JPH0890098A - プレス加工方法 - Google Patents

プレス加工方法

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JPH0890098A
JPH0890098A JP6218937A JP21893794A JPH0890098A JP H0890098 A JPH0890098 A JP H0890098A JP 6218937 A JP6218937 A JP 6218937A JP 21893794 A JP21893794 A JP 21893794A JP H0890098 A JPH0890098 A JP H0890098A
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Teruo Kamata
輝郎 鎌田
Akira Namiki
明 並木
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】切粉の発生を確実に防止することができ、容易
かつ高精度に成形品を得ることを可能にする。 【構成】絞り成形装置10によりワーク12に絞り成形
加工が施される際、前記ワーク12のトリムライン22
と各カットライン24の交差部位にC形溝部26が形成
される。次に、トリム加工工程で、C形溝部26を分離
開始端として各カットライン24に切断処理が行われ
る。従って、トリムライン22と各カットライン24の
交差部位は、C形溝部26から確実に分離され、この交
差部位にバリが発生することを可及的に防止することが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形加工後のワークに
トリム加工を施して成形品を得るプレス加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、プレス加工によって板状ワークか
ら成形品を得る場合、このワークに成形加工を施した
後、トリム加工を行って前記ワークの成形品形状部から
不要部分(以下、スクラップ部という)を除去する作業
が行われている。
【0003】ところで、比較的大型の成形品を得る際に
は、この成形品から除去されるスクラップ部も大きなも
のとなってしまう。このため、例えば、特開平5−79
44号公報に開示されているように、リストライク加工
用のダイとブランクホルダとに設けられたスリット加工
部により、複数の分断スリットをリストライク加工時に
形成した後、トリム加工によってトリムラインで製品部
からスクラップ部を互いに分断して切除する方法が知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、トリム加工前にワークに対して分断スリ
ットを形成するため、この分断スリットの加工時に前記
ワークにバリが残ってしまう。従って、次にトリム加工
が行われる際、バリがトリミング刃で切断されて切粉が
発生し易く、この切粉が成形品のディフォームの原因と
なってしまうという問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、切粉の発生を確実に防止することができ、容易か
つ高精度に成形品を得ることが可能なプレス加工方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ワークに成形加工を施した後、トリム
加工を行って前記ワークの成形品形状部から不要部分を
除去して成形品を得るプレス加工方法であって、 前記トリム加工前に、トリムラインの少なくとも一部ま
たは該トリムラインの近傍に溝部を形成する工程と、 前記溝部を分離開始端として前記トリム加工を施す工程
と、 を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の本発明に係るプレス加工方法では、ワー
クの所定の部位に溝部が形成された後、この溝部を分離
開始端としてトリム加工が行われる。このため、特に分
離部位が交差している部分でも、溝部を介して成形品形
状部から不要部分を確実に分離することができ、この成
形品形状部側にバリが発生することを阻止することが可
能になる。
【0008】
【実施例】本発明に係るプレス加工方法について、これ
を実施するための装置との関連で実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1において、参照数字10は、第1の実
施例に係るプレス加工方法を実施するための絞り成形装
置を示す。この絞り成形装置10は、金属薄板であるワ
ーク12を所定の形状、例えば、自動車車体の側板形状
に成形するために、下型14とこの下型14に対して進
退自在な上型16とを備える。
【0010】ワーク12は、成形品形状部18とスクラ
ップ部20とを有し、これらの境界部位にトリムライン
22が設定されるとともに、このスクラップ部20に
は、前記トリムライン22に交差して複数のカットライ
ン24が設定される。
【0011】上型16は、ワーク12を自動車車体の側
板形状に成形する際に、このワーク12のトリムライン
22と各カットライン24の交差部位(または交差部位
近傍)にC形溝部26を形成するための複数のポンチ部
材28を備える(図2および図3参照)。ポンチ部材2
8は、上型16に埋設されており、下端部に断面三角形
を有した円弧状の突起部30を有している。
【0012】図4および図5において、参照数字40
は、トリム加工装置を示す。このトリム加工装置40
は、下型42とこの下型42に対して進退自在な上型4
4とを備える。下型42および上型44の側部には、成
形後のワーク12をトリムライン22に沿って切断する
ためのトリミング刃46、48が設けられるとともに、
前記上型44には、各カットライン24を切断するため
の複数の刃部50が固着される。刃部50は、C形溝部
26を分離開始端として各カットライン24に切断処理
を施すべく所定の形状に設定された切刃52を有してい
る。
【0013】次に、このように構成される絞り成形装置
10およびトリム加工装置40を用いて、第1の実施例
に係るプレス加工方法を説明する。
【0014】まず、図1に示すように、ワーク12が絞
り成形装置10を構成する下型14に配置された後、上
型16の下降作用下にこの上型16および下型14によ
り前記ワーク12に絞り成形加工が施される。その際、
上型16に設けられたポンチ部材28の突起部30を介
してワーク12のトリムライン22と各カットライン2
4の交差部位にC形溝部26が形成される(図2参
照)。
【0015】そこで、絞り成形加工後のワーク12は、
トリム加工装置40を構成する下型42に配置され、上
型44が下降することにより、まず、刃部50の切刃5
2が、各カットライン24にC形溝部26を分離開始端
として切断処理を開始する(図6Aおよび図6B参
照)。
【0016】上型44がさらに下降すると、刃部50の
切刃52が、C形溝部26側から各カットライン24を
切断する(図7Aおよび図7B参照)。次いで、下型4
2のトリミング刃46と上型44のトリミング刃48に
より、スクラップ部20がトリムライン22に沿って切
断され、このスクラップ部20が複数に分離されて成形
品形状部18から除去される(図8Aおよび図8B参
照)。
【0017】この場合、第1の実施例では、ワーク12
に絞り成形加工を施す際、ポンチ部材28の突起部30
を介して前記ワーク12のトリムライン22と各カット
ライン24の交差部位にC形溝部26が形成される。次
に、トリム加工工程で、刃部50の切刃52を介してC
形溝部26を分離開始端として各カットライン24に切
断処理を行っている。
【0018】従って、トリムライン22と各カットライ
ン24の交差部位は、C形溝部26から確実に分離する
ことができ、この交差部位にバリが発生することを可及
的に防止することが可能になる。これにより、前記バリ
の除去処理が不要になって切粉が生じることがなく、成
形品形状部18のディフォームを確実に阻止して高精度
な成形加工が容易かつ効率的に遂行可能になるという効
果が得られる。
【0019】次いで、第2の実施例に係るプレス加工方
法について、図9〜図11を参照しながら説明する。
【0020】図9において、参照数字60は、図示しな
い絞り成形装置により、例えば、自動車車体のルーフパ
ネル形状に絞り成形されたワークを示す。このワーク6
0は、成形品形状部62とスクラップ部64とを有し、
これらの境界部位に設定されたトリムライン66に沿っ
て三角形状の溝部68が形成される(図10参照)。こ
のトリムライン66に交差して複数のカットライン70
が設定され、このカットライン70にも溝部68が形成
されている。
【0021】図11において、参照数字72は、トリム
加工装置を示し、このトリム加工装置72は、ワーク6
0をトリムライン66に沿って載置する下型74と、こ
のワーク60のスクラップ部64に対応して配置され昇
降自在な複数のプッシュバー76とを備える。
【0022】このような構成において、絞り成形時に溝
部68が形成されたワーク60は、図11に示すよう
に、トリム加工装置72を構成する下型74に配置され
る。そこで、複数のプッシュバー76が下降することに
より、スクラップ部64が下方に押圧され、このスクラ
ップ部64は、溝部68を分離開始端としてトリムライ
ン66およびカットライン70に沿って切断される。
【0023】従って、第2の実施例では、スクラップ部
64が、溝部68から確実に分離されるため、トリムラ
イン66にバリが発生することを有効に防止することが
できる。これにより、切粉が生じることを確実に阻止す
ることが可能になり、第1の実施例と同様な効果が得ら
れる。
【0024】なお、第1の実施例では、ワーク12にC
形溝部26を形成したが、これに限定されるものではな
く、T形、矩形、三角形等、種々の形状に設定すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るプレス加工方法によれば、
以下の効果乃至利点が得られる。
【0026】ワークの所定の部位に溝部が形成された
後、この溝部を分離開始端としてトリム加工が行われる
ため、特に分離部位が交差している部分でも、溝部を介
して確実に分離することができる。これにより、バリの
発生を可及的に阻止することが可能になり、該バリの除
去処理が不要になって切粉の発生が防止され、高精度な
成形品を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るプレス加工方法を
実施するための絞り成形装置およびワークの斜視概略説
明図である。
【図2】前記第1の実施例に係る絞り成形装置を構成す
る上型の要部の斜視概略説明図である。
【図3】前記上型の要部の縦断面図である。
【図4】前記第1の実施例に係るプレス加工方法を実施
するためのトリム加工装置の斜視概略説明図である。
【図5】前記トリム加工装置の要部の縦断面図である。
【図6】前記第1の実施例に係るプレス加工方法の説明
図であり、図6Aは、刃部でC形溝部の切断を開始した
状態の説明図であり、図6Bは、この刃部を省略した状
態の説明図である。
【図7】前記第1の実施例に係るプレス加工方法の説明
図であり、図7Aは、刃部でC形溝部の切断途上の説明
図であり、図7Bは、この刃部を省略した状態の説明図
である。
【図8】前記第1の実施例に係るプレス加工方法の説明
図であり、図8Aは、上型でスクラップ部を切断した状
態の説明図であり、図8Bは、この上型を省略した状態
の説明図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係るプレス加工方法を
実施するためのワークの斜視概略説明図である。
【図10】図9中、X−X線断面図である。
【図11】前記第2の実施例に係るプレス加工方法を実
施するためのトリム加工装置の斜視概略説明図である。
【符号の説明】
10…絞り成形装置 12…ワーク 14…下型 16…上型 18…成形品形状部 20…スクラッ
プ部 22…トリムライン 24…カットラ
イン 26…C形溝部 28…ポンチ部
材 30…突起部 40…トリム加
工装置 42…下型 44…上型 50…刃部 60…ワーク 62…成形品形状部 64…スクラッ
プ部 66…トリムライン 68…溝部 70…カットライン 72…トリム加
工装置 74…下型 76…プッシュ
バー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークに成形加工を施した後、トリム加工
    を行って前記ワークの成形品形状部から不要部分を除去
    して成形品を得るプレス加工方法であって、 前記トリム加工前に、トリムラインの少なくとも一部ま
    たは該トリムラインの近傍に溝部を形成する工程と、 前記溝部を分離開始端として前記トリム加工を施す工程
    と、 を有することを特徴とするプレス加工方法。
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