JPH0923967A - 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法 - Google Patents

襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法

Info

Publication number
JPH0923967A
JPH0923967A JP7177199A JP17719995A JPH0923967A JP H0923967 A JPH0923967 A JP H0923967A JP 7177199 A JP7177199 A JP 7177199A JP 17719995 A JP17719995 A JP 17719995A JP H0923967 A JPH0923967 A JP H0923967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
tape
curtain
synthetic fiber
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7177199A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ishimoto
修 石本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP7177199A priority Critical patent/JPH0923967A/ja
Publication of JPH0923967A publication Critical patent/JPH0923967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B2503/00Domestic or personal
    • D10B2503/02Curtains

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 沸騰水収縮率が30%以上である合成繊維糸
と沸騰水収縮率が10%以下である合成繊維糸を経糸に
配列し,低収縮糸を一定間隔毎に浮きを長くして製織
し,カーテン地と縫製した後熱処理により,カーテンに
襞を形成すると共にフックを掛けるループを形成させ
る。 【効果】 縫製後に簡単な熱処理で襞を形成することが
できる能率よく襞付カーテンを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,襞付カーテンの縫
製時に用いるテープと襞付カーテンの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来,カーテンの上部に襞をつけたカー
テンを製造する場合には,カーテン地に襞をつけながら
合成繊維のモノフィラメント等を用いた粗目のテープに
縫いつける縫製をしたり,一定間隔でつまみ縫製をして
一定間隔に襞を形成したりしていた。そして吊り下げフ
ックを引っ掛ける構造のないテープを用いない場合に
は,吊り下げフックを直接テープに縫いつけたり,フッ
クを引っ掛けることのできる構造となるように襞を形成
させたりしていた。吊り下げフックを引っ掛ける構造を
有しているテープとしては,フックを引っ掛ける部分を
風通組織等を用いた二重組織としたものが用いられてい
た。
【0003】上記のいずれの方法にしても,縫製時に襞
を形成するので,部分的に何重かのカーテン地を縫うこ
とになるので,縫糸や縫針を太くし,動力も大きいミシ
ンを設備する必要があり,作業自体も能率の上がりにく
いものであった。
【0004】また,カーテン地と重ねて縫製した後に襞
を形成させることのできるテープとして,襞を形成させ
る長さに合わせた浮組織を持った太糸を経方向に数本織
り込んだものがあるが,このテープを用いる場合には,
縫製後に襞を寄せるのに非常に手間と時間がかかるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記のよう
な現状に鑑みてなされたものであり,縫製後に簡単な作
業で襞を形成することのできる襞付カーテン用テープと
それを用いることによって能率よく襞付カーテンを製造
する方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,この目的を達
成するもので,テープの経方向の地糸として沸騰水収縮
率が30%以上である合成繊維糸が用いられ,フックを
掛けるループ形成用糸条として沸騰水収縮率が10%以
下である合成繊維糸が用いられていて,ループ形成用糸
条が地組織に比して規則的に浮きの多い部分を有する組
織を形成していることを特徴とする襞付カーテン用テー
プ,及び沸騰水収縮率が30%以上である合成繊維糸が
蛍光増白顔料を含有していることを特徴とする上記の襞
付カーテン用テープ,ならびにカーテン地の上部に上記
のテープを重ね合わせて縫製した後に,熱処理してカー
テンに襞を形成させると共にフックを掛けるループを形
成させることを特徴とする襞付カーテンの製造方法を要
旨とするものである。
【0007】以下,本発明を詳細に説明する。本発明の
襞付カーテン用テープは,その経方向の地糸として沸騰
水収縮率が30%以上の高収縮性能を有する合成繊維糸
が用いられ,フックを掛けるループ形成用糸条として沸
騰水収縮率が10%以下の低収縮性能を有する合成繊維
糸が用いられていて,その緯方向の地糸として低収縮性
合成繊維糸が用いられている。
【0008】ループ形成用糸条と緯方向の低収縮性合成
繊維糸は,同一の糸条であってもよいが,ループ形成用
糸条は,カーテン吊り下げ用のフックが掛けられるので
より耐久性が求めされるので異なる糸条とするのが好ま
しい。
【0009】本発明のテープの経方向の地糸として用い
られている沸騰水収縮率が30%以上の高収縮性能を有
する合成繊維糸は,例えばポリエステルの場合,通常の
低速紡糸した未延伸糸を延伸するときの熱処理の程度を
少なくしたり,3000〜5000m/分程度の高速紡
糸することによって高収縮性能を得ることができる。
【0010】また,収縮率が大きいだけでなく収縮応力
も大きい糸条であるのがさらに好ましい。このような収
縮応力も大きい糸条としては,例えばポリエチレンテレ
フタレート単位にイソフタール酸を共重合したポリエス
テルよりなる合成繊維がある。
【0011】さらに,この高収縮性合成繊維糸には,蛍
光増白顔料を含有しているのが好ましく,さらには白色
系無機顔料をも含有しているのが好ましい。特に本発明
はレースカーテン等の薄地のカーテンにおいて効果を発
揮することができるが,レースカーテンのように白色カ
ーテンの場合には,蛍光増白顔料と白色系無機顔料とを
含有している糸条を地糸として用いるのが好ましい。蛍
光増白顔料としては,ピリン系,オキサゾール系,クマ
リン系,チアゾール系,イミダゾール系,イミダゾロン
系,ピラゾール系,ペンチジン系,ジアミノカルバゾー
ル系,ナフタール系,ジアミノスチルベンジスルホン酸
系等の蛍光増白顔料があり,特に耐熱性に優れていて繊
維製造時に練り込んで使用できるオキサゾール系蛍光増
白顔料が好ましい。蛍光増白顔料の含有量は,0.02
〜2重量%であるのが好ましい。
【0012】また,白色系無機顔料としては,酸化チタ
ン,酸化亜鉛,酸化アルミニューム,酸化シリコン等の
酸化物系セラミックスが挙げられる。白色系無機顔料の
含有量は,0.3〜5重量%であるのが好ましい。蛍光
増白顔料や白色系無機顔料を含有していると白色効果の
みならず,耐光性向上や洗濯時の再汚染防止効果をもた
らすことができる。
【0013】本発明のテープのフックを掛けるループ形
成用糸条として用いられる沸騰水収縮率が10%以下の
合成繊維糸は,テープとカーテン地を縫製後熱処理した
時に収縮が小さいために組織との関係でフックを掛ける
ループを形成する糸条であり,耐摩擦性に優れ適度の強
度を有するものであるのが好ましく,このような繊維と
しては,比較的単糸繊度の大きい合成繊維や合成繊維の
モノフィラメントであるのが好ましい。
【0014】本発明のテープの緯方向に用いる糸条は,
特に限定しないが,フックを掛けるループ形成用糸条と
同様に沸騰水収縮率が小さく,テープに張りを持たせる
ために比較的単糸繊度の大きい合成繊維や合成繊維のモ
ノフィラメントであるのが好ましい。
【0015】本発明のテープの組織は,地組織として一
般には平組織を用い,フックを掛けるループ形成する部
分において,ループ形成用糸条が地組織に比べて浮きの
多い組織となっていて,テープとカーテン地を重ね合わ
せて縫製した後に行う熱処理により地糸が収縮して,こ
の浮き部がループを形成し,ここにフックを取り付けて
カーテンレール等に掛けてカーテンとして使用する。浮
き部の長さは,地糸の収縮性能や使用の想定されるフッ
クの径等により設定すればよい。テープの製造におい
て,使用する幅で製織するテープ織機で製造してもよい
が,広幅の織機で製織した後,超音波カッター等で使用
する幅に裁断して本発明のテープとするのがコスト面で
好ましい。
【0016】本発明のテープを用いての襞付きカーテン
の製造においては,常法により製造されたカーテン地を
所定の大きさに裁断し,カーテン地の上部に本発明のテ
ープを重ね合わせて縫製する。この縫製時には襞を形成
させておかなくてもよい。本発明では,この縫製の後に
テープ部分に熱処理を行ない,テープを収縮させてカー
テン地に襞を形成させる。この熱処理は,スチームボッ
クスや熱風ボックスに入れて行ってもよいが,スチーム
アイロン等の簡単な熱処理で充分目的を達することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に,本発明を実施例によって具
体的に説明する。 実施例1 白色無機顔料として酸化チタンを0.5%含有するポリ
エチレンテレフタレートチップに,蛍光増白顔料として
イーストブライトOB−1(イーストマンコダック社製
オキサゾール系蛍光増白顔料)をチップに対し0.1重
量%添加し,紡糸速度3500m/分で溶融紡糸した2
30デニール36フィラメント(強度2.9g/デニー
ル,伸度120%,沸騰水収縮率60%)を3本合撚
(撚数80T/m)した糸条Aを地経糸とし,上記のイ
ーストブライトOB−1を0.1重量%添加したチップ
を用いて紡糸速度1500m/分で溶融紡糸し,熱延伸
した150デニール36フィラメント(沸騰水収縮率7
%)を4本合撚(撚数80T/m)した糸条Bをループ
形成用糸条として経糸に配し,ポリエステルモノフィラ
メント2号を緯糸として,図1に示す組織・経糸配列
で,経糸密度24本/吋,緯糸密度46本/吋で100
cm幅の織物を製織し,超音波カッターにより8cm幅
にカットして本発明の襞付カーテン用テープを得た。
【0018】幅150cm長さ190cmに裁断したレ
ースカーテン地の上部に得られたテープを重ねてテープ
の両端をミシン縫製し,その後スティームアイロンにて
熱処理し,カーテンの上部に均一な襞を有するレースカ
ーテンを得た。
【0019】
【発明の効果】本発明のテープを用いると,縫製後に簡
単な熱処理で襞を形成することができる能率よく襞付カ
ーテンを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープの組織図の一例である。
【符号の説明】
A 地経糸(高収縮糸条) B ループ形成用糸条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの経方向の地糸として沸騰水収縮
    率が30%以上である合成繊維糸が用いられ,フックを
    掛けるループ形成用糸条として沸騰水収縮率が10%以
    下である合成繊維糸が用いられていて,ループ形成用糸
    条が地組織に比して規則的に浮きの多い部分を有する組
    織を形成していることを特徴とする襞付カーテン用テー
    プ。
  2. 【請求項2】 沸騰水収縮率が30%以上である合成繊
    維糸が蛍光増白顔料を含有していることを特徴とする請
    求項1記載の襞付カーテン用テープ。
  3. 【請求項3】 カーテン地の上部に請求項1または請求
    項2記載のテープを重ね合わせて縫製した後に,熱処理
    してカーテンに襞を形成させると共にフックを掛けるル
    ープを形成させることを特徴とする襞付カーテンの製造
    方法。
JP7177199A 1995-07-13 1995-07-13 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法 Pending JPH0923967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177199A JPH0923967A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177199A JPH0923967A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0923967A true JPH0923967A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16026916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7177199A Pending JPH0923967A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0923967A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7318458B2 (en) 2003-05-08 2008-01-15 Ludvig Svensson B.V. Cloth designed to be provided with at least one permanent fold and method applied thereby

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7318458B2 (en) 2003-05-08 2008-01-15 Ludvig Svensson B.V. Cloth designed to be provided with at least one permanent fold and method applied thereby

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0433887B2 (ja)
JPH0923967A (ja) 襞付カーテン用テープ及びこれを用いた襞付カーテンの製造方法
KR102311675B1 (ko) 폴리에스텔 또는 나일론 미세모노필라멘트사 직물지 제조방법
JPS6252048B2 (ja)
JP2000248425A (ja) 高収縮性ポリエステル繊維および製造方法
KR20150069463A (ko) 연사효과를 가지는 폴리에스테르 멀티필라멘트 섬유 및 그 제조방법
JP4506130B2 (ja) 先染め糸およびその製造方法
JPS62184116A (ja) スクリ−ン紗用ポリエステルモノフイラメント糸
KR0173397B1 (ko) 이수축 혼섬사의 제조방법
JP3908851B2 (ja) ポリエステル太細マルチフィラメント
JP6638437B2 (ja) 混繊糸、それを用いた織編物及びスエード調織編物
JP4736077B2 (ja) 遮光カーテン用布帛
JP3864757B2 (ja) スリットリボン用染色織物および製造方法
JP3333831B2 (ja) ポリエステル太細糸
JP2000303304A (ja) 擬紗織物およびその製造方法
JPH01250433A (ja) ポリエステル織物の製造方法
JPH09256236A (ja) 異収縮斑混繊糸
JPH06272128A (ja) ギャザーリングミシン糸
JPH05239737A (ja) アクリル長繊維の交織物
JPH09111564A (ja) ポリエステル混繊糸
JPS63105140A (ja) 織物
JP2003129354A (ja) 抗ピル性に優れたポリエステルマルチフィラメント異収縮混繊糸、その織編物及びその製造方法
JPH08158195A (ja) 吸水性に優れたポリエステル織編物及びその製造方法
JPH09279438A (ja) ポリエステル異収縮複合糸織物およびその製造方法
JPS6065134A (ja) ポリエステルマルチフィラメント糸条及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090915