JPH09231812A - 灯 具 - Google Patents

灯 具

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JPH09231812A
JPH09231812A JP5559496A JP5559496A JPH09231812A JP H09231812 A JPH09231812 A JP H09231812A JP 5559496 A JP5559496 A JP 5559496A JP 5559496 A JP5559496 A JP 5559496A JP H09231812 A JPH09231812 A JP H09231812A
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reflecting
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/04Optical design
    • F21V7/09Optical design with a combination of different curvatures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点灯時の灯具を外部から観察したとき、従来
の灯具にはない斬新な光り方で光って見えるようにす
る。 【解決手段】 反射鏡14の反射面18を、光軸Ax近
傍に形成された第1反射面18(1) と、その円形外周縁
から前方に向けて広がるように環状に延長形成された第
2反射面18(2) とからなる構成とする。第1反射面1
8(1) は、多重放物面上に魚眼状の反射面素子18(1)
s を割り付けてなる構成とし、第2反射面18(2)
は、光軸Axを中心として放射状に区分けされた複数の
反射面素子18(2)s からなる構成とする。これによ
り、第1反射面18(1) を散点的パターンで光らせ、第
2反射面18(2) を放射状パターンで光らせる。さら
に、反射面18からの反射光を拡散レンズ16に入射さ
せて光軸Axに関して径方向に拡散透過させる。以上に
より、光軸Axを中心とした内外2つの領域で見え方の
異なる斬新な光り方で、灯具10を光らせることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用あるいは
一般用その他各種用途に用いられる灯具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】灯具の構成としては従来より種々のもの
が提案されているが、拡散光を照射するように構成され
た灯具としては、図11に示すように、光源2と、この
光源2からの光を前方へ反射させる反射鏡4と、この反
射鏡4の前方に設けられた拡散レンズ6とを備えたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の灯具では、光拡散機能の大半は拡散レンズ6によっ
て果たされるようになっているので、広拡散の照射光を
得ようとすると拡散レンズ6に大きな負担がかかり、こ
のため、あまり広い角度範囲にわたって光を照射するこ
とができない、という問題がある。また、上記従来の灯
具では、反射鏡4からの反射光がひとかたまりになって
拡散レンズ6に入射するので、点灯時に灯具を外部から
観察したときその光り方が凡庸で斬新性がなく、あまり
見映えが良くない、という問題がある。このような問題
は、例えば車輌用標識灯のように、灯具本来の照明機能
の他に、点灯時の灯具を外部から観察したときの見映え
(光り方)が重要視される灯具においては、特に重要な
問題となる。
【0004】これに対し、反射鏡にも光拡散機能を持た
せるようにすれば、レンズに大きな負担をかけることな
く広い照射角度を確保することが可能であり、その際、
光拡散機能を持たせるために反射面に複数の凹凸を設け
るようにすれば、反射面からの反射光がひとかたまりに
なって拡散レンズに入射するのを回避することが可能と
なる。しかしながらこの場合、反射面に凹凸を無造作に
羅列しただけでは、点灯時の灯具を外部から観察したと
き単に乱雑に光って見えるだけであり、灯具の見映えを
高めることができない、という問題がある。
【0005】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、点灯時における見映えに優れた灯具
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、反射面を上
記光軸に関して径方向に2つの反射面領域に分けるとと
もに、外側の反射面領域についてその面形状に工夫を施
すことにより、上記目的達成を図るようにしたものであ
る。
【0007】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、光源と、この光源からの光を前方へ反射する
反射鏡と、この反射鏡の前方に設けられた拡散レンズ
と、を備えた灯具において、上記反射鏡の反射面が、該
反射鏡の光軸近傍に形成された第1反射面と、この第1
反射面の外周縁から前方に向けて広がるように延長形成
された第2反射面とからなり、上記第2反射面が、上記
光軸を中心として放射状に区分けされた複数の反射面素
子からなる、ことを特徴とするものである。
【0008】上記「第2反射面」は、第1反射面の外周
縁から前方に向けて広がるように延長形成されたもので
あれば、その広がり方は特に限定されるものではなく、
上記径方向の断面をとったとき、その断面形状が、直線
状に広がるものであってもよいし、曲線状に広がるもの
であってもよいし、あるいは、連続的ではなく階段状に
広がるものであってもよい。
【0009】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、反射鏡の反射面が、該反射鏡の光軸近傍に形
成された第1反射面と、この第1反射面の外周縁から前
方に向けて広がるように延長形成された第2反射面とか
らなり、かつ、上記第2反射面は、上記光軸を中心とし
て放射状に区分けされた複数の反射面素子からなってい
るので、これら各反射面素子からの反射光を一単位とす
る放射状パターンの反射光群を得ることができる。そし
て、このような規則性を有する反射光群を拡散レンズに
入射させることにより、上記放射状の規則性を維持しつ
つ離散的なパターンで灯具の周縁部を光らせることがで
きる。上記第2反射面の内側には該第2反射面とは異な
る第1反射面が形成されているので、灯具は上記のよう
に離散的な放射状パターンで光る部分とこれとは異なる
光り方で光る部分とを有することとなり、これにより、
点灯時の灯具を外部から観察したとき、従来の灯具には
ない斬新な光り方で光って見えるようにすることができ
る。
【0010】このように、本願発明によれば、点灯時に
おける見映えに優れた灯具を得ることができる。
【0011】また、本願発明の構成を採用することによ
り、非点灯時においても、拡散レンズを透かして反射面
を観察したとき、手前側に放射状の規則性を有する第2
反射面が見え、その奥に第2反射面とは見え方の異なる
第1反射面が見えることとなるので、灯具を秩序ある奥
行き感を呈するものとすることができる。
【0012】上記第2反射面を構成する「複数の反射面
素子」は、反射鏡の光軸を中心として放射状に区分けさ
れたものであれば、各反射面素子の表面形状その他の構
成は特に限定されるものではない。例えば、上記各反射
面素子を、光源からの光を偏向反射させるものとして形
成してもよいし、光源からの光を拡散反射させるものと
して形成してもよい。
【0013】この場合において、請求項2に記載したよ
うに、第2反射面の反射面素子相互間に段差を設けて上
記各反射面素子を1つ置きに上記光軸側に相対変位させ
て配するようにすれば、第2反射面を放射状の繰り返し
パターンで鮮明に光らせることができる。さらに、その
際、請求項3に記載したように、上記光軸側に相対変位
して配された各反射面素子を、上記光軸を中心軸とする
第1の円錐面上に配し、残りの各反射面素子を、上記光
軸を中心軸とする第2の円錐面上に配するようにすれ
ば、上記放射状の繰り返しパターンを一層鮮明で秩序あ
るものとすることができる。
【0014】上記構成において、第1反射面の具体的構
成は特に限定されるものではないが、請求項4に記載し
たように、光源から該第1反射面に入射する光の一部を
第2反射面に向けて反射させるように構成されたものと
すれば、第2反射面からは、少なくとも光源から直接入
射する光と第1反射面で反射して入射した光とが前方へ
反射されることとなるため、点灯時の灯具を外部から観
察したとき、一層斬新な光り方で光って見えるようにす
ることができる。
【0015】このように光源から第1反射面に入射する
光の一部を第2反射面に向けて反射するための第1反射
面の具体的構成例としては、請求項5に記載したよう
に、基準曲面上に、上記光軸に関して少なくとも径方向
の断面形状が凸状円弧形状に設定された複数の反射面素
子を割り付ける構成が採用可能である。
【0016】その際、上記基準曲面を、請求項6に記載
したように、光軸上の一点を共通の焦点とする焦点距離
の異なる同心状に配置された複数の回転放物面であって
上記光軸に近い回転放物面ほど焦点距離が短い値に設定
された複数の回転放物面で構成すれば、次のような作用
効果を得ることができる。すなわち、このようなタイプ
の多重放物面を基準曲面として採用することにより、第
1反射面の奥行き寸法を短く設定することができるの
で、灯具全体の奥行き寸法が限られている場合において
も、第2反射面の奥行き寸法を比較的長く設定すること
が可能となる。
【0017】上記「拡散レンズ」の具体的構成は特に限
定されるものではないが、請求項7に記載したように、
該拡散レンズにおける少なくとも第2反射面の前方領域
が、上記光軸を中心として同心状に区分けされた複数の
レンズ素子からなる構成とすれば、第2反射面からの放
射状パターンの反射光群を、拡散レンズによりさらに同
心状の規則性をもたせて拡散透過させることができるの
で、周方向および径方向に離散したパターンで(例えば
菊花あるいは打ち上げ花火等の模様のように)灯具の周
縁部を光らせることができる。
【0018】本願発明は、車輌用灯具、屋内外で使用さ
れる一般照明用灯具、案内表示用灯具、ディスプレー照
明用灯具、携帯用灯具、その他各種用途に用いられる灯
具に適用可能であるが、点灯時における灯具自体の見映
えが極めて重要視される車輌用標識灯に適用した場合に
特に効果的である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施形態について説明する。
【0020】図1は、本願発明の一実施形態に係る灯具
を示す側断面図であり、図2はそのII方向矢視図であ
る。
【0021】本実施形態に係る灯具10は、車輌用標識
灯であって、光源12と、この光源12からの光を前方
へ反射させる反射鏡14と、この反射鏡14の前方に設
けられた拡散レンズ16とを備えてなり、灯具正面視に
おける外形形状が円形に設定されている。
【0022】上記反射鏡14の反射面18は、該反射鏡
14の光軸Ax近傍に形成された第1反射面18(1)
と、この第1反射面18(1) の円形形状に設定された外
周縁から前方に向けて広がるように環状に延長形成され
た第2反射面18(2) とからなっている。第2反射面1
8(2) の前方への広がり角度は約10°に設定されてい
る。
【0023】上記第1反射面18(1) は、図3に示すよ
うに、光軸Axを中心として同心円状および放射状に区
分けされた複数の反射面素子18(1)s からなってい
る。上記同心円状の区分けピッチは、内側4箇所は比較
的狭いピッチ、外側2箇所は比較的広いピッチに設定さ
れている。一方、上記放射状の区分けピッチは9°で等
間隔に設定されている。そして、上記各反射面素子18
(1)s は、図6に示すような多重放物面からなる基準曲
面18(1)o 上に割り付けられている。この多重放物面
は、光軸Ax上の一点Fを共通の焦点とする焦点距離の
異なる複数の回転放物面(図中2点鎖線で示す)が同心
円状に配置されてなり、光軸Axに近い回転放物面ほど
焦点距離が短い値に設定されている。
【0024】一方、上記第2反射面18(2) は 、光軸
Axを中心として放射状に等間隔で区分けされた複数の
反射面素子18(2)sからなっている。上記放射状の区
分けピッチは、第1反射面18(1) と同じ約9°に設定
されている。
【0025】上記光源12は、C−6タイプのフィラメ
ント12aを有するバルブであって、そのフィラメント
12aが基準曲面18(1)o の焦点Fに位置するように
して、ソケット20を介して反射鏡14の後頂部に取り
付けられている。
【0026】上記第1反射面18(1) を構成する各反射
面素子18(1)s は、その表面形状が凸状球面形状(魚
眼状)に設定されており、これにより光源12(正確に
はそのフィラメント12aから)からの光を光軸Axに
関して径方向および円周方向に拡散反射させるようにな
っている。
【0027】一方、第2反射面18(2) を構成する各反
射面素子18(2)s は、図5に示すように、その相互間
に段差が設けられており、各反射面素子18(2)s は1
つ置きに光軸Ax側に相対変位して配されている。これ
ら反射面素子18(2)s のうち、光軸Ax側に相対変位
して配された各反射面素子は光軸Axを中心軸とする第
1の円錐面上に配されており、残りの各反射面素子は光
軸Axを中心軸とする第2の円錐面上に配されている。
【0028】上記拡散レンズ16は、図4に示すよう
に、光軸Axを中心として同心円状に等間隔で区分けさ
れた複数のレンズ素子16sを備えてなっている。これ
ら各レンズ素子16sは、径方向の断面形状が図1に示
すように凸状円弧形状に設定されている。そして、これ
により反射面18からの反射光を光軸Axに関して円周
方向に拡散透過させるようになっている。
【0029】次に本実施形態の作用について説明する。
【0030】上記構成に示すように、本実施形態におい
ては、反射鏡14の反射面18が、該反射鏡14の光軸
Ax近傍に形成された第1反射面18(1) と、この第1
反射面18(1) の外周縁から前方に向けて広がるように
延長形成された第2反射面18(2) とからなり、かつ、
第2反射面18(2) は、光軸Axを中心として放射状に
区分けされた複数の反射面素子18(2)s からなってい
るので、これら各反射面素子18(2)s からの反射光を
一単位とする放射状パターンの反射光群を得ることがで
きる。そして、このような規則性を有する反射光群を拡
散レンズ16に入射させることにより、上記放射状の規
則性を維持しつつ離散的なパターンで灯具10の周縁部
を光らせることができる。上記第2反射面18(2) の内
側には該第2反射面18(2) とは異なる第1反射面18
(1) が形成されているので、灯具は上記のように離散的
な放射状パターンで光る部分とこれとは異なる光り方で
光る部分とを有することとなり、これにより、点灯時の
灯具10を外部から観察したとき、従来の灯具にはない
斬新な光り方で光って見えるようにすることができる。
【0031】このように、本実施形態によれば、点灯時
における見映えに優れた灯具を得ることができる。
【0032】また、本実施形態の構成を採用することに
より、非点灯時においても、拡散レンズ16を透かして
反射面18を観察したとき、手前側に放射状の規則性を
有する第2反射面18(2) が見え、その奥に第2反射面
18(2) とは見え方の異なる第1反射面18(1) が見え
ることとなるので、灯具10を秩序ある奥行き感を呈す
るものとすることができる。
【0033】しかも、本実施形態においては、第2反射
面18(2) の反射面素子18(2)s相互間に段差が設け
られて各反射面素子18(2)s が1つ置きに光軸Ax側
に相対変位して配されており、かつ、これら光軸Ax側
に相対変位して配された各反射面素子が光軸Axを中心
軸とする第1の円錐面上に配されるとともに残りの各反
射面素子が光軸Axを中心軸とする第2の円錐面上に配
されているので、規則正しい放射状の繰り返しパターン
で第2反射面18(2) を鮮明に光らせることができる。
【0034】また、本実施形態においては、第1反射面
18(1) が、多重放物面からなる基準曲面18(1)o 上
に、表面形状が凸状球面形状(魚眼状)に設定された複
数の反射面素子18(2)s を割り付けることにより構成
されているので、光源12から第1反射面18(1) に入
射する光の一部を第2反射面18(2) に向けて反射させ
ることができる。そして、これにより次のような作用効
果を得ることができる。
【0035】すなわち、図7に示すように、第2反射面
18(2) 上のある一点P(図では説明の便宜上僅かにず
らして複数の点として示している。)に注目してみる
と、この点Pには、光源12からの直接光と、第1反射
面18(1) からの反射光と、第2反射面18(2) の他の
部分からの反射光とが入射する。これら各入射光は、点
Pにおいて、光軸Axに対して各々異なる開き角度で前
方へ反射する。そして、これら各反射光は、拡散レンズ
16の異なる部位に入射して、拡散レンズ16により拡
散光となって灯具前方へ照射されるが、点Pからの3種
類の反射光は、互いに異なる入射角度で拡散レンズ16
に入射するため、全体としては灯具前方への照射角度を
広く確保することができる。このような光照射は、第2
反射面18(2) における点P以外の点に関しても同様に
行われるので、点灯時の灯具を外部から観察したとき、
いずれの角度から観察した場合においても、第2反射面
18(2) の各点を各々異なった光り方で光って見えるよ
うにすることができる。
【0036】さらに、本実施形態においては、上記第1
反射面18(1) の基準曲面18(1)o が、光軸Axに近
い回転放物面ほど焦点距離が短い値に設定された多重放
物面で構成されているので、第1反射面18(1) の奥行
き寸法を短く設定することができ、これにより、灯具全
体の奥行き寸法が限られている場合においても、第2反
射面18(2) の奥行き寸法を比較的長く設定することが
可能となる。
【0037】また、本実施形態においては、上記拡散レ
ンズ16が、光軸Axを中心として同心状に区分けされ
た複数のレンズ素子16sからなっているので、第2反
射面18(2) からの放射状パターンの反射光群は、拡散
レンズ16によりさらに同心状の規則性をもって拡散せ
しめられることとなり、これにより、円周方向および径
方向に離散したパターンで(例えば菊花あるいは打ち上
げ花火等の模様のように)灯具10の周縁部を光らせる
ことができる。
【0038】上記実施形態においては、反射面素子18
sおよびレンズ素子16s共に、等ピッチで形成された
ものについて説明したが、これらピッチを各々変えるよ
うにしてもよいことはもちろんであり、このようにした
場合には、上記実施形態に比してパターンにアクセント
のある光り方の灯具を得ることができる。
【0039】また、上記実施形態においては、第2反射
面18(2) を構成する各反射面素子18(2)s が、その
相互間に段差が設けられて1つ置きに光軸Ax側に相対
変位して配された構成となっているものについて説明し
たが、例えば、図8(a)に断面形状を示すような凹状
球面形状の反射面素子18(2)sA あるいは図8(b)
に断面形状を示すような波形形状の反射面素子18(2)
sB を採用してもよく、これらの場合には、光源12
からの光を円周方向に拡散反射させることができるの
で、上記実施形態とは趣の異なる光り方の灯具を得るこ
とができる。一方、このような拡散反射機能を有する反
射面素子18sに代えて、円周方向の断面形状が図8
(c)、図8(d)に示すような断面形状に設定され、
光源12からの光を円周方向に偏向反射させる反射面素
子18(2)sC 、18(2)sD を採用してもよく、これ
らの場合には、上記実施形態と類似した光り方の灯具を
得ることができる。さらに、図8(e)に断面形状を示
すような多角形平面の反射面素子18(2)sEを採用し
てもよく、この場合には、光源12からの光を円周方向
に拡散反射させることができる。
【0040】上記拡散レンズ16のレンズ素子16sに
ついても、上記実施形態のような凸状円弧形状の断面形
状に代えて、上記反射面素子の変形例として挙げた図8
(a)、図8(b)に示すような凹状円弧形状、波形断
面形状等にしてもよく、これらの場合にも、反射光を上
記径方向に拡散透過させることができるので、上記実施
形態と類似した光り方の灯具を得ることができる。
【0041】さらに、上記実施形態のように同心円状に
区分けされた拡散レンズ16に代えて、図9に示すよう
な放射状に区分けされた拡散レンズ16Aあるいは図1
0に示すような同心円状および放射状に区分けされた拡
散レンズ16B、さらには、図11に従来例として示し
たような格子状に区分けされた拡散レンズ6を採用して
もよく、これらの場合には、上記実施形態とは趣の異な
る光り方の灯具を得ることができる。なお、上記のよう
にレンズ素子16sを放射状に区分けするようにした場
合、その中心は一点(光軸Ax上の点)となり正確にレ
ンズ素子16sを形成することが金型加工上困難となる
ので、拡散レンズ16のレンズ中心部には、魚眼レンズ
状に形成された小円領域16aが設定されている。
【0042】本願発明は、上記実施形態のような円形形
状の灯具とは異なる外形形状(例えば矩形形状等)の灯
具にも適用可能であることはもちろんであり、この場合
にも、灯具の光り方は上記実施形態と類似したのとなる
が、円形と矩形との相違により、上記実施形態とは趣の
異なる光り方の灯具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る灯具を示す側断面
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】上記灯具をその拡散レンズを外して示す、図1
のIII方向矢視図
【図4】上記灯具のレンズを示す、図1のIV方向矢視図
【図5】上記灯具の第2反射面の反射面素子の断面形状
を示す、図3のV-V線断面図
【図6】上記灯具の反射面を詳細に示す、図1の要部拡
大図
【図7】上記実施形態の作用を示す、図1と同様の図
【図8】上記第2反射面の反射面素子の断面形状の変形
例を示す、図5と同様の図
【図9】上記拡散レンズの変形例を示す、図4と同様の
【図10】上記拡散レンズの他の変形例を示す、図4と
同様の図
【図11】従来例を示す図
【符号の説明】
10 灯具 12 光源(バルブ) 12a フィラメント 14 反射鏡 16、16A、16B レンズ 16s レンズ素子 18 反射面 18(1) 第1反射面 18(1)s 反射面素子 18(2) 第2反射面 18(2)o 基準曲面(多重放物面) 18(2)s、18(2)sA、18(2)sB、18(2)sC、
18(2)sD 18(2)sE 反射面素子 Ax 光軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を前方へ反射
    する反射鏡と、この反射鏡の前方に設けられた拡散レン
    ズと、を備えた灯具において、 上記反射鏡の反射面が、該反射鏡の光軸近傍に形成され
    た第1反射面と、この第1反射面の外周縁から前方に向
    けて広がるように延長形成された第2反射面とからな
    り、 上記第2反射面が、上記光軸を中心として放射状に区分
    けされた複数の反射面素子からなる、ことを特徴とする
    灯具。
  2. 【請求項2】 上記第2反射面の上記各反射面素子相互
    間に段差が設けられて、これら各反射面素子が1つ置き
    に上記光軸側に相対変位して配されている、ことを特徴
    とする請求項1記載の灯具。
  3. 【請求項3】 上記光軸側に相対変位して配された各反
    射面素子が、上記光軸を中心軸とする第1の円錐面上に
    配されており、残りの各反射面素子が、上記光軸を中心
    軸とする第2の円錐面上に配されている、ことを特徴と
    する請求項2記載の灯具。
  4. 【請求項4】 上記第1反射面が、上記光源から該第1
    反射面に入射する光の一部を上記第2反射面に向けて反
    射するように構成されている、ことを特徴とする請求項
    1〜3いずれか記載の灯具。
  5. 【請求項5】 上記第1反射面が、所定の基準曲面上
    に、上記光軸に関して少なくとも径方向の断面形状が凸
    状円弧形状に設定された複数の反射面素子を割り付ける
    ことにより構成されている、ことを特徴とする請求項4
    記載の灯具。
  6. 【請求項6】 上記基準曲面が、上記光軸上の一点を共
    通の焦点とする焦点距離の異なる同心状に配置された複
    数の回転放物面であって上記光軸に近い回転放物面ほど
    焦点距離が短い値に設定された複数の回転放物面からな
    る、ことを特徴とする請求項5記載の灯具。
  7. 【請求項7】 上記拡散レンズにおける少なくとも上記
    第2反射面の前方領域が、上記光軸を中心として同心状
    に区分けされた複数のレンズ素子からなる、ことを特徴
    とする請求項1〜6いずれか記載の灯具。
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