JP2000180621A - オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子 - Google Patents
オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子Info
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- JP2000180621A JP2000180621A JP10354731A JP35473198A JP2000180621A JP 2000180621 A JP2000180621 A JP 2000180621A JP 10354731 A JP10354731 A JP 10354731A JP 35473198 A JP35473198 A JP 35473198A JP 2000180621 A JP2000180621 A JP 2000180621A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分光特性を任意に調節することが可能なオン
チップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子を
提供する。 【解決手段】 屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
10A,10Bから成る多層膜を形成して光学フィルタ
を構成したオンチップカラーフィルタ10を構成する。
また、このオンチップカラーフィルタ10を用い、オン
チップカラーフィルタ10をレンズ形状に形成した固体
撮像素子1を構成する。
チップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子を
提供する。 【解決手段】 屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
10A,10Bから成る多層膜を形成して光学フィルタ
を構成したオンチップカラーフィルタ10を構成する。
また、このオンチップカラーフィルタ10を用い、オン
チップカラーフィルタ10をレンズ形状に形成した固体
撮像素子1を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示素
子や固体撮像素子等の素子に用いて好適なオンチップカ
ラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子に係わる。
子や固体撮像素子等の素子に用いて好適なオンチップカ
ラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子に係わる。
【0002】
【従来の技術】カラー用のCCD固体撮像素子において
は、光電変換を行うセンサ部の上方に、所定の色のオン
チップカラーフィルタを形成して、このオンチップカラ
ーフィルタを通して光をセンサ部に入射させることによ
り、その所定の色に関する信号を得ていた。
は、光電変換を行うセンサ部の上方に、所定の色のオン
チップカラーフィルタを形成して、このオンチップカラ
ーフィルタを通して光をセンサ部に入射させることによ
り、その所定の色に関する信号を得ていた。
【0003】このオンチップカラーフィルタには、例え
ば顔料入りのカラーレジストや、染料入りのカラーレジ
スト等が用いられ、これを所定のパターンにパターニン
グすることにより、オンチップカラーフィルタを形成し
ていた。従来のカラー用CCD固体撮像素子の要部の概
略断面図を図2に示す。
ば顔料入りのカラーレジストや、染料入りのカラーレジ
スト等が用いられ、これを所定のパターンにパターニン
グすることにより、オンチップカラーフィルタを形成し
ていた。従来のカラー用CCD固体撮像素子の要部の概
略断面図を図2に示す。
【0004】図2に示すように、この固体撮像素子20
は、半導体基板21内にセンサ(受光部)22が形成さ
れ、この受光部22以外の半導体基板21上にはゲート
絶縁膜23を介して転送電極24が形成されている。転
送電極24上には層間絶縁膜25を介して遮光膜26が
形成されて転送電極24への光の入射を防止する。ま
た、遮光膜26には受光部22上に開口が設けられて、
受光部22に光が入射するようにしている。また、遮光
膜26を覆って層間絶縁層27が形成され、この層間絶
縁層27上には、平坦化膜28が形成されて、その上面
が平坦化されている。さらに、平坦化膜28上には、オ
ンチップカラーフィルタ29が形成され、オンチップカ
ラーフィルタ29上には、オンチップマイクロレンズ3
0が形成されている。
は、半導体基板21内にセンサ(受光部)22が形成さ
れ、この受光部22以外の半導体基板21上にはゲート
絶縁膜23を介して転送電極24が形成されている。転
送電極24上には層間絶縁膜25を介して遮光膜26が
形成されて転送電極24への光の入射を防止する。ま
た、遮光膜26には受光部22上に開口が設けられて、
受光部22に光が入射するようにしている。また、遮光
膜26を覆って層間絶縁層27が形成され、この層間絶
縁層27上には、平坦化膜28が形成されて、その上面
が平坦化されている。さらに、平坦化膜28上には、オ
ンチップカラーフィルタ29が形成され、オンチップカ
ラーフィルタ29上には、オンチップマイクロレンズ3
0が形成されている。
【0005】オンチップカラーフィルタ29は、図示し
ないが、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)等のカラ
ーレジストを用いて、各色のカラーレジストを所定のパ
ターンに形成して構成されている。
ないが、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)等のカラ
ーレジストを用いて、各色のカラーレジストを所定のパ
ターンに形成して構成されている。
【0006】このとき、例えばR(赤)、G(緑)、B
(青)等各色のカラーフィルタの分光特性は、使用した
カラーレジストの分光特性に固定される。
(青)等各色のカラーフィルタの分光特性は、使用した
カラーレジストの分光特性に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このとき、カラーフィ
ルタ29の分光特性が固定されているので、カラーフィ
ルタを透過して受光部22に入射する光の波長範囲が固
定される。従って、受光部22への入射光の波長が、望
ましい波長と必ずしも一致するとは限らない。また、こ
の入射光の波長範囲を、より好ましい所望の範囲に調節
することが難しい。
ルタ29の分光特性が固定されているので、カラーフィ
ルタを透過して受光部22に入射する光の波長範囲が固
定される。従って、受光部22への入射光の波長が、望
ましい波長と必ずしも一致するとは限らない。また、こ
の入射光の波長範囲を、より好ましい所望の範囲に調節
することが難しい。
【0008】また、オンチップカラーフィルタ29に用
いられるカラーレジストは、紫外線の照射等によって分
光特性が経時変化することがある。
いられるカラーレジストは、紫外線の照射等によって分
光特性が経時変化することがある。
【0009】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、分光特性を任意に調節することが可能なオンチ
ップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子を提
供するものである。
いては、分光特性を任意に調節することが可能なオンチ
ップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のオンチップカラ
ーフィルタは、屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
から成る多層膜を形成して光学フィルタを構成するもの
である。
ーフィルタは、屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
から成る多層膜を形成して光学フィルタを構成するもの
である。
【0011】本発明の固体撮像素子は、屈折率の異なる
少なくとも2種以上の膜から成る多層膜により構成され
たオンチップカラーフィルタを用い、このオンチップカ
ラーフィルタがレンズ形状に形成されて成るものであ
る。
少なくとも2種以上の膜から成る多層膜により構成され
たオンチップカラーフィルタを用い、このオンチップカ
ラーフィルタがレンズ形状に形成されて成るものであ
る。
【0012】上述の本発明のオンチップカラーフィルタ
によれば、屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜から
成る多層膜を形成して光学フィルタを構成することによ
り、光学フィルタの分光特性を調節することができ、透
過する光の波長を調節することができる。
によれば、屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜から
成る多層膜を形成して光学フィルタを構成することによ
り、光学フィルタの分光特性を調節することができ、透
過する光の波長を調節することができる。
【0013】上述の本発明の固体撮像素子によれば、上
述のオンチップカラーフィルタを有して構成することに
より、各画素毎に分光特性を調節して所望の波長範囲の
光を受光部に入射させることができる。また、カラーフ
ィルタがレンズ形状に形成されているので、レンズ作用
により入射光を効率よく集光させることができる。
述のオンチップカラーフィルタを有して構成することに
より、各画素毎に分光特性を調節して所望の波長範囲の
光を受光部に入射させることができる。また、カラーフ
ィルタがレンズ形状に形成されているので、レンズ作用
により入射光を効率よく集光させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、屈折率の異なる少なく
とも2種以上の膜から成る多層膜を形成して光学フィル
タを構成するオンチップカラーフィルタである。
とも2種以上の膜から成る多層膜を形成して光学フィル
タを構成するオンチップカラーフィルタである。
【0015】また本発明は、上記オンチップカラーフィ
ルタにおいて、屈折率の異なる膜として、酸化シリコン
膜及び酸化チタン膜を用いる構成とする。
ルタにおいて、屈折率の異なる膜として、酸化シリコン
膜及び酸化チタン膜を用いる構成とする。
【0016】本発明は、屈折率の異なる少なくとも2種
以上の膜から成る多層膜により構成されたオンチップカ
ラーフィルタを用い、オンチップカラーフィルタがレン
ズ形状に形成されて成る固体撮像素子である。
以上の膜から成る多層膜により構成されたオンチップカ
ラーフィルタを用い、オンチップカラーフィルタがレン
ズ形状に形成されて成る固体撮像素子である。
【0017】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、屈折率の異なる膜として、酸化シリコン膜及び酸化
チタン膜を用いる構成とする。
て、屈折率の異なる膜として、酸化シリコン膜及び酸化
チタン膜を用いる構成とする。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態として、固
体撮像素子の要部の概略断面図を示す。
体撮像素子の要部の概略断面図を示す。
【0019】この固体撮像素子1は、半導体基板11内
にフォトダイオードからなり入射光を電荷に変換するセ
ンサ(受光部)2が形成され、この受光部2以外の半導
体基板11上には、ゲート絶縁膜3を介して、受光部2
で変換した電荷を転送する転送部を構成する2層の転送
電極4(4A,4B)が形成されている。転送電極4上
には層間絶縁膜5を介して遮光膜6が形成され、この遮
光膜6は転送電極4への光の入射を防止する。また、遮
光膜6には受光部2上に開口が設けられて、受光部2に
光が入射するようにしている。また、遮光膜6を覆って
層間絶縁層7が形成され、この層間絶縁層7上には、平
坦化膜8が形成されて、その上面が平坦化されている。
にフォトダイオードからなり入射光を電荷に変換するセ
ンサ(受光部)2が形成され、この受光部2以外の半導
体基板11上には、ゲート絶縁膜3を介して、受光部2
で変換した電荷を転送する転送部を構成する2層の転送
電極4(4A,4B)が形成されている。転送電極4上
には層間絶縁膜5を介して遮光膜6が形成され、この遮
光膜6は転送電極4への光の入射を防止する。また、遮
光膜6には受光部2上に開口が設けられて、受光部2に
光が入射するようにしている。また、遮光膜6を覆って
層間絶縁層7が形成され、この層間絶縁層7上には、平
坦化膜8が形成されて、その上面が平坦化されている。
【0020】本実施の形態においては、さらに平坦化膜
8上に、平坦化膜8と同様の材料によって構成された曲
面状の凸部9を介して、オンチップカラーフィルタ10
が形成されて固体撮像素子1が構成されている。
8上に、平坦化膜8と同様の材料によって構成された曲
面状の凸部9を介して、オンチップカラーフィルタ10
が形成されて固体撮像素子1が構成されている。
【0021】そして、オンチップカラーフィルタ10
は、上面が凸レンズ形状に形成され、またSiO2 膜1
0AとTiO2 膜10Bとの多層膜から形成されてい
る。
は、上面が凸レンズ形状に形成され、またSiO2 膜1
0AとTiO2 膜10Bとの多層膜から形成されてい
る。
【0022】この多層膜は、平坦化膜8上に同様の材料
により上面が凸レンズ形状とされた凸部9を形成した
後、この凸部9を覆ってSiO2 膜10AとTiO2 膜
10Bとを順次交互に積層することにより、上面を凸レ
ンズ形状に形成することができる。
により上面が凸レンズ形状とされた凸部9を形成した
後、この凸部9を覆ってSiO2 膜10AとTiO2 膜
10Bとを順次交互に積層することにより、上面を凸レ
ンズ形状に形成することができる。
【0023】上述の構成のオンチップカラーフィルタ1
0に入射した光は、SiO2 膜10AとTiO2 膜10
Bとの界面において生じる反射光と干渉するので、入射
光のオンチップカラーフィルタ10を通過する透過率
は、波長依存性をもつ。この波長依存性は、多層膜の膜
厚、層数によって任意に決定できる。
0に入射した光は、SiO2 膜10AとTiO2 膜10
Bとの界面において生じる反射光と干渉するので、入射
光のオンチップカラーフィルタ10を通過する透過率
は、波長依存性をもつ。この波長依存性は、多層膜の膜
厚、層数によって任意に決定できる。
【0024】また、オンチップカラーフィルタ10の上
面が凸レンズ形状に形成されているため、入射光がレン
ズの効果により受光部2へ集められる。
面が凸レンズ形状に形成されているため、入射光がレン
ズの効果により受光部2へ集められる。
【0025】このオンチップカラーフィルタ10を構成
する多層膜において、各層の層厚や層数は任意の構成を
採ることができる。また、例えば1層目と3層目のSi
O2 膜10A等のように、同一材料の層でも形成順序が
異なる層も、必ずしも厚さが同一としなくてもよく、所
望の波長選択性を得るように厚さを設計することができ
る。
する多層膜において、各層の層厚や層数は任意の構成を
採ることができる。また、例えば1層目と3層目のSi
O2 膜10A等のように、同一材料の層でも形成順序が
異なる層も、必ずしも厚さが同一としなくてもよく、所
望の波長選択性を得るように厚さを設計することができ
る。
【0026】ただし、同一画素内では、多層膜の1層の
厚さはどの部分も一定として、位置によっても分光特性
が変わらないように構成する。
厚さはどの部分も一定として、位置によっても分光特性
が変わらないように構成する。
【0027】そして、オンチップカラーフィルタ10
は、各画素毎に所定の色の入射光があるようにする。即
ち、例えばベイヤー配列等のパターンに従って、各画素
にそれぞれの色に対応する入射光が得られる条件に、多
層膜の各層の層厚や層数を設計する。
は、各画素毎に所定の色の入射光があるようにする。即
ち、例えばベイヤー配列等のパターンに従って、各画素
にそれぞれの色に対応する入射光が得られる条件に、多
層膜の各層の層厚や層数を設計する。
【0028】例えば図1では3画素分の断面図が示され
ているが、これらの画素の色が互いに異なる場合には、
オンチップカラー10において図中実線で示した隣接画
素間の境界で、多層膜の各層の層厚や層数の設計条件が
異なることになる。このとき、多層膜の各層を積層する
際に、この境界まで各層が形成されるようにパターニン
グする。
ているが、これらの画素の色が互いに異なる場合には、
オンチップカラー10において図中実線で示した隣接画
素間の境界で、多層膜の各層の層厚や層数の設計条件が
異なることになる。このとき、多層膜の各層を積層する
際に、この境界まで各層が形成されるようにパターニン
グする。
【0029】上述の実施の形態の固体撮像素子1によれ
ば、SiO2 膜10AとTiO2 膜10Bから成る多層
膜によりオンチップカラーフィルタ10を構成したこと
により、多層膜の膜厚や層数を変更すれば任意の分光特
性を得ることができる。
ば、SiO2 膜10AとTiO2 膜10Bから成る多層
膜によりオンチップカラーフィルタ10を構成したこと
により、多層膜の膜厚や層数を変更すれば任意の分光特
性を得ることができる。
【0030】さらに上述の実施の形態では、オンチップ
カラーフィルタ10がレンズ形状に形成されてオンチッ
プレンズを兼ねることにより、従来のようにオンチップ
カラーフィルタとオンチップレンズとを別個に設ける必
要がなく、その分受光部からレンズまでの層厚を薄くし
てレンズと受光部の距離を短縮できる。従って、入射光
を効率よく集光して、受光部への入射光量を多くするこ
とができる。
カラーフィルタ10がレンズ形状に形成されてオンチッ
プレンズを兼ねることにより、従来のようにオンチップ
カラーフィルタとオンチップレンズとを別個に設ける必
要がなく、その分受光部からレンズまでの層厚を薄くし
てレンズと受光部の距離を短縮できる。従って、入射光
を効率よく集光して、受光部への入射光量を多くするこ
とができる。
【0031】また、多層膜を構成するSiO2 膜10A
やTiO2 膜10Bの屈折率は、紫外線の照射によって
も変化しないので、従来カラーレジストで生じていた紫
外線等による分光特性の経時変化がない。
やTiO2 膜10Bの屈折率は、紫外線の照射によって
も変化しないので、従来カラーレジストで生じていた紫
外線等による分光特性の経時変化がない。
【0032】上述の実施の形態においては、SiO2 膜
とTiO2 膜の2種の材料層から成る多層膜によりカラ
ーフィルタを構成したが、その他互いに屈折率の異なる
(即ち屈折率にある程度差がある)2種以上の材料層か
ら成る多層膜によりカラーフィルタを構成してもよい。
このとき、所望の波長の入射光に対する透過率が低くな
らない材料を選択する。
とTiO2 膜の2種の材料層から成る多層膜によりカラ
ーフィルタを構成したが、その他互いに屈折率の異なる
(即ち屈折率にある程度差がある)2種以上の材料層か
ら成る多層膜によりカラーフィルタを構成してもよい。
このとき、所望の波長の入射光に対する透過率が低くな
らない材料を選択する。
【0033】上述の実施の形態では、オンチップカラー
フィルタを固体撮像素子に用いた場合であったが、その
他の素子、例えば液晶表示素子やその他のカラー表示素
子等においても、本発明のオンチップカラーフィルタを
適用して、素子のカラーフィルタを形成することによ
り、同様に任意の分光特性を得ることができる。
フィルタを固体撮像素子に用いた場合であったが、その
他の素子、例えば液晶表示素子やその他のカラー表示素
子等においても、本発明のオンチップカラーフィルタを
適用して、素子のカラーフィルタを形成することによ
り、同様に任意の分光特性を得ることができる。
【0034】本発明のオンチップカラーフィルタ及び本
発明の固体撮像素子は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
発明の固体撮像素子は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0035】
【発明の効果】上述の本発明によるオンチップカラーフ
ィルタによれば、屈折率の異なる少なくとも2種以上の
膜から成る多層膜から光学フィルタを構成してオンチッ
プカラーフィルタを形成することにより、多層膜の膜厚
や層数の設計を調節すれば任意の分光特性を得ることが
できる。また、カラーレジストで生じていた紫外線等に
よる分光特性の経時変化がない。
ィルタによれば、屈折率の異なる少なくとも2種以上の
膜から成る多層膜から光学フィルタを構成してオンチッ
プカラーフィルタを形成することにより、多層膜の膜厚
や層数の設計を調節すれば任意の分光特性を得ることが
できる。また、カラーレジストで生じていた紫外線等に
よる分光特性の経時変化がない。
【0036】また、上述のオンチップカラーフィルタを
固体撮像素子に用いることにより、各画素毎に所定の色
の入射光が得られるようにすることができる。さらに、
オンチップカラーフィルタをレンズ形状にすることによ
り、オンチップレンズと兼用することができ、従来のよ
うにオンチップカラーフィルタとオンチップレンズとを
別個に設ける必要がなく、その分層厚を薄くしてレンズ
と受光部の距離を短く短縮できる。従って、より集光効
果を発揮することができる。
固体撮像素子に用いることにより、各画素毎に所定の色
の入射光が得られるようにすることができる。さらに、
オンチップカラーフィルタをレンズ形状にすることによ
り、オンチップレンズと兼用することができ、従来のよ
うにオンチップカラーフィルタとオンチップレンズとを
別個に設ける必要がなく、その分層厚を薄くしてレンズ
と受光部の距離を短く短縮できる。従って、より集光効
果を発揮することができる。
【図1】本発明の一実施の形態の固体撮像素子の要部の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】従来の固体撮像素子の要部の概略断面図であ
る。
る。
1…固体撮像素子、2…センサ(受光部)、3…ゲート
絶縁膜、4,4A,4B…転送電極、5…層間絶縁膜、
6…遮光膜、7…層間絶縁層、8…平坦化膜、10…オ
ンチップカラーフィルタ、10A…SiO2 膜、10B
…TiO2 膜
絶縁膜、4,4A,4B…転送電極、5…層間絶縁膜、
6…遮光膜、7…層間絶縁層、8…平坦化膜、10…オ
ンチップカラーフィルタ、10A…SiO2 膜、10B
…TiO2 膜
Claims (4)
- 【請求項1】 屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
から成る多層膜を形成して光学フィルタを構成すること
を特徴とするオンチップカラーフィルタ。 - 【請求項2】 上記屈折率の異なる膜として、酸化シリ
コン膜及び酸化チタン膜を用いることを特徴とする請求
項1に記載のオンチップカラーフィルタ。 - 【請求項3】 屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜
から成る多層膜により構成されたオンチップカラーフィ
ルタを用い、 上記オンチップカラーフィルタがレンズ形状に形成され
て成ることを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項4】 上記屈折率の異なる膜として、酸化シリ
コン膜及び酸化チタン膜を用いることを特徴とする請求
項3に記載の固体撮像素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354731A JP2000180621A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354731A JP2000180621A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000180621A true JP2000180621A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18439537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10354731A Pending JP2000180621A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000180621A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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