JPH0923392A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0923392A
JPH0923392A JP7173228A JP17322895A JPH0923392A JP H0923392 A JPH0923392 A JP H0923392A JP 7173228 A JP7173228 A JP 7173228A JP 17322895 A JP17322895 A JP 17322895A JP H0923392 A JPH0923392 A JP H0923392A
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Hiroshi Yonekura
弘 米倉
Hirofumi Takemasa
廣文 武政
Hiroshi Yasuno
安野  宏
Eiichiro Naito
英一郎 内藤
Yasushi Yoshida
安志 吉田
Masaaki Fujita
正明 藤田
Akira Usui
晶 臼井
Takeshi Imanaka
今中  武
Isao Kamitaka
勲 神高
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビと視聴者との間にある種の一体感のよ
うなものをもたせるようにして、テレビに対する親しみ
感を増す。 【課題解決手段】 電源オン信号cによりオン/オフ制
御部5からオン信号jを出力し、切換スイッチ7を画像
記憶部8側に切り換えるとともに、クロック制御部12
および読出制御部17をアクティブにして、受信映像を
子画面に表示するとともに、受信映像映出開始を知らせ
るキャラクタ41と文字メッセージ42を一時的に表示
し、それが終了すると子画面をズームアップしてフル画
面に切り換える。また、電源オフ信号dによりオン/オ
フ制御部5からオフ信号kを出力し、フル画面から子画
面にズームダウンするとともに、受像終了を知らせるキ
ャラクタと文字メッセージを一時的に表示してから、電
源回路3をオフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機に係り、特には、電源オン時あるいは電源オフ時にお
いてテレビと視聴者との間に一体感をかもし出すような
映像演出を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン受像機においては、
電源オン操作を行うと、電源オフ時の受信チャンネルと
同じチャンネルの番組が直ちに画面全面(フル画面)に
映し出され、また、電源オフ操作を行うと、それまで映
し出されていた番組がほぼ瞬間的に消えるというだけの
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
テレビジョン受像機では、これからテレビを見ようとす
るときには電源オン操作により放送中の番組が直ちにフ
ル画面に映出されるだけであり、画面が情報の窓口とな
っているのに、いわゆる挨拶的なものが何ら示されない
味気ないものとなっていた。また、番組を見終わって電
源オフ操作をしたときは、そのときまで意識を集中させ
ていた画面から離れて次に何らかの用事をしたりあるい
は床に就くといったことをするわけであるが、その動作
へのとっかかり、勢いづけといったものを何らテレビ側
から与えるというようなことはできなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、テレビと視聴者との間にある種の一
体感のようなものをもたせるようにして、テレビに対す
る親しみ感を増すことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
テレビジョン受像機は、電源オン操作に伴って受信映像
を子画面に表示する手段と、電源オン操作に伴う受信映
像映出の開始を知らせるメッセージ画面を親画面に表示
する手段と、前記子画面表示と親画面表示とを電源オン
の初期において所定の短時間実行する手段と、前記メッ
セージ画面の消去に引き続いて前記子画面をズームアッ
プする手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】電源オン操作に伴って、子画面に受信映像
が表示されると同時に、これから受信番組の視聴が始ま
ることを示すメッセージ画面が親画面に表示され、か
つ、そのような表示状態が短時間続いた後に、メッセー
ジ画面を消去し、受信映像を映出している子画面をズー
ムアップして、通常の受信映像の表示画面(フル画面)
とする。視聴開始に当たって、テレビの側から視聴者
に、「ようこそ」といったたぐいのメッセージ(語りか
け)があり、続いて受信映像がズームアップして身近に
迫ってくる感じがあり、それを視聴者が電源オンととも
に視聴するから、従来のテレビジョン受像機では表現さ
れることのなかった、楽しみ・面白みのある映像の演出
が行われる。その結果、視聴者はこれからテレビを見よ
うとしているときにテレビとの間にある種の心理的一体
感や期待感のようなものを感じ、テレビに対する親しみ
が生じる。
【0007】本発明に係る請求項2のテレビジョン受像
機は、電源オフ操作に伴って受信映像を映出しているフ
ル画面から子画面にズームダウンする手段と、前記ズー
ムダウン後に電源オフ操作に伴う受信映像消去を知らせ
るメッセージ画面を親画面に所定の短時間表示する手段
と、そのメッセージ画面の表示終了後に電源をオフする
手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】電源オフ操作に伴って、受信映像をフル画
面から子画面にズームダウンすることで視聴者から受信
映像が遠ざかっていくという感じがあり、続いて、これ
で番組視聴を終了しますよといったメッセージ画面が現
れるので、実際に視聴が終わるのだという実感を視聴者
に与える。これも面白みのある映像演出であり、視聴者
は「さあ見終わった」という一種の満足感を覚える。こ
れも従来のテレビジョン受像機ではなかったことであ
り、テレビとの間で一体感を覚え、テレビがより身近な
ものに感じられる。
【0009】なお、請求項1または請求項2において、
前記メッセージ画面としては、キャラクタのみの表示で
もよいし、文字メッセージのみの表示でもよいし、キャ
ラクタと文字メッセージとの同時表示でもよい。
【0010】また、前記メッセージ画面を表示するとき
にその画面に対応した音声メッセージを同時に行っても
よい。
【0011】メッセージ画面としてある一定の動きをす
るキャラクタや文字メッセージを表示したり、併せて音
声メッセージを出力したりする場合には、一層興味ある
演出効果が発揮され、感情移入も強くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例に係るテレ
ビジョン受像機の電気的構成を示すブロック図である。
図1において、1はリモコン受信部、2は操作パネル部
であり、図示の部分および図示していない各部に各種操
作信号を送出する。3はリモコン受信部1または操作パ
ネル部2からの電源オン/オフ信号c,dによって動作
する電源制御部、4はテレビジョン受像機のメインの電
源回路であり、各部に電源を供給する。電源制御部3
は、電源オン時には直ちに電源回路4を立ち上げ、電源
オフ時には読出制御部17からの読出終了信号eの入力
をまって電源回路4を切るようになっている。5は電源
のオン信号cおよびオフ信号dに基づいて各部を制御す
るオン/オフ制御部、6はテレビジョン受信回路、7は
表示部19の画面を親画面のみの表示状態(フル画面)
とするか親画面と子画面の同時表示状態にするかを切り
換える切換スイッチ、8は子画面用の画像情報を作成す
るための画像記憶部である。この画像記憶部8には、描
画データ記憶用のメモリのほか、入力側にサンプルホー
ルド回路、A/D変換回路を、出力側にD/A変換回路
が内蔵されている。9は受信映像信号の同期信号fに同
期して画像記憶部8に子画面用の画像情報を書き込むた
めのクロックgを生成する書込クロック回路、10は表
示部19での映像信号の表示のための同期信号hに同期
して画像記憶部8から子画面用の画像情報を読み出すた
めのクロックiを生成する読出クロック回路、11は書
込クロック回路9および読出クロック回路10に対して
個別に基準の発振信号を出力するもので、その発振周波
数が可変となっている発振器、12は周波数可変発振器
11の発振周波数を電源オン時には低い側から高い側へ
掃引制御し、電源オフ時には高い側から低い側へ掃引制
御するクロック制御部、13は切換スイッチ7を切り換
えるスイッチ切換部である。
【0013】14は電源オン時や電源オフ時に一時的に
親画面に表示されて視聴者にある種の画像メッセージを
送るキャラクタおよび文字メッセージの描画データを格
納しているキャラクタ記憶部である。このキャラクタ記
憶部14には、その出力側にD/A変換回路が内蔵され
ている。ここでの「キャラクタ」とは、コンピュータの
分野で一般的に意味する「文字」や「符号」,「数字」
などとは異なる。また、ナレッジ・ナビゲータのソフト
ウエアの「エージェント」(代理人)とは表示形態にお
いて少し似ているものの、知的な機能までは備えたもの
ではなく、概念を異にするものである。むしろ俗に、テ
レビゲームでいういわゆる「キャラ」的なものである
(登場人物。動物等でもよい)。「メッセンジャー」と
いってもよい。ただし、このキャラクタは、ユーザーが
任意に動かすようなことはできず、画面上である決まっ
た動きをなすものとして捉えられるべきである。
【0014】キャラクタ記憶部14には、電源オン時に
1〜2秒程度にわたるキャラクタの動作を示す何フィー
ルド分かの描画データが、それぞれ朝用,昼用,夜用の
3種類に分けて格納されている。電源オフ時についての
描画データも同様に3種類分格納されている。したがっ
て、キャラクタ記憶部14には描画データの6つのパタ
ーンが格納されている。描画データは、ある時点でのキ
ャラクタの姿勢、表情、位置等を示すデータに加えて、
文字データを含むこともある。
【0015】15はテレビジョン受像機に内蔵されてい
て常時的に計時動作している時計、16は時計15から
の時刻信号に基づいて現在時刻が朝時間帯か昼時間帯か
夜時間帯かを判定する時刻判定部、17はオン/オフ制
御部5からのオン信号jまたはオフ信号kと時刻判定部
16からの判定信号とクロック制御部12からの基準ク
ロックとを入力して、キャラクタ記憶部14から6つの
パターンのうち1つのパターンの描画データを時間的に
順次に読み出す読出制御部である。この読出制御部17
におけるキャラクタ記憶部14の読み出し制御は表示用
の同期信号hに同期して行われる。読出制御部17は、
電源オン時にはキャラクタの1パターン描画データの読
み出しを終了したときに読出終了信号mをクロック制御
部12に与え、クロック制御部12の周波数掃引を開始
させる一方、電源オフ時にはキャラクタの1パターン描
画データの読み出しを終了したときに読出終了信号eを
電源制御部3に与えて電源回路4を実際にオフさせるよ
うに機能する。
【0016】18は受信系の画像情報とキャラクタ記憶
部14から読み出した画像情報とをスーパーインポーズ
するミキシング部、19はCRTなどの表示部である。
【0017】20は電源オン時用に朝用,昼用,夜用の
3つのパターンの音声メッセージを格納しているととも
に、電源オフ時用に朝用,昼用,夜用の3つの音声メッ
セージを格納しており、かつ、マイク21からユーザー
名を音声入力することにより音声メッセージに入力した
ユーザー名を合成することができるように構成された録
音再生部である。例えば、音声メッセージの1つパター
ンが「こんにちは、○○さん」となっているとき、ユー
ザー名が「山本」であれば、マイク21から音声データ
「やまもと」を入力することにより、音声メッセージが
「こんにちは、やまもとさん」のように決定され、この
決定された音声メッセージが録音再生部20内のメモリ
に登録されるのである。この録音再生部20もその再生
動作が読出制御部17によって制御され、電源オン時や
電源オフ時に行われるキャラクタの描画データの読み出
しに同期して音声メッセージが出力される。なお、ユー
ザー名を登録した後は、スイッチ26をオフ状態にして
おく。
【0018】22はテレビジョン受信回路6から分離さ
れた音声信号を処理する音声信号処理回路、23は音声
信号処理回路22および録音再生部20に接続された音
声出力回路、24はスピーカである。25は画像記憶部
8とミキシング部18との間に挿入されたスイッチであ
り、クロック制御部12からの指令信号qによりオフに
切り換えられるようになっている。
【0019】次に、上記のように構成されたテレビジョ
ン受像機の動作を説明する。
【0020】まず、電源オン時の動作を図2に示す概略
的なタイミングチャートに従って説明する。赤外線リモ
コン装置から送信された電源オン操作信号がリモコン受
信部1に受信されると、あるいは操作パネル部2におい
て電源オン操作がなされると、電源オン信号cが出力さ
れて電源制御部3を介して直ちに電源回路4が立ち上げ
られ、各部が動作可能な状態となる。電源オン信号cは
オン/オフ制御部5にも入力され、このオン/オフ制御
部5を電源オン検出状態にする。オン/オフ制御部5か
らスイッチ切換部13にオン信号jが出力されると、ス
イッチ切換部13は直ちに切換スイッチ7を接点b側へ
切り換え、テレビジョン受信回路6を画像記憶部8に接
続する。オン/オフ制御部5からのオン信号jはクロッ
ク制御部12および読出制御部17にも入力され、それ
ぞれをアクティブにする。
【0021】クロック制御部12は、読出制御部17か
ら読出終了信号mを入力するまでは、その最小の周波数
のクロックを周波数可変発振器11に出力する。これに
より、書込クロック回路9は、受信映像信号の同期信号
fに同期してクロックgを生成し、受信映像信号を水平
方向でも垂直方向でも10/30に間引いた状態で画像
記憶部8に子画面用の画像情報として書き込む。そし
て、読出クロック回路10は、表示用の同期信号hに同
期してクロックiを生成し、書き込み時の30/10倍
の速さで画像記憶部8から画像情報を読み出し、ミキシ
ング部18を介して表示部19に出力する。すると、図
4(a)に示すように、ピクチャ・イン・ピクチャの状
態で表示部19の画面の右上隅に電源オン時の受信映像
が初期映像として面積比1/9の子画面31で表示され
る。これと同時に、オン/オフ制御部5からのオン信号
jにより読出制御部17がキャラクタ記憶部14から読
み出し動作を開始する。時刻判定部16は時計15から
現在時刻を読み込み、朝時間帯か昼時間帯か夜時間帯を
判別する。読出制御部17は、まず、時刻判定部16か
ら判別結果の時間帯を読み込み、判別した時間帯に応じ
てキャラクタ記憶部14からキャラクタの1パターン描
画データの読み出しを開始する。これとともに、録音再
生部20を制御して、判別した時間帯に応じて録音再生
部20から1つの音声メッセージの読み出しを開始す
る。
【0022】例えば、朝時間帯であれば、描画データと
して、図4(a)に示すように、キャラクタ41と文字
メッセージ42(「Good Morning Welcome to Amusemen
t TV」)とを親画面30に表示し、同時に、音声メッセ
ージ(「おはよう! やまもとさん」)とスピーカ24
から出力する。また、昼時間帯であれば、描画データと
して別の動作をするキャラクタと文字メッセージ(「Go
od Afternoon Welcometo Amusement TV」)とを親画面
30に表示し、同時に、音声メッセージ(「こんにちは
! やまもとさん」)をスピーカ24から出力する。ま
た、夜時間帯であれば、描画データとしてさらに別の動
作をするキャラクタと文字メッセージ(「Good Evening
Welcome to Amusement TV」)とを親画面30に表示
し、同時に、音声メッセージ(「こんばんは! やまも
とさん」)をスピーカ24から出力する。このように、
読出制御部17は、クロック制御部12から送られてく
るクロックと時刻判定部16からの判定結果に従ってキ
ャラクタ記憶部14と録音再生部20とから順次にデー
タを読み出し、親画面30でのキャラクタや文字メッセ
ージを変化させ、かつ、音声メッセージを出力してい
く。図4(b)ではキャラクタ41が親画面30から退
場しつつあり、また、文字メッセージ42が消えてい
る。この間、子画面31での受信映像はリアルタイムに
変化している。
【0023】電源オン操作に伴うキャラクタおよび文字
メッセージの表示と音声メッセージの出力とが終了する
と、読出制御部17からクロック制御部12に対して読
出終了信号mが出力される。これにより、図4(c)に
示すように、子画面31が次第にズームアップしていき
(二重線の矢印参照)、フル画面となる。すなわち、ク
ロック制御部12は、読出終了信号mを入力すると、周
波数可変発振器11に与えるクロックの周波数を次第に
増加させていく。これにより、書込クロック回路9が画
像記憶部8をアクセスするクロックgの周波数が順次的
に高くなり、水平方向でも垂直方向でも受信映像信号を
基準として、初期の10/30から11/30→12/
30→13/30→……30/30と順次に周波数を増
しながら受信映像信号をサンプリングして画像情報とし
て画像記憶部8に書き込んでいき、これに伴って読出ク
ロック回路10が画像記憶部8をアクセスするクロック
iの周波数が順次的に低くなり、初期の30/10倍か
ら30/11倍→30/12倍→30/13倍→……3
0/30倍と順次に周波数を減らしながら画像記憶部8
より画像情報を読み出していき、ミキシング部18を介
して表示部19に出力する。なお、この段階では、キャ
ラクタ記憶部14からミキシング部18への出力はすで
に終了している。以上により、受信映像を表示している
子画面31の大きさが滑らかにズームアップされ、最終
的にフル画面となる。子画面31がフル画面となった時
点でクロック制御部12からスイッチ切換部13にズー
ム終了信号nが出力され、切換スイッチ7が接点a側に
切り換えられて、テレビジョン受信回路6からの受信映
像信号がダイレクトにミキシング部18から表示部19
へと送られる。したがって、図4(d)に示すように受
信映像のみのフル画面となり、本格的な視聴状態へと移
行する。
【0024】次に、電源オフ時の動作を図3に示す概略
的なタイミングチャートに従って説明する。図5(a)
のように表示部19に受信映像がフル画面の状態で表示
されているときに、赤外線リモコン装置から送信された
電源オフ操作信号がリモコン受信部1に受信されると、
あるいは操作パネル部2において電源オフ操作がなされ
ると、その電源オフ信号dは電源制御部3に入力される
が、直ちに電源回路4がオフにされることはなく、後述
するように一定の処理が行われて読出制御部17から読
出終了信号eが電源制御部3に入力されるまでは電源回
路4はオン状態に保たれる。
【0025】前記の電源オフ信号dはオン/オフ制御部
5にも入力され、このオン/オフ制御部5を電源オフ検
出状態にする。オン/オフ制御部5からスイッチ切換部
13にオフ信号kが出力されると、スイッチ切換部13
はこんどは直ちに切換スイッチ7を接点b側へ切り換
え、テレビジョン受信回路6を画像記憶部8に接続す
る。オン/オフ制御部5からのオフ信号kはクロック制
御部12および読出制御部17にも入力され、それぞれ
をアクティブにする。
【0026】クロック制御部12はアクティブにされる
と、図5(b)に示すように、表示部19の画面状態を
フル画面の状態から最大面積の子画面31の状態に切り
換えた後、周波数可変発振器11に与えるクロックの周
波数を次第に減少させていくことにより、その子画面3
1を次第にズームダウン(画面縮小)していく(二重線
の矢印参照)。これにより、書込クロック回路9が画像
記憶部8をアクセスするクロックgの周波数が順次的に
低くなり、水平方向でも垂直方向でも受信映像信号を基
準として、初期の30/30から29/30→28/3
0→27/30→……10/30と順次に周波数を減ら
しながら受信映像信号をサンプリングして画像情報とし
て画像記憶部8に書き込んでいき、これに伴って読出ク
ロック回路10が画像記憶部8をアクセスするクロック
iの周波数が順次的に高くなり、初期の30/30倍か
ら30/29倍→30/28倍→30/27倍→……3
0/10倍と順次に周波数を増しながら画像記憶部8よ
り画像情報を読み出していき、ミキシング部18を介し
て表示部19に出力する。以上により、受信映像を表示
している子画面31の大きさが滑らかにズームダウンさ
れ、子画面31が面積でフル画面の1/9にまで縮小さ
れた時点でクロック制御部12から読出制御部17にズ
ーム終了信号pが出力され、読出制御部17が動作を開
始する。
【0027】読出制御部17は、まず、時刻判定部16
から現在時刻がどの時間帯にあるのかの判別結果を読み
込み、判別した時間帯に応じてキャラクタ記憶部14か
らキャラクタの1パターン描画データの読み出しを開始
する。これとともに、録音再生部20を制御して、判別
した時間帯に応じて録音再生部20から1つの音声メッ
セージの読み出しを開始する。
【0028】例えば、昼時間帯であれば、描画データと
して、図5(c),(d)に示すように、入場してきて
から手を振るよう動作するキャラクタ41と文字メッセ
ージ42(「THANK YOU! by Amusement TV」)とを親画
面30に表示し、同時に、音声メッセージ(「さような
ら」)をスピーカ24から出力する。また、朝時間帯で
あれば、描画データとして朝の動作にふさわしい別の動
作をするキャラクタと文字メッセージ(「GOOD LUCK! b
y Amusement TV」)とを親画面30に表示し、同時に、
音声メッセージ(「では またね!」)をスピーカ24
から出力する。
【0029】また、夜時間帯であれば、描画データとし
て夜の動作にふさわしい別の動作をするキャラクタと文
字メッセージ(「GOOD NIGHT! by Amusement TV 」)と
を親画面30に表示し、同時に、音声メッセージ(「お
やすみなさい」)をスピーカ24から出力する。このよ
うに、読出制御部17は、クロック制御部12から送ら
れてくるクロックと時刻判定部16からの判定結果に従
ってキャラクタ記憶部14と録音再生部20とから順次
にデータを読み出し、親画面30でのキャラクタや文字
メッセージを変化させ、かつ、音声メッセージを出力し
ていく。この間において、クロック制御部12からの指
令信号qによりスイッチ25をオフにして子画面31を
消去し、キャラクタ41と文字メッセージ42だけの表
示状態とする(図5(d))。
【0030】電源オフ操作に伴うキャラクタおよび文字
メッセージの表示と音声メッセージの出力とが終了する
と、読出制御部17から電源制御部3に対して読出終了
信号eが出力される。電源制御部3にはすでに電源オフ
信号dが入力されているので、読出終了信号eの入力に
より、こんどは実際に電源回路4をオフにする。したが
って、表示部19での画面表示も消去される。
【0031】以上のように、電源オン時に、子画面に受
信番組が表示されると同時に、これから番組の視聴が始
まる旨を示すある一定の動きをするキャラクタと文字メ
ッセージとが表示されるとともに音声メッセージが出力
され、さらにキャラクタと文字メッセージとが消えると
子画面が滑らかにズームアップしながら通常の受信番組
へと切り換わっていく。また、電源オフ時に、受信番組
をフル画面から子画面へと滑らかにズームダウンした後
に、これで番組の視聴を終える旨を示すある一定の動き
をするキャラクタと文字メッセージとが表示されるとと
もに音声メッセージが出力され、その直後に画面表示が
消える。したがって、テレビと視聴者との間にある種の
心理的一体感のようなもの(テレビが一緒にいる仲間で
あるような感じ)をかもしだすことができる。電源オン
時には、例えば〔さあ、これから始まるぞ〕、〔さあ、
これから見るぞ〕といった印象を強く与え、電源オフ時
には、例えば〔ああ、見終わった。面白かった〕、〔さ
て、次の仕事にとりかかるか〕といった感じを与える。
このように、視聴者の感性に対してある種独特の興味や
気持ち、雰囲気を与えることが可能となっており、従来
のテレビに比べて親しみやすさの点で非常にすぐれたも
のとなっている。
【0032】なお、上記実施例の説明では、キャラクタ
記憶部14に朝用,昼用,夜用の3種類の描画データを
格納し、録音再生部20にも朝用,昼用,夜用の3種類
の音声メッセージを格納していたが、それぞれの種類数
はこれ以上であっても以下であってもよい。また、いず
れか一方または両方を1種類のみとしてもよく、その場
合には時刻判定部16は不要となる。また、音声メッセ
ージを省略してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る請求項1のテレビジョン受
像機によれば、視聴開始に当たっての電源オン操作に伴
って、テレビの側から視聴者に、例えば「ようこそ」と
いったたぐいのメッセージ(語りかけ)があり、続いて
受信映像がズームアップして身近に迫ってくる感じがあ
り、それを視聴者が電源オンとともに視聴するから、従
来のテレビジョン受像機では表現されることのなかっ
た、楽しみ・面白みのある映像の演出が行われる。その
結果、視聴者はこれからテレビを見ようとしているとき
にテレビとの間にある種の心理的一体感や期待感のよう
なものを感じ、テレビに対する親しみ感が増す。
【0034】本発明に係る請求項2のテレビジョン受像
機によれば、視聴終了に当たっての電源オフ操作に伴っ
て、受信映像をフル画面から子画面にズームダウンする
ことで視聴者から受信映像が遠ざかっていくという感じ
があり、続いて、これで番組視聴を終了しますよといっ
たメッセージ画面が現れるので、実際に視聴が終わるの
だという実感を視聴者に与える。これも面白みのある映
像演出であり、視聴者は「さあ見終わった」という一種
の満足感を覚える。これも従来のテレビジョン受像機で
はなかったことであり、テレビとの間で一体感を覚え、
テレビがより身近なものに感じられる。
【0035】なお、メッセージ画面としてある一定の動
きをするキャラクタや文字メッセージを表示したり、併
せて音声メッセージを出力したりする場合には、一層興
味ある演出効果が発揮され、感情移入も強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテレビジョン受像機の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の電源オン時の動作を説明する概略的な
タイミングチャートである。
【図3】実施例の電源オフ時の動作を説明する概略的な
タイミングチャートである。
【図4】実施例の電源オン時の画面表示状態を示す動作
説明図である。
【図5】実施例の電源オフ時の画面表示状態を示す動作
説明図である。
【符号の説明】
3……電源制御部 4……電源回路 5……オン/オフ制御部 7……切換スイッチ 8……画像記憶部 9……書込クロック回路 10……読出クロック回路 11……周波数可変発振器 12……クロック制御部 13……スイッチ切換部 14……キャラクタ記憶部 17……読出制御部 20……録音再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 英一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 安志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤田 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 臼井 晶 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今中 武 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 神高 勲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オン操作に伴って受信映像を子画面
    に表示する手段と、電源オン操作に伴う受信映像映出の
    開始を知らせるメッセージ画面を親画面に表示する手段
    と、前記子画面表示と親画面表示とを電源オンの初期に
    おいて所定の短時間実行する手段と、前記メッセージ画
    面の消去に引き続いて前記子画面をズームアップする手
    段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 電源オフ操作に伴って受信映像を映出し
    ているフル画面から子画面にズームダウンする手段と、
    前記ズームダウン後に電源オフ操作に伴う受信映像消去
    を知らせるメッセージ画面を親画面に所定の短時間表示
    する手段と、そのメッセージ画面の表示終了後に電源を
    オフする手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン
    受像機。
  3. 【請求項3】 メッセージ画面として、キャラクタと文
    字メッセージとの少なくともいずれか一方の表示、また
    は、キャラクタと文字メッセージとの同時表示とするこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビ
    ジョン受像機。
  4. 【請求項4】 メッセージ画面を表示するときにその画
    面に対応した音声メッセージを同時に行うことを特徴と
    する請求項1から請求項3までのいずれかに記載のテレ
    ビジョン受像機。
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