JPH09236105A - 複合金属板および金属板の接合方法とその接合装置 - Google Patents

複合金属板および金属板の接合方法とその接合装置

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JPH09236105A
JPH09236105A JP4481796A JP4481796A JPH09236105A JP H09236105 A JPH09236105 A JP H09236105A JP 4481796 A JP4481796 A JP 4481796A JP 4481796 A JP4481796 A JP 4481796A JP H09236105 A JPH09236105 A JP H09236105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複合金属板および金属板の接合方
法とその接合装置に関し、接合される金属板の接合強度
を向上し、接合の信頼性を従来よりも大幅に向上するこ
とができる複合金属板および金属板の接合方法とその接
合装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも2枚の金属板31A,31B
を接合部において接合してなる複合金属板において、前
記金属板31A,31Bを前記接合部の位置において突
出させ、この突出部33の端面の外周に環状凸部33b
を形成すると共に、中央に中央凸部33cを形成してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合金属板および
金属板の接合方法とその接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフレーム,補強板等の金
属板を接合する接合方法として、金属板を塑性変形させ
ることにより造形接合する接合方法が用いられている。
図7は、この種の接合方法により金属板を接合する接合
装置を示すもので、先端面に凸部11が形成されるポン
チ13が配置されている。
【0003】このポンチ13の下方には、先端面にポン
チ13の凸部11が挿入される凹部15が形成され、凹
部15の底面の外周に環状凹部17が形成されるダイス
19が対向配置されている。ポンチ13は、図示しない
移動手段によりダイス19側に移動可能とされる。そし
て、図7(a)に示すように、ポンチ13とダイス19
との間に接合すべき金属板21の接合部が配置され、図
7(b)に示すように、移動手段によりポンチ13がダ
イス19側に移動され、ポンチ13の凸部11により金
属板21の接合部がダイス19の凹部15の内側に沿っ
て突出され、突出部23が形成される。
【0004】さらに、ポンチ13の移動を続けると、図
7(c)に示すように、金属板21の突出部23がダイ
ス19の環状凹部17に充満され、突出部23の端面2
3aの外周に環状凸部23bが形成され、金属板21が
塑性流動により造形接合される。そして、図8に示すよ
うに、端面23aの外周に環状凸部23bを有する突出
部23が金属板21の接合部の位置に形成され、ポンチ
13側の金属板21Aに形成されるポンチ側インタロッ
ク部21aと、ダイス19側の金属板21Bに形成され
るダイス側インタロック部21bにより接合される複合
金属板が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た金属板の接合方法では、図8に示したように、金属板
21の2点鎖線で仕切られた、突出部23の端面23a
において、ダイス19側の金属板21Bの体積V1がポ
ンチ13側の金属板21Aの体積V2よりも大きくなる
ため、ポンチ13側の金属板21Aの板厚t1がダイス
19側の金属板21Bの板厚t2に比べて極端に薄くな
り、複合金属板の接合強度が著しく低下し、接合の信頼
性を損なうという問題があった。
【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、接合される金属板の接合強度を向
上し、接合の信頼性を従来よりも大幅に向上することが
できる複合金属板および金属板の接合方法とその接合装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の複合金属
板は、少なくとも2枚の金属板を接合部において接合し
てなる複合金属板において、前記金属板を前記接合部の
位置において突出させ、この突出部の端面の外周に環状
凸部を形成すると共に、中央に中央凸部を形成してなる
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の複合金属板は、請求項1記
載の複合金属板において、前記金属板は、表面にろう材
層が形成されるアルミニウムのクラッド材からなること
を特徴とする。請求項3記載の金属板の接合方法は、先
端に凸部が形成されるポンチと、先端に前記ポンチの前
記凸部が挿入される凹部が形成され、前記凹部の底面の
外周に環状凹部が形成されるダイスとの間に、接合すべ
き金属板の接合部を配置する配置工程と、前記ポンチと
前記ダイスとを対向する方向に相対移動し、前記金属板
の前記接合部を前記ポンチの前記凸部により前記ダイス
の前記凹部の内面に沿って突出させ突出部を形成する絞
り工程と、前記ポンチと前記ダイスとをさらに相対移動
し、前記金属板の前記突出部を前記ダイスの前記環状凹
部および前記凹部の底面の中央に形成される中央凹部に
充満させ、前記金属板を造形接合する接合工程と、前記
ポンチと前記ダイスとを対向する方向と反対方向に相対
移動する退避工程とを有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の金属板の接合装置は、先端
に凸部が形成されるポンチと、先端に前記ポンチの前記
凸部が挿入される凹部が形成され、前記凹部の底面の外
周に環状凹部が形成されるダイスとを備えた金属板の接
合装置において、前記ダイスの前記凹部の底面の中央に
中央凹部を形成してなることを特徴とする。請求項5記
載の金属板の接合装置は、請求項4記載の金属板の接合
装置において、前記ポンチの前記凸部と前記ダイスの前
記凹部は、横断面円形形状をしていることを特徴とす
る。
【0010】請求項6記載の金属板の接合装置は、請求
項4または請求項5記載の金属板の接合装置において、
前記ポンチの前記凸部の先端面は、凸状の球面形状をし
ていることを特徴とする。
【0011】(作用)請求項1記載の複合金属板では、
金属板の接合部に、突出する突出部が形成され、この突
出部の端面に、外周に沿って環状凸部と中央に中央凸部
とが形成される。
【0012】請求項2記載の複合金属板では、表面にろ
う材層が形成されるアルミニウムのクラッド材の接合部
に、突出する突出部が形成され、この突出部の端面に、
外周に沿って環状凸部と中央に中央凸部とが形成され
る。請求項3記載の金属板の接合方法では、ポンチとダ
イスとを対向する方向に相対移動し、金属板の接合部を
ダイスの凹部の内面に沿って突出させ突出部を形成した
後、さらにポンチとダイスとを相対移動すると、突出部
がダイスの環状凹部および中央凹部に充満し、突出部の
端面の外周に環状凸部が形成されると共に、中央に中央
凸部が形成され、塑性流動により金属板が造形接合され
た複合金属板が形成され、そして、ポンチとダイスとを
退避した状態で、複合金属板が取り出される。
【0013】請求項4記載の金属板の接合装置では、ポ
ンチとダイスとの間に、接合すべき金属板の接合部が配
置される。そして、ポンチとダイスとを対向する方向に
相対移動し、金属板の接合部をポンチの凸部によりダイ
スの凹部の内面に沿って突出させ突出部が形成される。
この状態からポンチとダイスとをさらに相対移動する
と、金属板の突出部がダイスの環状凹部および凹部の底
面の中央に形成される中央凹部に充満し、突出部の端面
の外周に環状凸部が形成されると共に、中央に中央凸部
が形成され、塑性流動により金属板が造形接合された複
合金属板が形成される。
【0014】請求項5記載の金属板の接合装置では、金
属板の接合部がポンチの横断面円形形状の凸部によりダ
イスの横断面円形形状の凹部の内面に沿って突出され、
円筒状の突出部が形成される。請求項6記載の金属板の
接合装置では、金属板の接合部が、ポンチの先端が凸状
の球面形状である凸部により、ダイスの凹部の内面に沿
って緩やかに突出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明の複合金属
板の一実施形態(請求項1に対応)を示しており、図に
おいて符号31A,31Bは、2枚の金属板を示してい
る。この実施形態では、これ等の金属板31A,31B
は、アルミニウムからなり板厚が1.2mmとされてい
る。
【0016】金属板31A,31Bの接合部には、突出
する断面円環状の突出部33が形成されている。この突
出部33の端面33aには、外周に沿って断面半円形状
のリング状の環状凸部33bが形成されている。さら
に、突出部33の端面33aの中央部には、凸状の球面
形状の中央凸部33cが形成されている。
【0017】この実施形態では、2点鎖線で仕切られた
中央凸部33cの体積V3は、1.737mm3とされ
ている。この体積V3の値は、図8に示した従来の複合
金属板の突出部23の端面23aにおけるダイス側金属
板21Bの体積V1から、ポンチ側金属板21Aの体積
V2を減じて求めた値と概ね同一の値である。
【0018】突出部33の側面には、ポンチ側金属板3
1Aとダイス側金属板31Bとの当接面に沿って塑性流
動により環状のインタロック部31a,31bが形成さ
れている。そして、金属板31A,31Bは、これ等の
インタロック部31a,31bにより造形接合されてい
る。
【0019】図2は、上述した複合金属板を製造するた
めの金属板の接合装置の一実施形態(請求項4ないし請
求項6に対応)を示しており、図において符号41は、
円柱状の鋼材からなるポンチを示している。
【0020】このポンチ41の先端面には、先端に向け
て徐々に狭まる円錐台状の凸部41aが一体形成されて
いる。凸部41aの先端面は、凸状の球面形状に形成さ
れている。この実施形態では、ポンチ41の凸部41a
の直径は、5.8mmとされている。
【0021】ポンチ41は、図示しない油圧装置等によ
り駆動される移動手段により、後述するダイス43側に
移動可能とされている。ポンチ41の下方には、円柱状
の鋼材からなるダイス43が配置されている。このダイ
ス43の先端面には、ポンチ41の凸部41aに対応し
た位置に、先端に向けて徐々に広がる円錐台状の凹部4
3aが一体形成されている。
【0022】この実施形態では、ダイス43の凹部43
aの直径は、8mmとされている。凹部43aの底面に
は、外周に沿って断面半円形状のリング状の環状凹部4
3bが形成されている。さらに、凹部43aの底面の中
央には、凹状の球面形状の中央凹部43cが形成されて
いる。
【0023】上述した金属板の接合装置を用いて、上述
した複合金属板が以下述べるようにして製造される(請
求項3に対応)。先ず、図2に示したように、ポンチ4
1とダイス43との間に接合すべき金属板31A,31
Bの接合部が位置するように配置される。次に、図3に
示すように、移動手段によりポンチ41がダイス43側
に移動され、ポンチ41の凸部41aにより金属板31
A,31Bの接合部がダイス43の凹部43aの内側に
沿って突出され、突出部33が形成される。
【0024】さらに、図4に示すように、ポンチ41の
移動を続けると、金属板31A,31Bの突出部33が
ダイス43の環状凹部43bに充満され、突出部33の
端面33aの外周に環状凸部33bが形成される。これ
により、突出部33の側面の外周が塑性流動し、金属板
31A,31Bが造形接合される。
【0025】これと同時に、突出部33がダイス43の
中央凹部43cに充満され、突出部33の端面33aの
中央に中央凸部33cが形成される。これにより、ダイ
ス側金属板31Bの突出部33の端面33aの肉が、中
央凹部43cに塑性流入し、ポンチ側金属板31Aとダ
イス側金属板31Bの板厚がほぼ同一に形成される。
【0026】そして、最後に、図5に示すように、ポン
チ41をダイス43から退避させ、金属板31A,31
Bを取り出して接合作業が終了する。以上のように構成
された複合金属板では、金属板31A,31Bの接合部
に形成される突出部33により、金属板31A,31B
を強固に接合することができる。
【0027】また、上述した金属板の接合方法では、金
属板31A,31Bの突出部33の端面33aの外周に
環状凸部33bを形成すると共に、中央に中央凸部33
cを形成し、ダイス側金属板31Bを中央凸部33cに
塑性流動するようにしたので、ダイス側金属板31Bの
板厚を容易に調節することができ、ポンチ側金属板31
Aとダイス側金属板31Bの板厚を確実に均一なものに
することができ、接合される金属板31A,31Bの接
合強度を向上し、接合の信頼性を従来よりも大幅に向上
することができる。
【0028】すなわち、次表は、この様にして形成され
た複合金属板と図8に示した従来の複合金属板の断面形
状を拡大投影機により測定した測定結果を示すものであ
る。
【表1】 表において、インタロック深さは、ポンチ13,41側
のインタロック部21a,31aとダイス19,43側
のインタロック部21b,31bの接合深さを示してい
る。
【0029】この表から、本発明の複合金属板では、従
来の複合金属板に比較して、突出部33の底部における
ポンチ側金属板31Aの板厚t3とダイス側金属板31
Bの板厚t4とが、概ね同一の板厚で形成されているこ
とが分かる。さらに、上述した金属板の接合装置では、
ダイス43の凹部43aの底面の中央に中央凹部43c
を形成し、この中央凹部43cに金属板31A,31B
の突出部33を充満させ、突出部33の中央に中央凸部
33cを形成するようにしたので、簡易な構造で容易,
確実に中央凸部33cを形成することができる。
【0030】また、上述した金属板の接合装置では、横
断面円形形状のポンチ41の凸部41aとダイス43の
凹部43aにより円筒状の突出部33を形成するように
したので、突出部33の肉厚を均一に形成することがで
き、接合強度を確実に向上することができる。さらに、
上述した金属板の接合装置では、先端が凸状の球面形状
のポンチ41により金属板31A,31Bの接合部をダ
イス43の凹部43aの内面に沿って緩やかに突出する
ようにしたので、接合部の塑性流動を容易に行うことが
でき、金属板31A,31Bを確実に造形接合すること
ができる。
【0031】なお、上述した実施形態では、アルミニウ
ムからなる金属板31A,31Bを用いた例について説
明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
はなく、表面にろう材層が形成されるアルミニウムのク
ラッド材を用いても良く、また、亜鉛メッキ等の表面処
理が施された鉄板を用いても良い。図6は、熱交換器の
タンク51とヘッダプレート53との接合に本発明を適
用した例を示すもので、表面にろう材層が形成されるア
ルミニウムのクラッド材(請求項2に対応)からなるタ
ンク51の袴部51aとヘッダプレート53とが、上述
した金属板の接合方法により接合されている。
【0032】また、上述した実施形態では、ポンチ41
の凸部41aの直径を5.8mm,ダイス43の凹部4
3aの直径を8mm,突出部33の中央凸部33cの体
積V3を1.737mm3に形成した例について説明し
たが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、接合する金属板の板厚,材質に応じて変化させるこ
とが望ましい。
【0033】さらに、上述した実施形態では、2枚の金
属板31A,31Bを接合した例について説明したが、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、ポ
ンチの凸部,ダイスの凹部,ダイスの中央凹部の形状を
調整することにより、3枚以上の金属板を接合すること
もできる。また、上述した実施形態では、アルミニウム
からなる金属板31A,31Bを接合した例について説
明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
はなく、アルミニウム合金からなる金属板を接合するこ
ともできる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の複合
金属板では、金属板の接合部に形成される突出部によ
り、金属板を強固に接合することができる。請求項2記
載の複合金属板では、表面にろう材層が形成されるアル
ミニウムのクラッド材の接合部に形成される突出部によ
り、クラッド材を強固に接合することができる。
【0035】請求項3記載の金属板の接合方法では、金
属板の突出部の端面の外周に環状凸部を形成すると共
に、中央に中央凸部を形成し、ダイス側の金属板を中央
凸部に塑性流動するようにしたので、ダイス側の金属板
の板厚を容易に調節することができ、また、ダイス側と
ポンチ側の金属板の板厚を確実に均一なものにすること
ができるため、接合される金属板の接合強度を向上し、
接合の信頼性を従来よりも大幅に向上することができ
る。
【0036】請求項4記載の金属板の接合装置では、ダ
イスの凹部の底面の中央に中央凹部を形成し、この中央
凹部に金属板の突出部を充満させ、突出部の中央に中央
凸部を形成するようにしたので、簡易な構造で容易,確
実に中央凸部を形成することができる。請求項5記載の
金属板の接合装置では、横断面円形形状のポンチの凸部
とダイスの凹部により円筒状の突出部を形成するように
したので、突出部の肉厚を均一に形成することができ、
接合強度を確実に向上することができる。
【0037】請求項6記載の金属板の接合装置では、先
端が凸状の球面形状のポンチにより金属板の接合部をダ
イスの凹部の内面に沿って緩やかに突出するようにした
ので、接合部の塑性流動を容易に行うことができ、金属
板を確実に造形接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合金属板の一実施形態を示す断面図
である。
【図2】本発明の金属板の接合方法の一実施形態を示す
説明図である。
【図3】図2に続く金属板の接合方法を示す説明図であ
る。
【図4】図3に続く金属板の接合方法を示す説明図であ
る。
【図5】図4に続く金属板の接合方法を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の複合金属板の他の実施形態を示す断面
図である。
【図7】従来の金属板の接合方法を示す説明図である。
【図8】従来の複合金属板を示す断面図である。
【符号の説明】
31A,31B 金属板 33 突出部 33b 環状凸部 33c 中央凸部 41 ポンチ 41a 凸部 43 ダイス 43a 凹部 43b 環状凹部 43c 中央凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の金属板(31A,31
    B)を接合部において接合してなる複合金属板におい
    て、 前記金属板(31A,31B)を前記接合部の位置にお
    いて突出させ、この突出部(33)の端面の外周に環状
    凸部(33b)を形成すると共に、中央に中央凸部(3
    3b)を形成してなることを特徴とする複合金属板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合金属板において、 前記金属板(31A,31B)は、表面にろう材層が形
    成されるアルミニウムのクラッド材からなることを特徴
    とする複合金属板。
  3. 【請求項3】 先端に凸部(41a)が形成されるポン
    チ(41)と、先端に前記ポンチ(41)の前記凸部
    (41a)が挿入される凹部(43a)が形成され、前
    記凹部(43a)の底面の外周に環状凹部(43b)が
    形成されるダイス(43)との間に、接合すべき金属板
    (31A,31B)の接合部を配置する配置工程と、 前記ポンチ(41)と前記ダイス(43)とを対向する
    方向に相対移動し、前記金属板(31A,31B)の前
    記接合部を前記ポンチ(41)の前記凸部(41a)に
    より前記ダイス(43)の前記凹部(43a)の内面に
    沿って突出させ突出部(33)を形成する絞り工程と、 前記ポンチ(41)と前記ダイス(43)とをさらに相
    対移動し、前記金属板(31A,31B)の前記突出部
    (33)を前記ダイス(43)の前記環状凹部(43
    b)および前記凹部(43a)の底面の中央に形成され
    る中央凹部(43c)に充満させ、前記金属板(31
    A,31B)を造形接合する接合工程と、 前記ポンチ(41)と前記ダイス(43)とを対向する
    方向と反対方向に相対移動する退避工程と、 を有することを特徴とする金属板の接合方法。
  4. 【請求項4】 先端に凸部(41a)が形成されるポン
    チ(41)と、先端に前記ポンチ(41)の前記凸部
    (41a)が挿入される凹部(43a)が形成され、前
    記凹部(43a)の底面の外周に環状凹部(43b)が
    形成されるダイス(43)とを備えた金属板の接合装置
    において、 前記ダイス(43)の前記凹部(43a)の底面の中央
    に中央凹部(43c)を形成してなることを特徴とする
    金属板の接合装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の金属板の接合装置におい
    て、 前記ポンチ(41)の前記凸部(41a)と前記ダイス
    (43)の前記凹部(43a)は、横断面円形形状をし
    ていることを特徴とする金属板の接合装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の金属板の
    接合装置において、 前記ポンチ(41)の前記凸部(41a)の先端面は、
    凸状の球面形状をしていることを特徴とする金属板の接
    合装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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