JPH09233676A - 電力系統保護制御装置 - Google Patents
電力系統保護制御装置Info
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- JPH09233676A JPH09233676A JP8042434A JP4243496A JPH09233676A JP H09233676 A JPH09233676 A JP H09233676A JP 8042434 A JP8042434 A JP 8042434A JP 4243496 A JP4243496 A JP 4243496A JP H09233676 A JPH09233676 A JP H09233676A
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- Japan
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- control device
- protection control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、フラットディスプレイ部のよ
うなヒューマンインターフェイスを各装置で共通で信用
できるようにし、コスト低減を図るとともに、装置とヒ
ューマンインターフェイス部に障害が発生した場合でも
状況を適確に把握できるようにすることである。 【解決手段】ユニット203とHI202間を通信線2
05で接続し、この間で画面の詳細情報及び操作内容の
受け渡しを行ってHI202を各装置で共通に使用でき
るようにする。また第1,第2のメモリを備え、通信異
常が起きた場合は前回のデータを基本として、再入力動
作を行うようにする。 【効果】ヒューマンインターフェイスを装置の種別に関
係なく共用化できるため、コスト低減の効果が図れると
共に、装置が誤った運用されない効果がある。
うなヒューマンインターフェイスを各装置で共通で信用
できるようにし、コスト低減を図るとともに、装置とヒ
ューマンインターフェイス部に障害が発生した場合でも
状況を適確に把握できるようにすることである。 【解決手段】ユニット203とHI202間を通信線2
05で接続し、この間で画面の詳細情報及び操作内容の
受け渡しを行ってHI202を各装置で共通に使用でき
るようにする。また第1,第2のメモリを備え、通信異
常が起きた場合は前回のデータを基本として、再入力動
作を行うようにする。 【効果】ヒューマンインターフェイスを装置の種別に関
係なく共用化できるため、コスト低減の効果が図れると
共に、装置が誤った運用されない効果がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の保護・
制御する保護制御装置に係り、特に通信手段を介して外
部の機器より保護制御情報を入力することを特徴とする
保護制御装置に関する。
制御する保護制御装置に係り、特に通信手段を介して外
部の機器より保護制御情報を入力することを特徴とする
保護制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は電気協同研究第50巻第1号第5
章に示すように整定表示操作部が装置に実装されてお
り、近年この整定表示操作部が、運用保守性の向上目的
からフラットディスプレイ化されつつある。
章に示すように整定表示操作部が装置に実装されてお
り、近年この整定表示操作部が、運用保守性の向上目的
からフラットディスプレイ化されつつある。
【0003】フラットディスプレイ化した場合、今まで
装置固有であった表示等が、ソフトウェアを替えること
によって対応できるため、装置のコスト低減の観点か
ら、このフラットディスプレイを各装置で共用できない
かとのニーズが出てきている。また、近年電気所が、用
地確保面から交通の便の悪い所に設置される傾向があ
り、装置の運用保守を遠隔で行いたいニーズもある。
装置固有であった表示等が、ソフトウェアを替えること
によって対応できるため、装置のコスト低減の観点か
ら、このフラットディスプレイを各装置で共用できない
かとのニーズが出てきている。また、近年電気所が、用
地確保面から交通の便の悪い所に設置される傾向があ
り、装置の運用保守を遠隔で行いたいニーズもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、画
面の表示形態を各装置毎に統一しコスト低減を図ってい
るが、フラットディスプレイそのものを各装置共通で使
用する点までは考慮されておらず、フラットディスプレ
イ部のコスト低減が図れない問題があった。また、フラ
ットディスプレイ部が装置に実装された形態であり、そ
の場で操作内容の確認ができるため、遠隔から操作した
場合の障害発生時の対応について考慮されておらず、装
置の運転状況が遠隔から把握できない問題もあった。
面の表示形態を各装置毎に統一しコスト低減を図ってい
るが、フラットディスプレイそのものを各装置共通で使
用する点までは考慮されておらず、フラットディスプレ
イ部のコスト低減が図れない問題があった。また、フラ
ットディスプレイ部が装置に実装された形態であり、そ
の場で操作内容の確認ができるため、遠隔から操作した
場合の障害発生時の対応について考慮されておらず、装
置の運転状況が遠隔から把握できない問題もあった。
【0005】本発明の目的は、フラットディスプレイ部
を各装置で共通で使用できるようにし、コスト低減を図
るとともに、このフラットディスプレイ部を遠隔におい
た場合でも、障害発生時の装置の運転状況を把握できる
ようにすることである。
を各装置で共通で使用できるようにし、コスト低減を図
るとともに、このフラットディスプレイ部を遠隔におい
た場合でも、障害発生時の装置の運転状況を把握できる
ようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は保護制御装置とフラットディスプレイ部
(以下ヒューマンインターフェイス:HIと略す)間を
通信手段で接続し、この間のデータのやりとりを行うこ
とで、各保護制御装置に対して共通に使用できるHIか
ら制御情報を入力できるようにする。
に、本発明は保護制御装置とフラットディスプレイ部
(以下ヒューマンインターフェイス:HIと略す)間を
通信手段で接続し、この間のデータのやりとりを行うこ
とで、各保護制御装置に対して共通に使用できるHIか
ら制御情報を入力できるようにする。
【0007】また、通信手段に具備されている異常検出
機能を用い、この検出機能からの情報と、保護制御装置
の処理結果を警報出力手段によって、装置外部に出力す
ることにより、遠隔から保護制御装置の運転状況を把握
できるようにする。
機能を用い、この検出機能からの情報と、保護制御装置
の処理結果を警報出力手段によって、装置外部に出力す
ることにより、遠隔から保護制御装置の運転状況を把握
できるようにする。
【0008】また、保護制御ユニットに第1,第2のメ
モリを設け、通信手段に異常が発生した場合に、第2の
メモリの情報を第1のメモリへ伝送すると共に外部に障
害発生を知らせることを特徴としたものである。
モリを設け、通信手段に異常が発生した場合に、第2の
メモリの情報を第1のメモリへ伝送すると共に外部に障
害発生を知らせることを特徴としたものである。
【0009】さらに、通信手段の異常発生の情報をHI
より出力するようにしたものである。
より出力するようにしたものである。
【0010】上述の手段によって、保護制御装置からH
Iへインターフェイスに必要な画面情報を送ることがで
き、また、HIから保護制御装置へ操作内容を送ること
ができるため、各装置固有の画面情報を保護制御装置側
にもっておけば、HIを各装置共通に使用することがで
きる。
Iへインターフェイスに必要な画面情報を送ることがで
き、また、HIから保護制御装置へ操作内容を送ること
ができるため、各装置固有の画面情報を保護制御装置側
にもっておけば、HIを各装置共通に使用することがで
きる。
【0011】さらに、警報出力手段によって保護制御装
置の運転状況を外部に知らせることができるため、遠隔
からでも状況判断ができる。
置の運転状況を外部に知らせることができるため、遠隔
からでも状況判断ができる。
【0012】また、バックアップ用のメモリを備えるこ
とにより、通信異常が起きた場合でも、外部に情報入力
の異常を伝達すると共に、情報入力を独立して再度行う
ことが可能になる。
とにより、通信異常が起きた場合でも、外部に情報入力
の異常を伝達すると共に、情報入力を独立して再度行う
ことが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1を用いて
説明する。
説明する。
【0014】201は本発明の一実施例を適用する保護
制御装置、202は保護制御装置と人間系のインターフ
ェイス(以下HI)たとえば、パーソナルコンピュータ
や、専用の可搬型のツール等である。203は保護制御
装置201の主要構成要素であるマイクロコンピュータ
等が実装されているユニットであり、ユニット203内
のマイクロコンピュータ等をソフトウェア,ハードウェ
アで動作させ保護制御に必要な動作をさせる。ユニット
203は、HI202とのインターフェイス部204が
設けられ、通信線205でHI202と接続される。本
実施例では、HI202とユニット203を通信線20
5で直接接続しているが、通信線205のかわりの通信手
段、たとえば、無線通信,光通信等を用い、HI202
を遠隔においても同じである。また通信手段は1:1だ
けではなく1:N,N:Nであっても同様に構成するこ
とが可能である。
制御装置、202は保護制御装置と人間系のインターフ
ェイス(以下HI)たとえば、パーソナルコンピュータ
や、専用の可搬型のツール等である。203は保護制御
装置201の主要構成要素であるマイクロコンピュータ
等が実装されているユニットであり、ユニット203内
のマイクロコンピュータ等をソフトウェア,ハードウェ
アで動作させ保護制御に必要な動作をさせる。ユニット
203は、HI202とのインターフェイス部204が
設けられ、通信線205でHI202と接続される。本
実施例では、HI202とユニット203を通信線20
5で直接接続しているが、通信線205のかわりの通信手
段、たとえば、無線通信,光通信等を用い、HI202
を遠隔においても同じである。また通信手段は1:1だ
けではなく1:N,N:Nであっても同様に構成するこ
とが可能である。
【0015】図1のような構成にすることによって、H
I202とユニット203間で各種データの受け渡しを
行い、従来保護制御装置201が設置されている所まで
出向いて行っていた整定等の運用保守操作が、遠隔で行
えるようになる。このため、交通手段等が不便な箇所に
設置された保護制御装置201の運用保守操作が、人の
行きやすい所で実施でき、運用保守性の向上が図れる効
果がある。
I202とユニット203間で各種データの受け渡しを
行い、従来保護制御装置201が設置されている所まで
出向いて行っていた整定等の運用保守操作が、遠隔で行
えるようになる。このため、交通手段等が不便な箇所に
設置された保護制御装置201の運用保守操作が、人の
行きやすい所で実施でき、運用保守性の向上が図れる効
果がある。
【0016】次に図2を用いて、本発明の一実施例の動
作の詳細を説明する。説明をわかりやすくするため、図
2は図1のユニット203,HI202,インターフェ
イス部204及び通信線205を抜き出して表現してい
る。また、ユニット203とHI202間のデータの受
け渡しをわかりやすく表現するため、ユニット203か
らHI202への下りデータ206,HI202からユ
ニット203への上りデータ207を図2中に概念図で
表現している。当然下りデータ206、及び上りデータ
207には、通信に必要なプロトコルを含んでいる。ま
た、HI202の画面上には、保護制御装置201の運
用保守上必要なスイッチ209及びそのスイッチの名称
209、そのスイッチが表す情報の状態を示す表示21
0が表示されている。これらスイッチ及び表示は運用保
守形態にあわせさまざまな組合せができるが、本実施例
の説明をわかりやすくするため、図2に示す形態で表示
されていたものとする。HI202のスイッチ208
が、マウス等により選択されるとこのスイッチ情報が上
りデータ207としてユニット203へ送られる。ユニ
ット203では、このスイッチ情報から、どのスイッチ
が押されたか認識できるため、必要に応じ整定操作モー
ド等にきりかえるとともに、画面情報を下りデータ20
6でHI202へ送る。HI202では、この画面情報
を受け取ると、表示210の点灯,消灯,名称209の
書きかえの判断ができるため、必要に応じ画面上の文字
の書きかえを行う。また、画面が複数ページあるとき
は、やはり前述の画面情報からどのページを表示するの
かわかるため、必要に応じページのきりかえを行う。こ
れらインターフェイス情報の入出力のやり方は、以下の
2種類いずれでも、上りデータ207、及び下りデータ
206にのせる情報を必要に応じかえてやれば実現でき
る。
作の詳細を説明する。説明をわかりやすくするため、図
2は図1のユニット203,HI202,インターフェ
イス部204及び通信線205を抜き出して表現してい
る。また、ユニット203とHI202間のデータの受
け渡しをわかりやすく表現するため、ユニット203か
らHI202への下りデータ206,HI202からユ
ニット203への上りデータ207を図2中に概念図で
表現している。当然下りデータ206、及び上りデータ
207には、通信に必要なプロトコルを含んでいる。ま
た、HI202の画面上には、保護制御装置201の運
用保守上必要なスイッチ209及びそのスイッチの名称
209、そのスイッチが表す情報の状態を示す表示21
0が表示されている。これらスイッチ及び表示は運用保
守形態にあわせさまざまな組合せができるが、本実施例
の説明をわかりやすくするため、図2に示す形態で表示
されていたものとする。HI202のスイッチ208
が、マウス等により選択されるとこのスイッチ情報が上
りデータ207としてユニット203へ送られる。ユニ
ット203では、このスイッチ情報から、どのスイッチ
が押されたか認識できるため、必要に応じ整定操作モー
ド等にきりかえるとともに、画面情報を下りデータ20
6でHI202へ送る。HI202では、この画面情報
を受け取ると、表示210の点灯,消灯,名称209の
書きかえの判断ができるため、必要に応じ画面上の文字
の書きかえを行う。また、画面が複数ページあるとき
は、やはり前述の画面情報からどのページを表示するの
かわかるため、必要に応じページのきりかえを行う。こ
れらインターフェイス情報の入出力のやり方は、以下の
2種類いずれでも、上りデータ207、及び下りデータ
206にのせる情報を必要に応じかえてやれば実現でき
る。
【0017】(インターフェイス手段1)ユニット20
3側に、詳細画面情報を持ち、HI202側には、基本
画面情報をもたせ、操作の毎にユニット203側から詳
細画面情報をHI202に受けわたす。たとえば、ユニ
ット203からHI202 へ、名称209及び表示210の
点灯消灯の他にスイッチ208,表示210のHI20
2上での表示位置情報をわたす。この方式の場合、現在
どのページを表示しているかはユニット203側でわか
るため、HI202からユニット203への上りデータ
207には、押されたスイッチの座標情報を乗せてやれ
ば、ユニット203側で必要な情報を認識できる。本イ
ンターフェイス方式の場合、その都度詳細画面情報をH
I202側にわたすため、HI202側であらかじめ記
憶しておく画面情報が少なくでき、HI202側の記憶
手段を効率よく使える効果がある。
3側に、詳細画面情報を持ち、HI202側には、基本
画面情報をもたせ、操作の毎にユニット203側から詳
細画面情報をHI202に受けわたす。たとえば、ユニ
ット203からHI202 へ、名称209及び表示210の
点灯消灯の他にスイッチ208,表示210のHI20
2上での表示位置情報をわたす。この方式の場合、現在
どのページを表示しているかはユニット203側でわか
るため、HI202からユニット203への上りデータ
207には、押されたスイッチの座標情報を乗せてやれ
ば、ユニット203側で必要な情報を認識できる。本イ
ンターフェイス方式の場合、その都度詳細画面情報をH
I202側にわたすため、HI202側であらかじめ記
憶しておく画面情報が少なくでき、HI202側の記憶
手段を効率よく使える効果がある。
【0018】(インターフェイス手段2)ユニット20
3側に、詳細画面情報を持ち、HI202接続時に、こ
の詳細画面情報をHI202側に全て転送する。その後
は、ユニット203からHI202へは名称209、及
び表示210の情報をわたす。この方式の場合も、ユニ
ット203側では現在どのページを表示しているかわか
るため、HI202からユニット203への上りデータ
207には押されたスイッチの座標情報をのせてやれば
よい。本インターフェイスの場合、画面詳細情報をあら
かじめHI202に受け渡しておくため、それ以降の下
りデータ206の情報量が少なくでき、高速に操作がで
きる効果がある。
3側に、詳細画面情報を持ち、HI202接続時に、こ
の詳細画面情報をHI202側に全て転送する。その後
は、ユニット203からHI202へは名称209、及
び表示210の情報をわたす。この方式の場合も、ユニ
ット203側では現在どのページを表示しているかわか
るため、HI202からユニット203への上りデータ
207には押されたスイッチの座標情報をのせてやれば
よい。本インターフェイスの場合、画面詳細情報をあら
かじめHI202に受け渡しておくため、それ以降の下
りデータ206の情報量が少なくでき、高速に操作がで
きる効果がある。
【0019】以上インターフェイス1及びインターフェ
イス2共にユニット203に画面詳細情報をもたせるた
め、HI202には、各装置の共通部のみもたせておけ
ばよく、HI202側の実装ソフトウェアをその都度変
更しなくてもより効果がある。
イス2共にユニット203に画面詳細情報をもたせるた
め、HI202には、各装置の共通部のみもたせておけ
ばよく、HI202側の実装ソフトウェアをその都度変
更しなくてもより効果がある。
【0020】次に本発明の一実施例のユニット203及
びHI202間に障害が発生した場合の対応について図
3を用いて説明する。
びHI202間に障害が発生した場合の対応について図
3を用いて説明する。
【0021】図3は整定操作中に障害が発生した場合の
処理フローを示したものである。ユニット203とHI
202間の障害の検出は、キャリア断や、同期はずれ等
の通信手段の障害検出手段によって検出される。また、
常時、監視用データをユニット203とHI202間で
やりとりしてもよい。この監視用データが一定時間こな
くなったことでも障害検出は可能である。ユニット20
3とHI202間に障害が発生すると、図3の異常有信
号103が出力される。
処理フローを示したものである。ユニット203とHI
202間の障害の検出は、キャリア断や、同期はずれ等
の通信手段の障害検出手段によって検出される。また、
常時、監視用データをユニット203とHI202間で
やりとりしてもよい。この監視用データが一定時間こな
くなったことでも障害検出は可能である。ユニット20
3とHI202間に障害が発生すると、図3の異常有信
号103が出力される。
【0022】図3において、メモリA112及びメモリ
B113は整定値,設定値等を記憶する手段である。H
I202の上で新整定値101が入力され書き込み10
2の操作が行われるとADN105の条件が成立するため、処
理ライン116からメモリ112に新整定値101が書
き込まれる。HI202から一連の整定値,設定値の入
力が終了して、運用を行うことを示す運用開始信号10
4の操作が行われるとAND108の条件が成立するため、処
理ライン117からメモリA112の内容が処理114
に送られる。処理114では、メモリA112に記憶さ
れている整定値の合理性に問題ないか否かチェック後、
正常であれば、処理ライン118からメモリB113へ
整定値が転送され、それ以降演算処理121で新整定値
が使用される。処理114でエラーがあった場合、HI
202にその旨打ちかえし、再度整定値を入れなおすこ
とになる。しかし、図3では説明をわかりやすくするた
め、この部分の処理を省略してある。
B113は整定値,設定値等を記憶する手段である。H
I202の上で新整定値101が入力され書き込み10
2の操作が行われるとADN105の条件が成立するため、処
理ライン116からメモリ112に新整定値101が書
き込まれる。HI202から一連の整定値,設定値の入
力が終了して、運用を行うことを示す運用開始信号10
4の操作が行われるとAND108の条件が成立するため、処
理ライン117からメモリA112の内容が処理114
に送られる。処理114では、メモリA112に記憶さ
れている整定値の合理性に問題ないか否かチェック後、
正常であれば、処理ライン118からメモリB113へ
整定値が転送され、それ以降演算処理121で新整定値
が使用される。処理114でエラーがあった場合、HI
202にその旨打ちかえし、再度整定値を入れなおすこ
とになる。しかし、図3では説明をわかりやすくするた
め、この部分の処理を省略してある。
【0023】次にユニット203とHI202間に障害
が発生した場合の処理の詳細を以下の2つのケースに分
けて説明する。
が発生した場合の処理の詳細を以下の2つのケースに分
けて説明する。
【0024】(ケース1:運用開始104操作前の場
合)運用開始104操作前の場合、新整定値はメモリA
112に記憶済である。運用開始104の操作前である
ため、インバータ111の出力は「1」となりOR11
0の出力は「1」となる。この状態で異常有103がく
ると、AND106の条件が成立し、AND106の出力は「1」と
なる。このため、AND107の条件も成立するため、メモリ
B113の内容が処理ライン119からAND107経由、処
理ライン120を介してメモリA112に書き込まれる
とともに、警報表示115を出力する。このようにする
ことによって、既に人間系が確認済の整定値にもどすこ
とができるため、不要な監視異常を検出させない効果が
ある。また、整定値をもとの状態にもどっていることが
警報表示115によってわかるため、整定値が新しくな
っていないのになったという誤った判断を防止できる効
果もある。尚、警報表示115の出力は、HI202の
盤面への点灯,外部への接点出力,通信手段への出力
等、また、保護制御装置201が有する制御パネル等に
必要に応じた方法で出力できることはいうまでもない。
合)運用開始104操作前の場合、新整定値はメモリA
112に記憶済である。運用開始104の操作前である
ため、インバータ111の出力は「1」となりOR11
0の出力は「1」となる。この状態で異常有103がく
ると、AND106の条件が成立し、AND106の出力は「1」と
なる。このため、AND107の条件も成立するため、メモリ
B113の内容が処理ライン119からAND107経由、処
理ライン120を介してメモリA112に書き込まれる
とともに、警報表示115を出力する。このようにする
ことによって、既に人間系が確認済の整定値にもどすこ
とができるため、不要な監視異常を検出させない効果が
ある。また、整定値をもとの状態にもどっていることが
警報表示115によってわかるため、整定値が新しくな
っていないのになったという誤った判断を防止できる効
果もある。尚、警報表示115の出力は、HI202の
盤面への点灯,外部への接点出力,通信手段への出力
等、また、保護制御装置201が有する制御パネル等に
必要に応じた方法で出力できることはいうまでもない。
【0025】(ケース2:運用開始104操作後の場
合)運用操作104の操作後、異常有103が発生した
場合、処理114の判断結果が正常であれば、人間系
が、新整定値を使用する意志表示として運用開始104の
操作を行っているので新整定値を演算処理112に使用
しても問題ない。
合)運用操作104の操作後、異常有103が発生した
場合、処理114の判断結果が正常であれば、人間系
が、新整定値を使用する意志表示として運用開始104の
操作を行っているので新整定値を演算処理112に使用
しても問題ない。
【0026】しかし、処理114の判断結果がエラー有
の場合、新整定値はそのまま使用できないため、以下の
手順でケース1と同様に整定値をもどす。すなわち、処
理114の判断結果がエラー有の場合、AND109の条件が
成立し、AND109の出力が「1」となる。このためOR1
10及びAND106の条件が成立するため、上述したケース
1と全く同一の回路処理で、メモリA112にメモリB
113の内容が書き込まれかつ、警報115が出力され
る。本ケースの場合も、ケース1と全く同一の効果があ
る。
の場合、新整定値はそのまま使用できないため、以下の
手順でケース1と同様に整定値をもどす。すなわち、処
理114の判断結果がエラー有の場合、AND109の条件が
成立し、AND109の出力が「1」となる。このためOR1
10及びAND106の条件が成立するため、上述したケース
1と全く同一の回路処理で、メモリA112にメモリB
113の内容が書き込まれかつ、警報115が出力され
る。本ケースの場合も、ケース1と全く同一の効果があ
る。
【0027】以上の実施例では、いずれの場合もメモリ
A112の内容をメモリB113に記憶されている内容
にもどす方法を説明したが、処理ライン120をなくせ
ば、障害発生時、メモリA112の内容を新整定値10
のままとし、外部に警報表示115のみ出力させること
もできる。
A112の内容をメモリB113に記憶されている内容
にもどす方法を説明したが、処理ライン120をなくせ
ば、障害発生時、メモリA112の内容を新整定値10
のままとし、外部に警報表示115のみ出力させること
もできる。
【0028】さらに、処理ライン120及び警報表示1
15をなくせば、メモリA112の内容を新整定値10
1のままとし、メモリAとメモリBの不一致を検出し
て、外部に警報出力を行うように構成することも可能で
ある。
15をなくせば、メモリA112の内容を新整定値10
1のままとし、メモリAとメモリBの不一致を検出し
て、外部に警報出力を行うように構成することも可能で
ある。
【0029】本実施例では、整定部に着目して説明した
が、異常有103の信号をもちいて、試験制御設定,強
制制御設定等の設定内容を、前記と同様の手段でもどす
こともでき、また、設定内容を初期化するといったよう
な別な手段で初期状態にもどせることはいうまでもな
い。また、ユニット203に詳細画面情報があるため、
画面制御の処理を異常有103によって初期状態にもど
せることも可能である。
が、異常有103の信号をもちいて、試験制御設定,強
制制御設定等の設定内容を、前記と同様の手段でもどす
こともでき、また、設定内容を初期化するといったよう
な別な手段で初期状態にもどせることはいうまでもな
い。また、ユニット203に詳細画面情報があるため、
画面制御の処理を異常有103によって初期状態にもど
せることも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果があ
る。
る。
【0031】(1)ヒューマンインターフェイスを、装置
の種別に関係なく共用化できるため、ヒューマンインタ
ーフェイスにかかるコストを低減できる効果がある。
の種別に関係なく共用化できるため、ヒューマンインタ
ーフェイスにかかるコストを低減できる効果がある。
【0032】(2)装置とヒューマンインターフェイス間
に障害が発生した場合、整定値が新しいほうか、いまま
で使用していたほうかの区別がつくため、装置が誤った
運用されない効果がある。
に障害が発生した場合、整定値が新しいほうか、いまま
で使用していたほうかの区別がつくため、装置が誤った
運用されない効果がある。
【0033】(3)遠隔の装置から例えば新しい整定値を
入力する時は、入力にかなりの時間がかかり、かつ通信
手段の異常により正常な値が記憶されない場合も考えら
れるが、バックアップ用のメモリを有するため、入力時
中に保護,制御の判断のために演算部から整定値が参照
されるような時でも、前回の整定値を用いて異常演算を
起こすことが無くなる。
入力する時は、入力にかなりの時間がかかり、かつ通信
手段の異常により正常な値が記憶されない場合も考えら
れるが、バックアップ用のメモリを有するため、入力時
中に保護,制御の判断のために演算部から整定値が参照
されるような時でも、前回の整定値を用いて異常演算を
起こすことが無くなる。
【図1】本発明一実施例の構成図。
【図2】本発明一実施例の処理説明図。
【図3】本発明一実施例の障害発生時の処理フロー。
201…保護制御装置、202…ヒューマンインターフ
ェイス(HI)、203…ユニット。
ェイス(HI)、203…ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 親司 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 野呂 純 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内
Claims (4)
- 【請求項1】電力系統の監視,制御を行う電力系統保護
制御装置において、 前記電力系統の制御を行うユニットに対して、該ユニッ
トへ保護制御情報を入力する機器からの情報を通信手段
を介して入出力することを特徴とする電力系統保護制御
装置。 - 【請求項2】請求項第1項の電力系統保護制御装置にお
いて、前記通信手段に障害発生した場合に外部に障害発
生を知らせる手段を設けたことを特徴とする電力系統保
護制御装置。 - 【請求項3】請求項第1、または第2項の電力系統保護
制御装置において、 前記電力系統の制御を行うユニットは第1,第2のメモ
リを備え、前記通信手段に障害が発生した場合に、第2
のメモリの情報を第1のメモリへ伝送すると共に、外部
に障害発生を知らせることを特徴とする電力系統保護制
御装置。 - 【請求項4】請求項第3項の電力系統保護制御装置にお
いて、前記障害発生を示す信号を前記通信手段を介し
て、前記保護制御情報を入力する機器より出力すること
を特徴とする電力系統保護制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042434A JPH09233676A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 電力系統保護制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042434A JPH09233676A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 電力系統保護制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233676A true JPH09233676A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12635970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042434A Pending JPH09233676A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 電力系統保護制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233676A (ja) |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042434A patent/JPH09233676A/ja active Pending
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