JPH0922994A - カラー固体撮像素子およびカラー固体撮像装置 - Google Patents

カラー固体撮像素子およびカラー固体撮像装置

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JPH0922994A
JPH0922994A JP7170584A JP17058495A JPH0922994A JP H0922994 A JPH0922994 A JP H0922994A JP 7170584 A JP7170584 A JP 7170584A JP 17058495 A JP17058495 A JP 17058495A JP H0922994 A JPH0922994 A JP H0922994A
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color
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Akio Izumi
明男 泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色間における感度の均一化を図り、得られる
画像における色の再現性等を向上した、カラー固体撮像
素子とカラー固体撮像装置が望まれている。 【解決手段】 シリコン基体2の表層部に光電変換を行
う受光部4が二次元配列され、シリコン基体2の表面上
に絶縁膜6、パッシベーション膜21、透明平坦化層1
0、オンチップカラーフィルタ11a、11bがこの順
に設けられている。オンチップカラーフィルタ11a、
11bが複数の色に対応して複数の種類から構成されて
いる。受光部4の略直上部に位置する絶縁膜6またはパ
ッシベーション膜21の膜厚が、その直上に位置するオ
ンチップカラーフィルタの種類によって異なっているカ
ラー固体撮像素子30。撮像素子間で、色に対応して絶
縁膜またはパッシベーション膜の膜厚が異なるカラー固
体撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンチップカラー
フィルタを有したカラー固体撮像素子およびカラー固体
撮像装置に係り、詳しくは感度の向上を図ったカラー固
体撮像素子およびカラー固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー固体撮像素子として、例え
ば図5に示す構造のものが知られている。図5において
符号1はカラー固体撮像素子(以下、撮像素子と略称す
る)であり、この撮像素子1は、シリコン基板2の表層
部にpウェル3を形成し、これの上に島状の受光部4を
縦横に二次元配列したものである。受光部4…からなる
垂直方向の列間には、それぞれライン状の垂直転送部5
が、受光部4との間に読み出し部(図示略)あるいはチ
ャネルストップ(図示略)を介して設けられている。
【0003】シリコン基板2の表面には絶縁膜6が形成
され、この絶縁膜6中には、前記垂直転送部5の直上位
置を覆って転送電極7が形成されている。また、この絶
縁膜6の上には、前記転送電極7を覆い、かつ前記受光
部4の略直上位置を開口した状態でAl等からなる遮光
膜8が形成されている。さらに、絶縁膜6上には、遮光
膜8を覆った状態でP−SiN(プラズマ窒化膜)等か
らなるパッシベーション膜9が形成され、このパッシベ
ーション膜9上には透明樹脂等からなる透明平坦化層1
0が形成されている。ここで、絶縁膜6およびパッシベ
ーション膜9は、それぞれシリコン基板2上にて一度の
プロセスで形成されることから、当然各単位画素毎(す
なわち各受光部4毎)にその膜厚が異なることなく、ほ
ぼ均一な厚さにて成膜されたものとなっている。
【0004】そして、この透明平坦化層10の上にはオ
ンチップカラーフィルタ(以下、カラーフィルタと略称
する)11a、11b…が形成され、さらにオンチップ
カラーフィルタ11a、11b…上にはオンチップレン
ズ(以下、レンズと略称する)12が形成されている。
ここで、これらカラーフィルタ11a、11b…および
レンズ12は、いずれも単位画素毎に一つずつ設けられ
たものであり、すなわち前記受光部4と1:1となるよ
うに形成配置されたものである。また、特にカラーフィ
ルタ11a、11b…は、緑、青、赤の3原色に対応し
た三種類のものからなり、これらが一定の配列で設けら
れたものである。
【0005】また、従来では、図5に示した撮像素子1
においてそのカラーフィルタを一種類で形成し、このよ
うな撮像素子を複数用いてカラー化する、いわゆる多板
式のカラー固体撮像装置も知られている。この装置は、
例えば図6に示すように、入射光を取り込む光学系中に
3色分離プリズム81を設け、入射光をR(赤)、G
(緑)、B(青)の3原色に分離し、各色に対応して設
けられた3個の撮像素子82R、82G、82Bに導く
構成となっている。
【0006】ここで、撮像素子82Rは、前述したカラ
ーフィルタとして基本的に赤に対応するフィルタのみを
用いたものであり、同様に撮像素子82Gは緑に対応す
るフィルタのみを用いたもの、撮像素子82Bは青に対
応するフィルタのみを用いたものである。また、3色プ
リズム81は、3個のプリズムブロックからなり、各ブ
ロックの境界部分にそれぞれB反射(R、G透過)のダ
イクロイック層83a、R反射(G透過)のダイクロイ
ック層83bを設けたものであって、入射光のうちの
B、Rの反射光をそれぞれのブロックにおける全反射面
で再び反射させることにより、入射光をそれぞれの色の
光に分離するものである。そして、このカラー固体撮像
装置では、前記撮像素子82R、82G、82Bをそれ
ぞれ対応するブロックの出射側に配置することにより、
これら撮像素子82R、82G、82Bからの出力によ
ってR、G、Bの信号を導き出す構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
た撮像素子においては、レンズ12側からの入射光がカ
ラーフィルタ11a(11b)を透過することにより、
該フィルタ11a(11b)を透過した光は、フィルタ
の種類に対応した波長域の光、すなわち緑色光、青色
光、赤色光といったほぼ単色光に近い光となってパッシ
ベーション膜9、絶縁膜6、シリコン基板2を透過して
受光部4に入射する。ところが、パッシベーション膜
9、絶縁膜6、シリコン基板2を透過する光の透過率
は、多重干渉効果によって光の波長域毎に異なり、した
がって前記の三色の光間でも、パッシベーション膜9と
絶縁膜6との膜厚がいずれも同一である前記構造の場
合、色間において受光部4に到達する度合いが異なり、
換言すれば色間において感度が異なってしまうのであ
る。そして、このように色間において感度が異なること
から、この撮像素子によって得られる画像も色の再現等
が不十分であり、したがってその向上が望まれている。
【0008】また、図6に示したカラー固体撮像装置に
あっても、その撮像素子82R、82G、82Bはいず
れも、カラーフィルタの作製プロセス以外は図5に示し
た撮像素子と同じプロセスで作製されることから、当然
これら撮像素子82R、82G、82B間においてもそ
のパッシベーション膜9と絶縁膜6との膜厚が同一であ
り、したがって各撮像素子82R、82G、82B間で
感度が異なってしまうことから、やはり得られる画像は
その色の再現等が不十分なものになってしまうのであ
る。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、色間における感度の均一化を図り、
これにより得られる画像における色の再現性等を向上し
た、カラー固体撮像素子およびカラー固体撮像装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー固体撮像
素子では、シリコン基体の表層部に光電変換を行う受光
部が二次元配列され、前記シリコン基体の表面上に絶縁
膜、パッシベーション膜、透明平坦化層、オンチップカ
ラーフィルタがこの順に設けられ、前記オンチップカラ
ーフィルタが、前記受光部毎に設けられるとともに複数
の色に対応して複数の種類から構成されてなり、前記受
光部の略直上部に位置する絶縁膜またはパッシベーショ
ン膜の膜厚が、その直上に位置するオンチップカラーフ
ィルタの種類によって異なることを前記課題の解決手段
とした。
【0010】本発明のカラー固体撮像装置では、シリコ
ン基体の表層部に光電変換を行う受光部が二次元配列さ
れ、前記シリコン基体の表面上に絶縁膜、パッシベーシ
ョン膜、透明平坦化層、オンチップカラーフィルタがこ
の順に設けられてなる第一のカラー固体撮像素子と、こ
の第一のカラー固体撮像素子のオンチップカラーフィル
タとは別の色に対応するオンチップカラーフィルタを設
けた第二のカラー固体撮像素子とを具備してなり、前記
第一のカラー固体撮像素子と第二のカラー固体撮像素子
との間では、それぞれの絶縁膜またはパッシベーション
膜の膜厚が、それぞれのオンチップカラーフィルタの種
類によって異なることを前記課題の解決手段とした。
【0011】本発明のカラー固体撮像素子によれば、受
光部の略直上部に位置する絶縁膜またはパッシベーショ
ン膜の膜厚が、その直上に位置するオンチップカラーフ
ィルタの種類によって異なることから、オンチップカラ
ーフィルタの種類毎に、これの略直下に位置する絶縁膜
またはパッシベーション膜を、それぞれオンチップカラ
ーフィルタの種類によって決まる入射光の波長域に合わ
せてこれに対しての透過率が高い膜厚に形成しておけ
ば、各色毎にそれぞれ均一で良好な感度が得られる。
【0012】本発明のカラー固体撮像装置によれば、第
一のカラー固体撮像素子と第二のカラー固体撮像素子と
の間で、それぞれの絶縁膜またはパッシベーション膜の
膜厚が、それぞれのオンチップカラーフィルタの種類に
よって異なることから、それぞれの絶縁膜またはパッシ
ベーション膜を、それぞれオンチップカラーフィルタの
種類によって決まる入射光の波長域に合わせてこれに対
しての透過率が高い膜厚に形成しておけば、各撮像素子
毎に、すなわち各色毎にそれぞれ均一で良好な感度が得
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により詳し
く説明する。図1は本発明のカラー固体撮像素子の一実
施例を示す図であり、この図において符号20はカラー
固体撮像素子(以下、撮像素子と略称する)である。な
お、図1に示した撮像素子20において、図5に示した
撮像素子1の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付してその説明を省略する。この撮像素子20が、図
1に示した撮像素子1と異なるところは、パッシベーシ
ョン膜の膜厚が、その直上に位置するカラーフィルタの
種類によって異なる点である。すなわち、この撮像素子
20においてパッシベーション膜21は、緑色光領域の
波長の光(以下、単に緑色光と呼称する)を透過し、他
の領域の波長の光を吸収するカラーフィルタ11aの直
下部分21aでその膜厚が薄く、他のカラーフィルタ1
1b、すなわち赤色光、青色光を透過し他の領域の波長
の光を吸収するカラーフィルタ11bの直下部分21b
で厚く形成されたものとなっている。
【0014】パッシベーション膜21の各部分での膜厚
とは、特に受光部4の直上部における、遮光膜8、8間
に形成された窓部22における膜厚を指している。そし
て、ここでの膜厚と、その直下に位置する部分の絶縁膜
6の膜厚との関係が入射光の波長域に対して最適な透過
率を有するように、前記パッシベーション膜21の各部
分での膜厚が決定されているのである。
【0015】ここで、パッシベーション膜21をP−S
iN(プラズマ窒化膜)により、絶縁膜6をSiO2
よりそれぞれ形成し、前記窓部22におけるパッシベー
ション膜21の膜厚を210nm、絶縁膜6の膜厚を1
90nmとした場合と、パッシベーション膜21の膜厚
を240nm、絶縁膜6の膜厚を190nmとした場合
とにおける、入射光の波長とこれらパッシベーション膜
21、絶縁膜6からなる積層膜の透過率との関係のシミ
ュレーション結果を図2(a)、(b)に示す。なお、
シミュレーション条件として、シリコン基板2表面から
オーバーフローバリア(図示略)までの距離は2μmと
している。
【0016】図2(a)、(b)から分かるように、パ
ッシベーション膜21の膜厚の違いにより、透過率のピ
ーク位置における波長域が大きく変化している。ちなみ
に、各色の分光特性におけるピーク位置はB(青)が4
50nm、G(緑)が530nm、R(赤)が620n
m付近である。したがって、パッシベーション21の膜
厚を210nmとした図2(a)の場合、緑色光の透過
には有利であるものの、青色光、赤色光の透過には不利
になってしまうのが分かる。一方、パッシベーション2
1の膜厚を240nmとした図2(b)の場合、逆に青
色光、赤色光の透過には有利であるものの、緑色光の透
過には不利になってしまうのである。
【0017】そこで、本実施例の撮像素子20において
は、パッシベーション膜21の、緑色光用カラーフィル
タ11aの直下部分21aの膜厚を例えば210nmと
し、青色用および赤色用のカラーフィルタ11bの直下
部分21bの膜厚を例えば240nmとしている。よっ
て、各色毎に有利な透過率となるよう、パッシベーショ
ン膜21の各部分の膜厚を異ならせていることから、本
実施例の撮像素子20は各色毎に均一で十分な感度を有
し、これにより得られる画像における色の再現性等を向
上することができる。
【0018】このような構成の撮像素子20を得るに
は、まず、図3(a)に示すように従来と同様にしてシ
リコン基板2上に絶縁膜6、転送電極7、遮光膜8をそ
れぞれ形成しておく。なお、図3(a)中には示してい
ないものの、シリコン基板2中にPウェル3、受光部
4、垂直転送部5をそれぞれ形成しておくのはもちろん
である。次に、各色間におけるパッシベーション膜21
の膜厚の差分(本実施例では30nmの厚さ分)を、プ
ラズマCVD法により遮光膜8を覆って絶縁膜6上に堆
積し、パッシベーション膜21の一部となるP−SiN
膜23を形成する。続いて、このP−SiN膜23上に
レジスト層を形成し、さらにリソグラフィー技術によっ
てこれをパターニングし、図3(a)に示すように緑色
光用カラーフィルタ11aの直下となる部分を開口させ
たレジストパターン24を形成する。
【0019】次いで、ケミカルドライエッチング等のエ
ッチングによってレジストパターン24に覆われない部
分のP−SiN膜23を除去し、さらにレジストパター
ン24も除去する。次いで、再度プラズマCVD法によ
り、図1に示した緑色光用カラーフィルタ11aの直下
部分21aの膜厚(本実施例では21nm)のP−Si
N膜を堆積し、図3(b)に示すように単位画素間で膜
厚の異なる、すなわちG画素では膜厚が薄く(210n
m)、BあるいはR画素では膜厚が厚い(240nm)
パッシベーション膜21を形成する。
【0020】次いで、従来と同様にして透明樹脂等から
なる透明平坦化層10を形成し、さらに各画素毎に予め
設定されたカラーフィルタ11aあるいは11bを形成
し、その後レンズ12を形成して撮像素子20を得る。
ここで、カラーフィルタ11a、11b…の配置、すな
わちG画素、B画素、R画素の配置については、例えば
図4に示すようなG市松R・G線順次配列(ベイヤー配
列)が採られる。
【0021】なお、前記実施例においては、パッシベー
ション膜21における、G画素に対応する部分21aと
B画素およびR画素に対応する部分21bとの間のみで
その膜厚を異ならせたが、より一層の感度の均等化を図
るため、三つの画素に対応して全て膜厚を異ならせるよ
うにしてもよい。また、前記実施例では、パッシベーシ
ョン膜21の膜厚のみをその対応するカラーフィルタ毎
に異ならせることにより、絶縁膜6とパッシベーション
膜21とからなる積層膜の透過率を、入射する光の波長
域に対してそれぞれに有利となるようにしたが、本発明
はこれに限定されることなく、絶縁膜6の膜厚のみを異
ならせてよく、さらには、パッシベーション膜21と絶
縁膜6の両者を異ならせることにより、光の色毎に最適
な透過率が得られるようにしてもよい。さらに、前記実
施例ではカラーフィルタとして三色の色に対応して三種
類である場合について説明したが、補色系を加えた四色
以上の場合にも、本発明を適用できるのはもちろんであ
る。
【0022】また、本発明におけるカラー固体撮像装置
は、例えば図6に示したカラー撮像装置における撮像素
子82R、82G、82Bとして、互いにそのパッシベ
ーション膜または絶縁膜の膜厚が異なったものを備えた
ものである。すなわち、これら撮像素子82R、82
G、82B間において、例えば撮像素子82Gとして、
図5に示したパッシベーション膜9の膜厚を210n
m、絶縁膜6を190nmとしたものを用い、撮像素子
82R、82Bとして、図5に示したパッシベーション
膜の膜厚を240nm、絶縁膜6を190nmとしたも
のを用いれば、前記実施例の撮像素子20と同様にこの
カラー固体撮像装置は、緑色光、および赤色光、青色光
の全てが有利な透過率でパッシベーション膜9、絶縁膜
6を透過して受光部4に到達する。したがって、各色の
光がそれぞれに十分な透過率で受光されて各撮像素子8
2R、82G、82Bが均一で良好な感度を有するもの
となることから、このカラー固体撮像装置にあっても、
得られる画像における色の再現性等を向上させることが
できる。
【0023】なお、本発明のカラー固体撮像装置は、前
述したごとく単にパッシベーション膜の膜厚のみを異な
らせることに限定されず、絶縁膜の膜厚のみを異なら
せ、あるいは両者を異ならせてもよいのは前記撮像素子
の場合と同様であり、また、三つの撮像素子全てで、そ
の膜厚を異ならせてもよい。さらに、前記実施例では、
パッシベーション膜としてP−SiN膜を用いた例を示
したが、これに代えて例えばP−SiO2 膜を用いても
よく、その場合にも、該パッシベーション膜と絶縁膜と
の積層膜の膜厚と、各色の光の透過率とを予め調べてお
き、各色毎に、より有利な透過率となるようその膜厚を
異ならせて該膜を形成すればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカラー固体
撮像素子は、受光部の略直上部に位置する絶縁膜または
パッシベーション膜の膜厚が、その直上に位置するオン
チップカラーフィルタの種類によって異なるものである
から、前記膜を、それぞれオンチップカラーフィルタの
種類によって決まる入射光の波長域に合わせてこれに対
しての透過率が高い膜厚に形成しておけば、各色毎にそ
れぞれ均一で良好な感度が得られ、これにより得られる
画像における色の再現性等を向上させることができる。
【0025】本発明のカラー固体撮像装置は、第一のカ
ラー固体撮像素子と第二のカラー固体撮像素子との間
で、それぞれの絶縁膜またはパッシベーション膜の膜厚
が、それぞれのオンチップカラーフィルタの種類によっ
て異なるものであるから、それぞれの前記膜を、それぞ
れオンチップカラーフィルタの種類によって決まる入射
光の波長域に合わせてこれに対しての透過率が高い膜厚
に形成しておけば、各撮像素子毎に、すなわち各色毎に
それぞれ均一で良好な感度が得られ、これにより得られ
る画像における色の再現性等を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカラー固体撮像素子の一実施例
の、概略構成を示す要部側断面図である。
【図2】(a)〜(b)は、入射光の波長とこれらパッ
シベーション膜、絶縁膜からなる積層膜の透過率との関
係のシミュレーション結果を示す図である。
【図3】(a)〜(b)は、図1に示した撮像素子の製
造方法を工程順に説明するための要部側断面図である。
【図4】カラーフィルタの配置、すなわちG画素、B画
素、R画素の配置についての一例を模式的に示す図であ
る。
【図5】従来のカラー固体撮像素子の一例、概略構成を
示す要部側断面図である。
【図6】カラー固体撮像装置の一例の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
2 シリコン基板(シリコン基体) 4 受
光部 6 絶縁膜 10
透明平坦化層 11a、11b オンチップカラーフィルタ 20
カラー固体撮像素子 21 パッシベーション膜 82R、82G、82B 撮像素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基体の表層部に光電変換を行う
    受光部が二次元配列され、前記シリコン基体の表面上に
    絶縁膜、パッシベーション膜、透明平坦化層、オンチッ
    プカラーフィルタがこの順に設けられてなり、前記オン
    チップカラーフィルタが、前記受光部毎に設けられると
    ともに複数の色に対応して複数の種類から構成されてな
    るカラー固体撮像素子において、 前記受光部の略直上部に位置する絶縁膜またはパッシベ
    ーション膜の膜厚が、その直上に位置するオンチップカ
    ラーフィルタの種類によって異なることを特徴とするカ
    ラー固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 シリコン基体の表層部に光電変換を行う
    受光部が二次元配列され、前記シリコン基体の表面上に
    絶縁膜、パッシベーション膜、透明平坦化層、オンチッ
    プカラーフィルタがこの順に設けられてなる第一のカラ
    ー固体撮像素子と、この第一のカラー固体撮像素子のオ
    ンチップカラーフィルタとは別の色に対応するオンチッ
    プカラーフィルタを設けた第二のカラー固体撮像素子と
    を具備してなる多板式のカラー固体撮像装置において、 前記第一のカラー固体撮像素子と第二のカラー固体撮像
    素子との間では、それぞれの絶縁膜またはパッシベーシ
    ョン膜の膜厚が、それぞれのオンチップカラーフィルタ
    の種類によって異なることを特徴とするカラー固体撮像
    装置。
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