JPH09231895A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH09231895A
JPH09231895A JP3668396A JP3668396A JPH09231895A JP H09231895 A JPH09231895 A JP H09231895A JP 3668396 A JP3668396 A JP 3668396A JP 3668396 A JP3668396 A JP 3668396A JP H09231895 A JPH09231895 A JP H09231895A
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JP
Japan
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armature
movable contact
pieces
electromagnetic relay
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP3668396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoaki Kuzukawa
清明 葛川
Masanori Nakamura
正則 中村
Tatsuo Shinoura
達生 篠浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP3668396A priority Critical patent/JPH09231895A/ja
Publication of JPH09231895A publication Critical patent/JPH09231895A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた高周波特性を有し、組立精度が高い小
型の電磁継電器を提供することにある。 【解決手段】 接極子41の両端部に、可動接触片4
3,44を前記接極子41の長手方向に直交するように
配し、支持体45で一体化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器、特に、
接極子に可動接触片を一体化した電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接極子に可動接触片を一体化した
電磁継電器としては、例えば、特開昭2−197041
号公報に記載のものがある。すなわち、図6に示すよう
に、箱型ベース1に、コイルブロック2、永久磁石3、
接極子ブロック4およびシールドブロック5を組み込ん
だものである。前記接極子ブロック4は、図7に示すよ
うに、接極子6の両側に配した略U字形状の可動接触ば
ね片7,8を支持体9で一体成形するとともに、この支
持体9の側面に回動軸9aを突設したものである。
【0003】そして、前記箱型ベース1に組み込んだコ
イルブロック2の励磁,消磁に基づき、接極子ブロック
4が回動軸9aの軸心を中心に回動し、可動接触ばね片
7,8の先端部が箱型ベース1に設けた固定接点1a,
1bに交互に接触する一方、可動接触片7,8の先端部
がシールドブロック5のアース接点5a,5bに交互に
接触する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
電磁継電器にかかる可動接触ばね片7,8は略U字形状
の複雑な形状であるので、高周波特性が悪いだけでな
く、高い寸法精度で製造することが困難であり、組立精
度が低いという問題点がある。
【0005】本発明にかかる電磁継電器は、前記問題点
に鑑み、優れた高周波特性を有し、組立精度が高い電磁
継電器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁継電
器は、前記目的を達成するため、電磁石ブロックの励
磁,消磁に基づいて板厚方向に回動する接極子に一体化
した可動接触片を駆動して接点を開閉する電磁継電器に
おいて、前記接極子の両端部に、前記可動接触片を前記
接極子の長手方向に直交するように配した構成としたも
のである。また、前記可動接触片は、前記接極子の片面
に突設した接極子よりも巾狭の壇部に固定しておいても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態を
図1ないし図5の添付図面に従って説明する。本実施形
態にかかる電磁継電器は、図1に示すように、電磁石ブ
ロック10に2次成形を施して形成したベースブロック
20と、永久磁石30と、接極子ブロック40と、ケー
ス50とからなるものである。
【0008】電磁石ブロック10は、図3に示すよう
に、略コ字形状の鉄芯11をインサート成形したスプー
ル12の胴部16にコイル(図示せず)を巻回したもの
である。
【0009】前記スプール12は、その胴部16の両端
に形成した鍔部13,14の上端面から前記鉄芯11の
両端に位置する磁極部11a,11bがそれぞれ露出し
ている。そして、前記鍔部13,14には一組の中継端
子15,15がそれぞれインサート成形されており、そ
のからげ部15aが前記鍔部13,14の両側端面から
それぞれ突出している。さらに、前記スプール12は、
その胴部16の略中央に中央鍔部17が形成され、この
中央鍔部17には、後述する永久磁石30を挿入するた
めの挿入孔17aが形成されている。なお、前記胴部1
6に巻回したコイルの引き出し線は前記中継端子15,
15のからげ部15aにからげられてハンダ付けされて
いる。
【0010】ベースブロック20は、前記電磁石ブロッ
ク10と、図示しないリードフレームとに2次成形を施
して一体化した後、リードフレームから電磁石ブロック
10を切り離して形成したものである。すなわち、前記
リードフレームは、帯状のフープ材からコイル端子2
1,22、グランド端子23、および、固定接点24
a,25aを固着一体化した固定接点端子24,25を
切り出して屈曲し、上向きにした前記リードフレームの
裏面のうち、前記コイル端子21,22の先端部に電磁
石ブロック10の中継端子15を載置して溶着した後、
2次成形する。そして、前述の各端子をリードフレーム
から切り離して屈曲することにより、図1に示すよう
に、スプール10の挿入孔17a、グランド端子23の
接続受け部23a、固定接点24a,25aが露出する
ベースブロック20が得られる。
【0011】永久磁石30は、希土類を焼結して形成さ
れた略直方体形状を有するものであり、電磁石ブロック
10の挿入孔17aに上方から挿入され、その下端面を
鉄芯11の上面に当接するように組み付けた後、着磁さ
れる。
【0012】接極子ブロック40は、接極子41の下面
中央部に薄板ばね材からなるグランド中継端子42を直
交するように配するとともに、接極子41の上面両端部
に可動接触片43,44を長手方向に直交するように配
した後、これらにアウトサート成形を施して支持体45
で一体化したものである。
【0013】前記接極子41は磁性材からなる平面長方
形の板材であり、その下面中央部に支持突部(図示せ
ず)を突き出し加工で形成してある。
【0014】グランド中継端子42は、その両側端部に
略T字形状の接続部42aを延在する一方、その中央部
に前記接極子41の支持突部に嵌合する嵌合孔(図示せ
ず)を設けてある。そして、前記グランド中継端子42
は、その嵌合孔を前記接極子41の支持突部に嵌合し、
スポット溶接で接極子41に仮止めした後、支持体45
で一体化される。
【0015】前記可動接触片43,44は、巾方向に2
分割された両側端部に可動接点43a,44aをそれぞ
れ設けたツイン接点構造を有している。そして、図4
(a),(b)に示すように、接極子41の貫通孔41
aを下金型60の位置決めピン61に嵌合するととも
に、その上面に可動接触片43を載置した後、上金型6
2を被せて形成されるキャビティ63に樹脂を注入する
ことにより、支持体45が形成され、前記接極子41と
可動接触片43,44とが一体化される。
【0016】したがって、永久磁石30の上端面に接極
子41の支持突部を載置した後、ベースブロック10に
インサート成形したグランド端子23の接続受け部23
aに、接極子ブロック40の接続部42aを溶着一体化
することにより、可動接点43a,44aが固定接点2
4a,25aに接離可能に対向する。ただし、図1中、
手前側のグランド端子23の接続受け部23aは図示し
ない。
【0017】なお、接極子41に可動接触片43,44
を一体化する方法は、前述の方法に限定するものではな
く、例えば、図5に示すように、接極子41の上面中央
部にアウトサート成形した壇部46の突起46aに、可
動接触片43に設けた嵌合孔43bを嵌合して熱カシメ
することにより、固定してもよい。この実施形態によれ
ば、壇部46が接極子41よりも巾狭であるので、可動
接触片43のスパンが長くなる。このため、壇部46の
巾寸法を適宜選択することにより、接点圧を調整できる
という利点がある。
【0018】ケース50は、前記ベースブロック20に
嵌合可能な箱形状を有するものであり、アースするため
に切り出して屈曲した略コ字形の金属板51でケース5
0の3面を形成するとともに、残る2面を樹脂材からな
る側壁52で形成したものである。
【0019】前記金属板51は、その天井面の両側縁部
からアース用接続片53a,53b(奥側の舌片は図示
せず)を延在して内方に屈曲してある一方、その両端縁
部から略L字形状の接続舌片54(奥側の接続舌片は図
示せず)を延在してある。さらに、前記側壁52の下端
縁部には各端子に嵌合する切り欠き部52a,52b,
52c,52d,52eが形成されている。したがっ
て、前記ベースブロック20にケース50を嵌合,固定
することにより、アース用接続片53a,53bに可動
接触片43,44の両端部が交互に接離可能に対向する
とともに、各端子21〜25が側壁52の切り欠き部5
2a〜52eにそれぞれ嵌合する。そして、前記端子2
1〜25の先端部を内方に折り曲げて表面実装型の電磁
継電器とすることにより、組み立て作業が完了する。
【0020】なお、図2(a)において、本実施形態に
かかる電磁継電器の平面部分断面図が図示されている
が、従来例のように接極子41の両側に略U字形状の可
動接触片が配置されていないので、図2(b)に示すよ
うに、接極子ブロック40の全長を短くすることによ
り、より一層小型の電磁継電器が得られるという利点が
ある。
【0021】次に、前述のように組み立てられた自己保
持型の電磁継電器の動作について説明する。まず、コイ
ルに電圧が印加されず、電磁石ブロック10が励磁され
ていない場合、永久磁石30の磁力により、接極子41
の一端部41aが鉄芯11の磁極部11aに吸着し、可
動接点43aが固定接点24aに接触する一方、可動接
触片44の両端部がケース50の接続片53bに接触し
てアースされている。
【0022】そして、前記永久磁石30の磁束を打ち消
す磁束が生じる方向に前記コイルに電圧を印加すると、
鉄芯11の磁極部11aに接極子41の一端部41aが
反発するとともに、その磁極部11bが接極子41の他
端部41bを吸引する。このため、永久磁石30の磁力
に抗し、接極子41が回動し、可動接点43aが固定接
点24aから開離し、可動接点44aが固定接点25a
に接触した後、接極子41の他端部41bが鉄芯11の
磁極部11bに吸着する。このとき、可動接触片43の
両端部がケース50の接続片53aに接触してアースさ
れる。
【0023】ついで、前記励磁を解いても、永久磁石3
0の磁力により、接極子ブロック40は回動せず、その
ままの状態を維持する。
【0024】さらに、前述の印加電圧と逆方向に電圧を
印加すると、接極子ブロック40が前述とは逆方向に回
動し、可動接点43aが固定接点24aに接触する一
方、可動接触片44の両端部がケース50の接続片53
bに接触してアースされ、元の状態に復帰する。
【0025】前述の実施形態では、自己保持型の電磁継
電器に適用した場合について説明したが、必ずしもこれ
に限らず、磁気バランスを崩して自己復帰型の電磁継電
器に適用してもよいことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる電磁継電器によれば、接極子の両端部に、可動
接触片を接極子の長手方向に直交するように配してあ
る。このため、従来例よりも可動接触片の形状を簡単、
かつ、短くできる。この結果、高周波特性が向上するだ
けでなく、可動接触片の寸法精度が高くなり、組立精
度,動作特性が向上する。また、接極子の両端部に、可
動接触片を接極子の長手方向に直交するように配してあ
るので、可動接触片を固定する接極子の長さを短くで
き、より小型の電磁継電器が得られる。請求項2の電磁
継電器によれば、接極子の片面に突設した接極子よりも
巾狭の壇部に、可動接触片を固定してある。このため、
接極子に可動接触片を直接当接させて固定するよりも、
可動接触片のスパンを長くできる。この結果、壇部46
の巾寸法を適宜選択することにより、接点圧を調整でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる電磁継電器の実施形態を示
す分解斜視図である。
【図2】 本願発明にかかる電磁継電器の平面部分断面
図であり、図2(a)は図1に示した電磁継電器の平面
部分断面図であり、図2(b)は図2(a)の変形例を
示す平面部分断面図である。
【図3】 電磁石ブロックの斜視図である。
【図4】 接極子に可動接触片を一体化する方法を図示
し、図4(a)は分解斜視図、図4(b)は正面断面図
である。
【図5】 接極子に可動接触片を一体化する別の方法を
示す分解斜視図である。
【図6】 従来例にかかる電磁継電器の実施形態を示す
分解斜視図である。
【図7】 図6に示した電磁継電器の接極子ブロックの
平面図である。
【符号の説明】
10…電磁石ブロック、20…ベースブロック、24
a,25a…固定接点、30…永久磁石、40…接極子
ブロック、41…接極子、42…グランド中継端子、4
3,44…可動接触片、43a,44a…可動接点、4
5…支持体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて
    板厚方向に回動する接極子に一体化した可動接触片を駆
    動して接点を開閉する電磁継電器において、 前記接極子の両端部に、前記可動接触片を前記接極子の
    長手方向に直交するように配したことを特徴とする電磁
    継電器。
  2. 【請求項2】 前記接極子の片面に突設した接極子より
    も巾狭の壇部に、前記可動接触片を固定したことを特徴
    とする請求項1に記載の電磁継電器。
JP3668396A 1996-02-23 1996-02-23 電磁継電器 Pending JPH09231895A (ja)

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JP3668396A JPH09231895A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電磁継電器

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JP3668396A JPH09231895A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電磁継電器

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JPH09231895A true JPH09231895A (ja) 1997-09-05

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ID=12476646

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JP3668396A Pending JPH09231895A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電磁継電器

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JP (1) JPH09231895A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021181876A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 オムロン株式会社 電磁継電器

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