JPH09234647A - 工作機械の切粉吸引装置 - Google Patents

工作機械の切粉吸引装置

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JPH09234647A
JPH09234647A JP7444897A JP7444897A JPH09234647A JP H09234647 A JPH09234647 A JP H09234647A JP 7444897 A JP7444897 A JP 7444897A JP 7444897 A JP7444897 A JP 7444897A JP H09234647 A JPH09234647 A JP H09234647A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドリルなどの刃具によりワークを比較的深く
穿孔する場合にも切粉を直ちに連続してワークから排除
することを可能とした工作機械の切粉吸引装置を提供す
る。 【解決手段】 主軸3に刃具装着部品7を介し装着され
るドリルなどの刃具11の周囲に密閉空間を形成するた
めのフード手段13を棒部材により突出状に装設し、且
つフード手段はワークwに対し摺動状態に設け、一方フ
ード手段のワークと当接される先端側に開口を設けると
共に、フード内空間から空気を吸引するための空気吸引
管15を接続したものとなし、他方刃具の軸内には通気
孔11aを穿設し、その一端は刃具先端に開口させると
共に他端は刃具装着部品7箇所で大気領域に開口させた
通路p1,p2と連通させた構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの加工中に
刃具により生成される切粉を連続的に吸引除去すること
のできる工作機械の切粉吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】転削工具や穴ぐりカッターを用いる工作
機械において、加工中に生成される切粉を空気の流れに
より直ちに連続して吸引除去するものとした切粉吸引装
置は存在している。(実開平2−104915号公報及
び実開平3−117518号公報参照)。
【0003】この切粉吸引装置は切粉の散乱による作業
環境の悪化を防止すると共に、切粉の掃除の手間を不要
となすほか、切粉の熱に起因してワークが歪むことによ
る製品精度の悪化を防止するなどの利益をもたらすもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワークの加工中に生成
される切粉を人為力を要せずして除去することはドリ
ル、リーマ又はタップなどの刃具の使用される工作機械
においても同様に要望されることである。
【0005】しかし、ドリルなどの刃具はワークの比較
的深い箇所で切粉を生成するため、従来の切粉吸引装置
では上記要望を実現することが困難となるのであり、特
にワークがアルミ材などの場合においてその困難性が増
大される。
【0006】本発明は斯有る問題点に鑑みてなされたも
ので、ドリルなどの刃具で生成される切粉であっても空
気流れにより直ちに連続して排除し得るものとした工作
機械の切粉吸引装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、主軸に刃具装着部品を介し装着されるドリ
ルなどの刃具の周囲に密閉空間を形成するためのフード
手段をワークに対し摺動状態に設け、このフード手段の
ワークへ向う先端側に開口を設けると共に、フード内空
間から空気を吸引するための空気吸引管を接続したもの
となし、一方刃具の軸内には通気孔を穿設し、その一端
は刃具先端に開口させると共に他端は刃具装着部品箇所
で大気領域に開口させた通路と連通させた構成となす。
【0008】これによれば、刃具による加工中において
空気吸引管から密閉空間内の空気が吸引されたさい、そ
の吸引力により、大気が刃具装着部品の通路及び、刃具
の通気孔を通じて刃具の先端開口から密閉空間内に流入
する。このさいの空気の流れが刃具の先端などで生成さ
れる切粉を直ちに密閉空間内に噴出させ、その後は空気
吸引管内の空気の流れがその切粉を他所へ搬送する。ま
た刃具の通気孔を流れる大気は刃具の加工中に生成され
る熱を奪い、刃具を冷却するものとなる。
【0009】本発明においてフード手段を二重筒構造で
主軸側へ固定される外筒部材とその内方で一定距離の摺
動変位する内筒部材とで形成し、内筒部材はスプリング
などの押圧力でワーク側へ付勢した構成となすのがよ
い。これによれば、外筒部材及び筒部材が金属などの剛
性材で形成し得るものとなり、加工中に比較的大きい外
力を受けることのあるフード手段の強度が増大されるの
である。
【0010】また内筒部材の外周面には必要に応じて、
大気を吸引するための透孔や切欠を設ける。これによれ
ば、刃具の通気孔からの大気の流入が十分でない場合で
あっても、透孔や切欠が密閉空間内への大気の流入を可
能となし、大気の不足量を補うものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず第一実施例を説明すると、図
1は本実施例に係る工作機械(ボール盤など)の加工ヘ
ッド部分を示す説明図である。
【0012】図において、1はボール盤の加工ヘッドを
形成する主軸支持部材であり、この部材1の内孔には玉
軸受2などを介して主軸3が一定位置での回転駆動可能
に装着されている。4は主軸支持部材1の先端面にボル
ト固定された止めリング部材、5は主軸3先端の細径部
に嵌合されボルト固定された覆いリング部材、そして6
及び6は主軸3に嵌着された刃具装着部品(ホルダ)7
の回転を規制するための二つのキーで、その各々はボル
トを介して主軸3端面に張出状に固定されている。
【0013】前記ホルダ7は基端側にテーパシャンク8
を具備したものとなされており、このシャンク8は主軸
3の中心部に形成された孔に嵌入されるものとなされて
いる。シャンク8の先端にはプルスタッド9が設けてあ
って、ホルダ7の固定状態では図示しないドローバーと
係合して主軸3の後方へ引張されるものとなされてお
り、一方ホルダ7の抜き取りのさいはドローバーにより
主軸3の先端側へ押し出されドローバーとの係合を解除
されるものとなされている。
【0014】ホルダ7の概ね中央部には鍔部材10が設
けられていて、主軸3側端面の二箇所に前記二つのキー
6,6と嵌合するものとなされた凹み部10a,10a
が形成されるほか、周面部に環状凹み溝10bが形成さ
れている。
【0015】またホルダ7の先端部は張出状となされて
いて、ここにはドリル、タップ或はリーマなどの刃具1
1の挿入される中心孔7aが形成されると共に、この中
心孔7aに嵌挿された刃具11の基部を把握させるため
の把持手段12が設けられている。
【0016】しかしてドリルなどの刃具11の周囲には
密閉空間を形成するための剛性材からなるフード手段1
3が設けられるのであって、具体的には次のようになさ
れている。
【0017】即ち、ホルダ7の周囲を包囲するものとし
た金属製の筒形フード本体部材(外筒部材)14を止め
リング部材4の外端面にボルト固定する。このさい外筒
部材14は、内側中央箇所に縮径状の仕切り壁14aを
設けると共に先端外周部に段差14bを設けて小径部1
4cを形成するほか、仕切り壁14aよりも先端側の周
面箇所で仕切り14aに近い箇所に空気吸引管15をネ
ジ接続したものとなす。
【0018】小径部14cの内側には金属製の内筒部材
16を摺動変位自在かつ気密状に嵌挿すると共に内筒部
材16の外周にはこれの軸方向に沿わせた細溝16aを
形成し、一方では小径部14cの周面部に案内ネジ体1
7を螺着固定してこのネジ体17の先端部を細溝16a
内に係合させ、内筒部材16をその周方向の回転の規制
された状態でしかも細溝16aの長さの範囲内でフード
本体部材14に対し自在に出入りするものとなす。
【0019】内筒部材16の先端にはフランジ部16b
を設け、このフランジ部16bと前記段差14bとの間
の小径部14cには圧縮されたスプリング18を装着
し、このスプリング力で内筒部材16をその先端側へ押
圧させる・
【0020】このさい、内筒部材16の内側にはやはり
金属製の張出長さ調整用筒部材19を摺動変位自在に嵌
挿すると共に前者筒部材16の周面部に固定用ネジ20
を螺着し、この固定用ネジ20の操作により後者筒部材
19の前後方向f1の位置変更調整を可能となすのがよ
い。また必要であれば後者筒部材19の先端開口端面1
9aの周方向適当間隔位置にこれの内方と大気側とを連
通させるための切欠kを設けるようになす。この切欠k
は筒部材19先端に設けられた透孔で置き換えてもよ
い。
【0021】一方、ホルダ7の外周にはディスク部材2
1を外嵌させるのであり、このディスク部材21は一端
を鍔部材10に当接させ、他端をホルダ7の外周に形成
したネジ部mに螺合させたナット体22で締めつけるこ
とにより固定させる。ここで23はディスク部材21と
ナット体22の間に介在させたワッシャである。そして
仕切り壁14aの前側端面には環状溝nを設け、これに
シールパッキン24を嵌着し、このパッキン24とディ
スク部材21の半径方向面とを当接させ、ホルダ7の回
転可能状態下での気密を保持させるようになす。
【0022】以上がフード手段13の構成であり、かく
して刃具11の周囲にはフード手段13で囲まれた遮蔽
空間となるべき空間が形成される。
【0023】本発明ではこのフード手段13の遮蔽空間
となるべき空間内に大気を流入させるための手段が必要
となるのであるが、このため刃具11の軸方向部位には
通気孔11aが設けられている。本実施例では刃具11
をドリルとなしてあるため、通気孔11aはドリルの螺
旋形状に沿った二つの孔となしてある。このさい通気孔
11aの一端は刃具11の先端面に開口させ、他端は刃
具11の後端面に開口させるのである。
【0024】しかして刃具11の後端面の開口は大気に
開口させる必要があるのであり、このためホルダ7にそ
のための通路が設けられている。この通路は前記通気孔
11aと連通されるようになされた中心孔p1と、この
中心孔p1に連通された横孔p2からなり、横孔p2は
環状溝10b箇所でフード手段13の外方となる大気領
域に開放されている。
【0025】上記の如く構成した本発明装置の使用例及
びその作動を説明する。図示しない作業テーブル上にワ
ークwを固定すると共に、固定用ネジ20の操作により
筒部材19の前方側への張出寸法を適当に設定する。こ
の後、工作機械を作動状態として、加工ヘッドを移動さ
せることにより、主軸3をワークwに近接移動させる。
一方では別途に用意した空気吸引装置により、空気吸引
管15を通じてフード手段13の内側空間内の空気を連
続的に吸引させる。
【0026】主軸3が一定量移動すると、筒部材19の
先端の開口端面19aがワークwと当接し、刃具11の
周囲にはフード本体部材14、内筒部材16、筒部材1
9、ディスク部材21などで囲まれた遮蔽空間が形成さ
れる。その後の主軸3の前方への移動に伴って、内筒部
材16及び筒部材19は一体となってスプリング18の
伸長力に抗して外筒部材14の内方へ押し込まれる。こ
の状態ではフード手段13内の遮蔽空間は内部の空気を
空気吸引管15で吸引されるにも拘らず大気の自由な流
入を制限されるものとなり、その内部圧力は負圧とな
る。このため、フード手段13の内方には横孔p2、中
心孔p1、通気孔11aを通じることにより大気が強制
的に流入され、その後空気吸引管15から排出されるも
のとなる。
【0027】主軸3の移動がさらに増大したとき、刃具
11の先端はワークの表面に達し、ワークwの切削が開
始される。このとき、切粉が生成されるものとなるが、
大気が刃具11の先端から勢いよく流入し空気吸引管1
5内へ吸引されるため、切粉はその空気の流れに乗って
移動し特定の場所へ搬出される。この後、刃具11がワ
ークwを深く穿孔した状態となったときも、やはり大気
は刃具11の先端から連続的に流入するものとなるた
め、切粉はその流動を妨げられず、刃具11の切刃箇所
から直ちにかつ円滑にワークwの外方へ排除される。
【0028】このように熱を持った切粉が大気で冷却さ
れつつ直ちにワークwから除去されることは、切粉によ
るワークの温度上昇を阻止するものとなってワークの歪
を防止し加工精度を向上させるのであり、また切粉が刃
具11の切刃部分から直ちに取り除かれることは、切粉
によるワーク加工面の損傷を防止する上で寄与するので
ある。
【0029】刃具11はワークwの加工中、摩擦熱で温
度上昇しようとするが、通気孔11aを流れる大気がこ
れを効果的に冷却しその温度上昇を防止するのであり、
このため刃具11は熱による形状変化を阻止されて正確
な加工を施すものとなる。
【0030】工作機械の構造やワークの加工条件によっ
ては、フード手段13の密閉空間内に流入すべき大気
が、刃具11の先端から流入するものだけでは不充分と
なることがあるが、このような場合、切欠kはフード手
段13の密閉空間内に大気を流入させてその不足を補う
ものとなる。
【0031】フード手段13はワークwに当接した状態
で主軸3と直交する方向へ引きずられたり、壁面を鋭利
な切粉で勢いよく叩かれるものとなるが、金属などの剛
性材で形成された外筒部材14や、内筒部材16及び筒
部材19はこれに十分耐え得るのである。
【0032】次に本発明の第二実施例を説明すると、図
2は本実施例に係る工作機械(マシニングセンタなど)
の加工ヘッド部分の説明図である。
【0033】本実施例では外筒部材14の一部14Aを
横方向へ張り出させてあり、この張り出させた部分にホ
ルダ7の半径方向へ向いた空気通路s1とホルダ7の軸
方向へ向いた空気通路s2が形成されている。そして空
気通路s2の外端部には口金部材25が固定されてい
る。
【0034】ホルダ7は外筒部材14に玉軸受2a,2
bを介して一定位置での回転変位自在に装着されてお
り、このさい玉軸受2aの一端はホルダ7に設けた突条
7aに係止させ、他方の玉軸受2bはディスク部材21
の端面に係止させる。4aは外筒部材14にボルト固定
された止めリング部材である。
【0035】26は実開平2−104915号公報に開
示されているものと実質的に同一ものとなされた係合手
段であって、外筒部材14の孔に圧縮スプリング27を
介して嵌挿された棒部材28、キャップ部材29を介し
て棒部材28にボルト固定された係合部材30からな
り、係合部材30の先端30aは鍔部材10に設けられ
たホルダ軸方向の図示しない溝に係合可能となされると
共に、同部材30の基端部30bは口金部材25に設け
た主軸3方向の溝25aに係合され、後述の刃具組立品
の脱着にさいして所要の機能を奏するものとなされてい
る。
【0036】止めリング部材4には空気吸引管15と接
続された口金部材15Aが固定されている。この口金部
材15Aの外端面にはパッキン31が嵌着されており、
このパッキン31は前記口金部材25の外端面と口金部
材15Aの外端面とを気密状に接続させるように関連す
るものとなしてある。また口金部材15Aの外端面の特
定箇所には主軸3の半径方向へ向けた係止溝gが設けて
あって、係合手段26のキャップ部材29を嵌合される
ようになされている。
【0037】このさいホルダ7、フード手段13、刃具
11、口金部材25及び係合手段26は、刃具組立品と
して独立状の一体構造となしてある。
【0038】この他の部分の構造は先の実施例と同一で
あるので説明を省略する。
【0039】本実施例装置の使用のさいは、刃具組立品
はマガジン内に単体として収納され、必要に応じて自動
工具交換装置の工具交換アームがホルダ7の環状溝10
を把握してこの刃具組立品を適当に移動させる。
【0040】この組立品の主軸3への装着時において、
ホルダ7は係合部材30の先端30aと鍔部材10の特
定箇所との係合によりその回転方向位置を特定角度に規
制されているため、ホルダ7の凹み部10a,10aは
主軸3のオリエンテーション機能でその回転方向の特定
位置に停止された状態のキー6,6と正確に対向するも
のとなる。
【0041】そしてキャップ部材29が係止溝gに嵌ま
った状態において工具交換アームが主刃具組立品を図2
中左側へ押圧するように作動するため、係合部材30の
先端30aは鍔部材10の特定箇所に対してキャップ部
材29と同体的に変位してホルダ7の回転規制を解除
し、ホルダ7を回転自在な状態となす。これと同時にホ
ルダ7は図示しないドローバーとの関連で主軸3に固定
された状態となる。このさいキャップ部材29と係止溝
gの嵌合はフード手段13の主軸3廻りへの回転を規制
するのである。
【0042】このようにして主軸3に刃具組立品が装着
された後は、先の実施例に準じてワークの加工が実施さ
れるのであり、このさいフード手段13の内方の空気は
空気吸引管15及び空気通路s2,s1を通じて吸引さ
れるものとなる。
【0043】作業が終了すると、主軸3はそのオリエン
テーション機能により再び装着時の位置に停止し、続い
て工具交換アームが装着時の逆の手順で刃具組立品を主
軸3から取り外し、マガジン内に収納する。このさいキ
ャップ部材29に作用していた図2中右側への押圧力が
消失し係合部材30がスプリング27力により原位置に
復帰されるため、ホルダ7の特定箇所は係合部材30の
先端30aと係合し、再びその回転方向位置を特定角度
に規制される。かくしてホルダ7は主軸3への次の装着
に備えられるのである。
【0044】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、作
業用に於ける切粉除去の問題を刃具交換のさいに何ら支
障なく円滑且つ迅速に実施できるものとなるのであり、
また刃具の通気孔を通過する大気が刃具の温度上昇を阻
止するように作用して加工精度を向上させるものとなる
ほか、加熱された切粉がワークから直ちに排出されるた
めワークの熱歪が防止されて加工精度を一層向上させる
と共に切粉による加工面の損傷を防止して加工の品質を
向上させるものである。スプリングによる棒部材28の
押圧作用による係合手段の構成は切粉の噛み込み防止に
優れた効果を奏する。
【0045】請求項3に記載のものによれば、フード本
体部材や筒部材を金属などの剛性材で形成することによ
りフード手段の強度を向上させ得るものである。
【0046】請求項4に記載のものによれば、刃具の先
端から流入する大気の量の不足を切欠から流入する大気
で補うことのできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の加工ヘッドの一部を示す断面視説明
図である。
【図2】工作機械の加工ヘッドの一部を示す断面視説明
図である。
【符号の説明】
3 主軸 11 刃具 11a 通気孔 13 フード手段 14 フード本体部材 15 空気吸引管 16及び19 筒部材 18 スプリング 28 棒部材 k 切欠 p1及びp2 通路 w ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸に脱着される刃具組立品において、
    刃具装着部品(7)の先側に装着された刃具の周囲に密
    閉空間を形成するためのフード手段(13)を設け、こ
    のフード手段の一部をなす筒部材(16,19)を刃具
    先端側へ向うスプリング(18)力に抗してワークに対
    し退避摺動自在となし、且つ先端面をワークに対し開口
    させると共にフード手段内空間から空気を吸引するため
    の空気通路(S1,S2)を設け、一方では刃具の軸内
    に通気孔(11a)を穿設し、これの一端は刃具先端に
    開口させると共に他端は刃具装着部品(7)個所で大気
    領域に開口された通路(p1,p2)と連通させ、さら
    にフード手段の主軸側の端面には前記空気通路(S1,
    S2)の接続用開口を形成すると共に刃具装着部品
    (7)の回転位置を特定位置に係止するための係合手段
    (26)を設け、この係合手段は主軸の支持部材(1)
    と同体状に係止されるものとなる主軸方向の棒部材(2
    8)を介して突出状に装設し、スプリング(27)力に
    抗する棒部材(28)の押圧移動により前記回転位置の
    係止が解除されるようになすのであり、一方主軸の支持
    部材(1)近傍には空気吸引管(15)を設けてこれの
    接続用開口の端面に前記空気通路(S1,S2)の接続
    用開口の端面が密状に当接されるようになしたことを特
    徴とする工作機械の切粉吸引装置。
  2. 【請求項2】 主軸に脱着される刃具組立品において、
    刃具装着部品(7)の先側に装着された刃具の周囲に密
    閉空間を形成するためのフード手段(13)を設け、こ
    のフード手段の一部をなす筒部材(16,19)を刃具
    先端側へ向うスプリング(18)力に抗してワークに対
    し退避摺動自在となし、且つ同筒部材のワークと当接さ
    れる先端面を開口させると共にフード手段内空間から空
    気を吸引するための空気通路(S1,S2)を設け、一
    方では刃具の軸内に通気孔(11a)を穿設し、これの
    一端は刃具先端に開口させると共に他端は刃具装着部品
    (7)個所で大気領域に開口された通路(p1,p2)
    と連通させ、さらにフード手段の主軸側の端面には前記
    空気通路(S1,S2)の接続用開口を形成すると共に
    刃具装着部品(7)の回転位置を特定位置に係止するた
    めの係合手段(26)を設け、この係合手段は主軸の支
    持部材(1)と同体状に係止されるものとなる主軸方向
    の棒部材(28)を介して突出状に装設し、スプリング
    (27)力に抗する棒部材(28)の押圧移動により前
    記回転位置の係止が解除されるようになすのであり、一
    方主軸の支持部材(1)近傍には空気吸引管(15)を
    設けてこれの接続用開口の端面に前記空気通路(S1,
    S2)の接続用開口の端面が密状に当接されるようにな
    したことを特徴とする工作機械の切粉吸引装置。
  3. 【請求項3】 筒部材(16,19)を金属などの剛性
    材で形成したことを特徴とする請求項2に記載の工作機
    械の切粉吸引装置。
  4. 【請求項4】 金属などの剛性材で形成した筒部材(1
    9)の先端面に透孔や切欠(k)を形成したことを特徴
    とする請求項3に記載の工作機械の切粉吸引装置。
JP9074448A 1997-03-10 1997-03-10 自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置 Expired - Lifetime JP2827003B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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