動モータ3aを回転させ
る。
【0049】すると、電動モータ3aの回転が、無段変
速機4を通じて、テーパホルダ7aに伝わり、同テーパ
ホルダ7aに保持されているロール巻き粘着テープ6を
同テープ6の軸心を中心として回転させる。
【0050】ついで、速度調整ハンドル22の操作し
て、ロール巻き粘着テープ6を切断に適した回転速度と
なるように調整する。この適正な回転速度は、例えば
紙、布等といったテープ素材、テープ直径などにより定
めてある。例えば紙テープで、テープ外径が140mm
は、回転速度が100rpm 、例えば紙テープで、テープ
外径が125mmは、回転速度が100rpmである。
【0051】この速度の調整を終えたら、例えばトグル
クランプハンドル32を持ち上げ、ナイフガイド操作ハ
ンドル44を一杯まで押し込んで、カッタナイフ38を
ロール巻き粘着テープ6の切断部位の上方に待機させ
る。
【0052】この後、ゆっくりとクランプハンドル32
を押し下げ、図7に示されるようにカッタナイフ38を
上向きに傾けた姿勢で、ロールテープ6cの表面に浅く
切り込ませ溝切りを行う。なお、図中Sはカッタナイフ
38の先端の軌跡を示す。
【0053】溝切りを終えたら、トグルクランプハンド
ル32の操作で、カッタナイフ38をロールテープ6c
から一旦、離した後、再度、カッタナイフ38をロール
巻き粘着テープ6が切断されるまで切り込ませる。
【0054】これにより、市販のロール巻き粘着テープ
6がカッターナイフ38で輪切りされ、所望のテープ幅
を有するロール巻き粘着テープが得られる。このこと
は、カッターナイフ38の左右方向の位置を調整すれ
ば、任意のテープ幅が選択できることとなる。
【0055】したがって、任意のテープ幅のロール巻粘
着テープ6を簡単に作ることができる。それ故、工作、
包装等の要求、すなわち小量必要な多種のロール巻きテ
ープの要求に答えることができる。
【0056】しかも、ロール巻き粘着テープ6の内側を
支えて保持する構造は、切断されるロール巻き粘着テー
プ6に切断力に耐える耐力を高められるから、良好に切
断作業を進めることができ、ロール巻き粘着テープ6の
輪切りを良好に行える。特に張りチャック構造、すなわ
ちロール巻き粘着テープ6を保持する保持軸の軸径が拡
大する構造の採用によって、簡単な構造で、切断力に耐
える十分な耐力を得ることができるようになる。
【0057】またロール巻き粘着テープ6の保持は、チ
ャック収容部14で構成される嵌挿部にロール巻き粘着
テープ6を嵌挿し、このチャック収容部14にテーパシ
ャフト7bをねじ込めばよいから、ロール巻きテープ切
断装置へのセットは簡単である。しかも、十分な保持力
が得られる。
【0058】そのうえ、カッタナイフ38の刃面は、水
平に対し常に角度をもつよう、リンク機構34で設定し
て、「なで切り」と呼ばれる状態を作り出すようにして
あるから、各種のテープ素材に対して、常にきれいな切
断面(切り口)を得ることができる。特にトグルクラン
プハンドル32を下げたとき、図5に示されるように角
度θを水平に対して9°上向きになるように設定すれ
ば、良好な切断面が得られるものであった。なお、その
ときにロール巻き粘着テープ6の軸中心からの距離αが
6mmであると良好であった。
【0059】しかも、ロール巻き粘着テープ6の切断の
ための刃物の送りは、トグルクランプハンドル32の変
位をリンク機構34を介して刃物に伝えるというテコ原
理を利用して行われるために大きな力を要せず、作業は
容易である。
【0060】また速度調整ハンドル24の操作で無段変
速機4の出力回転数が任意に選択可能となっているの
で、紙又は布などのテープ素材あるいはテープ直径とい
った如く切断されるロール巻き粘着テープ6に差が生じ
ていても、切断に最適な回転速度でロール巻き粘着テー
プ6の切断ができ、効率のよい切断を行える。
【0061】そのうえ、市販のナイフ(刃物)の使用を
前提とした構造なので、消耗品である刃物の補用確保の
心配は不要である。またロール巻き切断装置は、電動モ
ータ3aを駆動源としたテープ駆動ユニット2に、カッ
タナイフ38を操作するレバー機構を組合わせるという
組合わせなので、軽量、かつコンパクトの点でも優れ
る。そのうえ、可搬型でもあり、低コストである。
【0062】そのうえ、同装置は、家庭用電源で運転さ
れるから汎用性があるといった効果を有していて、きわ
めて有益なものである。なお、上述した一実施形態で
は、ロール巻き粘着テープを切断する例を挙げたが、そ
の他のロール巻きテープを切断するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、任意のテープ幅のロール巻テープを簡単に
得ることができる。したがって、ロール巻き粘着テープ
の小量必要な多種の要求に答えることができる。
【0064】しかも、ロール巻き粘着テープの内側を支
えて保持する構造は、切断されるロール巻き粘着テープ
に切断力に耐える耐力を高められるから、切断作業を良
好に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のロール巻きテープ切断装
置の全体を説明するための斜視図。
【図2】同装置のテープホルダの正面図。
【図3】図2中、A−A線に沿うテープホルダの断面
図。
【図4】刃物を保持している台構造およびその周辺の機
構を示す側面図。
【図5】刃物の構造を示す側面図。
【図6】図5中、B−B線に沿う断面図。
【図7】テープ先端時のカッタナイフの刃先の軌跡を説
明するための図。
【符号の説明】
3a…電動モータ(回転駆動機) 4…無段変速機 5…テープ保持部 6…ロール巻き粘着テープ(ロール巻きテープ) 7a…テープホルダ(テープ保持部材) 7b…テーパシャフト 13…チャック部 26…X−Y移動機構(切断位置調節機構) 32,34…トグルクランプハンドル,リンク機構(切
断操作機構) 36a…カッタナイフガイドレール(ホルダ) 38…市販のカッタナイフ(刃物)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール巻テープをそのテープの内側を支
    えて着脱自在に保持するテープ保持部材と、 このテープ保持部材を前記ロール巻テープの軸心を中心
    として回転駆動させる回転駆動機と、 刃物が保持されたホルダーと、 前記カッタホルダーを移動自在に支持し、前記刃物を前
    記ロール巻テープの周囲において該テープを輪切りする
    位置に位置決める切断位置調節機構と、 前記ホルダーを前記ロール巻テープの外周側から前記刃
    物の刃部が当接する方向へ操作する切断操作機構と、 を具備してなることを特徴とするロール巻テープ切断装
    置。
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