JPH09230062A - 防水時計 - Google Patents

防水時計

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JPH09230062A
JPH09230062A JP3401796A JP3401796A JPH09230062A JP H09230062 A JPH09230062 A JP H09230062A JP 3401796 A JP3401796 A JP 3401796A JP 3401796 A JP3401796 A JP 3401796A JP H09230062 A JPH09230062 A JP H09230062A
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JP
Japan
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timepiece
back cover
outer frame
frame
groove
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JP3401796A
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Hiroshi Sato
博史 佐藤
Takahisa Koide
隆久 小出
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Seikosha KK
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Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固く締まっている時計の裏蓋を取り外す際
に、大きなトルクを得られるようにする。 【解決手段】 外枠部2と前面カバー部3とを一体にし
た時計枠1の後端部に裏蓋10が被せてある。裏蓋10
は、段差を有する容器状に形成してあり、中央外周部に
設けてあるつば部10aの中央部から前方に円筒部10
bが立ち上げてあり、円筒部の外周には所定の範囲に1
対の被係合部10cが、外枠部2の後端部近傍には係合
部2eがそれぞれ形成してあり、これら両者はねじ対偶
となって係合可能である。外枠部の後端部とつば部の前
面との間にはリング状の防水パッキン11が介在してお
り、裏蓋をねじ込んだ状態になっているときには、これ
ら三者が密着して内部の気密を保持可能である。裏蓋の
つば部の背面から後方に突出した把持部10dには中心
部を横切る溝部10eが設けてあり、ドライバ等の棒状
部材を用いて容易に開蓋可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、例えば浴室等で使用可能
にする防水手段を施した防水時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】時計は、様々な環境で使われることがあ
り、時計の構成もこれに対応することが要求されること
がある。このような時計のうち湿度の高い浴室などに設
置する時計は、防水手段を備えた防水時計が用いられて
いる。
【0003】防水時計の構成例として、時計枠を透明樹
脂にて外枠と前面カバーとを一体に形成し、内部に機械
体取付板を介して時計機械体及び指針等の時計要素を収
納し、時計枠の後端部には、防水用のパッキンを介在さ
せて裏蓋を被せて、内部を密閉状態にしたものがある。
裏蓋は、電池交換や時刻合わせ等の際には取り外す必要
があることから着脱容易な構成としてある。
【0004】裏蓋の取付け構造の例として、時計枠の後
端部近傍の内周に形成しためねじ部と、裏蓋のつば部か
ら前方へ突設してある円筒部の外周に形成したおねじ部
とを係合させることによりねじ込むようにしたものがあ
る。この構成では、裏蓋を時計枠にねじ込むと、時計枠
の後端部と裏蓋のつば部との間に介在させてあるパッキ
ンが押圧されることにより、内部の機密が保持されるよ
うにしてある。裏蓋の着脱は、裏蓋の背面側に形成して
ある操作部を手で回すことによって行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、裏蓋はパッ
キンを十分に押圧可能とするように強く締め付ける必要
があり、この状態で長時間ないしは長期間保持される性
質のものである。したがって長時間の締め付け状態の保
持によって、パッキンと裏蓋との間は固着状態となって
しまい、裏蓋を取り外す際に素手で裏蓋を回そうとして
も、抵抗が大きくて回せず、しばしば苦労することが生
じるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、時計枠の背面側に防水用パッキンを介
在さて裏蓋を着脱自在に設けてある防水時計において、
裏蓋の背面に、直線状の溝部を設けた。この溝部に棒状
部材を挿置し、この棒状部材を回転することにより大き
なトルクを与えることができるようにして裏蓋の回転を
容易にした。
【0007】裏蓋の時計枠への着脱手段としては、所定
角度にわたって螺旋状に形成された1対の係合部を設
け、他方には所定角度にわたって係合部と係合する1対
の被係合部を設けたものを採用してある。裏蓋の着脱
は、これを回してこれらの係合部と被係合部とを係合さ
せるようにしたもので、裏蓋をきつく締め付けることに
よってパッキンを両者間に密着させるようにしてある。
溝部に棒状部材を挿置してトルクを加えると、溝部の両
端部近傍位置は変形を生じるおそれがあるので、係合位
置すなわち、係合部または被係合部は溝部の両側に位置
するようにし、変形の影響を最小限になるようにしてあ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、外枠部と前面カバー部
とを透明樹脂にて一体に形成してなる時計枠に時計機械
体を装着し、この時計枠の背面側に防水用パッキンを介
在さて裏蓋を着脱自在に設けてある防水時計の裏蓋を取
り外す際の回転を容易にするようにしたものである。
【0009】裏蓋の背面には、裏蓋を取り外す際の回転
を容易にするために、棒状部材を挿置可能な直線状の溝
部を設けるとよい。
【0010】外枠部の後部内周と裏蓋の前方に突設した
円筒部の外周との一方には、所定角度にわたって螺旋状
の係合部を設け、他方には所定角度にわたって係合部と
係合する螺旋状の被係合部を設け、裏蓋を所定角度だけ
回転させることによって裏蓋の着脱が可能であるととも
に、パッキンの締め付け保持を確実にしてある。
【0011】係合部と被係合部とによる係合位置は、溝
部の両側すなわちこの溝部の両端から最も離れた位置に
設けることによって変形の影響を最小限にすることが望
ましい。
【0012】
【実施例】図1に示すように、時計枠1は外枠部2及び
前面カバー部3とをアクリル樹脂等の透明樹脂によって
一体に成形したものからなる。時計枠1は、前面カバー
部3を底部とし、後端部を開口部とする円筒型の容器状
に形成してある。外枠部2の下端部には、前面側の両側
部2aがそれぞれ外枠部2の幅とほぼ等しく後方部が内
側に向けて後退するように傾斜させて形成した座部2b
が設けてあり、両側部2aと座部2bとは水平面をなす
水平部2cと一体となっている(図2参照)。
【0013】外枠部2の上端部には、後述の弾性カバー
の位置決め用の突起2dが形成してある。また、外枠部
2の後部の内周には、後出の裏蓋を装着するための螺旋
状の突起からなる1対の係合部2e,2eが所定角度に
わたって形成してある。時計枠1の内部には、前面側に
所定のスペース4aを有する機械体取付板4が取り付け
てあり、この機械体取付板の背面には、時計機械体5が
装着してある。時計機械体5は、機械体取付板4の支持
片4bに設けてある爪部によって係止してある。
【0014】時計機械体5の中心部に突設してある指針
軸5aは、機械体取付板4の中心部の透孔を通って前面
側に突出している。機械体取付板4の前面には文字板6
が貼付してある。指針軸5aには、秒針7、分針8、時
針9が取り付けてある。時計枠1の背面には、裏蓋10
が被せてある。裏蓋10は、外周部につば部10aを有
する段差状の円形容器に似た形状に形成してあり、つば
部10aから前方に向けて立ち上げてなる円筒部10b
の外周には、上述した係合部2eと対応するように1対
の被係合部10c,10cが所定角度にわたって形成し
てある。被係合部10cは、螺旋状の突起からなる。上
述の係合部2e,2eとこれらの被係合部10c,10
cとは互いにねじ対偶を構成しており、裏蓋10を右に
回すと、両者が螺合して裏蓋が前面カバー部3に向けて
進んでリング状のゴム製パッキンを締め付け状態とし、
左に回すと裏蓋10は上記両者が離れる方向に変位する
ことにより外枠部2から離脱可能である。
【0015】裏蓋10のつば部10aの背面側には、円
筒部よりも小径に形成してなる把持部10dが突設して
ある。把持部10dには、後述の溝部10eが設けてあ
る。外枠部2の後端部と、裏蓋10のつば部10aの前
面との間には、リング状の防水パッキン11が介在させ
てある。パッキン11は、裏蓋10を右に回して前進さ
せることにより、外枠部2の端部とつば部10aの前面
との間で押圧され、外枠部2と裏蓋10とによって囲ま
れた時計枠1の内部を密閉可能である。
【0016】時計枠1の前面カバー部3の部分を除いた
周囲の部分は、軟質のシリコンゴム等の弾性ゴムからな
る弾性カバー12で覆ってある。弾性カバー12は、落
下した場合に衝撃による破損を防止するためのものであ
る。
【0017】図3は、本実施例の背面の状態を示してお
り、裏蓋10が時計枠1の背面のほぼ全面を占めてお
り、僅かに両側下端部に位置する部分だけが実質的に三
角形状に現れている。裏蓋10の把持部10dの外周に
は、裏蓋10を手で回転させるときに回転を容易にする
ために用いる凹凸部10fが形成してある。
【0018】また、裏蓋10の背面には、既述した溝部
10eが、裏蓋10の中心部を通って横断するように形
成してある。溝部10eは、裏蓋10を回転させる際
に、ドライバなどの棒状部材を挿置して回すことによっ
て大きなトルクを得られるようにするためのものであ
る。なお、上記した被係合部10c,10cは溝部10
eの両側すなわち、この溝部と直交する位置の円筒部1
0bの外周の所定範囲に設けることが望ましい。裏蓋1
0は溝部10eを設けることにより、溝部10eの両側
部は溝部10eを折り曲げ線として折り曲がり(反り)
易くなる。したがって、溝部による折り曲がりによる外
枠部2との係合強度が弱くなって防水機能が下がること
のないように、溝部の両端から最も離れた位置を係合位
置とすることが必要となる。その他、裏蓋10の背面に
は、矢印及び[OPEN],[CLOSE]と表示して
なる回転方向を示す表示10g,10gが設けてある。
【0019】この防水時計について、電池交換や時刻合
わせをするために裏蓋10を開ける際には、通常、裏蓋
の周囲に形成してある凹凸部10fを用いて[OPE
N]方向に回転するようにトルクを加えるようにすれば
よい。この際に、長時間パッキンが締め付け保持されて
いた場合には、圧縮状態によって外枠部の後端部とパッ
キン及びパッキンと裏蓋のつば部とが貼り付いて離脱困
難になっていることがある。このような場合には、普通
の握力では開けるのが困難であるので、溝部10eにド
ライバ等の棒状部材を係合して、大きなトルクを与える
ことによって裏蓋を回すようにすれば容易に開けること
ができる。この結果、電池交換や時刻合わせのための作
業が楽になる。さらに、強く締め付けることが可能にな
るのでそれだけ防水時計の気密性が向上する効果を生じ
る。
【0020】時計枠に裏蓋を装着するための係合位置を
溝部の両側にしてあるので、溝部の両側部に反りが生じ
ても、外枠部に裏蓋が取り付けられた時点で反りが矯正
されて防水効果を確実に維持することができる。なお、
上記した係合部及び被係合部は用語上の問題であるの
で、いずれを該当させてもよいが、一方を突起とし他方
を凹部とする組み合わせにしてもよい。
【0021】また、本発明は、時計枠を外枠部と前面カ
バー部とを一体に形成したものとして説明してあるが、
一体型に限らず時計枠を外枠と前面カバーとを別部材で
構成したものとしてもよい。時計の表示部も円形に限ら
ず種々の形状のものについても適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、裏蓋を取り外す際の回
転力を大きくするための溝部が設けてあるので、裏蓋を
容易に取り外すことができて便利となる。また、取り外
しが容易となるので、取り付けの際に強く締め付けるこ
とが許されるため、十分な防水効果が得られる利点があ
る。なお、時計枠に裏蓋を装着するための係合位置を溝
部の両側にしてあるので、溝部の両側部に反りが生じて
も、外枠部に裏蓋が取り付けられた時点で反りが矯正さ
れて防水効果を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図3のA−A線断面図
である。
【図2】本発明の一実施例の背面図である。
【図3】本発明の一実施例の正面図である。
【符号の説明】
1 時計枠 2 外枠部 2e 係合部 3 前面カバー部 5 時計機械体 10 裏蓋 10b 円筒部 10c 被係合部 10e 溝部 11 パッキン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠部と前面カバー部とを透明樹脂にて
    一体に形成してなる時計枠に時計機械体を装着し、上記
    時計枠の背面側に防水用パッキンを介在させて裏蓋を着
    脱自在に設けてある防水時計であって、 上記裏蓋の背面には、棒状部材を挿置可能な直線状の溝
    部が設けてあり、 上記外枠部の後部内周と上記裏蓋の前方に突設した円筒
    部の外周との一方には所定角度にわたって係合部が設け
    てあり、他方には所定角度にわたって上記係合部と係合
    する被係合部が設けてあり、 上記係合部と上記被係合部とが係合状態にあるときは、
    上記パッキンを押圧状態に締め付け保持するとともに係
    合位置が上記溝部の両側になっていることを特徴とする
    防水時計。
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