JPH0923731A - 草刈装置 - Google Patents

草刈装置

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Publication number
JPH0923731A
JPH0923731A JP17919195A JP17919195A JPH0923731A JP H0923731 A JPH0923731 A JP H0923731A JP 17919195 A JP17919195 A JP 17919195A JP 17919195 A JP17919195 A JP 17919195A JP H0923731 A JPH0923731 A JP H0923731A
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JP
Japan
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mowing
link
boom
tractor
ridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP17919195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kanai
洋一 金井
Isao Takechi
伊佐夫 武智
Takashi Wakino
崇 脇野
Hajime Odagiri
小田切  元
Kenji Itagaki
謙二 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Sanyo Kiki Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Sanyo Kiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd, Sanyo Kiki Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Publication of JPH0923731A publication Critical patent/JPH0923731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 草刈装置の刈取部の位置を上下左右に移動調
節可能にするとともに、異なる角度の二面を同時に刈取
可能にする。 【構成】 トラクタ11の機体前部に取付ヒッチ12及
びブラケット13を装着する。ブラケット13から機体
の側方にブーム14を配設して上下揺動自在にし、該ブ
ーム14の先端に第1リンク17と第2リンク18を設
けて刈取部21を上下左右へ移動調節可能に装着する。
刈取部21には複数のカッタ29,36を設け、畦42
の上面42aと斜面42bとを同時に刈取可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は草木を刈り取る草刈
装置に関するものであり、特に、トラクタに装着される
草刈装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、此種草刈装置としては特開昭62
−253310号公報記載のものや、実開昭63−89
737号公報記載のものが知られている。何れも独立し
た原動機を有し、該原動機によって回転されるカッタに
より草木を刈り取るように構成され、油圧ショベル等の
建設機械のアームの先端に装着されるものである。
【0003】また、実開平7−7334号公報記載の草
刈装置のように、ブームの軸周方向及び縦方向へ揺動自
在にカッタを装着したものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭62−
253310号公報記載の草刈装置と実開昭63−89
737号公報記載の草刈装置は、何れも建設機械のアー
ムによって刈取位置を調節できるように構成されてい
る。然し、カッタの回転によって刈り取られる部分は同
一平面であり、刈取角度を変更する場合は建設機械のブ
ームやアームを揺動させる必要がある。
【0005】一方、実開平7−7334号公報記載の草
刈装置は、建設機械のブームやアームを動かすことな
く、カッタの刈取角度のみを変更できるように形成され
ている。然し、例えば築堤や畦の上面と斜面の草木を刈
り取る場合に、先ず何れか一方の面の刈り取りを終えて
から他方の面の刈り取りを行わなくてはならず、複数の
作業工数が必要である。
【0006】そこで、草刈装置の刈取部の位置を上下左
右に移動調節可能にするとともに、異なる角度の二面を
同時に刈取可能にするために解決すべき技術的な課題が
生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、トラクタの機体前部
に取付ヒッチを固設し、この取付ヒッチから機体の側方
に上下揺動調節自在なブームを配設するとともに、該ブ
ーム先端に刈取部を左右移動調節する第1リンクと、刈
取部を上下移動調節する第2リンクとを設け、更に、そ
の先端に平面と斜面とを同時に刈取可能な複数のカッタ
を備えた刈取部を装着した草刈装置を提供するものであ
る。
【0008】ここで、平面と斜面とを同時に刈取可能と
は、平面を刈り取るカッタと斜面を刈り取るカッタを別
個に装着した状態を意味し、具体的には、刈取部に複数
のカッタを装着し、夫々のカッタの側縁部が回動自在に
連結されて相互の角度を変更できるようにし、該複数の
カッタにて平面と斜面或いは平面同志若しくは斜面同志
を同時に刈り取れることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1及び図2に於いて、符号11は
トラクタであり、機体前部に取付ヒッチ12を固設し、
この取付ヒッチ12にブラケット13を装着してブーム
14の基端を枢着する。該ブーム14の先端部近傍にプ
レート15を突設し、このプレート15と前記ブラケッ
ト13の上部との間に油圧シリンダ16を介装し、該油
圧シリンダ16の伸縮によってブーム14を上下揺動調
節自在に形成する。
【0010】前記ブーム14の先端に第2リンク17の
基端を枢着し、該第1リンク17の先端に第2リンク1
8を枢着する。更に、該第1リンク17の先端部近傍に
プレート19を突設し、このプレート19と前記ブーム
14の基端部近傍との間に油圧シリンダ20を介装す
る。
【0011】前記第2リンク18はアウタリンク18a
とインナリンク18bとからなり、キー溝嵌合により全
長が上下伸縮できるように組合わせてある。インナリン
ク18bの下端には刈取部21が吊設されている。
【0012】従って、刈取部21の自重によりインナリ
ンク18bがアウタリンク18aから突出し、第2リン
ク18が伸長状態になる。尚、チェーン22にてインナ
リンク18bの外れを防止している。
【0013】而して、前記油圧シリンダ20の伸縮によ
って第1リンク17が回動し、刈取部21を左右移動調
節自在にするとともに、前記第2リンク18によって刈
取部21を上下移動調節自在としている。
【0014】尚、前記第2リンク18のアウタリンク1
8aの上端枢着部と、インナリンク18bの下端枢着部
には夫々バネ式ブレーキ板を装着してあり、第2リンク
18及び刈取部22が必要以上に揺動するのを抑制して
いる。
【0015】ここで、図3に従って刈取部21について
更に説明すれば、基板23の上部にエンジン24が載設
され、カバー25の側方に設けられたベルトテンション
クラッチ26を介してエンジン24の動力をギヤボック
ス27へ伝達している。基板23の下部には回転軸28
が枢着されており、該回転軸28の下端にカッタ29を
装着するとともに、該回転軸の上端に嵌着したベベルギ
ヤ30と駆動軸31に嵌着したベベルギヤ32とを噛合
している。
【0016】また、前記基板23の側縁部に別の基板3
3の側縁部を回動自在に枢着し、該別の基板33にもギ
ヤボックス34、回転軸35、カッタ36を装着し、回
転軸35の上端に嵌着したベベルギヤ37と駆動軸38
に嵌着したベベルギヤ39とを噛合している。そして、
前記基板23側に設けたギヤボックス27の側方へ前記
駆動軸31の端部を突出し、双方の駆動軸31,38を
ユニバーサルジョイント40にて連結する。
【0017】図1乃至図3に示すように、前記基板23
及び33の前後には夫々ゲージ輪41,41を装着して
あり、草木を刈り取る際に刈取部21を支持しながら進
行するように形成されている。
【0018】而して、エンジン24の回転はベルトテン
ションクラッチ26を介して駆動軸31へ伝達され、ベ
ベルギヤ32,30の噛合によって回転軸28に装着し
たカッタ29が回転する。また、前記駆動軸31の回転
はユニバーサルジョイント40を介して他方の駆動軸3
8へ伝達され、ベベルギヤ39,37の噛合によって回
転軸35に装着したカッタ36が回転する。
【0019】従って、二つのカッタ29,36が同時に
回転し、図3に示したように、畦42の上面42aを一
方のカッタ29にて刈り取るとともに、畦42の斜面4
2bを他方のカッタ36にて刈り取ることができ、異な
る角度の二面を一回の作業工数で刈取作業を終えること
が可能である。
【0020】尚、他方の基板33は手動にて回動可能で
あり、基板23と基板33との枢着部分は、手動にて相
互の角度を変更した後はその状態を保持できる程度の固
さを有しており、畦42の斜面に対応して一方の基板2
3に対して他方の基板33を任意の角度にて固定でき
る。例えば図4に示すように、双方の基板23,33を
水平状態にすれば、二つのカッタ29,36も水平とな
って広い範囲の平面43を刈り取ることができる。
【0021】斯くして、図2に示したように、トラクタ
11が畦42から遠いときは、油圧シリンダ20を伸長
して第1リンク17を拡開方向へ回動させる。そして、
第2リンク18が刈取部21の自重で伸長し、油圧シリ
ンダ16によってブーム14の高さを調節しながら、刈
取部21のゲージ輪41を畦42へ接地させることによ
り、刈取部21は畦42に対して刈取作業状態になる。
この状態でトラクタ11を前進すれば、カッタ26,3
6の回転により畦42の上面42a及び斜面42bの双
方の面の草木を同時に刈り取っていく。
【0022】また、図5に示すように、トラクタ11が
畦42に近いときは、油圧シリンダ20を収縮して第1
リンク17を機体側へ回動させる。そして、前述と同様
にして、刈取部21のゲージ輪41を畦42へ接地させ
ることにより、刈取部21は畦42に対して刈取作業状
態になり、トラクタ11の前進に伴って畦42の草木を
刈り取っていく。
【0023】一方、図6に示すように、前記油圧シリン
ダ16及び油圧シリンダ20を最短位置まで収縮すれ
ば、ブーム14が上方へ回動するとともに第1リンク1
7が機体側へ回動して折り畳み状態になる。従って、前
記刈取部21がトラクタ11の機体に最接近し、且つ、
走行の邪魔にならないように高位置に収納された状態と
なる。
【0024】図7は、前記取付ヒッチ12の後方に設け
られているフロントアクスル44の揺動を規制する油圧
シリンダ45を示し、サイドフレーム46に固設したブ
ラケット47に該油圧シリンダ45の基端を装着し、フ
ロントアクスル44に係止されているブラケット48に
該油圧シリンダ45の先端を連結する。
【0025】圃場での農作業に於いては、該油圧シリン
ダ45を伸縮することによってフロントアクスル44は
ピボット49を回動支点に上下へ揺動し、作業に合せた
傾斜姿勢をとることができる。前述した畦42の草刈り
作業に於いては、フロントアクスル44が水平状態にな
る位置にて油圧シリンダ45を固定し、トラクタ11の
機体を水平に保持して作業を行う。
【0026】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はトラクタ
の機体の側方に配設したブームやリンクにて刈取部を上
下左右に移動調整可能に支持し、且つ、複数のカッタを
備えた刈取部にて、平面と斜面とを同時に刈取可能に形
成してあるので、築堤や畦等の刈取作業に於いて、異な
る角度の二面を一回の作業工数で刈取作業を終えること
が可能となり、作業効率の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタに装着された草刈装置の平面図。
【図2】トラクタが畦から遠いときの草刈装置の作動状
態を示す正面図。
【図3】異なる角度の二面を刈り取る状態の刈取部の正
面図。
【図4】平面を刈り取る状態の刈取部の正面図。
【図5】トラクタが畦から近いときの草刈装置の作動状
態を示す正面図。
【図6】刈取部を吊り上げて草刈装置の収納状態を示す
正面図。
【図7】トラクタのフロントアクスル部分の正面図。
【符号の説明】
11 トラクタ 12 取付ヒッチ 13 ブラケット 14 ブーム 16,20 油圧シリンダ 17 第1リンク 18 第2リンク 21 刈取部 29,36 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇野 崇 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小田切 元 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 板垣 謙二 岡山県浅口郡里庄町大字新庄3858番地 三 陽機器株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの機体前部に取付ヒッチを固設
    し、この取付ヒッチから機体の側方に上下揺動調節自在
    なブームを配設するとともに、該ブーム先端に刈取部を
    左右移動調節する第1リンクと、刈取部を上下移動調節
    する第2リンクとを設け、更に、その先端に平面と斜面
    とを同時に刈取可能な複数のカッタを備えた刈取部を装
    着したことを特徴とする草刈装置。
JP17919195A 1995-07-14 1995-07-14 草刈装置 Pending JPH0923731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17919195A JPH0923731A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 草刈装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17919195A JPH0923731A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 草刈装置

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JPH0923731A true JPH0923731A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16061534

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17919195A Pending JPH0923731A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 草刈装置

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JP (1) JPH0923731A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU749868B2 (en) * 1998-08-24 2002-07-04 Alesandro Antonino Agrizzi Apparatus for cutting plant vegetation
JP2010200669A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Sanyo Kiki Co Ltd アーム連結型草刈機
JP2012239395A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Yanmar Co Ltd 草刈装置
CN108934406A (zh) * 2017-05-24 2018-12-07 西北农林科技大学 起垄式果园自主避障全向割草机
KR102094312B1 (ko) * 2019-11-05 2020-03-27 박석민 초목 절단 파쇄 성능이 향상된 트랙터용 제초기 및 그 제초기를 이용한 초목 절단 파쇄방법

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Effective date: 20040910

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050208