JPH09231040A - 電子掲示板システムおよびその議論管理方法 - Google Patents

電子掲示板システムおよびその議論管理方法

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JPH09231040A
JPH09231040A JP8039392A JP3939296A JPH09231040A JP H09231040 A JPH09231040 A JP H09231040A JP 8039392 A JP8039392 A JP 8039392A JP 3939296 A JP3939296 A JP 3939296A JP H09231040 A JPH09231040 A JP H09231040A
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electronic bulletin
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JP8039392A
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Inventor
Takashi Haraguchi
隆司 原口
Yutaka Wada
和田  裕
Fumiyoshi Suzuki
史芳 鈴木
Takehiko Awaya
毅彦 粟屋
Koichi Hatogai
浩一 鳩貝
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子メールによる議論の経緯を的確に把握でき
る電子掲示板システムを提供する。 【解決手段】電子掲示板システム8は、LAN1を介し
たクライアント/サーバーシステムとして、情報を閲覧
するパソコンなどの複数クライアントと、情報を発信す
るサーバーとで構成される。クライアントはWWWブラ
ウザのソフトウェアを使用して閲覧し、サーバーはHT
TPと呼ばれるCGIプログラムを使用して、HTML
描画データの情報を発信する。クライアントが任意テー
マに対するフォローアップを要求し、意見投稿ページか
ら対象記事の選択や投稿意見の入力及び、投稿意見の観
点を示すキーワードの選択を行なう。観点キーワードに
は、議論の筋道からみた優先度が付与されている。これ
により、論進行状況ページにはテーマと一連の投稿記事
の概要が、記事間の引用/被引用の関係と観点キーワー
ドに基づいて階層表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子掲示板システ
ムに関し、特に、電子的メールを交換しながら議論を進
める際の議論管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、インターネットやパソコン通信の
発達により、電子メールによる情報交換が日常化しつつ
ある。電子メールは、個人間で宛先を指定した、情報の
伝達手段である。更に、「フォーラム」あるいは「BB
S:電子掲示板」と呼ばれる伝達手段により、電子メー
ルの形で投稿した記事を多数人で参照でき、投稿内容に
対してさらに投稿できるしかけもある。
【0003】電子掲示板では、各投稿記事について、
「フォローアップ」と呼ばれる補助情報を付加すること
が慣行とされ、投稿記事内部の見出し部分(記事タイト
ル、投稿者、投稿先の名称、投稿日時等)に、「この記
事は、過去のどの投稿記事に対するものか」を明示する
ようにしている。
【0004】インターネット上のメールシステムでは、
メール本体中での引用記事毎に付与されている識別番号
を、メール見出し部分に記載する。各識別番号は、一種
のハイパーテキストとして画面上に表示され、この部分
をマウス等の座標入力装置によって選択(クリック)す
ることにより、引用元の記事を読みだし、画面に表示で
きる。また、本文中に引用部分を書き込む際には、電子
メールシステムのコマンドをユーザが操作することによ
って、自動的に「引用元の記事の識別番号、発信者、投
稿日時」が本文中に記入される。一方、引用部分を投稿
記事内部に記載する際には、この部分を投稿文面と区別
するため、各行の先頭に特定の記号(たとえば、
“>”)を用いて、引用箇所の識別を容易にしている。
【0005】インターネットのWWW(World Wide We
b)を利用した電子掲示板では、投稿記事の入力に際し
て、クライアント側のブラウザソフト上で表示されるフ
ォローアップ対象となる投稿記事を指定し、新たな投稿
文書を書くための文字フィールド中に、タイトル、発信
者、記事を書き込む。
【0006】これは、電子メールで返信文書を作成する
のに相当する。あたかも電子メールを発信するかのごと
く、サーバー側のプログラムでは、投稿された記事に対
応する既投稿記事を検索して投稿記事の一覧に加え、一
連のフォロアップの順序・経緯が分かるように管理して
いる。既投稿記事は、タイトル、発信者、発信日時等の
順に表示され、フォローアップの対応関係は、行のイン
デンテション(書き始め場所の右方向への移動)等によ
り、見易くされている。
【0007】市中のパソコン通信による電子掲示板の投
稿記事とその検索サービスでは、個々の投稿記事の見出
し情報には記事の引用関係が明示されている。また、記
事の引用関係を階層構造で表示し、個々の記事を示すア
イコンを画面上で選択・指示して、その記事の内容を表
示することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による電
子掲示板システムでは、過去の投稿記事の引用関係や、
一連のフォロアップの順序・経緯が分かるように管理し
ている。しかし、あるテーマの投稿内容に対して、新た
な投稿をして議論を発展させる場合等に、次のような事
情から、個々の記事の見出し情報と記事の内容、引用文
との関連などを、人手によって辿りながら調べる必要が
しばしば発生している。
【0009】例えば、技術的な課題の解決を求める投稿
に対して、解決策や代替案が提示され、あるいは各案の
弱点をつく発言や、補強する発言など多数投稿されてい
るような場合、議論を出し合い、ある方向に議論を進め
てゆくためには、後から投稿する者は議論の進み具合に
応じて、自分に最も適した記事をフォローアップする必
要がある。その際、(1)議論の発端となった記事はど
れか、(2)建設的な意見を出したいのだが、解決に向
かっている最新の投稿記事はどれか、(3)解決策を探
るために、どのような代案がどのようなタイミングで出
されたのかなど、既投稿の個々の記事の内容を調べ、過
去の議論の経緯や傾向などを分析的に把握する必要があ
る。
【0010】この作業は、テーマが難しかったり投稿記
事が多い場合には、長時間を必要とする。さらに、議論
の筋道を正しく追跡し、有効な情報とそうでないものを
峻別する等の知的な活動に委ねられるので、フォローア
ップの成否は個人の能力に大きく依存していた。フォロ
ーアップすべき記事を誤って選び、ピントの外れた意見
を出したり、議論の蒸し返し等に無駄な労力が払われる
だけでなく、議論の正しい発展が妨害されてしまう恐れ
が多分にあった。
【0011】本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑
み、電子的メールを交換しながら行なわれる議論の経緯
を、その筋道が明確に把握できるように管理し、的を得
たフォローアップを容易にする議論管理方法と、その機
能を備えた電子掲示板システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電子掲示板
にテーマを登録し、そのテーマに対する投稿記事をその
経緯とともに管理する電子掲示板システムの議論管理方
法において、前記投稿記事を所定の言語形式で格納し、
フォローアップ対象の既存の投稿記事とフォローアップ
する新規の投稿記事の関連付けを陽に定義し、この定義
情報の中にフォローアップの観点を表すキーワードを含
み、一連の投稿記事を前記定義情報に基づいて画面上に
階層的に表示し、画面上で前記キーワードを辿りながら
議論の筋道を把握できるようにしたことにより達成され
る。
【0013】前記階層的表示は議論の経緯を示し、前記
一連の投稿記事の各見出し部(タイトル)とその先頭位
置に表示される各々に定義されたキーワードからなるこ
とを特徴とする。
【0014】前記投稿記事の観点は、投稿処理時に「賛
成意見」、「反対意見」、「補足説明」、「代替案」を
含む、予め用意されたキーワードから選択されることを
特徴とする。
【0015】前記定義情報には、前記投稿記事間の引用
関係のレベルを含み、被引用記事の見出し部を上位にそ
の引用記事の見出し部を下位に配置して階層表示するこ
とを特徴とする。
【0016】前記キーワードには、「賛成意見」が「反
対意見」に優先、「補足説明」と「代替案」が同等とな
る等の優先度が付属し、前記議論の経緯に示される同一
階層の投稿記事間では前記優先度順に且つ、優先度の同
じ場合は投稿順に配置することを特徴とする。
【0017】上記で、テーマに対する複数の投稿記事の
内容をまとめた要約記事が作成され、格納されている場
合には、前記議論の経緯に示される該当見出し部に要約
の存在を明示するとともに、同一階層の投稿記事間では
最優先に配置する。
【0018】前記データ形式は、HTML(ハイパーテ
キスト マークアップ ランゲージ)などの構造化文書の
マーク付け言語の形式を採用する。
【0019】また、見方を変えた本発明の電子掲示板シ
ステムの議論管理方法は、(1)新規テーマを登録する
ステップ、(2)登録されたテーマから任意のテーマを
ユーザに選択させるステップ、(3)選択されたテーマ
に対する議論の経緯を提示し、テーマ及び既存の投稿記
事の中からフォローアップ対象をユーザに選択させるス
テップ、(4)新たな記事をユーザに投稿させるステッ
プ、(5)投稿記事に対する議論の観点を予め設定され
たキーワードの中からユーザに選択させるステップ、
(6)新たな投稿記事と既存の投稿記事に付与されてい
るキーワード間の優先度及び、これら投稿記事間の引用
関係に基づき、前記新たな投稿記事と既存の投稿記事と
を所定の階層構造に定義するステップ、(7)選択され
たテーマの議論の経緯が定義された前記階層構造に基づ
いて、前記キーワードを付した各投稿記事の見出し部に
より階層的に表示されるステップ、を含むことを特徴と
する。
【0020】前記(4)のステップは、表示されている
テーマまたは既存の投稿記事の中から、新たな投稿記事
に引用する部分をユーザに選択させるステップを含む。
さらに、前記議論の経緯が階層的に表示された上で、所
定の投稿記事を選択することにより、当該記事の内容を
検索し表示することを特徴とする。
【0021】さらに、上記した議論管理方法を適用可能
にする本発明の電子掲示板システムは、電子的に議論を
メールの形で交換するクライアント/サーバー型のネッ
トワークシステムにおいて、投稿しようとするメールと
投稿済みのメールとの引用関係とともに、議論の経緯を
その筋道に従って分類するための議論の観点を表す優先
度付きのキーワードをメールの投稿時に付与し、前記引
用関係と前記キーワードを含むメール情報をクライアン
ト/サーバー間で交換することを特徴とする。
【0022】前記クライアントは、前記メール情報の引
用関係とキーワードに基づいて、議論の経緯を階層的に
表示する表示手段を備えていることを特徴とする。
【0023】前記サーバーは、クライアントからのフォ
ローアップ要求に応じて前記議論の経緯を示す描画デー
タを作成し、引用された投稿済みメールの内容を示す描
画データを作成し、投稿しようとするメールを受付ける
描画データを作成し、新たな投稿メールの受付け後に前
記議論の経緯を示す描画データを再度作成する処理手段
を備えていることを特徴とする。
【0024】本発明の構成によれば、電子掲示板による
議論を以下のように行なうことができる。まず、既存の
投稿記事からフォローアップする部分を取りだし、その
部分に対応するフォローアップ記事を入力する。次に、
そのフォローアップがどのような観点に基づくものか、
対象記事に対する賛成や反対あるいは代案の提案や、詳
細情報の補等を、予め記入済みのメニューから選択し指
定する。これらの入力情報に従って、既存の投稿記事の
どの部分に、どのような観点から新たな記事を投稿した
のかが定義される。
【0025】一連の投稿記事は、以上の付加情報ととも
にHTMLのようなマーク付け言語形式で蓄えらるの
で、記事間のフォローアップの対応関係とフォローアッ
プの観点が階層的に画面に表示できる。マーク付けの結
果に応じて、関連しあう記事のタイトル、発言者、キー
ワードが、段付け(例えば、インデンテーション等)さ
れて表示される。
【0026】このような本発明によれば、引用/被引用
などの投稿記事間の関係を、階層的にグラフィカルに表
示できる。さらに、賛成意見、反対意見などのフォロー
アップ観点に基づき、議論の建設的な発展にとって優先
度の高い順に表示するので、筋道の明瞭な議論の経緯が
提示できる。この結果、議論参加者は自身で議論の内容
を分析することなく議論の経緯を容易に把握し、的確な
フォローアップを実行できるので、議論の迅速な発展が
可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】本実施形態では、記事を表現し格納する形
式としてHTMLを採用する。電子掲示板の一連の投稿
記事を管理する仕掛けには、WWWの技術を用いてサー
バーを構築するHTTP(HyperText Transport Protoc
ol)を採用する。サーバー上で外部プログラムを呼出
し、処理を実行するためのインターフェースに、CGI
(Common Geteway Interface)を採用する。
【0029】なお、本発明の議論追跡管理方法は、WW
Wを用いた情報検索インフラに限定されず、電子ニュー
スあるいはBBSと総称される市中のネットワークサー
ビスに見られる電子掲示板管理のための固有インターフ
ェースの機能として、広く適用可能である。
【0030】図1は、本発明の一実施形態による電子掲
示板システムの概念図を示したものである。本システム
はネットワーク(LAN)を介し、情報を閲覧するクラ
イアントと、情報を発信するサーバーで構成される。ク
ライアント側はWWWブラウザと呼ばれるソフトウェア
を使用して閲覧し、サーバー側はHTTPと呼ばれるソ
フトウェアを使用して情報を発信する。
【0031】クライアント側でWWWブラウザを操作す
ると、その要求はサーバー側に送られる。サーバー側で
は、要求のあったデータをクライアント側に返信する。
ここで、クライアント側に返信されるデータは、HTM
L描画データである。例えば、クライアント側でCGI
プログラムの実行要求を行なうと、サーバー側でCGI
プログラム1を実行し、その実行結果であるHTML描
画データをクライアント側に返信する。また、クライア
ント側で、HTML描画データの参照要求を行なうと、
サーバー側では、要求のあったHTML描画データをク
ライアント側に返信する。返信されたHTML描画デー
タは、WWWブラウザを使用してディスプレイに表示さ
れる。
【0032】なお、本システムはLANの範囲にとどま
らず、電話回線やISDNを用いたインターネットによ
って、ワールドワイドに利用可能である。すなわち、世
界中に散在するクライアント/サーバーシステム8’か
らインターネットを介して、本システムにアクセスし、
議論を交すことができる。
【0033】図2に、サーバー側及びクライアント側の
装置構成を示す。本装置はクライアント/サーバーの方
式を採用し、ネットワーク1を介して通信を行い、CP
Uによる演算処理装置2や描画データ表示制御装置6
(WWWブラウザ)と、ディスプレイ装置7、入力装置
4、データベース3などから構成する。
【0034】演算処理装置2は演算部2a、処理手順記
憶部2b、入力部2c、HTML描画データ出力部2
d、データベース入出力部2eからなる。クライアント
側の演算処理装置2’は、演算処理装置2と同様の機能
を有している。
【0035】描画データ記憶装置5は、演算処理装置
2’から出力されたHTML描画データを記憶する。描
画データ表示制御装置6はこのHTML描画データを、
所定のタイミングでディスプレイ装置7に表示する。入
力装置4は、ディスプレイ装置7の画面上のオブジェク
トを指示して、その表示座標を特定するマウス等の座標
入力装置4bと、文字入力するキーボード4aを有し、
マウス4bやキーボード4aの出力信号は、ネットワー
ク1を介して、サーバー側の演算処理装置2に送信され
る。
【0036】サーバー側に送信された出力信号は、入力
部2cを介して、演算部2aに渡される。その出力信号
がCGIプログラムの実行であれば、演算部2aは、処
理手順記憶部2bに記憶されているCGIプログラムを
呼び出して実行する。CGIプログラムの実行結果であ
るHTML描画データは、データベース入出力部2eを
介してデータベース3に格納されるとともに、HTML
描画データ出力部2dから、ネットワーク1を介して、
クライアント側に返信され、描画データ表示制御装置6
を介してディスプレイ7に表示される。
【0037】また、出力信号がHTML描画データの参
照であれば、演算部2aはこのHTML描画データを、
データベース3からデータベース入出力部2eを介して
取り出し、HTML描画データ出力部2dから、ネット
ワーク1を介して、クライアント側に返信する。このH
TML描画データは、演算処理装置2’から描画データ
表示制御装置6を介してディスプレイ7に表示される。
【0038】図3は、データベースの構成を示す説明図
である。データベース3は、複数のHTML描画データ
のまとまりである。ここで、HTMLの「ハイパーテキ
スト」とは、例えば、本を読む場合に文章を順番に読み
進むのではなく、あちらこちら自由に飛び回りながら、
興味に従って文章中の必要な話題を拾い読みしていくの
に似た方式で、「ハイパーリンク」とも呼ばれる。
【0039】図示のように、データベース3中のHTM
L描画データは、HTMLの規則に従い、他のHTML
描画データとリンクがはられている。文書1のある部分
は文書2にリンクがはられ、文書2のある部分は文書3
にリンクがはられている。このように、他のHTML描
画データと規則に従ったリンクをはることにより、文書
間の関連付けを行うことができる。
【0040】これまで述べたように、本電子掲示板シス
テムでは、データベース3に蓄積されたHTML描画デ
ータを、サーバーからクライアントへ返信する。このH
TML描画データは、後述する議論の観点を表すキーワ
ードを含むデータとなる。
【0041】次に、本実施形態の電子掲示板システムに
よる議論の追跡管理方法を、図4のフローチャート及
び、図5のページ遷移図を参照しながら順を追って説明
する。
【0042】図5のページ遷移図は、ユーザが描画デー
タ表示制御装置6をマウス4bなどで操作する操作内
容、サーバー側で動作するCGIプログラム、クライア
ント側で表示されるページ、これら3つのの遷移図を表
したものである。図中の楕円はユーザ操作内容、矩形は
サーバー側CGIプログラムの処理、二重矩形はクライ
アント側の表示ページをそれぞれ示す。
【0043】以下では、一般の工程管理を処理例にと
り、「2つの工程の順番と期限」というテーマを通し
て、本システムによる議論管理方法のしくみと手順を説
明する。ここで、工程1と工程2は、それぞれ準備工
程、中間工程、仕上工程という3段階を有し、その作業
順番と期限をA、B、C、D4人の議論参加により決定
していくことを想定する。
【0044】まず、ステップ400にて、「電子掲示
板」のページを表示する(遷移図501)。図6に、
「電子掲示板」のページの一例を示す。ステップ401
では、電子掲示板テーマの新規登録(ステップ402)
と既登録済みの電子掲示板テーマ選択(ステップ40
3)のどちらを選択するか、ユーザに問い合わせる。な
お、図中の「選択する」とは、HTML形式でアンダー
ライン等の表示形態の区別が定義された部分(図形、文
字)を、マウスでクリックすることで、これによりハイ
パーリンクで結ばれているページを画面に表示する。
【0045】ステップ401で、図6(a)の選択領域
である新規テーマ登録602が選択されると、新規テー
マ登録ページが表示され(遷移図503)、ステップ4
02の電子掲示板テーマの新規登録が可能になる。
【0046】図7に、新規テーマ登録ページの一例を示
す。このページでは、文字入力フィールド(以下、入力
フィールドと略称)701に新規に登録するテーマ名
を、入力フィールド702に提案者名を、入力フィール
ド703に新規テーマについての意見を入力できるよう
に用意されている。
【0047】ユーザの入力終了後、テーマ登録ボタン7
04が選択されると(遷移図504)、サーバー側でC
GIプログラム・新規テーマ登録処理を実行し(遷移図
505)、新たな電子掲示板テーマを登録する。HTT
Pのサーバー側は、新規テーマ登録の要求をクライアン
トから受け取ると、該当のCGIプログラムを実行す
る。
【0048】図8に、新規テーマ登録処理のフローチャ
ートを示す。新規テーマ登録処理では、まず、図9のテ
ーマ登録受付ページを表示する(801)。次に、電子
掲示板ページのHTML描画データを再作成する(80
2)。これは、既HTML描画データ(図6(a))
に、新規テーマを追記することによって行う。再作成の
描画データは、それを画面表示したとき図6(b)とな
る。
【0049】次に、議論進行状況ページを作成するため
に必要なフォローアップ定義情報ファイルを作成する
(803)。このファイルはデータベース3に格納さ
れ、処理中は演算処理装置2の主メモリ2bに読み出さ
れる。表1に、フォローアップ定義情報ファイルの定義
内容の一覧を示す。
【0050】
【表1】
【0051】ここでは、議論進行状況ページのHTML
描画データ名、投稿内容表示ページのHTML描画デー
タ名、テーマ名、提案者、提案日、階層レベルなどを登
録する。階層レベルは、テーマを最上位として、投稿記
事間の引用/被引用の関係より定まる。なお、このファ
イルには、キーワード(優先度)、対象記事タイトル名
(見出し)、要約したい投稿番号などの定義域もあり、
後述の処理で登録される。
【0052】次に、作成したフォローアップ定義情報フ
ァイルを基に、図10の議論進行状況ページのHTML
描画データを作成する(804)。最後に、入力フィー
ルド703に入力された意見を加工し、図11の投稿内
容表示ページのHTML描画データを作成する(80
5)。
【0053】図9のテーマ登録受付ページは、新規テー
マ登録画面(図7)の選択ボタン704が選択され、新
規テーマ登録処理801の出力結果として表示される
(遷移図506)。このページには、ユーザにより入力
された新規テーマ名、提案者、意見と提案日を表示す
る。この画面で、「電子掲示板ページ」の選択ボタン9
01が選択されると、図6(b)の電子掲示板ページ6
03を表示する。同図(a)テーマ登録前の画面601
と比較すると、テーマ登録後の画面603の選択領域6
05のテーマ一覧604に、新たに登録したテーマ「2
つの工程の期限と順番について」が表示されている。
【0054】以上により、ステップ402の新規電子掲
示板テーマ登録の処理が終了する。一方、ステップ40
1で図6の選択領域605が選択された場合は、ステッ
プ403に進む。ステップ403では、テーマ一覧60
4に表示している既登録済みの一つのテーマの文字上を
マウスでクリックし、参加したい電子掲示板テーマの選
択をユーザに問い合わせる(遷移図507)。ここで
は、「2つの工程の順序と期限について」のテーマを選
択することにする。この結果、ステップ404では、ス
テップ403で選択された電子掲示板テーマに対応した
議論進行状況ページを表示する(遷移図508)。
【0055】図10に示した議論進行状況ページは、記
事に対するキーワードごとに、タイトル、発言者、発言
日をひとまとめにして、キーワードの優先度の高い順に
インデンテーションを付けて、現在の議論進行状況を、
階層的(ツリー状)に画面表示する。
【0056】同図(a)のページ1001は、テーマ登
録後に議論が進み、現在、提案者Aが提案したテーマに
対して発言者Bの賛成記事が2件(選択領域1002、
選択領域1003)投稿されているという議論の進行状
況を示している。
【0057】まず、ステップ405では、議論進行状況
ページ1001の議論進行状況を見ながら、フォローア
ップする記事があるかどうか判断する。フォローアップ
する記事がある場合、ステップ406で、フォローアッ
プ対象記事の選択をユーザに問い合わせ、その結果を受
け付ける(遷移図509)。
【0058】ここでは、「発言者Bの賛成記事1に対し
て、発言者Cが補足記事を投稿する」場合を想定し、ユ
ーザが選択領域1002を選択すると、図11の投稿内
容表示ページが表示される(遷移図510)。投稿内容
表示ページは表示領域1101、表示領域1102及び
入力フィールド1103を有している。表示領域110
2に、前ステップで選択した発言者Bの記事1を表示
し、表示領域1101には、選択領域1002の前の発
言者の記事を表示し、表示領域1102に、選択領域1
002以前の発言者の記事(ここでは発言者Aの意見)
を表示する。入力フィールド1103には、表示領域1
102に表示している記事のどの部分に対してフォロー
アップするかユーザが入力できるようになっている。
【0059】次に、ステップ407では、フォローアッ
プする部分の記事の選択をユーザに問い合わせ、その結
果を受け付ける(遷移図511)。ここでは、入力フィ
ールド1103の領域に、発言者Cがフォローアップす
る部分の記事を入力する。具体的には、表示領域110
2に表示されている記事中のフォローアップする部分、
「工程2の準備工程で工程1の成果物を必要とする」を
マウスでドラッグ&コピーし、それを入力フィールド1
103にペーストすることで行う。
【0060】これで、ユーザのフォローアップ部分の記
事の選択が終了し、次に、「意見投稿」の選択ボタン1
104が選択されると、サーバー側でCGIプログラム
・意見投稿ページ表示処理を実行する(遷移図512、
513)。
【0061】図12に、意見投稿ページ表示処理のフロ
ーチャートを示す。この処理では、入力フィールド11
03のフォローアップ部分の記事をフォローアップ部分
記事ファイルに登録し(1201)、意見投稿ページを
表示する(1202)。
【0062】図13に、意見投稿ページの一例を示す。
このページでは、表示領域1301に、入力フィールド
1103に入力されたフォローアップ部分の記事を表示
し、入力フィールド1302に意見のタイトルを、入力
フィールド1303に発言者名を、入力フィールド13
04にフォローアップ部分の記事に対する意見を入力で
きるようになっている。さらに、入力フィールド130
4に入力した意見が、フォローアップの観点がどの種類
に該当するかを、選択ラジオボタン1305に示すキー
ワードから選択して、指定できるようになっている。
【0063】ステップ408では、ステップ407で選
択したフォローアップ部分の記事に対する新しい意見を
ユーザが入力する。ここでの発言者Cは、入力フィール
ド1302に意見のタイトル、入力フィールド1303
に発言者名、入力フィールド1304にフォローアップ
する部分の記事に対する自分の意見を入力する。
【0064】すると、ステップ409で、入力された意
見の観点をユーザに問い合わせ、指定されたキーワード
をデータとして格納する(遷移図514)。図示のフォ
ローアップ観点のキーワードは、「賛成意見」、「反対
意見」、「補足説明」、「類似事例」、「代替案」、
「解決策」の6例を示している。本例の発言者Cは「補
足説明」を選択している。これで、新規意見の入力と観
点の指定を終了する。
【0065】ユーザの入力終了後、「投稿」ボタン13
06が選択されると、サーバー側でCGIプログラム・
投稿処理を実行する(遷移図515)。図14に、投稿
処理のフローチャートを示す。
【0066】この投稿処理では、まず、図15の意見投
稿完了ページのHTML描画データの作成と、意見投稿
完了ページの表示処理を行い(1401)、次に、意見
投稿ページ表示処理(1201)で作成したフォローア
ップ部分記事ファイルと、入力フィールド1302、入
力フィールド1303、入力フィールド1304、選択
ラジオボタン1305の各入力情報を基に、投稿内容表
示ページ(図11)のHTML描画データを作成する
(1402)。
【0067】さらに、議論進行状況ページの更新に必要
な情報を、フォローアップ定義情報ファイルに追加登録
する(1403)。これには、議論進行状況ページ(図
10)のHTML描画データ名、投稿内容表示ページ
(図11)のHTML描画データ名、表示領域1101
のタイトル名、発言者、発言日、キーワード、表示領域
1102フォローアップ対象記事のタイトル名、階層レ
ベルを登録する。表2に、ここでのフォローアップ定義
情報ファイルの定義内容を示す。
【0068】
【表2】
【0069】最後に、作成したフォローアップ定義情報
ファイルを基に、議論進行状況ページのHTML描画デ
ータを、図10(b)のように再作成する(140
4)。
【0070】ステップ410では、ステップ407から
ステップ409でユーザより入力された投稿意見の内容
に対する投稿処理1401の結果として、意見投稿完了
ページを表示する(遷移図516)。意見投稿完了ペー
ジ(図15)は、表示領域1501にはフォローアップ
対象記事と、フォローアップした投稿のタイトル、発言
者(C)、発言日、フォローアップ意見内容及びキーワ
ードを表示する。
【0071】ステップ411では、今、選択しているフ
ォローアップ対象記事の、他の記事部分に対して、意見
を投稿するかどうかの判断を受付ける。ユーザは他に投
稿する意見がない場合は、「投稿終了」ボタン1502
を、さらに投稿する意見がある場合は、「他意見の投
稿」ボタン1503を選択する。
【0072】「投稿終了」ボタン1502が選択された
場合、CGIプログラム・投稿終了処理をサーバー側で
実行し(遷移図517)、ステップ413に進み、議論
進行状況ページ(図10(b))を表示する。図10
(a)の意見投稿前の議論進行状況ページ1001と比
較して、意見投稿後の議論進行状況ページ1004に
は、表示領域1005に発言者Bの賛成記事1に対する
発言者Cの補足記事が追加されている。
【0073】図16に、投稿終了処理のフローチャート
を示す。この投稿終了処理では、投稿された件数が1件
の時は、議論進行状況ページを表示(1602)して終
了する。投稿件数が2件以上の時は、全投稿意見の内容
を表示する処理(1601)の後に、議論進行状況ペー
ジを表示する。
【0074】ステップ411で、「他意見の投稿」ボタ
ン1503が選択された場合、ステップ407に戻り、
投稿内容表示ページ(図11)を入力フィールド110
3をクリアして表示する。この後、ステップ407、4
08を経て、ステップ409で「賛成意見」のキーワー
ドを選択したものとする。このように、二つ目の意見の
入力とフォローアップ観点の指定が終了し、ステップ4
10で表示された意見投稿完了ページで、投稿終了ボタ
ン1502が選択されると、サーバー側で投稿終了処理
を実行し、ステップ412で全投稿意見の内容を表示す
る処理(1601)を実行する。これは、蓄積されてい
る意見投稿完了ページ(図15)のHTML描画データ
を基にして行なわれる(遷移図518)。
【0075】図17に、全投稿意見内容表示ページの一
例を示す。意見投稿完了ページ(図15)と同様の形式
で、同一発言者Cの投稿1、投稿2の内容がまとめて表
示される。このページで、「投稿終了」ボタン1701
が選択されると、図18(b)に示すように、議論進行
状況ページを表示する。同図(a)の意見投稿前の画面
1801(図10(a)と同じ)に比較して、画面18
02は発言者Bの賛成記事1に対する発言者Cの補足記
事と賛成記事を追加している(選択領域1803、18
04)。なお、全投稿意見の表示処理(1601)を経
た後の議論進行状況ページには、図20に示すように、
「要約投稿」の選択ボタン2003や要約投稿の選択フ
ィールド2001が用意されている。
【0076】以上で、既投稿記事に対する新規複数意見
の投稿処理を終了する。次に、ステップ413で、他に
フォローアップしたい対象記事があるかどうか判断す
る。このステップの段階では、議論進行状況ページを表
示している。フォローアップしたい対象記事が他にある
場合は、画面上の記事を選択してステップ406に戻
る。フォローアップしたい対象の記事がない場合は、
「要約投稿」フィールド2001を選択して、ステップ
414の要約投稿処理に進む。
【0077】図19に要約投稿処理のフローチャートを
示す。ステップ1901で、複数記事の「要約」の投稿
を行うかをユーザに問い合わせ、その結果を受け付ける
(遷移図519)。ここでの要約投稿とは、例えば、こ
れまでの議論の過程で自分の投稿した複数の記事の中か
ら、全部または任意の複数の記事をまとめて一つの記事
として投稿したいときに行う。複数記事の要約投稿を行
わない時は、議論進行状況ページの「電子掲示板ペー
ジ」ボタン2006が選択されてステップ415に進
み、電子掲示板ページ(図6)を表示して終了/継続を
問合せる。
【0078】複数記事の要約投稿は、議論進行状況ペー
ジ(図20)の要約投稿フィールド2001の選択で行
う。テーマに対し、図20に示される議論進行状況のと
き、例えば「発言者Bの賛成記事1に対する発言者Cの
賛成記事2004と、提案者Aの提案記事に対する発言
者Cの代替案2005の二つの記事を要約する」という
要約投稿の場合を想定する。ユーザから、入力フィール
ド2002に発言者名Cが入力され、「要約投稿ペー
ジ」ボタン2003が選択されると、サーバー側でCG
Iプログラム・要約投稿ページ表示処理を実行し(遷移
図520)、図22の要約投稿ページを表示する(遷移
図521)。
【0079】図21に、要約投稿ページ表示処理のフロ
ーチャートを示す。この要約投稿ページ表示処理では、
フォローアップ定義情報ファイルから発言者名(発言者
C)の記事を検索し、蓄積している意見投稿完了ページ
(図15)のHTML描画データを加工し、当該テーマ
に関し発言者Cの投稿した全ての意見を表示する(21
01)。次に、要約投稿ページの入力領域を表示する
(2102)。
【0080】要約投稿ページ(図22)には、表示領域
2201に発言者Cがこれまでに投稿した全ての意見内
容を表示し、入力フィールド2202に要約したい意見
内容の投稿番号を、入力フィールド2203に要約記事
のタイトルを、入力フィールド2204に要約記事をユ
ーザが入力できるようになっている。
【0081】ステップ414の要約投稿処理で、要約投
稿の選択後(1901)、要約投稿の受付けと、要約記
事内容表示の処理が行なわれる(1902)。すなわ
ち、入力フィールド2202に要約したい意見内容の投
稿番号、入力フィールド2203に要約記事のタイト
ル、入力フィールド2204に要約記事をユーザが入力
する。この入力終了後、「要約投稿」ボタン2205が
選択されると(遷移図522)、サーバー側でCGIプ
ログラム・要約記事内容表示処理(遷移図523)を実
行し、図24の要約記事内容表示ページを表示する(遷
移図524)。
【0082】図23に、要約記事内容表示処理のフロー
チャートを示す。この表示処理では、入力フィールド2
202、入力フィールド2203、入力フィールド22
04の入力情報から、要約記事内容表示ページのHTM
L描画データを作成し、これを表示する(2301)。
次に、フォローアップ定義情報ファイルに、議論進行状
況ページのHTML描画データ名、要約記事内容表示ペ
ージのHTML描画データ名、入力フィールド2203
の要約記事のタイトル、発言者、発言日、「要約(優先
度4)」というキーワード、入力フィールド2202の
要約したい意見内容の投稿番号を登録する(230
2)。表3に、ここでの定義内容を示す。
【0083】
【表3】
【0084】最後に、フォローアップ定義情報ファイル
を基に、図25の議論進行状況ページのHTML描画デ
ータを再作成する(2303)。
【0085】「要約投稿」ボタン2205の選択により
表示される要約記事内容表示ページ(図24)は、要約
したい全ての意見内容(表示領域2401)、要約記事
のタイトル(表示領域2402)、要約記事内容(表示
領域2403)を表示する。
【0086】このページで、「議論進行状況ページ」ボ
タン2404が選択されると、図25(b)の議論進行
状況ページを表示する。同図(a)要約投稿前の画面2
501と比較すると、要約投稿後の画面2502には要
約に用いた二つの記事の選択領域2503、2507に
要約記事番号1が追加され、選択領域2509には要約
記事のタイトルが表示されている。これで、ステップ4
14における複数記事の要約投稿処理が終了する。
【0087】ところで、上述した議論進行状況ページで
は、フォローアップ観点のキーワードに優先度を付与し
て階層表示を実現している。本実施例では、「賛成意
見」、「反対意見」、「解決策」のキーワード順に優先
度が低下する。「補足説明」、「類似事例」、「代替
案」のキーワードは同一の優先度、また、「要約」の優
先度は、同一階層レベル内の他のキーワードより高くし
ている。
【0088】図26に、議論進行状況ページの優先表示
処理のフローチャートを示す。この優先表示処理は、議
論進行状況ページのHTML描画データを再作成する時
の処理に組み込まれている。
【0089】まず、フォローアップ定義情報ファイルを
参照し、投稿された記事を被フォローアップとフォロー
アップから階層レベルを分類し、同階層レベル内は投稿
時期順に配列する(2601)。次に、同じ階層レベル
内で、キーワードの優先度の高い順に並びかえる。これ
を全ての階層レベルで行う(2602)。要約された記
事は、優先度が高いので同じ階層レベル内では最上位に
なるよう並び変える(2603)。最後にこれらの情報
をもとに、議論進行状況ページのHTML描画データを
作成し、表示する(2604)。
【0090】例えば、図25の議論進行状況ページをみ
ると、Aによるテーマを最上層として、これを直接フォ
ローしたBの賛成記事1,2、Cの代案記事、Dの補足
記事が次層に、Bの記事1をフォローしたCの賛成記事
が次々層とういうように分類されている。また、Bの記
事2をフォローしたAの賛成記事とDの反対記事では優
先度の高い賛成記事を先に表示している。また、同図
(a)の要約投稿前に対し、同図(b)の要約後の表示
では、要約された記事2503が要約されない記事25
04より優先表示されている。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、登録テーマに対する様
々な意見の投稿を通じて議論を発展させる場合に、投稿
記事間のつながり及び投稿記事の観点を含むフォローア
ップ関係に従って投稿記事を管理し、議論の経緯をフォ
ローアップ関係による筋道に従って把握きるように提示
するので、テーマに対する的を得た議論の発展を可能に
する効果がある。
【0092】特に、テーマに対するフォローアップ関係
に基づき、投稿記事間の時系列とフォーローアップ観点
間の優先度に従って議論の進行状況を階層表示するの
で、個々のユーザは既投稿記事の分析をすることなく議
論の経緯を迅速且つ、正確に把握でき、議論への参加が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子掲示板システムの一実施形態を説
明する概念図。
【図2】一実施形態による電子掲示板システムのサーバ
ー装置及びクライアント装置の構成図。
【図3】HTML描画データのデーターベース構成図。
【図4】本発明の電子メールによる議論管理方法の一実
施形態を説明するフローチャート。
【図5】一実施形態による議論管理方法のページ遷移
図。
【図6】電子掲示板ページの一例を示す表示画面。
【図7】新規テーマ登録ページの一例を示す表示画面。
【図8】議論管理方法における新規テーマ登録処理を示
すフローチャート。
【図9】テーマ登録受付ページの一例を示す表示画面。
【図10】議論進行状況ページの一例を示す表示画面。
【図11】投稿内容表示ページの一例を示す表示画面。
【図12】議論管理方法における意見投稿ページ表示処
理を示すフローチャート。
【図13】意見投稿ページの一例を示す表示画面。
【図14】議論管理方法における投稿処理を示すフロー
チャート。
【図15】意見投稿完了ページの一例を示す表示画面。
【図16】議論管理方法における投稿終了処理を示すフ
ローチャート。
【図17】全投稿意見内容表示ページの一例を示す表示
画面。
【図18】図10の議論進行状況ページの議論の追加を
示す表示画面。
【図19】議論管理方法における要約投稿処理を示すフ
ローチャート。
【図20】要約投稿処理を受付ける議論進行状況ページ
の一例を示す表示画面。
【図21】議論管理方法における要約投稿ページ表示処
理を示すフローチャート。
【図22】要約投稿ページの一例を示す表示画面。
【図23】議論管理方法における要約記事内容表示処理
を示すフローチャート。
【図24】要約記事内容表示ページの一例を示す表示画
面。
【図25】優先表示処理による議論進行状況ページの一
例を示す表示画面。
【図26】議論管理方法における優先表示処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…ネットワーク(LAN)、2,2’…演算処理装
置、2a…演算部、2b…処理手順記憶部、2c…入力
部、2d…HTML描画データ出力部、2e…データベ
ース入出力部、3…データベース、4…入力装置、5…
描画データ記憶装置、6…描画データ表示制御装置6
(WWWブラウザ)、7…ディスプレイ装置、8,8’
…クライアント/サーバーシステム(電子掲示板システ
ム)。
フロントページの続き (72)発明者 和田 裕 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鈴木 史芳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 粟屋 毅彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鳩貝 浩一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子掲示板にテーマを登録し、そのテー
    マに対する投稿記事を経緯とともに管理して議論を進め
    る議論管理方法において、 前記投稿記事を所定の言語形式で格納し、フォローアッ
    プ対象の既存の投稿記事とフォローアップする新規の投
    稿記事の関連付けを陽に定義し、この定義情報の中にフ
    ォローアップの観点を表すキーワードを含み、一連の投
    稿記事を前記定義情報に基づいて画面上に階層的に表示
    し、画面上で前記キーワードを辿りながら議論の筋道を
    把握できるようにしたことを特徴とする電子掲示板シス
    テムの議論管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記階層的表示は議論の経緯を示し、前記一連の投稿記
    事の各見出し部(タイトル)とその先頭位置に表示され
    る各々に定義されたキーワードからなることを特徴とす
    る電子掲示板システムの議論管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記投稿記事の観点は、投稿処理時に「賛成意見」、
    「反対意見」、「補足説明」、「代替案」を含む予め用
    意されたキーワードから選択されることを特徴とする電
    子掲示板システムの議論管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記定義情報には、前記投稿記事間の引用関係のレベル
    を含み、被引用記事の見出し部を上位にその引用記事の
    見出し部を下位に配置して階層表示することを特徴とす
    る電子掲示板システムの議論管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記キーワードには、「賛成意見」が「反対意見」に優
    先、「補足説明」と「代替案」が同等となる等の優先度
    が付属し、前記議論の経緯に示される同一階層の投稿記
    事間では前記優先度順に且つ、優先度の同じ場合は投稿
    順に配置することを特徴とする電子掲示板システムの議
    論管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 テーマに対する複数の投稿記事の内容をまとめた要約記
    事が作成され、格納されている場合に、前記議論の経緯
    に示される該当見出し部に要約の存在を明示するととも
    に、同一階層の投稿記事間では最優先に配置することを
    特徴とする電子掲示板システムの議論管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、 前記データ形式は、HTML(ハイパーテキスト マー
    クアップ ランゲージ)などの構造化文書のマーク付け
    言語の形式を採用することを特徴とする電子掲示板シス
    テムの議論管理方法。
  8. 【請求項8】 電子掲示板にテーマを登録し、そのテー
    マに対する記事の投稿を促進して議論を発展させる議論
    管理方法において、下記(1)から(7)の処理ステッ
    プを含むことを特徴とする電子掲示板システムの議論管
    理方法。 (1)新規テーマを登録するステップ、(2)登録され
    たテーマから任意のテーマをユーザに選択させるステッ
    プ、(3)選択されたテーマに対する議論の経緯を提示
    し、テーマ及び既存の投稿記事の中からフォローアップ
    対象をユーザに選択させるステップ、(4)新たな記事
    をユーザに投稿させるステップ、(5)投稿記事に対す
    る議論の観点を予め設定されたキーワードの中からユー
    ザに選択させるステップ、(6)新たな投稿記事と既存
    の投稿記事に付与されているキーワード間の優先度及
    び、これら投稿記事間の引用関係に基づき、前記新たな
    投稿記事と既存の投稿記事とを所定の階層構造に定義す
    るステップ、(7)選択されたテーマの議論の経緯が定
    義された前記階層構造に基づいて、前記キーワードを付
    した各投稿記事の見出し部(タイトル)により階層的に
    表示されるステップ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記(4)のステップは、表示されているテーマまたは
    既存の投稿記事の中から、新たな投稿記事に引用する部
    分をユーザに選択させるステップを含むことを特徴とす
    る電子掲示板システムの議論管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記議論の経緯が階層的に表示された上で、所定の投稿
    記事を選択することにより、当該記事の内容を検索し表
    示することを特徴とする電子掲示板システムの議論管理
    方法。
  11. 【請求項11】 電子的に議論をメールの形で交換する
    クライアント/サーバー型のネットワークシステムにお
    いて、 投稿しようとするメールと投稿済みのメールとの引用関
    係とともに、議論の経緯をその筋道に従って分類するた
    めの議論の観点を表す優先度付きのキーワードをメール
    の投稿時に付与し、前記引用関係と前記キーワードを含
    むメール情報をクライアント/サーバー間で交換するこ
    とを特徴とする電子掲示板システム。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記クライアントは、前記メール情報の引用関係とキー
    ワードに基づいて、議論の経緯を階層的に表示する表示
    手段を備えていることを特徴とする電子掲示板システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、 前記サーバーは、クライアントからのフォローアップ要
    求に応じて前記議論の経緯を示す描画データを作成し、
    引用された投稿済みメールの内容を示す描画データを作
    成し、投稿しようとするメールを受付ける描画データを
    作成し、新たな投稿メールの受付け後に前記議論の経緯
    を示す描画データを再度作成する処理手段を備えている
    ことを特徴とする電子掲示板システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記投稿しようとするメールを受付ける描画データに
    は、「賛成意見」、「反対意見」、「補足説明」、「代
    替案」を含む前記キーワードを含み、前記表示手段上に
    選択可能に表示されることを特徴とする電子掲示板シス
    テム。
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