JPH09229390A - 温水床暖房構造 - Google Patents
温水床暖房構造Info
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- JPH09229390A JPH09229390A JP8036997A JP3699796A JPH09229390A JP H09229390 A JPH09229390 A JP H09229390A JP 8036997 A JP8036997 A JP 8036997A JP 3699796 A JP3699796 A JP 3699796A JP H09229390 A JPH09229390 A JP H09229390A
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Abstract
することができ、しかも外観性および実用性の点におい
ても優れた温水床暖房構造を提供する。 【解決手段】 根太(2)と床仕上げ材(3)との間
に、温水循環用パイプ(4)を備えた下地構成材パネル
(1)を配置する。
Description
に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、合
板下地タイプの床構造に適した温水床暖房構造に関する
ものである。
温水床暖房パネルを床面材等として用い、パイプに循環
させた温水の熱によって床面を暖房する温水床暖房シス
テムが知られている。このような温水床暖房システムに
おいては、たとえば図6に示したような温水床暖房パネ
ル(ア)が用いられている。すなわち、このパネル
(ア)は、その裏面に温水循環用パイプ(イ)を埋設
し、このパイプ(イ)を流れる温水の熱によってパネル
(ア)の表面が加熱されるようになっている。また、パ
イプ(イ)の端部はパネル(ア)の下面から引出し、隣
接するパネルのパイプおよび温水供給機への接続管とヘ
ッダ配管するようになっている。
7に例示したような合板下地タイプの床構造がその建築
の主流となってきている。この床構造の場合には、大引
(ウ)上に一定間隔で設置した根太(エ)の間に断熱材
(オ)を配設し、根太(エ)上に掛け渡した捨貼り合板
(カ)を介して床仕上げ材(キ)を貼り合わせた構造と
して施工されるのが一般的である。
いて温水床暖房システムを構成する場合には、従来よ
り、図8(a)(b)にそれぞれ側面図および正面断面
図を例示したような構造として温水床暖房パネル(ア)
が施工されてきた。すなわち、床仕上げ材として温水床
暖房パネル(ア)を用い、根太(エ)に掛け渡した捨貼
り合板(カ)の上に、根太(エ)に対して直交する方向
で温水床暖房パネル(ア)が貼り合わされている。そし
て、最端部の根太空間(ク)においてパイプ(イ)を引
出してヘッダ配管するようにしている。
貼り合板(カ)と床仕上げ材(キ)との間に温水床暖房
パネル(ア)を配設した床構造も提案されている。
例示したような床構造の場合には、最端部の根太空間
(ク)においてパイプ(イ)を引出すために、図中楕円
で示した位置には捨貼り合板(カ)を配置することがで
きないという不都合があった。しかも、床仕上げ材
(キ)として温水床暖房パネル(ア)を用いるため、床
仕上げ材の種類が限定されてしまうという問題点も生じ
ていた。
ネル(ア)を床仕上げ材(キ)と捨貼り合板(カ)との
間に介在させた場合には、温水床暖房パネル(ア)を配
設した床面が他の床面より高くなってしまい、外観性の
点からも、実用性の点からも好ましいものではなかっ
た。この発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされた
ものであって、従来の合板下地タイプの床構造における
温水床暖房システムの欠点を解消し、簡単に施工するこ
とができ、しかも外観性および実用性の点においても優
れた温水床暖房構造を提供することを目的としている。
を解決するものとして、根太と床仕上げ材との間に、温
水循環用パイプを備えた下地構成材パネルが配置されて
いることを特徴とする温水床暖房構造を提供する。ま
た、この発明においては、上記の下地構成材パネルが、
(a)裏面溝部に温水循環用パイプを埋設した基材合板
に底板を配設した構造を有すること、(b)枠材と底板
とからなるケース体内の断熱材に温水循環用パイプを埋
設し、このケース体上面に均熱板を配設した構造を有す
ること、または(c)温水循環用パイプを埋設した断熱
材を基材合板の裏面に配設した構造を有すること、をそ
れぞれ好ましい態様としてもいる。
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
示した側面図である。たとえばこの図1に示した温水床
暖房構造においては、下地構成材パネル(1)を根太
(2)に対して直角に掛け渡し固定し、この下地構成材
パネル(1)上に床仕上げ材(3)を貼り合わせる。下
地構成材パネル(1)には温水循環用パイプ(4)が埋
設されており、このパイプ(4)の端部は下地構成材パ
ネル(1)の下面から根太空間(5)に引き出されてヘ
ッダ配管される。
(6)と同一の厚みを有しており、隣接する捨貼り合板
(6)と互いの端面を突き合わせて貼り合わせることが
できる(図中楕円部)。従って、床全面に捨貼り合板を
施工したのと同様の下地構成が可能となる。また、温水
床暖房構造を施工した床面が他の床面と同一の高さとな
り、床仕上げ材の種類等も限定されない。
成材パネル(1)としては、たとえば図2の下地構成材
パネル(10)を例示することができる。この下地構成
材パネル(10)は、基材合板(11)の裏面に溝部
(12)が形成され、この溝部(12)に温水循環用パ
イプ(4)が埋設されており、さらに底板(13)が積
層されて温水循環用パイプ(4)が支持されている。温
水循環用パイプ(4)の熱は上方向および側方向に放熱
されるため、基材合板(11)が均一に加熱され、床仕
上げ材(3)も効率良く加熱することができる。このよ
うな下地構成材パネル(10)は、たとえば、基材合板
(11):厚さ9mm程度の合板、温水循環用パイプ
(4):内径4mm外径9mm程度の架橋ポリエチレン
パイプ、底板(13):厚さ2.5mm程度の合板等に
よって構成することができる。
る下地構成材パネル(1)としては、たとえば図3の下
地構成材パネル(20)を例示することもできる。この
下地構成材パネル(20)は、枠材(21)と底板(2
2)とからなるケース体(23)に断熱材(24)が配
設され、この断熱材(24)に温水循環用パイプ(4)
が上方より埋設されており、さらにこのケース体(2
3)の上面に均熱板(25)が積層されている。温水循
環用パイプ(4)の熱は均熱板(25)に直に伝達され
るため、床仕上げ材(3)を効率よく加熱することがで
きる。このような下地構成材パネル(20)は、たとえ
ば、枠材(21):30×8.5mm程度の角材、底板
(22):厚さ2.5mm程度の合板、断熱材(2
4):厚さ8.5mm程度のロックウール、温水循環用
パイプ(4):内径4mm外径9mm程度の架橋ポリエ
チレンパイプ、均熱板(25):厚さ0.6mm程度の
鋼板等によって構成することができる。
成材パネル(10)(20)は、いずれも床仕上げ材
(3)への熱抵抗が小さいため、温水循環用パイプ
(4)内の温水温度による最高到達温度が高くなり、昇
温速度が早くなるといった優れた特性を有している。図
4は、この発明の温水床暖房構造に用いることのできる
下地構成材パネルのさらに別の例を示した側面図であ
る。
は、温水循環用パイプ(4)を埋設した断熱材(31)
が、基材合板(32)の裏面に積層されている。基材合
板(32)の熱容量が大きいため、床仕上げ材(3)を
均一に加熱することができる。このような下地構成材パ
ネル(30)は、たとえば、基材合板(32):厚さ1
2mm程度の合板、断熱材(31):厚さ10mm程度
のロックウール、温水循環用パイプ(4):内径4mm
外径9mm程度の架橋ポリエチレンパイプ等によって構
成することができる。
(30)を用いた場合の温水床暖房構造を例示した側面
図である。この図5に例示したように、下地構成材パネ
ル(30)は根太(2)に対して平行に配置することが
でき、捨貼り合板(6)との貼り合わせも容易である。
もちろんこの発明は以上の例によって限定されるもので
はなく、細部の形状等については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
よって、合板下地タイプの床構造において簡単に施工す
ることができ、しかも外観性および実用性の点において
も優れた温水床暖房構造が提供される。
図である。
地構成材パネルの一例を示した正面断面図である。
地構成材パネルの別の例を示した正面断面図である。
る下地構成材パネルのさらに別の例を示した正面断面図
である。
造を例示した側面図である。
よび側面図である。
面断面図である。
を例示した側面図および正面断面図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 根太と床仕上げ材との間に、温水循環用
パイプを備えた下地構成材パネルが配置されていること
を特徴とする温水床暖房構造。 - 【請求項2】 下地構成材パネルが、裏面溝部に温水循
環用パイプを埋設した基材合板に底板を配設した構造を
有する請求項1の温水床暖房構造。 - 【請求項3】 下地構成材パネルが、枠材と底板とから
なるケース体内の断熱材に温水循環用パイプを埋設し、
このケース体上面に均熱板を配設した構造を有する請求
項1の温水床暖房構造。 - 【請求項4】 下地構成材パネルが、温水循環用パイプ
を埋設した断熱材を基材合板の裏面に配設した構造を有
する請求項1の温水床暖房構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8036997A JPH09229390A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 温水床暖房構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8036997A JPH09229390A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 温水床暖房構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09229390A true JPH09229390A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12485382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8036997A Pending JPH09229390A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 温水床暖房構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09229390A (ja) |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP8036997A patent/JPH09229390A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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