JPH09234295A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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Publication number
JPH09234295A
JPH09234295A JP8057722A JP5772296A JPH09234295A JP H09234295 A JPH09234295 A JP H09234295A JP 8057722 A JP8057722 A JP 8057722A JP 5772296 A JP5772296 A JP 5772296A JP H09234295 A JPH09234295 A JP H09234295A
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JP
Japan
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washing
drum
fluid balancer
balance
washing machine
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Application number
JP8057722A
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English (en)
Inventor
Masumi Ito
眞純 伊藤
Fumihiro Imamura
文広 今村
Fumiyoshi Yamazaki
文誉 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動及び流動音による騒音を小さく抑える。 【解決手段】 外箱1内に、サスペンション9によって
支持された洗い槽3と、洗い槽3の内側で、駆動モータ
21により水平軸心Xを中心として回転自在に制御され
る洗い兼脱水ドラム5と、洗い兼脱水ドラム5の周囲に
設けられた流体バランサ45とを備え、前記流体バラン
サ45を、洗い兼脱水ドラム5の円周方向に沿って独立
して形成され、内部に通過通路65を有する抵抗板63
が配置された3〜8個のバランス室I,II,…と、液体
が移動する連通孔57を介して前記各バランス室I,I
I,III …と連通する連続したリング状のバランス室5
5とで構成し、前記連通孔57を、流体バランサ45の
流体が各バランス室I,II,III …とリング状のバラン
ス室55との間を出入り自在な大きさに設定し、抵抗板
47の通過通路65及び連通孔57を介して液体の移動
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低騒音化を図っ
たドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なドラム式洗濯機の概要は、例え
ば、図16に示す如く、サスペンション101によって
支持された洗い槽103の内側に、水平軸心Xを中心と
して回転自在に制御される洗い兼脱水ドラム105が配
置され、洗濯物109は、前面の開閉扉107から出し
入れが行なわれる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗い兼脱水ドラム10
5は、水平軸心Xを中心として回転する所から、洗濯物
109は、洗い兼脱水ドラム105の回転停止と同時に
重力によって図示の如く下側に集まるようになる。
【0004】したがって、洗濯完了後、脱水工程に入る
と、下側に洗濯物が集まり重心が大きく偏った状態での
高速回転となるため、大きなアンバランスが発生し、洗
い槽103全体が大きく振動するようになる。この結
果、振動騒音が外へ伝播される不具合いがあった。この
ために、洗い兼脱水ドラム105の外周に、鎖線で示す
如く液体が封入されたリング状の流体バランサ113を
設ける手段が公知となっている。
【0005】流体バランサ113は、洗い兼脱水ドラム
105の回転数が共振点を境として作用し、共振点を越
えると洗濯物109の偏りによるアンバランスをなくし
て振動の低減が図られるもので、共振点以上では有効に
作用する。反面、共振点以下の回転数となる運転開始時
にあっては、流体バランサ113の下方、即ち、洗濯物
109の片寄りによるアンバランスと同じ方向に液体が
集まるため、アンバランスを逆に増加させるデメリット
を併せもつ。また、洗い運転時等の低速回転では、流体
バランサ113内を液体が流動するため、流動音が騒音
の一因となる問題を招来する。
【0006】そこで、この発明は、振動及び流動音によ
る騒音を小さく抑えると共に、洗濯及び乾燥時の洗濯物
の攪拌効率の向上を図るようにしたドラム式洗濯機に関
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、外箱内に、サスペンションに
よって支持された洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モー
タにより水平軸心を中心として回転自在に制御される洗
い兼脱水ドラムと、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられ
た流体バランサとを備えたドラム式洗濯機において、前
記流体バランサを、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿っ
て独立して形成された複数個のバランス室と、連通孔を
介して前記各バランス室と連通する連続したリング状の
バランス室とで構成し、前記連通孔は、その孔の大きさ
は前記洗い兼脱水ドラムの洗い回転時に前記流体バラン
サに収容された流体が各バランス室とリング状バランス
室との間を出入り自在な大きさに設定されている。
【0008】第2に、外箱内に、サスペンションによっ
て支持された洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モータに
より水平軸心を中心として回転自在に制御される洗い兼
脱水ドラムと、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられた流
体バランサとを備えたドラム式洗濯機において、前記流
体バランサを、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿って独
立して形成された3〜8個のバランス室と、連通孔を介
して前記各バランス室と連通する連続したリング状のバ
ランス室とで構成し、前記連通孔を、各バランス室の円
周方向の中央部位に設けると共に、その最小寸法は5m
m以上とする。
【0009】そして好ましい実施形態として、流体バラ
ンサを乾燥空気の出口側に配置する。
【0010】あるいは、連続したリング状のバランス室
の断面積形状を、連通孔の断面積より広い形状とする。
【0011】あるいは、独立した各バランス室の内部
に、抵抗板を設け、その抵抗板を通過する通過通路寸法
を5mm以上とする。
【0012】あるいは、流体バランサの内周壁面に、攪
拌用のバッフル部を設ける。
【0013】あるいは、流体バランサに設けられた攪拌
用のバッフル部を、洗い兼脱水ドラムの周囲板に設けら
れたバッフル部と、円周方向に角度をずらせて配置す
る。
【0014】また、この実施形態のドラム式洗濯機にあ
っては、流体バランサの外周壁に、洗い兼脱水ドラムの
周囲板を取付け、流体バランサの側壁に、洗い兼脱水ド
ラムの前面板を取付け、取付部材を兼ねる構造とする。
【0015】また、この実施形態のドラム式洗濯機にあ
っては、外箱内に、サスペンションによって支持された
洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モータにより水平軸心
を中心として回転自在に制御される洗い兼脱水ドラム
と、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられた流体バランサ
とを備えたドラム式洗濯機において、前記流体バランサ
を、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿って独立して形成
された複数個のバランス室と、連通孔を介して前記各バ
ランス室と連通する連続したリング状のバランス室とで
構成し、その流体バランサを、少なくとも2箇所に配置
すると共に、一方の独立したバランス室を、他方の独立
したバランス室に対して円周方向に位置をずらせた配置
とする。
【0016】かかるドラム式洗濯機によれば、回転が遅
い洗濯時にあっては、洗い兼脱水ドラムの回転に対応し
て液体バランサの各バランサ室内の液体は重力の作用を
受けて下方へ流動しようとするが、この時、抵抗板によ
り流動が阻止される結果、共振点以下の回転数であって
も流動音は小さく抑えられるようになる。また、独立し
て形成された各々のバランス室内には、ほぼ同量の液体
が収容されると共に、円周方向に位置をずらせた配置に
より、流体の均一化がより一層進み、流動音も連続的な
ものとなるため、流動音と改善に伴なう騒音の低減が図
れる。
【0017】次に、脱水運転時において、共振点以上の
回転数に入ると、液体バランサの各バランサ室内の液体
は遠心力の作用を受けて、洗濯物の偏りに対して反対側
に集まるため、バランスする作用が働き、振動が小さく
抑えられる。
【0018】また、流体バランサ領域にあっても攪拌用
のバッフル部により効率のよい洗濯物の攪拌が行なわれ
るようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11の図面を参
照しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0020】図中1は洗濯機本体となる外箱を示してお
り、外箱1内には、外槽となる洗い槽3と内槽となる洗
い兼脱水ドラム5と、乾燥風が流れる乾燥風循環通路7
が配置されている。
【0021】洗い槽3は底部側に設けられた複数のサス
ペンション9によって支持されている。洗い槽3の上方
には給水弁11が、底部には排水弁13がそれぞれ設け
られ、給水弁11を開けることで洗濯水の給水が可能と
なり、排水弁13を開けることで洗濯水の排水が可能と
なっている。
【0022】洗い兼脱水ドラム5は、外周面となる周囲
板5aに多数の貫通孔15が設けられると共に水平軸心
Xとなるドラム軸17に回転自在に軸架され、外箱1の
正面パネルに設けられた開閉扉19を開くことで、洗濯
物の出し入れが行なえるようになっている。
【0023】ドラム軸17は、駆動モータ21からの回
転動力が与えられるもので、ドラム軸17の駆動プーリ
23と駆動モータ21のモータプーリ25とに伝達ベル
ト27が掛回されている。
【0024】駆動モータ21は、洗い槽3の底部側に固
定セットされ、各制御スイッチ29のオン・オフにより
制御部31からの指令に基づいて回転制御されるように
なっている。
【0025】乾燥風循環通路7は、ダクト33により形
成され、内部には、送風機35、除湿器37、ヒータ3
9がそれぞれ配置されている。乾燥風循環通路7の一方
の第1接続口33aは洗い兼脱水ドラム5の乾燥風取入
口43と連通している。また、他方の第2接続口33b
は洗い兼脱水ドラム5の乾燥風取出口41と連通してお
り、乾燥風取出口43は開閉扉19を開けた時に、洗濯
物を出し入れする出し入れ口を兼ねる形状となってい
る。
【0026】送風機35は、第2接続口33b側に近い
領域に配置され、ファンに駆動モータMからの回転動力
が与えられることで、矢印の如く乾燥風が強制的に流れ
るようになる。
【0027】除湿器37は、乾燥風循環通路7のほぼ中
間部位に配置され、通過時に乾燥風から水分を取除くよ
う機能する。
【0028】ヒータ39は、第1接続口33a側に近い
領域に配置され、図外の制御部によって所定の温度に管
理され、乾燥風を生成するよう機能する。
【0029】一方、洗い兼脱水ドラム3の内側で、か
つ、仕事を終えた温度の低い乾燥空気が流れる乾燥空気
の出口側(図1左側)には、上下2段の流体バランサ4
5が設けられている。
【0030】流体バランサ45は、上下2段の構成とな
っているが、ここでは構成が同一のため同一符号を符し
て上位側の流体バランサ45について説明する。
【0031】流体バランサ45は、合成樹脂製で軽量化
が図れると共に、洗い兼脱水ドラム5を構成する前面板
5bの取付部材を兼ねる構造となっている。
【0032】即ち、図2に示す如く断面矩形状のダクト
によってリング状に形成され、60度ずつ放射線上に配
置された仕切板47により、複数、この実施形態では6
つのバランス室I,II,III ,IV,V,VIを有してい
る。各バランス室の数は最低で3つは必要とし、最高は
8つまで設けることが望ましい。
【0033】各バランス室I,II,III ,IV,V,VI
は、図3に示す如く内周壁49、外周壁51、左右側壁
53,54、仕切板47とにより独立した部屋に形成さ
れ、内部には塩水等の液体が封入されている。そして、
一方となる図面左側の側壁には連続するリング状のバラ
ンス室55が並設し、各バランス室I,II,III ,IV,
V,VIは、連通孔57を介して連続するリング状のバラ
ンス室55と連通し合う構造となっていて、図6に示す
如く外周壁51は洗い兼脱水ドラム5を構成する周囲板
5aにビス59で固定支持されている。また、流体バラ
ンサ45の左側側壁となるリング状のバランス室55の
側面に洗い兼脱水ドラム5を構成する前面板5aがビス
61で固定支持されている。これにより、洗い兼脱水ド
ラム5の周囲板5aと前面板5bとを溶接にて結合する
作業の省略が可能となる。この場合、溶接結合された周
囲板5aと前面板5bとのコーナ部に流体バランサ45
を後付けする手段を用いてもよい。
【0034】連通孔57は、図4に示す如く側壁の外周
面寄りで、円周方向の中心部位の中心線Y上に設けられ
た丸孔状の形状となっていて、孔径の最小寸法は5mm
以上に設定されている。なお、連通孔57の形状は、丸
孔に特定されることはなく、孔径の最小寸法が5mm以
上あれば、例えば、四角形,長方形,長孔,多角形を採
用してもよい。
【0035】バランス室I,II,III ,IV,V,VI内に
は、前記連通孔57を挟んで一対の対向し合う抵抗板6
3,63が設けられている。抵抗板63,63は図5に
示す如くバランス室I,II,III ,IV,V,VIを形成す
る側壁54との間に、5mm以上の通過通路65を有
し、各バランス室I,II,III ,IV,V,VI内の液体は
通過通路65を介して移動するようになっている。
【0036】連続したバランス室55は、断面積形状
が、前記連通孔57の断面積形状より大きく形成される
と共に、側方が開放された断面コ字状の部材を独立した
バランス室I,II,III ,IV,V,VIの一方の側壁に接
合することで形成されている。
【0037】また、流体バランサ45の内周壁には、内
側中心部へ向かう断面山形状に形成された洗濯物攪拌用
のバッフル部67が所定の間隔を有して複数設けられて
いる。流体バランサ45に設けられた攪拌用のバッフル
部67は、図7に示す如く洗い兼脱水ドラム5の周囲板
5aの内周面に設けられた複数の洗濯物攪拌用のバッフ
ル部69と所定角度ずれた配置となっている。
【0038】次に、図8から図11に基づいて動作を説
明する。まず、洗い、すすぎ工程による矢印方向の低速
回転時において、図8ではバランス室I内の液体は回転
に伴ない、図9の点線網掛けで示した余分な量だけ連通
孔57から最下部にあるバランス室VおよびVIへ移動す
る。これにより、バランス室V内の液量は、図8では少
なかったが、図9の状態で、他のバランス室からあふれ
出た液体により、補給される。また、バランス室VI内の
液量は図8では規定量より多かったが、図9ではバラン
ス室Vと同量になる。同様に、図10では、バランス室
III の余分な液体があふれ出てバランス室IV及びVに供
給される。この一連のプロセスは、洗い兼脱水ドラム5
が洗い運転時などに低速回転した場合に付随して行われ
るため、特別な行程を設ける必要がない。従って、洗い
・すすぎ運転中この一連のプロセスは継続して行われる
ため、図10に示すように、6つのバランス室I,II,
III ,IV,V,VIにほぼ均等に液体が入った状態がつく
られる。この状態になると、連続したバランス室55内
の液体量はゼロにはならないが、量としては少ないた
め、洗い兼脱水ドラム5の回転に伴ってバランス室55
内を相対的に移動する液体によって発生する液体移動騒
音は、従来構造の流体バランサと比較して大幅に小さく
なる。また、独立した各バランス室I,II,III ,IV,
V,VI内の液体は、抵抗板63の通過通路65を介して
移動するため、仕切板47に当接する流動音は表1に示
す如く、抵抗板無しに比べて
【表1】 小さく抑えられると共に、攪拌用のバッフル部67によ
って流体バランサ45の領域内であっても良好な洗濯物
の攪拌状態が得られる。
【0039】一方、脱水運転時には、洗い兼脱水ドラム
5の回転数の増加に伴い、流体バランサ45内の液体に
遠心力が作用し、800rpm程度の高速回転時には、
流体バランサ45内の液体は、図11に示す如く外周に
押し付けられた状態になる。即ち、脱水運転中は、洗い
兼脱水ドラム5内の洗濯物71は均一とはならないた
め、図示の如く洗濯物71により外力Fが働いてふれま
わり中心がSからOに移動し、その位置Oを中心とする
半径r1 の回転運動となるため、液体は洗濯物71の偏
りの重心の反対方向に偏り、洗濯物71の偏りによるバ
ランスを補正し、振動は小さく抑えられる。また、脱水
行程開始時に図10のごとく全てのバランス室I,II,
III ,IV,V,VIに均一に液体が分布した状態から、図
11の状態に移行するには、各バランス室内の液体は、
遠心力により流体バランサ45外周に押し付けられるた
め重力の影響は無視でき、各バランス室がどの位置にあ
っても各バランス室に設けられた連通孔65から、連続
したバランス室55を通して必要な量だけ液体の移動が
可能となる。
【0040】次に、脱水完了後、乾燥運転に入ると、ヒ
ータ39によって生成された乾燥風は、乾燥風取入口4
1から洗い兼脱水ドラム5内に送り込まれ、乾燥が行わ
れる。仕事を終えた乾燥風は、乾燥風取出口43から乾
燥風循環通路7内に戻るようになる。この時、乾燥風
は、除湿器37の通過時に、水分が取除かれ、再び乾燥
風取入口41から洗い兼脱水ドラム5内へ送り込まれる
循環を繰り返すようになる。この乾燥運転時に流体バラ
ンサ45は乾燥風の出口側に位置しているため、高温に
さらされることはなく、合成樹脂製であっても何等支障
は起きない。また、洗濯物71は、流体バランサ45内
であっても、攪拌用のバッフル部67によって攪拌作用
が与えると共に、配置位置がずれた洗い兼脱水ドラム5
側の攪拌用のバッフル部69と相俟って攪拌状態が向上
し、乾燥効率の向上が図れる。
【0041】図12と図13は、流体バランサ45の別
の実施形態を示したものである。
【0042】即ち、流体バランサ45を、仕切板43に
より洗い兼脱水ドラム5の円周方向に沿って独立して形
成された六つのバランス室I,II,III ,IV,V,VI
と、連通孔57を介して前記バランス室I・II・・・と
連通する連続したリング状のバランス室55とで構成
し、その流体バランサ45を洗い兼脱水ドラム5の内側
前方と後方(図12において左右)に配置する。そし
て、図13に示す如く、前方の独立したバランス室I・
II・・・を、後方の独立したバランス室I・II・・・に
対して円周方向に約30度位置をずらせた配置するもの
である。
【0043】あるいは、図14,図15に示す如く、流
体バランサ45を、仕切板43により洗い兼脱水ドラム
5の円周方向に沿って独立して形成された六つのバラン
ス室I,II,III ,IV,V,VIと、連通孔57を介して
前記バランス室I・II・・・と連通する連続したリング
状のバランス室55とで構成し、その流体バランサ45
の内側に、仕切板43aにより独立した六つのバランス
室I,II,III ,IV,V,VIと連通孔57を介して前記
外側のリング状のバランス室55と一体形状の連通した
連続するリング状のバランス室55からなる流体バラン
サ45を設けて、外側と内側の二重構造とする。そし
て、内側の独立したバランサ室I・II・・・を、外側の
独立したバランス室I・II・・・に対して円周方向に約
30度位置をずらせた配置とする構造とすることも可能
である。
【0044】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】したがって、この実施形態によれば、前記
図1の実施形態の効果に加えて、回転方向に対して流体
の均一化がさらに促進されるため、例えば、洗濯・すす
ぎ等の低速回転時における流体の移動音は連続的とな
り、流動音の改善により騒音の低減が図れる。
【0046】また、脱水起動時の流体の影響が小さく抑
えられ立上り回転が円滑となる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、振動及び流動音による騒音を小さく抑えることが出
来ると共に、洗濯及び乾燥時の洗濯物の攪拌効率の向上
を図ることができる。
【0048】また、流体バランスに洗い兼脱水ドラムの
前面板を取付けることで組付性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるドラム式洗濯機の概要説明
図。
【図2】流体バランサの上位側の斜視図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】連通孔を示したバランス室の一部分の説明図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】図1C部の拡大図。
【図7】攪拌用バッフル部の配置位置を示した説明図。
【図8】洗い、すすぎ工程時の液体の動作図。
【図9】洗い、すすぎ工程時の液体の動作図。
【図10】洗い、すすぎ工程時の液体の動作図。
【図11】脱水工程時の液体の動作図。
【図12】流体バランサを洗い兼脱水ドラムの内側前後
に配置した図1と同様のドラム式洗濯機の概要説明図。
【図13】図12において、独立したバランス室を円周
方向に位置をずらせて配置した前後の流体バランサの説
明図。
【図14】独立したバランス室を円周方向に位置をずら
せて配置した流体バランサを外側と内側の二重構造とし
た説明図。
【図15】図14の流体バランサの概要説明斜視図。
【図16】従来例を示した図1と同様の説明図。
【符号の説明】 1 外箱 3 洗い槽 5 洗い兼脱水ドラム 9 サスペンション 21 駆動モータ 45 流体バランサ 55 連続するバランス室 57 連通孔 63 抵抗板 65 通過通路 I,II,… 独立したバランス室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に、サスペンションによって支持
    された洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モータにより水
    平軸心を中心として回転自在に制御される洗い兼脱水ド
    ラムと、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられた流体バラ
    ンサとを備えたドラム式洗濯機において、前記流体バラ
    ンサを、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿って独立して
    形成された複数個のバランス室と、連通孔を介して前記
    各バランス室と連通する連続したリング状のバランス室
    とで構成し、前記連通孔は、その孔の大きさは前記洗い
    兼脱水ドラムの洗い回転時に前記流体バランサに収容さ
    れた流体が各バランス室とリング状バランス室との間を
    出入り自在な大きさに設定されていることを特徴とする
    ドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 外箱内に、サスペンションによって支持
    された洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モータにより水
    平軸心を中心として回転自在に制御される洗い兼脱水ド
    ラムと、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられた流体バラ
    ンサとを備えたドラム式洗濯機において、前記流体バラ
    ンサを、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿って独立して
    形成された3〜8個のバランス室と、連通孔を介して前
    記各バランス室と連通する連続したリング状のバランス
    室とで構成し、前記連通孔を、各バランス室の円周方向
    の中央部位に設けると共に、その最小寸法は5mm以上
    としたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 連続したリング状のバランス室は、断面
    積形状が、連通孔の断面積より広い形状であることを特
    徴とする請求項1,2記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 独立した各バランス室は、内部に抵抗板
    が設けられ、抵抗板を通過する通過通路寸法が5mm以
    上であることを特徴とする請求項1,2記載のドラム式
    洗濯機。
  5. 【請求項5】 流体バランサの外周壁に、洗い兼脱水ド
    ラムの周囲板を取付け、流体バランサの側壁に、洗い兼
    脱水ドラムの前面板を取付けることを特徴とする請求項
    1,2記載のドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 流体バランサの内周壁面に、攪拌用のバ
    ッフル部を設けることを特徴とする請求項1,2,4記
    載のドラム式洗濯機。
  7. 【請求項7】 流体バランサに設けられた攪拌用のバッ
    フル部は、洗い兼脱水ドラムの周囲板に設けられたバッ
    フル部と、円周方向に角度をずらせて配置することを特
    徴とする請求項6記載のドラム式洗濯機。
  8. 【請求項8】 流体バランサは、乾燥空気の出口側に配
    置することを特徴とする請求項1,2記載のドラム式洗
    濯機。
  9. 【請求項9】 外箱内に、サスペンションによって支持
    された洗い槽と、洗い槽の内側で、駆動モータにより水
    平軸心を中心として回転自在に制御される洗い兼脱水ド
    ラムと、洗い兼脱水ドラムの周囲に設けられた流体バラ
    ンサとを備えたドラム式洗濯機において、前記流体バラ
    ンサを、洗い兼脱水ドラムの円周方向に沿って独立して
    形成された複数個のバランス室と、連通孔を介して前記
    各バランス室と連通する連続したリング状のバランス室
    とで構成し、その流体バランサを少なくとも2個所に配
    置すると共に、一方の独立したバランス室を、他方の独
    立したバランス室に対して円周方向に位置をずらせた配
    置とすることを特徴とするドラム式洗濯機。
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