JP3010786U - メガネ用矯正レンズの穴明け加工治具 - Google Patents

メガネ用矯正レンズの穴明け加工治具

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JP3010786U
JP3010786U JP1994014684U JP1468494U JP3010786U JP 3010786 U JP3010786 U JP 3010786U JP 1994014684 U JP1994014684 U JP 1994014684U JP 1468494 U JP1468494 U JP 1468494U JP 3010786 U JP3010786 U JP 3010786U
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JP1994014684U
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Inventor
康博 丹羽
Original Assignee
ツーリング眼鏡株式会社
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リムを持たないメガネ等において、両レンズ
を連結部材にて連結する為に、又レンズ外側に智を固定
する為に、該レンズにビス孔を形成する穴明け加工治具
であって、どのようなレンズであっても簡単にしかも正
確に穴加工が出来る治具の提供。 【構成】 レンズ表面14に当接する上押え1を設ける
とともにドリルガイド8を同心をなして取着し、下方に
はレンズの裏面15に当接する下押え2を配置し、下押
え2は上下動するとともに揺動して向きを変化し、更に
側方にはレンズの外周16に当接して位置決めするスト
ッパー3、3を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はメガネレンズに簡単にしかも正確に穴を明けることが出来る穴明け加 工治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、メガネはリムを形成して該リムにレンズを保持している。しかし近年 において、上記リムを用いないメガネが多用されるようになっている。該メガネ とは左右の両レンズを連結部材によって直接連結・固定するものであって、レン ズにはビス孔が貫通して上記連結部材から延びた止着片にビス止めされている。 そして該レンズの外側には、智が同じようにビス止めされる。勿論、該智にはツ ルが蝶番を介して折り畳み出来るように連結している。
【0003】 図3はこの種の従来メガネを表したものであり、図4は智(イ) とレンズ(ロ) と の連結状態である。連結部材(ハ) とレンズ(ロ) との連結構造も基本的には同じで あるが、該智(イ) には止着片(ニ)が延びていて、該止着片(ニ)とレンズ(ロ) がビ ス(ホ) にて固定されている。しかし1本のビス(ホ) にてレンズ(ロ) と連結しても 回転する為に、智(イ) には当たり片(ヘ) が形成されていて、当たり片(ヘ) はレン ズ(ロ) の外周(ト) に当接してレンズが動かないように拘束している。
【0004】 リムを持たないこの種のメガネは該リムがレンズ周囲に存在しない為に、視野 が広くなるといった利点がある。またリムがない為に、メガネ全体が非常にスリ ム化し、勿論重量も軽くなって、長時間着用しても疲れが少ない。ただし、この 種のメガネは上記当たり片(ヘ) がレンズ(ロ) の外周(ト) に正しく当接した状態で 止着片(ニ)をレンズ(ロ) にビス止めしなければならない。すなわちレンズ面の正 確な位置にビス孔を加工しなければならない。
【0005】 このビス孔の加工はメガネを購入する人に適したレンズを選んだところで行わ れ、勿論小売店での作業となる訳であるが、該レンズ面の正確な位置にビス孔を 加工することは容易でない。ビス孔の位置がズレるならば、当然にして智(イ) と レンズ(ロ) 及び連結部材(ハ) とレンズ(ロ) とはガタ付いてしまったり、逆に固定 出来ないといったこともある。従来ではレンズ面に目印を付け、この位置にドリ ル先端を位置合わせして穴明け加工を行っているが、正確な穴を明けることは出 来ない。
【0006】 そこで、最初は小さな穴を加工し、ヤスリ等を用いて徐々に大きくしながら、 連結部材や智の当たり片(ヘ) がレンズ外周(ト) に当接するようにビス孔の位置を 定めている。しかし、このような作業は非常に時間がかかるとともに熟練を要し 、誰にでも出来る穴明け加工法ではない。
【0007】 図5は一部で使用されているレンズ穴明け加工治具である。この治具はレンズ (ロ) をドリルガイド(チ) と押えネジ(リ) にて固定し、この状態でドリル(ヌ) をド リルガイド(チ) の孔から挿入して穴明け加工を行っている。ところで、ビス孔は レンズ(ロ) の表面(ル) に対して垂直方向に形成される為に、上記ドリルガイド(チ ) の下端面にレンズ表面(ル) が当接することになるが、下方の押えネジ(リ) はレ ンズ裏面(オ) に接して押圧する場合、表面と裏面とでは曲率半径が異なる為に力 のバランスを図ることは出来ない。従って、押えネジ(リ) で締め付けしても横方 向へ位置ズレしてしまい、押えネジ(リ) の先端は球面を成している為に、締め付 けしても該レンズ(ロ) を安定させることは出来ない。
【0008】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、リムを持たないメガネレンズにビス孔を明けるにおいて上記のご とき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であって、ビス孔 が簡単にしかも正確に明けられる穴明け加工治具を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るメガネ用レンズの穴明け加工治具は、レンズを正確に安定して固 定することが出来るように構成したものである。従って、上方にはドリルガイド を中心に配置した上押え設け、下方には下押えを有しており、レンズは上押えと 下押えとで挟持される。又側方にはレンズの外周を位置決めする為のストッパー が設けられ、上記下押えから作用する横方向の力に基づく横ズレを防止すること になる。ここで、上押え及び下押えは所定の曲率で湾曲したレンズ面に安定して 接する為に、当接面は円形リングを成している。
【0010】 上記上押えは概略コ型フレームの上片に固定され、一方の下押えはネジの上端 に取着される。ただし、該下押えは固定されることなく、コ型フレームと同じ平 面内で揺動可能に軸支され、下押えの上端には凹部が形成されている。ここで、 該ネジは調整ツマミの回転でもって上下動することになるが、ネジ自体の回転は 行わず、上記下押えの揺動方向は常に一定している。そして上記ストッパーはコ 型フレームの側片に取着されて、その位置は調整出来るようなネジ機構となって いる。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は本考案に係るレンズ穴明け加工治具を表す実施例である。同図の1は上 押え、2は下押え、3はストッパー、4はネジ、5は調整ツマミを表している。 該上押え1はレンズの表面に接して押圧する部材であり、材質はレンズ面にキズ を付けない為に樹脂等が用いられ、コ型フレーム6の上片7に固定され、円形リ ングの当接面を持つ上押え1の内部には同心をなしてドリルガイド8が取着され ている。ドリルガイド8の下端面は上押えよりも僅か上方に位置し、レンズ面に は接しないようになっている。
【0012】 又、円形リングの当接面を持つ下押え2はレンズの裏面に接して押圧する為の 部材であり、材質は同じく樹脂等が用いられ、上端は窪んで凹部9を形成しネジ 4の上端に止着されている。ただし、該下押え2は固定されてはおらず、ピン1 0を軸として揺動出来るように軸支されている。揺動方向はコ型フレームと同一 面と成っている。ネジ4はコ型フレーム6の下片11に形成している空間に設け ている調整ツマミ5のネジ孔に螺合し、該調整ツマミを回転するならばネジ4は 上下動することが出来る。ただし、該ネジ4は回転することがないようにガイド 溝12が側面に形成され、ガイド溝12には下片のネジ孔に突出したガイドが嵌 合している。一方のストッパー3、3はその位置が変わるようにネジを有し、ま た2個のストッパー3、3は所定の距離をおいて、中心位置を基準に対称に配置 されている。
【0013】 図2は本考案の穴加工治具にレンズをセットした場合である。レンズ13は上 押え1が表面14に、下押え2が裏面15に当接して挟持され、又外周16には ストッパー3、3が当たっている。同図に示すレンズは凹レンズであって、その 為に上押え1と下押え2がレンズ13の表裏面14、15に同時に当接するには 、該下押え2が傾斜した状態となる。レンズ表面14には目印を設けてドリル孔 17から降下するドリル18の位置に合わせてストッパー3、3を調整する。そ して調整ツマミ5を回転させるならばネジ4並びに下押え2は上昇して、該下押 え2は同図のように傾斜して裏面15に当接する。ここで、ビス孔がレンズ表面 14に対して垂直(法線方向)に成るように、ドリル孔17に対して上押え1の 当接面は垂直と成っている。
【0014】 下押え2によってレンズ裏面15を押圧する力Pは垂直方向の力PV と水平方 向の力PH に分けることが出来、上記垂直分力PV は上押え1にて押圧される力 と釣り合う。そして水平方向の分力PH はレンズ13を横方向へ位置ズレさせよ うとするが、上記ストッパー3にて外周16が位置決めされている。この状態で ドリルガイド8のドリル孔17にドリル18を挿入してレンズ13に穴加工をす る。ドリル18がレンズ13を貫通しても下押え2にはキズが付かないように、 下押え上端には凹部9が形成されている。
【0015】 穴加工が完了したならばドリルを抜き取り、調整ツマミを逆回転して下押え2 を降下させ、レンズ13を取り外す。該レンズ13には所定の位置に穴が貫通さ れている。以上述べたように、本考案に係るレンズ穴明け加工治具は上押えと下 押え、並びにストッパーを備えたものであり、次のような効果を得ることが出来 る。
【0016】
【考案の効果】
本考案の穴明け加工治具は上押えと下押えにてレンズの表裏面を挟持し、又ス トッパーにて外周を位置決めしている為に、レンズは所定の位置に固定され位置 ズレすることはない。そして、レンズの表面と裏面曲率がいかようであっても上 押えとその向きが変化する下押えにて該レンズは挟持され、しかも上下押えの当 接面は円形リングを成している為に、レンズ面に対して正しく接し、所定の位置 に正確に穴加工が出来る。従って、レンズの穴加工を失敗することなく短時間で 完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレンズの穴加工治具を示す実施例
で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図2】本考案の穴加工治具の使用例。
【図3】リムを持たないメガネの具体例。
【図4】レンズと智の連結状態。
【図5】従来のレンズ穴加工治具。
【符号の説明】
1 上押え 2 下押え 3 ストッパー 4 ネジ 5 調整ツマミ 6 コ型フレーム 7 上片 8 ドリルガイド 9 凹部 10 ピン 11 下片 12 ガイド溝 13 レンズ 14 表面 15 裏面 16 外周 17 ドリル孔 18 ドリル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02C 13/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの所定の位置に穴を明ける為の治
    具において、概略コ型フレームの上片にはレンズ表面に
    当接する上押えを設けるとともにドリルガイドを同心を
    成して取着し、下方にはレンズ裏面に当接する下押えを
    配置して上下動可能にするとともに、その向きが変え得
    るように揺動可能に軸支し、又コ型フレームの側片には
    レンズ外周に当接する為に水平方向に出入りするストッ
    パーを備え、更に上記上押え及び下押えの当接面は円形
    リングとしたことを特徴とするメガネ用矯正レンズの穴
    明け加工治具。
  2. 【請求項2】 レンズの所定の位置に穴を明ける為の治
    具において、概略コ型フレームの上片にはレンズ表面に
    当接する上押えを設けるとともにドリルガイドを同心を
    成して取着し、下方にはレンズ裏面に当接する下押えを
    下片に取着したネジの上端に揺動可能に軸支し、ネジに
    は調整ツマミが螺合し、調整ツマミの回転によって上記
    ネジは回転することなく上下動し、又コ型フレームの側
    片にはレンズ外周に当接する為に水平方向に出入りする
    2個のストッパーを所定の間隔をおいて備え、更に上記
    上押え及び下押えの当接面は円形リングとしたことを特
    徴とするメガネ用矯正レンズの穴明け加工治具。
JP1994014684U 1994-11-01 1994-11-01 メガネ用矯正レンズの穴明け加工治具 Expired - Lifetime JP3010786U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028720A1 (fr) * 1999-10-20 2001-04-26 Hoya Corporation Appareil de positionnement de guide de perçage de verres de lunettes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028720A1 (fr) * 1999-10-20 2001-04-26 Hoya Corporation Appareil de positionnement de guide de perçage de verres de lunettes
US6561738B1 (en) 1999-10-20 2003-05-13 Hoya Corporation Spectacles lens boring jig positioning device

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