JPH09239632A - ふちなしメガネレンズの穴あけ加工台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、あらゆるメガネレンズの穴あけ
部位を正確に、設定できる器具に関するものである。 【構成】 取り付け台６の上に位置セット台５をのせ、
位置セットネジ４により可動させる。レンズ台９に角度
調節ダイヤルを取り付け、レンズストッパー１と共に、
調節ダイヤル２により、移動する距離を目もり７で表わ
す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はメガネレンズの穴あけ
部位を水平にし、この水平な面に対して直角に穴あけが
でき、その位置を設定できる器具

【０００２】

【従来の技術】従来ふちなしメガネの加工法は、玉型に
平摺りしたレンズに、フレームの玉止め部分を当てが
い、マジックインキで印点をつけて、ボール盤、又は、
ハンドドリルにて穴あけをしている。しかし、目測で穴
あけ加工を、通常、４ヵ所を正確に行なうことは、熟練
者にも難しく、修正作業が必要で、品質面でバラツキが
あり、問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、ふちなし
メガネの加工は技術と時間を必要とするか、もしくは、
自店でできない場合、レンズメーカーなど他社に外注加
工に出すため、費用と日数を必要とした。本発明は、こ
うした作業を初心者にも、正確にレンズの穴あけ加工
が、できる器具である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その解決手段を図
面を追いながら説明すれば （イ）器具全体を取りつけネジ３でボール盤に固定す
る。 （ロ）レンズ台９の角度をレンズカーブに、角度調節ダ
イヤル８で、合わせる。 （ハ）調節ダイヤル２で穴あけ位置を移動させ、設定す
る。 （ニ）設定されたレンズを、ボール盤で穴あけし、フレ
ームに組み付ける。

【０００５】

【作用】

（イ）ボール盤中央に器具を取り付け固定する。 （ロ）フレームに組み付けてある、ダミーレンズのコバ
から、レンズの穴までの、間かくを測り、それを本発明
の器具の目もり７に合わせる。 （ハ）レンズをレンズ台９にのせて、度数、種類等に合
わせて、ドリルの穴あけ部位が、水平になるように、角
度調節ダイヤル８で、設定する。 （ニ）ボール盤でレンズに穴をあけ、それをフレームに
組み付ける。

【０００６】

【実施例】なお、実際の本発明においても、レンズコバ
厚、レンズカーブ、フレーム形状等により、事前に、穴
の位置を正確に計測した数値でも、加工した穴と一致し
ない場合がある。このため試作用レンズにて、穴の位置
設定を変更して、事前に正確な穴の位置に修正できる。

【０００７】

【発明の効果】だから、初心者にもあらゆるレンズ、フ
レームに合わせて、正確に穴あけが容易にでき、短時間
に失敗なく、ふちなしメガネの加工ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の側面図

【符号の説明】

１はレンズストッパー ２は調節ダイヤル ３は取り付けネジ ４は位置セットネジ ５は位置セット台 ６は取り付け台 ７は目もり ８は角度調節ダイヤル ９はレンズ台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メガネのレンズカーブに合わせ、レン
   ズコバと穴の間かくを設定できる器具