JPH09233643A - カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体 - Google Patents

カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体

Info

Publication number
JPH09233643A
JPH09233643A JP8036869A JP3686996A JPH09233643A JP H09233643 A JPH09233643 A JP H09233643A JP 8036869 A JP8036869 A JP 8036869A JP 3686996 A JP3686996 A JP 3686996A JP H09233643 A JPH09233643 A JP H09233643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
coupling
insertion hole
end cover
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8036869A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kubo
恒夫 久保
Nobuyuki Nagashima
伸行 永島
Kiyoshi Nakayama
清 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP8036869A priority Critical patent/JPH09233643A/ja
Publication of JPH09233643A publication Critical patent/JPH09233643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンタッチでエンドカバーにカップリングを
装着することができるカップリング及びカップリング用
係止具及びエンドカバー組立体を提供する。 【解決手段】 胴体部2aの両端に継手部2b、2cが
設けられたカップリング2の胴体部2aに、円筒状のカ
ップリング用係止具3を取り付け、エンドカバー1の端
面1aの挿入孔1eに挿入し、カップリング用係止具3
の係止機構3kにより係止する。これによりエンドカバ
ー1にカップリング2をワンタッチで装着することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップリング及び
カップリング用係止具及びエンドカバー組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の配線施工に際して電線を保護す
るための電線管として合成樹脂部材により形成された波
付可撓管が使用されている。この波付可撓管の端末は、
図11に示すようなエンドカバー組立体8に固定され
る。エンドカバー組立体8は、エンドカバー10とカッ
プリング11とにより構成されている。エンドカバー1
0は、壁又は床のコンクリートスラブ17側に埋め込ま
れ、壁面又は床面に沿って開口されて継手を収納するた
めの凹所を形成し、端面10aの孔10bにカップリン
グ11が貫通され逸脱不能に係止されたものである。
【0003】波付可撓管12、12’の各一方の端末
は、夫々カップリング11の両端の各継手部11a、1
1bに接続される。そして、一方の波付可撓管12は、
継手部11aと共にコンクリートスラブ17内に埋設さ
れて所定箇所例えば、電源まで延設され、他方の継手部
11bは、エンドカバー10内に収納され、波付可撓管
12’は、例えば、室内18に延設される。そして、電
線(図示せず)は、前記電源部から波付可撓管12、カ
ップリング11、波付可撓管12’を通して室内18に
引き込まれる。
【0004】ところで、この種のカップリングをエンド
カバーに取り付ける手段として、前述した図11、又は
後述する図12に示すような構造のものがある。図11
に示すエンドカバー10は、端面10aの孔10bの部
分を上下二分割にし、本体側に設けた下部固定部10c
と当該本体側に差し込み前記下部固定部10cと協働し
てカップリング11の胴体部11cを固定する差込式上
部固定部10dからなる構造としたものである。カップ
リング11のエンドカバー10への取り付けは、上部固
定部10dを外した状態で下部固定部10cに胴体部1
1cの中リブ11dで仕切った一側(固定部)11eを
嵌合し、次いで、上部固定部10dを差し込み、エンド
カバー10にカップリング11を固定する。
【0005】図12に示すエンドカバー組立体9のエン
ドカバー13は、端面13aに貫通孔13bを設けた構
造としたものである。カップリング14は、一端にねじ
部が設けられた2つの継手部14a、14bを連結継手
15に螺合したものである。そして、カップリング14
の継手部14a、14bのエンドカバー13への装着に
は、これら両方の継手部14a、14bを接続するため
の別の連結継手15を使用し、当該連結継手15の一端
15aにはエンドカバー13の孔13bを貫通させた一
方の継手部14aの端部を螺合固定し、他端15bには
他方の継手部14bを螺合固定し、これらを接続するも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の各エンドカバー組立体は、何れもエンドカバー
へのカップリングの取り付けが面倒である。図11に示
すエンドカバー組立体8は、カップリング11の胴体部
11aを貫通させるための孔10bの部分を二分割に
し、本体側に設けた下部固定部10cと、本体側に差し
込み前記下部固定部10cと協働してカップリング11
を固定する差込式上部固定部10dとからなる分割構造
としているために、構造が複雑である。また、図12に
示すエンドカバー組立体9は、継手部14a、14bを
接続するための連結継手15の長さ分だけ長くなり、大
型化し、また、継手部14a、14bと連結継手15と
を螺合接続するために手間がかかる等の欠点がある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、ワンタッチでエンドカバーにカップリングを貫通装
着することができるカップリング及びカップリング用係
止具及びエンドカバー組立体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、胴体部の両端に継手部が設けら
れてなるカップリングあって、前記胴体部の外周に継手
部の最も大径の部分と等しいか又はこれよりも大径の挿
入孔に係止する係止部を設けた構造としたものである。
【0009】エンドカバー等の支持部材の挿通孔にカッ
プリングを一側の継手部から挿通し、胴体部の係止部を
前記挿通孔の開口端に係止させる。これによりカップリ
ングは、エンドカバーに支持固定される。そして、この
カップリングの両側の継手部に接続すべき保護管の各端
末が夫々接続される。請求項2では、前記係止部が、胴
体部の一端側に径方向外方に向けて突設され前記挿入孔
よりも大径のフランジと、このフランジから胴体部の他
側端に向かって設けられた係止機構とにより形成され、
前記係止機構が、前記フランジに一端が連設され前記挿
入孔の内面に当接する外接面を有する係止片と、この係
止片の他端に設けられ前記挿入孔の一側開口端に係止す
る係止爪とからなり、前記係止機構と胴体部との間には
間隙が存在し、前記間隙は、前記係止爪が前記挿入孔に
挿入される際の前記係止片の撓み代である構造としたも
のである。
【0010】チャックリングの胴体部に形成された係止
機構は、係止片が挿入孔に挿通されて当該挿入孔に胴体
部を支持し、係止爪が挿入孔の開口端に係止されフラン
ジと協働して胴体部を軸方向に移動不能且つ逸脱不能に
係止する。係止爪が挿入孔を挿通する際に係止片が撓み
代により係止爪の高さ分だけ内方に撓む。これにより係
止片は、挿入孔を容易に挿通することができる。
【0011】請求項3では、胴体部の両端に継手部が設
けられてなるカップリングの胴体部に取り付けられる係
止具であって、前記胴体部の外周面に当接して当該胴体
部を緩み無く囲む固定片と、前記固定片の一端側に径方
向外方に向けて突設された大径のフランジと、前記フラ
ンジから胴体部の他端側に向かって設けられた係止機構
とにより構成され、前記係止機構が、前記フランジに一
端が連設され前記挿入孔の内面に当接する外接面を有す
る係止片と、この係止片の他端に設けられ前記挿入孔の
一側開口端に係止する係止爪とからなる構造としたもの
である。
【0012】係止具は、固定片によりカップリングの胴
体部を緊密に囲繞して装着され、係止片が挿入孔に挿通
されて当該挿入孔に当該係止具を支持し、係止爪が挿入
孔の開口端に係止されフランジと協働して軸方向に移動
不能且つ逸脱不能に係止する。これによりカップリング
が挿入孔に支持固定される。
【0013】請求項4では、前記カップリング用係止具
が、径方向と直交する面で2分割されている構造とした
ものである。カップリングの胴体部に係止具を装着する
際に、長手方向に沿って2分割された各半分を胴体部を
挟み込むようにして装着する。請求項5では、胴体部の
両端に継手部が設けられてなり、前記胴体部の外周に継
手部の最も大径の部分と等しいか又はこれよりも大径の
挿入孔に係止する係止部を設けたカップリングリング
と、前記係止部が挿通されて係止される挿入孔を有し、
前記カップリングを支持するエンドカバーとからなる構
造としたものである。
【0014】エンドカバーの挿通孔にカップリングを一
側の継手部から挿通し、胴体部に設けた係止部を挿通孔
に係止して、エンドカバーにカップリングを支持固定す
る。これによりエンドカバー組立体が構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を実施例
1、2により説明する。
【0016】
【実施例1】図1は、本発明を適用したエンドカバー1
と、カップリング2と、カップリング用係止具3とを備
えたエンドカバー組立体4を示す。図1においてエンド
カバー1は、側面視略三角形をなし、端面(底面)1a
が略U字(図3)をなす中空の錐形とされ、曲面をなす
側面1bと対向する平面状の側面1cが端面1a側から
先端まで全面に亘り開口(以下「開口部1c」という)
された形状とされている。そして、開口部1cの周縁に
は全周に亘りフランジ1dが形成されている。端面1a
の中央には大径の挿入孔1eが形成され、当該挿入孔1
eの周縁部は、内方に軸方向に延設されて円筒部1fと
されている。この円筒部1fのうち、開口部1c側の半
分は、エンドカバー1の内側にその外面1f’が露出し
ており、残りの半分は、エンドカバー1の外側にその外
面1f”が露出している。
【0017】尚、円筒部1fの開口端1gと側壁1bの
内面とは、円筒部1fの肉厚程度の段差をなして略半周
に亘り連設されている。このエンドカバー1は、端面1
a及び側面1b側が壁又は床のコンクリートスラブ側に
埋め込まれ、開口部1cが壁面又は床面に沿って開口さ
れて前記コンクリートスラブ側にカップリング2の継手
部を収納するための凹所を形成する。
【0018】図2に示すようにカップリング2は、円筒
状の胴体部2aの両端に継手部2b、2cが連設して形
成されている。継手部2b、2cの外径は、同径とさ
れ、且つエンドカバー1の挿入孔1eを僅かな間隙で挿
通可能とされている。胴体部2aの外径は、継手部2
b、2cよりも小径とされ、且つ円筒部1fよりも僅か
に長く形成されている。そして、両端の継手部2b、2
cは、夫々波付可撓管の各端末が挿入され、ワンタッチ
で接続可能とされている。
【0019】図4乃至8に示すようにカップリング用係
止具(以下単に「係止具」という)3は、半割タイプの
円筒形状をなし、その外径がエンドカバー1の挿入孔1
eに嵌合可能とされ、内径がカップリング2の胴体部2
aに緊密に外嵌可能とされている。即ち、係止具3は、
カップリング2の胴体部2aに外嵌装着されてエンドカ
バー1の挿入孔1eに嵌合可能とされている。そして、
一端にはエンドカバー1の挿入孔1eよりも僅かに大径
のフランジ3aが形成されている。
【0020】係止具3は、固定片3bと係止片3cとが
僅かな間隙を存して交互に、複数例えば、4個づつ周等
分に配置され、且つ軸方向に沿って延設され、各基端が
フランジ3aに連設されて形成されている。各固定片3
bは、図2に示すように胴体部2aに外嵌して緩み無く
囲み、且つエンドカバー1の円筒部1fに内嵌する肉厚
とされている。各係止片3cは、円筒部1fに内嵌し外
周面が当該円筒部1fの内面に当接し、内周面が胴体部
2aの外周面と間隙2gを存して対向し、各自由端の外
側に係止爪3d(図5)が形成されている。間隙2g
は、係止片3cの内方への撓み代とされる。そして、係
止片3cの基端即ち、フランジ3aの内端面から係止爪
3dの係止端面3d’(図5)までの長さは、エンドカ
バー1の円筒部1fと同じ長さとされている。即ち、フ
ランジ3aの内端面がエンドカバー1の端面1aに当接
した状態において係止片3cが円筒部1fを貫通し、且
つ係止爪3dの係止端面3d’が当該円筒部1fの開口
端1gに係止するようになっている。
【0021】図7及び図8に示すように係止具3は、軸
方向に沿って2分割され、各半割部3A、3Bの割面を
夫々符合面とされ、対向する一側の符合面の外縁がヒン
ジ部3hにより連設されて開閉可能に形成されている。
尚、係止具3は、図7及び図8に示すよう開いた状態で
成形される。また、係止具3は、後述するようにエンド
カバー1の円筒部1fの端面に密に接することができる
ように、図4に示すように円筒形状とした際にフランジ
3aの表面からのヒンジhの突出を小さくすることが望
ましい。そして、係止具3は、半割部3Aと3Bとが符
合されて円筒状とされたときに、フランジ3a、固定片
3b、係止片3c、係止爪3dにより係止機構3kが形
成される。これらのエンドカバー1、カップリング2及
び係止具3は、耐食性、絶縁性を有する合成樹脂部材例
えば、塩化ビニル等により形成される。
【0022】尚、係止具3は、図7及び図8に示すよう
に開いた状態で射出成形することにより、成型用の型の
構造が簡単となり、型の製作が容易となると共に、成形
後の型抜きが容易となる。これにより、型代のコストの
低減が図られると共に作業性の向上等が図られる。以下
に作用を説明する。
【0023】図7及び図8に示すように半割部3A、3
Bが開いた状態の係止具3を、ヒンジ部3hで二つ折り
にしながらカップリング2の胴体部2aに装着し図1に
示すように囲繞する。このとき、係止具3は、フランジ
3aがエンドカバー1の端面1aの外側に位置する継手
部2b側に、係止片3cの係止爪3dが当該エンドカバ
ー1内に挿入される継手部2c側に位置するように胴体
部2aに装着される。係止具3は、胴体部2aに装着さ
れて円筒形状とされた状態においてエンドカバー1の挿
入孔1eに嵌合可能とされる。
【0024】次いで、図1に示すように継手2は、係止
具3が開かないように押さえられて円筒形状を保持した
状態で継手部2c側からエンドカバー1の挿入孔1eに
挿入される。係止具3の各係止片3cは、カップリング
2の胴体部2aと間隙2g即ち、撓み代を存して対向し
ているいるために、各係止爪3dが挿入孔1eの開口端
により内方に押されると、これに伴いフランジ3a側の
基端を支点として自由端側が内方に湾曲し、係止爪3d
が内方に押し込まれ、固定片3bの外周面と面一とな
る。これにより係止具3が挿入孔1eから円筒部1f内
に挿入可能となる。このとき固定片3bの外周面は、円
筒部1fの内面に当接する。
【0025】係止具3は、図2に示すように円筒部1f
内に押し込まれ、フランジ3aがエンドカバー1の端面
1aに当接すると、係止片3cの係止爪3dが円筒部1
fから当該エンドカバー1内に突出し、これに伴い弾性
により当該係止片3cが元の状態に復帰し、当該円筒部
1fの内面に当接する。同時に係止爪の3dの係止端面
3d’が円筒部1fの開口端1gに係止する。係止具3
は、各固定片3bによりカップリング2の胴体部2aを
円筒部1fに嵌合固定し、フランジ3aと各係止片3c
とにより当該胴体部2aを円筒部1fに逸脱不能に係止
する。これにより、カップリング2がエンドカバー1に
装着固定される。
【0026】また、図2に示すようにエンドカバー1に
カップリング2が装着された状態において、係止具3の
フランジ3aは、外端面が胴体部2aと継手部2bとの
段差面に当接し、内端面がエンドカバー1の端面1aに
当接することにより、エンドカバー1の挿入孔1eとカ
ップリング2の胴体部2aとの間の隙間が密閉される。
これにより、コンクリートの打ち込み時にトロがカップ
エンド1内に侵入することが防止される。
【0027】尚、上記実施例においては、係止具3の半
割部3Aと3Bとをヒンジ部3hで開閉自在に連設した
構造としたが、必ずしもヒンジ部3hで連設する必要は
なく、半割部3A、3Bを別々とし、これらをカップリ
ング2の胴体部2aに装着し、割面同士を単に合わせる
だけの構造としてもよい。しかしながら、実施例のよう
に半割部3Aと3Bとをヒンジ部3hにより連設して1
部品とした方が取り扱いが容易であり、使い勝手が良
く、好ましい。また、係止具3とカップリング2とは一
体化することもできる。
【0028】
【実施例2】図9及び図10においてカップリング2
は、エンドカバー1との係止部が一体に形成されてい
る。カップリング2は、胴体部2aと一側の継手部2b
との連設部に当該継手部2bよりも大径のフランジ2d
が径方向外方に向かって突設されており、当該フランジ
2dには、胴体部2aの外側に同心的に2つの係止片2
e、2eが周方向に180°の間隔を存して設けられて
いる。これらの係止片2eは、基端がフランジ2dに連
設され、先端が胴体部2aに沿って他側の継手部2cに
向かって胴体部2aと継手部2cとの連設部近傍まで延
設されており、先端には係止爪2fが形成されている。
また、各係止片2eの内面と胴体部2aの外周面との間
には係止片2eの撓み代である間隙2gが設けられてい
る。
【0029】係止片2e、2eは、外周面の外径がエン
ドカバー1(図1)の挿入孔1eの内径と同径とされて
おり、挿入孔1eに挿入された際に外周面が円筒部1f
の内面に当接して胴体部2aを支持する。係止片2e
は、フランジ2dの端面から係止爪2fの係止端面2
f’までの長さがエンドカバー1の円筒部1fの長さと
同じ長さとされている。そして、フランジ2dがエンド
カバー1の端面1aに当接した状態において係止端面2
f’が円筒部1fの開口端1gに係止される。これらの
係止片2e、2eと係止爪2f、2fとにより係止機構
2hが形成され、この係止機構2hとフランジ2dとに
より係止部2iが形成される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の本発明に
よれば、カップリングをエンドカバー等の取付部材の挿
入孔に挿入するだけで胴体部に形成した係止部により簡
単に係止することができ、作業性の大幅な向上が図られ
る。また、カップリングに一体に係止部を設けたことに
より、部品点数の低減が図られる。
【0031】請求項2では、胴体部を挿入孔に挿入した
際にフランジにより挿入孔の開口端を塞ぐことができ、
トロの侵入を防止することができる。また、係止機構の
係止片と胴体部との間に間隙を設けることにより係止片
を内方へ撓ませることができ、挿入孔への係止部の挿入
が容易となる。請求項3では、カップリングの胴体部に
カップリング用係止具を取り付けてエンドカバーの挿入
孔に挿入するだけで、エンドカバーにカップリングをワ
ンタッチで簡単に装着固定することができ、作業性の大
幅な向上が図られる。また、カップリング用係止具を、
カップリングの胴体部の外径、長さ、挿入孔の大きさ等
に合わせた形状とすることにより、サイズの異なるカッ
プリングに適用することができる。
【0032】請求項4では、カップリング用係止具を半
割とすることにより、カップリングの胴体部への取り付
けが容易となる。請求項5では、エンドカバーにカップ
リングを簡単に装着したエンドカバー組立体を提供する
ことができ、配管施工の際の作業性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンドカバー組立体を示し、
カップリングにカップリング用係止具を装着してエンド
カバーに装着する状態を示す一部切欠側面図である。
【図2】図1に示すエンドカバーにカップリングを装着
した状態を示す断面図である。
【図3】図1に示すエンドカバーの端面図である。
【図4】図1に示すカップリング用係止具の正面図であ
る。
【図5】図4に示すカップリング用係止具の側面図であ
る。
【図6】図4に示すカップリング用係止具の矢線VI−VI
に沿う断面図である。
【図7】図4に示すカップリング用係止具の開いた状態
を示す正面図である。
【図8】図7に示すカップリング用係止具の矢線VIII方
向側面図である。
【図9】本発明に係るカップリングの実施例を示し、胴
体部にエンドカバーとの係止部を形成した側面図であ
る。
【図10】図9に示すカップリングの矢線x−xに沿う
断面図である。
【図11】従来のエンドカバー組立体の断面図である。
【図12】従来の他のエンドカバー組立体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンドカバー 1a 端面 1b 側壁 1c 開口部 1e 挿入孔 1f 円筒部 2 カップリング 2a 胴体部 2b、2c 継手部 2d フランジ 2e 係止片 2f 係止爪 2g 間隙 2h 係止機構 2i 係止部 3 カップリング用係止具 3A、3B 半割部 3a フランジ 3b 固定片 3c 係止片 3d 係止爪 3h ヒンジ部 3k 係止機構 4 エンドカバー組立体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体部(2a)の両端に継手部(2b、
    2c)が設けられてなるカップリング(2)あって、 前記胴体部(2a)の外周に継手部(2b)の最も大径
    の部分と等しいか又はこれよりも大径の挿入孔に係止す
    る係止部(2i)を設けたことを特徴とするカップリン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記係止部(2i)が、胴体部(2a)
    の一端側に径方向外方に向けて突設され前記挿入孔より
    も大径のフランジ(2d)と、このフランジ(2d)か
    ら胴体部(2a)の他側端に向かって設けられた係止機
    構(2h)とにより形成され、 前記係止機構(2h)が、前記フランジ(2d)に一端
    が連設され前記挿入孔の内面に当接する外接面を有する
    係止片(2e)と、この係止片(2e)の他端に設けら
    れ前記挿入孔の一側開口端に係止する係止爪(2f)と
    からなり、 前記係止機構(2h)と胴体部(2a)との間には間隙
    (2g)が存在し、前記間隙(2g)は、前記係止爪
    (2f)が前記挿入孔に挿入される際の前記係止片(2
    e)の撓み代であることを特徴とする請求項1に記載の
    カップリング。
  3. 【請求項3】 胴体部(2a)の両端に継手部(2b、
    2c)が設けられてなるカップリング(2)の胴体部
    (2a)に取り付けられる係止具であって、 前記胴体部(2a)の外周面に当接して当該胴体部(2
    a)を緩み無く囲む固定片(3b)と、 前記固定片(3b)の一端側に径方向外方に向けて突設
    されたフランジ(3a)と、 前記フランジ(3a)から胴体部(2a)の他端側に向
    かって設けられた係止機構(3k)とにより構成され、 前記係止機構(3k)が、前記フランジ(3a)に一端
    が連設され前記挿入孔の内面に当接する外接面を有する
    係止片(3c)と、この係止片(3c)の他端に設けら
    れ前記挿入孔の一側開口端に係止する係止爪(3d)と
    からなるものであることを特徴とするカップリング用係
    止具。
  4. 【請求項4】 前記カップリング用係止具が、径方向と
    直交する面で2分割されていることを特徴とする請求項
    3に記載のカップリング用係止具。
  5. 【請求項5】 胴体部(2a)の両端に継手部(2b、
    2c)が設けられてなり、前記胴体部(2a)の外周に
    継手部(2b)の最も大径の部分と等しいか又はこれよ
    りも大径の挿入孔に係止する係止部(2i)を設けたカ
    ップリングリング(2)と、 前記係止部(2i)が挿通されて係止される挿入孔(1
    e)を有し、前記カップリング(2)を支持するエンド
    カバー(1)とからなることを特徴とするエンドカバー
    組立体。
JP8036869A 1996-02-23 1996-02-23 カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体 Pending JPH09233643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036869A JPH09233643A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036869A JPH09233643A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09233643A true JPH09233643A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12481799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8036869A Pending JPH09233643A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09233643A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5422437A (en) Electrical connector assembly
US5929383A (en) Rotationally unrestrained grounding coupling for external grounding of fittings
US7251409B2 (en) Cable strain relief design for limited space through-hole applications
JP2008130462A (ja) 防水型コネクタ及び中継コネクタ
JPS63140613A (ja) 導線を保護するための合成樹脂製管装置
JPH0517976U (ja) 回転コネクタにおけるフラツトケーブル接続部の固定構造
US6171132B1 (en) Cover for cable connectors and the like
JPH0510498Y2 (ja)
JP2003021287A (ja) スピゴット継手
JP2849896B2 (ja) 防水コネクタ
JP2009150433A (ja) 配線・配管材の保護カバー
KR101035206B1 (ko) 전선 매립박스용 컨넥터
JP2001297819A (ja) コネクタ
JPH09233643A (ja) カップリング及びカップリング用係止具及びエンドカバー組立体
JP2000193173A (ja) 管継手
JP3836343B2 (ja) 電線管接続部を備えた配線用ボックス装置及び配線用ボックス
JP3665837B2 (ja) 管継手
JP2006296050A (ja) コルゲートクランプ
JP3446956B2 (ja) 屋内配線ボックス
JP2009163941A (ja) アース接続具
KR100391254B1 (ko) 파형관 연결용 어댑터
JP2514367Y2 (ja) コルゲ―トチュ―ブ用接続具
JP2002199546A (ja) 屋内配線用ボックス
JPH01131391A (ja) 管又は線の固定装置
JP2000091044A (ja) シールドチューブの接続構造