JPH09233355A - 不要電界の低減方法 - Google Patents
不要電界の低減方法Info
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- JPH09233355A JPH09233355A JP8067072A JP6707296A JPH09233355A JP H09233355 A JPH09233355 A JP H09233355A JP 8067072 A JP8067072 A JP 8067072A JP 6707296 A JP6707296 A JP 6707296A JP H09233355 A JPH09233355 A JP H09233355A
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- ray tube
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- H04N5/00—Details of television systems
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- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/18—Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
- H04N3/185—Maintaining dc voltage constant
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】偏向ヨークから発生する水平偏向周期のパルス
電圧が内部導電膜に静電誘導されるのに起因する輻射を
低減可能な不要電界の低減方法を提供する。 【解決手段】偏向ヨーク５から発生するパルス電圧とは
極性が逆のパルス電圧を外部導電膜１に印加して、偏向
ヨーク５から発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス
電圧を内部導電膜２と外部導電膜１の間に形成される静
電容量Ｃ２を介して内部導電膜２に静電誘導させること
により、陰極線管６の管面から輻射する不要電界を低減
する。
電圧が内部導電膜に静電誘導されるのに起因する輻射を
低減可能な不要電界の低減方法を提供する。 【解決手段】偏向ヨーク５から発生するパルス電圧とは
極性が逆のパルス電圧を外部導電膜１に印加して、偏向
ヨーク５から発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス
電圧を内部導電膜２と外部導電膜１の間に形成される静
電容量Ｃ２を介して内部導電膜２に静電誘導させること
により、陰極線管６の管面から輻射する不要電界を低減
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管表示装置の管
面から輻射される不要な電界を低減するのに好適な不要
電界の低減方法に関するものである。
面から輻射される不要な電界を低減するのに好適な不要
電界の低減方法に関するものである。
【０００２】近時、陰極線管を用いた陰極線管表示装置
から輻射される不要な電界が問題視されるようになって
きており、例えば、 5Hz〜 400kHz の低周波電界による
不要輻射がスウェーデンのＭＰＲ（ＳＳＩ）規格，ＴＣ
Ｏ規格等の規格によって規制されるようになってきてい
る。この理由は、これらの不要電界に起因する電磁波が
周囲の電子機器に対して障害をおよぼす危険性があるほ
か、人間や動物に対しても健康面で悪影響およぼす危険
性があると考慮されるようになってきたからである。
から輻射される不要な電界が問題視されるようになって
きており、例えば、 5Hz〜 400kHz の低周波電界による
不要輻射がスウェーデンのＭＰＲ（ＳＳＩ）規格，ＴＣ
Ｏ規格等の規格によって規制されるようになってきてい
る。この理由は、これらの不要電界に起因する電磁波が
周囲の電子機器に対して障害をおよぼす危険性があるほ
か、人間や動物に対しても健康面で悪影響およぼす危険
性があると考慮されるようになってきたからである。
【０００３】なお、陰極線管表示装置から輻射される不
要な電界には、陰極線管のアノード電極に高圧電源を供
給する高圧回路系に起因した水平偏向周期の高圧リップ
ルによる輻射、あるいは偏向回路から出力されて水平偏
向コイルに発生する水平偏向周期のパルス電圧により静
電誘導されて生じる輻射等がある。ここでは特に水平偏
向コイルに発生するパルス電圧により静電誘導されて生
じる輻射に対する対策を検討する。
要な電界には、陰極線管のアノード電極に高圧電源を供
給する高圧回路系に起因した水平偏向周期の高圧リップ
ルによる輻射、あるいは偏向回路から出力されて水平偏
向コイルに発生する水平偏向周期のパルス電圧により静
電誘導されて生じる輻射等がある。ここでは特に水平偏
向コイルに発生するパルス電圧により静電誘導されて生
じる輻射に対する対策を検討する。
【０００４】
【従来の技術】前述した高圧回路系に起因する水平偏向
周期の高圧リップルによる輻射に対する対策のひとつの
従来例として、本出願人によりなされた特願平 6-10489
3 号（特開平 7-298169 号) がある。この出願で開示さ
れた不要電界の低減方法を図４により説明する。従来方
法によれば、高圧回路３を構成するフライバックトラン
ス13の二次巻線M2側に、水平偏向周期の負パルスを発生
させる手段としての巻線10を設け、この負パルス発生手
段である巻線10から発生する負パルスをフライバックト
ランス13の出力側に接続した平滑コンデンサ11を介して
高圧電源HVに重畳せしめるよう回路的に構成することに
より、高圧電源HVに含まれる水平偏向周期のリップルを
相殺させている。また、このような構成とすることで偏
向ヨークを構成する水平偏向コイル等から発生する水平
偏向周期のパルス電圧に起因する不要電界も相殺させら
れる結果、陰極線管表示装置から漏洩する不要な電界が
低減されるというものであった。
周期の高圧リップルによる輻射に対する対策のひとつの
従来例として、本出願人によりなされた特願平 6-10489
3 号（特開平 7-298169 号) がある。この出願で開示さ
れた不要電界の低減方法を図４により説明する。従来方
法によれば、高圧回路３を構成するフライバックトラン
ス13の二次巻線M2側に、水平偏向周期の負パルスを発生
させる手段としての巻線10を設け、この負パルス発生手
段である巻線10から発生する負パルスをフライバックト
ランス13の出力側に接続した平滑コンデンサ11を介して
高圧電源HVに重畳せしめるよう回路的に構成することに
より、高圧電源HVに含まれる水平偏向周期のリップルを
相殺させている。また、このような構成とすることで偏
向ヨークを構成する水平偏向コイル等から発生する水平
偏向周期のパルス電圧に起因する不要電界も相殺させら
れる結果、陰極線管表示装置から漏洩する不要な電界が
低減されるというものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来方法によ
って不要電界を低減する場合、陰極線管表示装置によっ
ては偏向回路系と高圧回路系それぞれに別々の回路が設
けられており、水平偏向周期のパルスがそれぞれの回路
系において発生するよう構成されていた。そして、それ
ぞれの回路系で発生する水平偏向周期のパルス電圧のパ
ルス巾、振幅、位相等はそれぞれの回路系で最適な値に
なるよう予め調整されているために、一致することがな
かった。
って不要電界を低減する場合、陰極線管表示装置によっ
ては偏向回路系と高圧回路系それぞれに別々の回路が設
けられており、水平偏向周期のパルスがそれぞれの回路
系において発生するよう構成されていた。そして、それ
ぞれの回路系で発生する水平偏向周期のパルス電圧のパ
ルス巾、振幅、位相等はそれぞれの回路系で最適な値に
なるよう予め調整されているために、一致することがな
かった。
【０００６】また、偏向回路系と高圧回路系の両回路系
を一つのドライブパルスにより同時にドライブするよう
な場合には、各回路系の構成素子の違いや使用条件の違
い等によって、各回路系で得られる水平偏向周期のパル
ス電圧のパルス巾、振幅、位相等に差が生じてしまって
いた。具体的には、例えば、高圧回路系を構成する出力
用素子にＦＥＴを用いた場合、ＦＥＴにはストレージタ
イムがないので高圧回路系に発生する水平偏向周期のパ
ルス電圧と偏向回路系に発生する水平偏向周期のパルス
電圧の位相は必然的に合わなくなっていた。
を一つのドライブパルスにより同時にドライブするよう
な場合には、各回路系の構成素子の違いや使用条件の違
い等によって、各回路系で得られる水平偏向周期のパル
ス電圧のパルス巾、振幅、位相等に差が生じてしまって
いた。具体的には、例えば、高圧回路系を構成する出力
用素子にＦＥＴを用いた場合、ＦＥＴにはストレージタ
イムがないので高圧回路系に発生する水平偏向周期のパ
ルス電圧と偏向回路系に発生する水平偏向周期のパルス
電圧の位相は必然的に合わなくなっていた。
【０００７】従って、従来方法によって不要電界を低減
しようとした場合、水平偏向周期の高圧リップルによる
不要輻射は低減できても、偏向ヨークを含む偏向回路系
から発生する水平偏向周期のパルス電圧による静電誘導
により生じる不要輻射は低減できない難点があった。
しようとした場合、水平偏向周期の高圧リップルによる
不要輻射は低減できても、偏向ヨークを含む偏向回路系
から発生する水平偏向周期のパルス電圧による静電誘導
により生じる不要輻射は低減できない難点があった。
【０００８】ここで、偏向ヨークを含む偏向回路系から
発生する水平偏向周期のパルス電圧によって静電誘導さ
れて陰極線管表示装置の管面から輻射される不要電界を
図３により説明する。図において、５は陰極線管６に装
着された偏向ヨークであり、通常駆動時の偏向ヨーク５
には図中Ａで図示する如き波形の水平偏向周期のパルス
電圧が印加されている。また、偏向ヨーク５が陰極線管
６に密着した状態で装着されていることにより、偏向ヨ
ーク５に流れるパルス電圧が静電容量結合によって陰極
線管６の内部導電膜２に静電誘導されるようになる。こ
の結果、陰極線管６の管面からは図２のＡ１で図示する
如き波形のパルス電圧が不要電界として輻射されてしま
っていた。
発生する水平偏向周期のパルス電圧によって静電誘導さ
れて陰極線管表示装置の管面から輻射される不要電界を
図３により説明する。図において、５は陰極線管６に装
着された偏向ヨークであり、通常駆動時の偏向ヨーク５
には図中Ａで図示する如き波形の水平偏向周期のパルス
電圧が印加されている。また、偏向ヨーク５が陰極線管
６に密着した状態で装着されていることにより、偏向ヨ
ーク５に流れるパルス電圧が静電容量結合によって陰極
線管６の内部導電膜２に静電誘導されるようになる。こ
の結果、陰極線管６の管面からは図２のＡ１で図示する
如き波形のパルス電圧が不要電界として輻射されてしま
っていた。
【０００９】本発明の目的は、前記難点を解消し、簡便
な手段により偏向回路系の特に偏向ヨークから発生する
水平偏向周期のパルス電圧が内部導電膜に静電誘導され
るのに起因して発生する不要な輻射をも低減することが
可能な不要電界の低減方法を提供することにある。
な手段により偏向回路系の特に偏向ヨークから発生する
水平偏向周期のパルス電圧が内部導電膜に静電誘導され
るのに起因して発生する不要な輻射をも低減することが
可能な不要電界の低減方法を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】陰極線管表示装置内の偏
向回路系から発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス
電圧を外部導電膜に印加せしめることにより、偏向回路
系から発生しているパルス電圧とは極性が逆のパルス電
圧を内部導電膜と外部導電膜の間に形成される静電容量
を介して内部導電膜に供給し、偏向ヨークから発生して
いる水平偏向周期のリップル電圧を相殺することによ
り、陰極線管表示装置の管面から輻射される不要電界を
低減する。
向回路系から発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス
電圧を外部導電膜に印加せしめることにより、偏向回路
系から発生しているパルス電圧とは極性が逆のパルス電
圧を内部導電膜と外部導電膜の間に形成される静電容量
を介して内部導電膜に供給し、偏向ヨークから発生して
いる水平偏向周期のリップル電圧を相殺することによ
り、陰極線管表示装置の管面から輻射される不要電界を
低減する。
【００１１】また、偏向回路系から発生するパルス電圧
とは極性が逆のパルス電圧を外部導電膜に密着して配設
した導電体フィルムを介して印加せしめてもよい。
とは極性が逆のパルス電圧を外部導電膜に密着して配設
した導電体フィルムを介して印加せしめてもよい。
【００１２】
【作用】偏向回路系から発生するパルス電圧とは極性が
逆のパルス電圧が外部導電膜に印加されることにより、
偏向回路系から発生するパルス電圧とは極性が逆のパル
ス電圧が内部導電膜と外部導電膜の間に形成される静電
容量を介して陰極線管の内部導電膜に静電誘導される結
果、陰極線管表示装置の管面から輻射される不要な電界
が低減される。
逆のパルス電圧が外部導電膜に印加されることにより、
偏向回路系から発生するパルス電圧とは極性が逆のパル
ス電圧が内部導電膜と外部導電膜の間に形成される静電
容量を介して陰極線管の内部導電膜に静電誘導される結
果、陰極線管表示装置の管面から輻射される不要な電界
が低減される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を図１により説明する。図にお
いて、５は偏向ヨークであり、一端は水平出力トランス
Ｔ２の一次巻線９側と偏向回路４側との接続点Ｄに接続
されており、他端はキャンセルトランスＴ１の一次巻線
ｍ１とＳ字コンデンサＣ０を介して接地されている。６
は陰極線管であり、陰極線管６の内部導電膜２には偏向
ヨーク５と陰極線管６の内部導電膜２間に形成される静
電容量Ｃ１を介して偏向ヨーク５に加わるパルス電圧が
静電誘導により印加されるとともに、内部導電膜２と外
部導電膜１間に形成される静電容量Ｃ２を介して偏向ヨ
ーク５に発生するパルス電圧とは逆位相の電圧が静電誘
導により印加されるよう構成されている。
いて、５は偏向ヨークであり、一端は水平出力トランス
Ｔ２の一次巻線９側と偏向回路４側との接続点Ｄに接続
されており、他端はキャンセルトランスＴ１の一次巻線
ｍ１とＳ字コンデンサＣ０を介して接地されている。６
は陰極線管であり、陰極線管６の内部導電膜２には偏向
ヨーク５と陰極線管６の内部導電膜２間に形成される静
電容量Ｃ１を介して偏向ヨーク５に加わるパルス電圧が
静電誘導により印加されるとともに、内部導電膜２と外
部導電膜１間に形成される静電容量Ｃ２を介して偏向ヨ
ーク５に発生するパルス電圧とは逆位相の電圧が静電誘
導により印加されるよう構成されている。
【００１４】ｍ２はキャンセルトランスＴ１の二次巻線
であり、一端が接地されていて他端は可変抵抗器ＶＲ１
を介して接地されるほか、コンデンサＣ４を介して陰極
線管６の外部導電膜１に接続されている。従って、可変
抵抗器ＶＲ１を調整することで陰極線管６の内部導電膜
２に静電誘導により印加されるパルス電圧の振幅を調整
することができる。３は高圧回路であり、フライバック
トランス７や平滑用のコンデンサＣ３やブリーダ抵抗Ｒ
１を具備していて、陰極線管６の内部導電膜２と接続さ
れたアノード電極に高圧電源ＨＶを供給する。
であり、一端が接地されていて他端は可変抵抗器ＶＲ１
を介して接地されるほか、コンデンサＣ４を介して陰極
線管６の外部導電膜１に接続されている。従って、可変
抵抗器ＶＲ１を調整することで陰極線管６の内部導電膜
２に静電誘導により印加されるパルス電圧の振幅を調整
することができる。３は高圧回路であり、フライバック
トランス７や平滑用のコンデンサＣ３やブリーダ抵抗Ｒ
１を具備していて、陰極線管６の内部導電膜２と接続さ
れたアノード電極に高圧電源ＨＶを供給する。
【００１５】本発明による作用を図１の等価回路図であ
る図２により説明する。図において、５は偏向ヨーク、
２は陰極線管６の内部導電膜、Ｒ１はフライバックトラ
ンス７のブリーダ抵抗を示し、Ｃ１は偏向ヨーク５と陰
極線管６の内部導電膜２の間に形成される静電容量であ
る。ここで、コンデンサＣ１とブリーダ抵抗Ｒ１とは微
分回路を構成するので、偏向ヨーク５側に波形Ａで示す
パルス電圧が発生すると内部導電膜２には波形Ａ１で示
すパルス電圧が静電誘導され、陰極線管６の管面からは
波形Ａ１で示される不要電界が輻射されるようになる。
る図２により説明する。図において、５は偏向ヨーク、
２は陰極線管６の内部導電膜、Ｒ１はフライバックトラ
ンス７のブリーダ抵抗を示し、Ｃ１は偏向ヨーク５と陰
極線管６の内部導電膜２の間に形成される静電容量であ
る。ここで、コンデンサＣ１とブリーダ抵抗Ｒ１とは微
分回路を構成するので、偏向ヨーク５側に波形Ａで示す
パルス電圧が発生すると内部導電膜２には波形Ａ１で示
すパルス電圧が静電誘導され、陰極線管６の管面からは
波形Ａ１で示される不要電界が輻射されるようになる。
【００１６】一方、１は陰極線管６の外部導電膜であ
り、Ｃ２は外部導電膜１と内部導電膜２の間に形成され
る静電容量である。ここで、外部導電膜１側に波形Ｂで
示されるキャンセルトランスＴ１の二次巻線ｍ２から得
られる負極性で波形Ａで示すパルス電圧とは極性が逆の
パルス電圧を印加すると、コンデンサＣ２とブリーダ抵
抗Ｒ１とが微分回路を構成しているので、内部導電膜２
には波形Ｂ１で示すパルス電圧が静電誘導されるように
なる。
り、Ｃ２は外部導電膜１と内部導電膜２の間に形成され
る静電容量である。ここで、外部導電膜１側に波形Ｂで
示されるキャンセルトランスＴ１の二次巻線ｍ２から得
られる負極性で波形Ａで示すパルス電圧とは極性が逆の
パルス電圧を印加すると、コンデンサＣ２とブリーダ抵
抗Ｒ１とが微分回路を構成しているので、内部導電膜２
には波形Ｂ１で示すパルス電圧が静電誘導されるように
なる。
【００１７】従って、陰極線管６の内部導電膜２には波
形Ａ１で示すパルス電圧が静電誘導されるほか、波形Ａ
１で示すパルス電圧とは極性が逆で波形Ｂ１で示すパル
ス電圧が静電誘導されるようになる。そこで、波形Ｂ１
で示すパルス電圧に関して、波形Ｂで示すパルス電圧の
振幅を可変抵抗器ＶＲ１により調整することにより、陰
極線管６の管面側から輻射する不要電界の大きさを調整
することができる。この結果、陰極線管６の管面から輻
射する不要電界は波形Ａ２で示すように低減される。
形Ａ１で示すパルス電圧が静電誘導されるほか、波形Ａ
１で示すパルス電圧とは極性が逆で波形Ｂ１で示すパル
ス電圧が静電誘導されるようになる。そこで、波形Ｂ１
で示すパルス電圧に関して、波形Ｂで示すパルス電圧の
振幅を可変抵抗器ＶＲ１により調整することにより、陰
極線管６の管面側から輻射する不要電界の大きさを調整
することができる。この結果、陰極線管６の管面から輻
射する不要電界は波形Ａ２で示すように低減される。
【００１８】このような本発明の構成によれば、偏向ヨ
ーク５に発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス電圧
が、陰極線管６の内部導電膜２と外部導電膜１間に形成
される静電容量Ｃ２を介して内部導電膜２に静電誘導さ
れて印加される結果、偏向ヨーク５に加わるパルス電圧
が陰極線管６の内部導電膜２に静電誘導されることによ
り陰極線管６の管面から輻射されていた不要電界が低減
させられるようになる。この結果、従来方法では困難で
あった偏向ヨーク５から発生する水平偏向周期のパルス
電圧によって内部導電膜２に静電誘導されるパルス電圧
による輻射を低減することが可能になる。
ーク５に発生するパルス電圧とは極性が逆のパルス電圧
が、陰極線管６の内部導電膜２と外部導電膜１間に形成
される静電容量Ｃ２を介して内部導電膜２に静電誘導さ
れて印加される結果、偏向ヨーク５に加わるパルス電圧
が陰極線管６の内部導電膜２に静電誘導されることによ
り陰極線管６の管面から輻射されていた不要電界が低減
させられるようになる。この結果、従来方法では困難で
あった偏向ヨーク５から発生する水平偏向周期のパルス
電圧によって内部導電膜２に静電誘導されるパルス電圧
による輻射を低減することが可能になる。
【００１９】なお、上述の説明では陰極線管６の外部導
電膜１を静電容量Ｃ２の電極として利用しているが、外
部導電膜１に導電体フィルムを密着させて配設し、これ
を電極として用いてもよい。
電膜１を静電容量Ｃ２の電極として利用しているが、外
部導電膜１に導電体フィルムを密着させて配設し、これ
を電極として用いてもよい。
【００２０】更に、本発明による不要電界の低減方法は
フライバックトランス７を使用せず、水平周期と同期し
ていない高圧電源ユニットにて陰極線管６に高圧電源Ｈ
Ｖを供給するＣＲＴディスプレィに対しても有効である
ことはいうまでもない。
フライバックトランス７を使用せず、水平周期と同期し
ていない高圧電源ユニットにて陰極線管６に高圧電源Ｈ
Ｖを供給するＣＲＴディスプレィに対しても有効である
ことはいうまでもない。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、陰極線管を使用した表
示装置において、偏向ヨークから発生するパルス電圧と
は極性が逆のパルス電圧を陰極線管の外部導電膜に加え
るという極めて簡便な手段によって、偏向ヨークから発
生する水平偏向周期のパルス電圧により静電誘導される
パルス電圧によって陰極線管から輻射される不要な電界
をも低減することが可能になった。この結果、陰極線管
表示装置から輻射される不要な電界が周囲の電子機器に
対して電磁的障害をおよぼすことがなくなるほか、人間
や動物の健康面に対する悪影響もなくなり、その実用上
の効果は極めて大きなものがある。
示装置において、偏向ヨークから発生するパルス電圧と
は極性が逆のパルス電圧を陰極線管の外部導電膜に加え
るという極めて簡便な手段によって、偏向ヨークから発
生する水平偏向周期のパルス電圧により静電誘導される
パルス電圧によって陰極線管から輻射される不要な電界
をも低減することが可能になった。この結果、陰極線管
表示装置から輻射される不要な電界が周囲の電子機器に
対して電磁的障害をおよぼすことがなくなるほか、人間
や動物の健康面に対する悪影響もなくなり、その実用上
の効果は極めて大きなものがある。
【図１】本発明の要部を示す回路図である。
【図２】図１の等価回路図である。
【図３】偏向回路系から発生する不要電界を説明するた
めの回路図である。
めの回路図である。
【図４】従来例を示す回路図である。
１ 陰極線管の外部導電膜 ２ 陰極線管の内部導電膜 ３ 高圧回路 ４ 偏向回路 ５ 偏向ヨーク ６ 陰極線管 ７ フライバックトランス ８ フライバックトランスの１次巻線 ９ 水平出力トランスの１次巻線 Ｔ２ 水平出力トランス Ｃ０ Ｓ字コンデンサ Ｃ１ 偏向ヨークと内部導電膜間の静電容量 Ｃ２ 外部導電膜と内部導電膜間の静電容量 Ｃ３ コンデンサ Ｔ１ キャンセルトランス ｍ１ キャンセルトランスの１次巻線 ｍ２ キャンセルトランスの２次巻線 Ｒ１ フライバックトランスのブリーダ抵抗 ＶＲ１ 可変抵抗器 ＨＶ 高圧電源
Claims (2)
- 【請求項１】 内部導電膜２と外部導電膜１とを有する
陰極線管６を用いた陰極線管表示装置の管面から輻射さ
れる不要電界の低減方法であって、 前記陰極線管表示装置内の偏向回路系から発生するパル
ス電圧とは極性が逆のパルス電圧を外部導電膜１に印加
することにより、前記内部導電膜２と外部導電膜１間に
形成される静電容量Ｃ２を介して偏向回路系から発生す
るパルス電圧とは極性が逆のパルス電圧を内部導電膜２
に供給せしめ、陰極線管表示装置の管面から輻射される
不要電界を低減することを特徴とする不要電界の低減方
法。 - 【請求項２】 前記極性が逆のパルス電圧を外部導電膜
１に密着して配設した導電体フィルムを介して印加せし
めることを特徴とする請求項１記載の不要電界の低減方
法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067072A JPH09233355A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 不要電界の低減方法 |
| US08/739,693 US6407517B1 (en) | 1996-02-27 | 1996-10-29 | Method of attenuating unwanted electric field radiation and a cathode ray tube display |
| EP96308276A EP0793379A3 (en) | 1996-02-27 | 1996-11-15 | A method of attenuating unwanted electric field radiation and of a cathode ray tube display |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067072A JPH09233355A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 不要電界の低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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