JP2002077812A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JP2002077812A
JP2002077812A JP2000255428A JP2000255428A JP2002077812A JP 2002077812 A JP2002077812 A JP 2002077812A JP 2000255428 A JP2000255428 A JP 2000255428A JP 2000255428 A JP2000255428 A JP 2000255428A JP 2002077812 A JP2002077812 A JP 2002077812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
audio
recording
operation instruction
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000255428A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Koretsu
達也 是津
Toru Imai
徹 今井
Toshiya Takahashi
敏哉 高橋
Shozo Isobe
庄三 磯部
Shigeyasu Natsubori
重靖 夏堀
Masaie Amano
真家 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000255428A priority Critical patent/JP2002077812A/ja
Publication of JP2002077812A publication Critical patent/JP2002077812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者によって選択された表示領域以外の部
分に、CM等の特定の情報を再生できる。 【解決手段】 映像音声記録部12と、映像音声付随情
報記憶部14と、操作指示入力部16と、操作指示処理
部20と、操作指示監視部18と、映像音声出力部22
と、を少なくとも有する記録再生装置である。操作指示
処理部20は、操作指示監視部18からの映像音声の再
生要求に応じて、映像音声の再生を映像音声記録部12
に要求する。操作指示処理部20は、再生要求された映
像音声を、利用者によって選択された表示領域とは重な
らないように、配置する。この配置によって、利用者の
操作性を妨げることなく、特定の情報を利用者に提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像音声信号を記
録し、また再生する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像音声をディジタル信号として
記録する装置が開発され始めている。たとえば放送局が
送信する電波をアンテナで受信し、アナログ方式の映像
音声信号をMPEG形式のディジタル信号に符号化してハー
ドディスクに記録し、また再生する機能を備えた、記録
再生装置や、コンピュータ上のソフトウェアが開発され
ている。
【0003】現状の放送では、番組の映像音声だけでな
く、番組に関する付随情報も送信されている。番組の付
随情報としては、たとえば、放送局、放送開始終了時
刻、タイトル、あらすじ、出演者などが提供される。こ
の番組付随情報を受信することにより、利用者は、番組
に関する付随情報を記録再生装置上で管理することが可
能である。記録再生装置は、番組の付随情報に基づい
て、番組表や録画済み番組一覧を表示する。このため、
利用者は、その一覧の中から自分の見たい番組を選択
し、記録再生することが可能である。さらに、放送で
は、上記の番組付随情報以外の情報もデータ放送として
送信される。たとえば、放送番組とは別の、文字や静止
画から成るニュースや天気予報などである。
【0004】さて、番組の合間には、たとえば、映像音
声によってCMや番組の予告編が放送されている。利用
者が番組の映像音声を視聴および再生する際に、CMな
どの映像音声を利用者に表示することにより、利用者に
対して商品や放送予定の番組を提示することができる。
しかし、利用者が番組表やデータ放送の表示画面など文
字や静止画からなる情報を見ている場合に、利用者の操
作性を損なわずに、リアルタイムで受信された、あるい
はあらかじめ記録再生装置に記録されていた、CMや番
組の予告編の映像音声を表示する手段が従来の記録再生
装置には欠けていた。
【0005】また、別の従来技術として、コンピュータ
上の全画面または画面の一部にニュースや広告を表示す
るシステムが存在する。この技術は、利用者がコンピュ
ータを利用していないときに、全画面でニュースや広告
を表示したり、画面の特定の一部に常時表示することが
できる。しかし、ニュースなどの全画面表示は、利用者
の視聴および操作を妨げることになる。また、画面の一
部に表示する場合であっても、他のアプリケーションの
表示領域との関係を考慮していないため、画面上で利用
者が操作指示によって選択する領域と広告等の表示が重
なることが起こり得る。その結果、やはり、全画面表示
と同様、利用者の操作を妨げる可能性がある。このた
め、利用者の操作妨害を避けるため、画面に広告用の表
示領域を別に設けた場合、今度は逆に、利用者が操作す
るための表示領域が狭くなってしまう。したがって、利
用者に表示する情報量が減るという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の記録再生装置では、番組表やデータ放送の表示画面な
ど文字や静止画からなる情報を見ている場合に、利用者
の操作性を損なわずに、利用者が視聴する情報以外のC
Mや番組の予告編などの映像音声を表示する手段が欠け
ていた。
【0007】さらに、従来の記録再生装置では、ある情
報を利用者が見ているときに、その操作指示の妨げにな
らないように、他の情報を提示する方法が欠けていた。
すなわち、従来の記録再生装置では、利用者が操作指示
によって選択している情報を隠して他の情報が表示され
てしまい、その他の情報の表示によって、利用者の操作
が妨害されるという問題があった。このため、画面に広
告用の表示領域を別に設けると、今度は逆に、利用者が
操作するための表示領域が狭くなってしまう。その結
果、利用者に表示される情報量が減ってしまうという問
題があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、利用者操作指示によって選択
された表示領域以外の部分に、CM等の映像音声の情報
を再生することができる記録再生装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の特徴は、複数の第1の映像音声を格納し、
再生可能な第1の格納部(映像音声記録部)と、映像音
声記録部内の第1の映像音声に関する付随情報を格納す
る第2の格納部(映像音声付随情報記憶部)と、利用者
からの各種の操作指示を入力する入力部(操作指示入力
部)と、映像音声付随情報記憶部内の映像音声付随情報
から第2の映像音声を生成し、かつ、映像音声記録部に
第1の映像音声の再生を要求する処理部(操作指示処理
部)と、操作指示入力部への操作指示の有無を監視し、
先の操作指示の入力から一定時間経過後、次の操作指示
の入力がない場合、操作指示処理部に第1の映像音声の
再生を要求する監視部(操作指示監視部)と、映像音声
記録部によって再生される第1の映像音声と操作指示処
理部によって生成される第2の映像音声とを合成し、そ
の合成された映像音声信号を出力する出力部(映像音声
出力部)と、を少なくとも有する記録再生装置であるこ
とである。そして、操作指示処理部は、操作指示監視部
から第1の映像音声の再生要求を受け取った場合、映像
音声付随情報を参照することによって選択した第1の映
像音声の再生を、映像音声記録部に要求するものであ
る。また、操作指示処理部は、映像音声付随情報から第
1の映像音声に関する電子番組表を生成し、利用者に提
供するものである。
【0010】一般に、番組表やデータ放送の情報のよう
に文字や静止画からなる情報を見るときには、利用者
は、動画が主である通常の番組を見るときのようにテレ
ビ画面全体を注視することはなく、利用者の操作指示に
関係する部分のみを注視すると考えられる。
【0011】本発明によれば、操作指示監視部は、利用
者からの操作指示が決められた一定時間の間、次の操作
指示の入力がない場合に、利用者の操作指示によって選
択されない表示領域に、他の映像音声を選択して再生す
るよう、操作指示処理部に指示する。
【0012】操作指示処理部は、映像音声付随情報記憶
部から映像音声付随情報を取得し、その付随情報に基づ
いて、再生する映像音声を選択し、映像音声記録部に再
生を指示する。そして、その再生される映像音声を、操
作指示出力部は、出力画面の一部に表示する。
【0013】再生する映像音声としては、映像音声付随
情報記憶部の映像音声付随情報を用いて番組の予告編
や、放送番組の一部であるCMなどを指定することがで
きる。また、映像音声の付随情報を映像音声の代わりに
表示することができ、映像音声付随情報と映像音声を同
時に表示することも可能である。受信部を備えることに
より、現在放送中の映像音声を受信して表示することも
できる。再生する映像音声の選択には、映像音声それぞ
れの再生回数および利用者の属性のいずれかを基準とす
る。利用者の属性は、年齢、性別、職業、国籍、生年月
日および住所のうちいずれかを少なくとも含んでいる。
【0014】操作指示処理部は、利用者が操作指示によ
って選択した領域とは重ならない領域を算出し、映像音
声記録部が再生する映像音声を表示する領域を決定す
る。利用者が操作指示部によって選択した領域と重なら
ない領域に映像音声記録部が再生する映像音声を配置す
ることが不可能な場合は、映像音声記録部が再生する映
像音声の表示領域を縮小して配置する。映像音声だけで
なく映像音声の詳細情報も同様に表示することが可能で
ある。
【0015】操作指示処理部へ入力される利用者の操作
指示に従って、操作指示処理部は画面表示だけでなく、
利用者の操作指示によって選択される領域も変更する。
このとき、映像音声記録部が再生する映像音声の表示領
域と重なる場合は、映像音声記録部が再生する映像音声
を再配置する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。以下の図面の記載に
おいて、同一または類似の部分には同一または類似の符
号を付している。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る記録再
生装置の構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、この実施の形態に係る記録再生装置10は、記録再
生装置10の外部から供給される映像音声信号を記録
し、また再生する映像音声記録部12と、映像音声信号
に関する付随情報を記憶する映像音声付随情報記憶部1
4と、利用者のリモコン26等の入力装置からの操作指
示を入力する操作指示入力部16と、操作指示入力部1
6を介して入力される利用者からの操作指示を監視する
操作指示監視部18と、操作指示入力部16を介して入
力される利用者からの指示を処理する操作指示処理部2
0と、映像音声記録部12からの映像音声と操作指示処
理部20からの映像音声を合成し、その合成画面をテレ
ビ24等の外部AV機器に出力する映像音声出力部22
と、から構成される。
【0018】映像音声記録部12は、映像音声信号を記
録再生する。その記録方式としては、MPEG-2などのディ
ジタル方式を用い、映像音声信号をディジタル方式に符
号化して、ランダムアクセス可能な記録媒体に保存す
る。映像音声記録部12は、再生時には記録媒体から読
み出したデータを、映像音声信号として映像音声出力部
22に出力する。映像音声記録部12はたとえば、DVD
などの記録媒体とその読み出し装置によって実現でき
る。
【0019】映像音声付随情報記憶部14は、映像音声
に関する付随情報を記憶して管理する。映像音声付随情
報記録部14を構成する記録媒体としては、たとえば、
ハードディスクや、フラッシュメモリが用いられる。も
ちろん、映像音声記録部12を構成する記録媒体と同一
のものを用いてもよい。
【0020】操作指示入力部16は、利用者からの操作
指示を記録再生装置10に入力するためのものである。
利用者が操作指示を入力するための装置として、記録再
生装置10に備えられたボタンや、記録再生装置10外
部のリモコン26、キーボード、マウスといった入力装
置を用いる。操作指示入力部16は、入力された操作指
示を、操作指示処理部20に出力する。
【0021】図2に、図1のリモコン26の外観を示
す。リモコン26の複数のボタン34(“ユーザ1”、
“ユーザ2”、“ユーザ3”、“ユーザ4”)は、記録
再生装置10の利用者を特定するためのボタンである。
いずれかのボタン34が押された場合、リモコン26
は、記録再生装置10の電源を投入すると同時に、押さ
れたボタン34に対応する利用者を記録再生装置10に
通知する。複数のボタン36(“F1”、“F2”、
“F3”、“F4”、“F5”、“F6”、“F7”)
は、色分けされており、記録再生装置10に再生、録画
などの操作指示を出力するためのボタンである。ボタン
36それぞれは、記録再生装置10に対する複数の操作
指示の1つに対応している。操作指示処理部20は、リ
モコン26のボタン36それぞれが、どのような操作指
示に対応するのかを、決定し、利用者に通知する。具体
的には、操作指示処理部20は、映像音声出力部22を
通じて、テレビ24の画面上に、ボタン36それぞれ
が、どのような操作指示に対応するかを表示する。利用
者は、このテレビ24の画面表示によって、リモコン2
6のボタン36それぞれが、どのような操作指示に対応
するかを知ることができる。操作指示処理部20は、リ
モコン26のボタン36それぞれに対応する操作指示を
変更し、その操作指示を表示することで、ボタン36そ
れぞれに対応する操作指示を任意に変更可能である。
【0022】図3に、リモコン26のボタン36それぞ
れの操作指示を表示するテレビ24の画面の内容を示
す。図3のテレビ画面38では、録画済みのドラマAの
再生する表示画面381がテレビ画面38の左上部に、
そのドラマAの番組付随情報の表示画面382がテレビ
画面38の右上部に、リモコン26のボタン36それぞ
れに対応する操作指示の一覧の表示画面383がテレビ
画面38の下部に、それぞれ配置されている。図3の場
合、利用者は、たとえば、リモコン26のボタンF1を
押すことによって、ドラマAの次回放送の予告編の再生
を、記録再生装置10に指示することができる。また、
ボタンF2を押すことで、ドラマAの次回放送の録画予
約を記録再生装置10に指示することができる。
【0023】操作指示監視部18は、利用者からの操作
指示が記録再生装置10に入力された事実を、操作指示
入力部16から受け取る。操作指示監視部18は、利用
者からの操作指示が入力された後、一定時間経過して
も、利用者からの次の操作指示の入力がないときに、操
作指示処理部20に所定の指示を出す。具体的には、操
作指示処理部20に対して、映像音声付随情報記憶部1
4に記録された映像音声付随情報の中から、映像音声を
選択し、再生するよう指示する。操作指示監視部18
は、たとえば、プロセッサ、メモリおよびタイマーなど
からなるハードウェアとその上で実行されるソフトウェ
アとして実現することができる。
【0024】操作指示処理部20は、入力された利用者
の操作指示を操作指示入力部16から受け取り、実際に
その操作指示を実行するものである。操作指示処理部2
0は、利用者が操作指示を入力するための表示画面や、
映像音声付随情報記憶部14に記憶された映像音声付随
情報を表示する表示画面を構成し、映像音声として出力
する。また、操作指示処理部20は、映像音声記録部1
2に映像音声の記録再生を指示し、映像音声記録部12
が出力する映像音声の表示位置を映像音声出力部22に
指示する。さらに、操作指示処理部20は、音声出力に
CM等の再生画面の音声を出力するか、警告音などその
他の音声を出力するか、両方を混合して出力するか、を
決定し、映像音声出力部22に指示することもできる。
操作指示処理部20は、たとえば、プロセッサとメモリ
などからなるハードウェアとその上で実行されるソフト
ウェアとして実現することができる。操作指示監視部1
8と共通のハードウェアを用いてもよい。
【0025】映像音声出力部22は、操作指示処理部2
0の指示にしたがって、映像音声記録部12の再生画面
と操作指示処理部20の出力画面を合成する。合成され
た画面は、映像音声信号として記録再生装置10の外部
に接続されたテレビ24などに出力され、その画面に表
示される。映像音声出力部22は、たとえば、グラフィ
ックボードによって実現できる。
【0026】図1の記録再生装置10は、図4に示すよ
うに、受信部28をさらに備えた構成としても良い。受
信部28の装備によって、放送局が放送する信号をアン
テナ32やケーブルを介して受信したり、電話やインタ
ーネットなどの通信ネットワーク30を用いることが可
能となる。入力した映像音声は、ディジタル方式に符号
化し、ハードディスクなどの記録媒体に記録することが
できる。
【0027】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。ここでは、説明の簡単化を図るため、映像音
声が放送番組を録画したものである場合について説明す
る。ただし、本発明は、ネットワークから取得したりDV
Dによって提供される映像音声一般に適用可能である。
【0028】まず最初に、図1の本発明の実施の形態に
係る記録再生装置10によって管理される記録済み映像
音声について説明する。図5は、記録再生装置10に管
理されている映像音声付随情報の説明図であり、(a)
が、記録再生装置10に記録されている放送番組の一覧
を示し、(b)が、記録再生装置10に記録されている
放送番組や、CMおよび番組宣伝など、放送番組または
その一部の映像音声の一覧を示す。これら映像音声付随
情報は、映像音声付随情報記憶部14に記憶されてい
る。
【0029】図5(a)の映像音声付随情報は、具体的
には、放送番組を記録した状況を示している。たとえ
ば、識別子P1で管理されている番組(以下「番組1」と
呼ぶ)は、映像音声記録部12に識別子D1で管理されて
いる映像音声である。さらに、その時間帯は、先頭(0:0
0:00)から1時間後(1:00:00)までに相当し、その属性に
よって、番組1は、プロ野球であることがわかる。項目
“属性”としては、種々のものが規定可能であるが、た
とえば、放送番組の放送局や、放送開始終了時刻、番組
内容の対象年齢などを設定することができる。項目“詳
細情報”は、文字や画像から成る、放送番組の詳細情報
が記録されているか否かを記録する。また、項目“再生
回数”は、利用者による映像音声の再生回数を記録する
ものである。
【0030】識別子P2で管理されている番組(以下「番
組2」と呼ぶ)は、映像音声記録部12に識別子D2で管
理される映像音声であり、その時間帯は、先頭(0:00:0
0)から2時間後(2:00:00)までに相当するものである。
そして、その属性から、ドラマであり、詳細情報有り、
再生回数が1回であることがわかる。
【0031】一方、図5(b)の映像音声付随情報は、
具体的には、CMの記録状況を示している。識別子C1で
管理されているCM(以下「CM1」と呼ぶ)は、映像
音声記録部12に識別子D1で管理されている映像音声の
全体のうち、先頭から10分後(0:10:00)から30秒後
(0:10:30)までに相当し、その属性より玩具のCMであ
ることがわかる。また、図5(a)と同様、項目“属
性”は任意に設定可能であり、“詳細情報”、“再生回
数”も同様に記録できる。
【0032】識別子C2で管理されるCM(以下「CM
2」と呼ぶ)は、映像音声記録部12に識別子D1で管理
されている映像音声の先頭から20分後(0:20:00)から
30秒後(0:20:30)に相当し、その属性から乗用車のC
Mであることがわかる。
【0033】ここで、図5(b)のCM1およびCM2
それぞれに対応する映像音声識別子は共に、図5(a)
の番組1に対応する映像音声識別子と同じである、つま
り、すべての識別子がD1である。このことは、番組1の
映像音声の一部をCMとして独立に取り扱うことを示し
ている。この場合、番組1を記録すると、番組1内のC
M1およびCM2も同時に記録再生装置10に記録され
ることになる。
【0034】図5(b)の識別子C3で管理されているC
M(以下「CM3」と呼ぶ)は、映像音声記録部12に
識別子D3で管理されている映像音声の先頭(0:00:00)か
ら15秒後(0:00:15)に相当し、その属性から、飲料の
CMである。なお、図5(a)に示すように、映像音声
が識別子D3である放送番組は録画されていない。番組は
録画せずに、CMや予告編のみを録画することも可能で
ある。識別子C4で管理されているCM(以下「CM4」
と呼ぶ)についても同様である。
【0035】図5では、記録済みの番組について説明し
たが、本発明の実施の形態は、記録されていない、将来
放送される番組および過去の番組についても、同様に管
理することが可能である。たとえば、放送局によって提
供される電子番組表を、図2の受信部28で受信し、そ
の受信した電子番組表の内容を次のような形式で記録す
る。図6は、図5(a)および(b)に示した一覧それ
ぞれに、受信した電子番組表の内容を用いて、番組の録
画予約が行なわれているか否かを示す項目“録画予
約”、および、番組の放送が終了しているか否かを示す
項目“放送済”を追加した例である。図6において、項
目“録画予約”は、番組やCMが放送前であれば、録画
予約が行われているかどうかを記憶する。また、項目
“時間帯”は、放送済でかつ録画された場合以外は空欄
になる。項目“映像音声”には、録画予約が行われてい
る場合は、映像音声を記録するための識別子が入り、す
でに録画済みであれば、記録された映像音声に対応する
識別子が設定される。その他の場合は、空欄になる。項
目“再生回数”の値は録画された場合に有効である。
【0036】次に、図1の本発明の実施の形態に係る記
録再生装置10の番組録画動作について説明する。ま
ず、利用者は、放送番組を録画するために、記録再生装
置10の操作指示入力部16に対して、たとえば図2の
リモコン26のボタン36のいずれかを押し、これから
録画入力を行うことを記録再生装置10に指示する。操
作指示入力部16は、利用者からの操作指示を操作指示
処理部20に転送すると共に、操作指示入力があったこ
とを操作指示監視部18に通知する。操作指示監視部1
8は、前回の操作指示からの経過時間を0秒に戻す、つ
まり、リセットする。
【0037】操作指示処理部20は、あらかじめ映像音
声付随情報記憶部14に記憶されている映像音声付随情
報を参照して、今後放送される予定の番組の一覧を作成
し、映像音声出力部22を通してテレビ24の画面に映
像音声として利用者に提示する。利用者は、テレビ24
の画面上で録画したい番組を選択し、リモコン26を通
じて記録再生装置10に番組録画の指示を出す。操作指
示処理部20は、操作指示入力部16を通して、番組に
対する利用者からの録画指示を受け取る。操作指示処理
部20は、映像音声付随情報記憶部14で管理されてい
る映像音声付随情報のうちで、その録画指示対象の番組
に対応する項目“録画予約”を“録画予約あり”に設定
する。この結果、記録再生装置10に対する録画予約の
入力が完了する。
【0038】利用者は、番組だけでなくCMや番組の予
告編の録画を記録再生装置10に指示することもでき
る。また、操作指示処理部20は、利用者からの指示に
よることなく、放送番組やCMを選択して録画してもよ
い。これにより、利用者の録画指示によって放送番組を
録画する場合よりも、多くの映像音声を録画して利用者
に提示することが可能になる。
【0039】操作指示処理部20は、図6に例示した映
像音声付随情報を参照し、録画予約された番組の放送開
始時刻になると、映像音声記録部12に対して、指定し
た放送局の番組の録画開始を指示する。放送終了時刻に
なると今度は、番組録画の終了を指示する。最後に、映
像音声付随情報記憶部14に記憶されている、記録した
番組に対応する映像音声付随情報の項目“時間帯”を設
定し、項目“録画予約”を空欄にし、項目“放送済”を
放送済に変更することにより録画が完了する。なお、項
目“放送済”は、映像音声を記録したかどうかにかかわ
らず、放送が終了したら放送済に変更される。
【0040】次に、図1の本発明の実施の形態に係る記
録再生装置10の録画番組再生動作について説明する。
まず、利用者は、記録再生装置10の操作指示入力部1
6に対して、たとえば図2のリモコン26のボタン36
のいずれかを押し、これから録画済み番組の再生を行う
ことを指示する。操作指示入力部16は、利用者からの
操作指示を操作指示処理部20に転送すると共に、操作
指示入力があったことを操作指示監視部18に通知す
る。操作指示監視部18は、前回の操作指示からの経過
時間をリセットする。
【0041】操作指示処理部20は、あらかじめ映像音
声付随情報記憶部14に記憶されている映像音声付随情
報を参照して、録画済み番組の一覧を作成し、映像音声
出力部22を通してテレビ24の画面に映像音声として
利用者に提示する。利用者は、テレビ24の画面上で再
生したい番組を選択し、リモコン26を通じて記録再生
装置10に指示を出す。操作指示処理部20は、操作指
示入力部16から番組に対する再生指示を受け取ると、
映像音声付随情報記憶部14に記憶されている映像音声
の識別子と時間帯を基に、映像音声記録部12に対し
て、該当する映像音声の再生を指示する。
【0042】また、上述した録画済みの放送番組の一覧
を表示して利用者が選択する他に、操作指示処理部20
は、映像音声出力部22を通じて番組表を表示して、利
用者は過去の番組表から視聴したい番組を選択し、その
番組が録画済みであれば再生する仕様にすることも可能
である。さらに、利用者は番組だけでなく、CMや番組
の予告編等といった、放送番組以外の映像音声について
も、同様の方法で再生することが可能である。たとえ
ば、図6(b)の映像音声付随情報では、識別子C14で
管理されているCM(以下「CM14」と呼ぶ)は、そ
の項目“属性”より、識別子P12で管理されている番組
(以下「番組12」と呼ぶ)の予告編である。CM14
を再生しているときに、利用者が本編の録画を指示した
場合、操作指示処理部20は、映像音声付随情報記憶部
14に記憶されている映像音声付随情報を参照して、識
別子P12で管理されている番組12の録画予約を実行す
る。このように、記録再生装置10は、番組の本編の視
聴を利用者に勧めることができる。
【0043】図7は、図1の本発明の実施の形態に係る
記録再生装置10によって出力される映像の一例を示す
図である。この映像は、利用者が記録再生装置10を操
作している間に、操作指示処理部20によって生成さ
れ、映像音声出力部22によってテレビ24の画面に出
力されたものである。図7では、テレビ画面40全体に
電子番組表が表示されている。電子番組表は、たとえ
ば、縦軸を放送時刻、横軸を放送局として、各番組の情
報によって占有される矩形(コラム)を並べたものであ
る。利用者は、電子番組表内で注目している番組にカー
ソル42aを配置し、カーソル42aの移動によって番
組を選択する。
【0044】なお、図7では、説明上、各表示の座標が
記入されている。テレビ画面40の大きさは、幅をw、
高さをhとする。また、原点は、画面左上とし、右下方
向が正の値となる座標系を設定する。カーソル42aの
左上の位置は、原点を基準として、右方向にcx、下方向
にcyの位置とする(以下「(cx,cy)」と記す)。また、
カーソル42aの幅と高さはそれぞれcw、chとする。
【0045】図7では、利用者が操作指示によって選択
した領域は、カーソル42aである。すなわち、利用者
は、カーソル42a内の番組3の情報に注目している。
このため、その他の番組の情報は、必ずしも表示する必
要がないものと考えられる。そこで、利用者が選択した
領域であるカーソル42aと重ならない領域に、他の情
報を表示することが可能となる。
【0046】また、一定時間(たとえば10秒間)、利
用者からの新たな操作指示がない場合、操作指示監視部
18は、利用者の操作指示が一定時間なかったことを検
出する。この場合、操作指示監視部18は、操作指示処
理部20に対して、他の情報を選択し、表示することを
要求する。操作指示処理部20は、操作指示監視部18
からの要求を受け取り、映像音声またはその他の情報を
選択して表示する。以下では、録画済みのCMが選択さ
れるとする。
【0047】操作指示処理部20は、図2のリモコン2
6のボタン34によって、操作指示を入力した利用者
(利用者1、利用者2、利用者3または利用者4)を特
定することができる。そして、操作指示処理部20に
は、各利用者の年齢、性別等があらかじめ設定されてい
るとする。たとえば、子供である利用者1からの操作指
示が入力されると、操作指示処理部20は、利用者1に
は玩具に関する情報を提示すると効果的であると判断す
る。操作指示処理部20は、映像音声付随情報記憶部1
4に対し、玩具に関するCMがあるかどうかを問い合わ
せ、たとえば、図5(b)の映像音声付随情報より、C
M1とCM4が玩具に関するCMであることを知る。
【0048】上記のように、再生可能なCMの候補が複
数存在する場合、何らかの方法で再生するCMの順番を
決定する必要がある。たとえば、利用者が視聴した回数
が少ないCMや、放送されている回数が多いCMを優先
的に再生することが可能である。ここでは、操作指示処
理部20は、図5(b)の情報に基づき、再生回数の少
ないCM1を再生するものとする。
【0049】図5(b)より、CM1は、識別子D1を持
つ映像音声の先頭から10分後(0:10:00)から30秒後
(0:10:30)に相当するものであり、操作指示処理部20
は、この映像音声の再生を映像音声記録部12に指示す
る。その結果、映像音声出力部22は、CM1の映像を
表示し、CM1の音声を出力する。
【0050】なお、映像音声記録部12に、利用者に提
示する適切な映像音声が記録されていない場合は、たと
えば、記録再生装置10が受信する、現在放送中の映像
音声を表示しても良い。
【0051】上述のように選択される、CM1の再生に
先立って、操作指示処理部20は、図7のテレビ画面4
0上でのCM1の映像の表示位置を決定しなければなら
ない。図7において、カーソル42aの表示領域は、利
用者が選択した領域なので、他の情報で隠すことはでき
ない。つまり、座標(cx,cy)と(cx+cw,cy+ch)を結ぶ直線
を対角線とする矩形(以下「(cx,cy)-(cx+cw,cy+ch)」
と記す)に重なる範囲に、他の情報を表示することはで
きない。もちろん、テレビ画面40外にも表示すること
はできない。なお、以下では、座標(A,B)と(C,D)を結ぶ
直線を対角線とする矩形を、(A,B)-(C,D)で表わすもの
とする。
【0052】この場合、操作指示処理部20は、カーソ
ル42aの表示領域に重ならないように、CMなどの映
像音声を表示する領域を決定する。ここで、CMなどの
映像音声を表示する領域の、左上の座標を(vx,vy)、幅
と高さをそれぞれvw,vhとする。そして、標準の幅と高
さをそれぞれmaxvw,maxvhとし、利用者の操作の妨げに
ならないように、これら幅と高さを最大値とする。幅と
高さの比は、常に、テレビ画面40の縦横比r(幅を高
さで割ったもの)と同じにする。つまり、vw/vh=maxvw/
maxvh=rである。
【0053】図7において、カーソル42aと重ならな
い範囲は、上述したように、2つの座標を対角線とする
矩形で表現すれば、たとえば、(0,0)-(cx,h)、(0,0)
-(w,cy)、(0,cy+ch)-(w,h)、(cx+cw,0)-(w,h)、があ
る。操作指示処理部20は、これらの中から、CM1の
再生画像を表示する矩形領域を決定する際には、次の判
断基準を用いる。
【0054】(A)縦横比がrである。
【0055】(B)CM表示を最大にできる矩形領域で
ある。
【0056】また、最大の矩形領域は、次の手順で求め
ることができる。
【0057】(1)各領域の矩形ごとに、幅をrで割っ
た値および高さの両者のうちで小さい値を算出する。
【0058】(2)上記の(1)で求められた値を、矩
形ごとに比較し、最大の値となる矩形を選択する。
【0059】たとえば、図7では、(cx+cw,0)-(w,h)の
中に、CM1の再生画面を表示すれば良いことになる。
【0060】図8に、図7のテレビ画面40にCM1の
再生画面44を表示した例を示す。図8において、w-(c
x+cw)≧maxvx、h≧maxvyであるので、(cx+cw,0)-(w,h)の
矩形領域の中に、CM1を標準の大きさで表示すること
ができる。縦方向の表示位置は選択の余地があるが、こ
こでは、テレビ画面40左上の(vx,vy)に表示するもの
とする。
【0061】このようにして、カーソル42aに重ねる
ことなく映像音声を再生し、それにより、利用者の通常
の操作を妨げることなく別の情報を提示することが可能
になる。なお、この方法は、カーソルが矩形以外の形を
取る場合には矩形の組み合わせによってカーソルの占め
る領域を近似することによって適用できる。
【0062】図7の場合、利用者は、さらに、図2のリ
モコン26の所定のボタンを押すことによって、番組3
の詳細情報を表示することができる。詳細情報とカーソ
ルは重なっていてもよいし、重ならないように配置して
も良い。重ならないように配置する場合は、図8のCM
再生画面44を配置したときに用いた方法を適用でき
る。ここでは、図9に示すように、詳細情報46を配置
する。詳細情報46の左上の表示位置は(ix,iy)、幅と
高さはiw、ihである。また、cx+cw<ix、iy<cy、cy+ch<iy+i
hとする。
【0063】図9に示すように、利用者が操作指示によ
って選択した領域は、カーソル42bが占める領域と、
詳細情報46が占める領域である。このように利用者が
選択した領域は、複数の表示を指す場合がある。利用者
は、番組3に関する詳細情報46を表示して閲覧してい
るので、その他の番組の情報は必ずしも表示する必要は
ないものと考えられる。そこで、利用者が操作指示によ
って選択した領域であるカーソル42bと詳細情報46
との両方に重ならない領域に、他の情報を表示すること
が可能である。図9では、CM1の再生画面を表示する
方法について説明する。
【0064】CM1の再生に先立って、操作指示処理部
20は、CM1の映像の表示位置を決定する。カーソル
42bと詳細情報46の表示領域は利用者が選択した領
域なので、他の情報で隠してはならない。つまり、(cx,
cy)-(cx+cw,cy+ch)または(ix,iy)-(ix+iw,iy+ih)に重な
る範囲に他の情報を表示することはできない。このた
め、操作指示処理部20は、カーソル42bと詳細情報
46の表示に重ならない位置を算出する。図9の場合、
この条件を満たす領域は、たとえば、(0,0)-(ix,cy)、
(0,0)-(w,iy)、(0,0)-(cx,h)、(0,cy+ch)-(ix,h)、
(0,iy+ih)-(w,h)、(cx+cw,0)-(ix,h)、(ix+iw,0)-
(w,h)、がある。この中で、CM1の再生画像を最大にで
きる矩形領域は、(ix+iw,0)-(w,h)である。
【0065】図10に、図9のテレビ画面40にCM1
の再生画面48を表示した例を示す。操作指示処理部2
0は、矩形(ix+iw)-(w,h)の中にCM1の再生画面48
を表示する。ここでは、w-(ix+iw)≧maxvx、h≧maxvyで
あるので、CM1は最大の大きさで表示することができ
る。縦方向の表示位置は選択の余地が残されているが、
ここでは、画面左上の座標が(vx,vy)となる位置に表示
する。
【0066】このようにして、カーソル42bおよび番
組の詳細情報46の表示に重なることなく映像音声を再
生し、利用者の通常の操作を妨げることなく別の情報を
提示することが可能になる。
【0067】次に、図10のテレビ画面40上で、利用
者が、カーソル42bを下に移動させ、別の番組を選択
した場合について説明する。図11に、図10のカーソ
ル42bがカーソル42cの位置に移動した状態を示
す。図11のテレビ画面40において、cx+cw<ix、iy<c
y、cy+ch<iy+ihとする。そのとき、番組4に関する詳細
情報50を、図10の番組3に関する詳細情報46があ
った位置と同じ位置に表示するものとする。カーソルの
表示位置が変更されたので、操作指示処理部20は、C
M1の再生画面48が、利用者が操作指示によって選択
した領域であるカーソル42cおよび詳細情報50の表
示と重なったかどうかを調べる。ここでは重なっていな
いので、CM1の表示画面48を移動する必要はない。
【0068】CM1の再生が終了したら他の映像音声を
続けて再生することが可能である。ここでは先の手順で
選択したCM4を再生するものとする。そして、利用者
が、カーソル42cを右に移動して、さらに別の番組を
選択した場合について説明する。図12に、図11のカ
ーソル42cがカーソル42dの位置に移動した状態を
示す。図12のテレビ画面40において、番組5の詳細
情報52は、カーソル42dの左側に表示するものとす
る。また、ix+iw<cx、iy<cy、iy+ih<cy+chとする。
【0069】利用者が操作指示によって選択した領域
は、カーソル42dと詳細情報52である。したがっ
て、操作指示処理部20は、利用者が操作指示によって
選択した領域であるカーソル42dに、CM4の再生画
面48が重なったことを検出する。そこで、操作指示処
理部20は、カーソル42dと詳細情報52の表示に重
ならない位置を算出する。図12において、この条件を
満たす矩形領域は、たとえば、(0,0)-(ix,h)、(0,iy
+ih)-(cx,h)、(0,cy+ch)-(w,h)、(0,0)-(w,iy)、(ix
+iw,0)-(cx,h)、(ix+iw,0)-(w,cy)、(cx+cw,0)-(w,
h)、である。この中で、再生画面48を最大にできる矩
形は、(ix+iw,0)-(w,cy)である。しかし、図11の場合
と同じ標準の大きさmaxvx,maxvyで表示した場合、図1
2に示すように、再生画面48は、カーソル42dと重
なってしまう。また、図11と同じ標準の大きさでは、
カーソル42dおよび詳細情報52に重ならない領域に
CM4の再生画面48を表示できる配置は存在しない。
そこで、このような場合には、操作指示処理部20は、
カーソル42dとその詳細情報52の表示領域に重なら
ない範囲に、CM4の再生画面48を、縮小して、表示
する。具体的には、縮小された再生画面48は、高さvh
はcyに、幅vwはcyとrの積にする。横方向の表示位置は
選択可能であるが、再生画面48は前回の表示位置から
大きく移動しないことが望ましい。なぜならば、利用者
は前に選択した番組にカーソルを戻すことがあり、その
場合は画面表示も元に戻すことができるからである。こ
の結果、CM4の再生画面48の表示位置は、たとえ
ば、図13の再生画面54のようにすれば良い。なお、
図13において、破線の矩形48aは、縮小前のCM4
の再生画面である。
【0070】次に、図13のテレビ画面40上で、利用
者が、カーソル42dを上に移動させ、別の番組を選択
した場合について説明する。図14に、図13のカーソ
ル42dがカーソル42eの位置に移動した状態を示
す。図14のテレビ画面40において、ix+iw<cx,iy<c
y,cy+ch<iy+ihとする。利用者が操作指示によって選択
した領域は、カーソル42eと詳細情報56である。
【0071】図14の場合、操作指示処理部20は、カ
ーソル42eに、CM4の再生画面54が重なったこと
を検出する。前述の方法により、(ix+iw,cy+ch)-(w,h)
が再生画面54を最大に表示できる矩形であることが求
まる。そこで、図14の再生画面54を図15の再生画
面58の位置に移動する。また、この位置では、再生画
面58の大きさは標準の大きさmaxvw,maxvhに拡大する
ことが可能なので、大きさを変更する。また、表示位置
は前回と右端を合わせて移動を少なくする。
【0072】テレビ画面にはCMだけでなく、CMの詳
細情報を表示したり、CMとCM詳細情報を同時に表示
することが可能である。その場合にも同様の方法を用い
て、利用者の操作指示によって選択した領域に重ならな
いように配置することが可能である。たとえば図16で
示す通り、テレビ画面40上に、CM詳細情報60を配
置することが可能である。
【0073】図17は、本発明の実施の形態に係る、C
Mの再生画面や詳細情報を配置する方法の処理手順を示
すフローチャートである。
【0074】本発明の実施の形態では、CMを表示でき
ない領域として、電子番組表のカーソルと番組の詳細情
報表示を用いたが、その他の表示にも同様の方法を適用
可能である。たとえば、利用者が操作一覧を画面上にポ
ップアップ表示した場合に、CMの表示画面をポップア
ップと重ならない領域に移動することも可能である。そ
れにより、利用者の操作性を損なわずにCMの再生画面
や詳細情報を表示することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、利用者からの操作指示
が一定時間入力されない場合に、利用者によって選択さ
れた領域以外に、他の映像音声等を表示することができ
る。このため、利用者の操作性を損なうことなく、特定
の情報を利用者に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のリモコンの外観を示す模式図である。
【図3】図1のテレビ画面の内容の一例を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る記録再生装置の他の
構成を示すブロック図である。
【図5】図1の映像音声付随情報記憶部に記憶される映
像音声付随情報の内容を示す説明図である。
【図6】図1の映像音声付随情報記憶部に記憶される映
像音声付随情報の他の内容を示す説明図である。
【図7】図1の記録再生装置によって出力される映像の
一例を示す説明図である。
【図8】図1の記録再生装置によって出力される映像の
一例を示す説明図である。
【図9】図1の記録再生装置によって出力される映像の
一例を示す説明図である。
【図10】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図11】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図12】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図13】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図14】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図15】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図16】図1の記録再生装置によって出力される映像
の一例を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る記録再生装置によ
って実行される映像の配置方法の処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 記録再生装置 12 映像音声記録部 14 映像音声付随情報記憶部 16 操作指示入力部 18 操作指示監視部 20 操作指示処理部 22 映像音声出力部 24 テレビ 26 リモコン 28 受信部 30 ネットワーク 32 アンテナ 34,36 ボタン 38,40 テレビ画面 42 カーソル 44,48,54,58 再生画面 46,50,52,56,60 詳細情報 381,382,383 表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敏哉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 磯部 庄三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 夏堀 重靖 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 天野 真家 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5C023 AA02 AA11 AA15 AA18 AA34 AA38 BA11 BA16 CA03 CA04 CA06 DA04 DA08 EA03 5C025 AA30 BA14 BA27 BA28 CA09 CB08 CB10 DA05 5C053 FA14 FA20 FA23 FA27 GA11 GB06 GB11 GB38 HA29 JA01 JA16 JA21 KA04 KA21 KA24 LA06 LA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1の映像音声を格納し、再生可
    能な第1の格納部と、 前記第1の格納部内の第1の映像音声に関する付随情報
    を格納する第2の格納部と、 利用者からの各種の操作指示を入力する入力部と、 前記第2の格納部内の映像音声付随情報から第2の映像
    音声を生成し、かつ、前記第1の格納部に前記第1の映
    像音声の再生を要求する処理部と、 前記入力部への操作指示の有無を監視し、先の操作指示
    の入力から一定時間経過後、次の操作指示の入力がない
    場合、前記処理部に前記第1の映像音声の再生を要求す
    る監視部と、 前記第1の格納部によって再生される前記第1の映像音
    声と前記処理部によって生成される前記第2の映像音声
    とを合成し、該合成された映像音声信号を出力する出力
    部とを有し、前記処理部は、前記監視部から前記第1の
    映像音声の再生要求を受け取った場合、前記映像音声付
    随情報を参照することによって選択した前記第1の映像
    音声の再生を、前記第1の格納部に要求する、ことを特
    徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の映像音声は、放送番組の一部
    の映像音声である、ことを特徴とする請求項1に記載の
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部は、前記映像音声付随情報か
    ら前記第1の映像音声に関する電子番組表を生成し、該
    電子番組表を前記利用者に提供する、ことを特徴とする
    請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部は、前記第1の映像音声の選
    択に代えて、前記映像音声付随情報から生成される前記
    第2の映像音声を選択し、該選択された第2の映像音声
    を前記出力部に渡す、ことを特徴とする請求項1に記載
    の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記処理部は、前記第1の映像音声の選
    択に加えて、さらに、前記映像音声付随情報から生成さ
    れる前記第2の映像音声も選択し、該選択された第1お
    よび第2の映像音声を前記出力部に渡す、ことを特徴と
    する請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録再生装置は、さらに、前記記録
    再生装置の外部から供給される第3の映像音声を受信す
    る受信部を有し、 前記処理部は、前記第1の映像音声の選択に代えて、前
    記第3の映像音声を前記出力部に渡す、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記処理部は、前記第1の映像音声の選
    択の際、前記第1の映像音声それぞれの再生回数および
    前記利用者の属性のいずれかを基準とする、ことを特徴
    とする請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記利用者の属性は、年齢、性別、職
    業、国籍、生年月日および住所のうちのいずれかを少な
    くとも含む、ことを特徴とする請求項7に記載の記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録再生装置は、さらに、前記出力
    部によって出力される前記映像音声信号を表示する表示
    領域を備えた表示装置を有し、 前記処理部は、前記処理部から前記出力部に渡される前
    記第1乃至第3の映像音声を表示する第1の領域を、前
    記利用者からの操作指示によって選択される少なくとも
    1つの第2の領域と、互いに重ならないように配置す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至6に記載の記録再生
    装置。
  10. 【請求項10】 前記処理部は、前記第1の領域を前記
    第2の領域と重ならないように配置することができない
    場合、前記第1の領域を縮小化する、ことを特徴とする
    請求項9に記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記処理部は、前記第2の領域の移動
    によって、前記第1および第2の領域が重なった場合、
    前記第1の領域の再配置または縮小化を実行する、こと
    を特徴とする請求項9または10に記載の記録再生装
    置。
JP2000255428A 2000-08-25 2000-08-25 記録再生装置 Pending JP2002077812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255428A JP2002077812A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255428A JP2002077812A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002077812A true JP2002077812A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18744216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000255428A Pending JP2002077812A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002077812A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295463A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Sharp Corp 電子番組表作成装置、方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007299476A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 番組再生装置及び番組再生方法
JP2010239506A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> データ放送受信装置およびデータ放送受信プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295463A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Sharp Corp 電子番組表作成装置、方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007299476A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 番組再生装置及び番組再生方法
JP2010239506A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> データ放送受信装置およびデータ放送受信プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100584772B1 (ko) 방송방법 및 방송 수신장치
US20180288469A1 (en) Apparatus and method for providing information in conjunction with media content
JP2004056462A (ja) 映像検索支援方法及び映像検索支援装置、並びに放送受信装置
JP2007266800A (ja) 情報再生装置
JP6152592B1 (ja) 映像受信装置および映像表示方法
JP2002112238A (ja) テレビcm画像を含む番組の放送方法、及び、テレビcm画像タイプ切換え装置
JP2001251565A (ja) 受信装置及び受信装置の情報再生方法、並びに、電子機器及び電子機器の情報再生方法
JP4162014B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP2002077812A (ja) 記録再生装置
JP2009152927A (ja) コンテンツの再生方法および再生システム
JP2008042333A (ja) 映像再生方法及び装置
US20070083893A1 (en) Display apparatus and control method thereof
JPH08115586A (ja) 画像情報表示方法
JP2006319553A (ja) 画像音声出力装置
JPH11205771A (ja) デジタル放送受信機における番組提示システム
JP5235471B2 (ja) 映像受信装置とその制御方法
JP2002290891A (ja) ディジタル放送記録再生装置及びディジタル放送システム
JP2001211407A (ja) 画像再生装置及びプログラム記録媒体
JP2022000979A (ja) 記録再生装置
JP2006190426A (ja) 番組タイトル表示部付記録再生装置
KR101306727B1 (ko) 방송 단말기 및 방송 단말기의 데이터 객체 표시 방법
JP4244031B2 (ja) デジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法
JP4210195B2 (ja) Avシステム
JP2002344893A (ja) ディジタル放送送信装置並びに受信装置
JP2001346188A (ja) デジタル放送用のデータ放送最適視聴提供装置及びデータ放送最適視聴提供機能を搭載したデジタルテレビジョン並びにデータ放送最適視聴のためのプログラムを記憶した記憶媒体