JPH09234859A

JPH09234859A - インクジェット画像形成装置

Info

Publication number: JPH09234859A
Application number: JP4328296A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Murakami; 和浩村上; Naoki Kiyohara; 直樹清原; Kensuke Inotsuma; 権介猪妻; Kazuhiro Nishimura; 和博西村; Satoru Sasame; 悟笹目; Tatsuma Suzuki; 竜馬鈴木; Iwao Kawamura; 巌川村; Seiichi Namekata; 清一行方; Yuichi Sugiyama; 裕一杉山; Satoru Kijima; 悟木島
Original assignee: Copyer Co Ltd
Current assignee: Canon Finetech Nisca Inc
Priority date: 1996-02-29
Filing date: 1996-02-29
Publication date: 1997-09-09

Abstract

(57)【要約】【課題】単色印字の場合にはフルカラー印字の場合よ
りも高速で印字が可能なインクジェット画像形成装置を
提供する。【解決手段】キャリッジの走査方向と直交方向に、隣
接してずらして同一色の印字ヘッドを装着し（１０１ａ
と１０１ｂ）、該２個の印字ヘッドから同時に印字を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット画
像形成装置に係り、特に複数のインクジェット方式の印
字ヘッドをキャリッジに搭載して印字を行うインクジェ
ット画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インクジェット方式の画像形成装置は、
インクが収納された印字ヘッドがキャリッジに着脱自在
に搭載され、該キャリッジを所定方向に走査しつつ記録
媒体（記録紙）にインクを吐出し所望の印字が行われ
る。

【０００３】図６は従来のインクジェット画像形成装置
のキャリッジ（図示せず）に搭載されたカラーの印字ヘ
ッドの配列を示し、キャリッジの移動方向（矢印Ｘ方
向）に左から順に黒の印字ヘッド１０１ａ，シアンの印
字ヘッド１０１ｂ，マゼンタの印字ヘッド１０１ｃ，イ
エローの印字ヘッド１０１ｄが一列に配置されている。
そして、図示しない制御装置の制御の下に各カラーの印
字ヘッドが所望位置に移動され、インクを吐出させて所
定の速度で記録紙に対してフルカラー画像を形成するよ
うになっている。

【０００４】一方、このインクジェット画像形成装置を
使用して単色（例えば黒色）で印字を行う場合もある。
この場合には、前記図６に示した黒の印字ヘッド１０１
ａからのみインクを吐出させて単色印字を行っていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
単色印字の方法では、キャリッジの走査速度がフルカラ
ー画像形成のときと同一速度であるために印字速度が遅
く、その高速化が望まれていた。

【０００６】そこで、本発明の目的は、単色印字の場合
にはフルカラー印字の場合よりも高速で印字が可能なイ
ンクジェット画像形成装置を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項１記載の発明は、複数のインクジェット式のノ
ズルが一列に配列されてなる印字ヘッドを、走査方向に
対して略直交方向にずらせて配置したヘッドホルダに、
複数個配置してカラー画像を形成するインクジェット画
像形成装置において、単色印字モード時には、前記ヘッ
ドホルダにずらせて配置した第１印字ヘッドのインク色
と該第１印字ヘッドに隣接する第２印字ヘッドのインク
色とを同一色にしたことを特徴とする。

【０００８】請求項１記載の発明によれば、図３に示す
ように、１０１ａの位置と１０１ｂの位置の両方に例え
ば黒色の印字ヘッドを搭載し、両印字ヘッドから同時に
インクを吐出すれば、２倍の幅で印字を実行することが
でき、印字速度が従来例（図６）に比較し、２倍とな
る。

【０００９】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のインクジェット画像形成装置において、前記印字ヘ
ッドは、当該印字ヘッドの個体を識別する第１識別手段
と、当該印字ヘッドのインク色を識別する第２識別手段
とを備えたことを特徴とする。

【００１０】請求項２記載の発明によれば、第１識別手
段（バーコード）により印字ヘッドの個体（管理番号）
を識別することができ、第２識別手段（別のバーコー
ド）により印字ヘッドのインク色を識別することができ
る。

【００１１】また、請求項３記載の発明は、請求項１記
載のインクジェット画像形成装置において、単色印字モ
ード時に、前記ずらせて隣接配置されたヘッドホルダ以
外の位置に前記同一色の印字ヘッドが搭載された場合に
は、印字を禁止する制御を行う制御手段を備えたことを
特徴とする。

【００１２】請求項３記載の発明によれば、単色印字モ
ード時に制御手段は、ずらせて隣接配置されたヘッドホ
ルダ以外の位置に前記同一色の印字ヘッドが搭載された
場合には、印字の禁止を行う。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基いて説明する。なお、既に説明した部分には同一符
号を付し、重複記載を省略する。

【００１４】図１は本実施形態例のインクジェット画像
形成装置である大判カラー画像形成装置（プロッタ）の
全体概略斜視図である。

【００１５】図１に示すように、プロッタ１は図示しな
い入力装置（例えば、上位のコンピュータからの画像デ
ータの受信装置）と操作部２の操作によって記録紙の挿
入口３から符号Ａ方向に挿入された記録紙にカラー画像
が印字され、排出される。

【００１６】図２はプロッタ１においてカバー４を取り
外した場合の斜視図であり、記録紙が挿入され、印字さ
れた後、排出されるまでを説明するための図である。

【００１７】次に、本実施形態例の構成と概略動作を図
１，図２を参照しつつ説明する。

【００１８】図１，図２に示すように、記録紙（図示せ
ず）を下ガイド板１１上に整置して矢印方向Ａに挿入す
ると、該記録紙は上ガイド板１２と下ガイド板１１との
間を経て、駆動ローラ１３に接触している紙搬送コロ１
４ａと紙搬送コロ１４ｂとに挟持されながら該駆動ロー
ラ１３の回転によって搬送されていく。

【００１９】そして、記録紙は印字板１５上に搬送さ
れ、該印字板１５上でヘッドキャリッジ１６に搭載され
たヘッドホルダ１８に装着された次に説明する複数の印
字ヘッド１０１がカラー印字を行う。

【００２０】即ち、ヘッドキャリッジ１６はベルト１９
に固定され、該ベルト１９は図示しない駆動源の正逆回
転により矢印Ｃ方向に往復動される。ヘッドキャリッジ
１６内の複数の印字ヘッド１０１は印字信号によって印
字板１５上に搬送された記録紙の上を走査しながら印字
作動を行ない、記録紙にカラー画像を形成する。該画像
が形成された記録紙は排出ローラ２２とコロ２３とに挟
持されて排出される。

【００２１】プロッタ本体１Ａの右方に、バーコードリ
ーダ取付板２４がヘッドキャリッジ１６の往復動に支障
のないように跨設され、該取付板２４にはバーコードリ
ーダ２５が備えられている。

【００２２】図３は前述の印字ヘッド１０１の配列を示
す平面図である。

【００２３】図３に示すように、左から順に黒の印字ヘ
ッド１０１ａ，シアンの印字ヘッド１０１ｂ，マゼンタ
の印字ヘッド１０１ｃ，イエローの印字ヘッド１０１ｄ
と配列され、黒の印字ヘッド１０１ａのみが他の印字ヘ
ッド１０１ｂ，１０１ｃ，１０１ｄに比べて上方にずら
して配列されている。即ち、黒の印字ヘッド１０１ａの
ノズル列（例えば、１２８個）１０２ａの最下端と、シ
アンの印字ヘッド１０１ｂのノズル列１０２ｂの最上端
とがほぼ一致するように配列されている。

【００２４】そして、シアンの印字ヘッド１０２ｂを第
２の黒の印字ヘッドに替えれば、印字ヘッドを矢印Ｘ方
向に走査した場合に、縦方向に２倍の幅で印字できるこ
とになる。即ち、従来のフルカラー印字の場合と同一の
キャリッジの移動速度であっても、黒の印字の場合は従
来の２倍の速度で印字することが可能になる。なお、こ
の場合はインクを吐出するのは第１，第２の黒の印字ヘ
ッドのみであって、マゼンタおよびイエローの印字ヘッ
ドからのインク吐出を停止するように制御するのは勿論
である。また、黒以外の他のカラーについても同様の処
置をすれば当該カラーについて単色で２倍の速度で印字
することが可能となる。

【００２５】図４（Ａ），（Ｂ）は、印字ヘッド１０１
の斜視図および内部概略図である。印字ヘッド１０１
は、インクを吐出するノズル３１とインクタンク３２を
備えて構成され、該ノズル３１とインクタンク３２とは
パイプ３３により連結されている。また、印字ヘッド１
０１の上部にはバーコード４１を印刷したラベルが貼付
され、バーコード４１の内、色バーコード４２はインク
の色を表わしている。この色バーコード４２をバーコー
ドリーダ２５で読み取ることにより、キャリッジ１６の
指定位置に指定の印字ヘッド１０１が装着されているか
否かを検知することができる。

【００２６】また、バーコード４１の内、管理バーコー
ド４３は印字ヘッドの管理番号を表している。この管理
バーコード４３をバーコード２５で読み取ることによ
り、印字ヘッドの管理番号とインク残量（印字数でイン
ク残量を把握できる）とを関連付けて画像形成装置内部
のメモリ等に記憶させることができる。このようにすれ
ば、例えば図３においてそれまで使用していたシアンの
印字ヘッド１０１ｂを取り外し、代りに第２の黒の印字
ヘッドを搭載して２倍幅で印字をしたと仮定する。この
場合に先のシアンの印字ヘッドのインク残量はメモリに
記憶されているので、再度第２の黒の印字ヘッドを取り
外して元の使用中であったシアンの印字ヘッドを搭載し
ても、当該シアンの印字ヘッドのインク残量を正確に管
理することが可能となる。

【００２７】図５は本実施形態例の動作フローチャート
であり、単一色の印字工程の場合（印字速度が２倍の場
合、図３参照）である。

【００２８】図３において、通常のカラー画像形成の際
に使用しているシアンの印字ヘッド１０１ｂの装着位置
に第２の黒の印字ヘッドを装着する。その他の第１の黒
の印字ヘッド１０１ａとマゼンタの印字ヘッド１０１ｃ
とイエローの印字ヘッド１０１ｄはそのままである。そ
して、前記第２の印字ヘッドの装着が正確になされたか
否かの確認のために、ヘッドキャリッジ１６が移動して
バーコードリーダ２５の検知を受ける。即ち、バーコー
ドリーダ２５が読み取った第１の黒の印字ヘッド１０１
ａと第２の黒の印字ヘッドとのそれぞれのバーコードが
黒であることが確認できれば（ステップＳ１；ＹＥ
Ｓ）、印字ヘッドの管理番号よりインクの有無を確認し
（ステップＳ２；ＹＥＳ）、画像形成を開始する（ステ
ップＳ３）。

【００２９】ステップＳ１において同一色でない場合は
（ステップＳ１；ＮＯ）、指定色（同一色）の印字ヘッ
ドを装着し（ステップＳ４）、スタートに戻る。

【００３０】ステップＳ２において管理番号のチェック
の結果、インクが無い場合は（ステップＳ２；ＮＯ）、
同一色の印字ヘッドと交換し（ステップＳ５）、スター
トに戻る。

【００３１】なお、図３において、単色印字モード時に
は、１０１ａと１０１ｂとが同一色（例えば、黒色）以
外の場合は、印字を禁止する制御を行う。このようにす
れば、単色印字モード時には、誤ったホルダ位置に印字
ヘッドが搭載されることにより（例えば、図３の１０１
ａと１０１ｃ。或いは、１０１ａのみ黒色でその他は印
字ヘッドが搭載されず）、所望しない画像が形成される
ことを防止できるという効果がある。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、同一色の印字ヘッドをずらして配置した状態
で印字できるので（図３参照）、印字速度が従来に比較
して例えば２倍にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態例のインクジェット画像形成
装置の全体概略構成図である。

【図２】同実施形態例のカバーを外した場合の要部斜視
図である。

【図３】同実施形態例の印字ヘッドの配置を示す平面図
である。

【図４】同実施形態例における印字ヘッドを示す図であ
って、（Ａ）は外観斜視図、（Ｂ）は内部概略斜視図で
ある。

【図５】同実施形態例の動作フローチャートである。

【図６】従来のインクジェット画像形成装置の印字ヘッ
ドの配置を示す平面図である。

【符号の説明】

１６ヘッドキャリッジ２４バーコードリーダ取付板２５バーコードリーダ３１ノズル３２インクタンク４１バーコード４２色バーコード４３管理バーコード１０１印字ヘッド

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者西村和博東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者笹目悟東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者鈴木竜馬東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者川村巌東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者行方清一東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者杉山裕一東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者木島悟東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者安藤信明東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者滝沢三晴東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者遠藤秀一東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者松田雄二東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者柄澤敬子東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内 (72)発明者藤村達夫東京都三鷹市下連雀６丁目３番３号コピア株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のインクジェット式のノズルが一列
に配列されてなる印字ヘッドを、走査方向に対して略直
交方向にずらせて配置したヘッドホルダに、複数個配置
してカラー画像を形成するインクジェット画像形成装置
において、単色印字モード時には、前記ヘッドホルダにずらせて配
置した第１印字ヘッドのインク色と該第１印字ヘッドに
隣接する第２印字ヘッドのインク色とを同一色にしたこ
とを特徴とするインクジェット画像形成装置。
【請求項２】請求項１記載のインクジェット画像形成
装置において、前記印字ヘッドは、当該印字ヘッドの個体を識別する第
１識別手段と、当該印字ヘッドのインク色を識別する第
２識別手段とを備えたことを特徴とするインクジェット
画像形成装置。
【請求項３】請求項１記載のインクジェット画像形成
装置において、単色印字モード時に、前記ずらせて隣接配置されたヘッ
ドホルダ以外の位置に前記同一色の印字ヘッドが搭載さ
れた場合には、印字を禁止する制御を行う制御手段を備
えたことを特徴とするインクジェット画像形成装置。