JPH09231770A - メモリセルへの書込を終了させる回路及び方法 - Google Patents

メモリセルへの書込を終了させる回路及び方法

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JPH09231770A
JPH09231770A JP623697A JP623697A JPH09231770A JP H09231770 A JPH09231770 A JP H09231770A JP 623697 A JP623697 A JP 623697A JP 623697 A JP623697 A JP 623697A JP H09231770 A JPH09231770 A JP H09231770A
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circuit
write
data
signal
memory
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JP623697A
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C Mcclure David
シー. マククルーア デイビッド
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STMicroelectronics lnc USA
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SGS Thomson Microelectronics Inc
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/14Dummy cell management; Sense reference voltage generators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込を開始した後の選択した時間において書
込を終了させる回路及び方法を提供する。 【解決手段】 書込の開始を検知する書込開始検知回路
が書込シミュレーション回路へ結合されている。書込シ
ミュレーション回路は、好適には、メモリセルへのデー
タの書込が必要とされる時間の量を模倣するためのメモ
リセル複製物を有している。メモリセル複製物内に格納
されているデータの状態は、書込検知回路が書込の開始
を検知すると変化される。メモリセル複製物は、好適に
は、アレイのメモリセルと同一の構成、設計及びプロセ
スを使用して構成されており、アレイ内のメモリセルへ
のデータの必要とされる時間を正確にシミュレートす
る。メモリセル複製物の書込が完了すると、書込終了信
号が発生されて書込信号を終了させる。書込終了信号は
アレイのリセット回路に対するリセット信号でもあり、
読取又は書込の次のサイクルの準備を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルへの書
込を制御する方法及び装置に関するものであって、更に
詳細には、書込が開始した後の選択した時間において書
込を終了させる方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータプロセサは益々一層複雑な
もので且つ多数のタスクを同時的に実行することが可能
なものとなっている。同時に、コンピュータプロセサは
より速い速度で動作し且つより多くの量のデータを入力
及び出力することが可能である。同時に、コンピュータ
プロセサ及びその他の装置の電圧レベルが減少されてい
る。例えば、今日の多くのコンピュータプロセサは、非
常に速い速度で動作しながら、データの入力及び出力の
ために完全な32ビットバスを使用している。電圧条件
も5Vから例えば3.3V等のより低い電圧へ減少され
ている。従って、非常に速い速度で且つより低い電圧レ
ベルで動作しながら、32ビットのデータを同時的に転
送することの可能なメモリ装置に対する必要性が存在し
ている。動作の高速性は、メモリ装置からのデータの読
取のためだけではなく、マイクロプロセサの制御下にお
いてメモリ装置へのデータの書込のためにも必要とされ
る。例えば3.3V及びそれ以下の低供給電圧におい
て、メモリセルへ正しくデータを書込むことは、例えば
5V等のより高い供給電圧においてよりもより影響を受
け易い。更に、より低い電圧においてのメモリセルへの
書込は、より高い電圧においての書込よりも一層長い時
間を必要とする場合があり且つ同一のメモリセルからの
データの読取よりも一層時間がかかる場合がある。
【0003】より低い電圧においては、トランジスタの
基板効果がトランジスタ自身の動作に関してより大きな
影響力を有している。更に、スレッシュホールド電圧は
より低い供給電圧で動作する場合に全供給電圧のより高
い百分率のものとなる。これら及び多くのその他の要因
のために、より低い供給電圧を使用してデータを格納す
るために使用可能な電圧はより高い供給電圧で動作する
場合に使用可能なものよりも一層低いものである。
【0004】より低い電圧で動作する場合の別の問題と
しては、トランジスタがターンオンされている間にトラ
ンジスタを介してデータが通過することの可能な速度が
低下されるということである。何故ならば、ゲート電圧
及びデータ電圧の両方がより高い電圧において使用可能
なものよりも低下されるからである。
【0005】1つのメモリ装置から別のメモリ装置への
僅かな変化であっても一見同一のメモリセル内へデータ
を書込むために必要とされる時間に影響を与える場合が
ある。例えば、例え同一の製造プロセスを使用しても、
ビット線抵抗は1つのロットから別のロットへ異なる場
合がある。更に、埋込コンタクトか又はビア(via)
のいずれかに拘らず、接触抵抗は1つのロットから別の
ロットへ僅かに変化する場合がある。例えばバードビー
ク等の活性区域の周辺部における変動、スレッシュホー
ルド電圧及び基板効果は、更に、メモリセルへデータを
書込むために必要とされる時間を変化させる場合があ
る。より低い電圧においては、これらのパラメータのう
ちのいずれか1つにおける非常に僅かな変化であっても
データをメモリセルへ正しく書込むことの可能な速度に
影響を与えることとなる。
【0006】従来技術によれば、メモリセルへの書込を
実行するために許容される時間は与えられた製品デザイ
ンに対する製品仕様にしたがって確立されていた。デー
タが適切に製造されたメモリセルへ書込まれることを確
保するために充分な時間が与えられていた。該仕様によ
って確立されている時間内にデータをメモリセルへ正し
く書込むことができない場合には、メモリチップ全体が
欠陥性のものであるとされ販売することは不可能であ
る。長い書込時間において製品仕様を確立することによ
って、欠陥性チップの数は減少させる。然しながら、こ
のことはメモリ装置の速度を低下させることとなる。益
々高速のコンピュータプロセスが入手可能となると、メ
モリへアクセスすることの可能な速度が市場でのメモリ
を成功させるための重要なパラメータである。従って、
チップを廃棄することが必要でないような製品仕様を充
足するメモリを供給すると共にデータを可及的速やかに
書込むことの可能なメモリを提供することが望まれてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した如
き従来技術の欠点を解消し、書込を開始した後の選択時
間において書込を終了させる方法及び回路を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
メモリセルへの書込の開始を検知する書込検知回路が設
けられている。書込時間期間回路が書込検知回路へ結合
されており且つ書込の開始において信号を受取る。書込
開始信号を受取った後選択した時間において、書込時間
期間回路は、アレイ内のメモリセルに対して書込を完了
するための充分な時間が経過したことを表わす信号を出
力する。
【0009】書込終了信号発生回路が書込時間期間回路
へ接続しており且つ書込を完了するのに充分な時間が経
過したことを表わす信号を受取る。書込完了信号を受取
ると、書込終了信号が発生される。書込終了信号はリセ
ット信号としても作用する。書込終了及びリセット信号
は、メモリセルをアドレスし且つアクセスすることに関
連する多数の回路によって受取られ、従って該信号の発
生直後に書込が終了される。更に、該回路がリセットさ
れ、従って、それらは、該リセット信号を受取った直後
に爾後の書込又は読取コマンドを受取る状態にある。
【0010】本発明の一実施例によれば、書込時間期間
回路は、メモリセルがデータ状態を変化させるのに必要
な時間の量をシミュレートする書込シミュレーション回
路である。該シミュレーションは、書込シミュレーショ
ン回路内にメモリセル複製物を有することによって得ら
れる。該メモリセル複製物はアレイ内のメモリセルと同
様な構成及び寸法のトランジスタを有している。アレイ
のメモリセルへデータを書込むのと同一の時間量がメモ
リセル複製物へデータを書込むために必要とされる。
【0011】書込検知回路が、書込が開始していること
を表わすと、書込シミュレーション回路は、メモリセル
複製物内に格納されているデータをして状態を変化させ
る。メモリセル複製物内のデータの状態が状態をスイッ
チングさせると、書込シミュレーション回路は書込終了
信号をスイッチング論理へ出力させる。スイッチング論
理は、信号をリセット論理へ入力させ、該リセット論理
は書込終了及びリセット信号を発生する。
【0012】本発明の一実施例によれば、書込検知回路
がメモリセルへ書込まれるデータの状態における変化を
検知する。書込シミュレーション回路をイネーブルさせ
てメモリセルへの書込に必要なシミュレーションを開始
させるのはデータ自身の状態変化である。メモリセル複
製物をしてそこに格納されているデータの状態を変化さ
せるのは、メモリセルへ書込まれるデータの変化であ
る。メモリセル複製物はメモリセルへの書込が完了する
のとほぼ同時にその状態変化を完了する。何故ならば、
これら2つのメモリセルの構成は同一であり且つそれら
は同一のダイ上に同一のプロセスを使用して形成される
からである。メモリセル複製物の状態変化の完了は、書
込の終了を強制させるために信頼性を持って使用され、
従って書込に関連した回路をディスエーブルさせ且つそ
の他の回路をイネーブルさせてマイクロプロセサからの
次の命令に依存して爾後の読取又は書込を実行する。別
の実施例においては、書込検知回路が、例えばアドレス
バス上の最小桁ビットにおける遷移又はメモリセルに対
して書込が開始する場合に正確に同期されるその他の回
路遷移等のその他の特徴を検知する。メモリセル複製物
は、このような信号を受取り、且つ、その構成はアレイ
内のメモリセルと同様なものであるので、それは書込が
いつ終了されるかを正確に反映する。
【0013】本発明は、効果的に、いつデータ書込を終
了させることが可能であるかの正確なタイミングをとる
ことを可能とし、従ってメモリセルへの書込の完了は、
従来技術において従来可能であったよりも一層迅速に発
生する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、メモリアレイ52を有す
るメモリ装置50を示している。メモリアレイ52は複
数個のメモリアレイブロック54へ分割されている。該
メモリアレイは設計に基づいて所望数のメモリアレイブ
ロックへ分割されている。例えば、8個のブロック、9
個のブロック又は16個のブロックがむしろ一般的なア
レイブロックの数である。一実施例においては、図1に
示したように、32個のメモリアレイブロック54が形
成される。これら32個のブロックは4つの象限へグル
ープ化されており、各象限は8個のブロックを有してい
る。メモリ装置50上には4つの象限が存在している。
各メモリアレイブロック54と関連して夫々のブロック
入力/出力回路56及びワード線駆動回路58が設けら
れている。一実施例においては、2個のメモリブロック
に対するワード線駆動回路58が2つの隣接するメモリ
ブロック54の間の単一領域内に位置されている。一
方、それは、装置50の中央又は周辺領域内に位置させ
ることが可能である。例えば行デコーダ及びアドレスデ
コーダ、入力/出力バッファ及びセンスアンプ等のアレ
イ内のセルへアクセスするためのその他の回路がブロッ
クI/O回路56、中央領域60及び62及び必要に応
じて装置50上のその他の位置に位置されている。複数
個のボンディングパッド54がデータ入力/出力ピン、
電圧供給線、アドレス線及びメモリ装置50に対して必
要とされるその他の電気的接続部へ接続するためにチッ
プの周辺領域内に設けられている。
【0015】図2及び3はメモリ装置50上に見出され
るような種々の回路に対するブロック図を示している。
メモリアレイ54の各ブロックはその個別的なブロック
に対してデータを供給し且つ受取るための回路が設けら
れている。一実施例においては、図2及び3の回路が各
ブロック54に対して設けられており、従って単一の装
置50上において32個のこのような回路が設けられて
いる。一方、2つのブロック50の間で共用することの
可能な回路の場合には、当業者にとって明らかなよう
に、単に16個のこのような回路が必要であるに過ぎな
い。一実施例においては、メモリ装置50は同時に32
ビットのデータを受取り且つ同時に32ビットのデータ
を出力することが可能である。従って、32ビットのデ
ータを同時的に入力/出力することが必要とされる全て
の回路、例えば32入力/出力バッファ等が設けられて
いる。これら32ビットは32個のブロックのおのおの
において1個のメモリセルへ同時的にアクセスすること
によって与えることが可能であり、一方、1つの象限内
の1つのブロック内の8個のメモリセルへアクセスし且
つ象限内において4個のブロックへ同時的にアクセスす
ることによって与えることが可能である。従って、図2
及び3に示した回路は、メモリアレイ54の各個別的な
ブロックに対して設けられており且つ1ビットバス、8
ビットバス、4ビットバス等を有することが可能であ
る。
【0016】図2に示したように、データ信号線27が
データを受取り且つそのデータを入力バッファ68へ供
給する。データ入力バッファ68はデータ−補元DCを
信号線70上に出力し且つデータ−真DTを信号線72
上へ供給する。該入力バッファは図6Aを参照して更に
詳細に後述する。
【0017】書込ドライバ75はデータを受取り且つ信
号線書込ビット−補元WBC74及び書込ビット−真W
BT76上にデータを出力する。データ入力バッファも
書込んだデータを線97を介して出力バッファ98へ出
力する。
【0018】信号線WBC74及びWBT76は列選択
回路78への入力である。列選択回路78は、メモリア
レイへの書込のために、ビット線−補元BLC80及び
ビット線−真BLT82上へデータを出力する。BLC
線80及びBLT線82は図3に示したようにメモリア
レイブロック54へ接続している。WBC及びWBT信
号線74及び76は、更に、リセット制御回路84へ接
続しており、リセット制御回路84は信号線リセット
(RESET)86及び反転リセット(RESET−
B)88を出力する。リセット制御回路84は図5、8
A及び8Bを参照して更に詳細に説明するように、付加
的な入力信号を受取る。
【0019】書込ドライバ回路75は、図6Bを参照し
てより詳細に説明するように付加的な入力信号を受取
る。列選択回路78も、図7を参照してより詳細に説明
するように、メモリアレイブロック54からのデータの
読取及びそれへのデータの書込を制御するための付加的
な入力信号を受取る。
【0020】読取ビット−補元RBC及び読取ビット−
真RBT92信号線は、列選択回路78から延在してお
り、本回路が読取モードにある場合に、読取ビットデー
タを担持する。RBC90及びRBT92はセンスアン
プ回路94への入力を与え、回路94は、更に、図6C
を参照してより詳細に説明するように付加的な信号を受
取る。センスアンプ回路94からグローバルバスドライ
バ回路95へRBC91及びRBT93が延在してい
る。グローバル駆動バス信号線GDB96がグローバル
バスドライバ95へ接続すると共にデータ線27上へデ
ータ出力を与えるために出力バッファ98へ接続してい
る。読取/書込制御回路125は多数の入力信号を受取
り且つ付加的な信号を出力して図6Cを参照してより詳
細に説明するようにメモリアレイブロック54からのデ
ータの読取及びそれへのデータの書込を制御する。
【0021】図3はメモリアレイブロック54と関連す
る付加的な回路のブロック図である。特に、アドレスデ
コーダ102がアドレス情報を受取り且つアドレス情報
をワード線及びブロック選択ラッチ回路104へ出力す
る。入力バッファ106と、偶数/奇数行アドレスドラ
イバ108と、ワード線選択回路110とを含む付加的
な回路はアドレスデコード回路の一部を構成している。
ワード線選択回路はローカルワード線ドライバ回路11
2へ信号を供給し、ローカルワード線ドライバ回路11
2は図3に示したようにメモリアレイブロック54の個
々のワード線を駆動するための信号を出力する。理解さ
れるように、列アドレスに対する適宜のアドレスデコー
ダ回路も設けられており、従って個々のメモリセルへア
クセスすることが可能である。メモリ装置50のテスト
を可能とするためにテストモ−ド論理114も設けられ
ている。図3のブロック図に対する任意の許容可能な回
路を当該技術分野において公知の如く使用することが可
能であり、これらの回路の構造及び動作は本発明の一部
を構成するものではない。
【0022】図4は本発明の一実施例に基づいてデータ
を格納するためのメモリアレイブロック54内のメモリ
セルの回路図である。この実施例においては、メモリセ
ルは4トランジスタスタティックメモリセルであって、
且つ装置50はSRAMである。SRAMメモリセルは
2個の交差結合したトランジスタ202及び204と2
個のアクセストランジスタ206及び208を有してい
る。ビット線BL210が一方のアクセストランジスタ
へ接続しており且つビット線−補元BLC212が他方
のアクセストランジスタへ接続している。交差結合され
ているトランジスタ202及び204の夫々のドレイン
はポリシリコン抵抗214及び216を介して電源電圧
へ接続している。このタイプのメモリセルは当該技術分
野において公知であり且つこのようなメモリセルを形成
するための任意の現在の技術及びプロセスを使用するこ
とが可能である。別の実施例においては、本発明に基づ
くメモリセルはDRAMメモリセルであって、その場合
には単一のアクセストランジスタと、データ格納ノード
用のコンデンサとを有している。更に別の実施例におい
ては、該メモリ格納装置が例えばEEPROM、フラッ
シュEEPROM等の非揮発性メモリである。
【0023】データはノード218及び220に格納さ
れ、ノード218は真データであり且つノード220は
補元データである。即ち、真データと補元データとは相
補的な関係にある。書込期間中に、ビット線210及び
212はメモリセルに対して常に反対のデータ状態を書
込まねばならず、即ち一方のビット線は真データを及び
他方のビット線は補元データを夫々の真及び補元格納ノ
ードへ書込まねばならない。
【0024】図5は図2に示したようなリセット制御回
路84のより詳細なブロック図である。リセット制御回
路84は本明細書において更に詳細に説明するようにメ
モリセルへの書込の終了の信号を与えるためにリセット
(RESET)信号86及び反転リセット(RESET
B)信号88を出力する。
【0025】リセット制御回路84はリセット信号RE
SET86及び反転リセット信号RESET B88を
発生するためにアレイ内の他の回路から信号を受取る。
一実施例においては、図8A及び8Bに示したように、
リセット制御回路84は2つのメモリアレイブロック5
4に対する回路を含んでおり、従って2つの隣接するメ
モリブロック54のリセット動作を制御することが可能
である。別の実施例においては、図5に示したように、
各メモリブロックに対して1個のリセット制御回路84
が設けられている。更に別の実施例においては、各8個
のメモリブロックに対して1個のリセット制御回路が設
けられており、従ってメモリ装置50の1象限が1個の
ブロックによって制御される。更に、チップ全体を1個
のリセットブロックによって制御することが可能であ
り、従ってチップ全体に対する書込サイクルの終了は本
発明によれば単一の回路によって制御される。好適実施
例においては、テスト制御回路は各メモリアレイブロッ
ク54に対して設けられているか、又は、各一対のメモ
リアレイブロックに対して設けられており、従って、各
メモリブロックは、その特定のブロック内のメモリセル
への書込の終了に対して個別的に制御される。リセット
回路84は強制リセット論理116、書込検知回路11
8及び書込シミュレーション論理120を有している。
書込シミュレーション回路120の出力端はスイッチン
グ論理124へ接続しており、スイッチング論理124
は時間制御回路126へ接続している。時間制御回路1
26はリセット論理128へ接続しており、リセット論
理128は究極的にリセット信号86及び反転リセット
信号88を出力する。
【0026】図6Aは図2からのデータ入力バッファ6
8の詳細な概略図を示している。図示した如く、データ
入力バッファ68は線27を介してデータを受取り且つ
入力回路234と、遅延回路236と、ラッチ回路23
8と、テスト論理回路240と、第一ドライバ242
と、第二ドライバ244とを有している。図示した如
く、入力回路234はデータ信号を受取り且つそれを遅
延回路236を介してラッチ回路238へ供給する。該
メモリ回路は出力端子246を有しており、それはドラ
イバ242及び244の両方の入力端子へデータを供給
する。ラッチ回路238はテスト回路240へデータを
供給する第二出力端子248を有している。通常動作モ
ード期間中においては、ラッチ回路238はドライバ2
42の入力端へ及び通常動作モード期間中は閉成されて
いるスイッチ250を介してドライバ244の入力端へ
データを供給する。ドライバ244のトランジスタ25
2及び254の両方は開成しており、従ってメモリ回路
からのデータはスイッチ250を介して直接的にドライ
バ244へ供給される。図示した如く、通常動作モード
期間中に、ドライバ242は偶数個、この場合には2個
のインバータを有しており、一方ドライバ244は奇数
個、この場合には1個のインバータを有している。従っ
て、通常動作期間中に、信号DT及びDCは互いに相補
的なものでなければならない。
【0027】データ入力バッファ68は、更に、図2に
示したように、バス線97を介して読取グローバルデー
タバス96上へ書込データを配置させるために書込グロ
ーバルバスドライバ600を有している。従って、デー
タ入力バッファは、各書込サイクル期間中に、出力バッ
ファ98へ書込データを直接的に通過させるための書込
通過(パススルー)回路として機能する。
【0028】図6Aに示したように、データは従来公知
なタイプのスタンダードなTTL入力バッファを介して
端子27に入力される。TTLバッファ27の出力はデ
ータ−補元である。次いで、データ−補元の形態のデー
タはノード596へ転送され、且つインバータ598を
介して、通過されてノード604へ供給される。該デー
タはNANDゲート606へ入力され且つ同時的に伝達
ゲート608へ供給される。クロックkSIDEが低状
態へ移行すると、伝達ゲート608がイネーブルされて
ノード604上のデータをインバータ612及び614
をもったマスターラッチの入力端610へ供給する。マ
スターラッチの出力端子616は伝達ゲート618へ延
在している。伝達ゲート620はインバータ614の出
力端からインバータ612の入力端へのフィードバック
経路を与えている。伝達ゲート618の出力端はインバ
ータ624と、インバータ626と、伝達ゲート628
とを持ったスレーブラッチの入力端622へ接続してい
る。該スレーブラッチの出力246は第一出力ドライバ
242及び第二出力ドライバ244へ供給される。ノー
ド630上において第一ドライバ242からのデータ−
補元はNANDゲート632及びNORゲート634へ
入力される。NANDゲート632の出力端は第一トラ
ンジスタ636を駆動し且つNORゲート634の出力
は第二トランジスタ638を駆動する。これら2つのト
ランジスタ636及び638は書込グローバルバスドラ
イバ600を構成しており、それは各書込サイクル期間
中に、書込データ転送バス97を介して書込データをグ
ローバルデータバス96上に配置させる。
【0029】一実施例においては、線29及び31は接
続されておらず、従って遅延段33及び35が使用され
る。一方、線29及び31が接続され且つ遅延段33及
び35がバイパスされる。
【0030】一実施例においては、データ−補元のみが
端子34を介してグローバルデータバス96上に供給さ
れる。別の実施例においては、真データ及び補元データ
の両方が供給され、端子30及び32がバス線97へ結
合されているトライステートドライバを介してGDB9
6へ接続される。
【0031】線602上の反転書込信号WRTBがNO
Rゲート640へ入力され、該ゲート640の出力端は
NANDゲート632の他方の入力として接続されてい
る。WRTB線602はNORゲート634の他方の入
力端へ直接接続されている。次に書込サイクル期間中の
図6Aの動作について説明する。書込サイクル期間中、
データが選択された速度で入力端子27へ供給される。
書込期間中に、信号SPORは低状態であり且つ線60
2上の信号WRTBも書込サイクル期間中の時間全体に
わたり低状態である。NORゲート640への両方の入
力が低状態であるので、NORゲート640の出力端は
高状態であり且つNANDゲート632の一方の入力は
高状態である。又、WRTBが低状態である場合には、
NORゲート634の一方の入力は低状態である。
【0032】データが入力端子27へ供給されると、短
い遅延の後に、補元データ信号がノード596へ供給さ
れ且つデータがノード604へ供給される。線31及び
29が結合されている場合には、補元データ信号はより
迅速にノード596に表われる。クロックkSIDEが
低状態へ移行すると、該データはノード604からノー
ド610へ転送され且つデータはその後にノード616
へ供給される。クロックkSIDEは、データがノード
616において安定化することを可能とするのに充分な
時間低状態に留まり、尚通常非常に迅速に安定化が行な
われる。これはクロックkSIDEの第一フェーズであ
る。クロックkSIDEのサイクルの第二フェーズにお
いて、該クロックは高状態へ遷移し、そのことは伝達ゲ
ート608をディスエーブルさせ且つ伝達ゲート618
及び620をイネーブルさせる。同時に、クロックkS
IDEBが低状態へ移行して伝達ゲート608をディス
エーブルさせ且つ伝達ゲート618及び620をイネー
ブルさせる。伝達ゲート620がイネーブルされると、
ラッチ614からのフィードバックループが完成され、
従ってノード610の状態は一定に保持される。ノード
616におけるデータはノード622へ転送され且つ非
常に短い時間の後、データとしてノード246に表われ
る。
【0033】次いで、該データはノード630へ供給さ
れ、ノード630はNANDゲート632の一方の入力
である。NANDゲート632の他方の入力は高状態で
あり、従って他方の入力のデータの状態がNANDゲー
ト632の出力の状態を制御する。即ち、提供されたデ
ータが高状態である場合には、NANDゲートの出力は
低状態であり、そのことはトランジスタ636をターン
オンさせて端子34を高状態へ駆動させ、グローバルデ
ータバス上に高状態を与える。逆に、ノード630が低
状態であると、NANDゲート632へ0を供給し、そ
の出力は1となりトランジスタ636をターンオフさせ
る。同時に、その0がNORゲート634へ印加され、
他方の入力は既に0であるからゲート634はその出力
において1を供給しトランジスタ638をターンオンさ
せる。トランジスタ638をターンオンさせると、端子
34においてグローバルデータバス上に0が与えられ
る。従って、補元データの状態、即ちそれが高又は低の
状態が第一ドライバ回路242からデータの書込期間中
にグローバルデータバス上へ転送される。グローバルデ
ータバスへ書込まれた全てのデータは実際にはデータ−
補元であり、従ってそれは反転グローバルデータバスと
してみることが可能である。当該技術分野において公知
の如く、データ又はその補元はインバータを使用するこ
とによって他方から容易に得ることが可能である。
【0034】書込が行なわれていない場合には、線60
2上においてWRTBが高状態とされる。NORゲート
640の一方の入力端が高状態であると、その出力は、
入力の他方の状態に拘らずに低状態に保持され、従って
NANDゲート632の出力は常に高状態に保持されて
永久的にトランジスタ634をターンオフさせる。同時
に、NORゲート634の一方の入力は高状態に保持さ
れて、その出力が常に低であってトランジスタ638を
ターンオフすることを確保する。従って、書込グローバ
ルバスドライバ600はディスエーブルされる。どの出
力も端子34へ供給されることはなく且つそれは、入力
を与えんとする何等かの信号に対し高インピーダンス状
態を与える。従って、書込が行なわれていない場合に
は、線97は出力データ又は入力データのいずれかに対
してディスエーブルされる。
【0035】書込ドライババス600は、グローバルデ
ータバスドライバ95と同一の構造及び動作特性を有し
ている。書込グローバルデータバスドライバ600のト
ランジスタはグローバルデータバスを駆動するのに充分
な大きさに構成されている。典型的に、それらは本明細
書においてより詳細に説明したグローバルバスドライバ
95のトランジスタ332及び334の寸法の約半分で
ある。これらのトランジスタは書込が実行されている間
に書込データで出力バッファ98を駆動するのに充分な
大きさに構成されている。
【0036】要するに、データを書込むためにアドレス
バス上にアドレスが供給されると、データ入力バッファ
から、列選択を介して書込ドライバ及びメモリアレイ内
へ、本明細書で説明したような経路に沿ってデータがそ
のアドレスへ書込まれる。同時的にデータ入力バッファ
は非常に迅速に且つ効率的に書込データをデータ入力バ
ッファからグローバル書込ドライバ600を介してグロ
ーバルデータバス96上へ供給する。書込データがメモ
リアレイ内に書込まれるのと同時的に書込データを読取
グローバルデータバス96上に配置させる非常に簡単で
且つ高速及び効率的な回路が提供される。次いで、メモ
リアレイ内に格納された書込データは出力バッファの第
一段へ入力され、従って次の読取サイクル上で、メモリ
アレイへ前に書込まれたデータが第一読取サイクル上で
出力バッファ98の出力として供給される。
【0037】出力バッファ98に関連して説明したよう
に、データはパイプライン化された態様でデータ線27
上へ出力される。即ち、読取期間中に、第一アドレスが
データの読取のためにメモリアレイへ供給されると、デ
ータがアレイから出力バッファ98内の第一パイプライ
ン段へ伝搬する。最も最近に書込まれたデータが出力バ
ッファ98の第一パイプライン段内に格納されており、
従って、第一読取サイクル期間中に、最も最近に書込ま
れたものが出力バッファ98の第二パイプライン段へ転
送され且つ線99上を出力として供給される。次の読取
サイクル上で、第一読取サイクルで提供されたアドレス
に格納されているデータが出力バッファ98の次のパイ
プライン段へ移動され且つ出力として供給され且つ第二
読取サイクルで供給されたアドレスに格納されているデ
ータが出力バッファ98の第一パイプライン段に配置さ
れる。第三読取サイクル期間中に、第二読取サイクルで
供給されたアドレスに格納されているデータが出力さ
れ、以下同様であり、パイプライン出力バッファの一般
的な概念は当該技術分野において公知である。
【0038】図6Bは図2の書込ドライバ78の一実施
例の概略図である。書込ドライバ75の一実施例の概略
図である。書込ドライバ75(38)は図示したように
入力端子40,42,48,45へ結合されている入力
端子を持った入力段256を有している。入力段256
は2つの出力端子258及び260を有している。該入
力段は、更に、第一電源端子を介して電源VCCへ結合
されており且つ第二電源端子を介して接地へ結合されて
いる。出力段262は一対の入力端子264及び266
を有しており、それらは入力段256の出力端子258
及び260へそれぞれ結合されている。出力段262は
書込ドライバ38の端子46及び44へ夫々結合されて
いる書込パワー及び書込−補元パワー端子を有してい
る。出力段262は更に、回路38の出力端子74及び
76へ結合している出力端子を有している。テストモー
ド段268は入力端子50へ結合した入力端子を有する
と共に本実施例においては入力端子264及び266で
ある出力段262のイネーブル端子へ夫々結合されてい
る一対の出力端子を有している。
【0039】書込サイクル期間中、信号BSBT_は非
アクティブ高であり且つBLKW_はアクティブ低であ
る。尚、本明細書において、英文字記号の後にアンダー
ライン記号を付したものはその英文字記号の反転した信
号であることを表わしている。従って、入力段及び出力
段256及び262の両方がイネーブルされ、出力回路
262は適切な信号で線74及び76を駆動し適切なデ
ータ値を選択したメモリセルへ書込む。例えば、信号D
Cが論理低であり且つ信号DTが論理高であって論理1
のデータ値を表わす場合には、出力回路262が信号W
BCに対して論理低を発生し且つ信号WBTに対して論
理高を発生する。読取サイクル期間中、信号BLKW_
は非アクティブ高であり、そのことは出力段262をし
て、信号DC及びDTの状態に拘らずに、端子52及び
54をWDPC及びWDPT線へ夫々結合させることに
よって、信号WBC及びWBTの両方を論理高レベルへ
駆動する。
【0040】書込ドライバ75に対して特定の概略図を
示してあるが、ドライバ75は同一の機能を達成するた
めにその他の特定の回路構成を有することが可能であ
り、即ち、単一セルテストモード期間中に、書込ドライ
バ回路75が非選択状態にあるメモリブロック54と関
連している場合にWDPC及びWDPT線を夫々のWB
C及びWBT線74及び76から離脱させるためにその
他の特定の回路構成を有することが可能である。
【0041】図6Cは図2の列選択回路78の一実施例
の概略図である。一対のBLT82及びBLC線80に
対して1組の回路が示されており、残りのY−1対のB
LT及びBLC線に対しても同様の回路が設けられてい
ることを理解すべきである。図示したように、回路78
は一対の能動負荷トランジスタ268及び270を有し
ており、それらは、活性化されると、関連するBLT及
びBLC線82及び80を電源端子272を介して電源
電圧VCCへ結合させる。平衡トランジスタ274がB
LT及びBLC線82及び80の間に結合されている。
一対の読取パスゲート、この場合はトランジスタ138
及び134が、BLT及びBLC線82及び80とRB
T及びRBC線90及び92との間に夫々結合されてい
る。一対の書込パスゲート142及び144が、夫々、
端子68及び66を介してBLT及びBLC線82及び
80をWBT及びWBC線76及び74へ結合させる。
NANDゲート136及びインバータ140を含む列選
択回路284は、端子132及び対応する対のBLT及
びBLC線と関連する列選択バスからの列線を介して信
号ISOを受取る。例えば、本発明の一側面において
は、Y=15である。従って、WBT及びWBC線76
及び74へ結合させることの可能な16BLT/BLC
線対が設けられている。従って、図6Cに示した回路
は、各BLT/BLC対に対して1個の回路毎に16回
複製される。これら16個の複製された回路の各々は列
選択バスを形成する16本の線のうちの異なる1つへ結
合される。従って、特定のメモリセルが読取られるか又
は書込が行なわれる場合には、対応するBLT/BLC
線対と関連する回路はその列選択線をして活性信号を担
持させ、BLT及びBLC線を以下に更に説明するよう
に適宜の読取又は書込線へ結合させる。
【0042】列選択回路78は、メモリアレイブロック
54へデータを書込み且つそれからデータを読取る両方
のために使用される。従って、回路74はISO及び列
選択信号130及び132の制御下においてビット線B
LT82及びBLC80上へデータを供給するための入
力信号WBT76及びWBC74を有している。理解さ
れるように、データがアレイへ書込まれる場合には、デ
ータ−真が信号線WBT76上へ供給され且つデータ−
補元が信号線WBC74上へ供給される。データがデー
タバス線上に存在している間、信号BLCC及びEQが
高状態に保持され、一方信号COL130及びISO1
32が高状態に保持される。NANDゲート136の出
力は低状態であって読取制御トランジスタ138及び1
34をターンオンさせ且つインバータ140の出力が高
状態であって書込アクセストランジスタ142及び14
4をターンオンさせる。従って、データはWBT76か
らBLT82へ且つWBC74からBLC80へパス即
ち通過され、従ってデータは各個別的なメモリセル内に
格納されるために列線上に存在する。
【0043】動作について説明すると、読取又は書込サ
イクル期間中に、BLL_信号はアクティブ低へ移行し
てBLT及びBLC線を約VCCへプルアップする。読
取又は書込のいずれかのサイクルの前に、BLEQ_信
号がアクティブ低へ移行して関連するBLT及びBLC
線を平衡化させる。次いで、BLEQ_信号が、BLL
_信号がアクティブ低へ移行する前に、非アクティブ高
へ移行する。又、読取又は書込サイクル期間中に、IS
O信号及び列選択信号の両方がアクティブ高へ移行して
活性化し、従って読取パスゲート276及び278及び
書込パスゲート142及び144の両方を閉成する。こ
のような回路構成はRBT及びRBC線85及び87へ
結合しているセンスアンプ94(図2)に対する別個の
パスゲートに対する必要性を取除いている。書込サイク
ル期間中、ISO信号は全書込サイクル期間中アクティ
ブ高に溜まる。ISO信号は読取サイクルの初期期間に
対してのみアクティブ高に留まり、次いで非アクティブ
低へ移行してパスゲート138,134,142,14
4をディスエーブル即ちそれら全てを開成させる。この
ことは、BLT及びBLC線(且つパスゲート280及
び282を介してセンスアンプへ結合されているWBT
及びWBC線58及び56)と関連する寄生容量がセン
スアンプの入力を形成するので、より迅速に定常状態値
に到達することが可能であるようにメモリセル内に格納
されているデータ値の充分なものを検知した後に、BL
T及びBLC線からセンスアンプ94を離脱させる。
【0044】上述した如く、従来技術における1つの問
題は、単一のISO信号及び信号列選択バスがメモリ装
置内の全てのメモリブロックへ結合されていたというこ
とである。従って、例え非選択状態のメモリブロックに
おいても、ISO及び列選択信号がアクティブ即ち活性
レベルへ移行し、従ってNANDゲート136、インバ
ータ140及びパスゲート134,138,142,1
44をスイッチングさせる場合がある。他の回路がWB
T及びWBC線76及び74及びRBT及びRBC線8
5及び87を外部回路から切断し、従ってアドレスされ
ていないメモリセルから読取が行なわれたりそこに書込
が行なわれたりすることがない場合であっても、前述し
たコンポーネントのスイッチングによって電源から著し
い動的電流が引出されることとなる。メモリ装置上に存
在するメモリブロックの数が比較的大きなものであるこ
とを考慮すると、この動的電流の引出しはメモリ装置に
よって使用されるパワー即ち電力における顕著な要因と
なっていた。
【0045】図2を参照すると、本発明の一側面におい
ては、ブロック読取−書込制御回路125が各メモリブ
ロックに対して別個のISO信号を発生する。従って、
全ての非選択状態にあるメモリブロックに対しては、読
取サイクル及び書込サイクルの両方の期間中にISO信
号は非アクティブ低に留まり、非選択状態にあるブロッ
ク内の列選択回路78が電源から動的電流を引出すこと
を防止する。本実施例においては、図1のメモリ装置5
0は32個のメモリブロック14を有しており、その場
合に4個のメモリブロックが各読取又は書込サイクル期
間中に選択され、読取又は書込サイクル期間中に、32
個のメモリブロック14の代わりに単に4個のメモリブ
ロック14が動的電流を引出すに過ぎない。従って、本
発明のこの側面においては、読取及び書込サイクル期間
中に電源から引出される動的電流は従来のメモリ装置に
よって引出される動的電流の8分の1に過ぎない。この
ような動的電流における顕著な減少は例えばメモリ装置
10をバッテリ駆動型とするような低パワー適用におい
てメモリ装置10を使用することを可能としている。
【0046】図2の列選択回路78に対して特定の回路
が示されているが、同一の利点を得るためにその他の同
様の回路を使用することも可能であることを理解すべき
である。例えば、PチャンネルトランジスタはNチャン
ネルトランジスタとすることが可能であり、且つNチャ
ンネルトランジスタはPチャンネルトランジスタとする
ことが可能である。更に、NANDゲート136以外の
ゲートを使用して列選択回路284を形成することも可
能である。
【0047】図6Dは図2の読取回路94及びグローバ
ルデータバスドライバ95の概略図を示している。読取
回路94はセンスアンプ290を有しており、センスア
ンプ290は、線92上のRBT信号へ結合される第一
入力端子292と、線90の上のRBC信号へ結合され
る第二入力端子294を有している。該センスアンプ
は、更に、電圧VCCへ結合されている第一電源端子2
96と第二電源端子298とを有している。この場合に
はNチャンネルトランジスタを有しているイネーブル回
路300は、入力端子67を介してSAEN信号へ結合
される制御端子を有すると共に、センスアンプ290の
電源端子298と接地との間に結合されている一対のス
イッチ端子を有している。平衡回路302は端子69を
介して信号SAEQ_へ結合される平衡端子304を有
している。平衡回路302は、更に、電源端子306を
介して電圧VCCへ結合される。平衡回路302は第一
平衡スイッチ308を有しており、該スイッチ308
は、SAEQ_信号へ結合される制御端子を有すると共
にRBC線90とRBT線92との間に結合されている
スイッチ可能経路を有している。第二平衡スイッチ31
0はSAEQ_へ結合される制御端子を有すると共に、
VCCとセンスアンプ290の第二電源端子298との
間に結合されているスイッチ可能経路を有している。第
三平衡スイッチ312は、SAEQ_信号へ結合される
制御端子を有すると共に、VCCとRBT線92との間
に結合されているスイッチ可能経路を有している。第四
平衡スイッチ314は、SAEQ_信号へ結合される制
御端子を有すると共に、VCCとRBC線90との間に
結合されているスイッチ可能経路を有している。
【0048】動作について説明すると、読取サイクルも
書込サイクルもメモリ装置50によって実行されていな
い場合の時間期間中、SAEQ_信号はアクティブ低で
あって、平衡回路302をしてRBC線90及びRBT
線92をセンスアンプの入力端へ共通接続させ且つこれ
らの線の両方を電源電圧、この場合にはVCCへ結合さ
せることによってセンスアンプを平衡化させる。読取サ
イクルの開始時に、SAEQ_信号が非アクティブ高へ
移行してセンスアンプ290をディスエーブルさせ、且
つSREN信号がアクティブ高へ移行して電源端子29
8を接地へ結合させることによりセンスアンプ290を
イネーブルさせる。次いで、該センスアンプはRBC線
90及びRBT線92上に与えられた初期信号を増幅し
てこれらの線の上に完全な信号データ値を与える。例え
ば、読取られるメモリセル内に格納されているデータの
値に依存して、線RBT及びRBCのうちの一方が論理
低レベル、即ち0Vにあり、且つRBT及びRBC線の
他方が論理1、即ちVCCにある。増幅されたデータ値
はRBC及びRBT線90及び92を介してグローバル
データバスドライバ106へ供給される。
【0049】書込サイクル期間中、既知の読取回路がし
ばしばセンスアンプ290がディスエーブルされている
場合であっても電圧VCCを供給する電源から供給電流
を引出すことがある。例えば、図6Cを再度参照する
と、書込サイクル期間中に、パスゲート276及び27
8が閉成されて、その際にRSC及びRBT線90及び
92をBLT及びBLC線へ結合させる。従って、線9
0及び92のうちの一方が論理高レベル、即ちVCCへ
結合され、一方線90及び92の他方が、夫々、トラン
ジスタ142及び144を介して接地へ結合される。然
しながら、パスゲート276及び278はPチャンネル
であるので、接地へ結合されている線90及び92は実
際には接地よりも1個のトランジスタスレッシュホール
ド高い電圧にあり、即ち、本発明の一実施例においては
約1.5Vにある。
【0050】図6Dを参照すると、公知の読取回路にお
いては、スイッチ310はその制御端子を信号SAEN
へ結合させる。このような形態で且つVCCが線90及
び92の一方へ結合されており且つ約1.5Vが線90
及び92の他方へ結合されている場合には、センスアン
プ290はスイッチ310を介し且つゲートをVCCを
担持する線90及び92へ結合させているNチャンネル
交差結合トランジスタの一方を介して供給電流を引出す
場合がある。更に、公知の読取回路においては、SAE
Q_信号は通常書込サイクル期間中にアクティブ低であ
って、センスアンプ290を平衡化状態に維持する。
【0051】続けて図6Dを参照すると、読取回路9
4、より詳細にはセンスアンプ290が、該センスアン
プと関連しているブロックが選択されている書込サイク
ル期間中に、電源から引出す電流は実質的に0であり、
従ってVCCを線90及び92の一方へ与え且つ約1.
5Vのスレッシュホールド電圧を線90及び92の他方
へ与える。この利点は、最初にSAEQ_信号を読取及
び書込サイクル期間中の両方にアクティブ高へ駆動する
ことによって達成される。本発明の一側面においては、
SAEQ_信号は、読取回路94と関連しているブロッ
クが非選択状態である場合にアクティブ低レベルへ駆動
されるに過ぎない。第二に、スイッチ310はその制御
端子へ、SAEN信号の代わりにSAEQ_信号を供給
する。従って、SAEQ_信号がアクティブ高状態であ
り且つSAEN信号がアクティブ低状態である書込サイ
クル期間中に、センスアンプのパワー(電力)端子29
8はVCC及び接地の両方からカバーされていない。従
って、センスアンプ290の交差結合されたNチャンネ
ルトランジスタのいずれもが電源電圧VCCとスレッシ
ュホールド電圧を担持する線90又は92との間に電流
が流れることを許容するものではない。このような読取
回路88は、更に、書込サイクル期間中にメモリ装置1
0によって引出される電流を減少させ、従ってメモリ装
置10を低パワー適用例に適したものとさせる。
【0052】続けて図6Dを参照すると、グローバルデ
ータバス線ドライバ95は入力段316を有しており、
該入力段316は、それらのゲートを入力端子93を介
してRBT線92へ結合させているトーテムポール型の
一対のトランジスタ318を有すると共に、それらのゲ
ートを入力端子91を介してRBC線90へ結合させて
いる第二対のトーテムポール型トランジスタ320を有
している。各トランジスタ対318及び320は、接地
とパワー分配ノード322との間に結合されている。本
実施例ではスイッチ320を有するイネーブル回路がイ
ネーブル端子112を介して信号SAEN_が供給され
る制御端子を有しており、且つ電源電圧VCCとパワー
分配ノード322との間に結合しているスイッチ可能経
路を有している。該イネーブル回路は、更に、SAEN
_信号が供給される制御端子を具備すると共にトランジ
スタ対318の出力端子と接地との間に結合されている
スイッチ可能経路を具備する第一スイッチ326と、信
号SAEN_が供給される制御端子を具備すると共にト
ランジスタ対320の出力端子と接地との間に結合して
いるスイッチ可能経路を具備する第二スイッチ328を
有している。出力段330は一対の出力ドライバトラン
ジスタ332及び334を有している。出力回路330
は、入力段316のトランジスタ対318の出力端へ結
合している第一入力端を有している。この入力端子はイ
ンバータ336を介してトランジスタ332のゲートへ
結合している。トランジスタ332は、電源電圧VCC
とGDB線96との間に結合されているスイッチ可能経
路を有している。該出力段は、トランジスタ対320の
出力端へ結合している第二入力端子を有している。この
入力端は駆動トランジスタ334のゲートへ直接的に結
合しており、駆動トランジスタ334は、GDB線36
と接地との間に結合されているスイッチ可能経路を有し
ている。該出力段は、更に、図示された如く結合されて
いるトランジスタ338及び340を有しているが、こ
れらはオプションである。
【0053】グローバルバスドライバはトライステート
ドライバである。センスアンプがイネーブルされると、
グローバルバスドライバ95はグローバルデータバスを
駆動してデータバス上に適宜のデータ値を与える。読取
サイクルの終了時にセンスアンプはディスエーブルされ
且つバスドライバの出力はグローバルデータバス96か
ら見た場合に高インピーダンスモードにある。グローバ
ルバスドライバはトライステートモードとされ、従って
それはGDB96を駆動することは不可能である。GD
B96の状態は、GDB96が駆動されていない場合に
は、出力バッファ内のウイーク(weak)即ち弱いラ
ッチによってその現在の値に保持される。動作について
説明すると、読取サイクル期間中に、SAEN_信号は
アクティブ低状態であり、従ってトランジスタ324を
介して電圧VCCからパワー分配ノード322へパワー
即ち電力を供給すべくイネーブル信号を強制させる。従
って、入力段はRBT線92及びRBC線90上で論理
レベルを受取り、これらの値を増幅し、これらの増幅し
た値を出力段へ供給し、それによって、読取回路94に
よって読取られ且つ増幅された適切なデータ値でGDB
線96を駆動する。書込サイクル期間中に、典型的イネ
ーブル回路を欠如していた公知のドライバ回路が、時
折、ドライバ95が供給電流を引出すことを許容してい
た。例えば、上述したように、回路95と関連するメモ
リブロックが選択される書込サイクル期間中に、線90
及び92の一方が論理高値を有し、一方他方が、本発明
の一実施例においては、1.5Vのスレッシュホールド
値を有している。図示したように、トランジスタ対31
8及び320のいずれかへ印加される1.5Vの信号
は、その対のトランジスタが部分的にアクティブ即ち活
性状態とならせ、従ってVCC電源から接地へしばしば
「クローバー(crowbar)」電流と呼ばれる電流
を引出す。典型的に、メモリブロック当たり8個のドラ
イバ95×4個の選択したメモリブロックが存在してい
るので、このことは電源からかなりの供給電流が引出さ
れることとなる。更に、3Vと5Vとの間の通常動作す
るVCC電圧の代わりに約9VのVCC電圧で全てのメ
モリ位置へ同時的に書込を行なうことが、メモリ装置1
0の初期テスト及びバーンイン期間中において、望まし
いことがある。従って、このようなバーンインモードに
おいては、書込メモリブロックの全てが選択され且つV
CCに対してより高い電圧が与えるられるので、電源か
ら引出されるクローバー電流はかなりのものとなる場合
がある。
【0054】データバス線ドライバ95の構造は、回路
95がディスエーブルされる書込サイクル期間中に回路
95が引出す供給電流は実質的に0であるようにするこ
とによって、実質的にクローバー電流を取除いている。
動作について説明すると、書込サイクル期間中にSAE
N_信号は非アクティブ高状態である。このことは、ス
イッチ324を開成し、従ってトランジスタ対318及
び320の両方を電源から切り離す。従って、ドライバ
95の入力端子91及び93における電圧レベルに拘ら
ず、トランジスタ対318及び320は供給電流を引出
すことが阻止される。又、トランジスタ326及び32
8は出力段の入力端を適宜のレベルへ駆動し、従って駆
動トランジスタ332及び334の両方は非導通状態に
あり、従ってドライバ回路95は何等信号をGDB線9
6上に駆動することはない。従って、回路95は、ディ
スエーブルされると、その入力端子93及び91に存在
していた信号に拘らずに、実質的に0の供給電流を引出
す。
【0055】図7は図2のブロック読取/書込制御回路
125の一実施例の概略図である。上述したように、図
2に関連して、本発明の一実施例においては、各メモリ
ブロック14(図1)に対して1個の回路125が存在
している。図8に示した別の実施例においては、回路2
4は2つのメモリブロック14に対して作用すべく構成
されている。この場合には、各ブロックに対する1つの
信号が発生される。例えば、ブロック・ライト・レフト
(BLKWL_)信号及びブロック・ライト・ライト
(BLKWR_)信号が発生され、一方の信号はここで
は左側ブロックと呼ばれる第一ブロックのものであり、
且つ他方の信号はここでは右側ブロックと呼ばれる第二
ブロックに対してのものである。然しながら、回路12
5の両方の実施例に対する回路は図7に示したものと同
様のものとすることが可能であることを理解すべきであ
る。
【0056】回路125は単一ビットテスト(SBT)
信号、書込ブロック(WRTB_)信号、リセットブロ
ック(RESETB)信号、ブロック・セレクト・レフ
ト(BSL)信号、ブロック・セレクト・ライト(BS
R)信号を受取る。回路125は説明の便宜上ここでは
説明を割愛するその他の信号も受取る。これらのその他
の信号は本明細書において説明する本発明の概念には殆
ど又は全く影響しないものである。
【0057】図示したように、回路125は、レフトブ
ロック即ち左側のブロックが書込サイクル期間中に選択
された場合にアクティブ低BLKWL_信号を発生する
回路を有している。同様に、回路125は、書込サイク
ル期間中にライトブロック即ち右側のブロックが選択さ
れる場合にBLKWR_信号を発生する。回路125
は、左側のブロック及び右側のブロックが選択される場
合に単一ビットテストモード書込サイクル期間中にBS
BTL_信号及びBSBTR_信号を夫々発生する。
【0058】回路125は、読取サイクル、書込サイク
ル、又はその他のいずれかのサイクルの期間中に、左側
のブロックが選択される場合に、SAEQL_信号に対
し非アクティブ高論理レベルを発生する。回路125
は、左側のブロックが非選択状態である場合に、ある条
件下においてSAEQL_信号に対しアクティブ低レベ
ルを発生する。
【0059】回路125は左側のブロックが非選択状態
である場合には、ISOL_信号に対しアクティブ低信
号レベルを発生する。回路125は、書込サイクル期間
中に左側ブロックが選択されている場合、及び左側ブロ
ックが図6Cに関連して上述した如く選択されている場
合の読取サイクルの初期部分の期間中に、ISOL_信
号に対して非アクティブ高レベルを発生する。
【0060】回路125は、左側ブロックが選択されて
いる場合及びセンスアンプが図6Cに関連して上述した
ようにデータ値で初期的に充電された後の読取サイクル
の後の部分の期間中に、SAENL信号に対しアクティ
ブ高レベルを発生する。従って、本発明の一実施例にお
いては、本回路は実質的に同時的にISOL信号をアク
ティブ低へ駆動し且つSAENL信号をアクティブ高へ
駆動する。従って、センスアンプ290(図6D)は、
それがメモリセルからのデータ値で初期的に充電され、
次いでメモリセルから離脱されるまでイネーブルされる
ことはない。
【0061】回路125の動作について左側のブロック
に対する信号を参照して説明するが、右側のブロックに
対する信号も同様の態様で発生されることを理解すべき
である。更に、回路24は、異なる論理ゲート及びそれ
らの組合わせで構成し、尚且つここで説明するような信
号を発生させることが可能である。
【0062】図8Aはリセット制御回路84の一実施例
の詳細な概略図である。図8Aの実施例によれば、ディ
スエーブル論理143はORゲート146への入力信号
線SAENR142及びSAENL144を有してお
り、ORゲート146の出力はNANDゲート148へ
供給される。これらの線142及び144は単一のメモ
リブロック54に対する図2及び6Eの線SAEN67
に対応している。これらの信号は左側ブロック及び右側
ブロック54からの信号SAEN67であるのでSAE
NR及びSAENLの符号が付けられている。書込期間
中に、SAENR信号及びSAENL信号の両方は低状
態であり、従ってNORゲート146の出力は高状態で
あり且つNANDゲート148の出力は高状態である。
これらの信号は例えば読取期間中、あるテストモード期
間中、又は所望によりその他の時間において、ある条件
下においてリセット制御ブロックのディスエーブルを許
容するために供給される。例えば図5に示したような1
つの別の実施例においては、ディスエーブル論理が存在
することは必要ではない。
【0063】信号線LC129及びLCS127はリセ
ット論理128の一部であるNANDゲート150に関
して強制制御を可能としている。一実施例においては、
線LCS170上の信号はデバイス動作期間中常に高状
態に保持される。LCSが高状態に保持されているの
で、NANDゲート152の出力は線LC129上の信
号によって制御される。線LC上の信号はクロック信号
へ供給され、該クロック信号は、高状態へ移行すると、
NANDゲート150をしてリセット信号を発生させ
る。この動作モードにおいては、リセット信号の発生は
チップ上又はチップ外のその他の何等かの回路によって
供給されるクロックによって制御される。一実施例にお
いては、該クロックはシステム又はテストステーション
によって供給される外部クロックから外部的に供給され
る。別の実施例においては、該チップの別の部分の上の
クロック回路が書込を終了させるためのリセット信号を
発生させるために線LC129へ入力するクロック信号
を供給する。
【0064】リセット信号の発生は、書込を終了させ且
つメモリブロックのその他の回路をリセットさせて爾後
の読取又は書込のための準備を行なう。該リセット信号
はチップ上の多数の回路へ入力され、例えばブロック読
取/書込制御及びワード線及びブロックセレクト(選
択)ラッチ等へ入力される。該リセット信号がイネーブ
ルされると、書込は許可されることはなく且つリセット
信号をイネーブルさせることは書込を強制的に終了させ
且つ他の信号の状態に依存して、本回路を爾後の書込又
は読取に対しての準備を行なわせる。
【0065】更に別の実施例においては、線LC129
がテストピンへ接続しており、特定のテストモードにお
いてリセット信号を強制的に発生させる。テストモード
期間中に、信号LCSは高状態に保持され、従ってピン
LCへの種々のテストモード信号の印加はNANDゲー
ト150によるリセット信号の発生を制御する。本デバ
イス(装置)がテストモードにない場合には、LCSは
常に低状態に保持される。LCSを低状態に保持するこ
とは、NANDゲート152の出力が高状態であり、従
って線LC上のいかなる信号もディスエーブルさせるこ
とを確保する。LCSが低状態に保持されているので、
インバータ154の出力は高状態であり、そのことはN
ANDゲート148へ高入力を供給し、従ってNORゲ
ート146の出力の状態は、所望により、信号SAEN
R及びSAENLからNANDゲート150からのリセ
ット信号の発生を制御するためにNANDゲート148
の出力をイネーブル又はディスエーブルさせることが可
能である。
【0066】好適実施例においては、スタンダードな動
作期間中に書込を終了させるためのリセット信号の発生
は、書込シミュレーション回路156及び158によっ
て制御される。図8Aに示した好適実施例においては、
リセット制御回路84は2つの書込シミュレーション回
路を有しており、即ち左側のメモリアレイブロック54
から書込データを受取るシミュレーション回路156及
び右側のメモリアレイブロック54から書込データを受
取るメモリシミュレーション回路158である。線WB
CL及びWBTLは左側アレイブロック54の書込ドラ
イバ75からのWBC74及びWBT76に対応してい
る。従って、シミュレーション回路156へ入力する左
側のメモリアレイブロック54に対する入力はWTBL
及びWBCLの符号を付けてあり且つシミュレーション
回路158へ信号を入力する右側のメモリアレイブロッ
ク54に対する信号はWBTR及びWBCRの符号を付
けてある。メモリシミュレーション回路156及び15
8の構成及び動作は同一であり、従って本明細書におい
てはシミュレーション回路156の構成及び動作につい
てのみ説明するが、対応する構成及び動作特性はメモリ
シミュレーション回路158へも適用される。
【0067】書込データ−真が線160上へ供給され且
つ書込データ−補元がNANDゲート164への線16
2上に供給される。同時的に、書込データがソース領域
を共通接続しておりゲートを他方のトランジスタのドレ
インへ結合している交差結合したトランジスタ164及
び168へ供給される。出力ノード170は交差結合さ
れたトランジスタ172及び174のドレインへ結合し
ている。NANDゲート164の出力端180はPチャ
ンネルトランジスタ178のゲート及びアクセストラン
ジスタ182のソース/ドレインノード180へ接続し
ている。トランジスタ182の他方のソース/ドレイン
領域、即ちノード184はトランジスタ186のゲート
へ接続しており、従ってノード184の状態はトランジ
スタ186がオンであるか又はオフであるかを制御す
る。トランジスタ186は、そのソースをトランジスタ
188を介して接地へ接続している。通常動作期間中
に、トランジスタ188のゲートノード182は高状態
に保持され、従ってトランジスタ186のソースは常に
接地へ接続している。テストモード、クロック型制御モ
ード、又は強制リセットモード期間中に、LCS信号は
高状態とされ、そのことはノード192を低状態とさせ
トランジスタ188をオフ状態に保持する。従って、こ
のことはメモリシミュレーション回路156の動作をデ
ィスエーブルさせ、従ってNANDゲート150の出力
及びリセット信号の発生は信号LCによって制御され且
つ回路156又は158によって制御することはできな
い。
【0068】トランジスタ186のドレインは出力ノー
ド190へ接続している。ノード190は以下に更に詳
細に説明するように、リセット信号の発生のためにNA
NDゲート150へ入力を供給する。トランジスタ19
4及び196のドレインはノード190へ接続してお
り、従ってメモリシミュレーション回路158は出力ノ
ード190に関し制御を与えることが可能である。NA
NDゲート164の出力ノード180はトランジスタ1
98へ接続されており、トランジスタ198はトランジ
スタ200を介してVCCへ結合している。トランジス
タ202はVCCをノード190へ接続させるための並
列経路を与えている。
【0069】書込終了信号を発生するためのメモリシミ
ュレーション回路156の構成について説明する。好適
実施例においては、書込シミュレーション回路120は
メモリセル複製回路を有している。交差結合したトラン
ジスタ172及び174及びアクセストランジスタ18
2は本メモリアレイにおける1個のメモリセルの同一の
トランジスタを複製すべく構成され且つ接続されてい
る。該トランジスタは、好適には、同一の寸法で構成さ
れ且つアレイ内のメモリセルと同一の配置状態に位置さ
れている。これらの回路において実施される全ての電気
的接続及び処理は、アレイ内のメモリセルに対するもの
と同一である。従って、これらのトランジスタ172,
174,182は、同一のメモリ装置50上のアレイ内
の実際のメモリセルを正確にシミュレートする。異なる
製造ロットに対しメモリセルの正確な動作特性は装置毎
に異なる場合があるが、単一のダイ上のメモリセルは全
て同一のマスク露光及び処理を使用して構成され、従っ
て事実上互いに同一である。同様に、トランジスタ18
2はアレイのメモリセル内の1本のビット線に対するア
クセストランジスタと同一の寸法とされ且つ位置決めさ
れている。別のトランジスタ166及び168は、各
々、アレイ内のメモリセルの他のビット線に対するアク
セストランジスタを複製すべく寸法形成され且つ位置決
めされている。従って、トランジスタ182,166,
168は各々夫々の個別的なダイに対するメモリセルア
レイ内のアクセストランジスタの特性を正確にシミュレ
ートする。アクセストランジスタ182のゲートはアレ
イのメモリセルにおいてワード線を高状態へ駆動するの
と同一の電源へ直接的に接続されている。一実施例にお
いては、この電圧レベルはVCCに等しい。別の実施例
においては、メモリアレイのワード線を駆動する電圧レ
ベルは、VCCより高いブーストさせた電圧レベルとす
ることが可能であり、その場合には、トランジスタ82
のゲートはブーストされたワード線電圧と同一の値へ接
続される。好適には、トランジスタ182のゲートは、
常に、直接的にワード線又はシミュレートしたワード線
へ接続させる代わりに、常に、電源線即ち電圧供給線へ
直接的に接続している。理解されるように、ワード線
は、個々の行内のメモリセルへのアクセスを与えるため
に高状態とされる。然しながら、ワード線は、書込のた
めにデータがメモリセルへ提供される前の選択された時
間に高状態とされ、従って、メモリセルへ書込まれるべ
きデータが到着する時間までに、ワード線は既に高状態
に安定化されている。従って、メモリセルへの書込に対
する時間をシミュレートするためには、アクセストラン
ジスタのゲートは既にオンと考えることが可能であり、
従ってトランジスタ182のゲートは適宜の高電圧へ永
久的に接続させることが可能である。ワード線のターン
オン特性がメモリセルに影響を与えるシミュレーション
が所望される別の実施例においては、トランジスタ18
2のゲートはワード線及びメモリセルアレイ自身内のワ
ード線の電圧と共に電圧が上昇及び下降するワード線駆
動回路へ結合される。
【0070】トランジスタ166及び168もメモリア
レイ内のアクセストランジスタをシミュレートすべく寸
法形成され且つ設計されている。動作期間中に、本明細
書において説明するように、これらのトランジスタ16
6及び168の1つのみが、提供されたデータが低状態
であるか又は高状態であるかに依存して、ターンオンさ
れる。該ペアを構成するトランジスタの他方はオフ状態
に保持される。従って、一方のトランジスタ、166又
は168のいずれかはデータをパス即ち通過させるため
にビット線から格納データノードへのアクセストランジ
スタとして作用する。これらのトランジスタのうちの一
方をターンオンさせることはワード線からそれへアドレ
スすることによってアクセストランジスタを高状態とさ
せることをシミュレートしている。図示した形態におい
ては、これらのトランジスタは効果的にに交差結合され
ており、従ってそれらはデータによって直接的に駆動さ
せることが可能であり、且ついずれかのデータが高状態
である場合には、真又は補元データがワード線電圧とし
て作用して他方のトランジスタをターンオンさせ、従っ
て低状態のデータが、常に、格納ノード170へ書込ま
れる。従って、交差結合されたアクセストランジスタ
は、任意の時間において一方のトランジスタのみがオフ
状態へ駆動され且つ低状態へ移行するデータが到着する
前の長い間オン状態のトランジスタはオン状態に保持さ
れるという利点を提供している。何故ならば、データが
夫々のビット線へ到着するまでWBTL160及びWB
CL162は両方とも高状態に保持されるからである。
別の実施例においては、トランジスタ182に対するこ
の別の実施例において使用されているようにVCC又は
ブーストしたものか否かに拘らずに、同一のワード線電
圧を使用して、実際のワード線駆動シミュレーション回
路をこのトランジスタへアクセスするために使用するこ
とも可能である。メモリセルの複製物は、書込データが
メモリセル複製物における状態変化をトリガすることを
保証するような態様で構成されている。このような回路
の一例について示したが、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしにその他の等価な構成とすることも可能であ
る。
【0071】各メモリブロック54内において、8対の
信号線WBC74及びWBT76が設けられており、従
って、8対の信号線WBTL160及びWBCL162
が設けられている。一実施例においては、メモリブロッ
クへいずれかのアドレスが書込まれる場合には、メモリ
ブロック内の8個の全てのグループのビット線がアクセ
スされねばならない。何故ならば、メモリは、同時的に
8個のビットが単一のメモリブロックへ書込まれるか又
はそれから読み取られることを必要とすべく構成されて
おり、且つ各グループにおいて1本のビット線がアクセ
スされるからである。グループ当たり16個のビット線
対が設けられており、従ってブロック当たり128個の
ビット線対が設けられている。このような構成において
は、便宜上、リセット回路84にもっとも近いWBTL
160及びWBCL162が使用される。メモリ装置5
0の別の実施例においては、メモリブロック54内の全
ての書込バス線が検知される。何故ならば、このような
別の実施例においては、メモリブロックのいずれか1つ
のグループがそのメモリブロック内の他のグループへ書
込むことなしにアクセスすることが可能だからである。
本発明の一実施例の×32部分の代わりに例えば×1,
×4,×8,×16等のメモリ装置50は、モニタされ
るビット線の適宜のグループを有することが可能であ
る。例えば、×1構成では、全てのビット線又はマスタ
ーデータ書込線を検知することが必要となる蓋然性があ
り、×4構成では4つのグループを検知することを可能
とし、×8構成では8個のグループを検知することを可
能とする等である。この別の実施例においては、全メモ
リブロック内の全ての書込バス線を検知することは、そ
のメモリブロックに対して書込が行なわれる毎にリセッ
ト回路84が信号を受取ることを確保する。
【0072】メモリセルアレイ154へデータを書き込
む準備として、シミュレートしたメモリセルのデータ格
納ノード170は高状態に保持され且つ格納ノード18
4は低状態である。実際に書込が実行される場合を除い
て、回路動作期間中常にノード170は高状態に留まり
且つノード184は低状態に留まる。NANDゲート1
64の出力が低状態であって、そのことはトランジスタ
178をターンオンさせてノード170へ高論理レベル
を供給するので、ノード170は高状態である。このこ
とは、トランジスタ174をターンオンさせ、それはノ
ード184を接地させてノード184を低状態に保持す
る。同時に、ノード180も低状態に保持され、それは
NANDゲート164の出力であって、従ってトランジ
スタ182がターンオンされた場合であってもトランジ
スタ182を介して電流が流れることはない。NAND
ゲート164の出力は、アレイへデータが書込まれない
場合には書込ビット−真及び書込ビット−補元線160
及び162の両方を高状態に保持させることによって、
低状態を維持する。従って、トランジスタ166及び1
68のゲートは高状態に保持される。書込ビット−真線
160及び書込ビット−補元線162は結合されて、図
2に示したように、信号線74及び76からメモリアレ
イ自身へ書込まれる実際の書込データを受取る。データ
が書込まれない場合には、線160及び162の両方は
常に高状態を維持する。
【0073】書込が実行されると、書込ドライバ回路7
3はメモリセルへ書込まれるべきデータを受取る。前の
時間において、ブロック54内の個々のメモリセルに対
するアドレスが図3に示した適宜のアドレスデコード回
路へ供給され、従って個々のメモリセルが選択される。
書込ビット−真及び書込ビットー補元が、メモリセルへ
の書込のためにビット線82及び80へ供給するため
に、列選択回路78への線76及び74へ供給される。
同時的にそのデータはNANDゲート164へ提供され
る。かきこまれるべきデータが提供されると、該ビット
のうちの一方が低状態へ移行し、一方他方のビットは高
状態に留まる。格納されるべきデータが低状態である場
合には、WBTL線160は低状態へ移行し、一方、書
込まれるべきデータが1である場合には、WBCL線は
低状態へ移行し且つWBTL線は高状態に留まる。
【0074】書込ビット線160又は162のうちのい
ずれか一方が低状態へ移行すると、このことはNAND
ゲート164の出力を強制的に高状態とさせ、従ってノ
ード180は高状態へプルされる。ノード180が高状
態へプルされると、トランジスタ178はターンオフさ
れてノード170をVccから切断させる。同時に、こ
の様なトランジスタのゲートへ接続されている信号が接
地へ移行するので、トランジスタ166又は168の一
方はターンオフされる。線160又は162のいずれか
の低状態へ移行する信号は、夫々のトランジスタ166
又は168をターンオフさせ、一方他方のトランジスタ
はオン状態を維持して低状態へ移行する電圧をノード1
70へ通過させる。この例の場合に、WBTLが線16
0上において低状態へ移行するものと仮定する。このこ
とはトランジスタ168をターンオフさせて線162上
の高電圧を線170から切断させる。然しながら、トラ
ンジスタ166は前にオンであり且つオン状態を維持す
る。従って、ノード170は低状態へ移行する電圧へ接
続され且つそれはトランジスタ166を介しての直接通
過接続であるので、低電圧レベル160へ非常に迅速に
アプローチすることを開始する。このことはトランジス
タ174をターンオフさせる。トランジスタ174がタ
ーンオフするので、ノード184は最早接地へ接続され
ることはない。前述したように、ノード180はNAN
Dゲート164によって高状態へ駆動される。ノード1
80が高状態へ駆動されるので、その高電圧はトランジ
スタ182を介してノード184へパス即ち通過され
る。トランジスタ174がターンオフを開始するので、
ノード184は高状態への移行を開始する。ノード18
4を高状態とさせるとトランジスタ172がターンオン
し、そのことはノード170をトランジスタ172を介
して接地へ接続させ且つノード170を低状態に保持し
且つそれが既に接地に到達していない場合にはそれを接
地へ向けてプルすべく作用する。トランジスタ166は
オン状態を維持し、従って線160上の低状態へ移行す
る信号は線170へ接続され、従ってメモリシミュレー
ション回路内の全ての接続されたノード上に低論理レベ
ルが維持される。
【0075】ある量の時間の後に、アレイにおけるメモ
リセルをシミュレートするメモリセル複製物のスイッチ
ング速度に依存して、メモリセル内のデータの状態は、
ノード172に高状態の値が格納され、且つノード18
4に低状態の値が格納されたものからノード172に低
状態の値が格納され且つノード184に高状態の値が格
納されたものへスイッチする。メモリセルの状態が変化
するや否や、ノード184を高状態へ移行させるため
に、トランジスタ186はノード184が高状態へ移行
することによってターンオンされる。トランジスタ18
6をターンオンさせると、ノード190はトランジスタ
188を介して接地へ放電され、従ってNANDゲート
150の入力は低状態へ移行する。
【0076】NANDゲート150への入力が低状態へ
移行すると、その出力は高状態へ移行しリセット信号を
発生する。高状態へ移行するリセット信号は読取/書込
制御論理ブロックへ入力され、メモリアレイ54への書
込を終了させ且つその後の書込又は読取に対しその他の
回路をリセットする。従って、メモリアレイへの書込は
強制的に終了され且つその他のトランジスタのスイッチ
ングが行なわれ、従って該回路はリセットして可及的速
やかに別の書込又は読取を実行することが可能である。
従って、本回路は、メモリセルへの書込の内部的自己同
期型終了を与えている。メモリセル複製物への書込のタ
イミングはメモリセルへデータを書込むために必要とさ
れる実際の時間を正確に模倣すべく選択されている。メ
モリセル内に格納されているデータの同様のスイッチン
グが、線160上の信号が高状態である場合に発生し、
且つ書込ビット−補元信号162は低状態へ移行するデ
ータ信号であって、従って低状態へ移行するいずれかの
信号がシミュレートしたメモリセル156内に格納して
いるデータの状態をスイッチさせ且つノード184を高
状態へ移行させて、NANDゲート150の入力端にお
いて低状態へ移行する信号を発生し、リセット信号を発
生する。
【0077】従って、各メモリ装置50は各特定のメモ
リブロックに対して自己同期した書込インターバル(期
間)を有している。この自己同期特徴は、全てのメモリ
装置50に対して何等かの一般的な書込時間を設定する
ことにより可能である場合よりも一層高速である非常に
高速の書込を与えている。書込の終了は、成功した書込
の後可及的速やかに発生することが確保されており、従
って本装置は従来の装置と比較して非常に高速であり、
しかも常に有効な書込を実行することが確保されてお
り、従って非常に信頼性がある。
【0078】データを書込むためにリセット制御回路8
4及びアレイへ同時的に書込データ自身を提供すること
は、メモリセルへの書込の開始のための正確な時間を与
える。データが列選択回路78へ提供されると、それは
メモリアレイブロック54内のビット線80及び82へ
提供するためにトランジスタ142及び144を介して
通過する。同時に、そのデータは、該メモリアレイ内の
メモリセルへ書込データが提供されるのに必要とされる
タイミングをシミュレートすべく構成されている交差結
合されたトランジスタ166及び168及びNANDゲ
ート164へ提供され、従ってメモリセル複製物のノー
ド184及び実際のメモリセルのノード220はほぼ同
時に新たなデータが提供される。該メモリセル及びメモ
リセル複製物の交差結合されたトランジスタ及びアクセ
スゲートの構成及び動作特性は互いに同一であるので、
実際のメモリセル200におけるトランジスタの状態変
化に対して必要とされる時間はメモリセル複製物におけ
るデータの状態変化に対して必要とされる時間と実質的
に同一である。従って、ノード184上のデータの状態
変化に続くノード190上の書込終了信号の発生は、正
確に同期されて、その書込が実際のメモリセルに対して
完了するが、その後非常に迅速に、本回路が可及的速や
かに書込又は読取の爾後のサイクルに対してすぐにリセ
ットされることを確保するのに充分な時間の後に、該書
込を終了させる。
【0079】図13Aは図8Aに示したようなシミュレ
ートしたメモリセル内の種々の信号のタイミングを示し
ている。図示例においては、WBT信号線160及びW
BC信号線162は書込の開始時において約3Vに保持
されている。図示した特定の例においては、アレイ内の
メモリセルへ書込まれるデータは0である。従って、信
号WBTは、データが列選択回路78へ提供されると、
高状態の3Vから0Vへ降下する。同時に、データが図
13においてWBTとして示してあり且つ図8Aにおい
てWBTLとして示してある信号線160上に提供され
る。WBTが降下を開始した後約0.25乃至0.5ナ
ノ秒において、ノード180は、NANDゲート164
の出力が低状態から高状態へスイッチする場合に、高状
態へ移行する。すぐその後に、ノード170は、トラン
ジスタ168及び178がターンオフされる場合に3V
から0Vへ移行し、トランジスタ174のゲートを低状
態とし、それをターンオフさせる。ノード180上の高
電圧はトランジスタ172のターンオンを開始させ、一
方トランジスタ166をオフ状態に残存させてノード1
70を低電圧状態に保持する。今やトランジスタ174
はオフであり且つノード184は0Vからより高い電圧
へ向かって上昇する。ノード184がトランジスタ18
6のターンオン電圧へ到達すると、ノード190は図1
3Aに示したように3Vから接地へ向かって降下する。
ノード190が接地へ近付くと、NANDゲート150
の出力は低状態から高状態へスイッチし、且つリセット
信号がインバータ153によって出力される。リセット
信号が発生される正確な勾配及びタイミングは、勿論、
NANDゲート150及びインバータ151及び153
のスイッチング特性及び速度に依存し、且つ図示した勾
配及び位置はある形態から予測されるものの一例であ
る。
【0080】リセット信号及び反転リセット信号が、図
7に示したように、ブロック読取/書込制御回路125
へ入力される。更に、そのリセット信号はワード線及び
ブロック選択ラッチ104によって受取られる。リセッ
ト信号及び反転リセット信号が受取られると、図7に示
したように、ブロック読取/書込制御回路は、センスア
ンプのイネーブル即ち動作可能状態となることを可能と
し且つ読取又は書込のためにメモリのブロックを非選択
状態とさせる。従って、該リセット信号は、書込を終了
させ且つ受取られるべき次の組の信号の指示の下で爾後
の読取又は書込に対して本回路を準備させる。リセット
信号が高状態へ移行した後に、書込線WBT76及びW
BC74の両方は高状態とされる。書込まれたデータビ
ットが論理高であったか又は論理低であったかに拘らず
に、リセット信号が高状態へ移行すると、両方の線が高
状態とされる。WBTL160及びWBCL162の両
方を高状態とさせることは、NANDゲート164の出
力を低状態へ駆動させ、従ってノード180は図13A
に示した如く低状態へ降下する。すぐその後に、ノード
170は交差結合されているトランジスタ166及び1
68の両方がターンオンされ、且つ、トランジスタ17
8がターンオンされてノード170をトランジスタ17
8を介してVCCへ向かってプルすることによって、高
状態へ駆動される。このことは、トランジスタ174が
ターンオンされる場合にノード184を低状態へ移行さ
せ、従ってトランジスタ186はノード184が低状態
へ移行することによってターンオフされる。このこと
は、ノード190を上昇させて、NANDゲート150
によって出力されるリセット信号をディスエーブルさせ
る。書込検知回路118及び書込シミュレーション回路
120は今や完全に元の状態にリセットされている。メ
モリセル複製物は、今や、爾後の書込に対して準備がな
され、且つ書込まれるべき次のビットが高であるか又は
低であるかに拘らず、前述したように、ノード170を
高状態から低状態へスイッチさせる。従って、図8Aの
回路は、リセット信号の発生と共にすぐにリセットさ
れ、且つそのリセット手順における最後のステップはリ
セット信号をディスエーブルさせることであり、従って
本回路は再度該動作を繰返し行なうための形態とされ
る。
【0081】図13Aはアレイ内のメモリセル及びリセ
ット制御回路の動作のシミュレーションである。図13
Aには、更に、アレイ自身内の実際のメモリセル200
におけるデータの状態も示されている。真データを持っ
たメモリセルの状態は図13においてcell−tru
e(セル真)として示してあり、且つその補元はcel
l comp.(セル−補元)として示してある。理解
されるように、セル−真(cell−true)はWB
Tの後に密接して追従しており、且つノード170はほ
ぼ正確にセル−真(cell−true)に続いてい
る。図13Aの尺度は0.2ナノ秒のメモリで示されて
おり、セル−真(cell−true)及びノード17
0のシミュレートしたタイミングは互いに0.2ナノ秒
以内であり、従ってかなり正確なシミュレーションであ
ることが理解される。同様に、ノード184はセル−補
元(cell−comp)の正確で且つ幾分遅延したシ
ミュレーションである。理解されるように、ノード18
4が新たな状態へスイッチしてリセット信号を発生させ
る前にメモリセルへの書込が完全に完了することを確保
するために、セル−補元(cell−comp)の後少
なくとも短い時間期間遅延されてノード184を有する
ことが望ましい。従って、メモリ複製セルをアレイの実
際のメモリセルとほぼ同時であるが僅かに遅延させて状
態を変化させることは、そのメモリ自身への同一のデー
タの書込が完全に完了したのとほぼ同一のタイミングで
リセット信号を発生するために効果的である。有益的な
ことであるが、このことは、メモリセルへの非常に高速
の書込を与える。なぜならば、書込が完了したものと確
認された後可及的速やかにリセット信号が発生されるか
らである。従って、メモリセルへ書込まれるデータ自身
を書込用の開始信号として使用することは、従来技術に
おいては不可能であった顕著な利点を提供している。
【0082】図8Bはリセット制御回路84の別の実施
例である。この別の実施例は、時間制御回路126を有
しており、それは、この実施例では2つの部分、即ち低
速時間制御回路126aと高速時間制御回路126bと
を有している。時間制御回路126は、リセット信号が
発生される時間を、製造業者又はユーザによって選択さ
れて前進又は遅れさせることを可能としている。高速時
間制御回路126bはリセット信号が書込をより速く終
了させるために書込における早い時期に発生させるよう
にリセット信号のタイミングを前進させる付加的なトラ
ンジスタを有している。低速時間制御回路126aは、
リセット信号が書込の後の方で発生するようにリセット
信号の発生を遅くさせる遅延ゲートを有している。
【0083】図9は高速時間制御回路126bの一例を
示している。この高速時間制御回路126bはトランジ
スタ501及び502を有している。トランジスタ50
1のドレインはノード190へ接続しており且つそのゲ
ートはノード184へ接続している。トランジスタ50
2は、そのソースをノード185へ接続しており且つそ
のドレインをトランジスタ501のソースへ接続してい
る。トランジスタ502のゲートは高速モード信号FT
Mが供給される。高速時間モード信号がイネーブルされ
ると、トランジスタ502はターンオンされ且つ実効的
にトランジスタ501をトランジスタ186に対する並
列電流モードとして配置させる。トランジスタ501及
び502の寸法は、ノード90のより高速の放電のため
にノード190からノード185への所望の増加された
電流の流れを与えるべく選択されている。放電速度の増
加は、トランジスタ501及び502の寸法を決定する
ことによって選択することが可能であり、より大型のト
ランジスタはノード190からの電流に対して接地への
より大きな経路を与え、且つ僅かにより小型のトランジ
スタは接地へのより小さな付加的な電流経路を与える。
いずれの構成の場合にも、ノード190へ接地するため
の並列で付加的な電流経路が提供され、従ってノード1
90はこれら付加的なトランジスタが存在しない場合に
おけるよりも一層高速で0へ到達する。
【0084】動作速度における変化は図8Bの変形実施
例における夫々のノードのシミュレーションである図1
3Bを観察することによって理解することが可能であ
る。同一のノードは、図8A及び8B及び図13A及び
13Bにおいて同一の参照番号を有している。理解され
るようにWTB及びノード180及び170に対するタ
イミングは図13Aにおけるものと同一である。然しな
がら、ノード180が上昇すると、高速時間制御回路1
26における付加的なトランジスタはターンオンし且つ
ノード190をより急峻な勾配でより迅速に降下するこ
とを開始させ、そのことは図13Bにおけるノード19
0Fとして示されている。従ってノード190Fはより
迅速に接地へ到達し且つリセット信号はタイミングにお
いてより前進した段階でその後に発生される。該リセッ
ト信号は、メモリブロック内のその他の回路を前述した
ようにリセットさせる。高速タイマー制御回路126b
がイネーブルされると、書込における早い時期にリセッ
ト制御信号が発生され、従って更に一層高速の書込を完
了することが可能である。
【0085】一実施例においては、ノード190と18
5との間の並列なトランジスタ対の数は、書込サイクル
の所望の増加した速度を与えるべく選択されている。好
適実施例においては、1個のトランジスタ対501及び
502のみが設けられている。一方、例えば、ノード1
90と185との間に2対又は4対のトランジスタ50
1及び502が互いに並列して設けられる場合には、こ
れら4つの経路によって与えられる接地への大きな電流
経路は、書込終了信号が発生される時間を著しく前進さ
せる。一実施例においては、トランジスタ501の各々
は互いに多少異なる寸法のものとされ、非常に小型のト
ランジスタ501からその組における爾後のトランジス
タの各々に対し僅かにより大型のトランジスタへ変化す
るものとされている。理解されるように、これらのより
小型のトランジスタは、トランジスタ186単独よりも
僅かにより多くの電流を導通させ、一方より大型のトラ
ンジスタはより大量の電流をより迅速に導通させる。一
方、ターンオン速度及び電流担持能力が異なるものであ
るようにスレッシュホールド電圧又はその他を変更させ
ることが可能である。
【0086】更に、この変形実施例においては、トラン
ジスタ502の各々は異なる高速テストモード信号によ
って制御される。例えば、FTM1は僅かに速度を増加
させることが可能であり、FTM2はより大きな速度の
増加を与えることが可能であり、FTM3は更により大
きな速度の増加を与えることが可能であり、且つFTM
4は最も大きな速度の増加を与えることが可能である。
メモリがテスト中である場合には、種々のテストサイク
ルが例えばFTM1又はFTM2等の単一の経路から可
及的に最高の速度とするために同時に全ての経路に対し
て任意の並列経路の組合わせを喚起することが可能であ
る。テストサイクルが完了すると、メモリへの正確な書
込を確保する可及的に最も速い速度に関する決定が行な
われる。ある装置の場合には、トランジスタ186によ
って与えられる単一の小型のトランジスタのみが経路へ
付加され、従ってリセット信号の発生に対する僅かの時
間の前進、例えば0.1ナノ秒の前進が与えられるに過
ぎない。きわめて効率的な装置の場合には、その前進は
より大きなものとなる場合があり、例えば、並列トラン
ジスタ対501及び502の選択的組合わせをイネーブ
ルさせることによって0.6乃至1ナノ秒大きなものと
することが可能である。小さな量のオーバーヘッド回路
のみの場合には、メモリ装置の動作速度は大きな範囲に
わたり選択し且つ制御することが可能である。好適に
は、このようなメモリセルの選択及び設定は後に説明す
るように製造時に実施される。然しながら、装置速度を
所望の適用例に対してカスタム的に選択するために種々
の速度モードの1つ又は全てをユーザが選択することが
可能であるようにすることが可能である。
【0087】図10は低速時間制御回路126aの一実
施例を示している。この低速時間制御回路126aは、
ノード190へ接続したNANDゲート504及びノー
ド190へ接続したNORゲート512を有している。
NANDゲート504への他方の入力は低速時間制御入
力信号126aである。一連の遅延インバータ506,
508,510がNANDゲート504とNORゲート
512の入力端との間に位置されている。
【0088】低速時間制御モードがイネーブルされる
と、NANDゲート504へのSTM信号が高状態に保
持される。ノード190も書込の前に高状態に保持さ
れ、従ってNANDゲート504の出力は0であり、且
つ3つの遅延ゲートを介してのNORゲート512への
入力は1である。NORゲート512の入力のうちの一
方が1に保持されているので、その出力は低状態であ
り、従ってNANDゲート150への入力は高状態であ
り且つその出力はディスエーブルされている。ノード1
90が低状態へ移行すると、NORゲート512への一
方の入力はすぐさま低状態へ移行する。何故ならば、そ
れはノード190へ直接的に接続されているからであ
る。他方の入力は、NANDゲート504を介して通過
しその出力を低状態から高状態へ遷移させ、次いでNO
Rゲート512へのその他方の入力が究極的に0へ遷移
するまで、相次ぐ3つのインバータ段を介して通過せね
ばならないことによって遅延される。NORゲート51
2への両方の入力が0へ遷移すると、その出力は高状態
へ移行し、従ってNANDゲート150への入力は低状
態へ移行して書込が開始した後の遅延した時間において
リセット信号を発生させる。その遅延の時間量は、NA
NDゲート504とNORゲート512との間にインバ
ータ対を挿入するか又は取り除くことによって選択する
ことが可能である。その遅延が大きければ大きい程、よ
り多くのインバータが挿入され、且つより短い遅延の場
合には、1個を除く全てのインバータが取除かれる。従
って、遅延量は製造業者又はユーザによって選択的に制
御することが可能である。
【0089】低速時間制御回路126aはSTMによっ
てイネーブルされる。STMがディスエーブルされる
と、この回路の場合には低状態であるが、NANDゲー
ト504の出力は高状態に保持され、従ってNORゲー
ト512への入力は低状態である。信号STMがディス
エーブルされているので、これは低速時間制御回路12
6aの標準状態である。ノード190が低状態へ移行す
ると、該信号はすぐさまNORゲート512の他方の入
力端で受取られ、従って今や両方の入力は低状態であり
且つその出力は高状態へアサート即ち活性化されて、N
ANDゲート150をしてすぐさまリセット信号を発生
させる。この状況下においては、本回路に導入された唯
一の付加的な遅延は、NORゲート512及びインバー
タ514のスイッチングである。これらはきわめて高速
のスイッチング回路として設計することが可能であり、
従って低速時間制御回路126aを有することからの遅
延は、回路126aがディスエーブルされる場合にはほ
ぼ0である。
【0090】高速時間制御回路126b及び低速時間制
御回路126aの実施例について説明したが、理解され
るように、NANDゲート150からのリセット制御信
号の発生のタイミングを前進させるか又は遅くさせる同
一の機能を提供するために多数のその他の回路を使用す
ることが可能であることは勿論である。
【0091】信号190,190F,190Sが全て示
されているので、混乱を回避するために、図13bにお
いてはリセット信号自身は図示していない。勿論、理解
されるように、図13Aに示されるように、ノード19
0が低状態へ移行する後の同一の相対的なタイミングに
おいてリセット信号が発生され、従ってノード190の
遷移が前進されるか又は遅くされると、リセット信号の
発生はそれと対応して前進されるか又は遅くされる。
【0092】1つの変形実施例においては、図8Bに示
したようなメモリセル複製物が、実際には、アレイのメ
モリセルの正確な複製物ではない。この変形実施例にお
いては、アクセストランジスタ166,168,182
はアレイのアクセスされたトランジスタよりも僅かに大
型に構成されている。交差結合されているトランジスタ
172及び174も所望により僅かに大型のものに構成
することが可能である。このことは、メモリセル複製物
におけるデータのスイッチング速度を僅かにより高速の
ものとすることを可能とする。このより高速のスイッチ
ング速度は本装置のメモリセルに対する最終的な書込速
度のより幅広の選択範囲を可能とするために望ましいも
のである。理解されるように、図10の付加的な回路
は、スイッチ186及びNANDゲート150と共に、
メモリセルの状態がスイッチされた後にリセット信号の
伝搬において幾分遅延を発生させる。僅かにより高速の
メモリセル複製物を有することによって、スイッチング
回路、時間制御回路及びリセット回路によって発生され
る遅延が補償され、従ってリセット信号は、アレイに対
する書込サイクルの完了時に正確に発生され、且つリセ
ット信号がアレイのその他の部分へ伝搬するまでに、書
込は既に成功裡に完了されている。回路126を使用し
て最適な装置書込速度を選択することにより、書込時間
インターバル(期間)は所望により容易に長期化又は短
期化させることが可能である。
【0093】図11は信号STM又は信号FTMを発生
する回路を示している。図8Bの実施例においては、全
チップに対し図1のような回路が2個設けられている。
即ち、図11の1つの回路はSTMを発生するために設
けられており且つ別の回路はFTMを発生するために設
けられている。これらの回路は、以下に説明するように
STM又はFTMのいずれかを発生するために選択的に
イネーブルされる。
【0094】図11の回路の構成は、テストパッド51
6、ORゲート520へ一方の入力を提供する一対のイ
ンバータ518及び519から構成されている。ORゲ
ートへの他方の入力は、インバータ522によって提供
され、インバータ522の入力端はVCCへ結合されて
いるヒューズへ結合されると共にインバータ522を現
在の状態に保持するトランジスタ524へのフィードバ
ックへ結合されている。インバータ522の入力端へ接
続されている別のトランジスタは、そのゲートをトラン
ジスタ528と同じくパワーオンリセットパルス信号を
受取るべく接続されており、トランジスタ528のドレ
インはインバータ518の入力端へ接続しており、その
ソースは接地へ接続している。トランジスタ524に対
する同様の保持用トランジスタがインバータ518の出
力端とその入力端との間に接続されている。
【0095】図11の回路の動作は以下の如くである。
テストモード期間中に、テストパッド516は正電圧が
印加され、従ってそれは高状態に保持される。従って、
ORゲート520への入力は高状態に保持される。図1
1の回路が信号STMを発生する場合には、テストパッ
ドは直接的に信号STMをアサート即ち活性化させ、従
ってそれは図8Bの回路へ印加され、低速時間制御回路
126aをイネーブルさせる。同様の回路がFTMを発
生するために専用のものとして設けられている場合に
は、パッド516において高電圧を供給するとORゲー
ト520をして高信号を出力しFTMを発生する。従っ
て、信号FTMはテストパッド516の制御によって積
極的にアサート即ち活性化させることが可能である。
【0096】パワー即ち電力が初期的にこの回路へ印加
されると、短いパワー・オン・リセットパルスPORが
発生される。然しながら、PORは比較的短い信号であ
り、且つヒューズ532が焼切されていない場合には、
Vccへ接続されたままであって、ノード523を高状
態に保持するか又は迅速に高状態へ復帰させ、従ってS
TM及びFTMはアサート即ち活性化されることはな
い。従って本回路の出力はテストパッドによって制御さ
れるか又はヒューズ532の状態によって制御される。
ヒューズ532が存在しない場合には、インバータ52
2への入力は高状態であり、従ってその出力は低状態で
あり、且つORゲート520の出力は低状態を維持す
る。この状態においては、信号STM又はFTMはディ
スエーブルされ且つリセット回路84は図13Aに示し
たような標準モードで動作する。ヒューズ532が焼切
されている場合には、インバータ522への入力は接地
へ移行することが許容される。何故ならば、それはヒュ
ーズ532によってVCCに保持されることがないから
である。パワーが初期的にチップへ印加されると、パワ
ー・オン・リセットが短いパルスを供給してトランジス
タ526を介してインバータ522の入力端を接地させ
る。このことは、インバータ522の出力を高状態とさ
せる。インバータ522の出力が高状態であると、トラ
ンジスタ524がターンオンされてPORパルスが終了
した後にインバータ522の入力を低状態に維持するた
めの維持器として作用する。従って、焼切されたヒュー
ズ532はインバータ520から信号STM又はFTM
を活性化させ、高速時間制御回路126b及び低速時間
制御回路126aのいずれが焼切されたヒューズを有し
ているかに依存して、高速時間制御回路126b又は抵
抗時間制御回路126aのいずれかをイネーブルさせ
る。従って、製造業者の制御又はユーザの制御下におい
て、製造後のウエハテスト及びソートの時又は何等かの
後の時間においてヒューズ532を選択的に焼切するか
又は焼切しないことによって、各個別的なダイに対して
書込に対する終了タイミングを選択的に設定することが
可能である。
【0097】次に、メモリセルに対する書込を実行する
期間を選択する方法について説明する。本発明の原理に
よれば、書込サイクル時間は全体的な装置性能及び装置
サイクル時間における制限的要因となる場合があること
が確立されている。このことは、特に、例えば4V又は
それ以下の低いVCCを有する装置の場合に言えること
である。このような低い電圧においては、書込性能及び
書込サイクル時間は、通常、許容可能なレベルに維持す
ることが可能である。然しながら、書込を完了するのに
必要な時間インターバル(期間)は非常に長いものとな
り、それが動作サイクル時間における制限的要因とな
り、従って装置性能に強く影響を与えるようになる場合
がある。本発明の原理に基づいて書込サイクル時間を改
善することにより、この制限的要因は著しく改善され、
従って装置性能のこれらの臨界的な要因を著しく増加さ
せる。
【0098】テスト期間中に、FTM又はSTMのいず
れかをアサート即ち活性化させることなしに、図8Bの
標準的回路を使用してメモリセルへデータを書込み、従
ってノード190は低状態へ移行し、メモリセル複製物
へデータが成功裡に書込まれた直後のサイクルにおける
標準時間においてリセット信号を発生する。データを標
準的なタイミングを使用してアレイ内のメモリセルへ書
込んだ後に、該データは該アレイのメモリセルから読取
られる。標準的な装置であるので、図示していない標準
的テスタが、そのデータがメモリセルへ正確に書込まれ
たか否かを検知する。メモリセルへ適切なデータ値が正
確に書込まれたか否かの表示が与えられる。このデータ
の書込、読取及び検知は、チップが複数個のメモリセル
において完全に動作可能であることを確認するために、
所望により複数回実施することが可能である。第一標準
時間インターバル(期間)を使用してメモリセルへデー
タを書込む1つ又はそれ以上のシーケンスの後に、ST
M又はFTMのいずれかに対する図11の回路のうちの
1つがテストの一部としてイネーブルされる。データの
全てが正確にメモリセルへ書込まれたことを仮定する
と、FTM用の回路がテストパッド516を介してイネ
ーブルされる。信号FTMがイネーブルされると、リセ
ット信号の発生は書込サイクルにおいて前進され、従っ
て書込サイクルは標準終了時間におけるよりも多分高々
1乃至2ナノ秒速い時間において終了される。例えばよ
り速い終了モード等の第二時間インターバル(期間)の
書込期間を使用してデータがメモリセルへ書込まれる。
次いで、第二のより速い時間インターバルで書込まれた
メモリセルからデータが読み取られる。次いで、該デー
タが検知されて、この第二時間インターバルを使用して
データがメモリセルへ適切に書込まれたか否かを判別す
る。次いで、テスト回路が、より速い第二時間インター
バルを使用してメモリセルへデータが正確に書込まれた
か否かの表示を出力する。多数のテストの後に、そのデ
ータがより速い時間インターバルを使用してメモリセル
へ正確に書込まれたことが示される場合には、これは、
メモリセルが効果的に書込を行なうことが可能であり且
つより速い速度でデータを格納することが可能であるこ
との表示であり、従ってその部分はそうでない場合に可
能であるよりもより速いアクセス時間を有することが可
能である。メモリ装置50が実際により速い時間インタ
ーバルで成功裡に書込を行なうことが可能であることが
確認された後にヒューズ532が焼切されて装置150
上の全てのメモリブロックに対して永久的にFTMをイ
ネーブルさせる。その後に、装置150は標準書込サイ
クルよりも0.5ナノ秒乃至最大で1又は2ナノ秒速く
することの可能なより速い時間尺度の書込サイクル定格
が与えられる。従って、書込用の時間インターバルは、
その特定のチップに対する標準設計よりもより短いイン
ターバルであり、且つ該チップは市場において増加され
た需要を有することとなる。
【0099】一方、以下に説明するように、テストパッ
ド516を介してアサート即ち活性化される低速時間モ
ードを使用して同様の書込、検知及びテストを行なうこ
とが可能である。新たなメモリ装置50がテストされて
いると仮定すると、データが図13Aに示したようなリ
セット信号により終了される標準時間インターバルの書
込期間を使用してメモリセルへ書込まれる。次いで、該
データはメモリセルから読取られ、且つ検知が行なわれ
て該データがメモリセルへ正確に書込まれたか否かが判
別される。あるメモリ装置50の場合には、接触抵抗に
おける増加、スレッシュホールド電圧における変動、活
性区域内への酸化物のバードビークによる僅かな侵入、
又はその他の多数の変動のために、メモリセルへの書込
がリセット信号が発生された時に完了しない場合がある
程度に充分僅かな変動が標準処理ロット内に存在する場
合がある。リセット信号の発生は、メモリセルへの書込
を自動的に終了させる。書込が完了されなかった場合に
は、適切なデータがメモリセルへ書込まれることはな
く、且つ該データの読取は、該データが正確に格納され
なかったことを表わす。次いで、チップを第二時間イン
ターバルを使用してテストし、該第二時間インターバル
は、この場合には、一層長い時間インターバルである。
このことは、回路126aをイネーブルさせるために低
速時間モード信号を発生する回路に対しテストパッド5
16上に高電圧を印加することによって行なわれる。回
路126aがイネーブルされると、リセット信号が書込
におけるより後の時刻において発生され、従ってアレイ
内のメモリセルへのデータの実際の書込のためにより多
くの時間が与えられる。このリセット信号は0.5ナノ
秒乃至1,2又は多分4又はそれ以上のナノ秒だけ図1
0を参照して説明したようなリセット信号を発生するた
めの標準時間よりも一層長いものとすることが可能であ
る。従って、データは、低速時間モードにおけるこの2
番目のより遅い時間インターバルを使用してメモリセル
へ書込まれる。該データはメモリセルから検知されて、
このより遅い時間インターバル期間中にそれが適切に書
込まれたか否かを判別する。このより遅い時間モードを
使用してメモリセルへの書込が成功したか否かの表示が
出力される。多くのメモリ装置50の場合には、このよ
り遅い時間モードは、例え標準時間インターバルを使用
して書込むことができない場合であっても、メモリセル
へ正確にデータを書込むことを可能とする。爾後のテス
トの後に、より遅い時間モードで適切に動作するメモリ
装置50の場合には低速時間モード回路に対してヒュー
ズ532が焼切されて低速時間モードが永久的にイネー
ブルされる。従って、装置の速度は低速時間モード制御
回路126aの速度に依存して幾分遅いものとして定格
される。例えば、それは0.25、0.5又はそれ以上
のナノ秒長い書込サイクルを有するものとして定格され
る場合がある。然しながら、チップは、未だに市場にお
いて顕著な価値を有しており、且つ適切な書込サイクル
定格で販売することが可能である。従来は、この様なチ
ップは廃棄されねばならず製造業者に対する大きなコス
ト負担となっていた。本発明の利点により、そうでなけ
れば廃棄されていた多数のチップを顧客へ配送すること
が可能であり、唯一の差異は、それらが幾分低速の書込
サイクルとして定格されているが、尚且つ顕著な市場的
価値を有するものである。
【0100】本発明は、多数の冗長行及び列が喚起され
る場合に特定の利点を有している。市場におけるある回
路設計においては、冗長行及び列を喚起させることは、
チップ上の与えらえたメモリセルをデータを書込み且つ
それからデータを読取ることの可能な速度を僅かに減少
させるものがある。従来技術においては、このことはチ
ップの速度定格を著しく損なう場合があり、又は、多
分、そうでない場合には動作可能なメモリ装置であった
チップを廃棄させる場合がある。本発明の原理によれ
ば、この様なメモリ装置50が完全に動作可能である
が、何等かの処理変動又は冗長行又は列を喚起させるた
めに、僅かに速度が遅いものである場合には、その装置
は未だに顕著な市場的価値を有するものであり、且つ廃
棄するものではなく市場において販売することが可能な
ものである。
【0101】本発明の別の実施例においては、時間モー
ド回路が種々のその他の技術を介して選択され且つイネ
ーブルされる。例えば、ヒューズを焼切する代わりに、
最終的なメタルレベルを使用して、メモリセルへの書込
のためにどの速度回路をイネーブルさせるかを決定する
ために使用することが可能である。別の構成において
は、テストパッド516の1つ又は両方へ接続して外部
ピンが設けられる。テストパッド516は、メモリ装置
50をパッケージ内に取囲ませた後に、外部ピンを介し
てアクセスすることが可能である。パッケージング後の
テスト期間中に、1つ、2つ、又は付加的なアクセスピ
ンを使用して種々の速度をアサート即ち活性化させるこ
とが可能である。テストパッド516へ接続されている
ピンは、通常チップ動作期間中にその他の機能を有する
ことが可能であり、且つテストモードにおいてのみ使用
される。適宜の速度は、適宜のピン上に高電圧を印加さ
せることによって所望の特定の速度モードを永久的にデ
ィスエーブルさせるか又は選択的にイネーブルさせるこ
とによって選択することが可能である。この変形実施例
においては、パッド516へ接続されているピンはユー
ザに対して使用可能なものとさせることが可能である。
このことはユーザが書込タイミングサイクルを選択的に
テストすることを可能とする。別の実施例においては、
ヒューズ532が結合されており、従って外側のピンか
らの過剰電圧によって焼切させ、従ってユーザが書込時
間インターバルを選択することを可能とする。勿論、ユ
ーザは書込タイミングの変更を行なおうとする場合に
は、書込期間中にデータが格納されるのに書込サイクル
が常に充分なものであることを確保するのに充分洗練さ
れていることを必要とする。
【0102】本発明の顕著な利点は、バーンインサイク
ルの前後においてメモリ回路へ行なうことの可能な修正
である。メモリの書込速度はバーンインサイクルの前に
テストすることが可能である。バーンインサイクルの後
に、書込速度を再度テストして、チップがバーンインサ
イクルの前における程高速で動作することが可能である
かを判別する。バーンインサイクル期間中のストレス印
加は、メモリセルアレイ内に充分に僅かな変動を発生さ
せ、バーンインサイクル前において動作可能であった高
速時間モードで動作しない場合がある。従って、バーン
インを完了した後に、メモリ装置50を廃棄するのでは
なく、標準時間モード又は低速時間モードを書込サイク
ル用の時間インターバルとして選択することが可能であ
る。
【0103】本発明の更なる顕著な利点及び使用は、テ
ストにおいて潜在的に弱いビットを見つけ出すことであ
る。例えば、全てのメモリセルがその部分の仕様に対し
て標準的な標準速度テストを合格するものと仮定する。
この状況において、その部分は完全速度アクセス部分と
して市場で販売することが可能である。然しながら、付
加的なテスト特徴として、高速時間モードを喚起させ、
従って高速時間インターバルでの書込を行なう。この書
込の結果を検知し且つ比較して全てのビットが成功裡に
書込まれたか否かを判別する。数個のビットが成功裡に
書込まれなかった場合には、これらのビットは冗長行及
び列で置換させることが可能である。次いで、該部分を
高速テストモードで再度テストして、該装置に対する最
大定格速度を超えた速度においても全てのメモリセルに
書込を行なうことが可能であることを確保する。好適に
は、このようなテスト及び冗長行及び/又は列の置換は
ウエハソート期間中に行なわれる。次いで、該装置を標
準速度装置として販売される。アレイ内の全てのメモリ
セルが標準速度装置で動作する場合であっても、高速モ
ードでチップにストレスをかけることにより、潜在的に
弱いセルが識別され且つ冗長メモリセルで置換させるこ
とによってアレイから取除かれる。従って、メモリ装置
50は市場におけるその他のメモリ装置よりも一層高い
信頼性を有している。何故ならば、全てのメモリセルは
標準動作の時間及び電圧パラメータの下でデータの適切
な書込を行なうためにより大きな余裕を有しているから
である。この特定のテストモード及び置換は、アレイの
全てのメモリセルが、チップが販売される可及的に最高
の仕様を充足することを仮定している。チップは、仕様
に対する可及的に最高の書込時間よりもより速い速度で
テストする。従来の速度テストを合格したが最も速い過
剰速度テストが不合格であったメモリセルは置換されて
潜在的に弱いメモリセルを取除く。
【0104】図12は書込の開始を決定する回路の別の
実施例を示している。図5Aの書込検知回路118は図
8Aの第一実施例内に示されており、WBT76及びW
BC74からNANDゲート164及び交差結合された
トランジスタ166及び168へ入力される信号を含ん
でいる。図12は図5のこのような書込検知回路118
に対する別の実施例である。
【0105】図12の変形実施例によれば、メモリセル
からの実際のビット線自身がトランジスタのゲートを制
御すべく接続されている。図示した実施例においては、
これらのトランジスタはPチャンネルトランジスタ53
4−539である。PRE信号がイネーブルされると、
ノード540が接地へプルされ、次いで弱いラッチ54
2が、例えPREが低状態へ移行する場合であっても、
ノード540を接地に保持する。全てのビット線が高状
態に保持されるので、ビット線及び反転ビット線の両方
は、書込又は読取の前の状態にあり、ノード540は低
状態を維持する。メモリアレイに対して書込が行なわれ
ると、書込が行なわれる該対における一方のビット線は
低状態へ駆動され、且つ他方のビット線は高状態に保持
される。該対における一方のビット線が低状態へ移行す
ると、Pチャンネルトランジスタがターンオンされノー
ド540を接地へ接続させる。VCCへ接続されている
夫々のPチャンネルトランジスタを介しての直接的な電
流の流れは、ノード540を高状態へ駆動するために弱
いラッチ542に打ち勝つのに充分なものである。従っ
て、アレイ自身内のメモリセルにおけるビット線上の書
込の直接的な結果としてノード540は高状態へ駆動さ
れる。次いで、ノード540の出力はインバータ544
を介して通過し、インバータ544は図8Aに示したよ
うに、低状態へ駆動されてノード170へ低状態へ駆動
する。図8Aに示したようにノード170が低状態に駆
動されると、メモリセルの状態は高状態から低状態へス
イッチされ、従ってノード184は高状態へ駆動され
て、トランジスタ186を前述したようにターンオンさ
せる。次いで、NANDゲート150によってリセット
信号が発生され、その結果書込が終了される。PRE信
号が再度アサート即ち活性化されてノード540を低状
態とさせ、メモリ複製回路をリセットさせ、ノード17
0に高状態を格納させ且つ全てのビット線を高状態へプ
ルする。
【0106】この特定の変形実施例においては、メモリ
アレイ自身内のビット線からのデータの書込を直接的に
検知するために、各ブロック内の1グループのビット線
に対してPチャンネルトランジスタからなる全付加的な
行が必要とされる。このことは、各メモリセルへデータ
を書込むために必要とされる時間の非常に正確なシミュ
レーションを持ってビット線自身上のデータからタイミ
ングが直接的に駆動されるという利点を提供している。
【0107】図12の回路の実施例の利点は、メモリセ
ル自身への書込に関し精度を増加させる可能性を有して
いるということである。然しながら、それはノード54
0に対する付加的な導体及びノード170への付加的な
導線と共に、多数のトランジスタが必要とされるという
明らかな欠点を有している。従って、図12の回路は、
1つの好適な実施例であるが、書込検知回路がNAND
ゲート164及びメモリセルへのアクセス時間をシミュ
レートすべく構成されている交差結合型トランジスタ1
66及び168から構成されている図8Aの回路も好適
実施例であり、且つ多くの回路において、その簡単性及
びメモリセルへのデータの書込の正確なシミュレーショ
ンのために好適なものである。当業者によって理解され
るように、データがメモリセルへの書込のために提供さ
れる場合に検知を行なう多数の等価な書込検知回路を設
計することが可能である。本発明の顕著な利点のうちの
1つは、メモリ複製回路がリセット信号を発生するタイ
ミングを開始させるのはメモリセルへのデータの書込で
あるということである。書込のタイミングを開始させる
ためにデータ自身を使用する任意の等価な回路は本発明
の技術的範囲に入るものと考えられる。
【0108】書込シミュレーション回路120を、アレ
イにおいて使用された場合と同一のメモリセルである図
8Aの実施例において示されていた。図示した実施例に
おいては、メモリセルは格納ノードがポリシリコン抵抗
によって維持される交差結合した格納トランジスタを具
備するSRAMメモリセルである。理解されるように、
メモリセルがアレイ内の完全なCMOS6−トランジス
タメモリセルである場合には、書込シミュレーション回
路120は完全なCMOS6−トランジスタメモリセル
であるメモリセル複製物を有する。同様に、アレイ内の
メモリセルがEEPROMメモリセル又はフラッシュE
EPROMメモリセルである場合には、書込シミュレー
ション回路はこのようなメモリセルへ書込を行なうため
に必要とされる時間をシミュレートする回路を有してい
る。好適には、それは、アレイ内のメモリセルに対する
書込時間を正確にシミュレートするために、例えばEE
PROMメモリセル等のメモリセルアレイ内におけるタ
イプのメモリセル複製物を有している。
【0109】図14及び15は本発明を組込んだメモリ
装置50を含むシステムを示している。図14はコンピ
ュータシステム560内のメモリ50を示している。該
コンピュータシステムは、マイクロプロセサ及びその他
の入力/出力装置を有している。好適実施例において
は、コンピュータシステム560は例えばインテル社、
モトローラ社、IBM及びその他の会社によって販売さ
れているような完全な32ビット高速マイクロプロセサ
を有している。該コンピュータシステムは、それに対し
して種々の入力装置562及び出力装置564を接続さ
せることが可能である。ハードディスクドライブ、CD
−ROM又はその他のオフサイト格納装置を含むことの
可能な付加的なデータ格納装置566もコンピュータシ
ステム560へ接続されている。本発明の高速書込メモ
リ装置50を使用して、コンピュータシステム560は
その他の標準メモリ装置の場合に従来可能であったより
も一層高速に書込及びその他の全ての動作を実行するこ
とが可能である。
【0110】図15A及び15Bは本発明に基づくメモ
リ装置50の一実施例に対する付加的な特定の使用態様
を示している。一実施例においては、メモリ装置50は
BRAMと呼ばれる32K×32ビット同期型パイプラ
イン型バーストSRAMである。それは、パイプライン
化した出力を有しており且つCMOSキャッシュバース
トSRAMとして動作することが可能である。
【0111】バースト動作は、ADSP_(プロセサア
ドレスステータス)又はADSC_(コントローラアド
レスステータス)のいずれかで開始させることが可能で
ある。バースト前進入力ADV_は次のバーストアドレ
スをBRAMの内部的に発生させることを可能とする。
【0112】キャッシュバースト読取サイクルは、AD
SP_が低状態へサンプルされた場合に、オンチップア
ドレスレジスタ内へクッロク入力される外部アドレスを
使用して、ADSC_又はBWE_に拘らずに、ADS
P_で開始される。バーストサイクルを開始させるため
に全てのチップセレクトはADSP_に対してアサート
即ち活性化されねばならない。出力バッファは、BRA
Mが選択される場合に、OE_によってイネーブルされ
る。装置が非選択モードから選択モードへ移行する場合
には、該装置が選択され且つその出力は持続のクロック
サイクル上でイネーブルされる。読取動作においては、
現在レジスタされているアドレスによってアクセスされ
るデータがパイプライン化された態様で次の上昇クロッ
クエッジからtKQにおいて与えられる。
【0113】ADV_入力は、アサート即ち活性化され
たADSx_をサンプルするクロックエッジ上で無視さ
れるが、全ての爾後のクロックエッジ上でサンプルされ
る。該アドレスは各読取バーストアクセスに対しBRA
M内部でインクリメントされ、その場合に、BWE_及
びGBW_は高状態でサンプルされ、ADV_は低状態
へアサート即ち活性化され、両方のアドレスストローブ
は高状態である。データはクロック(K)の上昇から全
ての出力(DQ0−31)に対しtKQにおいて常に有
効である。
【0114】ADV_入力(バーストアドレス前進)は
バーストカウンタの制御を与える。AVD_入力は、バ
ーストサイクルの最初のデータが処理された後の爾後の
バーストデータアクセスを制御する。ADV_がクロッ
ク入力の上昇エッジにおいて爾後のバーストに対しアク
ティブ低となる毎に、バーストカウンタは次のバースト
アドレスへ前進される。該アドレスは動作の前に前進さ
れる。BRAMは、正クロック遷移期間中にADV_ピ
ンが高状態である場合には、アドレスバーストシーケン
スを中断させる。完全な内部バーストカウントが完了す
ると、アドレスはその最初のベースアドレスへラップア
ラウンドする。LBO_入力の論理状態が、他のプロセ
サ(RISC,パワーPC,サイリックスM1)に対し
そのバーストシーケンスがインターリーブ(インテル社
のバーストの場合にはi486又はペンチアム(Pen
tium))又はリニアとして決定する。
【0115】書込サイクルは、BWE_をアサート即ち
活性化させる前に、出力をOE_でディスエーブルさせ
ることによって実施される。グローバル書込イネーブル
(GW_=低)がBWE_の状態又は個々のバイト書込
選択入力に拘らずに32ビット全てを書込む。GW_が
高状態である場合には、BWE_及び個々のバイト書込
選択(BW1−4_)をアサート即ち活性化させること
によって、1つ又はそれ以上のバイトを書込むことが可
能である。バイト書込テーブル(不図示)は、どのバイ
ト書込選択がDQ0−31を制御するかをリストする。
BWE_はADSP_低をサンプルする上昇クロックエ
ッジ上で無視されるが、全ての爾後の上昇クロックエッ
ジ上でサンプルされる。出力バッファは、BWE_又は
GW_が低状態でサンプル(OE_とは独立的)場合
に、Kの後tKQHZにおいてディスエーブルされる。
データは、適切な書込動作が実行される場合に、データ
入力レジスタ内へクロック入力される。書込サイクルは
内部的に自己同期されており、且つクロック入力の上昇
エッジによって開始される。書込バーストサイクルは、
次の上昇クロックエッジでBWE_及びADV_が低状
態でサンプルされる場合に、BRAM内部でインクリメ
ントされるアドレスで継続する。
【0116】図15A及び15Bに示したように接続さ
れたメモリ装置50の一実施例の場合には、読取又は書
込動作は、ADSP_の代わりにADSC_で開始させ
ることが可能である。これらの入力の際は以下の如くで
ある。
【0117】(1)ADSC_でサイクルを開始させる
ためにADSC_が低状態へアサート即ち活性化される
場合にADSP_は高状態でなければならない。
【0118】(2)ADSC_低(ADSP_高)をサ
ンプルする正へ移行するクロックエッジ上で全ての書込
イネーブル信号がサンプルされる。
【0119】(3)CE1_が高状態である場合にはA
DSP_が阻止される。メモリ装置50は、ADSP_
又はADSC_のいずれかで選択することが可能である
が、CE1_が高状態である場合にADSC_で非選択
状態とすることが可能であるに過ぎない。
【0120】図15Aの装置は、256KBキャッシュ
SRAMを提供するためにペンチアム(Pentiu
m)プロセサへ接続されている2つのメモリ装置50を
有している。キャッシュコントローラ572と共に動作
するペンチアムチップ570は、メモリ装置50の各々
から完全な32ビット読取/書込アクセスを有すること
が可能である。メモリ装置50は、内部的に自己同期型
高速書込を有しており、従ってペンチアム570及びキ
ャッシュコントローラ572の制御下において夫々のメ
モリ装置に対して高速の書込を可能としている。
【0121】図15Bは付加的なデータ格納及びバース
ト動作能力を与えるために、ペンチアム570及びキャ
ッシュコントローラ572へ接続している4個のメモリ
装置50を有する512KBキャッシュを有するコンピ
ュータシステムを示している。従って、メモリ装置50
は、図15Aに示しにように、単に2個の装置を使用す
ることにより32K×64ビットバースト可能L2デー
タキャッシュSRAMアレイ(256K)バイトを構築
するためのアーキテクチュアを提供している。4個の装
置を使用して512Kバイトキャッシュを与えており、
この点については図15Bを参照するとより。メモリ装
置50は、深さ拡張を容易とするために3個のチップイ
ネーブルを有している。これらのチップイネーブルは、
512Kバイトデュアルバンクキャッシュ形態を実現す
る場合のコンテンションフリー即ち競合のない動作を可
能とするためにレジスタ即ち整合されている。
【0122】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、本発明の一実施例はSRAMメモリ装置を
有している。然しながら、同様の機能を実行する任意の
等価な回路を使用又は置換させることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メモリアレイを有するメモリ装置を示した概
略図。
【図2】 図1のメモリ装置上の種々の回路を示した概
略ブロック図。
【図3】 図1の装置上の付加的な回路を示した概略ブ
ロック図。
【図4】 メモリセルを示した概略回路図。
【図5】 図2のリセット制御回路を示した概略ブロッ
ク図。
【図6A】 図2に示した入力バッファを示した概略
図。
【図6B】 図2に示した書込ドライバ回路を示した概
略図。
【図6C】 図2の列選択回路を示した概略図。
【図6D】 図2のセンスアンプ及びグローバルバスド
ライバを示した概略図。
【図7】 図2のブロック読取/書込制御を示した概略
図。
【図8A】 図5のブロックリセット制御回路の一実施
例を示した概略図。
【図8B】 書込タイミング制御回路を具備するブロッ
ク読取/書込制御回路の第二実施例を示した概略図。
【図9】 図8Bに示したような高速書込回路の一実施
例を示した概略図。
【図10】 図8Bの低速書込回路の一実施例を示した
概略図。
【図11】 書込タイマテストモード及び速度選択回路
を示した概略図。
【図12】 書込検知回路の変形実施例を示した概略
図。
【図13A】 図8Aにおける種々のノードにおける電
圧と時間との関係を示したグラフ図。
【図13B】 図8Bの種々のノードにおける書込タイ
ミング制御回路の動作を示したグラフ図。
【図14】 本発明に基づくシステムを示した概略ブロ
ック図。
【図15A】 本発明を使用したシステムの一実施例を
示した概略ブロック図。
【図15B】 本発明を使用したシステムの別実施例を
示した概略ブロック図。
【符号の説明】
50 メモリ装置 52 メモリアレイ 54 メモリアレイブロック 68 データ入力バッファ 70,72 信号線 74 WBC信号線 75 書込ドライバ 76 WBT信号線 78 列選択回路 80 BLC線 82 BLT線 84 リセット制御回路 86 リセット信号線 88 反転リセット信号線 90 読取ビット補元(RBC)信号線 92 読取ビット−真(RBT)信号線 94 センスアンプ回路 98 出力バッファ 102 アドレスデコーダ 104 ワード線及びブロック選択ラッチ 106 入力バッファ 108 偶数/奇数行アドレスドライバ 110 ワード線選択回路 112 ローカルワード線ドライバ回路 114 テストモード論理 202,204 交差結合トランジスタ 206,208 アクセストランジスタ 210 ビット線(BL) 212 ビット線−補元(BLC) 214,216 ポリシリコン抵抗

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込終了信号を発生する回路において、 書込の開始を検知する書込開始検知回路、 書込を終了させる信号を発生する書込終了信号発生回
    路、 前記書込開始検知回路及び前記書込終了信号発生回路へ
    結合されており、書込の開始の後選択した時間において
    前記書込終了信号発生回路をして書込終了信号を発生さ
    せる書込時間期間回路、を有することを特徴とする回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記書込時間期間回
    路が、タイマー回路と、前記タイマー回路へ結合してい
    るスイッチング回路とを有することを特徴とする回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記タイマー回路
    が、複数個のメモリセルからなるアレイ内の1個のメモ
    リセルと同一の寸法及び同一の回路接続の一対のトラン
    ジスタを具備するメモリセル複製物を有することを特徴
    とする回路。
  4. 【請求項4】 請求項2において、更に、前記書込開始
    検知回路に結合されており、検知されている前記アレイ
    内のメモリセルへの書込が行なわれると前記メモリセル
    複製物の状態を強制的に変化させる状態変化発生回路を
    有することを特徴とする回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記スイッチング回
    路が前記メモリセル複製物へ結合されており、前記メモ
    リセルの状態が変化されるとスイッチング回路を発生す
    ることを特徴とする回路。
  6. 【請求項6】 請求項2において、更に、可変時間制御
    回路が前記スイッチング回路へ結合されていることを特
    徴とする回路。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記可変時間制御回
    路が、前記書込終了回路をして前記書込終了時間を発生
    させる時間を第一の選択時間から第二の選択時間へ前進
    させるための時間前進回路を有することを特徴とする回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項2において、前記時間前進回路
    が、複数個のトランジスタを有しており、該トランジス
    タのゲートは共通スイッチングノードへ結合されており
    且つそれらのソースは第一ノードへ結合しており且つそ
    れらのドレインは第二ノードへ結合してされており、前
    記共通スッチングノードがイネーブルされる場合に、前
    記第一及び第二ノードを共通結合させることを特徴とす
    る回路。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記複数個のトラン
    ジスタの数が、前記第二の選択した時間を所定量だけ前
    進させるために前記第一ノードから前記第二ノードへ電
    流が流れる速度を増加させるべく選択されていることを
    特徴とする回路。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記第一共通ノー
    ドが接地であり且つ前記第二共通ノードが前記共通スッ
    チングモードがイネーブルされて前記共通スイッチング
    モードがイネーブルされた場合に前記第二ノードを接地
    へ接続させる前に接地より高い電圧値であることを特徴
    とする回路。
  11. 【請求項11】 請求項2において、前記可変時間制御
    回路が、前記書込終了回路をして前記書込終了信号を発
    生させる時間を第一の選択した時間から第三の選択した
    時間へ遅延させる時間遅延回路を有していることを特徴
    とする回路。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記時間遅延回
    路が、前記信号の出力を遅延させるために複数個の遅延
    ゲートを有していることを特徴とする回路。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記複数個の遅
    延ゲートの数が、前記出力を選択した時間値だけ遅延さ
    せるべく選択されていることを特徴とする回路。
  14. 【請求項14】 書込終了信号を発生させる方法におい
    て、 メモリセルへの書込のためのデータの供給を検知し、 前記メモリセル内への前記データの格納に必要な時間を
    シミュレートし、 選択した時間期間の後に書込完了信号を発生し、 前記書込完了信号の発生の後選択した時間期間に書込終
    了及びリセット信号を発生する、上記各ステップを有す
    ることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、更に、メモリセ
    ルへのデータの書込に必要な時間をシミュレートするた
    めにメモリセル複製物内にデータ状態の変化を格納し且
    つ前記データが前記メモリセル複製物において状態を変
    化させた後に書込完了信号を発生することを特徴とする
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項14において、更に、書込バス
    −真及び書込バス−補元上のデータの状態を同時的に検
    知し、前記書込バス−真又は書込バス−補元のいずれか
    の上でデータ状態が変化する場合に書込開始信号を発生
    する、ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項14において、前記メモリセル
    内にデータを格納するのに必要な時間をシミュレートす
    るステップが、前記アレイ内のメモリセルと同一の電気
    的接続、装置特性及び装置寸法を有するメモリセル複製
    物へ新たなデータを書込むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項14において、更に、前記メモ
    リアレイに対するワード線選択回路をディスエーブルし
    且つ前記リセット信号の制御下において読取/書込制御
    回路をリセットすることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 書込サイクルの長さを決定するコンピ
    ュータシステムにおいて、 マイクロプロセサシステム、 前記マイクロプロセサシステムへ電気的に接続されてお
    り且つ前記マイクロプロセサからの命令の下で書込動作
    を実行するメモリ装置、 前記メモリ装置への書込のために前記マイクロプロセサ
    から前記メモリ装置へいつデータが供給されたかを検知
    するための前記メモリ装置内の書込開始検知回路、 前記書込開始検知回路へ結合されており且つ前記書込開
    始信号が発生された後選択した時間において書込完了信
    号を発生させる書込時間期間回路、を有することを特徴
    とするコンピュータシステム。
  20. 【請求項20】 請求項19において、更に、書込シミ
    ュレーション回路へ接続されており、前記メモリアレイ
    への書込データのアクセスをディスエーブルさせるため
    の信号を発生する書込終了及びリセット回路を有するこ
    とを特徴とするコンピュータシステム。
JP623697A 1996-01-19 1997-01-17 メモリセルへの書込を終了させる回路及び方法 Pending JPH09231770A (ja)

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