JPH0923594A - 多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法 - Google Patents
多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法Info
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- JPH0923594A JPH0923594A JP17072295A JP17072295A JPH0923594A JP H0923594 A JPH0923594 A JP H0923594A JP 17072295 A JP17072295 A JP 17072295A JP 17072295 A JP17072295 A JP 17072295A JP H0923594 A JPH0923594 A JP H0923594A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多機能保護リレーの設定に関わる上位制御装
置の処理負担を軽減する。 【解決手段】 設定情報を多機能保護リレーに個別の情
報と全多機能保護リレーに共通の共通情報とに分け、上
位制御装置2から第1回目の通信処理で共通情報を全多
機能保護リレーに送信し、第2回目以降の通信処理で各
多機能保護リレー3に個別情報を順次に送信する。
置の処理負担を軽減する。 【解決手段】 設定情報を多機能保護リレーに個別の情
報と全多機能保護リレーに共通の共通情報とに分け、上
位制御装置2から第1回目の通信処理で共通情報を全多
機能保護リレーに送信し、第2回目以降の通信処理で各
多機能保護リレー3に個別情報を順次に送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の多機能保護
リレーを上位制御装置に接続した多機能保護リレーシス
テムの多機能保護リレーの設定方法に関する。
リレーを上位制御装置に接続した多機能保護リレーシス
テムの多機能保護リレーの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多機能保護リレーは電気機器の地絡保護
や過電流保護を行う他、測定電流を上位制御装置に送信
する機能を有する。このような多機能保護リレーの動作
条件を設定するためには、通常、多機能保護リレーの表
示器に選択候補を表示し、キー入力装置を用いて、所望
の選択候補を選択することにより、動作条件を設定す
る。
や過電流保護を行う他、測定電流を上位制御装置に送信
する機能を有する。このような多機能保護リレーの動作
条件を設定するためには、通常、多機能保護リレーの表
示器に選択候補を表示し、キー入力装置を用いて、所望
の選択候補を選択することにより、動作条件を設定す
る。
【0003】動作条件の種類が増えてくると、ユーザの
操作労力も増大するので、上位制御装置側に複数の多機
能保護リレーの動作条件いわゆる設定情報を保存してお
き、図1に示すように上位制御装置から各多機能保護リ
レーにそれぞれの動作条件を転送する。これによりユー
ザは煩わしい設定操作から解放される。
操作労力も増大するので、上位制御装置側に複数の多機
能保護リレーの動作条件いわゆる設定情報を保存してお
き、図1に示すように上位制御装置から各多機能保護リ
レーにそれぞれの動作条件を転送する。これによりユー
ザは煩わしい設定操作から解放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上位制
御装置に設定データを保存しておくことを考えた場合、
多機能メモリの個数が増える程、設定データを記憶して
おくためのメモリ容量が増加し、上位制御装置側の処理
負担が増えてしまう。また、上位制御装置としてプログ
ラマブルコントローラ等を用いた場合に、ユーザが処理
機能や操作に習熟する必要があり、操作性について改善
を要するといった不具合もあった。
御装置に設定データを保存しておくことを考えた場合、
多機能メモリの個数が増える程、設定データを記憶して
おくためのメモリ容量が増加し、上位制御装置側の処理
負担が増えてしまう。また、上位制御装置としてプログ
ラマブルコントローラ等を用いた場合に、ユーザが処理
機能や操作に習熟する必要があり、操作性について改善
を要するといった不具合もあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上位制御装置の
処理を従来よりも減少できる多機能保護リレーシステム
の多機能保護リレーの設定方法を提供することにある。
処理を従来よりも減少できる多機能保護リレーシステム
の多機能保護リレーの設定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、複数の多機能保護リレー
と上位制御装置とを信号線により接続し、前記上位制御
装置から前記複数の多機能保護リレーの各々に対して設
定情報を送信する多機能保護リレーシステムの多機能保
護リレーの設定方法において、前記設定情報を前記複数
の多機能保護リレーの全てに共通の共通情報と当該複数
の多機能保護リレーの各々に個別の個別情報とに予め分
割しておき、前記上位制御装置は、前記共通情報を前記
信号線に送出し、当該共通情報を前記複数の多機能保護
リレーが同時に受信し、前記上位制御装置は、前記個別
情報を順次に前記信号線に送出し、前記複数の多機能保
護リレーの各々は、自己に対する個別情報を受信するこ
とを特徴とする。
るために、請求項1の発明は、複数の多機能保護リレー
と上位制御装置とを信号線により接続し、前記上位制御
装置から前記複数の多機能保護リレーの各々に対して設
定情報を送信する多機能保護リレーシステムの多機能保
護リレーの設定方法において、前記設定情報を前記複数
の多機能保護リレーの全てに共通の共通情報と当該複数
の多機能保護リレーの各々に個別の個別情報とに予め分
割しておき、前記上位制御装置は、前記共通情報を前記
信号線に送出し、当該共通情報を前記複数の多機能保護
リレーが同時に受信し、前記上位制御装置は、前記個別
情報を順次に前記信号線に送出し、前記複数の多機能保
護リレーの各々は、自己に対する個別情報を受信するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、さらに、前記共通情報
および前記個別情報を作成するローダ装置を前記上位制
御装置に接続し、該ローダ装置により作成された共通情
報および個別情報を前記上位制御装置を介して送信する
ことを特徴とする。
および前記個別情報を作成するローダ装置を前記上位制
御装置に接続し、該ローダ装置により作成された共通情
報および個別情報を前記上位制御装置を介して送信する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、さらに、前記ローダ装
置から前記上位制御装置を介して前記複数の多機能保護
リレーに対して前記共通情報および前記個別情報の送信
を指示し、当該指示に応じて送信された共通情報および
個別情報を前記上位制御装置を介して前記ローダ装置が
受信し、当該受信した共通情報および個別情報をローダ
装置の表示器に表示することを特徴とする。
置から前記上位制御装置を介して前記複数の多機能保護
リレーに対して前記共通情報および前記個別情報の送信
を指示し、当該指示に応じて送信された共通情報および
個別情報を前記上位制御装置を介して前記ローダ装置が
受信し、当該受信した共通情報および個別情報をローダ
装置の表示器に表示することを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、さらに、前記共通情報
および前記個別情報を前記ローダ装置内に保存記憶し、
当該保存記憶した共通情報および個別情報を前記上位制
御装置を介して前記複数の多機能保護リレーに送信可能
としたことを特徴とする。
および前記個別情報を前記ローダ装置内に保存記憶し、
当該保存記憶した共通情報および個別情報を前記上位制
御装置を介して前記複数の多機能保護リレーに送信可能
としたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明では、従来、個別情報の中
に含まれていた共通情報を全多機能保護リレーに対して
同時送信することにより、上位制御装置の取扱う通信量
を減じ処理時間を短縮する。
に含まれていた共通情報を全多機能保護リレーに対して
同時送信することにより、上位制御装置の取扱う通信量
を減じ処理時間を短縮する。
【0011】請求項2の発明では、ローダ装置により多
機能保護リレーの設定情報を一括して作成することによ
り、設定情報の作成に関わる処理を上位制御装置から解
放する。
機能保護リレーの設定情報を一括して作成することによ
り、設定情報の作成に関わる処理を上位制御装置から解
放する。
【0012】請求項3の発明では、多機能保護リレー側
において設定されている共通情報および個別情報をロー
ダ装置の表示器に表示する。これにより全ての多機能保
護リレーの異常の有無をローダ装置において確認でき
る。
において設定されている共通情報および個別情報をロー
ダ装置の表示器に表示する。これにより全ての多機能保
護リレーの異常の有無をローダ装置において確認でき
る。
【0013】請求項4の発明では、さらに共通情報およ
び個別情報をローダ装置に保存しておくので、多機能保
護リレーの再設定や共通情報や個別情報の修正をローダ
装置側で一括できるようになる。
び個別情報をローダ装置に保存しておくので、多機能保
護リレーの再設定や共通情報や個別情報の修正をローダ
装置側で一括できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0015】図2は本発明を適用した多機能保護リレー
システムのシステム構成を示す。図2において、上位制
御装置2には信号線7を介して複数の多機能保護リレー
3が接続される。また、上位制御装置2には信号線6に
よりローダ装置1が接続される。
システムのシステム構成を示す。図2において、上位制
御装置2には信号線7を介して複数の多機能保護リレー
3が接続される。また、上位制御装置2には信号線6に
よりローダ装置1が接続される。
【0016】上位制御装置2はマイクロコンピュータ2
0、送受信回路21,22、表示器23を有する。マイ
クロコンピュータ20は上記構成機器の全体制御を行
う。送受信回路22は多機能保護リレー3とデータの授
受を行う。表示器23は多機能保護リレー3から送られ
た計測データや多機能保護リレー3の異常の有無を表示
する。送受信回路21は後述のローダ装置1とデータの
授受を行う。
0、送受信回路21,22、表示器23を有する。マイ
クロコンピュータ20は上記構成機器の全体制御を行
う。送受信回路22は多機能保護リレー3とデータの授
受を行う。表示器23は多機能保護リレー3から送られ
た計測データや多機能保護リレー3の異常の有無を表示
する。送受信回路21は後述のローダ装置1とデータの
授受を行う。
【0017】多機能保護リレー3は送受信回路31、マ
イクロコンピュータ30、計測信号入力回路32、出力
回路33、表示器34、設定回路35および不揮発性メ
モリ36を有する。
イクロコンピュータ30、計測信号入力回路32、出力
回路33、表示器34、設定回路35および不揮発性メ
モリ36を有する。
【0018】送受信回路31は上位制御装置2の送受信
回路22とデータの授受を行う。マイクロコンピュータ
30は上述構成回路の動作制御を行う。この動作制御の
中には従来と同様の過電流保護処理および本発明に関わ
る通信制御が含まれる。
回路22とデータの授受を行う。マイクロコンピュータ
30は上述構成回路の動作制御を行う。この動作制御の
中には従来と同様の過電流保護処理および本発明に関わ
る通信制御が含まれる。
【0019】計測信号入力回路32はセンサ5により測
定された過電流測定値を入力し、マイクロコンピュータ
30に引き渡す。出力回路33はマイクロコンピュータ
30からの指示を受けて負荷(モータ等)4のための入
切信号を出力する。
定された過電流測定値を入力し、マイクロコンピュータ
30に引き渡す。出力回路33はマイクロコンピュータ
30からの指示を受けて負荷(モータ等)4のための入
切信号を出力する。
【0020】設定回路35は手入力により動作条件等の
設定情報を入力する。不揮発性メモリ36は上位制御装
置2から送信された設定情報あるいは設定回路35から
入力された設定情報を保存記憶する。
設定情報を入力する。不揮発性メモリ36は上位制御装
置2から送信された設定情報あるいは設定回路35から
入力された設定情報を保存記憶する。
【0021】ローダ装置1は多機能保護リレー3全ての
設定情報を作成し、作成した設定情報を保存しておくた
めに新たに設けられた装置である。
設定情報を作成し、作成した設定情報を保存しておくた
めに新たに設けられた装置である。
【0022】ローダ装置1は、送受信回路11、マイク
ロコンピュータ10、表示器12、キー入力装置13、
不揮発性メモリ14を有する。送受信回路11は上位制
御装置2の送受信回路21とデータの授受を行う。通信
の対象となるデータは上位制御装置2を介して多機能保
護リレー3に設定目的のために送信する設定情報、保存
目的のために多機能保護リレー3から送信された設定情
報である。
ロコンピュータ10、表示器12、キー入力装置13、
不揮発性メモリ14を有する。送受信回路11は上位制
御装置2の送受信回路21とデータの授受を行う。通信
の対象となるデータは上位制御装置2を介して多機能保
護リレー3に設定目的のために送信する設定情報、保存
目的のために多機能保護リレー3から送信された設定情
報である。
【0023】マイクロコンピュータ10は上述のデータ
の通信制御、設定情報作成に関わる表示制御、データの
記憶制御を実行する。表示器12は設定時に設定情報の
選択候補を表示する。また、保存してある設定情報の表
示も可能である。キー入力装置13は動作指示、たとえ
ば多機能保護リレー3への設定データの書込み(送
信)、多機能保護リレー3からの設定データの読出しを
指示入力する。また、設定情報の選択候補の指示をも行
う。不揮発性メモリ14は上記設定情報を保存記憶す
る。なお、このようなローダ装置1の外観を図3に示し
ておく。
の通信制御、設定情報作成に関わる表示制御、データの
記憶制御を実行する。表示器12は設定時に設定情報の
選択候補を表示する。また、保存してある設定情報の表
示も可能である。キー入力装置13は動作指示、たとえ
ば多機能保護リレー3への設定データの書込み(送
信)、多機能保護リレー3からの設定データの読出しを
指示入力する。また、設定情報の選択候補の指示をも行
う。不揮発性メモリ14は上記設定情報を保存記憶す
る。なお、このようなローダ装置1の外観を図3に示し
ておく。
【0024】本実施例の特徴は2つあり、第1には複数
の設定情報を図4に示すように全多機能保護リレー3に
対して共通のもの(共通情報)と、個別のもの(個別情
報)に種類分けしたことにある。これにより共通の設定
情報については1回の送信で全多機能保護リレー3に引
き渡す。個別の設定情報については従来と同様通信先の
多機能保護リレー3を指定して個別の設定情報を引き渡
す。第2には、設定情報を保存しておくローダ装置1を
新たに設け、さらにローダ装置1側でも新規設定情報を
作成できるようにした点にある。
の設定情報を図4に示すように全多機能保護リレー3に
対して共通のもの(共通情報)と、個別のもの(個別情
報)に種類分けしたことにある。これにより共通の設定
情報については1回の送信で全多機能保護リレー3に引
き渡す。個別の設定情報については従来と同様通信先の
多機能保護リレー3を指定して個別の設定情報を引き渡
す。第2には、設定情報を保存しておくローダ装置1を
新たに設け、さらにローダ装置1側でも新規設定情報を
作成できるようにした点にある。
【0025】このようなシステムにおけるシステム動作
を次に説明する。ユーザは設定データの作成モードをキ
ー入力装置13を用いて指示入力すると、マイクロコン
ピュータ10は図7に制御手順により指示された処理が
設定情報の設定であることを判定する(ステップS
1)。
を次に説明する。ユーザは設定データの作成モードをキ
ー入力装置13を用いて指示入力すると、マイクロコン
ピュータ10は図7に制御手順により指示された処理が
設定情報の設定であることを判定する(ステップS
1)。
【0026】マイクロコンピュータ10は図5に示すよ
うに設定情報の選択候補を表示器12に表示する。ユー
ザはこの表示の中の所望の候補をキー入力装置13から
指示する。指示された候補すなわち、識別番号に対応さ
せた各多機能保護リレー3の個別情報や共通情報の候補
が不揮発性メモリ14に格納される(ステップS2)。
最後に選択された候補が確認のために表示器12に表示
される(ステップS3−図6参照)。
うに設定情報の選択候補を表示器12に表示する。ユー
ザはこの表示の中の所望の候補をキー入力装置13から
指示する。指示された候補すなわち、識別番号に対応さ
せた各多機能保護リレー3の個別情報や共通情報の候補
が不揮発性メモリ14に格納される(ステップS2)。
最後に選択された候補が確認のために表示器12に表示
される(ステップS3−図6参照)。
【0027】このようにして作成された設定情報を多機
能保護リレー3に送信する場合、ユーザはキー入力装置
13を用いて書込み(送信)の指示を行う。この指示に
応じて、マイクロコンピュータ10は不揮発性メモリ1
4から個別設定情報および共通設定情報を読出し、書込
み命令と共に図10に示すようなフォーマットで上位制
御装置2へ送信する(ステップS1→S4)。また送信
内容は表示器12に表示される(ステップS5)。
能保護リレー3に送信する場合、ユーザはキー入力装置
13を用いて書込み(送信)の指示を行う。この指示に
応じて、マイクロコンピュータ10は不揮発性メモリ1
4から個別設定情報および共通設定情報を読出し、書込
み命令と共に図10に示すようなフォーマットで上位制
御装置2へ送信する(ステップS1→S4)。また送信
内容は表示器12に表示される(ステップS5)。
【0028】設定情報を受信した上位制御装置2では図
8の制御手順を実行し、受信データの中から、まず受信
データのフォーマットに基づき共通データを抽出し、共
通設定情報である識別符号あるいは、通信先が全多機能
保護リレー3であることを示す通信アドレスを符号して
共通設定情報を信号線7に送出する(ステップS10〜
S12)。
8の制御手順を実行し、受信データの中から、まず受信
データのフォーマットに基づき共通データを抽出し、共
通設定情報である識別符号あるいは、通信先が全多機能
保護リレー3であることを示す通信アドレスを符号して
共通設定情報を信号線7に送出する(ステップS10〜
S12)。
【0029】各多機能保護リレー3ではマイクロコンピ
ュータ30が図9の制御手順により受信データを監視
し、共通設定情報の同時転送を検出すると、多機能保護
リレー3内の不揮発性メモリ36に受信の共通設定情報
を格納する(ステップS20→S21)。図8に戻り、
上位制御装置2では次に、ローダ装置1から受信したデ
ータの中から個別設定情報を抽出し、個別設定情報の中
の識別情報が示す多機能保護リレー3に順に個別設定情
報を書込み命令と共に送信する(ステップS13〜S1
5のループ処理、図10参照)。
ュータ30が図9の制御手順により受信データを監視
し、共通設定情報の同時転送を検出すると、多機能保護
リレー3内の不揮発性メモリ36に受信の共通設定情報
を格納する(ステップS20→S21)。図8に戻り、
上位制御装置2では次に、ローダ装置1から受信したデ
ータの中から個別設定情報を抽出し、個別設定情報の中
の識別情報が示す多機能保護リレー3に順に個別設定情
報を書込み命令と共に送信する(ステップS13〜S1
5のループ処理、図10参照)。
【0030】多機能保護リレー3のマイクロコンピュー
タ30は図9の制御手順により自己宛の個別設定情報で
あることを通信アドレス等により検知すると、受信の個
別設定情報を不揮発性メモリ36に格納する(ステップ
S20→S22→S21)。
タ30は図9の制御手順により自己宛の個別設定情報で
あることを通信アドレス等により検知すると、受信の個
別設定情報を不揮発性メモリ36に格納する(ステップ
S20→S22→S21)。
【0031】ローダ装置1のキー入力装置13から読出
しの命令が入力された場合は、この指示が上位制御装置
2に送られる。上位制御装置は従来と同様にして読出し
命令を全多機能保護リレー3に送る(ステップS6)。
多機能保護リレー3はこの読出し命令に応答し、不揮発
性メモリ36から共通設定情報および個別設定情報を読
出し、上位制御装置2に送信する。
しの命令が入力された場合は、この指示が上位制御装置
2に送られる。上位制御装置は従来と同様にして読出し
命令を全多機能保護リレー3に送る(ステップS6)。
多機能保護リレー3はこの読出し命令に応答し、不揮発
性メモリ36から共通設定情報および個別設定情報を読
出し、上位制御装置2に送信する。
【0032】上位制御装置2から設定された設定情報を
受信したローダ装置1のマイクロコンピュータ10は受
信の設定情報を表示器12に表示する(ステップS
7)。なお、読出しに関する上位制御装置2との間の多
機能保護リレー3の通信制御処理手順は図示していない
が、従来と同様の手順を用いることができるので詳細な
説明を要しないであろう。
受信したローダ装置1のマイクロコンピュータ10は受
信の設定情報を表示器12に表示する(ステップS
7)。なお、読出しに関する上位制御装置2との間の多
機能保護リレー3の通信制御処理手順は図示していない
が、従来と同様の手順を用いることができるので詳細な
説明を要しないであろう。
【0033】この表示に基づき、ユーザが設定情報を修
正してもよいこと勿論である。
正してもよいこと勿論である。
【0034】以上、説明したように本実施例では共通情
報が従来のように各個別情報の中に重複して含まれてい
ないので、上位制御装置2側の通信処理時間が短縮され
る。また、上位制御装置2側では共通情報を多機能保護
リレー毎に重複して記憶する必要はなく、一時記憶のた
めのメモリ容量をも削減できる。加えて、ローダ装置1
で設定情報を一括して作成したり、書込みを指示するこ
とも可能となる。
報が従来のように各個別情報の中に重複して含まれてい
ないので、上位制御装置2側の通信処理時間が短縮され
る。また、上位制御装置2側では共通情報を多機能保護
リレー毎に重複して記憶する必要はなく、一時記憶のた
めのメモリ容量をも削減できる。加えて、ローダ装置1
で設定情報を一括して作成したり、書込みを指示するこ
とも可能となる。
【0035】本実施例の他に次の例を実施できる。
【0036】1)多機能保護リレー3側で設定できる設
定情報を個別情報に限定してもよいし、ローダ装置1側
で設定できる設定情報を共通情報に限定してもよい。
定情報を個別情報に限定してもよいし、ローダ装置1側
で設定できる設定情報を共通情報に限定してもよい。
【0037】2)多機能保護リレー3側で個別情報のみ
設定できるように限定した場合、各多機能保護リレー3
から送られてくる共通設定情報の一致を上位制御装置2
で判定すると、多機能保護リレー3の異常を検出するこ
とができる。
設定できるように限定した場合、各多機能保護リレー3
から送られてくる共通設定情報の一致を上位制御装置2
で判定すると、多機能保護リレー3の異常を検出するこ
とができる。
【0038】3)設定情報の作成時に選択候補を表示す
る場合、共通か個別かの種別をも表示するとよい。また
共通設定情報の種類を可変設定してもよい。さらに、特
定の多機能保護リレー3のいくつかを共通にし、他を個
別とすることもできる。
る場合、共通か個別かの種別をも表示するとよい。また
共通設定情報の種類を可変設定してもよい。さらに、特
定の多機能保護リレー3のいくつかを共通にし、他を個
別とすることもできる。
【0039】この場合、ローダ装置1の不揮発性メモリ
14は共通設定情報領域と個別設定情報領域とに分け
ず、全て従来と同様の個別情報領域とし、共通/個別の
種別情報と設定情報とを識別番号毎にこの領域内に記憶
する。
14は共通設定情報領域と個別設定情報領域とに分け
ず、全て従来と同様の個別情報領域とし、共通/個別の
種別情報と設定情報とを識別番号毎にこの領域内に記憶
する。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
では、従来、個別情報の中に含まれていた共通情報を全
多機能保護リレーに対して同時送信することにより、上
位制御装置の取扱う通信量を減じ処理時間を短縮する。
では、従来、個別情報の中に含まれていた共通情報を全
多機能保護リレーに対して同時送信することにより、上
位制御装置の取扱う通信量を減じ処理時間を短縮する。
【0041】請求項2の発明では、ローダ装置により多
機能保護リレーの設定情報を一括して作成することによ
り、設定情報の作成に関わる処理を上位制御装置から解
放する。
機能保護リレーの設定情報を一括して作成することによ
り、設定情報の作成に関わる処理を上位制御装置から解
放する。
【0042】請求項3の発明では、多機能保護リレー側
において設定されている共通情報および個別情報をロー
ダ装置の表示器に表示する。これにより全ての多機能保
護リレーの異常の有無をローダ装置において確認でき
る。
において設定されている共通情報および個別情報をロー
ダ装置の表示器に表示する。これにより全ての多機能保
護リレーの異常の有無をローダ装置において確認でき
る。
【0043】請求項4の発明では、さらに共通情報およ
び個別情報をローダ装置に保存しておくので、多機能保
護リレーの再設定や共通情報や個別情報の修正をローダ
装置側で一括できるようになる。
び個別情報をローダ装置に保存しておくので、多機能保
護リレーの再設定や共通情報や個別情報の修正をローダ
装置側で一括できるようになる。
【0044】これにより上位制御装置の処理負担が緩和
され、上位制御装置は別の新たな処理を実行可能になる
他、高速処理にも寄与することができる。
され、上位制御装置は別の新たな処理を実行可能になる
他、高速処理にも寄与することができる。
【図1】従来の設定情報の送信タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図2】本発明実施例のシステム構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】ローダ装置1の外観を示す正面図である。
【図4】不揮発性メモリ14の記憶内容を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】表示器12の表示例を示す説明図である。
【図6】表示器12の表示例を示す説明図である。
【図7】ローダ装置1の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図8】上位制御装置2の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図9】多機能保護リレー3の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】本発明実施例の設定情報タイミングを示すタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
1 ローダ装置 2 上位制御装置 3 多機能保護リレー 10,20,30 マイクロコンピュータ 12,23,34 表示器 14,36 不揮発性メモリ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の多機能保護リレーと上位制御装置
とを信号線により接続し、前記上位制御装置から前記複
数の多機能保護リレーの各々に対して設定情報を送信す
る多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定
方法において、 前記設定情報を前記複数の多機能保護リレーの全てに共
通の共通情報と当該複数の多機能保護リレーの各々に個
別の個別情報とに予め分割しておき、 前記上位制御装置は、前記共通情報を前記信号線に送出
し、 当該共通情報を前記複数の多機能保護リレーが同時に受
信し、 前記上位制御装置は、前記個別情報を順次に前記信号線
に送出し、 前記複数の多機能保護リレーの各々は、自己に対する個
別情報を受信することを特徴とする多機能保護リレーシ
ステムの多機能保護リレーの設定方法。 - 【請求項2】 前記共通情報および前記個別情報を作成
するローダ装置を前記上位制御装置に接続し、該ローダ
装置により作成された共通情報および個別情報を前記上
位制御装置を介して送信することを特徴とする請求項1
に記載の多機能保護リレーシステムの多機能保護リレー
の設定方法。 - 【請求項3】 前記ローダ装置から前記上位制御装置を
介して前記複数の多機能保護リレーに対して前記共通情
報および前記個別情報の送信を指示し、当該指示に応じ
て送信された共通情報および個別情報を前記上位制御装
置を介して前記ローダ装置が受信し、 当該受信した共通情報および個別情報をローダ装置の表
示器に表示することを特徴とする請求項2に記載の多機
能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法。 - 【請求項4】 前記共通情報および前記個別情報を前記
ローダ装置内に保存記憶し、当該保存記憶した共通情報
および個別情報を前記上位制御装置を介して前記複数の
多機能保護リレーに送信可能としたことを特徴とする請
求項3に記載の多機能保護リレーシステムの多機能保護
リレーの設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17072295A JPH0923594A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17072295A JPH0923594A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923594A true JPH0923594A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15910186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17072295A Pending JPH0923594A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多機能保護リレーシステムの多機能保護リレーの設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0923594A (ja) |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17072295A patent/JPH0923594A/ja active Pending
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