JPH09230757A - 被記録材の再生装置及び再生方法 - Google Patents

被記録材の再生装置及び再生方法

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JPH09230757A
JPH09230757A JP3329596A JP3329596A JPH09230757A JP H09230757 A JPH09230757 A JP H09230757A JP 3329596 A JP3329596 A JP 3329596A JP 3329596 A JP3329596 A JP 3329596A JP H09230757 A JPH09230757 A JP H09230757A
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paper
roller
image forming
heat
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JP3329596A
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Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Tadashi Saito
忠司 斉藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材に記録された画像の除去性能を高め
る。 【解決手段】 処理液6を給液して被記録材の処理面に
安定付着している画像形成物質の付着状態を不安定にす
る。剥離自在に密着する一対の剥離シート14を複数個
の発熱ローラ18Hを含むローラ18群で加熱・加圧し
ながらジグザグ状に案内し、それらの剥離シート14の
転動で被記録材を搬送する。この際、第一の発熱ローラ
群18H1で被記録材を高温加熱して画像形成物質を流
動状態にし、被記録材表面の凹状部分や被記録材内部の
微小空間に入り込んでいる画像形成物質と接触接着させ
る。そして、第二の発熱ローラ群18H2で加熱温度を
急激に低下させて画像形成物質を軟化状態にし、その凝
集力を強める。これにより、被記録材の凹状部分や微小
空間に入り込んでいる画像形成物質を他の画像形成物質
と共に剥離シートに転移させ、被記録材から完全に画像
を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、及び印刷機等の画像形成装置により
被記録材に形成された画像を除去し、被記録材を再生す
る被記録材の再生装置及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA(Office Automation )化の
急速な進展等を原因として、複写用紙やプリンタ用紙等
の需要が高まっている。このような用紙は、通常、パル
プを原材料として製作されるため、急速な需要増に対応
する供給量の激増は、過度の森林伐採による地球規模で
の環境悪化をもたらすおそれがある。そこで、近年、地
球資源や地球環境の保護の観点から、不要となった用紙
に処理を施して再生紙として再利用する運動が盛んとな
り、オフィス等でも実行可能な使用済み用紙の再生技術
が種々提案されるに至っている。
【0003】このような使用済み用紙の再生技術の従来
例としては、有機溶剤を使用する技術として、 1)トナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させた用紙に超音
波振動を印加し、トナーを取り除く技術(特開平1-1015
76号、特開平3-91096号) 2)有機溶剤を付着させてトナーを溶解し、溶解したト
ナーを洗浄、エアー吸引、吸着材接触、機械剥離、静電
気吸着等の方法でトナーを除去する技術(特開平4-3003
95号、実開平4-118500号)が知られている。また、特殊
な用紙を使用する技術として、 3)表面に離型剤をコーティングしたシートを使用し、
その上に定着したトナーを再溶融して剥離部材をくっつ
け、冷却することでトナーを取り除く技術(特開平4-64
472号、特開平4-64473号、特開平2-55161号)が知られ
ている。また、特殊なトナーを使用する技術として、 4)圧接、加熱して溶融したトナーを剥離部材側へ転写
してトナーを取り除く技術(特開平4-82983号) 5)光により消去可能なトナーを用い、レーザ光等を利
用してトナーを消去する技術(特開平4-281096号、特開
平4-333699号、特開平4-356085号)が知られている。そ
の他、 6)トナーを再溶融し急冷して固化させることでトナー
を取り除く技術(特開平4-333088号)等も知られてい
る。
【0004】しかしながら、これらの技術には、有機溶
剤の使用によって人体や環境に悪影響が及ぶ、特殊な用
紙やトナーの使用が要求される、トナーの剥離にともな
い用紙の品質が著しく損なわれる等の不都合が伴う。こ
れに対し、近年、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶液
ポリマーを含む水溶液及び界面活性剤と水溶液性ポリマ
ーとを含む水溶液からなる群から選択された少なくとも
一種類の水又は水溶液である画像除去促進用の処理液を
用意し、この処理液を少なくとも一部がセルロース繊維
を主成分とした紙質層で構成された被記録材(以下、用
紙という)に給液し、用紙の表面に安定して付着してい
る熱可塑性インキ(トナー)による疎水性画像の付着状
態を不安定にさせ、この疎水性画像を粘着性を有する剥
離部材に加熱接着又は加圧接着することで用紙から剥離
するようにした方式の用紙再生技術が提案され、例えば
特開平7−13383号公報等に開示されている。この
ような方式によれば、特殊な用紙やトナーの使用が求め
られず、用紙を著しく損傷させることもなく、しかも人
体や環境に悪影響を及ぼすことがない安全性の高い装置
を実現することができる。
【0005】もっとも、特開平7−13383号公報等
に開示された方式では、疎水性画像の除去性能を高める
ためには用紙に処理液を多量に給液しなければならない
のに対し(例えば、0.4〜4g/A4サイズ)、処理
液を多量に給液すると再生後の用紙に伸び、シワ、波打
ち、カール等が発生するというトレードオフの関係が成
立してしまう。そこで、本出願の発明者等は、用紙に対
し、低濃度の界面活性剤を含む処理液と高濃度の界面活
性剤を含む処理液とを給液することを提案している(例
えば特願平6−42050号)。このように二種類の処
理液を用紙に給液する場合には、多量の処理液を使用す
ることなく疎水性画像の除去性能を高めることができ、
したがって、再生後の用紙に伸び、シワ、波打ち、カー
ル等を生じさせずに済む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−13383
号公報等に開示され、特願平6−42050号等に提案
された用紙の再生技術における疎水性画像の除去原理を
より詳しく説明する。セルロース繊維を主成分とする紙
質層によって構成された用紙を観察すると、その表面は
セルロース繊維の絡み合いによって凹凸状となってい
る。また、用紙の内部にも、無数の微小空間が形成され
ている。これに対し、疎水性画像を形成する画像形成物
質は、その無数の粒子が用紙の凹凸状の表面に付着して
いる。通常、画像形成物質の粒子の粒径は用紙表面の凹
状部分や用紙内部の微小空間よりも大きい。このため、
用紙の表面に付着する画像形成物質は、用紙表面の凹状
部分や用紙内部の微小空間には入り込まない状態となっ
ている。
【0007】このような画像形成物質が付着する用紙に
処理液を給液すると、処理液が毛細管現象によって用紙
内部に浸透し、膨潤現象によって用紙のセルロース繊維
が変形する。その結果、用紙に対する画像形成物質の接
触面積が減少し、用紙に対する画像形成物質の付着力が
弱まる。そこで、このような状態の画像形成物質を粘着
性を有する剥離部材に接触させ、この状態で加熱あるい
は加圧すると、画像形成物質が剥離部材に転移し、用紙
から除去される。これが、特開平7−13383号公報
等に開示され、特願平6−42050号等に提案された
用紙の再生技術における疎水性画像の除去原理である。
【0008】しかしながら、画像形成物質の粒子の粒径
にはバラツキがある。このため、粒径が極めて細かい画
像形成物質の粒子は、用紙表面の凹状部分や用紙内部の
微小空間に入り込んでしまう。この場合、用紙に処理液
を給液し、画像形成物質を加熱あるいは加圧したとして
も、用紙表面の凹状部分や用紙内部の微小空間に入り込
んだ画像形成物質には剥離部材に接触しない部分が生
じ、この部分の画像形成物質が用紙に残ってしまうとい
う問題がある。特に、このような問題は、古紙や再生紙
等のような表面の凹状部分や内部の微小空間が大きな用
紙で生じやすく、ベタ黒画像でも生じやすい。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の被
記録材再生装置は、被記録材を案内する案内経路と、案
内経路を案内される被記録材の処理面に画像除去促進用
の処理液を給液してその被記録材の処理面に安定して付
着している画像形成物質の付着状態を不安定にする給液
部と、この給液部よりも下流側で案内経路の一部とな
り、被記録材を介して剥離自在に密着し互いに転動する
ことで被記録材を搬送する一対の剥離シートと、これら
の剥離シートを加圧しながらジグザグ状に案内して案内
経路をジグザグ形状にする回転自在な複数個のローラ
と、被記録材の処理面側に配置されたローラに発熱性を
付与して発熱ローラとする発熱性付与手段と、発熱ロー
ラを駆動制御して発熱させ、剥離シートにより形成され
た案内経路中、所定位置よりも上流側に配置された第一
の発熱ローラ群の発熱温度に対して下流側に配置された
第二の発熱ローラ群の発熱温度を急激に低下させる温度
制御手段とを備える。なお、第一の発熱ローラ群も第二
発熱ローラ群も、これらの群を構成するローラは複数個
に限らず、一つだけでも良い。また、請求項8記載の発
明の被記録材再生方法は、案内経路を案内される被記録
材の処理面に画像除去促進用の処理液を給液してその被
記録材の処理面に安定して付着している画像形成物質の
付着状態を不安定にする給液過程と、接離自在に密着し
てジグザグ状に配置された一対の剥離シート間に処理液
給液後の被記録材を挿入して剥離シートの転動によりジ
グザグ状に搬送し、この搬送途中で被記録材の処理面を
加圧しながら第一の所定温度とこの第一の所定温度に対
して急激に低くなる第二の所定温度とで順に加熱し、こ
れによって被記録材の処理面に付着している画像形成物
質を剥離シートに転移させる剥離過程とを含む。したが
って、請求項1又は8記載の発明では、被記録材の処理
面に画像除去促進用の処理液が給液されると、被記録材
に対する画像形成物質の付着力が弱まる。この状態の被
記録材は、剥離シートによって搬送され、この搬送途中
で加熱及び加圧される。この際、被記録媒体は、当初高
温で加熱される。この時の加熱温度は、115〜160
℃程度が適当である(請求項3及び10)。これによ
り、被記録材の表面に付着する画像形成物質が加熱によ
り適度な流動状態となり、これが加圧によって被記録材
表面の凹状部分や被記録材内部の微小空間に流入し、こ
れらの凹状部分や微小空間に入り込んでしまっている小
さな粒径の画像形成物質と接触接着する。この後、加熱
温度が急激に低下する。この時の加熱温度は、70〜1
00℃程度が適当である(請求項3及び10)。する
と、適度な流動状態となっている画像形成物質が軟化状
態となり、画像形成物質の凝集力が強まる。このため、
このような画像形成物質が加圧力を受けて剥離シートに
転移する際、被記録材表面の凹状部分や被記録材内部の
微小空間に入り込んでしまっている小さな粒径の画像形
成物質も他の部分の画像形成物質と一体となって剥離シ
ートに転移する。よって、画像形成物質の一部が被記録
材に残ることなく、被記録材から完全に画像形成物質が
除去される。
【0010】請求項2又は9記載の発明は、被記録材の
両面に処理液を給液する。したがって、両面に画像形成
物質が付着している被記録媒体に対し、同時にその両面
から画像形成物質が除去される。
【0011】請求項4又は11記載の発明は、被記録材
に高濃度の界面活性剤を含む処理液を給液する。したが
って、高濃度の界面活性剤によって被記録材に対する処
理液の浸透力が増すため、被記録材に給液する処理液の
量が少なくても、被記録材に対する画像形成物質の付着
力が確実に弱まる。これにより、被記録材に対する処理
液の給液量を減らし、被記録材に伸び、シワ、波打ち、
カール等を生じにくくすることができる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の被記録材再生装置において、第二の発
熱ローラ群を構成する発熱ローラのうち少なくとも一つ
以上の外周面に複数個の突部が形成されている。したが
って、剥離シートにより形成される案内経路中、被記録
材に対する第二の発熱ローラ群を構成する発熱ローラか
らの熱伝導率が低下し、被記録材に対する加熱温度を急
激に低下させるのが容易となる。また、被記録材は、発
熱ローラの外周面突部に対応する部分でのみ高圧力で加
圧されるため、微小領域で画像形成物質の剥離促進と剥
離停止とが繰り返されることになる。これにより、例え
ば腰が弱い被記録材であっても、いわゆる紙剥け現象が
発生せず、再生された被記録材が傷みにくくなる。この
ような請求項5記載の発明において、案内経路の下流側
に配置されている発熱ローラほど剥離シートに対する突
部の接触面を広くすれば(請求項6)、画像形成物質剥
離時における被記録部材の加圧面積が徐々に広くなり、
被記録材表面の凹状部分や被記録材内部の微小空間に入
り込んでいる小さな粒径の画像形成物質の除去性能が向
上する。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の被記録材再生装置において、第一の発
熱ローラ群を構成する発熱ローラを鏡面ローラとした。
したがって、第一の発熱ローラによって、被記録材の加
熱温度が瞬時に高い温度に上昇する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。筐体状の本体ケース1
が設けられ、この本体ケース1内には、給紙部2から排
紙部3に至る案内経路4が設けられている。つまり、本
実施の形態の被記録材再生装置としての用紙再生装置5
は、被記録部材としての用紙Pを案内経路4に案内して
通紙させ、その通紙過程で、用紙Pに画像除去促進用の
処理液6を給液し、用紙Pに画像形成物質を付着させて
構成した疎水性画像を用紙Pから剥離し、用紙Pに残存
する処理液6を除去し、用紙Pを仕上げる構造である。
したがって、案内経路4には、その上流側から下流側
に、用紙Pに処理液6を給液する給液部としての給液ユ
ニット7、用紙Pから疎水性画像を剥離する剥離ユニッ
ト8、用紙Pに残存する処理液6を除去する後処理ユニ
ット9、及び用紙Pを仕上る仕上ユニット10が順に配
設されている。以下、それぞれについて説明する。
【0015】〔用紙に付着している画像形成物質〕本実
施の形態の用紙再生装置5により用紙Pから除去される
画像形成物質としては、通常の電子写真法、熱転写法、
ホットメルトインクを用いるインクジェットプリント
法、印刷法等の手法で用紙Pに記録された熱可撓性又は
熱軟化性を有する疎水性画像を構成する画像形成物質で
ある。具体的には、静電潜像現像用の乾式トナーや湿式
トナー、熱溶融性インクシートに含浸していたインク、
ホットメルトインク等である。
【0016】ここで、トナーを例に挙げ、その構造を説
明する。トナーは、樹脂成分、着色剤、及び極性制御剤
等から構成されている。
【0017】樹脂成分は、例えば、スチレン系樹脂、ア
クリル系樹脂、メタクリル系樹脂、スチレン−アクリル
系共重合体樹脂、スチレン−ブチルアクリル系共重合体
樹脂、スチレン−メタクリル系共重合体樹脂、スチレン
−ブダジエン系共重合体樹脂、ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、或いはこ
れらの樹脂の2種類以上の混合体からなる。これらの樹
脂は、ガラス転移点が55〜70℃、軟化点が70〜1
00℃であり、一般的に、水に対して不溶性の疎水性を
示す。
【0018】着色剤としては、各種顔料や染料が使用さ
れる。例えば、黒色着色剤としては、カーボンブラッ
ク、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性
炭、フェライト、マグネタイト等が用いられる。黄色着
色剤としては、カドミウムイエロー、黄鉛、亜鉛黄、ミ
ネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、バンザー
イエローG、バンザーイエロー10G、キノリンイエロ
ーレーキ、黄色酸化鉄、ニッケルチタンイエロー、ナフ
トールイエローS、ベンジジンイエローG、ベンジジン
イエローGR、パーマネントイエローNCG、タートラ
ジンレーキ等が用いられる。赤色着色剤としては、赤色
黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ピラゾロオレンジ、バルカンオレンジ、インダンス
レンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジ
G、インダンスレンブリリアントオレンジGK、ベンガ
ラ、カドミウムレッド、鉛丹、パーマネントレッド4
R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチング
レッド、レーキレッドC、レーキレッドD、ブリリアン
トカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキ
B、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、パ
ーマネントオレンジGTR、バルカンファストオレンジ
GG、パーマネントレッドF4RH、パーマネントカー
ミンFB等が用いられる。青色着色剤としては、紺青、
コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブ
ルーレーキ、フタロシアニンブルー等が用いられる。
【0019】極性制御剤には正荷電性制御剤と負荷電性
制御剤とがある。正荷電性制御剤としては、ニグロシン
ベースEX、第4級アンモニウム塩、ポリアミン化合
物、イミダゾール化合物等が知られている。負荷電性制
御剤としては、クロム錯塩型アゾ染料、銅フタロシアニ
ン系染料、クロム錯塩、亜鉛錯塩、アルミニウム錯塩、
カリックスアレン化合物等が知られている。
【0020】〔給液ユニット〕 A.給液ユニットの構造 給紙ユニット7は、低濃度の界面活性剤を含む処理液6
aを用紙Pに給液するユニットA7aと、高濃度の界面
活性剤を含む処理液6bを用紙Pに給液するユニットB
7bとの二つのユニットA7a,B7bからなる。各ユ
ニットA7a,B7bは、処理液6を貯留する処理液容
器11と、用紙Pを搬送する一対の搬送ローラ12と、
処理液容器11に一部が浸漬されて回転することにより
一方の搬送ローラ12に処理液6を供給する汲上ローラ
13とからなる。
【0021】B.処理液の組成 処理液6としては、界面活性剤を含む水溶液が用いられ
ている。界面活性剤は、用紙Pに液体を速やかに浸透さ
せる作用を奏する。このような界面活性剤は、一般的
に、親油基と親水基との組合せによりその分子が構成さ
れている。本実施の形態の用紙再生装置5に用いられる
界面活性剤としては、特にその種類が限定されず、例え
ば、本出願人が出願した特願平6−272826号に記
載されたものを用いることができる。具体的には、脂肪
酸誘導体硫酸エステルやスルホン酸型/リン酸エステル
型等の陰イオン(アニオン)界面活性剤、四級アンモニ
ウム塩、複素環アミン、アミン誘導体等の陽イオン(カ
チオン)界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活
性剤等が挙げられる。
【0022】界面活性剤として用いることができる物質
のより具体的な例を列挙する。ノニオン系界面活性剤と
して、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
エチレンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンアル
キルソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンアルキ
ルアミン類、グリセリン脂肪酸エステル類、デカグリセ
リン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル
類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンブロックポリマー類、パーフルオロアルキル燐酸
エステル類、ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロ
キサン類等が挙げられる。アニオン系界面活性剤とし
て、高級脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプ
チド、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、モノ或いは
ジアルキルスルホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキルアミド
硫酸塩、モノアルキル燐酸塩、ジアルキル燐酸塩、トリ
アルキル燐酸塩、モノポリオキシエチレンアルキルエー
テル燐酸塩、ビスポリオキシエチレンアルキルエーテル
燐酸塩、トリスポリオキシエチレンアルキルエーテル燐
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル燐
酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオ
ロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルケニルアリ
ールスルホン酸塩、N−パーフルオロオクタンスルホニ
ルグルタミン酸塩、パーフルオロアルキル−N−エチル
スルホニルグリシン塩、3−(ω−フルオロアルカノイ
ル−N−エチルアミノ)−1−プロパンスルホン酸塩、
パーフルオロアルキルエチル燐酸エステル塩、カルボン
酸変性ポリジメチルシロキサン、スルホン酸変性ポリジ
メチルシロキサン等が挙げられる。カチオン系界面活性
剤として、高級アルキルアミン塩、高級アルキル第4級
アンモニウム塩、アルキルベンゼンアミン塩、アルキル
ベンゼン第4級アンモニウム塩、アルキル複素環第4級
アンモニウム塩が挙げられる。そして、両性界面活性剤
としては、ベタイン、アミノカルボン酸等が挙げられ
る。
【0023】〔剥離ユニット〕 A.剥離ユニットの構造 剥離ユニット8は、一対の剥離シート14を主体として
構成されている。つまり、これらの剥離シート14は、
一体化ローラ15と分離ローラ16との間に掛け渡され
て複数個の張設ローラ17に張設されたエンドレス状の
シート体であり、一体化ローラ15と分離ローラ16と
の間で一部が密着することにより案内経路4の一部を構
成している。つまり、剥離ユニット8における用紙Pの
搬送構造としては、案内経路4を案内される用紙Pを一
体化ローラ15で一対の分離シート14間に挿入し、こ
れらの分離シート14の転動によって用紙Pを搬送し、
この用紙Pを分離ローラ16によって剥離シート14か
ら分離して下流側の案内経路4に引渡すように構成され
ている。
【0024】案内経路4を構成する一対の剥離シート1
4の密着した一部は、互い違いに配列された回転自在の
9個のローラ18に案内されてジグザグ形状となってい
る。9個のローラ18に関しては、便宜上、案内経路4
の上流側から下流側に向け、第1ローラ181 、第2ロ
ーラ182 、第3ローラ183 、第4ローラ184 、第
5ローラ185 、第6ローラ186 、第7ローラ18
7 、第8ローラ188 、及び第9ローラ189 と呼ぶこ
とにする。これらのローラ18中、奇数番目、すなわ
ち、第1ローラ181 、第3ローラ183 、第5ローラ
185 、第7ローラ187 、及び第9ローラ189 は、
発熱ローラ18Hとなっている。つまり、ヒータの内蔵
や発熱性物質の混入等の図示しない発熱性付与手段によ
り、発熱性ローラ18Hは発熱性を付与されている。そ
して、これらの発熱ローラ18H中、第1ローラ181
は第一の発熱ローラ群18H1を構成し、第3ローラ1
3 、第5ローラ185 、第7ローラ187 、及び第9
ローラ189 は第二の発熱ローラ群18H2を構成す
る。このような発熱ローラ18Hの発熱温度に関して
は、用紙再生装置5が備える図示しないマイクロコンピ
ュータ構成の制御部(温度制御手段)により、例えば、
第1ローラ181 の発熱温度が136℃、第3ローラ1
3 の発熱温度が93℃、第5ローラ185 、第7ロー
ラ187 、及び第9ローラ189 の発熱温度が85℃に
設定される。つまり、制御部により、第一の発熱ローラ
群18H1の発熱温度に対して第二の発熱ローラ群18
H2の発熱温度を急激に低下させるような制御がなされ
る。もっとも、これらの各発熱ローラ18Hの発熱温度
は、制御部での設定を変更することで自由に変更可能で
ある。但し、第一の発熱ローラ群18H1を構成する発
熱ローラ18Hの発熱温度は115〜160℃の範囲、
第二の発熱ローラ群18H2を構成する各発熱ローラ1
8Hの発熱温度は70〜100℃の範囲であることが望
ましい。
【0025】9個のローラ18の各々の形状について説
明する。第2ローラ182 から第7ローラ187 までの
6個のローラ18は、外周面に軸方向と平行に延出する
複数個の突部19を有する。これらの突部19は、剥離
シート14に接する頂上面20の面積が、案内経路4の
下流側に配置されるローラ18ほど大きくなっている。
つまり、突部19の頂上面20の面積については、 第2ローラ182 < 第3ローラ183 < 第4ローラ
184 <第5ローラ185 < 第6ローラ186
第7ローラ187 という関係が成り立っている。ここで、図3に第2ロー
ラ182 の外観形状を示す。一方、第1ローラ181
第8ローラ188 、及び第9ローラ189 は、図4に例
示するような鏡面ローラである。
【0026】次いで、剥離シート14は、用紙Pに付着
する画像形成物質と接する部分にこの画像形成物質を吸
着する性質を有する。このような性質は、剥離シート1
4自体にそのような性質を持たせて実現しても良いし、
剥離シート14にそのような性質を備えた部材を一体化
して実現しても良い。何れにしても、剥離シート14
は、画像形成物質を吸着して転移させる構造となってい
る。したがって、剥離シート14は画像形成物質で汚れ
るが、剥離ユニット8にはその汚れを除去するためのク
リーナ21が設けられている。このクリーナ21は、一
方の一体化ローラ15に当接するクリーニングブレード
22と、このクリーニングブレード22によって掻き落
された画像形成物質を収容するクリーニング容器23と
よりなる。
【0027】また、剥離ユニット8は、剥離シート14
により形成される案内経路4周辺の雰囲気温度を上昇さ
せる雰囲気加熱ヒータ24を備える。この雰囲気加熱ヒ
ータ24は、一対の板状ヒータにより構成され、9個の
ローラ18の上下位置近傍に配設されている。
【0028】さらに、一対の分離ローラ16と下流側の
案内経路4との連結部分には、剥離シート14からの用
紙Pの分離を確実にする分離爪25が設けられている。
【0029】B.剥離シートに画像形成物質の吸着性を
付与する部材の組成 画像形成物質を吸着する性質を剥離シート14に付与す
るためには、前述したように、剥離シート14自体をそ
のような性質を持つ部材で形成しても良く、剥離シート
14にそのような性質を持つ部材を一体化しても良い。
本実施の形態の用紙再生装置5では、画像形成物質を吸
着する性質を持つ材料として、例えば、合成ゴム、天然
ゴム、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フェノール系熱硬化
樹脂、ビニル重合体、ビニル系重合体、アクリル樹脂、
熱可塑性或いは熱硬化性の合成樹脂、金属、金属酸化
物、セラミックス材料等が用いられる。使用可能な合成
ゴムとしては、イソプレンゴム、ネオプレンゴム、クロ
ロプレンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、フッ
素ゴム等が挙げられる。使用可能なエポキシ樹脂として
は、ビスフェノール・エピクロルヒドリン縮合物等が挙
げられる。使用可能なアミノ樹脂としては、アルキド樹
脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブチル尿素ホルムアル
デヒド樹脂、ブチル化メラミンホルムアルデヒド樹脂、
ベンゾグアナミンホルムアルデヒド樹脂等が挙げられ
る。使用可能なフェノール系熱硬化樹脂としては、テル
ペンフェノール樹脂、フェノールエーテル樹脂、フェノ
ール樹脂等が挙げられる。使用可能なビニル重合体とし
ては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン等が挙げられる。使用可能なビニル系重合体と
しては、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。使
用可能なアクリル樹脂としては、ポリブチルアクリレー
ト、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレート等が
挙げられる。使用可能な熱可塑性或いは熱硬化性を備え
た合成樹脂としては、ポリイミド、6,6−ナイロン、
6−ナイロン等のポリアミド、ポリカーボネート、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
芳香族ポリエステル等のポリエステル、ポリフェニレン
サルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエーテルニトリ
ル、アラミド等が挙げられる。使用可能な金属として
は、ニッケル、ステンレススチール、アルミニウム等が
挙げられる。
【0030】そして、画像の除去特性や耐久性の観点か
ら好ましい材料としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリパラバラン
酸、ポリエーテルニトリル、アラミド、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ステンレススチール、ニッケル、ア
ルマイト等が挙げられる。
【0031】これらの材料は単独で用いても良いが、積
層したり、アロイ化したり、グラスファイバー、ウィス
カー、カーボン、シリカ、酸化チタン等の他の添加剤を
加えて複合したりして用いることもできる。
【0032】〔後処理ユニット〕後処理ユニット9は、
用紙Pに残存する処理液6中の界面活性剤を除去するた
めの後処理液26を貯留する後処理液容器27と、用紙
Pを搬送する一対の搬送ローラ28と、後処理液容器2
7に一部が浸漬されて回転することにより一方の搬送ロ
ーラ28に後処理液26を供給する汲上ローラ29とか
らなる。
【0033】〔仕上ユニット〕仕上ユニット10は、画
像形成物質除去後の用紙Pに対し、加圧力を加えながら
加熱する平板状のヒータ30と用紙P搬送ベルト31と
よりなる。
【0034】このような構成において、給紙部2から案
内経路4に給紙された用紙Pの表面に記録されている疎
水性画像を構成する画像形成物質は、用紙Pが案内経路
4を通って排紙部3に至る過程で用紙Pから除去され
る。
【0035】つまり、給液ユニット7では、処理液容器
11内に収容された処理液6が汲上ローラ13から一方
の搬送ローラ12に供給されているため、この搬送ロー
ラ12に搬送されることにより用紙Pの処理面、つまり
画像形成物質が付着している面に処理液6が給液され
る。この際、用紙Pの搬送順に、低濃度の界面活性剤を
含む処理液6aと高濃度の界面活性剤を含む処理液6b
とが順に用紙Pの処理面に給液される。すると、処理液
6が毛細管現象によって用紙Pの内部に浸透して用紙P
に膨潤現象を生じさせる。これにより、用紙Pのセルロ
ース繊維が変形し、その結果、用紙Pに対する画像形成
物質の接触面積が減少して用紙Pに対する画像形成物質
の付着力が弱まる。この際、界面活性剤は用紙Pに対す
る処理液6の浸透を速める。しかも、用紙Pには、低濃
度の界面活性剤を含む処理液6aと高濃度の界面活性剤
を含む処理液6bとが給液される。したがって、少ない
量の処理液6で速やかに用紙Pを膨潤させることがで
き、これにより、用紙に伸び、シワ、波打ち、カール等
を極力生じないようにすることが可能となる。
【0036】次いで、剥離ユニット8では、一体化ロー
ラ15の回転によって用紙Pが一対の剥離シート14間
に挿入され、剥離シート14と一体化される。そして、
剥離シート14の転動によってこの状態のまま用紙Pが
加圧されながら搬送され、その過程で発熱ローラ18H
の発熱により加熱される。この際、第一の発熱ローラ群
18H1を構成する第1ローラ181 の発熱温度は13
6℃に設定され、第二の発熱ローラ群18H2を構成す
る第3ローラ183 の発熱温度は93℃で第5ローラ1
5 、第7ローラ187 、第9ローラ189 の発熱温度
はそれぞれ85℃に設定されている。このため、第一発
熱ローラ群18H1から第二発熱ローラ群18H2に至
る間に用紙Pの加熱温度が急激に低下する。そして、ロ
ーラ18の一部はその外周に突部を有するため、用紙P
は間欠的に強く加圧され、この時に用紙Pの処理面に付
着する画像形成物質が剥離シート14に転移する。こう
して加熱及び加圧されながら搬送される用紙Pの処理面
の状態を次に詳細に説明する。
【0037】まず、136℃で発熱する第1ローラ18
1 により加熱された用紙Pでは、その処理面に付着する
画像形成物質が流動状態となる。より詳しくは、用紙P
の凹凸状の表面に付着する画像形成物質が流動状態とな
る。そして、こうして流動状態となった画像形成物質
は、用紙P表面の凹状部分及び用紙P内部の微小空間に
入り込んでしまっている画像形成物質に接触して接着状
態となる。この後、用紙Pの加熱温度は、93℃で発熱
する第3ローラ183 によって急激に低下する。そし
て、第2ローラ182 から第7ローラ187 までの6個
のローラ18は、外周面に突出形成された突部19での
み剥離シート14に接触するため、これらのうちの発熱
ローラ18Hである第3ローラ183 、第5ローラ18
5 、及び第7ローラ187 は、用紙Pに対する熱伝導率
が低い。これにより、流動状態になっていた画像形成物
質の温度が急激に低下してその画像形成物質が軟化状態
となり、画像形成物質の凝集力が強まる。このため、剥
離シート14に画像形成物質が転移する際、用紙P表面
の凹状部分及び用紙P内部の微小空間に入り込んでしま
っている画像形成物質も一体となって剥離シート14に
転移し、用紙Pから除去される。したがって、用紙Pか
ら完全に画像形成物質が除去される。
【0038】ここで、用紙Pからの画像形成物質除去に
際し、第2ローラ182 から第7ローラ187 までの6
個のローラ18は、その外周面に突出形成された突部1
9でのみ用紙Pに強い圧力を加える。したがって、例え
ば腰が弱い用紙Pであっても、いわゆる紙剥け現象が生
じず、用紙Pが傷みにくくなる。
【0039】また、第2ローラ182 から第7ローラ1
7 までの6個のローラ18の外周面に突出形成された
突部19の頂上面20の面積は、案内経路4の下流側に
配置されるローラ18ほど広くなる。このため、用紙P
に付着する画像形成物質が取り残しなく剥離シート14
に転移され、用紙Pから除去される。この場合、用紙P
の加熱温度は用紙Pが下流側に搬送されるに従い低くな
るため、用紙P表面の凹状部分及び用紙P内部の微小空
間に入り込んでしまっている画像形成物質を一体的に剥
離シート14に転移させ得る状態と用紙Pの搬送状態と
の時間的経過がリニアな関係となり、用紙Pの除去性能
が向上する。
【0040】画像形成物質除去後の用紙Pは、後処理ユ
ニット9でその表面に残存する処理液6中の界面活性剤
が除去され、仕上ユニット10で伸び、シワ、波打ち、
カール等が取り除かれ、再生紙として排紙部3に排紙さ
れる。
【0041】なお、処理液6として用いることができる
のは本実施の形態の処理液6に限らない。処理液6とし
ては、水、水溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を
含む水溶液、及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む
水溶液からなる群から選択された少なくとも一種の水又
は水溶液を用いることができる。また、これらの水又は
水溶液には、所定の有機溶剤を含有させてもよい。さら
には、処理液6として有機溶剤のみを用いるようにして
もよい。
【0042】水溶性ポリマーとしては、例えば、デンプ
ン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプン、タピオカデ
ンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、マンナン
(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、アルギン酸
ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、トラガン
トゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質物(デキ
ストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、ゼラチ
ン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマーや、セル
ロース系(ビスコース、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプン、カル
ボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等)の半
合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ得るが、これら
に限定されるものではない。
【0043】さらに、水又は水溶液に含有させる有機溶
剤としては、例えば、ターベンチン、ジペンテン、ブチ
ルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテート、キ
シレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアル
コール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチ
ルエチケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、
エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジ
オキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサ
ノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに限定され
るものではない。
【0044】一方、単独で用い得る有機溶剤としては、
炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル石油
社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソン社
の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商品
名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,1
50(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,4
60(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール1030,
2130,3040(モービル石油社の商品名)等が挙
げられる。さらに、フッ素系溶剤であるフロリナートF
C40,43,70,77(住友3M社の商品名)、ア
フルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤で
ある信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコー
ンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンTS
F431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0045】図5は、ローラ18の変形例である。図5
に例示するように、全てのローラ18を図4に例示する
ような鏡面ローラとして構成しても良い。
【0046】本発明の第二の実施の形態を図6に基づい
て説明する。第一の実施の形態と同一部分は同一符号で
示し説明も省略する。本実施の形態の用紙P再生装置5
1は、用紙Pの両面に形成された疎水性画像を除去し得
る構成となっている。つまり、給液ユニット7、クリー
ナ21、及び後処理ユニット9が用紙Pの両面対応で一
対ずつ設けられている。この場合、一対の剥離シート1
4も、その両方に疎水性画像を構成する画像形成物質を
吸着する性質を備えている。
【0047】このような構成において、給紙部2から排
紙部3に至る案内経路4を案内される過程で、用紙Pの
両面に形成された疎水性画像が除去される。つまり、給
液ユニット7では、用紙Pの両面に低濃度の界面活性剤
を含む処理液6aと高濃度の界面活性剤を含む処理液6
bが給液され、剥離ユニット8では、処理液6の給液で
用紙Pに対する付着が不安定になっている画像形成物質
が一対の剥離シート14に吸着されて用紙Pの両面から
除去される。そして、用紙Pの両面に残存する処理液6
中の界面活性剤が後処理ユニット9で除去され、仕上ユ
ニット10では用紙Pが加圧されながら加熱されて用紙
Pに残る伸び、シワ、カール等が取り除かれる。
【0048】
【実施例】実験では、複写機(例えば、リコー社製のR
ICOPY FT6500(商品名))で疎水性画像を
形成した再生紙(リコー社製の紙源タイプSやNBSリ
コー社製のマイリサイクルペーパーニュー(共に商品
名))を対象とし、この再生紙に形成された疎水性画像
の除去を試みた。処理液としては、低濃度の画像除去促
進用の処理液として水のみを用いた(以下、低濃度処理
液という)。また、高濃度界面活性剤を含む処理液を含
む処理液としては、エアロゾルOT100界面活性剤
(三井サイテック社製:商品名)を35重量%、等モル
混合体であるパーフルオロオクタノイック酸とグリシン
との混合体を13.6重量%、エチレングリコールを
8.8重量%、2−メチル−2,4−ペンタンジオール
を8.8重量%、等モル混合体であるパーフルオロオク
タノイック酸とジエチルアミノアルコールとの混合体を
2重量%含む水溶液を用いた(以下、高濃度処理液とい
う)。そして、剥離シートとしては、ポリエーテルエー
テルケトンからなるものを用いた。
【0049】A.実験例1 片面にのみ疎水性画像が形成された再生紙を第一の実施
の形態と同様な被記録材再生装置で再生した。実験の条
件としては、前記紙源タイプS又は前記マイリサイクル
ペーパーニューに形成された疎水性画像を処理の対象と
し、これらの再生紙に低濃度処理液を0.196g(A
4サイズ当り)給液し、高濃度処理液を0.236g
(A4サイズ当り)給液した。そして、第1ローラ18
1 の発熱温度を136℃、第3ローラ183 の発熱温度
を93℃、第5ローラ185 〜第9ローラ189 中の発
熱ローラ18Hの発熱温度を85℃に設定した。
【0050】実験の結果、再生紙には微小なトナー残が
発生せず、かつ、用紙の伸び、シワ、波打ち、カールも
発生しないで、再複写・再記録可能な状態で再生紙が再
生された。また、このような複写と再生とを五回繰り返
したが、再生紙の劣化は殆ど生じなかった。このような
良好な結果は、紙源タイプSでもマイリサイクルペーパ
ーニューでも同様に得られた。
【0051】B.実験例2 片面にのみ疎水性画像が形成された再生紙を第一の実施
の形態と同様な被記録材再生装置で再生した。実験の条
件としては、前記紙源タイプS又は前記マイリサイクル
ペーパーニューに形成された疎水性画像を処理の対象と
し、これらの再生紙に低濃度処理液を0.196g(A
4サイズ当り)給液し、高濃度処理液を0.236g
(A4サイズ当り)給液した。そして、第1ローラ18
1 〜第9ローラ189 中の全ての発熱ローラ18Hの発
熱温度を一律98℃に設定した。つまり、この実験例2
は、本発明の実施例ではない。
【0052】実験の結果、再生紙には微小なトナー残が
発生し、再複写・再記録のために再使用するには支障が
ある状態となった。このような結果は、紙源タイプSで
もマイリサイクルペーパーニューでも同様であった。
【0053】C.実験例3 片面にのみ疎水性画像が形成された再生紙を第一の実施
の形態と同様な被記録材再生装置で再生した。この実験
は、五種類の複写機で再生紙に形成した疎水性画像を対
象として行なった。五種類の複写機は、前記RICOP
Y FT6500の他、全てリコー社製のIMAGIO
DA250T、RICOPY FT2200、IMA
GIO 320FP1、及びRICOPY FT700
0T(全て商品名)である。実験の条件としては、それ
らの五種類の複写機で前記紙源タイプSに形成された疎
水性画像を処理の対象とし、この再生紙に低濃度処理液
を0.20g(A4サイズ当り)給液し、高濃度処理液
を0.20g(A4サイズ当り)給液した。そして、第
1ローラ181 の発熱温度を118℃、第3ローラ18
3 〜第9ローラ189 中の発熱ローラ18Hの発熱温度
を全て85℃に設定した。
【0054】実験の結果、再生紙には微小なトナー残が
発生せず、かつ、用紙の伸び、シワ、波打ち、カールも
発生しないで、再複写・再記録可能な状態で再生紙が再
生された。また、このような複写と再生とを五回繰り返
したが、再生紙の劣化は殆ど生じなかった。特に、RI
COPY FT2200及びIMAGIO 320FP
1で形成した疎水性画像に対しては、極めて良好なトナ
ー除去結果が得られた。
【0055】ここで、複写機が異なれば疎水性画像を形
成するトナーの種類も異なり、その流動化温度や軟化温
度がそれぞれ異なることになる。それにも拘らず、本発
明方式によれば、良好な結果が得られた。ということ
は、本発明方式は、画像の除去に関してある程度の普遍
性を持つといえよう。
【0056】D.実験例4 両面に疎水性画像が形成された再生紙を第二の実施の形
態と同様な被記録材再生装置で再生した。実験の条件と
しては、前記紙源タイプS又は前記マイリサイクルペー
パーニューの両面に形成された疎水性画像を処理の対象
とし、これらの再生紙に低濃度処理液を0.3g(A4
サイズ当り)給液し、高濃度処理液を0.35g(A4
サイズ当り)給液した。そして、第1ローラ181 の発
熱温度を136℃、第3ローラ183 の発熱温度を93
℃、第5ローラ185 〜第9ローラ189 中の発熱ロー
ラ18Hの発熱温度を85℃に設定した。
【0057】実験の結果、再生紙にはその両面共に微小
なトナー残が発生せず、かつ、用紙の伸び、シワ、波打
ち、カールも発生しないで、再複写・再記録可能な状態
で再生紙が再生された。また、このような複写と再生と
を五回繰り返したが、再生紙の劣化は殆ど生じなかっ
た。このような良好な結果は、紙源タイプSでもマイリ
サイクルペーパーニューでも同様に得られた。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明の被記録材再生装置
は、剥離シートにより形成された案内経路中、所定位置
よりも上流側に配置された第一の発熱ローラ群の発熱温
度に対して下流側に配置された第二の発熱ローラ群の発
熱温度を急激に低下させて被記録材の処理面を加熱する
ようにし、請求項8記載の発明の被記録材再生方法は、
搬送途中の被記録材の処理面を第一の所定温度とこの第
一の所定温度に対して急激に低くなる第二の所定温度と
で順に加熱するようにしたので、高温加熱により画像形
成物質を流動状態にし、被記録材表面の凹状部分や被記
録材内部の微小空間に入り込んでいる画像形成物質と接
触接着させ、続く低温加熱により画像形成物質を軟化状
態にしてその凝集力を強め、これにより、被記録材表面
の凹状部分や被記録材内部の微小空間に入り込んでいる
画像形成物質を他の画像形成物質と共に剥離シートに転
移させることができ、したがって、被記録材から完全に
画像を除去することができる。この場合、請求項2又は
9記載の発明のように、画像除去を被記録材の両面で行
なうようにすれば、被記録材の両面に形成された画像を
容易に除去することができる。また、請求項3又は10
記載の発明のように、高温加熱温度を115〜160℃
程度に設定し、低温加熱温度を70〜100℃程度に設
定すれば、それぞれ固有の流動化温度及び軟化温度を持
つ種々の画像形成物質に対応することができ、普遍的な
画像除去を行なうことができる。また、請求項4又は1
1記載の発明のように、被記録材に高濃度の界面活性剤
を含む処理液を給液すれば、高濃度の界面活性剤によっ
て被記録材に対する処理液の浸透力を増大させることが
でき、したがって、被記録材に給液する処理液の量が少
なくても、被記録材に対する画像形成物質の付着力を確
実に弱めることができる。よって、被記録材に対する処
理液の給液量を減らし、被記録材に伸び、シワ、波打
ち、カール等を生じにくくすることができる。
【0059】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の被記録材再生装置において、第二の発
熱ローラ群を構成する発熱ローラのうち少なくとも一つ
以上の外周面に複数個の突部を形成したので、被記録材
に対する第二の発熱ローラ群を構成する発熱ローラから
の熱伝導率を低下させることができ、したがって、被記
録材に対する加熱温度の急激な低下を助けることができ
る。また、例えば腰が弱い被記録材であっても、いわゆ
る紙剥け現象を発生させず、被記録材を傷みにくくする
ことができる。このような請求項5記載の発明におい
て、案内経路の下流側に配置されている発熱ローラほど
剥離シートに対する突部の接触面を広くすれば(請求項
6)、画像形成物質剥離時における被記録部材の加圧面
積を徐々に広くすることができ、これにより、被記録材
表面の凹状部分や被記録材内部の微小空間に入り込んで
いる小さな粒径の画像形成物質の除去性能を更に向上さ
せることができる。
【0060】請求項7記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の被記録材再生装置において、第一の発
熱ローラ群を構成する発熱ローラを鏡面ローラとしたの
で、第一の発熱ローラ群によって被記録材の加熱温度を
瞬時に高い温度に上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す全体の縦断正
面図である。
【図2】剥離ユニットにおける剥離シート及びローラを
示す正面図である。
【図3】外周面に突部が形成されたローラを示す斜視図
である。
【図4】鏡面ローラを示す斜視図である。
【図5】剥離ユニットにおける剥離シート及びローラを
示す正面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す全体の縦断正
面図である。
【符号の説明】
4 案内経路 6 処理液 6a 高濃度の界面活性剤を含む処理液 7 給液部 14 剥離シート 18 ローラ 18H 発熱ローラ 18H1 第一の発熱ローラ群 18H2 第二の発熱ローラ群 19 突部 P 被記録材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材を案内する案内経路と、 前記案内経路を案内される前記被記録材の処理面に画像
    除去促進用の処理液を給液してその被記録材の前記処理
    面に安定して付着している画像形成物質の付着状態を不
    安定にする給液部と、 この給液部よりも下流側で前記案内経路の一部となり、
    前記被記録材を介して剥離自在に密着し互いに転動する
    ことで前記被記録材を搬送する一対の剥離シートと、 これらの剥離シートを所定の圧力を加えながらジグザグ
    状に案内して前記案内経路をジグザグ形状にする回転自
    在な複数個のローラと、 前記被記録材の前記処理面側に配置された前記ローラに
    発熱性を付与して発熱ローラとする発熱性付与手段と、 前記発熱ローラを駆動制御して発熱させ、前記剥離シー
    トにより形成された前記案内経路中、所定位置よりも上
    流側に配置された第一の前記発熱ローラ群の発熱温度に
    対して下流側に配置された第二の前記発熱ローラ群の発
    熱温度を急激に低下させる温度制御手段と、 を備えることを特徴とする被記録材再生装置。
  2. 【請求項2】 給液部は、被記録材の両面に画像除去促
    進用の処理液を給液することを特徴とする請求項1記載
    の被記録材再生装置。
  3. 【請求項3】 温度制御手段は、第一の発熱ローラ群の
    発熱温度を115〜160℃の範囲に設定し、第二の発
    熱ローラ群の発熱温度を70〜100℃の範囲に設定す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の被記録材再生
    装置。
  4. 【請求項4】 給液部は、被記録材に高濃度の界面活性
    剤を含む処理液を給液することを特徴とする請求項1な
    いし3の何れか一記載の被記録材再生装置。
  5. 【請求項5】 第二の発熱ローラ群を構成する発熱ロー
    ラのうち少なくとも一つ以上の外周面に複数個の突部が
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何
    れか一記載の被記録材再生装置。
  6. 【請求項6】 発熱ローラの外周面に形成された突部
    は、前記案内経路の下流側に配置されている前記発熱ロ
    ーラほど剥離シートに対する接触面が広いことを特徴と
    する請求項5記載の被記録材再生装置。
  7. 【請求項7】 第一の発熱ローラ群を構成する発熱ロー
    ラを鏡面ローラとしたことを特徴とする請求項1ないし
    4の何れか一記載の被記録材再生装置。
  8. 【請求項8】 案内経路を案内される被記録材の処理面
    に画像除去促進用の処理液を給液してその被記録材の前
    記処理面に安定して付着している画像形成物質の付着状
    態を不安定にする給液過程と、 接離自在に密着してジグザグ状に配置された一対の剥離
    シート間に前記処理液給液後の前記被記録材を挿入して
    前記剥離シートの転動によりジグザグ状に搬送し、この
    搬送途中で前記被記録材の前記処理面を加圧しながら第
    一の所定温度とこの第一の所定温度に対して急激に低く
    なる第二の所定温度とで順に加熱し、これによって前記
    被記録材の前記処理面に付着している前記画像形成物質
    を前記剥離シートに転移させる剥離過程と、 を含むことを特徴とする被記録材再生方法。
  9. 【請求項9】 給液過程では、被記録材の両面に処理液
    を給液することを特徴とする請求項8記載の被記録材再
    生方法。
  10. 【請求項10】 剥離過程では、第一の所定温度が11
    5〜160℃の範囲に設定され、第二の所定温度が70
    〜100℃の範囲に設定されていることを特徴とする請
    求項8又は9記載の被記録材再生方法。
  11. 【請求項11】 給液過程では、被記録材に高濃度の界
    面活性剤を含む処理液を給液することを特徴とする請求
    項8ないし10の何れか一記載の被記録材再生方法。
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