JPH09239458A - 打ち抜き用プレス金型 - Google Patents
打ち抜き用プレス金型Info
- Publication number
- JPH09239458A JPH09239458A JP4456896A JP4456896A JPH09239458A JP H09239458 A JPH09239458 A JP H09239458A JP 4456896 A JP4456896 A JP 4456896A JP 4456896 A JP4456896 A JP 4456896A JP H09239458 A JPH09239458 A JP H09239458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punching
- reverse
- punched
- die
- punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 打ち抜きカスを上方へ押し上げるため、逆抜
きダイ内部及びエアー溝内に打ち抜きカスが溜まり易
く、逆抜きパンチや逆抜きダイに破損を生じる恐れがあ
る。 【解決手段】 被打ち抜き材101の一部を下方から上
方へ打ち抜く逆抜きパンチ103を備えた打ち抜き用プ
レス金型であって、逆抜きパンチ103で打ち抜きカス
104を逆抜きした後、この打ち抜きカス104を被打
ち抜き材101へ戻し、初期状態にする。この後、抜き
直しパンチ106及び抜き直しダイ105を打ち抜きカ
ス104の上下に位置決めし、抜き直しパンチ106で
下方へ抜き落としをする。
きダイ内部及びエアー溝内に打ち抜きカスが溜まり易
く、逆抜きパンチや逆抜きダイに破損を生じる恐れがあ
る。 【解決手段】 被打ち抜き材101の一部を下方から上
方へ打ち抜く逆抜きパンチ103を備えた打ち抜き用プ
レス金型であって、逆抜きパンチ103で打ち抜きカス
104を逆抜きした後、この打ち抜きカス104を被打
ち抜き材101へ戻し、初期状態にする。この後、抜き
直しパンチ106及び抜き直しダイ105を打ち抜きカ
ス104の上下に位置決めし、抜き直しパンチ106で
下方へ抜き落としをする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム等
の金属材料の打ち抜き加工金型に関するものである。
の金属材料の打ち抜き加工金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は半導体装置に用いられるリードフ
レームの一例を示す主要部の平面図である。リードフレ
ーム200は中心部に半導体チップの搭載位置に対応し
た角形のステージ201が形成され、このステージ20
1は両側に接続されたステージサポートバー202を介
して連結バー203に連結されている。連結バー203
の両側にはフレーム部204に連結されている。更に、
ステージ201の周囲には放射状に複数の直線状やJ字
形の複数のインナーリード205の先端部が放射状に連
結されている。インナーリード205の他端にはアウタ
ーリード206が形成され、その端部は連結バー203
に連結されている。
レームの一例を示す主要部の平面図である。リードフレ
ーム200は中心部に半導体チップの搭載位置に対応し
た角形のステージ201が形成され、このステージ20
1は両側に接続されたステージサポートバー202を介
して連結バー203に連結されている。連結バー203
の両側にはフレーム部204に連結されている。更に、
ステージ201の周囲には放射状に複数の直線状やJ字
形の複数のインナーリード205の先端部が放射状に連
結されている。インナーリード205の他端にはアウタ
ーリード206が形成され、その端部は連結バー203
に連結されている。
【0003】ところで、リードフレームの製造方法に
は、大別して打ち抜き金型による方法とエッチング技術
による方法がある。打ち抜き金型を用いてリードフレー
ムをプレス打ち抜き加工で製作する場合、通常、全面バ
リ側表、又は全面だれ側表になる。しかし、製品によっ
ては、インナーリード205はリード先端の平坦面積が
確保しやすいためにバリ側表にし、また、アウターリー
ド206はモールド後の外観を良く見せ、かつ折曲強度
を上げるため、だれ側表にする場合がある。
は、大別して打ち抜き金型による方法とエッチング技術
による方法がある。打ち抜き金型を用いてリードフレー
ムをプレス打ち抜き加工で製作する場合、通常、全面バ
リ側表、又は全面だれ側表になる。しかし、製品によっ
ては、インナーリード205はリード先端の平坦面積が
確保しやすいためにバリ側表にし、また、アウターリー
ド206はモールド後の外観を良く見せ、かつ折曲強度
を上げるため、だれ側表にする場合がある。
【0004】この様な製品の打ち抜き加工を行う場合、
プレス金型はパンチ本数の少ないアウターリード抜きを
逆抜きにする。逆抜きとは、通常の打ち抜きが上から下
へパンチで打ち抜くのに対し、パンチを下に固定し、打
ち抜き材をパンチに被せることで打ち抜くものである。
図3は逆抜き方式の従来のプレス金型の構造を示す正面
断面図である。
プレス金型はパンチ本数の少ないアウターリード抜きを
逆抜きにする。逆抜きとは、通常の打ち抜きが上から下
へパンチで打ち抜くのに対し、パンチを下に固定し、打
ち抜き材をパンチに被せることで打ち抜くものである。
図3は逆抜き方式の従来のプレス金型の構造を示す正面
断面図である。
【0005】被打ち抜き材301の上側には逆抜きダイ
302が配設され、被打ち抜き材301の下側には逆抜
きストリッパ303が配設されている。逆抜きダイ30
2はストリッパプレート304に固定され、このストリ
ッパプレート304内にはエアー溝304aが形成され
ており、このエアー溝304aは逆抜きダイ302内の
中空部302aに連通している。また、エアー溝304
aには一方からエアーが供給され、中空部302aから
の打ち抜きカスを外部へ搬出できるようにしている。な
お、304bはストリッパプレート304を下方へ附勢
するための附勢手段である。
302が配設され、被打ち抜き材301の下側には逆抜
きストリッパ303が配設されている。逆抜きダイ30
2はストリッパプレート304に固定され、このストリ
ッパプレート304内にはエアー溝304aが形成され
ており、このエアー溝304aは逆抜きダイ302内の
中空部302aに連通している。また、エアー溝304
aには一方からエアーが供給され、中空部302aから
の打ち抜きカスを外部へ搬出できるようにしている。な
お、304bはストリッパプレート304を下方へ附勢
するための附勢手段である。
【0006】逆抜きストリッパ303内には、中空部3
02aに連通する凹部303aが形成されており、この
凹部303aに逆抜きパンチ305が昇降自在に内嵌さ
れている。更に、逆抜きストリッパ303はダイプレー
ト306に遊嵌されており、このダイプレート306に
逆抜きパンチ305が固定されている。そして、ダイプ
レート306には、その昇降を安定にするため、ポスト
307a,307bに支承されている。また、ダイプレ
ート306は台座308上に固定されている。また、台
座308にはポスト307a,307bに対向させて中
空孔308a,308bが形成されており、中空孔30
8bは中空孔308aに比べて大きな内径を有し、下端
部には円板型のストッパ309が内嵌され、このストッ
パ309とポスト307bの間にスプリング310が設
けられ、逆抜きストリッパ303を上方へ附勢してい
る。
02aに連通する凹部303aが形成されており、この
凹部303aに逆抜きパンチ305が昇降自在に内嵌さ
れている。更に、逆抜きストリッパ303はダイプレー
ト306に遊嵌されており、このダイプレート306に
逆抜きパンチ305が固定されている。そして、ダイプ
レート306には、その昇降を安定にするため、ポスト
307a,307bに支承されている。また、ダイプレ
ート306は台座308上に固定されている。また、台
座308にはポスト307a,307bに対向させて中
空孔308a,308bが形成されており、中空孔30
8bは中空孔308aに比べて大きな内径を有し、下端
部には円板型のストッパ309が内嵌され、このストッ
パ309とポスト307bの間にスプリング310が設
けられ、逆抜きストリッパ303を上方へ附勢してい
る。
【0007】この構成の打ち抜き用プレス金型において
は、被打ち抜き材301は不図示の附勢手段によりスト
リッパプレート304が逆抜きパンチ305に押し付け
られ、逆抜きダイ302が下降し、被打ち抜き材301
及び逆抜きストリッパ303が一体的に下降することに
より、被打ち抜き材301に逆抜きパンチ305の先端
が食い込み、被打ち抜き材301に対する打ち抜きが行
われる。この打ち抜きによる打ち抜きカス(不図示)
は、逆抜きダイ302の中空部302a内に送り込まれ
る。打ち抜きカス打ち抜き回数が進行するにつれて縦続
状態のまま上昇し、ついにはストリッパプレート304
のエアー溝304a内へ抜け出る。エアー溝304a内
にはエアーが圧送されているため、エアー溝304a内
の打ち抜きカスはストリッパプレート304の外へ排出
される。なお、エアー溝304aの出側にはビニールホ
ースが連結され、その後端には集塵機が配設されてい
る。したがって、排出された打ち抜きカスは集塵機内に
集められることになる。
は、被打ち抜き材301は不図示の附勢手段によりスト
リッパプレート304が逆抜きパンチ305に押し付け
られ、逆抜きダイ302が下降し、被打ち抜き材301
及び逆抜きストリッパ303が一体的に下降することに
より、被打ち抜き材301に逆抜きパンチ305の先端
が食い込み、被打ち抜き材301に対する打ち抜きが行
われる。この打ち抜きによる打ち抜きカス(不図示)
は、逆抜きダイ302の中空部302a内に送り込まれ
る。打ち抜きカス打ち抜き回数が進行するにつれて縦続
状態のまま上昇し、ついにはストリッパプレート304
のエアー溝304a内へ抜け出る。エアー溝304a内
にはエアーが圧送されているため、エアー溝304a内
の打ち抜きカスはストリッパプレート304の外へ排出
される。なお、エアー溝304aの出側にはビニールホ
ースが連結され、その後端には集塵機が配設されてい
る。したがって、排出された打ち抜きカスは集塵機内に
集められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の打ち抜
き用プレス金型によると、打ち抜きカスを重力に逆らっ
て上方へ押し上げて行くため、逆抜きダイ302内部ま
たはエアー溝内304a内に打ち抜きカスが溜まること
に起因した逆抜きダイにカス詰まりが生じやすくなり、
逆抜きパンチや逆抜きダイに破損を生じる恐れがある。
き用プレス金型によると、打ち抜きカスを重力に逆らっ
て上方へ押し上げて行くため、逆抜きダイ302内部ま
たはエアー溝内304a内に打ち抜きカスが溜まること
に起因した逆抜きダイにカス詰まりが生じやすくなり、
逆抜きパンチや逆抜きダイに破損を生じる恐れがある。
【0009】また、ストリッパプレート304内にエア
ー溝304aを加工する必要があるため、金型が大型化
する。そこで本発明は、逆抜きを行いながら打ち抜きカ
スを下方へ落とし込むことのできる打ち抜き用プレス金
型を提供することを目的としている。
ー溝304aを加工する必要があるため、金型が大型化
する。そこで本発明は、逆抜きを行いながら打ち抜きカ
スを下方へ落とし込むことのできる打ち抜き用プレス金
型を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、被打ち抜き材の一部を下方から上方
へ打ち抜く逆抜きパンチを備えた打ち抜き用プレス金型
において、前記逆抜きパンチで逆抜きした打ち抜きカス
を一旦前記被打ち抜き材へ戻す手段と、前記戻された打
ち抜きカスを下方へ抜き落とす抜き落とし手段とを備え
た構成にしている。
めに、この発明は、被打ち抜き材の一部を下方から上方
へ打ち抜く逆抜きパンチを備えた打ち抜き用プレス金型
において、前記逆抜きパンチで逆抜きした打ち抜きカス
を一旦前記被打ち抜き材へ戻す手段と、前記戻された打
ち抜きカスを下方へ抜き落とす抜き落とし手段とを備え
た構成にしている。
【0011】この構成によれば、一旦上方へ打ち抜いた
打ち抜きカスは、被打ち抜き材の元の位置に戻され、つ
いで打ち抜きカスが被打ち抜き材内から下方に押し出さ
れ、打ち抜きカスの抜き落としが行われる。したがっ
て、逆抜きを行いながら、打ち抜きカスは下方へ落とす
ことができる。前記逆抜きは、半抜きにすることが望ま
しく、半抜きにすることで打ち抜きカスの分離が防止さ
れ、打ち抜きカスの姿勢が保たれるので、下方への打ち
落としのために打ち抜きカスを再度被打ち抜き材に戻し
ても、被打ち抜き材の抜き穴部に変形等を生じさせな
い。
打ち抜きカスは、被打ち抜き材の元の位置に戻され、つ
いで打ち抜きカスが被打ち抜き材内から下方に押し出さ
れ、打ち抜きカスの抜き落としが行われる。したがっ
て、逆抜きを行いながら、打ち抜きカスは下方へ落とす
ことができる。前記逆抜きは、半抜きにすることが望ま
しく、半抜きにすることで打ち抜きカスの分離が防止さ
れ、打ち抜きカスの姿勢が保たれるので、下方への打ち
落としのために打ち抜きカスを再度被打ち抜き材に戻し
ても、被打ち抜き材の抜き穴部に変形等を生じさせな
い。
【0012】前記抜き落とし手段は、前記打ち抜きカス
を上方から押し出す抜き直しパンチと、前記被打ち抜き
材の打ち抜き部の下面を支持し、且つ前記抜き直しパン
チにより押し出された打ち抜きカスをガイドする抜き直
しダイとを具えた構成にすることができる。この構成に
よれば、一旦逆抜きされ、再度被打ち抜き材に戻された
打ち抜きカスに対し、抜き直しパンチは打ち抜きカスを
下方へ押し出すための治具として機能し、抜き直しダイ
は抜き直しパンチによって押し出された打ち抜きカスの
姿勢を保持したまま下方へ導くガイドとして機能する。
したがって、通常打ち抜きと同様に打ち抜きカスを下方
へ落下させることができる。
を上方から押し出す抜き直しパンチと、前記被打ち抜き
材の打ち抜き部の下面を支持し、且つ前記抜き直しパン
チにより押し出された打ち抜きカスをガイドする抜き直
しダイとを具えた構成にすることができる。この構成に
よれば、一旦逆抜きされ、再度被打ち抜き材に戻された
打ち抜きカスに対し、抜き直しパンチは打ち抜きカスを
下方へ押し出すための治具として機能し、抜き直しダイ
は抜き直しパンチによって押し出された打ち抜きカスの
姿勢を保持したまま下方へ導くガイドとして機能する。
したがって、通常打ち抜きと同様に打ち抜きカスを下方
へ落下させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図1は本発明による打ち抜き用
プレス金型を示す正面断面図である。本発明によるプレ
ス金型は、被打ち抜き材101の片面に当てがわれる逆
抜きダイ102、被打ち抜き材101を打ち抜いた後、
逆抜きダイ102の凹部に嵌入する逆抜きパンチ103
を備えている。更に、打ち抜きカス104をガイドする
ため、被打ち抜き材101を挟んで逆抜きダイ102の
反対側に抜き直しダイ105が設けられ、この抜き直し
ダイ105に打ち抜きカス104を送り込むために逆抜
きダイ102の中空部に相当する位置に抜き直しパンチ
106が配設されている。この抜き直しパンチ106
は、逆抜きダイ102の中空部に昇降する構造でもよい
し、逆抜きダイ102を退避させた後に入れ替える構造
であってもよい。同様に、抜き直しダイ105は、逆抜
きパンチ103を退避させた後に入れ替えればよい。な
お、抜き直しパンチ106は、逆抜きパンチ103で加
工した打ち抜き穴の内周に接触することがない様に、打
ち抜き穴の内径に対し0.05mm程度の隙間が形成で
きる直径にする。
て図面を基に説明する。図1は本発明による打ち抜き用
プレス金型を示す正面断面図である。本発明によるプレ
ス金型は、被打ち抜き材101の片面に当てがわれる逆
抜きダイ102、被打ち抜き材101を打ち抜いた後、
逆抜きダイ102の凹部に嵌入する逆抜きパンチ103
を備えている。更に、打ち抜きカス104をガイドする
ため、被打ち抜き材101を挟んで逆抜きダイ102の
反対側に抜き直しダイ105が設けられ、この抜き直し
ダイ105に打ち抜きカス104を送り込むために逆抜
きダイ102の中空部に相当する位置に抜き直しパンチ
106が配設されている。この抜き直しパンチ106
は、逆抜きダイ102の中空部に昇降する構造でもよい
し、逆抜きダイ102を退避させた後に入れ替える構造
であってもよい。同様に、抜き直しダイ105は、逆抜
きパンチ103を退避させた後に入れ替えればよい。な
お、抜き直しパンチ106は、逆抜きパンチ103で加
工した打ち抜き穴の内周に接触することがない様に、打
ち抜き穴の内径に対し0.05mm程度の隙間が形成で
きる直径にする。
【0014】次に、このような構成の金型を用いて打ち
抜きを行う手順について、図3をもとに説明する。ま
ず、通常の逆抜きと同様に逆抜きパンチ103で被打ち
抜き材101の打ち抜きを行う。このとき、図1の
(a)に示すように逆抜きパンチ103は打ち抜き板厚
の1/2〜2/3程度までの切り込みとし、打ち抜きカ
ス104の一部が被打ち抜き材101に残り、分離され
ない半抜き状態にする。
抜きを行う手順について、図3をもとに説明する。ま
ず、通常の逆抜きと同様に逆抜きパンチ103で被打ち
抜き材101の打ち抜きを行う。このとき、図1の
(a)に示すように逆抜きパンチ103は打ち抜き板厚
の1/2〜2/3程度までの切り込みとし、打ち抜きカ
ス104の一部が被打ち抜き材101に残り、分離され
ない半抜き状態にする。
【0015】この後、金型内で被打ち抜き材101が搬
送される。次のステージで、半抜き状態の打ち抜きカス
104は、逆抜きダイ102が退避し、且つ逆抜きスト
リッパ(不図示)が上方向に附勢されることによって、
図1の(b)のように被打ち抜き材101の中へ押し戻
される。更に、次のステージで打ち抜きカス104の上
下に抜き直しパンチ106及び抜き直しダイ105が位
置決めされる。この状態のまま、抜き直しパンチ106
が下降することにより、図1の(c)のように打ち抜き
カス104は抜き直しダイ105内へ打ち抜かれる。打
ち抜き回数が増え、打ち抜きカス104が抜き直しダイ
105内に玉打ち状態に溜まれば、打ち抜きカス104
は打ち抜き毎に下方へ落下する。
送される。次のステージで、半抜き状態の打ち抜きカス
104は、逆抜きダイ102が退避し、且つ逆抜きスト
リッパ(不図示)が上方向に附勢されることによって、
図1の(b)のように被打ち抜き材101の中へ押し戻
される。更に、次のステージで打ち抜きカス104の上
下に抜き直しパンチ106及び抜き直しダイ105が位
置決めされる。この状態のまま、抜き直しパンチ106
が下降することにより、図1の(c)のように打ち抜き
カス104は抜き直しダイ105内へ打ち抜かれる。打
ち抜き回数が増え、打ち抜きカス104が抜き直しダイ
105内に玉打ち状態に溜まれば、打ち抜きカス104
は打ち抜き毎に下方へ落下する。
【0016】以上のように、逆抜き部では打ち抜きカス
104が逆抜きパンチ103で剪断加工され、逆抜きパ
ンチ103側から逆抜きダイ102側へ向かって、だれ
面→剪断面→破断面、が形成される。打ち抜きカス10
4が押し戻され、抜き直しパンチ106によって打ち抜
かれても、一旦形成された打ち抜き穴の形状はそのまま
維持され、従来の逆抜きと同様の形状を作ることができ
る。
104が逆抜きパンチ103で剪断加工され、逆抜きパ
ンチ103側から逆抜きダイ102側へ向かって、だれ
面→剪断面→破断面、が形成される。打ち抜きカス10
4が押し戻され、抜き直しパンチ106によって打ち抜
かれても、一旦形成された打ち抜き穴の形状はそのまま
維持され、従来の逆抜きと同様の形状を作ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上より明らかな如く、本発明によれ
ば、逆抜きパンチで被打ち抜き材の一部を下方から上方
へ打ち抜いた後、その打ち抜きカスを一旦被打ち抜き材
へ戻し、この戻された打ち抜きカスを下方へ抜き落とす
ようにしたので、逆抜きを行いながら、打ち抜きカスは
下方へ落とすことができ、逆抜きダイにカス詰まりが発
生せず、安定した量産が可能になる。
ば、逆抜きパンチで被打ち抜き材の一部を下方から上方
へ打ち抜いた後、その打ち抜きカスを一旦被打ち抜き材
へ戻し、この戻された打ち抜きカスを下方へ抜き落とす
ようにしたので、逆抜きを行いながら、打ち抜きカスは
下方へ落とすことができ、逆抜きダイにカス詰まりが発
生せず、安定した量産が可能になる。
【0018】また、ストリッパプレートに逆抜きカスを
排出するためのエアー溝を設ける必要がなくなり、金型
を小型化することができる。更に、エアー供給手段及び
集塵機も不要にでき、金型のローコスト化が可能にな
る。
排出するためのエアー溝を設ける必要がなくなり、金型
を小型化することができる。更に、エアー供給手段及び
集塵機も不要にでき、金型のローコスト化が可能にな
る。
【図1】本発明による打ち抜き用プレス金型を示す正面
断面図である。
断面図である。
【図2】半導体装置に用いられるリードフレームの一例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】逆抜き方式の従来のプレス金型の構造を示す正
面断面図である。
面断面図である。
101 被打ち抜き材 102 逆抜きダイ 103 逆抜きパンチ 104 打ち抜きカス 105 抜き直しダイ 106 抜き直しパンチ
Claims (3)
- 【請求項1】被打ち抜き材の一部を下方から上方へ打ち
抜く逆抜きパンチを備えた打ち抜き用プレス金型におい
て、 前記逆抜きパンチで逆抜きした打ち抜きカスを一旦前記
被打ち抜き材へ戻す手段と、 前記戻された打ち抜きカスを下方へ抜き落とす抜き落と
し手段とを備えたことを特徴とする打ち抜き用プレス金
型。 - 【請求項2】前記逆抜きは、半抜きであることを特徴と
する請求項1記載の打ち抜き用プレス金型。 - 【請求項3】前記抜き落とし手段は、 前記打ち抜きカスを上方から押し出す抜き直しパンチ
と、 前記被打ち抜き材の打ち抜き部の下面を支持し、且つ前
記抜き直しパンチにより押し出された打ち抜きカスをガ
イドする抜き直しダイとを具備することを特徴とする請
求項1記載の打ち抜き用プレス金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4456896A JPH09239458A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 打ち抜き用プレス金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4456896A JPH09239458A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 打ち抜き用プレス金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09239458A true JPH09239458A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12695115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4456896A Pending JPH09239458A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 打ち抜き用プレス金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09239458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100900334B1 (ko) * | 2007-10-25 | 2009-06-02 | 주식회사 신원기술 | 리드프레임의 역 타발 가공장치 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP4456896A patent/JPH09239458A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100900334B1 (ko) * | 2007-10-25 | 2009-06-02 | 주식회사 신원기술 | 리드프레임의 역 타발 가공장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102045142B1 (ko) | 성형품의 측면취출이 가능한 프로그래시브금형 | |
JP2676979B2 (ja) | 打ち抜き金型および打ち抜きプレス機 | |
JP2002321022A (ja) | 金属プレス加工における精密打抜き加工法 | |
JP4446800B2 (ja) | トリム型 | |
JPH09271856A (ja) | プレス成形型 | |
JPH09239458A (ja) | 打ち抜き用プレス金型 | |
KR101382349B1 (ko) | 프레스용 스크랩 취출장치 | |
CN209849651U (zh) | 基于同一基准面的侧切模具 | |
JP2750390B2 (ja) | 座金の製造方法 | |
JP2004136310A (ja) | プレス方法およびその装置 | |
JPH0615381A (ja) | 板状材料のせん断方法 | |
JP2003033844A (ja) | 鍛造プレス | |
CN210450560U (zh) | 一种用于模内压铆铜钉的模具 | |
JPH0890098A (ja) | プレス加工方法 | |
CN214290306U (zh) | 一种异形拉伸侧切废料落料模具 | |
CN212190840U (zh) | 带切边、冲孔、压毛刺、成型及落料的冲压级进模 | |
CN214683748U (zh) | 一种冲压模具用快速脱离废料的结构 | |
CN211101054U (zh) | 一种无孔落料模具 | |
KR960009286Y1 (ko) | 리드 프레임 제조 장치 | |
CN214442371U (zh) | 防止冲压过程中废料上浮的冲压模具 | |
CN221773267U (zh) | 一种铜排的冲压装置 | |
CN217315451U (zh) | 一种冲压模具 | |
CN209006501U (zh) | 一种制动蹄小加强板手推级进模具 | |
JP2002166397A (ja) | 打ち抜き装置 | |
CN209737754U (zh) | 一种送料裁切及组装盖板装置 |