JPH09234905A - 多色画像記録装置 - Google Patents

多色画像記録装置

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JPH09234905A
JPH09234905A JP34397496A JP34397496A JPH09234905A JP H09234905 A JPH09234905 A JP H09234905A JP 34397496 A JP34397496 A JP 34397496A JP 34397496 A JP34397496 A JP 34397496A JP H09234905 A JPH09234905 A JP H09234905A
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幸雄 秋田
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
Mikinori Kurata
実記徳 倉田
Kozo Sato
耕造 佐藤
Yutaka Ichimura
裕 市村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はタンデム方式を用いた多色画像記録
装置に係り、特に特別な検出器や制御を行うことなく、
主走査方向、副走査方向等の印字ヘッドのずれを調整す
ることができ、かつ少ない容量のメモリを使用して印字
ヘッドのずれを調整することができる多色画像記録装置
を提供することである。 【解決手段】 補正制御部36において、副走査方向に
対して、駆動するビデオデータを作成し、印字ヘッドを
副走査方向に対してn分割露光することにより主走査方
向に対する印字ヘッドの位置ずれを調整し、副走査方向
に対しては、ビデオI/F制御部34を介して水平同期
信号をプリントコントロール部26に出力することで、
調整する。これによって、主走査方向、副走査方向のみ
ならず斜めにずれた印字ヘッドの印字位置の調整も可能
となる。また、メモリをアクセスする際アドレス制御を
行い、より少ないメモリ容量の記憶手段を用い印字ヘッ
ドのずれを防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所謂タンデム方式を
用いた多色(カラー)の画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷を行う多色画像記録装置とし
て、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)の印刷を行う画像形成ユニッ
トを配設し、各色の印刷を順次行うことにより、用紙に
印刷を行う所謂タンデム方式の多色画像記録装置が知ら
れている。この方式の多色画像記録装置ではイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(B
K)のトナーを用紙に順次転写し、カラー画像を形成す
るため、各色の画像形成ユニットの配設位置精度が重要
になる。すなわち、各色の画像形成ユニットの配設精度
が悪いと、形成する画像に位置ずれを生じ、印刷品質の
悪い画像となる。
【0003】このため従来、各色毎の画像の位置ずれを
防止し、印刷品質の優れた画像を得るため、以下の発明
がなされている。 (イ)先ず、公開特許公報(特開昭59ー15587
0)の発明は、カラー画像の位置ずれを防止するため、
各転写位置(画像形成ユニット)の上流側に転写材(用
紙)の検知手段を設けておき、この検知手段で転写材の
通過を検出し、対応するプリンタ機構を駆動し、画像の
転写タイミングの一致を図っている。
【0004】また、(ロ)公開特許公報(特開昭62ー
145962)の発明は、複数のレーザ書き込み系(画
像形成ユニット)の中で最初のレーザ書き込み系で記録
材に標識像を書き込み、以後、各レーザ書き込み系の上
流側に設けられた検出器で上記標識像を検出し、各レー
ザ書き込み系において、画像を転写するタイミングを図
り、各色毎の画像のずれを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多色画像記録装
置では上述の如く、(イ)、(ロ)の発明共に、転写材
(記録材)、又は記録材に形成された標識像を検出する
検出手段(検出器)が必要である。また、検出手段の検
出結果に従った転写装置等の駆動制御も煩雑である。
【0006】また、上記(イ)、(ロ)の発明共、転写
材(記録材)の搬送方向(副走査方向)の色ずれは調整
できるが、上述の副走査方向と直交する主走査方向や斜
め方向への色ずれは防止できない。
【0007】本発明は、こうした実情に鑑みなされたも
のであり、特別な検出手段(検出器)や制御を必要とす
ることなく、主走査、副走査方向等の各方向への色ずれ
を防止できる多色画像記録装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、感光体に対峙して固定配置された記録
素子アレイを外部より入力する所定解像度の基画像デー
タに応じて選択的に発光させることにより感光体を選択
的に露光し、静電潜像を形成する画像露光部を複数有す
る多色画像記録装置において、前記記録素子アレイは、
副走査方向に対して前記所定解像度のn倍の画素密度で
記録可能な単位記録素子の集合で構成され、前記基画像
データの1ラインデータをnラインの分割画素データに
変換する手段と、複数ライン分の前記分割画素データを
格納するラインバッファ手段と、主走査方向に対する前
記露光素子アレイの配列方向のずれ量に対し、前記1ラ
イン分の分割画素データを前記複数のラインバッファ手
段に跨がって展開記憶させる記憶制御手段と、前記ライ
ンバッファに記憶されたデータを読み出し、露光素子ア
レイの各素子に駆動条件を供給する駆動回路とで構成す
ることで達成できる。
【0009】このように構成することによって、主走査
方向に対して印字ヘッドのずれを調整することができ
る。尚、副走査方向に印字ヘッドがずれている場合、例
えば水平同期信号の出力タイミングをずらすことによ
り、印字ヘッドのずれを調整できる。したがって、主走
査方向の調整及び副走査方向の調整を行うことで主走査
方向に対して角度をもって配設された印字ヘッドの調整
も可能となる。
【0010】上記課題は請求項2記載の発明によれば、
各色別の印字データに基づいて、原画像の同一位置の印
字データを異なる記録タイミングで同一記録媒体上にそ
れぞれ印字して合成記録する多色画像記録装置におい
て、それぞれ異なる色の印字データを、前記同一位置の
原画像が記録位置において合致するように前記異なる記
録タイミングに対応して、各色別の印字データを印字ヘ
ッドに転送出力する同期データ転送手段と、各印字ヘッ
ド毎に、対応する印字データに対して副走査方向に進
み、又は遅れた印字データを所定ライン分保持する補正
用データ記憶手段と、補正すべき印字ヘッドの位置ずれ
量に応じて前記補正用データ記憶手段の異なる複数ライ
ンの印字データを主走査方向に分割して所定量ずつ選択
し、1ラインデータを作成する選択手段と、該選択手段
により作成された1ラインデータを印字ヘッドに出力
し、記録紙に印字を行う印字制御手段とを備える多色画
像記録装置を提供することで達成できる。
【0011】ここで、上記同期データ転送手段は、例え
ばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(BK)の各色別の印字データを感光体等の記録
媒体上に印字位置をずらして印字する手段であり、例え
ばインターフェイスコントローラが対応し、各色の印字
ヘッドの配設位置の相違を調整する。また、補正用デー
タ記憶手段は上記同期データ転送手段から出力される印
字データを記憶し、例えば印字ヘッドがずれて配置され
ている場合でも、印字に必要な印字データのみを記憶す
る。また、選択手段は印字ヘッドの位置ずれ量(例え
ば、副走査方向に対して基準ヘッドからのずれ角θ)に
対応し、例えば上記補正用データ記憶手段に記憶するラ
イン毎の印字データを選択し1ライン印字データを作成
する。この作成方法として、例えば上記位置ずれ量に対
応して順次連続するラインから印字データを選択し、1
ラインデータを作成する。
【0012】このようにして作成した1ラインデータは
印字制御手段によって印字ヘッドに出力され、記録紙に
画像が印刷される。すなわち、本発明で使用する補正用
データ記憶手段には、選択手段で画像作成に必要な最小
限の印字データのみしか記憶されておらず、従来に比較
してメモリ容量を削減することができる。
【0013】請求項3の記載は、請求項2記載の発明を
より具体的にするものであり、前記補正用データ記憶手
段は、例えば副走査方向に対して異なるラインの印字デ
ータを記憶すると共に、同一ラインに対して一部のデー
タしか記憶しない構成である。
【0014】ここで、異なるラインの印字データとは相
隣り合うラインの印字データであり、複数ラインの印字
データを一部ずつ連続して選択するものである。このよ
うに構成することにより、少ない容量のメモリで補正用
データ記憶手段を構成するものである。
【0015】請求項4の記載は、請求項2又は3記載の
発明をより具体的にするものであり、前記印字ヘッド
は、例えば主走査方向に多数配列された印字素子の集合
により形成された記録素子アレイからなる。
【0016】すなわち、上記各記録素子に出力する印字
データは、上記選択手段によって元画像データの各ライ
ンから選択された印字データであり、請求項5の記載の
ように、上記1ラインデータは記録素子アレイに出力さ
れ、1ラインの印字処理が行われる。
【0017】請求項6の記載は、上記請求項2記載の発
明をより具体化するものであり、前記記録素子は、例え
ば感光体を露光する光書き込み素子であり、前記記録媒
体は電子写真方式により記録される構成である。
【0018】上記課題は請求項7記載の発明によれば、
各色別の印字データに基づいて、原画像の同一位置の印
字データを異なる記録位置で同一記録媒体上にそれぞれ
印字して合成記録する多色画像記録装置において、前記
印字データを同一媒体上に記録する各色別の印字ヘッド
の配置は、各印字ヘッドのずれ角θの真ん中の印字ヘッ
ドを基準とする多色画像記録装置を提供することで達成
できる。
【0019】すなわち、用紙の進行方向に対して順次配
設された、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シ
アン(C)、ブラック(BK)の印字ヘッドを配設する
際、そのずれ角θの基準となる印字ヘッドは、それぞれ
有するずれ角θの真ん中の印字ヘッドであるように選定
する。
【0020】このように構成することにより、基準印字
ヘッドに対して他の印字ヘッドのずれ角θは小さな角度
となり、これらの印字ヘッドに供給する印字データの記
憶エリアを削減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態例>図1は、本実施形態の多色画像記
録装置の全体構成図である。尚、本実施形態の説明にお
いて使用する多色画像記録装置は、所謂タンデム方式の
カラープリンタである。同図において、カラープリンタ
1は、用紙供給/搬送機構2、複数の画像形成ユニット
3、定着器4で構成されている。用紙供給/搬送機構2
は、用紙Pを積載収納した給紙カセット5、及び用紙搬
送系6で構成されている。また、用紙搬送系6は給紙カ
セット5から用紙Pを搬出するための給紙コロ8、給紙
コロ8によって搬出された用紙Pを搬送する用紙搬送経
路7、用紙位置をトナー像に一致させて給紙するための
待機ロール9、不図示のモータによって駆動する駆動ロ
ール10、11、駆動ロール10、11によって回動す
る搬送ベルト12で構成されている。
【0022】給紙カセット5から給紙コロ8の回動によ
り用紙搬送経路7に搬出される用紙Pは、給紙コロ8の
回動により待機ロール9まで送られ、後述する感光体ド
ラムに形成されるトナー像と一致するタイミングで搬送
ベルト12上を移動する。尚、除電装置13は搬送ベル
ト12に残る電荷を除去する装置である。
【0023】用紙Pが搬送ベルト12を移動する間、搬
送ベルト12上の用紙Pには各画像形成ユニット15、
16、17、18によって各色のトナーが転写され、用
紙Pにカラー転写が行われる。その後、定着器4によっ
て熱定着処理を施し、用紙Pを機外に搬出する。
【0024】また、定着器4は熱ロール4aと圧接ロー
ル4bで構成され、用紙Pがこの熱ロール4aと圧接ロ
ール4b間を挟持搬送される間、用紙Pに転写された例
えば複数色のカラートナーは溶融して用紙Pに印刷され
る。
【0025】一方、画像形成ユニット部3は上述のよう
に、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の4個の画像形成ユニット15〜18
で構成され、この順序で配設されている。イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)は、減法混色に
よりカラー印刷を行う画像形成ユニット15〜17であ
り、ブラック(BK)の画像形成ユニット18はモノク
ロ印刷に使用する画像形成ユニットである。
【0026】各画像形成ユニット15〜18は、現像容
器に収納された現像剤(の色)を除き、全く同じ構成で
あり、感光体ドラムの周面近傍に帯電器、印字ヘッド、
現像器、転写器を順次配置する構成である。ここで、4
個の画像形成ユニット15〜18を代表してイエロー用
の画像形成ユニット15を例にして構成を説明する。感
光体ドラム20は、その周面が例えば有機光導電性材料
で構成され、感光体ドラム20の周面近傍には、帯電器
21、印字ヘッド22、現像ロール23’(現像器2
3)、転写器24が順次配設されている。感光体ドラム
20は矢印方向に回動し、先ず帯電器21からの電荷付
与により、感光体ドラム20の周面を一様に帯電する。
次に、印字ヘッド22から印字情報に基づく光書き込み
により、感光体ドラム20の周面に静電潜像を形成し、
現像ロール23’による現像処理によりトナー像を形成
する。この時、感光体ドラム20の周面に形成するトナ
ー像は、現像容器23に収納したイエロー(Y)色のト
ナーによる。このようにして感光体ドラム20の周面に
形成されるトナー像は、感光体ドラム20の矢印方向の
回動に伴って転写器24の位置に達し、転写器24によ
って搬送ベルト12上を搬送される用紙Pに転写され
る。
【0027】用紙Pの上面に転写されたトナー像は、搬
送ベルト12の移動と共に矢印方向に搬送され、上述と
同様の構成の他の画像形成ユニット16、17、によっ
て、イエロー(Y)色のトナーと共に、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各色のトナーが順次転写され、
減法混色によるカラー印刷が行われる。例えば、印刷画
像が青色であれば、減法混色の原理に基づき画像形成ユ
ニット16からマゼンタ(M)色のトナーを用紙Pに転
写した後、画像形成ユニット17からシアン(C)色の
トナーを用紙Pに転写し、青色画像を実現する。また、
例えば、印刷画像が赤色であれば、現像ユニット15か
らイエロー(Y)色のトナーを用紙Pに転写した後、画
像形成ユニット16からマゼンタ(M)色のトナーを用
紙Pに転写し、赤色画像を実現する。
【0028】図2は上述の構成のカラープリンタ1のシ
ステム構成を示す。カラープリンタ1は、プリントコン
トロール部26、エンジンコントロール部27、PPC
カラーエンジン部28で構成されている。プリントコン
トロール部26は、ホストコンピュータ29から出力さ
れる印刷データを解析し、前述の各印字ヘッド22
(尚、印字ヘッド22Yをイエロー(Y)用とし、印字
ヘッド22Mをマゼンダ(M)用とし、印字ヘッド22
Cをシアン(C)用とし、印字ヘッド22BKをブラッ
ク用とする)に出力するドットパターンデータ(ビデオ
データ)を作成する。
【0029】エンジンコントロール部27はCPU等で
構成されており、具体的なシステム図を図3に示す。エ
ンジンコントロール部27はCPU30、ROM31、
RAM32、EEPROM33、ビデオI/F制御部3
4、ヘッド制御部35、補正制御部36、入出力制御部
37で構成されている。CPU30は本実施形態のカラ
ープリンタ1全体のシステム制御を行い、ROM31に
記憶されたプログラムに従った制御を行う。また、RA
M32はCPU30の制御処理中発生するデータを格納
する。尚、CPU30にはオペレーションパネル38が
接続され、オペレーションパネル38からキー操作信号
がCPU30に出力される。
【0030】EEPROM33は、後述する補正値(調
整値)を記憶する。また、ビデオI/F制御部34には
上述のプリントコントロール部26から出力されるビデ
オデータが入力し、入力したビデオデータはビデオI/
F制御部34の制御により、ヘッド制御部35に出力さ
れる。尚、ビデオI/F制御部34は上述のビデオデー
タ以外にも、プリントコントロール部26との間で各種
信号の授受を行う。
【0031】ヘッド制御部35はビデオI/F制御部3
4から入力するビデオデータを画像形成ユニット15〜
18に配設された印字ヘッド22へ出力制御する回路で
あり、イエロー(Y)のビデオデータは上述の印字ヘッ
ド22Yに出力し、マゼンダ(M)のビデオデータは印
字ヘッド22Mに出力し、シアン(C)のビデオデータ
は印字ヘッド22Cに出力し、ブラック(BK)のビデ
オデータは印字ヘッド22BKに出力する。尚、これら
の印字ヘッド22(22Y等)は上述のように画像形成
ユニット15〜18内に配設され、図2及び図3におい
てPPCカラーエンジン部28の一部を構成する。
【0032】図4は印字ヘッド22内のドライブ回路2
2’の回路図であり、印字ヘッド22Y、22M、22
C、22BKのいずれにおいても同じ構成である。同図
に示すように、ドライブ回路22’はシフトレジスタ4
5、ラッチ回路46、ナンドゲート(NANDゲート)
47、駆動用トランジスタ48で構成され、駆動用トラ
ンジスタ48から出力する信号に従ってLED素子49
を駆動する。シフトレジスタ45は1ライン分のビデオ
データをシリアルに入力できる構成であり、クロック信
号(CLK)に同期して1ライン分の印字データ(HD
ATA)を入力する。ラッチ回路46はシフトレジスタ
45に入力したビデオデータをラッチ信号(LATC
H)に同期してラッチする回路であり、ラッチ回路46
にラッチされた印字データはストローブ信号(STRO
B)に同期してナンドゲート47に出力される。
【0033】ナンドゲート47に出力された印字データ
は、例えば印字を行うドットのみハイ(H)信号であ
り、対応するナンドゲート47の出力からハイ(H)又
はロー(L)信号を駆動トランジスタ48に出力し、対
応するLED素子49を駆動する。尚、上述の構成はイ
エロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(BK)のそれぞれの印字ヘッド22Y〜22Cでも
同じ構成であり、それぞれのビデオデータに基づいて印
字ヘッド22(LED素子49)から感光体ドラム20
へ光書き込みを行う。
【0034】尚、上述のビデオデータ以外のPPCカラ
ーエンジン部28とCPU30間の信号の授受は、前述
の入出力制御部37を介して行われる。一方、CPU3
0に接続された補正制御部36は、ビデオデータを補正
する際使用する回路である。尚、この回路は複数のライ
ンバッファで構成されており、具体的な回路構成は後述
する。
【0035】次に、図5は上述の構成のカラープリンタ
1の基本的な動作を説明するタイムチャートである。同
図において、感光体ドラム20の回転方向(以下副走査
方向と称する)に対する同期を制御する垂直同期信号
(VSYNY40a、VSYNM40b、VSYNC4
0c、VSYNBk40d)は、エンジンコントロール
部27からプリントコントロール部26に出力される。
また、感光体ドラム20の回転方向と直交する方向(以
下、主走査方向と称する)の同期を制御する水平同期信
号(HSYNY41a、HSYNM41b、HSYNC
41c、HSYNBk41d)も、エンジンコントロー
ル部27からプリントコントロール部26に出力され
る。さらに、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)の色それぞれについてドット
単位で出力されるビデオデータ(ViDEOY42a、
ViDEOM42b、ViDEOC42c、ViDEO
Bk42d)は、同期クロック(VCLKY43a、V
CLKM43b、VCLKC43c、VCLKBk43
d)に同期して、プリントコントロール部26からエン
ジンコントロール部27に出力される。
【0036】カラープリンタ1は、上述のようにY(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラ
ック)の4色の画像形成ユニット15〜18を持ち、各
色別に上記各信号が出力される。前述のように、ホスト
コンピュータ29から印刷データがプリントコントロー
ル部26に出力されると、プリントコントロール部26
は、その印字データをY、M、C、Bkの各色別にビデ
オデータに変換し、それぞれの色別のページメモリ(不
図示)にビデオデータを格納する。このビデオデータが
ページメモリに1ページ分格納されると、エンジンコン
トロール部27にプリント起動信号を出力する。このプ
リント起動信号が入力したエンジンコントロール部27
は起動し、それぞれの色のプロセス手段を動作させ、用
紙Pを給紙カセット5から供給する。この用紙Pは待機
ロール9に達し、最初に書込みを行うイエロー(Y)色
のトナーを用紙Pの所定位置に書き込むタイミングで待
機ロール9を回転すると共に、垂直同期信号(VSYN
C40a)と水平同期信号(HSYNC41a)をプリ
ントコントロール部26に出力する。プリントコントロ
ール部26は、垂直同期信号(VSYNC40a)と水
平同期信号(HSYNC41a)の出力に同期するよう
にしてイエロー(Y)のビデオデータ(ViDEOY4
2a)と、同期クロック(VCLKY43a)を出力す
る。このビデオデータ(ViDEOY42a)が供給さ
れるビデオI/F制御部34は、ヘッド制御部35へこ
のビデオデータ(ViDEOY42a)を送り、このビ
デオデータに従って感光体ドラム20Yを露光し、前述
と同様現像処理を行い、顕像化したイエロー(Y)のト
ナー像を用紙Pに転写する。
【0037】一方、これ以降の垂直同期信号(VSYN
M40b〜VSYNBk40d)と水平同期信号(HS
YNM41b〜HSYNBk41d)は、それぞれの色
のドラム間の距離と用紙Pの搬送速度で決定される時間
Tx1 、Tx2 、Tx3 だけの時間差を持ってエンジン
コントロール部27から出力され、垂直同期信号(VS
YNM40b〜VSYNBk40d)と水平同期信号
(HSYNM41b〜HSYNBk41d)に同期した
それぞれの色のドットデータが順次露光、現像され、用
紙P上に順次転写される。
【0038】したがって、垂直同期信号(VSYNY4
0a)を基準として垂直同期信号(VSYNM40b、
VSYNC40c、VSYNBk40d)が順次出力さ
れる出力時間差Tx1 、Tx2 、Tx3 を変化させるこ
とで、感光体ドラム20に対する露光タイミングを変化
させ、用紙P上のそれぞれの色画像の副走査方向の位置
を調整することができる。
【0039】すなわち、印字へッド22Yを基準とした
場合、Tx1 の時間を変化させることでY(イエロー)
に対するM(マゼンタ)の画像を副走査方向に対して調
整できる。同様にTx1 とTx2 との和の時間を変化さ
せることで、Y(イエロー)に対するC(シアン)の画
像を副走査方向に対して調整でき、同じくTx1 とTx
2 とTx3 との和の時間を変化させることで、Y(イエ
ロー)に対するBk(ブラック)の画像を副走査方向に
対して調整できる。
【0040】次に、この調整の具体例を以下に説明す
る。この場合、例えばオペレーションパネル38のキー
操作により、カラープリンタ1を副走査調整モードに切
り換え、図6に示すパターンを印刷する(尚、同図にお
いて矢印a方向が副走査方向である)。そして、この印
字結果によりカラープリンタ1に適性値を設定する。例
えば、同図の例によれば、基準となる印字へッド22Y
(カラープリンタ1)によって符号Aで示す横1ドット
ラインを印刷し、同じ用紙Pの印刷工程において、調整
しようとする印字ヘッド(例えば22M)により、符号
Bで示す横1ドットラインを所定のタイミングずつずら
して複数本プリントする。ここで、符号Bで示した横線
には調整値−5〜+5がプリントされており、調整を行
うカラープリンタ1の印字ヘッド22Mの副走査方向の
位置が正しい位置にあれば調整値0の位置で重なる。一
方、もし印字へッド22Mが位置ズレをおこしている
と、このズレに応じた位置でラインが重なり、その時の
調整値をオペレーションパネル38のキー操作により入
力し、CPU30に出力する。CPU30はこのデータ
が入力すると、このデータをEEPROM33に書き込
む。基準となる印字ヘッド22Yに対する印字ヘッド2
2C及び印字ヘッド22BKの調整も、同様な試し印刷
の結果に応じてオペレーションパネル38から適正な調
整値が入力される。
【0041】このようにしてEEPROM33に記憶さ
れた調整値のデータは、通常動作時において、電源ON
でEEPROM33から読み出され、この調整値のデー
タによって決定されるタイミングでそれぞれの垂直同期
信号(VSYNY40a〜VSYNBK40d)を出力
する。
【0042】図6のパターンは、Y(イエロー)を基準
にしてY(イエロー)とM(マゼンタ)間、Y(イエロ
ー)とC(シアン)間、Y(イエロー)とBk(ブラッ
ク)間の3通りをEEPROM33に記憶しており、こ
れによってそれぞれの副走査方向の位置調整が可能とな
る。次に、主走査方向に対する位置調整を説明する。
【0043】図7は、プリントコントロール部26から
1ライン分のドットデータを出力する際の垂直同期信号
(HSYN41)とビデオデータ(VIDEO42)と
の関係を示す図である。プリントコントロール部26
は、水平同期信号(HSYN41)に同期してTw(一
書き込み周期)の時間内に1ライン分のビデオデータ
(nドット)を、同期クロック(VCLK43)に同期
させて出力する。このビデオデータ(nドット)が入力
するビデオI/F制御部34は、この1ライン分のビデ
オデータ(nドット)と必要な制御信号をヘッド制御部
35に出力する。
【0044】また、図8は、上述のビデオデータが入力
する印字へッド22の駆動制御を説明するタイムチャー
トであり、印字へッド22Y、22M、22C、22B
Kのドット数は1ラインのビデオデータnより大きいm
ドットで構成されており、ヘッド制御部35がHCLK
に同期してmドットのビデオデータを出力する。印字へ
ッド22(22Y等)は、入力したmビットのビデオデ
ータ(HDATA)を前述のシフトレジスタ45に供給
すると共に、ラッチ信号に同期してラッチ回路46にラ
ッチし、ストローブ信号に同期してLED素子49を発
光させる。ここで、用紙Pと印字ヘッド22のそれぞれ
のセンター(中心)を一致させておけば、印字へッド2
2に対して(m−n)/2のドット数の非発光データを
プリントコントロール部26からのnドットのデータの
先頭と後端に付加することによって正常な印字が行え
る。すなわち、(m−n)/2のドット数の非発光デー
タを図7に示す期間TL またはTR に挿入することによ
り、用紙のセンター(C)に対して、印字ドットを左右
に移行し、主走査方向に対する印字位置の調整を行う。
また、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、Bk(ブラック)のそれぞれのLEDへッド22
Y、22M、22C、22BK間で付加するドット数を
(m−n)/2から変化させることで画像の第1ドット
の位置を各色毎の主走査方向に対して可変することがで
きる。尚、この場合でも、先頭と後端に付加されたドッ
トの合計が(m−n)でなければならない。
【0045】尚、この調整方法は、図9に示すチャート
を利用し、図6の場合と同様にして行う。また、上述の
制御は図10に示す回路によって行う。この回路は前述
した図3の補正制御部36の具体的な回路であり、第1
ラインバッファ61及び第2ラインバッファ62のそれ
ぞれが、mドットの長さを備えたバッファで構成され、
nドットの印字データはアドレス制御部63の制御に従
ってアドレス指示を行う。プリントコントロール部26
から出力されたnドットのビデオデータは、前述したビ
デオインターフェイス制御部34を経由して入力制御部
64に供給される。この入力制御部64はまず第1ライ
ンバッファ61を選択し、第1ラインバッファ61に、
アドレス制御部63の指定するアドレスから順次nドッ
トのデータを書き込む。次に入力する次のラインでは、
入力データは第2ラインバッファ62に書き込まれ、第
1ラインバッファ61の出力をHDATAとして出力制
御部65が、ヘッド制御部35に出力する。第1ライン
バッファ61及び第2ラインバッファ62からの出力は
mドットの長さのラインデータを順次出力する。尚、第
1ラインバッファ61、第2ラインバッファ62は電源
ON時にリセット回路(不図示)によりクリアされてお
り、nドットの前後に余白用ドットが付加された形で印
字ヘッド22にmドットのビデオデータが出力する。
【0046】このようにして第1ラインバッファ61、
第2ラインバッファ62はプリントコントロール部26
からのnドットデータの入力と印字へッド22へのmド
ットデータの出力を交互に繰り返す。したがって、アド
レス制御部63の書込みスタートアドレスを変化させる
ことでnドットデータの前後に付加するドット数を変化
させることができ、この変化を、上述の図9で示すチャ
ートを用いて予め設定された調整値に合わせることによ
り、主走査方向に対する印字位置の調整を行うことがで
きる。
【0047】次に、印字へッド22が角度誤差を持って
いる場合の印字位置の調整について説明する。図11〜
図21は、この調整を説明する図である。先ず、図11
は印字ヘッド22の位置ずれを説明する図であり、実線
で示す現実の印字ヘッド22の位置が、破線で示す印字
ヘッド22’の正規のへッド位置に対してズレている場
合であり、1ラインのプリント結果を見た時に図12に
示すように印字へッド22に出力するデータを上下に並
べ変えて補正するようにしたものである。この場合、印
字へッド22の機械的位置は固定した状態のままでデー
タの並べ変えによって補正を行うようにしたため、同図
の符号Dで示した位置に不連続な部分が生じて段差が生
ずるので、この段差を目視によって判別できない程度ま
で小さくすることが必要となる。
【0048】そのために本実施例では、例えば印字へッ
ド22の発光部のサイズを副走査方向に1/3に小さく
した場合について説明する。(ただし、この印字へッド
22のLED素子のサイズを副走査方向に1/6あるい
は1/9のように小さくするに従って段差が目立たなく
なるが、この場合は従来の発光サイズを図13(a)と
して、1回の露光で感光体ドラム20上に1ドット分の
静電潜像が形成されたが、同図(b)に示したように副
走査方向に小さい発光部の場合は、一回の露光では1ド
ット分の静電潜像が形成できないため1/3の場合は3
回の露光が必要となり、1/6の場合は6回、1/9の
場合は9回の露光が必要となる。
【0049】次に、データの並べ変えについて以下に説
明する。図14は正規のプリント状態を角度誤差のある
印字へッド22から見た図で、印字へッドを1ドットの
1/3に副走査方向を設定した場合である。同図に示す
ように、1ラインのデータを複数に分割し、印字へッド
22に出力するタイミングを変えることによって、前述
のように角度誤差のある印字へッド22によっても正規
のプリント状態に近い画像を得ることができる。
【0050】このように、右肩上がりに角度誤差を持っ
た印字へッド22に対し、図15に示すような複数のラ
インのデータを、ある露光タイミングで印字へッド22
に出力すれば補正することが可能となる。
【0051】図16は、へッドの角度誤差による位置ズ
レ量ごとに、1ラインデータを主走査方向に対し、何分
割にすべきかを示したもので、例えば、位置ズレ量が5
ドット(=15/3ドット)の場合には1ラインデータ
を16分割すればよいことを示している。
【0052】また、図17(a) 〜(c) 乃至図20(a) 〜
(c) は、上述の図15及び図16に記載した内容をさら
に具体的に説明する図である。図17(a) 〜(c) はズレ
量が右上がり1/3ドットの場合、図18(a) 〜(c)は
ズレ量が右下がりに1/3ドットの場合、図19(a) 〜
(c) はズレ量が右上がりに5ドットの場合、図20(a)
〜(c) はズレ量が右下がりに5ドットの場合で、それぞ
れの場合ごとに印字へッド22に出力するデータを示し
た例である。
【0053】尚、図21は前述した図3の補正制御部3
6の別回路を示し、同図に基づいて前述した図19にお
ける6ライン目の1ラインデータが印字へッド22に出
力される様子を以下に説明する。先ず、1〜6ライン目
の1ラインデータは、入力制御部70によって選択され
たラインバッファ71〜77のアドレス制御部78によ
り指定されたアドレスに既に格納されている。この1〜
6ライン目の1ラインデータが格納されると、第7ライ
ンバッファ77に7ライン目の1ラインデータの格納を
開始すると同時に、出力制御部79及びアドレス制御部
78の指示するラインバッファ及びアドレスから6ライ
ン目の1ラインデータとして、先ず、1/3ラインデー
タとして、区間1〜区間16(図19)の16分割され
たデータをへッドに出力する。最初に区間1に相当する
6ライン目のデータを出力し、次に区間2、3、4に相
当する5ライン目のデータを出力し・・・といったよう
に区間16迄を出力する。
【0054】次に、2/3ラインデータとして、最初に
区間1、2に相当する6ライン目のデータを出力し、次
に区間3、4、5に相当する5ライン目のデータを出力
し・・・といったように区間16迄を出力する。
【0055】さらに、3/3ラインデータとして最初に
区間1、2、3に相当する6ライン目データを出力し、
次に区間4、5、6に相当する5ライン目データを出力
し・・・といったように区間16に相当する1ライン目
迄を出力し、これで6ライン目の1ラインデータ出力が
終了する。
【0056】以上の方式で作られた画像は、図19
(c)に示した1ライン分の画像のように角度誤差のあ
る印字へッド22の場合でも正規のプリント状態に近い
ものとなる。
【0057】尚、本実施例における調整の方式は、図
6、図9に示すチャートを用いて前述と同様にして行わ
れ例えば、図6のチャートを用紙の左右に配置し、左側
で調整値0、右側で調整+3の位置でA、Bラインが重
なれば、へッドが右上がりに3だけ角度誤差を持ってい
ることが判明する。また、主走査方向も同様である。こ
れによって印字ヘッド22が傾いて設置されている場合
でも調整することが可能になる。
【0058】また、本実施例の変形例として、それぞれ
のへッドが湾曲して曲線誤差を持っている場合であって
も、同様の方法でへッドの位置補正することが可能とな
る。また、本実施例では、印字画像を見て、手動で調整
を行うようにしたが、印字結果をスキャナーで読取り、
パソコン等によって補正値を算出し、パソコンから直接
補正値をプリンタに設定することも可能で、さらには、
印字用紙によらずCCDセンサ等によって直接画像露光
の光出力を検知し、補正動作を行うようにすることもで
きる。
【0059】また、上記実施例においては、印字ヘッド
22は、液晶へッド、熱転写ヘッド、レーザヘッドのい
ずれであってもよい。また、印字ヘッド22としてY
(イエロー)を基準としたが、印字ヘッドはM(マゼン
タ)、C(シアン)、Bk(ブラック)のいずれか一つ
を基準にすることもできる。また、上記実施例におい
て、4個の印字ヘッド22を使用したが、印字ヘッド2
2の数は3個でも2個でも良い。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態例
について説明する。
【0060】先ず、本例の原理について説明する。前述
の実施形態例で説明したように、タンデム方式のカラー
印刷装置は、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の各色に専用の印字ヘッドと感
光体ドラムを用意し、一回の行程で各色の印刷を行うこ
とにより、高速印刷を行うものである。この方式で重要
になるのは、4色の印字位置を正確に重ね合わせること
である。これを実現するために、実装の精度を上げるこ
とに加えて、電子回路による補正を行うものである。
【0061】図22は各色の印字結果が用紙の進行方向
に対して直交しない場合の例を示すものであり、例えば
説明のため単にシアン(C)とマゼンダ(M)の2色の
みの印字ヘッドを示す。シアン(C)の印字ヘッドは主
走査方向(用紙進行方向に直行する方向)に対して平行
であり、マゼンダ(M)の印字ヘッドは主走査方向に対
してある角度だけずれており、いわゆる右上がりの状態
になっている。
【0062】このときのシアン(C)の印字画像は用紙
の進行方向に対して直交し、各ラインのデータ配列は図
23のようになる。一方、マゼンダ(M)の場合、その
ままでは右上がりの印字画像となる。そこで、マゼンダ
(M)の印字画像を上記シアン(C)の印字画像に一致
して重ねるにはどうすれば良いかを示した図が図24で
あり、マゼンダ(M)の印字の際に次の様な処理を行
う。すなわち、マゼンダ(M)の印字データを印字する
際、 ・1ライン目の左側には1ライン目の左側のデータを印
字し、1ライン目の中央、及び右側にはデータを印字し
ない。
【0063】・2ライン目の左側には2ライン目の左側
のデータを印字し、2ライン目の中央には1ライン目の
中央のデータを印字し、2ライン目の右側にはデータを
印字しない。
【0064】・3ライン目の左側には3ライン目の左側
のデータを印字し、3ライン目の中央には2ライン目の
中央のデータを印字し、3ライン目の右側には1ライン
目の右側のデータを印字する。
【0065】以下、図24に示すように印字処理を行
う。しかし、このような処理を行うためには、補正する
ライン数に応じたデータを保持しておく必要がある。例
えば、6ライン目の印字開始時点で保持しておく必要の
あるデータは、図25に示すデータである。
【0066】一方、上述とは逆に、シアン(C)の印字
画像に対してマゼンダ(M)の印字画像がいわゆる右下
がりの状態である場合、図26の状態となる。この場合
には上述とは逆に、これを補正するため図27に示すよ
うに、 ・1ライン目の右側には1ライン目の右側のデータを印
字し、1ライン目の中央、及び右側にはデータを印字し
ない。
【0067】・2ライン目の右側には2ライン目の右側
のデータを印字し、2ライン目の中央には1ライン目の
中央のデータを印字し、2ライン目の左側にはデータを
印字しない。
【0068】・3ライン目の右側には3ライン目の右側
のデータを印字し、3ライン目の中央には2ライン目の
中央のデータを印字し、3ライン目の左側には1ライン
目の左側のデータを印字する。
【0069】以下、同図に示すように印字処理する。ま
たこの場合、例えば、6ライン目の印字開始時点で保持
しておく必要のあるデータは、図28に示すデータであ
る。したがって、図25及び図28に示すように、上記
の方式によると必ずしも全ての印字データを保持する必
要はなく、図25において領域aのデータは印字しない
データであり不要である。また、図28において領域b
のデータも同様である。すなわち、本例は不要なデータ
を記憶するメモリ域を削除し、小さい容量のメモリを用
いて印字データの記憶を行うものであり、これにより装
置のコストダウンを図ろうとするものである。
【0070】尚、上述の例ではシアン(C)の印字ヘッ
ドを基準としてマゼンダ(M)の印字データを位置合わ
せする例で説明したが、その他の色についても同様であ
る。以下、具体例な実施形態例を説明する。
【0071】図29は本実施形態例を説明するシステム
構成図である。尚、本例においても、カラープリンタの
全体システムは図2に示す通りであり、図29の構成は
図2に示すエンジンコントロール部27の構成の一部を
示すものである。
【0072】同図において、同期データ転送手段として
の入力制御部80はプリントコントロール部26から供
給されるビデオデータを入力し、メモリ82の所定アド
レスに出力する。この時、入力制御部80がビデオデー
タをメモリ82に記憶するアドレスは、アドレス制御部
81から出力するアドレス信号に基づいてアドレス変換
回路84が指定するアドレスである。
【0073】乗余算出回路83は、アドレス制御部81
と共に選択手段を構成し、アドレス制御部81から出力
されるアドレスデータを、例えば予め設定した設定値に
基づいて演算処理を行い補正されたアドレスデータを作
成する回路である。例えば、この補正されたアドレスデ
ータの作成は、各印字ヘッド間の配設誤差(ずれ角θ)
を測定し、この測定結果に従った演算処理である。
【0074】アドレス変換回路84は、上述の乗余算出
回路83が作成したアドレスデータからメモリ82をア
クセスするためのアドレスデータに変換する。メモリ8
2は複数ライン分のビデオデータを記憶する容量を有
し、上述の入力制御部80を介して供給されるビデオデ
ータを記憶し、上述のアドレス変換回路84から出力さ
れるアドレス信号に従ったエリアにビデオデータを記憶
する。
【0075】メモリ82の記憶されたビデオデータは、
アドレス変換回路84から出力されるアドレスデータに
従って指定されたエリアから出力され、出力制御部85
を介してPPCカラーエンジン部28に出力される。
尚、メモリ82から出力されるビデオデータは各色毎に
出力され、対応する色の印字ヘッド22Y〜22BKに
出力される。
【0076】次に、本例の処理動作を説明する。本例の
説明として、前述の図22の例に示すように、例えば基
準となる印字ヘッドに対してマゼンダ(M)の印字ヘッ
ドが用紙の進行方向に対して右上がりに形成されている
場合について説明する。
【0077】前述の実施形態例と同様、ホストコンピュ
ータ29から出力された印刷情報は、プリントコントロ
ール部26によってビデオデータに変換され、プリント
コントロール部26内のフレームメモリに展開される。
その後、所定量のビデオデータがフレームメモリに展開
されると、入力制御部80を介してビデオデータがメモ
リ82に供給される。この時、ビデオデータはアドレス
変換回路84から出力されるアドレスデータに従ってメ
モリ82の所定アドレスに記憶される。
【0078】図30はこの時のアドレス表であり、上述
の原理に従って基準ヘッドに対してずれ角θを有する場
合、例えば同図に示すアドレス表となる。尚、この例の
場合、予め測定したずれ角θに基づいて、基準ヘッドに
対して6ライン分印字データがずれているものとしてい
る。従って各ラインを主走査方向に6分割し、区分1は
バッファ数「2」とし、区分2〜4はバッファ数「3」
とし、区分5〜7はバッファ数「4」とし、区分8〜1
0はバッファ数「5」とし、区分11〜13はバッファ
数「6」とし、区分14〜16はバッファ数「7」と
し、印字ヘッドのずれに対応するデータをメモリに書き
込む構成とする。尚、上述の区分(区間)1〜16はも
ともとハード的に1ラインを区分するものであり、上述
の6分割はこの1〜16区分を6分割することになる。
【0079】具体的には、前述のようにデータ書き込み
の際不要となるデータ領域のデータを書き込みしないた
め、図31に示すように区間「1」については、データ
ライン番号の「0」、「1」、「0」、「1」・・・の
ラインデータを繰り返しアクセスする。また、区間
「2」〜「4」については、データライン番号の
「0」、「1」、「2」、「0」、「1」、「2」・・
・のラインデータを繰り返しアクセスし、区間「5」〜
「7」については、データライン番号の「0」、
「1」、「2」、「3」、「0」、「1」、「2」、
「3」・・・のラインデータを繰り返しアクセスする。
【0080】以下同様にして、6分割目の区間「14」
〜「16」についてはデータライン番号の「0」、・・
・「6」、「0」・・・「6」、・・・のラインデータ
を繰り返しアクセスする。このようにアドレスをアクセ
スすることにより、データ印字の際不要となる印字デー
タをメモリに書き込むことを防止する。
【0081】すなわち、各区間のアドレスのアクセスは
剰余算出回路83により、入力するデータライン番号を
対応する区間のバッファ数で割り算し、その余りを算出
した結果に基づくものである。
【0082】アドレス変換回路84は、データをメモリ
82に書き込む場合、先ず図31に点線Aで囲んだ
「0」、「0」、「0」の印字データをメモリ82の、
例えばエリア82aに書き込む。次に、図30の点線B
で囲んだ「0」、「0」、「0」の印字データをメモリ
82のエリア82bに書き込み、点線Cで囲んだ
「1」、「1」、「1」の印字データをメモリ82のエ
リア82cに書き込む。さらに、図31の点線Dで囲ん
だ「0」、「0」、「0」の印字データをエリア82d
に書き込み、点線Eで囲んだ「1」、「1」、「1」の
印字データをエリア82eに書き込み、点線Fで囲んだ
「2」、「2」、「2」の印字データをエリア82fに
書き込む。以下同様にして、図31に示す区分に従って
メモリ82の対応するエリアに書き込む。
【0083】次に、上述のようにしてメモリ82の各エ
リアに記憶したデータを読み出す場合、以下のように処
理する。すなわち、アドレス制御部81から出力するア
ドレスデータを乗余算出回路83で演算し、アドレス変
換回路84でアドレス変換し、メモリ82をアクセスす
る。例えば、先ずエリア82aのみをアクセスし、エリ
ア82aから1ライン目の右端の印字データである
「0」、「0」、「0」を出力する。この印字データ
は、上述のように1ライン目の右端の印字データであ
り、この印字データに従って感光体ドラム等の画像形成
部を介して記録紙に作成される印字は、例えば基準とな
る印字位置に一致するものとなる。
【0084】尚、この場合1ライン目の印字データの中
で右端の印字データ以外の部分には余白データ(白デー
タ)を自動的に入れる。次に、エリア82b、82cを
アクセスし、エリア82bから1ライン目の右端より少
し右側のデータ「0」、「0」、「0」と、2ライン目
の右端のデータ「1」、「1」、「1」を読み出す。こ
の場合にも、2ライン目の他の領域には余白データ(白
データ)を自動的に付加する。さらに、エリア82d、
82e、82fをアクセスし、エリア82dから1ライ
ン目の右端より更に右側のデータ「0」、「0」、
「0」と、2ライン目の右端より右側のデータ「1」、
「1」、「1」、及び3ライン目の右端のデータ
「2」、「2」、「2」を読み出し、他のエリアには余
白データを付加し、印字ヘッド22へ出力する。
【0085】以下、上述の処理を繰り返し、基準となる
印字ヘッドの印字位置に一致する印字データを出力し、
記録紙に印字を行う。このように本実施形態例によれ
ば、メモリ82を必要限度のメモリ領域で構成し、極め
て効率の良いメモリの使用を実現するものである。 <第3の実施形態例>次に、第3の実施形態例について
説明する。
【0086】本例は、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の印字ヘッド
の配設について、最もメモリ容量を少なくするための配
設構成を説明するものである。
【0087】図32は用紙Pの進行方向に対してイエロ
ー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の各印字ヘッド22Y〜22BKを配置した状
態を示す図である。また、同図に示すLy、Lm、L
c、Lbkは、それぞれ印字ヘッド22Y〜22BKの
中心線を示す。かかる配設構成において、従来では図3
3に示すように、例えばブラック(BK)の印字ヘッド
22bkを基準として他の印字ヘッド22Y〜22Cの
位置ずれ(ずれ角θ)を設定している。
【0088】しかしこの場合には、基準となる印字ヘッ
ド22BKに対して他の印字ヘッドの位置ずれ(ずれ角
θ)が大きくなり、特に最も大きなずれ角θを有するイ
エロー(Y)の印字ヘッド22Yでは大きなメモリ容量
を必要とする。すなわち、印字ヘッドの傾きが大きいた
め、不要であるメモリ領域を大きく設ける必要があるか
らである。
【0089】そこで、本例は図34(a)、(b)に示
すように、基準となる印字ヘッドをずれ角θが真ん中
(中間)であるマゼンダ(M)又はシアン(C)の印字
ヘッド22M、22Cとすることで、基準ヘッドからの
ずれ角θを小さく構成するものである。
【0090】図34(a)は、シアン(C)の印字ヘッ
ド22Cを基準とする場合であり、イエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)の印字ヘッド22Y及び22Mは、+(プ
ラス)のずれ角θを有し、ブラック(BK)の印字ヘッ
ド22BKは−(マイナス)のずれ角θを有する。そし
てこの場合、いずれの印字ヘッド22Y、22M、22
BKも基準となる印字ヘッド22Cに対して小さなずれ
角θを有するだけである。
【0091】また、同図(b)は、マゼンダ(M)の印
字ヘッド22Mを基準とする場合であり、この場合イエ
ロー(Y)の印字ヘッド22Yは、+(プラス)のずれ
角θを有し、マゼンダ(M)及びブラック(BK)の印
字ヘッド22M、22BKは−(マイナス)のずれ角θ
を有する。そしてこの場合においても、いずれの印字ヘ
ッド22Y、22C、22BKも基準となる印字ヘッド
22Mに対して小さなずれ角θを有するだけである。
【0092】したがって、上述のように印字ヘッドを配
設することにより、基準ヘッドに対する各印字ヘッドの
ずれ角θは小さなものとなり、各印字ヘッドに印字デー
タを供給するメモリ容量を小さく構成することができ
る。
【0093】尚、上述の実施形態例では基準となる印字
ヘッドはイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)と配置された印字ヘッド22
Y〜22BKの真ん中に位置するマゼンダ(M)、又は
シアン(C)の印字ヘッド22M、22Cであったが、
必ずしも真ん中に位置する場合に限るものではない。例
えば、イエロー(Y)やブラック(BK)の印字ヘッド
22Y、22BKであっても、そのずれ角θが4個の印
字ヘッドの中間に位置するものであれば、これらの印字
ヘッド22Y、又は22BKを基準印字ヘッドとするこ
ともできる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果を有する。請求項1記載の発明によれ
ば、タンデム方式のカラープリンタの副走査方向、主走
査方向、斜め方向の位置合わせを電気的に行うことによ
って、機械的精度、組立、調整に要する時間を低減する
ことができ、低コスト化が可能となる。また、画像の副
走査方向の重ね合わせを精度良く行う事により、高画質
な多色画像記録装置を得ることができる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、メモリ容量
を削減することができ、上述と同様装置の低コスト化を
図ることができる。さらに、請求項3から請求項6記載
のように発明を具体化することにより、更にメモリの使
用量を減らし低コスト化を図ることができる。
【0096】請求項7記載の発明によれば、印字ヘッド
のずれ角θが小さくなるので、各印字ヘッドに供給する
印字データを記憶するメモリ容量を更に小さくでき、装
置のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるカラープリンタの全体構成
図である。
【図2】一実施形態におけるカラープリンタのシステム
構成図である。
【図3】エンジンコントロール部のシステム構成図であ
る。
【図4】印字ヘッドのドライブ回路を示す回路図であ
る。
【図5】カラープリンタの動作を説明するタイムチャー
トである。
【図6】一実施形態におけるカラープリンタの副走査方
向のヘッド位置を調整するパターン図である。
【図7】一実施形態におけるカラープリンタのLEDへ
ッドを駆動するタイムチャートである。
【図8】一実施形態におけるカラープリンタの印字へッ
ドを駆動するタイムチャートである。
【図9】一実施形態におけるカラープリンタの主走査方
向のヘッド位置を調整するパターン図である。
【図10】補正制御部36の具体的回路図である。
【図11】主走査方向の印字へッドの位置ズレの補正方
法を説明する図である。
【図12】主走査方向の印字ヘッドの位置ズレの補正方
法を説明する図である。
【図13】印字へッドの位置ズレを説明する図である。
【図14】印字へッドの位置ズレを補正するためのデー
タを説明する図である。
【図15】印字へッドの位置ズレを補正するためのデー
タを説明する図である。
【図16】印字ヘッドのズレ量と分割数の関係を示す図
である。
【図17】(a)、(b)は印字へッドの位置ズレを説
明する図であり、(c)は印字へッドの位置ズレの補正
方法を説明する図である。
【図18】(a)、(b)は印字へッドの位置ズレを説
明する図であり、(c)はLEDへッドの位置ズレの補
正方法を説明する図である。
【図19】(a)、(b)はLEDへッドの位置ズレを
説明する図であり、(c)はLEDへッドの位置ズレの
補正方法を説明する図である。
【図20】(a)、(b)はLEDへッドの位置ズレを
説明する図であり、(c)はLEDへッドの位置ズレの
補正方法を説明する図である。
【図21】補正制御部の他の具体的回路図である。
【図22】各色の印字結果が用紙の進行方向に対して直
交しない場合の例を示すものであり、主走査方向の印字
へッドの位置ズレの補正方法を説明する図である。
【図23】シアン(C)の印字画像が用紙の進行方向に
対して直交する例を示す図である。
【図24】マゼンダ(M)の印字画像を上記シアン
(C)の印字画像に一致して重ねるにはどうすれば良い
かを示した図である。
【図25】6ライン目の印字開始時点で保持しておく必
要のあるデータを説明する図である。
【図26】シアン(C)の印字画像に対してマゼンダ
(M)の印字画像がいわゆる右下がりの状態である場合
の例を説明する図である。
【図27】マゼンダ(M)の印字画像を上記シアン
(C)の印字画像に一致して重ねるにはどうすれば良い
かを示した図である。
【図28】6ライン目の印字開始時点で保持しておく必
要のあるデータを説明する図である。
【図29】第2の実施形態例を説明するシステム構成図
である。
【図30】第2の実施形態例を説明するアドレス表であ
る。
【図31】アドレスデータの変換テーブルである。
【図32】印字ヘッドの配設構成図である。
【図33】通常使用される印字ヘッドの配設構成図であ
る。
【図34】(a)、(b)は第3の実施形態例を説明す
る印字ヘッドの配設構成図である。
【符号の説明】
1 カラープリンタ 2 用紙供給/搬送機構 3 画像形成ユニット 4 定着器 5 給紙カセット 6 用紙搬送系 7 用紙搬送経路 8 給紙コロ 9 待機ロール 10、11 駆動ロール 12 搬送ベルト 13 除電器 15〜18 画像形成ユニット 20 感光体ドラム 21 帯電器 22 印字ヘッド 23 現像器 23’ 現像ロール 24 転写器 26 プリントコントロール部 27 エンジンコントロール部 28 PPCカラーエンジン部 29 ホストコンピュータ 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 EEPROM 34 ビデオI/F制御部 35 ヘッド制御部 36 補正制御部 37 入出力制御部 38 オペレーションパネル 40 VSYN 41 HSYN 42 VIDEO 43 VCLK 61、62、71〜77 ラインバッファ 63、78 アドレス制御部 64、70 入力制御部 65、79 出力制御部 80 入力制御部 81 アドレス制御部 82 メモリ 83 剰余算出回路 84 アドレス変換回路 85 出力制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 (72)発明者 秋田 幸雄 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 小林 勉 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 倉田 実記徳 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 耕造 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 市村 裕 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に対峙して固定配置された記録素
    子アレイを外部より入力する所定解像度の基画像データ
    に応じて選択的に発光させることにより感光体を選択的
    に露光し、静電潜像を形成する画像露光部を複数有する
    多色画像記録装置において、 前記記録素子アレイは、副走査方向に対して前記所定解
    像度のn倍の画素密度で記録可能な単位記録素子の集合
    で構成され、 前記基画像データの1ラインデータをnラインの分割画
    素データに変換する手段と、 複数ライン分の前記分割画素データを格納するラインバ
    ッファ手段と、 主走査方向に対する前記記録素子アレイの配列方向のず
    れ量に対し、前記1ライン分の分割画素データを前記複
    数のラインバッファ手段に跨がって展開記憶させる記憶
    制御手段と、 前記ラインバッファに記憶されたデータを読み出し、記
    録素子アレイの各素子に駆動条件を供給する駆動回路
    と、 から成ることを特徴とする多色画像記録装置。
  2. 【請求項2】 各色別の印字データに基づいて、原画像
    の同一位置の印字データを異なる記録タイミングで同一
    記録媒体上にそれぞれ印字して合成記録する多色画像記
    録装置において、 それぞれ異なる色の印字データを、前記同一位置の原画
    像が前記記録媒体上の記録位置において合致するように
    前記異なる記録タイミングに対応して、各色別の印字デ
    ータを印字ヘッドに転送出力する同期データ転送手段
    と、 各印字ヘッド毎に、対応する印字データに対して副走査
    方向に進み、又は遅れた印字データを所定ライン分保持
    する補正用データ記憶手段と、 補正すべき印字ヘッドの位置ずれ量に応じて前記補正用
    データ記憶手段の異なる複数ラインの印字データを主走
    査方向に分割して所定量ずつ選択し、1ラインデータを
    作成する選択手段と、 該選択手段により作成された1ラインデータを印字ヘッ
    ドに出力し、記録紙に印字を行う印字制御手段と、 を備えることを特徴とする多色画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記補正用データ記憶手段は、副走査方
    向に対して異なるラインの印字データを記憶すると共
    に、同一ラインに対して一部のデータしか記憶しないこ
    とを特徴とする請求項2記載の多色画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは、主走査方向に多数配
    列された印字素子の集合により形成された記録素子アレ
    イからなることを特徴とする請求項2、又は3記載の多
    色画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記1ラインデータは前記記録素子アレ
    イを駆動することを特徴とする請求項4記載の多色画像
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録素子は感光体を露光する光書き
    込み素子であり、前記記録媒体は電子写真方式により記
    録されることを特徴とする請求項1の記載の多色画像記
    録装置。
  7. 【請求項7】 前記印字データを同一媒体上に記録する
    各色別の印字ヘッドの配置は、各印字ヘッドのずれ角θ
    の真ん中の印字ヘッドを基準とすることを特徴とする請
    求項1記載の多色画像記録装置。
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