JP2907773B2 - 温水床パネル - Google Patents

温水床パネル

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JP2907773B2 JP11283896A JP11283896A JP2907773B2 JP 2907773 B2 JP2907773 B2 JP 2907773B2 JP 11283896 A JP11283896 A JP 11283896A JP 11283896 A JP11283896 A JP 11283896A JP 2907773 B2 JP2907773 B2 JP 2907773B2
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宗一郎 川田
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温水床パネルに
関するものである。さらに詳しくは、この発明は、蓄熱
パイプからの熱ロスを軽減するとともに、製造コストを
低減させ、軽量化をも図ることのできる温水床パネルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の室内暖房の一方策と
して、床暖房システムが知られており、熱媒体として温
水を利用した温水床暖房システムが提供されている。こ
の温水床暖房システムについては、電気料金の安い深夜
電力を利用し、ランニングコストの低減を図ることので
きる、蓄熱方式の温水床暖房システムが検討され始めて
もいる。
【0003】この出願の出願人は、蓄熱式温水床暖房シ
ステムに適用可能な温水床パネルをこれまでに提案して
いる(特願平8−10822号)。この温水床パネル
は、図8及び図9に示すことができる。図8(a)
(b)及び(c)は、各々、温水床パネルの上面図、側
面図及び下面図であり、図9は、温水床パネルの分解正
面図である。
【0004】温水床パネルは、通水可能な筒体の内部に
蓄熱材が充填された蓄熱パイプ(1)を複数備えてい
る。蓄熱パイプ(1)は、並列配置され、固定枠(2)
により上下で挟持されている。また、蓄熱パイプ(1)
は、固定枠(2)を枠材(3)に接合することにより、
枠材(3)間に設けた裏面合板(4)の下面に配置され
るようにしている。このような蓄熱パイプ(1)は、継
手配管(5)によって直列に連結されている。
【0005】温水床パネルは、また、蛇行した放熱パイ
プ(6)を備えてもおり、この放熱パイプ(6)は、裏
面合板(4)の上面に配置されている。裏面合板(4)
の上面には、放熱パイプ(6)の間を埋めるように、ロ
ックウール等の保温材(7)が設けられ、この上にアル
ミニウム箔等の均熱板(8)が配置されている。そし
て、放熱パイプ(6)は、継手配管(9)によって蓄熱
パイプ(1)と接続している。
【0006】たとえば以上の構成を有する温水床パネル
では、暖房時に循環する水が、蓄熱パイプ(1)を通過
する際に、蓄熱材に蓄積されていた熱によって加温さ
れ、温水となる。この温水が放熱パイプ(6)を流れる
とき、熱を放出し、この熱が均熱板(7)に移り、床面
を均等に加温する。こうして、暖房効果が得られる。温
水床パネルへの蓄熱は、深夜電力を用いて水を加熱し、
この温水を蓄熱パイプ(1)に通水すればよく、ランニ
ングコストの低減に有効となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこれらの図8及び図9に示した従来の温水床パネルの
場合には、蓄熱パイプ(1)は、固定枠(2)によって
挟持されているだけであり、温水床パネルにおいて露出
しており、このため、蓄積した熱が逃げやすく、熱ロス
が避けられなかった。
【0008】また、温水床パネルは、躯体として、枠材
(3)及び裏面合板(4)を有し、さらに、蓄熱パイプ
(1)の固定のために固定枠(2)が用いられもするた
め、躯体構造が複雑となっており、製造コストが高く、
重量の重いものとなってもいた。この発明は、以上の通
りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の蓄熱式温
水床暖房システムの利点を活かしつつ、これに適用可能
な温水床パネルの上記欠点を解消して、蓄熱パイプから
の熱ロスを軽減するとともに、製造コストを低減させ、
軽量化をも図ることのできる温水床パネルを提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、通水可能な筒体内部に蓄熱材が
充填された蓄熱パイプが、上下より発泡断熱材で被覆さ
れ、上部発泡断熱材の上面側には凹部が形成されて、こ
の凹部に放熱パイプが収納されるとともに、放熱パイプ
の上に均熱板が設けられたことを特徴とする温水床パネ
ルを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って実施例をも示
しつつ、この発明の温水床パネルについてさらに詳しく
説明する。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の温水床パネルの一実施例
を示した分解斜視図である。たとえばこの図1に示した
例においては、通水可能な筒体内部に蓄熱材が充填され
た蓄熱パイプ(11)が3本並列配置されており、これ
ら3本の蓄熱パイプ(11)をその上下に配置される上
部及び下部発泡断熱材(12)(13)で被覆し、ま
た、これに収容支持するようにしている。蓄熱パイプ
(11)は、継ぎパイプ(14)によって直列に接続さ
れており、隣接する温水床パネル間との接続には、ワン
タッチ継手(15)が使用されるようにしてもいる。
【0012】図2及び図3は、下部発泡断熱材(12)
の一例を示している。図2<a>及び<b>は、各々、
下部発泡断熱材(12)の上面図及び側面図であり、図
3<a><b><c>及び<d>は、各々、図2<a>
のA−A,B−B,C−C及びD−D断面図である。こ
れらの図2及び図3に例示したように、下部発泡断熱材
(12)には、蓄熱パイプ(11)を収容可能とするよ
うに、その外形下半部の形状に略等しい凹部(16)が
上面側に形成されている。また、両端部には、継ぎパイ
プ(14)及びワンタッチ継手(15)を収容可能とし
た凹部(17)(18)が形成されてもいる。これら凹
部(16)(17)(18)により、蓄熱パイプ(1
1)は、継ぎパイプ(14)及びワンタッチ継手(1
5)を接続した状態においても、下部発泡断熱材(1
2)に収容され、支持可能となる。
【0013】図4及び図5は、上部発泡断熱材(13)
の一例を示している。図4<a><b>及び<c>は、
各々、上部発泡断熱材(13)の上面図、側面図及び下
面図であり、図<a><b><c>及び<d>は、各
々、図<a>及び<c>のA−A,B−B,C−C及
びD−D断面図である。上部発泡断熱材(13)には、
その裏面側に蓄熱パイプ(11)を収容するための凹部
(19)、並びに継ぎパイプ(14)及びワンタッチ継
手(15)を収容するための凹部(20)(21)が形
成されている。このため、蓄熱パイプ(11)は、上部
及び下部発泡断熱材(12)(13)の凹部(16)
(19)に収容されたときには、丁度、上部及び下部発
泡断熱材(12)(13)によって被覆された状態とな
る。このため、従来の温水床パネルに見られた蓄熱パイ
プの露出が避けられ、蓄積された熱の放散が抑制され
る。温水床パネルの熱ロスが軽減される。
【0014】このような上部及び下部発泡断熱材(1
2)(13)の材質については、特にに制限はなく、た
とえば発泡ポリスチレン等の断熱性を有する適宜なもの
を採用することができる。また、図1に示した例におい
ては、放熱パイプ(22)を上部発泡断熱材(13)で
収納支持するようにもしている。
【0015】すなわち、図4及び図5に例示したよう
に、上部発泡断熱材(13)の上面側には、蛇行形状を
有する放熱パイプ(22)の外形形状に略等しい凹部
(23)が形成されている。放熱パイプ(22)を上部
発泡断熱材(13)に配置したときには、放熱パイプ
(22)は、その凹部(23)内に収容され、支持され
る。なお、この配置に際しては、図6の分解正面図に示
したように、上部発泡断熱材(13)との間にアルミ箔
(24)を介在させることができる。
【0016】このように、図1に示した温水床パネルに
おいては、躯体部を上部及び下部発泡断熱材(12)
(13)で構成することが可能であり、躯体構造は、従
来の温水床パネルのそれに比べ簡便となっている。温水
床パネルの製造コストの低減に寄与し、同時に、これら
上部及び下部発泡断熱材(12)(13)は、発泡材で
もあることから軽量であり、温水床パネルの軽量化が促
進される。
【0017】放熱パイプ(22)は、図1に示したよう
に、蓄熱パイプ(11)と継ぎパイプ(25)を介して
接続され、また、隣接する温水床パネル間とはワンタッ
チ継手(26)で接続することができるようにしてい
る。そして、温水床パネルには、図6にも例示したよう
に、アルミ箔等から形成可能な均熱板(27)が、放熱
パイプ(22)の上に配置される。
【0018】たとえば以上の構成を有する温水床パネル
は、図7の要部断面図に示したように、住宅等の床下に
設けられた根太(28)間の下地材(29)上に設置す
ることができる。温水床パネルの躯体部は、上記の通
り、上部及び下部発断熱材(12)(13)により構
成されているため、圧縮に関して自由度があり、クッシ
ョン性に富んでおり、従って、床下に良好に密着する。
床面の効果的かつ均一な暖房に有効であり、また、上方
からの荷重に対して蓄熱パイプ(11)を保護するのに
効果的ともなる。
【0019】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。蓄熱パイプの構成、構造及び設
置本数、上部及び下部発泡蓄熱材の構造及び材質等の細
部については様々な態様が可能であることは言うまでも
ない。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、蓄熱パイプからの熱ロスを軽減することができ
る。また、製造コストの低減が図られ、軽量化が促進す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の温水床パネルの一実施例を示した分
解斜視図である。
【図2】<a>及び<b>は、各々、下部発泡断熱材の
一例を示した上面図及び側面図である。
【図3】<a><b><c>及び<d>は、各々、図2
<a>のA−A,B−B,C−C及びD−D断面図であ
る。
【図4】<a><b>及び<c>は、各々、上部発泡断
熱材の一例を示した上面図、側面図及び下面図である。
【図5】<a><b><c>及び<d>は、各々、図
<a>及び<c>のA−A,B−B,C−C及びD−D
断面図である。
【図6】温水床パネルの一例を示した分解正面図であ
る。
【図7】図1に示した温水床パネルを床下に設置した状
態を示した要部断面図である。
【図8】(a)(b)及び(c)は、各々、従来の温水
床パネルを示した上面図、側面図及び下面図である。
【図9】図8に示した温水床パネルの分解正面図であ
る。
【符号の説明】
11 蓄熱パイプ 12 下部発泡断熱材 13 上部発泡断熱材 14 継ぎパイプ 15 ワンタッチ継手 16,17,18 凹部 19,20,21 凹部 22 放熱パイプ 23 凹部 24 アルミ箔 25 継ぎパイプ 26 ワンタッチ継手 27 均熱板 28 根太 29 下地材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水可能な筒体内部に蓄熱材が充填され
    た蓄熱パイプが、上下より発泡断熱材で被覆され、上部
    発泡断熱材の上面側には凹部が形成されて、この凹部に
    放熱パイプが収納されるとともに、放熱パイプの上に均
    熱板が設けられたことを特徴とする温水床パネル。
  2. 【請求項2】 上部発泡断熱材の下面側及び下部発泡断
    熱材の上面側に、蓄熱パイプの外形形状に略等しい凹部
    が設けられ、この凹部に蓄熱パイプが収容支持されてい
    る請求項1記載の温水床パネル。
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