JPH09237110A - リモートio伝送装置 - Google Patents

リモートio伝送装置

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JPH09237110A
JPH09237110A JP8240072A JP24007296A JPH09237110A JP H09237110 A JPH09237110 A JP H09237110A JP 8240072 A JP8240072 A JP 8240072A JP 24007296 A JP24007296 A JP 24007296A JP H09237110 A JPH09237110 A JP H09237110A
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JP
Japan
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relay
data
link
master station
station
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Application number
JP8240072A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Ono
信也 大野
Shinji Takayama
真二 高山
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09237110A publication Critical patent/JPH09237110A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IOリフレッシュ方式を崩すことなく、最大
接続局数及び最大伝送距離を拡張する。 【解決手段】 PCからなるマスタ局と、入出力機器や
PCからなる子局を接続するIO伝送路をマスタ局に接
続される上位IOリンク伝送路2と、子局に接続される
IOリンク伝送路4に分け、伝送路2,4間にリモート
IO伝送中継装置3を設ける。装置3はマスタ局からの
ポーリングを受ける子局の機能を持ったモジュールから
なる中継子局と、中継子局とユニット内のシステム・バ
スを介してIOデータ交換を行うポーリング・マスタ機
能を持ったモジュールからなる中継マスタ局で構成す
る。しかして図2のように伝送システムを構成できるの
で、局数及び伝送距離を拡張できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブル・
コントローラ(PC)の、接続局数及び伝送距離を増大
するリモートIO伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なリモートIO伝送装置は図10
に示すように、マスタ局1と各子局5をIO伝送路6で
接続した構成となっている。
【0003】一般にリモートIO伝送路だけによらず、
データ伝送装置は、伝送部のハードウェアや電気的特性
により、最大接続局数や最大伝送距離が制限される。例
えば、電気的特性にEIA規格のRS−485を用いた
場合などは、最大接続局数が32局に制限される。ま
た、最大伝送距離も、伝送速度1Mbps時に240m
程度に制限される。
【0004】図11はIOリフレッシュ方式として、P
Cをマスタ局とした、マスタ局のポーリングにより各子
局(入出力機器、PCも含む。)の出力データを一括送
信する方式を示している。この方式では、全ての接続局
が全局分のIOデータを共有できるので、IOデータに
関するPC間リンク機能を実現している。なお、IOリ
フレッシュとは入出力データの更新のことをいい、この
IOリフレッシュの周期は、マスタ局となるPCの起動
イベント周期に同期される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、前記の電気的
特性にEIA規格のRS−485を用いたリモートIO
伝送装置では、全体で33局以上接続しようとしても、
接続することができない。また、伝送速度を1Mbps
で使用する時に、最大伝送距離を240mより長くしよ
うとしてもできない。
【0006】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、IO
リフレッシュ方式を崩すことなく、最大接続局数および
最大伝送距離を拡張できるリモートIO伝送装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、前記子局に相当する接続局をリモートIO
伝送中継装置に置き換え、そのハードウェア構成は、前
記マスタ局からのポーリングを受ける子局の機能を持っ
たモジュール(以後、中継子局と呼ぶ)と、そのモジュ
ールとユニット内のシステム・バスを介してIOデータ
交換を行うポーリング・マスタ機能を持ったもう1つの
モジュール(以後、中継マスタ局と呼ぶ)からなり、リ
モートIO伝送中継装置を挟んで、前記マスタ局と中継
子局を結ぶIO伝送路(以後、上位IOリンクと呼ぶ)
と、中継マスタ局と前記子局を結ぶIO伝送路(以後、
下位IOリンクと呼ぶ)の2つの伝送路に分けてなるこ
とを特徴とする。
【0008】前記中継子局は、上位IOリンク上のマス
タ局からのポーリング受信に対しては、前回に中継マス
タ局との間で交換した下位IOリンク接続局の全IOデ
ータを応答として送信し、一括IOデータ受信に対して
は、受信データである上位IOリンク接続局の全IOデ
ータを取り込み、この一括IOデータ受信に同期して、
上位IOリンクの全IOデータを渡すためのイベント起
動を中継マスタ局にかけ、またこの起動イベントの応答
として、中継マスタ局より渡される下位IOリンク接続
局の全IOデータを取り込むことを特徴とする。
【0009】前記中継マスタ局は、前記中継子局からの
上位IOリンクの全IOデータ引き渡しイベントに対
し、下位IOリンクでの一括IOデータ送信のためのデ
ータの一部として、その上位IOリンクの全IOデータ
を取り込み、またその応答として、収集した下位IOリ
ンクの全IOデータを前記中継子局に引き渡すことを特
徴とする。
【0010】また、前記中継マスタ局は、上位IOリン
クのマスタ局が行うものと全く同じ伝送手段で、前記中
継子局からの上位IOリンクの全IOデータ引き渡しイ
ベント発生に同期して、下位IOリンクにおける伝送を
開始することを特徴とする。
【0011】よって前記子局となる入出力機器やPC
は、自局が接続される伝送路が上位IOリンクであるか
下位IOリンクであるかを意識する必要がないため、上
位IOリンク下位IOリンクを問わず、どちらにも同じ
ものを接続できることを特徴とし、また、上位IOリン
クにおけるIOリフレッシュ周期は、前記中継子局が受
信する一括IOデータ受信周期に等しく、前記中継マス
タ局は、中継子局の一括IOデータ受信に同期して起動
される上位IOリンクデータ引き渡しイベント発生によ
ってIOリフレッシュを開始するので、下位IOリンク
のIOリフレッシュ周期は、上位IOリンクのIOリフ
レッシュ周期と等しくなることを特徴とし、前記中継子
局は、一括IOデータ受信周期を計測し、過去α回のデ
ータを保有し、その平均値をイベント起動タイマとして
保有し、一括IOデータ受信後、そのタイマ値を越えて
も次の一括IOデータを受信しない場合は、中継マスタ
局に前回IOデータそのままでIOデータ引き渡しイベ
ントを起動することを特徴とする。
【0012】また、マスタ局からの伝送が途絶えてか
ら、マスタ局を異常と判定するマスタ局異常検出タイマ
がタイムアウトした場合は、前記イベント起動タイマの
タイムアップ時には上位IOリンクの全データを無効に
してIOデータ引き渡しイベントを起動することを特徴
とする。
【0013】また、マスタ局からの伝送が途絶えてか
ら、マスタ局を異常と判定するマスタ局異常検出タイマ
がタイムアウトした場合は、前記イベント起動タイマの
タイムアップ時には上位IOリンクの全データを無効に
してIOデータ引き渡しイベントを起動することを特徴
とし、よって、たとえ上位IOリンクにおけるマスタ局
が故障しても、下位IOリンクは上位IOリンクのIO
リフレッシュ周期を守ってIOリフレッシュを継続する
ことを特徴とし、しかし、前記マスタ局を故障復帰させ
た場合は、故障前と同様の処理シーケンスに復帰するこ
とを特徴とする。
【0014】そして、前記リモートIO伝送中継装置の
中継子局はIOリンクが光ケーブル対応またはメタリッ
クケーブル対応に構成され、中継マスタ局はIOリンク
がメタリックケーブル対応または光ケーブル対応に構成
されたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、リモートIO伝送中継装
置の簡略なハードウェア構成を、図2及び図3はそれぞ
れ接続局数の拡張を意図した場合と、伝送距離の拡張を
意図した場合のリモートIO伝送装置全体のシステム構
成を示す。
【0016】図中、1はマスタ局となるPC、5は子局
となる入出力機器やPC、3はリモートIO伝送中継装
置、2はマスタ局1と中継装置3を結ぶ上位IOリンク
伝送路(以下単に上位IOリンクという)、4は中継装
置3と子局5を結ぶ下位IOリンク伝送路(以下単に下
位IOリンクという)を示す。リモートIO伝送中継装
置3は、伝送インターフェースモジュールとして、上位
IOリンク2側に接続される中継子局31と、下位IO
リンク4側に接続される中継マスタ局32の2つのモジ
ュールで構成される。
【0017】基本的に、中継子局31は上位IOリンク
2上のマスタ局1から受信する一括I/Oデータ(上位
IOリンクデータ)をユニット内のシステム・バスを介
して中継マスタ局32に引き渡す機能と、ポーリングを
受信した時に、中継マスタ局から渡された下位IOリン
クデータを応答送信する機能を有する。
【0018】また、中継マスタ局32は、中継子局31
ら上位IOリンクデータを渡された時に、下位IOリン
ク4上のポーリング・マスタとして収集した下位IOリ
ンクデータを中継子局にシステム・バスを介して引き渡
し、それと同時に下位IOリンクのIOリフレッシュを
開始する機能を有し、一括I/Oデータ送信では、中継
子局31から渡された上位IOリンクデータを、収集し
た下位IOリンクと一緒の送信する機能を有する。
【0019】図11の従来のリモートIO伝送装置のI
Oリフレッシュ方式の例を見ると、マスタ局1であるP
CによりIOリフレッシュ周期が決定されている。本発
明では、この形式を崩すことなく接続局数および伝送距
離の拡張を行えるように考慮する。すなわち、上位IO
リンク伝送だけでなく、下位IOリンク伝送も上位IO
リンク上のマスタ局(PC)の決定するIOリフレッシ
ュ周期に同期してIOリフレッシュするようにする。
【0020】また、子局5となる入出力機器やPCは、
上位IOリンク2下位IOリンク4を意識することな
く、どちらにも接続できなければならない。従って、上
位IOリンク2でポーリング・マスタとなるマスタ局
(PC)1と下位IOリンク4でポーリング・マスタと
なる中継マスタ局32のIOリフレッシュ手順は、全く
同じにする必要があり、図11に示したIOリフレッシ
ュ処理手順を採用する。
【0021】さらに、リモートIO伝送装置は、子局5
としてPCも接続可能であるため、下位IOリンク4側
にPCが接続されることを考慮して、たとえ上位IOリ
ンク2のマスタ局1が故障しても、下位IOリンク4だ
けでリモートIO伝送を継続するよう考慮する。その
際、下位IOリンク4のIOリフレッシュ周期は、故障
前のマスタ局1のIOリフレッシュ周期に合わせること
が最も望ましい方式であり、本発明はそれを実現する。
【0022】その手段として、中継子局31はマスタ局
1のIOリフレッシュ周期に等しい一括I/Oデータの
受信間隔を計測し、保存する。但し、伝送エラー(ノイ
ズ等による)による受信失敗を考慮すると、1回分のデ
ータでは信頼性が乏しいため、複数回(α回)のデータ
を計測・格納し、その平均値をとることで誤差を少なく
する。この平均値を下位IOリンクのIOリフレッシュ
周期を決定する判定タイマ(以後、イベント起動タイマ
と呼ぶ)とする。
【0023】中継子局31は、一括I/Oデータ受信
後、このタイマ値を過ぎても次の一括I/Oデータを受
信しない場合、中継マスタ局32の上位IOリンクデー
タ引き渡しイベントを起動し、中継マスタ局にIOリフ
レッシュを開始させる。この時の上位IOリンクデータ
は、前回の一括I/Oデータ受信で取り込んだデータを
有効な値として引き渡す。このイベント起動タイマは、
タイムアップ後に中継マスタ局に上位IOリンクデータ
引き渡しイベントを起動した後に、再度一括I/Oデー
タ受信監視に使用される。
【0024】従って、またこのタイマ値を過ぎても一括
I/Oデータを受信しない場合は、中継マスタ局に上位
IOリンクデータ引き渡しイベントを起動し、中継マス
タ局にIOリフレッシュ開始を促すことになる。これ
は、上位IOリンクの伝送停止にかかわらず、下位IO
リンクは、上位IOリンクのIOリフレッシュ周期で伝
送継続することを意味する。
【0025】また、中継子局31は、イベント起動タイ
マとは別に、マスタ局1の異常を判定するためのマスタ
局異常検出タイマを持ち、一括I/Oデータ受信後、そ
のタイマ値を過ぎても次の一括I/Oデータを受信しな
い場合に、タイムアウトとし、マスタ局を異常と認識す
るようにする。仮に、このタイマのタイムアウトにより
マスタ局を異常の認識している状態で、イベント起動タ
イマがタイムアップした場合は、上位IOリンクデータ
引き渡しイベントで上位IOリンクデータを中継マスタ
局32に渡す際に、上位IOリンクデータ無効を通知す
るようにする。こうすることで、上位IOリンク2が異
常であることを認識しながら、下位IOリンク4は伝送
を継続することができる。
【0026】なお、図2で示すシステム構成において、
上位IOリンク2や下位IOリンク4には、一般的には
メタリックケーブルと光ケーブルのどちらか一方が使用
されている。各ケーブルにはそれぞれ特徴があり、光ケ
ーブルはノイズに強いが比較的高価である。また、メタ
リックケーブルは施工や保守に於ける扱いが簡単で比較
的安価であるがノイズに弱く長距離には向かないなどの
一長一短があり、どちらを選択するかは周囲の環境など
によって決定される。
【0027】しかし、システムによっては、ある場所で
は光ケーブルを使用し、ある場所ではメタリックケーブ
ルを使用したいという要望がある。このような場合、図
10で示す従来のシステムではマスタ局や子局の伝送イ
ンタフェースのH/Wを、光ケーブルとメタリックケー
ブルの両方に対応させることが考えられるが、その場合
H/Wが複雑となってコストアップになり、しかも、こ
のコストアップが接続する全局数分全てにかかってくる
ため、全体では大幅なコストアップになってしまう。
【0028】本発明では、S/W処理の中継処理を実行
する伝送中継装置を図2のように接続したものであるか
ら、例えば、上位IOリンク2(または下位IOリンク
4)に光ケーブルを使用し、下位IOリンク4(または
上位IOリンク2)にメタリックケーブルの混在使用要
求があっても、そのときには図1で示すリモートIO伝
送中継装置のハードウェア構成のうち、中継子局31を
光ケーブル対応(またはメタリックケーブル対応)と
し、中継マスタ局32をメタリックケーブル対応(また
は光ケーブル対応)とすればよく、ハードウェア全体の
コストアップを最小限にして両ケーブルの混在使用を可
能にすることが出来る。
【0029】図4に、本発明のリモートIO伝送装置の
正常時のIOリフレッシュ方式の処理手順を、図5にマ
スタ局が故障した場合を含めたIOリフレッシュ方式の
処理手順を示す。その処理手順を実行するに当たり、中
継子局がイベント起動タイマ値を検出する処理フローチ
ャートを図6に示す。また、中継子局のIOリフレッシ
ュ処理にかかわる処理フローチャートを図7,図8に、
中継マスタ局のIOリフレッユ処理にかかわる処理フロ
ーチャートを図9に示す。
【0030】図6について、まずイベント起動タイマの
初期値のセットとして、マスタ局が正常であるのにイベ
ント起動タイマがタイムアップしないように、PC(マ
スタ局)のIOリフレッシュ周期として通常設定されう
る最大値より、充分大きな値をセットする(ステップS
1,S2)。そして、実際の伝送状態に移行すれば、一
括I/Oデータ受信(ステップS3)の度に、その受信
間隔を計算して求め、α回分の格納エントリの内、一番
古いエントリを潰して上書きし(ステップS4)、その
α回分のエントリの平均値を求めて、イベント起動タイ
マに格納する(ステップS5)。この処理は、伝送中に
常時行うので、たとえマスタ局のIOリフレッシュ周期
がかわっても、それに追従した値がセットされる。
【0031】図7,図8について、中継子局はデータを
受信した場合(ステップS11)、それがIOポーリン
グならば(ステップS13)、前回中継マスタ局から渡
された下位IOリンクデータを応答送信する(ステップ
S14)。
【0032】また、受信データが一括I/Oデータなら
ば(ステップS12)、イベント起動タイマやマスタ局
異常検出タイマのチェックを止め、再度新たにチェック
を開始する(ステップS15、16)。そして、マスタ
局異常検出中ならば(ステップS17)、マスタ局復帰
を認識するようにする(ステップS18)。そして、中
継マスタ局に対して、一括I/Oデータで受信した上位
IOリンクデータを有効なデータとして渡すために、上
位IOリンクデータ引き渡しイベントを起動する。
【0033】その後、中継マスタ局からの下位IOリン
クデータ引き渡しイベント発生を待って(ステップS2
0)、発生したならば下位IOリンクデータを取り込む
(ステップS21)。
【0034】データ受信がない間は、イベント起動タイ
マがタイムアップしないかをチェックし(ステップS2
2)、タイムアップした場合は、マスタ局異常検出中か
をチェックする(ステップS23)。もし異常ならば、
上位IOリンクデータを無効として(ステップS2
4)、また異常でないならば前回一括I/Oデータ受信
で取り込んだ上位IOリンクデータを有効データとして
(ステップS19)、中継マスタ局に上位IOリンクデ
ータ引き渡しイベントを起動する。
【0035】その後、中継マスタ局からの下位IOリン
クデータ引き渡しイベント発生を待って(ステップS2
0)、発生したならば下位IOリンクデータを取り込む
(ステップS21)。
【0036】また、データ受信がない間で、イベント起
動タイマもタイムアップしない時は、マスタ局異常検出
タイマがタイムアウトしないかをチェックする(ステッ
プS25)。もし、タイムアウトした場合はマスタ局異
常を認識する(ステップS26)。
【0037】図9において、中継マスタ局は、中継子局
からの上位IOリンクデータ引き渡しイベント発生を待
ち(ステップS31)、発生したならば、その上位IO
リンクデータが有効であるか無効であるかをチェックす
る(ステップS32)。有効であるならばデータを取り
込み(ステップS34)、無効ならば上位IOリンクデ
ータ無効を認識する(ステップS33)。
【0038】そして、下位IOリンクにおけるポーリン
グ・マスタ局として、図9に示す手順でIOリフレッシ
ュを開始する(ステップS35)。
【0039】上記実施の形態によれば、マスタ局のIO
リフレッシュ周期にそれ以外の子局が従ってIOリフレ
ッシュするという従来のIOリフレッシュ方式を崩さず
に、最大接続局数および最大伝送距離を拡張することが
できる。
【0040】具体的には、最大接続局数がXの場合、
(X−1)×(X−1)+1に拡張される(図2参
照)。従って、本発明が有効となるのは最大接続局数X
が3以上であることが条件である。また、最大伝送距離
がYの場合、3Yに拡張される。
【0041】さらに、下位IOリンク伝送路上に、子局
としてPCが接続されている場合を考慮して、たとえ上
位IOリンクのマスタ局が故障したとしても、下位IO
リンクは伝送を継続するので制御は継続することができ
る。この時、上位IOリンクデータは無効となるが、I
Oリフレッシュは、上位IOリンクのマスタ局が正常な
場合と同じ周期で行うことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0043】(1)マスタ局のIOリフレッシュ周期に
追従して、その他の子局が入出力データ交換を行うとい
うIOリフレッシュ方式を崩すことなく、最大接続局数
および最大伝送距離を拡張することができる。
【0044】(2)また、上位IOリンク上のマスタ局
が故障しても、そのIOリフレッシュ周期を変えること
なく、下位IOリンクはIOリフレッシュを継続するこ
とができる。
【0045】(3)子局となる入出力機器やPCは、自
局が接続される伝送路が上位IOリンクであるか下位I
Oリンクであるかを意識する必要がないため、上位IO
リンク下位IOリンクを問わず、どちらにも同じものを
接続できる。
【0046】(4)上位IOリンクにおけるIOリフレ
ッシュ周期は、前記中継子局が受信する一括IOデータ
受信周期に等しく、前記中継マスタ局は、中継子局の一
括IOデータ受信に同期して起動される上位IOリンク
データ引き渡しイベント発生によってIOリフレッシュ
を開始するので、下位IOリンクのIOリフレッシュ周
期は、上位IOリンクのIOリフレッシュ周期と等しく
なる。
【0047】(5)上記IOリンクにおけるマスタ局が
故障しても、下位IOリンクは上位IOリンクのIOリ
フレッシュ周期を守ってIOリフレッシュを継続するこ
とができる。
【0048】(6)マスタ局を故障復帰させた場合、故
障前と同様の処理シーケンスに復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかるリモートIO伝送中継装置
の簡略なハードウェア構成図。
【図2】実施の形態にかかるリモートIO伝送装置の接
続局数を拡張した場合のシステム構成図。
【図3】実施の形態にかかる拡張リモートIO伝送装置
の伝送距離を拡張した場合のシステム構成図。
【図4】実施の形態にかかるリモートIO伝送装置のI
Oリフレッシュ方式の処理手順図。
【図5】実施の形態にかかるリモートIO伝送装置のマ
スタ局故障時のIOリフレッシュ方式の処理手順図。
【図6】実施の形態にかかる中継子局のイベント起動タ
イマ値検出にかかわる処理フローチャート。
【図7】実施の形態にかかる中継子局のIOリフレッシ
ュ処理にかかわる処理フローチャート(1/2)。
【図8】実施の形態にかかる中継子局のIOリフレッシ
ュ処理にかかわる処理フローチャート(2/2)。
【図9】実施の形態にかかる中継マスタ局のIOリフレ
ッシュ処理にかかわる処理フローチャート。
【図10】従来例にかかるリモートIO伝送装置のシス
テム構成図。
【図11】従来例にかかるリモートIO伝送装置のIO
リフレッシュ方式の例の処理手順図。
【符号の説明】
1…マスタ局 2…上位IOリンク伝送路 3…リモートIO伝送中継装置 30…中継装置電源部 31…中継子局 32…中継マスタ局 4…下位IOリンク伝送路 5…子局 6…IO伝送路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラからなるマ
    スタ局と、リモートIO伝送中継装置と、入出力機器や
    プログラマブルコントローラからなる子局と、前記マス
    タ局とリモートIO伝送中継装置とを結ぶ上位IOリン
    ク伝送路及びリモートIO伝送中継装置と子局とを結ぶ
    下位IOリンク伝送路からなり、 前記リモートIO伝送中継装置は、上位IOリンク伝送
    路に接続されマスタ局からのポーリングを受ける子局の
    機能を持ったモジュールの中継子局と、この中継子局と
    ユニット内のシステム・バスを介してIOデータ交換を
    行うポーリング・マスタ機能を持ったモジュールの中継
    マスタ局とからなる、ことを特徴としたリモートIO伝
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記中継子局は、上
    位IOリンク伝送路上のマスタ局からのポーリング受信
    に対しては、前回に中継マスタ局との間で交換した下位
    IOリンク伝送路接続局の全IOデータを応答として送
    信し、一括IOデータ受信に対しては、受信データであ
    る上位IOリンク伝送路接続局の全IOデータを取り込
    み、この一括IOデータ受信に同期して、上位IOリン
    ク伝送路の全IOデータを渡すためのイべント起動を中
    継マスタ局にかけ、またこの起動イベントの応答とし
    て、中継マスタ局より渡される下位IOリンク伝送路接
    続局の全IOデータを取り込む、ことを特徴としたリモ
    ートIO伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記中継マス
    タ局は、前記中継子局からの上位IOリンク伝送路の全
    IOデータ引き渡しイベントに対し、下位IOリンク伝
    送路での一括IOデータ送信のためのデータの一部とし
    て、その上位IOリンク伝送路の全IOデータを取り込
    み、またその応答として、収集した下位IOリンク伝送
    路の全IOデータを前記中継子局に引き渡すことを特徴
    としたリモートIO伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3において、前記中
    継マスタ局は、上位IOリンク伝送路のマスタ局が行う
    ものと同じ伝送手順で、中継子局からの上位IOリンク
    伝送路の全IOデータ引き渡しイベント発生に同期し
    て、下位IOリンク伝送路における伝送を開始すること
    を特徴としたリモートIO伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つにおい
    て、子局となる入力機器やプログラマブルコントローラ
    を、上位リンク伝送路にも接続したことを特徴としたリ
    モートIO伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つにおい
    て、上位IOリンク伝送路におけるIOリフレッシュ周
    期は、前記中継子局が受信する一括IOデータ受信周期
    に等しく、前記中継マスタ局は、中継子局の一括IOデ
    ータ受信に同期して起動される上位IOリンク伝送路デ
    ータ引き渡しイベント発生によってIOリフレッシュを
    開始し、下位IOリンク伝送路のIOリフレッシュ周期
    は、上位IOリンク伝送路のIOリフレッシュ周期と等
    しくなる、ことを特徴としたリモートIO伝送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1つにおい
    て、前記中継子局は、一括IOデータ受信周期を計測
    し、過去複数回のデータを保有し、その平均値をイベン
    ト起動タイマとして保有し、一括IOデータ受信後、そ
    のタイマ値を越えても次の一括IOデータを受信しない
    場合は、中継マスタ局に前回IOデータそのままでIO
    データ引き渡しイベントを起動することを特徴としたリ
    モートIO伝送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つにおい
    て、上位IOリンク伝送路におけるマスタ局が故障して
    も、下位IOリンク伝送路は上位IOリンク伝送路のI
    Oリフレッシュ周期を守ってIOリフレッシュを継続す
    る、ことを特徴としたリモートIO伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1つにおい
    て、前記中継子局をマスタ局からの伝送が途絶えてか
    ら、マスタ局を異常と判定するマスタ局異常検出タイマ
    がタイムアウトした場合は、前記イベント起動タイマの
    タイムアップ時に上位IOリンクの全データを無効にし
    てIOデータ引き渡しイベントを起動することを特徴と
    したリモートIO伝送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1つにお
    いて、前記マスタ局を故障復帰させた場合は、故障前と
    同様の処理シーケンスに復帰する、ことを特徴とするリ
    モートIO伝送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1つに
    おいて、前記リモートIO伝送中継装置の中継子局はI
    Oリンクが光ケーブル対応またはメタリックケーブル対
    応に構成され、中継マスタ局はIOリンクがメタリック
    ケーブル対応または光ケーブル対応に構成されたことを
    特徴とするリモートIO伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258814A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Fujitsu Ltd ネットワーク疎通監視システム、ネットワーク疎通監視方法、中央装置、中継装置及びコンピュータプログラム
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