JP3218691B2 - 遠方監視制御システムの状態情報同期方法 - Google Patents
遠方監視制御システムの状態情報同期方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種の伝送データをラン
ダムに送受信する伝送回線によって結ばれた集中監視装
置（以下センタ装置とも呼ぶ）と端末装置（以下単に端
末とも呼ぶ）とからなる遠方監視制御システムにおい
て、センタ装置と端末が互いに持つ状態情報の伝送回線
切断中に起こる不一致を回線復旧後に一致させる方法と
しての状態情報の同期方法に関する。
ダムに送受信する伝送回線によって結ばれた集中監視装
置（以下センタ装置とも呼ぶ）と端末装置（以下単に端
末とも呼ぶ）とからなる遠方監視制御システムにおい
て、センタ装置と端末が互いに持つ状態情報の伝送回線
切断中に起こる不一致を回線復旧後に一致させる方法と
しての状態情報の同期方法に関する。
【０００２】なお以下各図において同一の符号は同一も
しくは相当部分を示す。
しくは相当部分を示す。
【０００３】
【従来の技術】図３はこの種の遠方監視制御システムの
要部構成を示すブロック図である。同図において０１は
集中監視装置（センタ装置）、０２は端末装置（端
末）、０３はこの２つの装置０１，０２を結合する伝送
回線、０４は端末０２が直接監視制御する外部機器から
その状態を表示するために入力されるＯＮ／ＯＦＦ信号
等の表示入力である。
要部構成を示すブロック図である。同図において０１は
集中監視装置（センタ装置）、０２は端末装置（端
末）、０３はこの２つの装置０１，０２を結合する伝送
回線、０４は端末０２が直接監視制御する外部機器から
その状態を表示するために入力されるＯＮ／ＯＦＦ信号
等の表示入力である。
【０００４】次に端末０２において２０と２１は夫々送
信回路と受信回路、２２は各種の外部機器についての表
示入力０４を常時取込んで表示状態データとして記憶す
る表示状態データ取込回路、２３はこの回路２２の表示
状態データの変化を検出し、この変化を示す表示状変デ
ータを出力する表示状変データ検出回路である。また２
は表示状態データ取込回路２２に保持されているこの端
末０２に関わる全ての外部機器についての表示状態デー
タについての送信パケットとしての全表示パケット、２
４はセンタ装置０１からの後述の全表示パケット送信要
求１の受信に基づいてＯＮされる全表示パケット送信用
のスイッチ、３は表示状変データ検出回路２３から出力
される表示状変データについての送信パケットとしての
表示状変パケット、４−２は常時、端末０２からセンタ
装置０１に送信される各種のデータである。
信回路と受信回路、２２は各種の外部機器についての表
示入力０４を常時取込んで表示状態データとして記憶す
る表示状態データ取込回路、２３はこの回路２２の表示
状態データの変化を検出し、この変化を示す表示状変デ
ータを出力する表示状変データ検出回路である。また２
は表示状態データ取込回路２２に保持されているこの端
末０２に関わる全ての外部機器についての表示状態デー
タについての送信パケットとしての全表示パケット、２
４はセンタ装置０１からの後述の全表示パケット送信要
求１の受信に基づいてＯＮされる全表示パケット送信用
のスイッチ、３は表示状変データ検出回路２３から出力
される表示状変データについての送信パケットとしての
表示状変パケット、４−２は常時、端末０２からセンタ
装置０１に送信される各種のデータである。
【０００５】またセンタ装置０１において１０と１１は
送信回路と受信回路、１５は回線切断の復旧時などに端
末０２に対し前記の全表示パケット２を送信すべき旨の
要求としての全表示パケット送信要求１を出力する全表
示パケット送信要求回路、１６は端末０２から受信した
全表示パケット２と表示状変パケット３とより端末０２
に関わる外部機器についての表示状態データを端末０２
の持つ表示状態データと一致するように編集して保持す
る表示状態データ編集回路、４−１は常時、センタ装置
０１から端末０２に送信される各種のデータである。
送信回路と受信回路、１５は回線切断の復旧時などに端
末０２に対し前記の全表示パケット２を送信すべき旨の
要求としての全表示パケット送信要求１を出力する全表
示パケット送信要求回路、１６は端末０２から受信した
全表示パケット２と表示状変パケット３とより端末０２
に関わる外部機器についての表示状態データを端末０２
の持つ表示状態データと一致するように編集して保持す
る表示状態データ編集回路、４−１は常時、センタ装置
０１から端末０２に送信される各種のデータである。
【０００６】センタ装置０１は常時、端末０２が持つ表
示状態データと同じ表示状態データを持つ必要があり、
端末０２において表示状態データの変化があった場合に
は、その変化を示す表示状変パケット３を端末０２から
受信して自身が表示状態データ編集回路１６に保持する
表示状態データを更新するようにしている。また伝送回
線０３が断線した場合には、回線０３の復旧時、端末０
２よりセンタ装置０１での状態情報を端末０２の状態情
報と一致させるために全ての表示状態データ（全表示パ
ケット）２の伝送を行っていた。
示状態データと同じ表示状態データを持つ必要があり、
端末０２において表示状態データの変化があった場合に
は、その変化を示す表示状変パケット３を端末０２から
受信して自身が表示状態データ編集回路１６に保持する
表示状態データを更新するようにしている。また伝送回
線０３が断線した場合には、回線０３の復旧時、端末０
２よりセンタ装置０１での状態情報を端末０２の状態情
報と一致させるために全ての表示状態データ（全表示パ
ケット）２の伝送を行っていた。
【０００７】図２はこの回線復旧時におけるセンタ装置
０１と端末０２との間の表示状態データ同期時のデータ
伝送を示すタイムチャートである。次に図３を参照しつ
つ図２を説明する。時刻ｔ０に回線０３が接続される
と、センタ装置０１は端末０２へ向け全表示パケット送
信要求１を送信し、この要求１は時点ｔ０から時間Ｔ０
後の時点ｔ１に端末０２によって受信される。これによ
り端末０２は全表示パケット送信要求１の受信後、時間
Ｔ１を経た時点ｔ２にセンタ装置０１へ向け、この時点
ｔ２における表示状態データとしての全表示パケット２
の送信を開始し、さらに時間Ｔ２を経た時点ｔ４に全表
示パケット２の送信を終了する。
０１と端末０２との間の表示状態データ同期時のデータ
伝送を示すタイムチャートである。次に図３を参照しつ
つ図２を説明する。時刻ｔ０に回線０３が接続される
と、センタ装置０１は端末０２へ向け全表示パケット送
信要求１を送信し、この要求１は時点ｔ０から時間Ｔ０
後の時点ｔ１に端末０２によって受信される。これによ
り端末０２は全表示パケット送信要求１の受信後、時間
Ｔ１を経た時点ｔ２にセンタ装置０１へ向け、この時点
ｔ２における表示状態データとしての全表示パケット２
の送信を開始し、さらに時間Ｔ２を経た時点ｔ４に全表
示パケット２の送信を終了する。
【０００８】そして端末０２は全表示パケット２の送信
中の時点ｔ３あるいは送信後の時点ｔ５のように、表示
状変データ検出回路２３によって表示状態変化を検出し
た場合は、随時、表示状変データを表示状変パケット３
（３−１，３−２）として送信していた。
中の時点ｔ３あるいは送信後の時点ｔ５のように、表示
状変データ検出回路２３によって表示状態変化を検出し
た場合は、随時、表示状変データを表示状変パケット３
（３−１，３−２）として送信していた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の遠
方監視制御システムでは、伝送回線が回線異常又は装置
異常で切断された場合のセンタ装置０１と端末０２間に
おける状態情報の不一致を全表示パケット２と表示状変
パケット３を伝送することにより解決していた。しか
し、この方法では全表示パケット２の送信中、図３の時
点ｔ３のように表示状変パケット３−１が送信されると
２種類のパケット２，３が混在してしまうことにより、
センタ装置０１において、正確な状態変化が判断できな
い場合がある。そこでこの発明は上記の問題を解消する
ことができる遠方監視制御システムの状態情報同期方法
を提供することを課題とする。
方監視制御システムでは、伝送回線が回線異常又は装置
異常で切断された場合のセンタ装置０１と端末０２間に
おける状態情報の不一致を全表示パケット２と表示状変
パケット３を伝送することにより解決していた。しか
し、この方法では全表示パケット２の送信中、図３の時
点ｔ３のように表示状変パケット３−１が送信されると
２種類のパケット２，３が混在してしまうことにより、
センタ装置０１において、正確な状態変化が判断できな
い場合がある。そこでこの発明は上記の問題を解消する
ことができる遠方監視制御システムの状態情報同期方法
を提供することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の状態情報同期方法は、外部機器を直接監
視制御する端末装置（０２など）と、この端末装置を介
して前記外部機器を集中監視制御するセンタ装置（０１
など）とを伝送回線（０３など）によって結合してなる
遠方監視制御システムであって、前記端末装置は常時、
前記外部機器からのＯＮ／ＯＦＦ信号等からなる最新の
表示用の状態情報（表示入力０４など）を取込み表示状
態データとして記憶する手段（表示状態データ取込回路
２２など）と、この表示状態データの変化を検出し、こ
の変化内容を示す表示状変データを出力する手段（表示
状変データ検出回路２３など）とを備え、前記センタ装
置は前記端末装置から予め前記表示状態データを受信し
たのち、常時は前記表示状変データを受信して（表示状
態データ編集回路１６などを介し）前記端末装置と同一
の表示状態データを持つものであるような遠方監視制御
システムにおいて、前記伝送回線の切断の復旧時、前記
センタ装置は前記端末装置に対し全ての前記表示状態デ
ータを送信すべき旨の要求（全表示パケット送信要求１
など）を送信し、前記端末装置はこの要求に応じ、この
要求の受信時点に自身が持つ全ての前記表示状態データ
を（全表示パケット２などとして）前記センタ装置に送
信し、この送信の終了後、この送信中に検出した前記表
示状態データの全ての変化を表わす前記表示状変データ
を一括して（表示状変パケット３などとして）前記セン
タ装置に送信するようにするものとする。
めに、本発明の状態情報同期方法は、外部機器を直接監
視制御する端末装置（０２など）と、この端末装置を介
して前記外部機器を集中監視制御するセンタ装置（０１
など）とを伝送回線（０３など）によって結合してなる
遠方監視制御システムであって、前記端末装置は常時、
前記外部機器からのＯＮ／ＯＦＦ信号等からなる最新の
表示用の状態情報（表示入力０４など）を取込み表示状
態データとして記憶する手段（表示状態データ取込回路
２２など）と、この表示状態データの変化を検出し、こ
の変化内容を示す表示状変データを出力する手段（表示
状変データ検出回路２３など）とを備え、前記センタ装
置は前記端末装置から予め前記表示状態データを受信し
たのち、常時は前記表示状変データを受信して（表示状
態データ編集回路１６などを介し）前記端末装置と同一
の表示状態データを持つものであるような遠方監視制御
システムにおいて、前記伝送回線の切断の復旧時、前記
センタ装置は前記端末装置に対し全ての前記表示状態デ
ータを送信すべき旨の要求（全表示パケット送信要求１
など）を送信し、前記端末装置はこの要求に応じ、この
要求の受信時点に自身が持つ全ての前記表示状態データ
を（全表示パケット２などとして）前記センタ装置に送
信し、この送信の終了後、この送信中に検出した前記表
示状態データの全ての変化を表わす前記表示状変データ
を一括して（表示状変パケット３などとして）前記セン
タ装置に送信するようにするものとする。
【００１１】
【作用】センタ装置０１が端末０２の全表示データを取
り込む際、全表示データ要求１を受けた端末０２では、
センタ装置０１の表示情報取り込み手順が全て終了する
まで表示状変パケット３をセンタ装置０１に対して送信
しないようにする。
り込む際、全表示データ要求１を受けた端末０２では、
センタ装置０１の表示情報取り込み手順が全て終了する
まで表示状変パケット３をセンタ装置０１に対して送信
しないようにする。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の実施例として回線復旧時の伝
送のタイムチャートで図２に対応するものである。図１
においては時点ｔ０において伝送回線０３の切断が復旧
すると、センタ装置０１より端末０２に対して全表示パ
ケット送信要求１を送信する。このパケット送信要求１
を受信した端末０２では、この時点の表示状態データを
送信用パケット（全表示パケット）２に編集後、時点ｔ
２にこの全表示パケット２の送信を開始し、時点ｔ４に
おいて全表示パケット２の送信を終了する。
送のタイムチャートで図２に対応するものである。図１
においては時点ｔ０において伝送回線０３の切断が復旧
すると、センタ装置０１より端末０２に対して全表示パ
ケット送信要求１を送信する。このパケット送信要求１
を受信した端末０２では、この時点の表示状態データを
送信用パケット（全表示パケット）２に編集後、時点ｔ
２にこの全表示パケット２の送信を開始し、時点ｔ４に
おいて全表示パケット２の送信を終了する。
【００１３】そしてもし端末０２が全表示パケット送信
要求１を受信した時点ｔ１から全表示パケットの送信を
終了する時点ｔ４までの時間Ｔ１〜Ｔ２の間で時点ｔ３
のように状変発生を検出した場合、端末０２は全表示パ
ケット２の送信終了時点ｔ４の直後の時点ｔ６において
全表示パケット２の送信中に生じた全ての表示状変デー
タを表示状変パケット３として送信する。
要求１を受信した時点ｔ１から全表示パケットの送信を
終了する時点ｔ４までの時間Ｔ１〜Ｔ２の間で時点ｔ３
のように状変発生を検出した場合、端末０２は全表示パ
ケット２の送信終了時点ｔ４の直後の時点ｔ６において
全表示パケット２の送信中に生じた全ての表示状変デー
タを表示状変パケット３として送信する。
【００１４】なお回線復旧時点ｔ０から端末０２が全表
示要求１を受信する時点ｔ１までの時間Ｔ０の間は、セ
ンタ装置０１では最新の表示状態を取り込む前であるた
め、端末０２は状変検出を行わない。
示要求１を受信する時点ｔ１までの時間Ｔ０の間は、セ
ンタ装置０１では最新の表示状態を取り込む前であるた
め、端末０２は状変検出を行わない。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、伝送回線０３切断後の
復旧時、センタ装置０１からの全表示パケット送信要求
１に応じて端末０２がセンタ装置０１に全表示パケット
２を送信している最中に表示状変を検出しても端末０２
はその儘、全表示パケット２の送信を継続し、全表示パ
ケット２の送信を終了した後、全表示パケット２の送信
中に生じた全ての表示状変を示すデータを一括し表示状
変パケット３としてセンタ装置０１に送信するようにし
たので、ランダム伝送方式による表示状態情報の状態合
わせが可能となり、且つ処理の迅速化・効率化を図るこ
とができる。
復旧時、センタ装置０１からの全表示パケット送信要求
１に応じて端末０２がセンタ装置０１に全表示パケット
２を送信している最中に表示状変を検出しても端末０２
はその儘、全表示パケット２の送信を継続し、全表示パ
ケット２の送信を終了した後、全表示パケット２の送信
中に生じた全ての表示状変を示すデータを一括し表示状
変パケット３としてセンタ装置０１に送信するようにし
たので、ランダム伝送方式による表示状態情報の状態合
わせが可能となり、且つ処理の迅速化・効率化を図るこ
とができる。
【図１】本発明の実施例としての表示状態データ同期時
の伝送を示すタイムチャート
の伝送を示すタイムチャート
【図２】図１に対応する従来のタイムチャート
【図３】遠方監視制御システムの要部構成を示すブロッ
ク図
ク図
０１ センタ装置 ０２ 端末装置（端末） ０３ 伝送回線 ０４ 表示入力 １ 全表示パケット送信要求 ２ 全表示パケット ３ 表示状変パケット ４−１ 各種送信データ ４−２ 各種送信データ １０ 送信回路 １１ 受信回路 １５ 全表示パケット送信要求回路 １６ 表示状態データ編集回路 ２０ 送信回路 ２１ 受信回路 ２２ 表示状態データ取込回路 ２３ 表示状態データ検出回路 ２４ 全表示パケット送信スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−56498（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−81098（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−37797（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−93342（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04Q 9/00 - 9/16
Claims (1)
- 【請求項１】外部機器を直接監視制御する端末装置と、
この端末装置を介して前記外部機器を集中監視制御する
センタ装置とを伝送回線によって結合してなる遠方監視
制御システムであって、 前記端末装置は常時、前記外部機器からのＯＮ／ＯＦＦ
信号等からなる最新の表示用の状態情報を取込み表示状
態データとして記憶する手段と、この表示状態データの
変化を検出し、この変化内容を示す表示状変データを出
力する手段とを備え、 前記センタ装置は前記端末装置から予め前記表示状態デ
ータを受信したのち、常時は前記表示状変データを受信
して前記端末装置と同一の表示状態データを持つもので
あるような遠方監視制御システムにおいて、 前記伝送回線の切断の復旧時、前記センタ装置は前記端
末装置に対し全ての前記表示状態データを送信すべき旨
の要求を送信し、 前記端末装置はこの要求に応じ、この要求の受信時点に
自身が持つ全ての前記表示状態データを前記センタ装置
に送信し、この送信の終了後、この送信中に検出した前
記表示状態データの全ての変化を表わす前記表示状変デ
ータを一括して前記センタ装置に送信するようにしたこ
とを特徴とする遠方監視制御システムの状態情報の同期
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14185892A JP3218691B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 遠方監視制御システムの状態情報同期方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14185892A JP3218691B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 遠方監視制御システムの状態情報同期方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336580A JPH05336580A (ja) | 1993-12-17 |
| JP3218691B2 true JP3218691B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=15301808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14185892A Expired - Fee Related JP3218691B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 遠方監視制御システムの状態情報同期方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218691B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14185892A patent/JP3218691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05336580A (ja) | 1993-12-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |