JPH09238779A - ベット兼用ソファー - Google Patents

ベット兼用ソファー

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Publication number
JPH09238779A
JPH09238779A JP5297896A JP5297896A JPH09238779A JP H09238779 A JPH09238779 A JP H09238779A JP 5297896 A JP5297896 A JP 5297896A JP 5297896 A JP5297896 A JP 5297896A JP H09238779 A JPH09238779 A JP H09238779A
Authority
JP
Japan
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cushion
base
sofa
posture
bed
Prior art date
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Pending
Application number
JP5297896A
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English (en)
Inventor
Hisao Tomiyama
久男 冨山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koizumi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koizumi Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソファーとして使用する際の背凭れ部分の嵩
張りを抑制でき、しかも、ベットとソファーとの使用形
態の切替え作業を能率良く簡便に行うことができる。 【解決手段】 上方に開口する物品収納部4を備えた基
台1の上部に、基台1の前後幅とほぼ同一又はそれより
も大なる前後幅を備えた第1クッション2を、基台1の
上面に沿って前方に引き出し移動自在に設けるととも
に、基台1の後部には、第1クッション2と同一又はほ
ぼ同一の厚みを有する第2クッション3を、第1クッシ
ョン2の後側部において起立する姿勢と、起立姿勢時の
後側面が前方に引き出された第1クッション2の上面に
連続する状態で基台1の上面に載置される倒伏姿勢とに
横軸芯P周りで揺動切替自在に取付け、更に、第1クッ
ション2の前部には、前方に引き出された第1クッショ
ン2を基台1とで支持する脚部11が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品収納部を備え
た基台の上部に第1クッションを前方に移動自在に設け
るとともに、前記基台に、第2クッションを、前記第1
クッションの後側部において起立する姿勢と、第1クッ
ションを前方に移動したのちの基台の上面に載置される
倒伏姿勢とに横軸芯周りで揺動切替自在に取付けてある
ベット兼用ソファーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のベット兼用ソファーとし
ては、実開平2−124064号公報の第4図に示すよ
うに、前方に引き出し移動自在な引出を備えた載置部
と、該載置部の後部から上方に向かって延設された背板
部とからなるLの字状の基台のうち、前記載置部の上面
に、第1クッションを第1横軸芯周りで前方に180度
反転移動自在に設けるとともに、前記載置部の上部後方
で背板部の直前方に、第2クッションを、前記背板部の
前面に沿う起立姿勢と、前記第1クッションを前方に揺
動移動したのちの載置部の上面に載置される倒伏姿勢と
に揺動切替自在に取付け、前方に反転移動された第1ク
ッションの前端側下側面を、前記載置部から前方に引き
出された引出の前板上面にて受け止めるように構成した
ものが提案されている。この従来のベット兼用ソファー
は、前記第1クッションが載置部の上部に位置し、第2
クッションが起立姿勢にあるソファーとしての使用形態
から、前記引出を前方に引き出し、かつ、第1クッショ
ンと第2クッションとをそれぞれ前方に揺動操作して所
定の姿勢に切替えることにより、ベットとしての使用形
態に切り替えることができるものであるから、ソファー
としての使用形態で壁面に沿わせて配置しても、例え
ば、第2クッションを後方に揺動して倒伏姿勢に切り替
えることによりベットとしての使用形態に切り替えるこ
とができるベット兼用ソファーのように、ベットとして
の使用形態に切り替えるために、ベット兼用ソファー全
体を壁面から一旦前方に移動させる必要がなく、使い勝
手の良いものである。しかも、前方に反転移動された第
1クッションの前端側下側面を受止める引出を、シーツ
や毛布或いは枕や背当てクッション等を収納するための
物品収納部として有効利用することもでき、この面でも
使い勝手の良いものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のベット兼用
ソファーでは、ベットとして使用する場合、第1クッシ
ョンの上面と第2クッションの上面とが連続する状態と
なるように、ソファーとしての使用形態時に背凭れ部と
なる第2クッションの厚みを第1クッションの厚みと同
一に構成してあるため、ソファーとして使用した場合、
前記基台の側板部と第2クッションとで構成されるソフ
ァーの背凭れ部の前後幅が大きくなり、ソファー全体が
嵩張る問題がある。また、ベットとソファーとの使用形
態を切り替えるためには、前記引出の載置部からの出退
操作、第1クッションの反転揺動操作、及び、第2クッ
ションの揺動操作の3つの工程を行わなければならず、
使用形態の切替作業が煩雑化するとともに、前記引出内
に収納されている物品の荷重が重くなると、引出の出退
操作を行う際の操作力が大きくなって、該引出の出退操
作が重くなり、使用形態の切替え作業に多くの時間と労
力とを要する問題がある。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、従来技術と同様の使い勝手の
良さを確保しながらも、ベットとソファーとの使用形態
を切り替えるための切替構造を工夫して、ソファーとし
て使用する際の背凭れ部分の嵩張りを抑制するととも
に、ベットとソファーとの使用形態の切替え作業を能率
良く簡便に行い易いベット兼用ソファーを提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のベット兼用ソファーの特徴
構成は、上方に開口する物品収納部を備えた基台の上部
に、該基台の前後幅とほぼ同一又はそれよりも大なる前
後幅を備えた第1クッションを、基台の上面に沿って前
方に引き出し移動自在に設けるとともに、前記基台の後
部に、前記第1クッションと同一又はほぼ同一の厚みを
有する第2クッションを、前記第1クッションの後側部
において起立する姿勢と、該起立姿勢時の後側面が前方
に引き出された第1クッションの上面に連続する状態で
基台の上面に載置される倒伏姿勢とに横軸芯周りで揺動
切替自在に取付け、更に、前記第1クッションの前部
に、前方に引き出された第1クッションを基台とで支持
する脚部が設けられている点にある。上記特徴構成で
は、前記第1クッションの前後方向での移動操作と、前
記第2クッションを起立姿勢又は倒伏姿勢に切り替える
揺動切替操作とにより、第1クッションを前方に引き出
し、かつ、第2クッションを基台上面に倒伏姿勢で載置
して構成したベットとしての使用形態と、第1クッショ
ンを基台の上部に位置させ、かつ、第2クッションを起
立姿勢にして構成したソファーとしての使用形態とに切
り替えることができる。しかも、ベットとしての使用形
態では、前記両クッションにて形成された寝床部分の厚
みがほぼ全域に亘って同一又はほぼ同一に構成されると
ともに、この寝床部分の上面がほぼ面一に構成される。
また、ソファーとしての使用形態では、前記第2クッシ
ョンが前記基台の後部に、横軸芯周りで揺動切替自在に
取付けられているので、従来のように起立姿勢にある第
2クッションの後側面側に基台の一部が存在することが
なく、第2クッションのみをもってソファーの背凭れ部
が構成される。更に、前記基台に備えられた物品収納部
をシーツ、毛布、枕及びパジャマ等の収納部として利用
することができる。それ故に、ソファーとして使用する
場合、背凭れ部が第2クッシュンのみで構成されるの
で、第2クッションの厚みを従来と同一の厚みに構成し
ながらも、背凭れ部の嵩張りを抑制することができる。
しかも、ベットとソファーとの使用形態を切り替える場
合でも、2工程の操作で済み、その上、物品収納部に物
品を詰め込んでも、その重みで第1クッションの引き出
し移動操作が重くなることがないから、従来に比してベ
ットとソファーとの使用形態の切替え作業を少ない労力
で能率良く簡便に行うことができる。
【0006】本発明の請求項2記載のベット兼ソファー
の特徴構成は、前記第2クッションが、前記基台に、そ
の後側面の上辺に沿う前記横軸芯周りで前記起立姿勢と
倒伏姿勢とに揺動切替自在に取付けられていて、前記第
2クッションの一部が、起立姿勢において前記基台の後
側面に接当するとともに、起立姿勢にある前記第2クッ
ションの前側面と前記第1クッションの後側面とが接当
可能に構成されている点にある。上記特徴構成では、前
記第2クッションの一部を、起立姿勢で基台の後側面に
接当させる分だけ、前記第2クッションの倒伏姿勢にお
ける前後幅を長くすることができるから、ベットとして
の使用形態における寝床部分の前後幅を長くすることが
できる。しかも、前記第2クッションが、基台の後側面
の上辺側の横軸芯周りで揺動し、かつ、前記第2クッシ
ョンの一部と基台の後側面とが接当するように構成され
ているので、第2クッションが起立姿勢から更に後方に
揺動することを、該第2クッションの一部と基台の後側
面との接当により規制でき、更に、起立姿勢にある前記
第2クッションの前側面と前記第1クッションの後側面
との接当により、該第2クッションの倒伏姿勢側への揺
動を規制することができる。従って、第2クッションを
起立姿勢に保持するための姿勢固定構造の簡素化を図る
ことができる。
【0007】本発明の請求項3記載のベット兼ソファー
の特徴構成は、前記第1クッションの左右方向の両側部
に位置するクッション部の各々が、左右方向の中間に位
置するクッション部に対して前後軸芯周りで上方に起立
揺動自在に構成されているとともに、前記両側のクッシ
ョン部を前後軸芯周りの複数位置で選択的に係止する係
止手段が設けられている点にある。上記特徴構成では、
ソファーとしての使用形態において、前記第1クッショ
ンの左右方向の両側部に位置する各クッション部を前後
軸芯周りで上方に揺動操作して、前記係止手段にて複数
位置の何れかの位置で係止することにより、これら両ク
ッション部を肘掛け部分に利用したり、或いは、前記両
クッション部のうち一方のクッション部を、寝転がった
際の頭置き部分に、他方のクッション部を、その状態で
の足置き部分として利用することができるので、一台の
ベット兼ソファーをもって、ベットとソファーのみなら
ずカウチとしても使用でき、更に使用形態の多様化を図
ることができる。
【0008】本発明の請求項4記載のベット兼ソファー
の特徴構成は、前記脚部にはキャスターが取付けられて
いる点にある。上記特徴構成では、前記脚部にキャスタ
ーを取付けることにより、第1クッションを前後方向に
移動操作するための操作力を軽減できるので、該第1ク
ッションの移動操作を楽に行うことができ、もって、使
用形態の切替作業を更に少ない労力で能率良く行うこと
ができる。
【0009】本発明の請求項5記載のベット兼ソファー
の特徴構成は、前記基台と第1クッションに内装された
フレームとの間に、第1クッションの前方への最大引き
出し位置を倒伏姿勢にある第2クッションの前側面に密
着する位置に接当規制するストッパー部が設けられてい
る点にある。上記特徴構成では、前記第1クッションを
前方に引き出し移動すると、その最大引き出し位置でス
トッパー部が接当して、第1クッションの更なる前方へ
の引き出し移動が規制される。この状態から第2クッシ
ョンを起立姿勢から倒伏姿勢に揺動切替すると、第1ク
ッションと第2クッションとが、該両クッシュンの相対
向面間に隙間がない状態で連続して、ベットとしての使
用形態における寝床部分が形成されるので、例えば、第
2クッションの倒伏位置よりも前方に第1クッションを
引き出し移動し、第2クッションを倒伏姿勢にしたのち
第1クッションを第2クッション側に押し込み移動し
て、両クッションの相対向面同士を密着させる構造のも
のに比べて、ベットへの使用形態の切替作業を能率良く
簡便に行うことができる。
【0010】本発明の請求項6記載のベット兼ソファー
の特徴構成は、前記基台の上面と第1クッションに内装
されたフレームとの相対向する部位の少なくとも一方
に、第1クッションの下面を基台の上面から浮上させた
状態で前後方向に移動案内可能で、かつ、第1クッショ
ンの上面に荷重が作用したとき弾性付勢力に抗して非案
内位置に引退するガイド輪体を設けてある点にある。上
記特徴構成では、基台の上面に対する第1クッションの
移動を、前記ガイド輪体の転動により行うことができる
ので、基台の上面に対して第1クッションが摺動しなが
ら移動するものに比べて、その移動に要する操作力を軽
減することができる。しかも、ソファーとしての使用形
態において、着座したり又は寝転んだ状態では、第1ク
ッションに作用する体重等の荷重によってガイド輪体が
弾性付勢力に抗して非案内位置に引退するから、前記荷
重を基台の上面に受け止めさせることができるととも
に、第1クッションの前後方向でのズレ動きを規制する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図10は、本発明のベット兼用
ソファーの第1実施形態を示し、左右方向に長い矩形状
の基台1、この基台1の前後幅よりも大なる前後幅と該
基台1の左右幅よりも大なる最大左右幅とを備えた左右
方向に長い第1クッション2、及び、この第1クッショ
ン2とほぼ同一の厚みと該第1クッション2の最大左右
幅とほぼ同一の左右幅とを有する第2クッション3から
構成されている。
【0012】図3、図4に示すように、前記基台1に
は、上方に開口する物品収納部としての凹部4が窪み形
成されているとともに、この基台1の下側面の四隅の各
々には円柱状の脚部5が装着されている。前記第1クッ
ション2及び第2クッション3は、ウレタン製のスポン
ジ等からなるクッション材6の厚み方向一側面側に保形
部材としてのフレーム7を配置した状態で、その外周面
を合成皮革や織物地等のカバー部材8で外套して形成さ
れている。
【0013】図3、図4に示すように、前記第1クッシ
ョン2は、それに内装されたクッション材6側が上面側
となる状態で基台1の上部にほぼ水平姿勢で設けら、こ
の第1クッション2の下側面に設けられている左右一対
の係合部材9と、前記凹部4を構成する基台1の周壁内
面のうち、左右方向で相対向する周壁内面1Aの上端縁
の各々に沿って設けられているレール材10との係合に
より、上方への抜け出しが規制されているとともに、基
台1の上面に沿って前方に引き出し移動自在に構成され
ている。前記第1クッション2は、該第1クッション2
が基台1の上部に重合する押込姿勢において、該第1ク
ッション2の前部2aが基台1の前側面よりも前方に突
出し、かつ、第1クッション2の後側面と基台1の後側
面とが鉛直方向でほぼ面一となる状態で基台1の上面に
載置されている。また、前記第1クッション2は、基台
1に対して、前記係合部材9が前記凹部4を構成する基
台1の周壁内面のうち、前側周壁内面1Bに接当する位
置まで引き出し移動自在に構成されていて、第1クッシ
ョン2が基台1の前方の最大引き出し位置まで引き出さ
れた突出姿勢では、前記凹部4が外部上方に向かって開
口する。図3、図4に示すように、前記第1クッション
2の押込姿勢で、基台1の前側面から突出する第1クッ
ション2の前部2aの下側面には、前記基台1の前側面
全域を前方から覆う状態で縦断面コの字状の脚部11が
設けられているとともに、この脚部11の下面側の左右
両側には、第1クッション2の前方への引き出し移動を
楽に行えるようにキャスター12が取付けられていて、
前記突出姿勢おいて、第1クッション2は基台1の前部
側の上面と前記キャスター12を備えた脚部11とによ
りほぼ水平姿勢に支持されている。尚、前記係合部材9
及び脚部11は、共に第1クッション2に内装されたフ
レーム7に対してボルトを介して固着されている。
【0014】図3〜図5に示すように、前記第2クッシ
ョン3は基台1の後側面に左右一対の蝶番13を介して
取付けられていて、前記第1クッション2及び基台1の
後側部においてほぼ鉛直方向に沿って起立する姿勢と、
該起立姿勢時の後側面が前方に引き出された前記突出姿
勢にある第1クッション2の上面に連続する状態で基台
1の上面に載置される倒伏姿勢とに、基台1の後側面の
上辺に沿う前記蝶番の横軸芯P周りで揺動切替自在に取
付けられている。前記第2クッション3は、倒伏姿勢に
おいてこの第2クッション3に内装されたクッション材
6が上面側となる状態で配置されている。また、前記第
2クッション3の一部である、起立姿勢において基台1
の後側部に位置する部分3a、つまり、前記横軸芯Pを
挟んで下方に位置する部分は、その前側面が起立姿勢で
基台1の後側面に接当して、この第2クッション3の起
立姿勢から後方への更なる揺動移動が阻止されていると
ともに、前記横軸芯Pを挟んで上方に位置する部分は、
その前側面が起立姿勢において前記押込姿勢の第1クッ
ション2の後側面と接当して、この第2クッション3の
起立姿勢から倒伏姿勢への揺動移動が規制されている。
尚、前記第1クッション2を基台1の前方に引き出すこ
とにより、第2クッション3の倒伏姿勢への揺動移動の
規制は解除される。
【0015】図4に示すように、前記第2クッション3
を起立姿勢から倒伏姿勢に揺動切換すると、倒伏姿勢と
なった第2クッション3の前側面と引出姿勢にある第1
クッション2の後側面とが密着するように構成されてい
る。つまり、前記基台1と第1クッション2に内装され
たフレーム7との間には、第1クッション2の前方への
最大引き出し位置を、該第1クッション2の後側面が倒
伏姿勢にある第2クッション3の前側面に密着する位置
に接当規制するストッパー部14が設けられ、該ストッ
パー部14が、前記係合部材9と基台1の周壁の内面の
うちの前記前側周壁内面1Bとから構成されている。
【0016】図6、図7に示すように、前記第1クッシ
ョン2の左右方向の両側部に位置する揺動クッション部
2Aの各々は、左右方向の中間に位置する固定クッショ
ン部2Bに対して前後軸芯Q周りで上方に、前記脚部1
1及び基台1の上面に受け止められたほぼ水平な倒伏姿
勢から最大82度の角度範囲で起立揺動自在に構成され
ているとともに、前記両側の揺動クッション部2Aを、
前後軸芯Q周りの揺動角度範囲内においてほぼ均等割り
された、倒伏姿勢を含む6つの角度位置で選択的に係止
する係止手段15が設けられている。詳しくは、前記第
1クッション2に内装されているフレーム7は、前記両
揺動クッション部2Aの各々に内装されているフレーム
部7Aと、前記固定クッション部2Bに内装されている
フレーム部7Bとに分割構成されていて、前記各揺動ク
ッション部2Aのフレーム部7Aと固定クッション部2
Bのフレーム部7Bとは、前後一対の揺動連結具16を
介して前後軸芯Q周りで揺動自在に連結してあり、これ
ら各揺動連結具16の連結部分16Aに前記係止手段1
5が設けられている。前記揺動連結具16は、一方のフ
レーム部7Bに固着される第1パイプ部材17の遊端部
に形成された二股部分に、他方のフレーム部7Aに固着
される第2パイプ部材18の遊端部を差し込み、該遊端
部同士を連結軸19にて枢支連結して構成されている。
【0017】前記係止手段15自体は従来から各種構造
のものが提案されており、その一例を簡単に説明する。
すなわち、前記係止手段15を構成するに、図9に示す
ように、前記揺動連結具16の第2パイプ部材18の連
結部に、前後軸芯Qを中心とする円周方向に沿って所定
ピッチで部分ギア20を形成するとともに、前記第1パ
イプ部材17の連結部に、前記部分ギア20に対して選
択的に係合する揺動自在な係止爪21と、当該係止爪2
1を係合方向に揺動付勢するネジリコイルバネ22とを
設ける。また、前記連結軸19には、前記係止爪21を
ネジリコイルバネ22の弾性付勢力に抗して部分ギア2
0から離脱する係合解除位置に強制揺動させるためのカ
ム面23を備えた係合解除板24を回転自在に外嵌する
とともに、前記第2パイプ部材18の連結部には、前記
係合解除板24に形成された扇状の切欠き部25内に位
置して、前記係止爪21が部分ギア19の最終係合位置
に係合する状態から起立方向に第2パイプ部材18が揺
動操作されたとき、前記係止爪21が係合解除される位
置にまで係合解除板24を強制的に押圧回動させ、か
つ、前記第2パイプ部材18が倒伏姿勢にまで揺動操作
されたとき、前記係止爪21を係合解除位置に接当保持
している係合解除板24を係止爪21から離脱する位置
にまで強制的に押圧回動させる操作突起26を設ける。
【0018】このように構成されたベット兼ソファーで
は、図1、図2に示すように、前記第2クッション3を
起立姿勢にするとともに、前記両揺動クッション部2A
が倒伏姿勢にある第1クッション2を基台1の上部に位
置する押込姿勢にすると、第1クッション2を尻載せ部
とし、かつ、第2クッション3を背凭れ部とするソファ
ーとしての使用形態になる。更に、図7に示すように、
ソファーとしての使用形態から、第1クッション2の両
揺動クッション部2Aの各々を所望の角度で係止保持す
ることにより、一方の揺動クッション部2Aを頭置き部
或いは背凭れ部とし、他方の揺動クッション部2Aを足
載せ部とするカウチとしての使用形態に切り替えること
ができる。尚、前記揺動クッション部2Aを最大起立角
度で係止保持させることにより、該揺動クッション部2
Aを肘掛け部として利用することができる。また、図8
に示すように、ソファーとしての使用形態から、第1ク
ッション2を基台1の前方の最大引き出し位置まで引き
出し移動して突出姿勢にするとともに、前記第2クッシ
ョン3を起立姿勢から倒伏姿勢に揺動切替すると、これ
ら連続する両クッションを寝床部するベットとしての使
用形態に切り替えることができる。更に、カウチとして
の使用形態から、第1クッション2を基台1の前方の最
大引き出し位置まで引き出し移動し、起立姿勢にある揺
動クッション部2Aを倒伏姿勢に揺動操作して第2状態
にするとともに、前記第2クッション3を起立姿勢から
倒伏姿勢に揺動切替することにより、ベットとしての使
用形態に切り替えることもできる。尚、前記の切替え作
業とは逆の手順で切替え作業を行うことにより、ベット
としての使用形態からソファー又はカウチとしての使用
形態に切り替えることもでき、かつ、カウチとしての使
用形態からソファーとしての使用形態に切り替えること
もできる。
【0019】〔第2実施形態〕図10は、本発明のベッ
ト兼ソファーの第2実施形態を示し、前記基台1の上面
と第1クッション2に内装されたフレーム7との相対向
する部位のうち、基台1の左右両周壁の前端側に、第1
クッション2を前後方向に移動案内可能なガイド輪体3
0を配置するとともに、該周壁の内部空間内に固着され
ている固定部材31とガイド輪体30を回転自在に保持
するブラケット32とに亘って、このガイド輪体30の
一部が基台1の上面から上方に突出する状態に付勢する
コイルスプリング33が介装されている。更に、前記ブ
ラケット32は固定部材31に対して上下方向にのみ移
動自在に保持されている。前記コイルスプリング33の
弾性付勢力は、第1クッション2に体重等の荷重が作用
していない状態で、該第1クッション2の下面を前記ガ
イド輪体30を介して基台1の上面から浮上させた状態
に維持することができる付勢力に設定されているととも
に、第1クッション2の上面に体重等の荷重が作用した
とき、前記ガイド輪体30全体がコイルスプリング33
の弾性付勢力に抗して前記周壁内、つまり、基台1の上
面と第1クッション2の下面との接当を許容する非案内
位置に引退するように構成されている。その他の構成
は、前記第1実施形態と同様に構成されている
【0020】尚、図示はしないが、前記ガイド輪体を第
1クッション2のフレーム7に、前記ブラケット、固定
部材及びコイルスプリングを介して配設し、第1クッシ
ョン2に体重等の荷重が作用していない状態では、ガイ
ド輪体の一部がコイルスプリングの弾性付勢力により第
1クッション2の下面から下方に突出するとともに、第
1クッション2の上面に体重等の荷重が作用したとき、
前記ガイド輪体全体がコイルスプリングの弾性付勢力に
抗して第1クッション2内、つまり、基台1の上面と第
1クッション2の下面との接当を許容する非案内位置に
引退するように構成してもよい。更に、当該第2実施形
態において、前記基台1の脚部に取付けられているキャ
スターを、第1クッション2の上面に体重等の荷重が作
用したとき脚部内に引退するように構成してもよい。
【0021】〔その他の実施形態〕 前記基台1と第1クッション2とに亘って、該第1
クッション2を基台1の上部に位置固定する固定状態
と、第1クッション2の基台1の前方への移動を許容す
る固定解除状態とに切換え自在な固定手段を設けて実施
してもよい。 前記基台1と第1クッション2とに亘って、該第1
クッション2を最大引き出し位置で位置固定する固定状
態と、第1クッション2の基台1側への復帰移動を許容
する固定解除状態とに切換え自在な固定手段を設けて実
施してもよい。 前記第2クッション3は、起立姿勢において上面側
ほど多少後方に位置する傾斜姿勢となるように構成して
もよい。 前記基台1の下面に設けられている脚部5に換え
て、キャスターを取付けて実施してもよく、更に、この
キャスターに、該キャスターのガイド輪体の回転を許容
する状態と、ガイド輪体の回転を阻止する状態とに切換
え自在なストッパーを設けて実施してもよい。 前記揺動クッション部2Aの揺動角度範囲を、倒伏
姿勢から最大82度に設定したが、この角度範囲に限定
されるものではなく、最大82度以上揺動可能に構成し
てもよく、また、揺動クッション部2Aを倒伏姿勢から
更に下方に揺動操作可能に構成してもよい。 前記係止手段15は、揺動クッション部2Aを倒伏
姿勢を含む6つの角度位置で選択的に係止するように構
成されているが、この構成に限定されるものではなく、
例えば、係止手段15を倒伏姿勢と最大揺動角度の2つ
の角度位置で選択的に係止するように構成してもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のソファーとしての使用
形態における側面図
【図2】本発明の第1実施形態ソファーとしての使用形
態における正面図
【図3】図2のIII−III線断面図
【図4】ベットとしての使用形態における側面断面図
【図5】基台と第2クッションとの連結部の拡大断面図
【図6】基台と第1クッションとの部分拡大断面図
【図7】カウチとしての使用形態における斜視図
【図8】ベットとしての使用形態における斜視図
【図9】係止手段を示す断面図
【図10】第2実施形態の要部の断面図
【符号の説明】
1 基台 2 第1クッション 2A クッション部(揺動クッション部) 2B クッション部(固定クッション部) 3 第2クッション 4 物品収納部(凹部) 7 フレーム 11 脚部 12 キャスター 14 ストッパー 15 係止手段 30 ガイド輪体 P 横軸芯 Q 前後軸芯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する物品収納部(4)を備え
    た基台(1)の上部に、該基台(1)の前後幅とほぼ同
    一又はそれよりも大なる前後幅を備えた第1クッション
    (2)を、基台(1)の上面に沿って前方に引き出し移
    動自在に設けるとともに、前記基台(1)の後部には、
    前記第1クッション(2)と同一又はほぼ同一の厚みを
    有する第2クッション(3)を、前記第1クッション
    (2)の後側部において起立する姿勢と、該起立姿勢時
    の後側面が前方に引き出された第1クッション(2)の
    上面に連続する状態で基台(1)の上面に載置される倒
    伏姿勢とに横軸芯(P)周りで揺動切替自在に取付け、
    更に、前記第1クッション(2)の前部には、前方に引
    き出された第1クッション(2)を基台(1)とで支持
    する脚部(11)が設けられているベット兼用ソファ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記第2クッション(3)が、前記基台
    (1)に、その後側面の上辺に沿う前記横軸芯(P)周
    りで前記起立姿勢と倒伏姿勢とに揺動切替自在に取付け
    られていて、前記第2クッション(3)の一部が、起立
    姿勢において前記基台(1)の後側面に接当するととも
    に、起立姿勢にある前記第2クッション(3)の前側面
    と前記第1クッション(2)の後側面とが接当可能に構
    成されている請求項1記載のベット兼用ソファー。
  3. 【請求項3】 前記第1クッション(2)の左右方向の
    両側部に位置するクッション部(2A)の各々が、左右
    方向の中間に位置するクッション部(2B)に対して前
    後軸芯(Q)周りで上方に起立揺動自在に構成されてい
    るとともに、前記両側のクッション部(2A)を前後軸
    芯(Q)周りの複数位置で選択的に係止する係止手段
    (15)が設けられている請求項1又は2記載のベット
    兼用ソファー。
  4. 【請求項4】 前記脚部(11)にはキャスター(1
    2)が取付けられている請求項1、2又は3記載のベッ
    ト兼用ソファー。
  5. 【請求項5】 前記基台(1)と第1クッション(2)
    に内装されたフレーム(7)との間には、第1クッショ
    ン(2)の前方への最大引き出し位置を倒伏姿勢にある
    第2クッション(3)の前側面に密着する位置に接当規
    制するストッパー部(14)が設けられている請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のベット兼用ソファー。
  6. 【請求項6】 前記基台(1)の上面と第1クッション
    (2)に内装されたフレーム(7)との相対向する部位
    の少なくとも一方には、第1クッション(2)の下面を
    基台(1)の上面から浮上させた状態で前後方向に移動
    案内可能で、かつ、第1クッション(1)の上面に荷重
    が作用したとき弾性付勢力に抗して非案内位置に引退す
    るガイド輪体(30)を設けてある請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のベット兼用ソファー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU209788U1 (ru) * 2021-11-18 2022-03-23 Дмитрий Анатольевич Денин Диван-кровать

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