JP2827003B2 - 自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置 - Google Patents

自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置

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JP2827003B2
JP2827003B2 JP9074448A JP7444897A JP2827003B2 JP 2827003 B2 JP2827003 B2 JP 2827003B2 JP 9074448 A JP9074448 A JP 9074448A JP 7444897 A JP7444897 A JP 7444897A JP 2827003 B2 JP2827003 B2 JP 2827003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの加工中に
刃具により生成される切粉を連続的に吸引除去すること
のできる自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】切削工具や穴ぐりカッターを用いる工作
機械において、加工中に生成される切粉を空気の流れに
より直ちに連続して吸引除去するものとした切粉吸引装
置は存在している。(実開平2−104915号公報及
び実開平3−117518号公報参照)が、じどう刃具
交換工作機械におけるものは提案されていない。
【0003】切粉吸引は切粉の散乱による作業環境の悪
化を防止すると共に、切粉の掃除の手間を不要となすほ
か、切粉の熱に起因してワークが歪むことによる製品精
度の悪化を防止するなどの利益をもたらすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワークの加工中に生成
される切粉を人為力を要せずして除去することはドリ
ル、リーマ又はタップなどの各種刃具の交換使用される
自動刃具交換工作機械においても同様に要望されること
である。
【0005】しかし、ドリル、リーマ又はタップなど刃
具の交換時に上記要望を実現することは切粉吸引装置と
の対応が困難となるのである。
【0006】本発明は斯有る問題点に鑑みてなされたも
ので、即ち自動刃具交換工作機械に於いて人為力を要せ
ず空気流れにより効率良く自動的に排除して生産性向上
に寄与するものとした装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、主軸に脱着される刃具組立品において、刃
具装着部品の先側に装着された刃具の周囲に密閉空間を
形成するためのフード手段を設け、このフード手段の一
部をなす筒部材を刃具先端側へ向うスプリン力に抗して
ワークに対し退避摺動自在となし、且つ先端面をワーク
に対し開口させると共にフード手段内空間から空気を吸
引するための空気通路を設け、一方では刃具の軸内に通
気孔を穿設し、これの一端は刃具先端に開口させると共
に他端は刃具装着部品個所で大気領域に開口された通路
と連通させ、さらにフード手段の主軸側の端面には前記
空気通路の接続用開口を形成すると共に刃具装着部品の
回転位置を特定位置に係止するための係合手段を設け、
この係合手段は主軸の支持部材と同一方向となるよう前
記フード手段の外筒部材に透孔Vを穿設し、該透孔V内
に圧縮スプリングで弾撥させた棒部材をその先端の一部
が突出する状態に装設し、スプリング力に抗する棒部材
の押圧移動により前記回転位置の係止が解除されるよう
になすのであり、一方主軸の支持部材近傍には空気吸引
管を設けてこれの接続用開口の端面に前記空気通路の接
続用開口の端面が密状に当接されるようになした構成と
する。
【0008】これによれば、じどう刃具交換時に於ける
切粉除去が適確且つ迅速に行えるものとなる。
【0009】本発明においてフード手段は二重筒構造で
主軸側へ固定される外筒部材とその内方で一定距離の摺
動変位する内筒部材とで形成し、内筒部材はスプリング
などの押圧力でワーク側へ付勢した構成となすのであ
る。これによれば、外筒部材及び筒部材が金属などの剛
性材で形成し得るものとなり、加工中に比較的大きい外
力を受けることのあるフード手段の強度が増大されるの
である。
【0010】また内筒部材の外周面には大気を吸引する
ための透孔や切欠を設ける。これによれば、刃具の通気
孔からの大気の流入が十分でない場合であっても、透孔
や切欠が密閉空間内への大気の流入を可能となし、大気
の不足量を補うものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は自動刃具交換に係る工作機
械(マシニングセンターなど)の加工ヘッド部分を示す
説明図である。
【0012】図において1はマシニングセンターの加工
ヘッドを形成する主軸支持部材であり、この部材1の内
孔には玉軸受2などを介して主軸3が一定位置での回転
駆動可能に装着されている。4は主軸支持部材1の先端
面にボルト固定された止めリング部材、5は主軸3先端
の細径部に嵌合されボルト固定された覆いリング部材、
そして6及び6は主軸3に嵌着された刃具装着部品(ホ
ルダ)7の回転を規制するための二つのキーで、その各
々はボルトを介して主軸3端面に張出状に固定されてい
る。
【0013】前記ホルダ7は基端側にテーパシャンク8
を具備したものとなされており、このシャンク8は主軸
3の中心部に形成された孔に嵌入されるものとなされて
いる。シャンク8の先端にはプルスタッド9が設けてあ
って、ホルダ7の固定状態では図示しないドローバーと
係合して主軸3の後方へ引張されるものとなされてお
り、一方ホルダ7の抜き取りのさいはドローバーにより
主軸3の先端側へ押し出されドローバーとの係合を解除
されるものとなされている。
【0014】ホルダ7の概ね中央部には鍔部材10が設
けられていて、主軸3側端面の二箇所に前記二つのキー
6,6と嵌合するものとなされた凹み部10a,10a
が形成されるほか、周面部に環状凹み溝10bが形成さ
れている。
【0015】またホルダ7の先端部は張出状となされて
いて、ここにはドリル、タップ或はリーマなどの刃具1
1の挿入される中心孔7aが形成されると共に、この中
心孔7aに嵌挿された刃具11の基部を把握させるため
の把持手段12が設けられている。
【0016】しかしてドリルなどの刃具11の周囲には
密閉空間を形成するための剛性材からなるフード手段1
3が設けられるのであって、具体的には次のようになさ
れている。
【0017】即ち、ホルダ7の周囲を包囲するものとし
た金属製の筒形フード本体部材(外筒部材)14は、内
側中央箇所に縮径状の仕切り壁14aを設けると共に先
端外周部に段差14bを設けて小径部14cを形成する
ほか、外筒部材の14の一部14Aをホルダ7の長さ方
向へ沿うよう少し張り出させてあり、この張り出させた
部分にホルダ7の半径方向へ向かった空気通路s1とホ
ルダ7の長さ方向と平行な空気通路s2が形成されてい
る。15は主軸1の外側へ取付けされる空気吸引管であ
って、上記空気通路s2とは口金部材25を介して接合
状態となされる。
【0018】小径部14cの内側には金属製の内筒部材
16を摺動変位自在かつ気密状に嵌挿すると共に内筒部
材16の外周にはこれの軸方向に沿わせた細溝16aを
形成し、一方では小径部14cの周面部に案内ネジ体1
7を螺着固定してこのネジ体17の先端部を細溝16a
内に係合させ、内筒部材16をその周方向の回転の規制
された状態でしかも細溝16aの長さの範囲内でフード
本体部材14に対し自在に出入りするものとなす。
【0019】内筒部材16の先端にはフランジ部16b
を設け、このフランジ部16bと前記段差14bとの間
の小径部14cには圧縮されたスプリング18を装着
し、このスプリング力で内筒部材16をその先端側へ押
圧させる。
【0020】このさい、内筒部材16の内側にはやはり
金属製の張出長さ調整用筒部材19を摺動変位自在に嵌
挿すると共に前者筒部材16の周面部に固定用ネジ20
を螺着し、この固定用ネジ20の操作により後者筒部材
19の前後方向f1の位置変更調整を可能となすのがよ
い。また必要であれば後者筒部材19の先端開口端面1
9aの周方向適当間隔位置にこれの内方と大気側とを連
通させるための切欠kを設けるようになす。この切欠k
は筒部材19先端に設けられた透孔で置き換えてもよ
い。
【0021】一方、ホルダ7の外周にはディスク部材2
1を外嵌させるのであり、このディスク部材21は一端
を鍔部材10に当接させ、他端をホルダ7の外周に形成
したネジ部mに螺合させたナット体22で締めつけるこ
とにより固定させる。ここで23はディスク部材21と
ナット体22の間に介在させたワッシャである。そして
仕切り壁14aの前側端面には環状溝nを設け、これに
シールパッキン24を嵌着し、このパッキン24とディ
スク部材21の半径方向面とを当接させ、ホルダ7の回
転可能状態下での気密を保持させるようになす。
【0022】しかして、上記刃具装着部品のホルダ7及
びこれを取囲んでなるフード手段13は、各種のものが
一体となして図示しないマガジン内へ収納用意されてな
り、これを同じく図示しない自動工具交換装置内の工具
交換アームがホルダ7の環状溝10bを把持して適宜交
換するようになすのであり、該脱着のための係合手段2
6は図示例の通り、外筒部材14に透孔Vを穿設し、該
透孔Vに圧縮スプリング27を介して嵌挿された棒部材
28、及び該棒部材28にキャップ部材29を介してボ
ルト固定された係合部材30などからなり、係合部材3
0の先端30aは鍔部材10に設けられたホルダ軸方向
の図示しない溝に係合可能となされると共に、同部材3
0の基端部30bは口金部材25に設けた主軸3方向の
溝25aに係合され、刃具組立品の脱着にさいし適宜な
摺動機能を奏するようになってい
【0023】一方、ホルダ7は外筒部材14に玉軸受2
a,2bを介して一定位置での回転変位自在に装着され
ており、このさい玉軸受2aの一端はホルダ7に設けた
突条7bに係止させ、他方の玉軸受2bはディスク部材
21の端面に係止させる。4aは外筒部材14にボルト
固定された止めリング部材である。止めリング部材4に
は空気吸引管15と接続された口金部材15Aが固定さ
れている。この口金部材15Aの外端面にはパッキン3
1が嵌着されており、このパッキン31は前記口金部材
25の外端面と口金部材15Aの外端面とを気密状に接
続させるように関連するものとなしてある。また口金部
材15Aの外端面の特定箇所には主軸3の半径方向へ向
けた係止溝gが設けてあって、係合手段26のキャップ
部材29が嵌合されるようになされている。
【0024】以上のホルダ7、フード手段13、刃具1
1、口金部材25及び係合手段26は、刃具組立品とし
て独立状の一体構造となしてあり、該刃具組立品はマガ
ジン内に単体として収納され、必要に応じて自動工具交
換装置の工具交換アームがホルダ7の環状溝10bを把
握してこの刃具組立品を適当に移動させる。この組立品
の主軸3への装着時において、ホルダ7は係合部材30
の先端30aと鍔部材10の特定箇所との係合によりそ
の回転方向位置を特定角度に規制されているため、ホル
ダ7の凹み部10a,10aは主軸3のオリエンテーシ
ョン機能でその回転方向の特定位置に停止された状態の
キー6,6と正確に対向するものとなる。そしてキャッ
プ部材29が係止溝gに嵌まった状態において工具交換
アームが主刃具組立品を図2中左側へ押圧するように作
動するため、係合部材30の先端30aは鍔部材10の
特定箇所に対してキャップ部材29と同体的に変位して
ホルダ7の回転規制を解除し、ホルダ7を回転自在な状
態となす。これと同時にホルダ7は図示しないドローバ
ーとの関連で主軸3に固定された状態となる。このさい
キャップ部材29と係止溝gの嵌合はフード手段13の
主軸3廻りへの回転を規制するのである。
【0025】上記の如く構成した本発明装置の使用例及
びその作動を説明する。図示しない作業テーブル上にワ
ークwを固定すると共に、固定用ネジ20の操作により
筒部材19の前方側への張出寸法を適当に設定する。こ
の後、工作機械を作動状態として、加工ヘッドを移動さ
せることにより、主軸3をワークwに近接移動させる。
一方では別途に用意した空気吸引装置により、空気吸引
管15を通じてフード手段13の内側空間内の空気を連
続的に吸引させる。
【0026】主軸3が一定量移動すると、筒部材19の
先端の開口端面19aがワークwと当接し、刃具11の
周囲にはフード本体部材14、内筒部材16、筒部材1
9、ディスク部材21などで囲まれた遮蔽空間が形成さ
れる。その後の主軸3の前方への移動に伴って、内筒部
材16及び筒部材19は一体となってスプリング18の
伸長力に抗して外筒部材14の内方へ押し込まれる。こ
の状態ではフード手段13内の遮蔽空間は内部の空気を
空気吸引管15で吸引されるにも拘らず大気の自由な流
入を制限されるものとなり、その内部圧力は負圧とな
る。このため、フード手段13の内方には横孔p2、中
心孔p1、通気孔11aを通じることにより大気が強制
的に流入され、その後空気吸引管15から排出されるも
のとなる。
【0027】主軸3の移動がさらに増大したとき、刃具
11の先端はワークの表面に達し、ワークwの切削が開
始される。このとき、切粉が生成されるものとなるが、
大気が刃具11の先端から勢いよく流入し空気吸引管1
5内へ吸引されるため、切粉はその空気の流れに乗って
移動し特定の場所へ搬出される。この後、刃具11がワ
ークwを深く穿孔した状態となったときも、やはり大気
は刃具11の先端から連続的に流入するものとなるた
め、切粉はその流動を妨げられず、刃具11の切刃箇所
から直ちにかつ円滑にワークwの外方へ排除される。
【0028】このように熱を持った切粉が大気で冷却さ
れつつ直ちにワークwから除去されることは、切粉によ
るワークの温度上昇を阻止するものとなってワークの歪
を防止し加工精度を向上させるのであり、また切粉が刃
具11の切刃部分から直ちに取り除かれることは、切粉
によるワーク加工面の損傷を防止する上で寄与するので
ある。
【0029】刃具11はワークwの加工中、摩擦熱で温
度上昇しようとするが、通気孔11aを流れる大気がこ
れを効果的に冷却しその温度上昇を防止するのであり、
このため刃具11は熱による形状変化を阻止されて正確
な加工を施すものとなる。
【0030】工作機械の構造やワークの加工条件によっ
ては、フード手段13の密閉空間内に流入すべき大気
が、刃具11の先端から流入するものだけでは不充分と
なることがあるが、このような場合、切欠kはフード手
段13の密閉空間内に大気を流入させてその不足を補う
ものとなる。
【0031】フード手段13はワークwに当接した状態
で主軸3と直交する方向へ引きずられたり、壁面を鋭利
な切粉で勢いよく叩かれるものとなるが、金属などの剛
性材で形成された外筒部材14や、内筒部材16及び筒
部材19はこれに十分耐え得るのである。
【0032】作業が終了すると、主軸3はそのオリエン
テーション機能により再び装着時の位置に停止し、続い
て工具交換アームが装着時の逆の手順で刃具組立品を主
軸3から取り外し、マガジン内に収納する。このさいキ
ャップ部材29に作用していた図中右側への押圧力が消
失し係合部材30がスプリング27力により原位置に復
帰されるため、ホルダ7の特定箇所は係合部材30の先
端30aと係合し、再びその回転方向位置を特定角度に
規制される。かくしてホルダ7は主軸3への次の装着に
備えられるのである。
【0033】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、フ
ード手段に独特な係合手段26を備えており、従って作
業用に於ける切粉除去の問題を各種刃具の自動交換のさ
いに何ら支障なく適確で円滑且つ迅速に実施できるもの
となるのであり、また刃具の通気孔を通過する大気が刃
具の温度上昇を阻止するように作用して加工精度を向上
させるものとなるほか、加熱された切粉がワークから直
ちに排出されるためワーク側の熱歪も防止されて加工精
度を一層向上させると共に切粉による加工面の損傷を防
止して加工の品質を向上させるものである。スプリング
による棒部材28の押圧作用による係合手段の構成は切
粉の噛み込み防止に優れた効果を奏する。請求項3に記
載のものによれば、フード本体部材や筒部材を金属など
の剛性材で形成することによりフード手段の強度を向上
させ得るものである。請求項4に記載のものによれば、
刃具の先端から流入する大気の量の不足を切欠から流入
する大気で補うことのできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の加工ヘッドの一部を示ず断面視説明
図である。
【符号の説明】
3 主軸 7 刃具装着部品(ホルダ) 11 刃具 11a 通気孔 13 フード手段 14 フード本体部材 15 空気吸引管 16及び19 筒部材 18 スプリング 28 棒部材 k 切欠 p1及びp2 通路 w ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−59746(JP,A) 特開 昭63−139638(JP,A) 特開 昭62−63043(JP,A) 実開 昭64−16237(JP,U) 実開 平1−156840(JP,U) 実開 昭60−7940(JP,U) 実公 平5−21376(JP,Y2) 実公 平1−15492(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸に脱着される刃具組立品において、
    刃具装着部品(7)の先側に装着された刃具の周囲に密
    閉空間を形成するためのフード手段(13)を設け、こ
    のフード手段の一部をなす筒部材(16,19)を刃具
    先端側へ向うスプリング(18)力に抗してワークに対
    し退避摺動自在となし、且つ先端面をワークに対し開口
    させると共にフード手段内空間から空気を吸引するため
    の空気通路(S1,S2)を設け、一方では刃具の軸内
    に通気孔(11a)を穿設し、これの一端は刃具先端に
    開口させると共に他端は刃具装着部品(7)個所で大気
    領域に開口された通路(p1,p2)と連通させ、さら
    にフード手段の主軸側の端面には前記空気通路(S1,
    S2)の接続用開口を形成すると共に刃具装着部品
    (7)の回転位置を特定位置に係止するための係合手段
    (26)を設け、この係合手段は主軸の支持部材(1)
    と同一方向となるよう前記フード手段の外筒部材(1
    4)に透孔Vを穿設し、該透孔V内に圧縮スプリング
    (27)で弾撥させた棒部材(28)をその先端の一部
    が突出する状態に装設し、スプリング(27)力に抗す
    る棒部材(28)の押圧移動により前記回転位置の係止
    が解除されるようになすのであり、一方主軸の支持部材
    (1)近傍には空気吸引管(15)を設けてこれの接続
    用開口の端面に前記空気通路(S1,S2)の接続用開
    口の端面が密状に当接されるようになしたことを特徴と
    する自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置。
  2. 【請求項2】 主軸に脱着される刃具組立品において、
    刃具装着部品(7)の先側に装着された刃具の周囲に密
    閉空間を形成するためのフード手段(13)を設け、こ
    のフード手段の一部をなす筒部材(16,19)を刃具
    先端側へ向うスプリング(18)力に抗してワークに対
    し退避摺動自在となし、且つ先端面をワークに対し開口
    させると共に、ワークと当接される先端面の周方向を一
    部大気側へ開口させると共にフード手段内空間から空気
    を吸引するための空気通路(S1,S2)を設け、一方
    では刃具の軸内に通気孔(11a)を穿設し、これの一
    端は刃具先端に開口させると共に他端は刃具装着部品
    (7)個所で大気領域に開口された通路(p1,p2)
    と連通させ、さらにフード手段の主軸側の端面には前記
    空気通路(S1,S2)の接続用開口を形成すると共に
    刃具装着部品(7)の回転位置を特定位置に係止するた
    めの係合手段(26)を設け、この係合手段は主軸の支
    持部材(1)と同一方向となるよう前記フード手段の外
    筒部材(14)に透孔Vを穿設し、該透孔V内に圧縮ス
    プリング(27)で弾撥させた棒部材(28)をその先
    端の一部が突出する状態に装設し、スプリング(27)
    力に抗する棒部材(28)の押圧移動により前記回転位
    置の係止が解除されるようになすのであり、一方主軸の
    支持部材(1)近傍には空気吸引管(15)を設けてこ
    れの接続用開口の端面に前記空気通路(S1,S2)の
    接続用開口の端面が密状に当接されるようになしたこと
    を特徴とする自動刃具交換工作機械の切粉吸引装置。
  3. 【請求項3】 筒部材(16,19)を金属などの剛性
    材で形成したことを特徴とする請求項2に記載の自動刃
    具交換工作機械の切粉吸引装置。
  4. 【請求項4】 金属などの剛性材で形成した筒部材(1
    9)の先端面に透孔や切欠(k)を形成したことを特徴
    とする請求項3に記載の自動刃具交換工作機械の切粉吸
    引装置。
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