JPH09227555A - チエニルピラゾール誘導体 - Google Patents

チエニルピラゾール誘導体

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JPH09227555A
JPH09227555A JP8029222A JP2922296A JPH09227555A JP H09227555 A JPH09227555 A JP H09227555A JP 8029222 A JP8029222 A JP 8029222A JP 2922296 A JP2922296 A JP 2922296A JP H09227555 A JPH09227555 A JP H09227555A
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JP
Japan
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formula
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thienyl
ethyl
pyrazole
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Ceased
Application number
JP8029222A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Taguchi
稔 田口
Taketoshi Okubo
武利 大久保
Misa Yoshimura
美砂 吉村
Yuichi Hatada
祐一 畑田
Tomoki Ota
知己 太田
Kazuyuki Tomizawa
一雪 冨沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α1−アドレナリン受容体を遮断することに
より、降圧作用または排尿障害改善作用を示す化合物を
提供する。 【構成】 式 【化1】 [式中、R1は水素原子、アルキル基、式 −(CH2
mCO23で表される基、ヒドロキシアルキル基、式
−(CH2)nCONH2で表される基、式 −(CH2
pCNで表される基、式 【化2】 で表される基、置換もしくは無置換のフェニル基または
ピリジル基を示し、R2は置換もしくは無置換のフェニ
ル基を示し、lは1〜3の整数を示す。]で表されるチ
エニルピラゾール誘導体及びその薬学的に許容される
塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α1−アドレナリン受
容体を遮断することにより降圧作用または排尿障害改善
作用を有するチエニルピラゾール誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】α1−アドレナリン受容体遮断薬は、主
に、降圧薬として用いられており、心拍出量や臓器還流
量を減少させないことから、心機能の低下している症例
や腎機能の低下している症例にも使用できることが特徴
である。更に、近年、排尿障害の改善剤としても用いら
れている。降圧薬としては、プラゾシン、ドキサゾシ
ン、ウラピジルなどが、排尿障害治療薬としては、タム
スロシン、プラゾシンが知られているが、本発明の化合
物に構造上類似しているものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、α1
−アドレナリン受容体を遮断することにより、降圧作用
または排尿障害改善作用を示す化合物を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
達成するために鋭意研究を進めた結果、ある種のチエニ
ルピラゾール誘導体がα1−アドレナリン受容体を遮断
することにより降圧作用または排尿障害改善作用を有す
ることを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本発
明は式(I)
【0005】
【化3】
【0006】[式中、R1は水素原子、アルキル基、式 −(CH2)mCO23 (式中、R3は水素原子またはアルキル基を示し、mは
0〜3の整数を示す。)で表される基、ヒドロキシアル
キル基、式 −(CH2)nCONH2 (式中、nは0〜3の整数を示す。)で表される基、式 −(CH2)pCN(式中、pは0〜3の整数を示す。)
で表される基、式(II)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、qは0〜3の整数を示す。)で表
される基、「水酸基、ハロゲン原子、アルコキシカルボ
ニル基およびカルボキシル基」からなる群より選ばれる
基の1もしくは2個で置換されていてもよいフェニル
基、または2〜4位で置換したピリジル基を示し、R2
は「水酸基、ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキ
シ基」からなる群より選ばれる基の1〜3個で置換され
ていてもよいフェニル基を示し、lは1〜3の整数を示
す。]で表されるチエニルピラゾール誘導体及びその薬
学的に許容される塩である。
【0009】本発明においてアルキル基とは、炭素原子
数1〜4個の直鎖状または分枝鎖状のものを示し、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、t−ブチル基を挙げることが
できる。また、アルコキシ基とは、炭素原子数1〜4個
の直鎖状または分枝鎖状のものを示し、例えばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプロ
ポキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基を挙げるこ
とができる。ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子またはヨウ素原子である。
【0010】式(I)の化合物の薬学的に許容される塩
とは、酸付加塩またはアルカリ付加塩である。酸付加塩
とは、無機酸又は有機酸が付加した塩であり、例えば塩
酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、グリコール酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、アス
コルビン酸、サリチル酸、乳酸、リンゴ酸、メタンスル
ホン酸、パラトルエンスルホン酸を挙げることができ
る。また、アルカリ付加塩とは、アルカリ金属または有
機塩基が付加した塩であり、例えばナトリウム、カリウ
ム、アンモニア、アルキルアミンを挙げることができ
る。なお、R2で定義されるフェニル基の置換基が2個
あるいは3個である場合、当該置換基は同一であっても
異なっていてもよい。また、R1はピラゾール環の2つ
の窒素のどちらか1つを置換するものである。
【0011】本発明の化合物は、例えば下記に示す方法
に従って製造することができる。すなわち、式
【0012】
【化5】
【0013】(式中、lは前記と同意義であり、X1
ハロゲン原子、メタンスルホン酸エステルあるいはトル
エンスルホン酸エステルを示す。)と式(III)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R2は前記と同意義である。)で
表される化合物を反応させることにより、式
【0016】
【化7】
【0017】(式中、R2およびlは前記と同意義であ
る。)で表される化合物を得る。ここで、溶媒として
は、ベンゼン系溶媒(トルエン、ベンゼンなど)、ジメ
チルホルムアミドまたはアセトニトリルなどを用いるこ
とができる。反応温度は0〜150℃であり、反応時間
は10分間〜48時間である。なお当反応では、塩基
(例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミンなど)と必
要に応じてヨウ化金属(例えば、ヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウムなど)を用いることもできる。
【0018】次に、上記で得た化合物と、式(IV)
【0019】
【化8】
【0020】(式中、R4およびR5はそれぞれ低級アル
キル基を示すかまたはR4とR5は一緒になって隣接する
窒素原子と共に複素環を示し、R6は低級アルキル基を
示す。)で表される化合物を反応させることにより、式
【0021】
【化9】
【0022】(式中、R2、R4、R5およびlは前記と
同意義であり、E体およびZ体いずれも示す。)で表さ
れる化合物を得る。この反応は、無溶媒であっても、溶
媒としてジメチルホルムアミドを用いてもよい。反応温
度は室温〜250℃であり、反応時間は10分間〜48
時間である。
【0023】次に、上記で得た化合物と、式 R1−HNNH2 (V) (式中、R1は前記と同意義である。)で表される化合
物またはその酸付加塩を反応させることにより、式(V
I)
【0024】
【化10】
【0025】(式中、R1、R2およびlは前記と同意義
である。)で表される本発明の化合物の一部を得ること
ができる。ここで、溶媒としてはアルコール系溶媒(メ
タノール、エタノールなど)を用いることができる。ま
た、必要に応じて酢酸あるいは酢酸ナトリウムを用いる
ことができる。反応温度は0℃〜100℃であり、反応
時間は10分間〜24時間である。本反応生成物のR1
(ただし水素原子を除く)の置換位置については、式
(VI)の化合物が選択的に得られることがNMR−NO
Eなど各種機器分析により明かとなっている。
【0026】一方、式(VI)の化合物において、R1
水素原子である化合物と塩基存在下、式 R7−X2 [式中、R7は「水素原子、式(II)の基、「水酸基、
ハロゲン原子およびカルボキシル基」からなる群より選
ばれる基の1もしくは2個で置換されていてもよいフェ
ニル基、または2〜4位で置換したピリジル基」以外の
1を示し、X2はハロゲン原子を示す。]で表される化
合物を反応させることにより、式(VII)
【0027】
【化11】
【0028】(式中、R2、R7およびlは前記と同意義
である。)で表される本発明の化合物の一部を得ること
ができる。ここで、塩基としては水素化ナトリウムなど
の金属水素化物、ブチルリチウムまたはリチウムジイソ
プロピルアミドなどの有機塩基、ナトリウムメトキシド
などのアルコラート、水酸化カリウムまたは炭酸カリウ
ムなどの無機塩基を用いることができる。溶媒としては
ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランあるいはジ
メチルスルホキシドなどを用いることができる。反応温
度は−75℃〜100℃であり、反応時間は10分間〜
24時間である。本反応生成物のR7の置換位置につい
ては、R7がかさ高い官能基の場合、式(VII)の化合物
が選択的に得られることが、NMR−NOEなど各種機
器分析により明らかとなっている。
【0029】別法として、式(I)において、R2がア
ルコキシ基1個で置換したフェニル基である場合、臭化
水素酸存在下、脱アルキル化することにより、式
【0030】
【化12】
【0031】(式中、R1およびlは前記と同意義であ
る。)で表わされる化合物を得ることもできる。
【0032】また、式(I)において、R2が2,4−
ジメトキシフェニル基である場合、臭化水素酸で処理す
ると式
【0033】
【化13】
【0034】(式中、R1およびlは前記と同意義であ
る。)で表わされる化合物を選択的に得ることができ
る。ここで、反応温度は室温〜還流温度であり、反応時
間は1時間〜48時間である。
【0035】さらに、式(I)において、R1が式 −(CH2)mCO23 (VIII) (式中、R3およびmは前記と同意義である。)で表さ
れる基である化合物を還元することにより、式
【0036】
【化14】
【0037】[式中、式 −(CH2)rOH (式中、rは0以外のmである。)で表される基はピラ
ゾール環の式(VIII)の基と同じ位置を置換しており、
2およびlは前記と同意義である。]で表される化合
物を得ることもできる。ここで、還元剤としては水素化
リチウムアルミニウムまたは水素化ジイソブチルアルミ
ニウムなどを用いることができる。溶媒としてはジエチ
ルエーテルまたはテトラヒドロフランなどを用いること
ができる。反応温度は−75℃〜100℃であり、反応
時間は10分間〜24時間である。
【0038】式(I)において、R1が式 −(CH2)nCONH2 (式中、nは0〜3の整数を示す。)で表される基、式 −(CH2)pCN (式中、pは0〜3の整数を示す。)で表される基また
は式(II)の基である化合物は、式(I)においてR1
が式 −(CH2)mCO29 (VIII’) (式中、mは前記と同意義であり、R9はメチル基、エ
チル基を表す。)基である化合物より合成することもで
きる。すなわち、式(IX)
【0039】
【化15】
【0040】[式中、式(VIII’)の基はピラゾール環
の2窒素のどちらに置換していてもよく、R2、R9、l
およびmは前記と同意義である。)で表される化合物
を、溶媒中アンモニアにより、式(X)
【0041】
【化16】
【0042】[式中、式 −(CH2)nCONH2 (式中、nはmと同じ整数である。)で表される基はピ
ラゾール環の式(IX)の化合物と同じ位置に置換してお
り、R2、lおよびnは前記と同意義である。]で表さ
れる化合物へ変換する。ここで、溶媒としてはメタノー
ル、エタノールなどのアルコールを用いることができ、
含水溶媒であってもよい。反応温度は室温〜還流温度で
あり、反応時間は1時間〜1週間である。次いで、脱水
剤で処理し、式(XI)
【0043】
【化17】
【0044】[式中、式 −(CH2)pCN (式中、pはmと同じ整数である。)で表される基はピ
ラゾール環の式(X)の化合物と同じ位置に置換してお
り、R2、lおよびpは前記と同意義である。]で表さ
れる化合物を得る。ここで、脱水剤としては無水酢酸、
塩化チオニル、アルキルカルボジイミド系試薬などを用
いることができる。本反応の溶媒としては、クロロホル
ムなどのハロゲン系溶媒、トルエンなどベンゼン系溶媒
あるいは無溶媒であってもよい。反応温度は室温〜還流
温度であり、反応時間は1時間〜24時間である。引続
き、アジ化化合物により、式
【0045】
【化18】
【0046】[式中、式(II)基(ただし、式中、qは
pと同じ整数である。)は、ピラゾール環の式(XI)の
化合物と同じ位置に置換しており、R2、lおよびqは
前記と同意義である。]で表される化合物を得る。ここ
で、アジ化化合物としてはアジ化ナトリウムなどを用い
ることができ、トリエチルアミン塩酸塩、酢酸アンモニ
ウム存在下であってもよい。溶媒としてはテトラヒドロ
フランなどを用いることができ、反応温度は室温〜還流
温度であり、反応時間は1時間〜3日間である。
【0047】式(I)において、lが1である化合物は
下記に示す方法に従って製造することもできる。すなわ
ち、式
【0048】
【化19】
【0049】で表される化合物と、式
【0050】
【化20】
【0051】(式中、R10はメチル基またはエチル基を
示す。)で表される化合物を溶媒中反応させることによ
り、式
【0052】
【化21】
【0053】(式中、R10は前記と同意義である。)で
表される化合物を得る。ここで溶媒としては、エーテル
系溶媒(例えば、テトラヒドロフランなど)を用いるこ
とができる。なお本反応では、縮合剤(例えば、カルボ
ニルジイミダゾールなど)と塩化金属(例えば、塩化マ
グネシウムなど)を用いることもできる。反応温度は0
℃〜50℃であり、反応時間は10分間〜24時間であ
る。
【0054】次に上記で得た化合物と、式(IV)の化合
物を反応させることにより、式
【0055】
【化22】
【0056】(式中、R4、R5およびR10は前記と同意
義であり、E体およびZ体いずれも示す。)で表される
化合物を得る。この反応は無溶媒であっても、溶媒とし
てジメチルホルムアミドを用いてもよい。反応温度は室
温〜250℃であり、反応時間は10分間〜48時間で
ある。
【0057】次に、上記で得た化合物と、式(V)の化
合物またはその酸付加塩を反応させることにより、式
【0058】
【化23】
【0059】(式中、R1およびR10は前記と同意義で
ある。)で表される化合物を得る。ここで、溶媒として
はアルコール(メタノール、エタノールなど)を用いる
ことができる。また、必要に応じて酢酸あるいは酢酸ナ
トリウムを用いることができる。反応温度は0℃〜10
0℃であり、反応時間は10分間〜24時間である。
【0060】次に、上記で得られたエステルの還元を行
うことにより、式
【0061】
【化24】
【0062】(式中、R1は前記と同意義である。)で
表される化合物を得る。ここで、還元剤としては水素化
リチウムアルミニウムまたは水素化ジイソブチルアルミ
ニウムなどを用いることができる。溶媒としてはジエチ
ルエーテルまたはテトラヒドロフランなどを用いること
ができる。反応温度は−75℃〜100℃であり、反応
時間は10分間〜24時間である。
【0063】次に上記で得た化合物に対して、ハロゲン
化剤(例えば三臭化りんなど)、または塩化スルホニル
化合物(例えば塩化メタンスルホニルなど)を反応させ
ることにより、式
【0064】
【化25】
【0065】(R1は前記と同意義であり、X3はハロゲ
ン原子、メタンスルホン酸エステルあるいはトルエンス
ルホン酸エステルを示す。)で表される化合物を得る。
ここで溶媒としては、塩基性溶媒(ピリジンなど)を用
いることができる。反応温度は0〜150℃であり、反
応時間は10分間から12時間である。
【0066】次に上記化合物と式(III)の化合物を反
応させることにより、式
【0067】
【化26】
【0068】(式中、R1とR2は前記と同意義であ
る。)で表される本発明の化合物を得る。ここで、溶媒
としては、ベンゼン系溶媒(トルエン、ベンゼン)、ジ
メチルホルムアミドまたはアセトニトリルなどを用いる
ことができる。反応温度は0〜150℃であり、反応時
間は10分間〜48時間である。なお本反応では、塩基
(例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミンなど)と必
要に応じてヨウ化金属(例えば、ヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウムなど)を用いることもできる。
【0069】式(I)において、R1が式 −(CH2)mCO2H (式中、mは前記と同意義である。)で表される基であ
る化合物は、次の方法により得ることもできる。
【0070】すなわち、式(IX)の化合物を酸(例えば
塩酸など)またはアルカリ(例えば水酸化ナトリウムな
ど)により加水分解し、式
【0071】
【化27】
【0072】[式中、式 −(CH2)mCO2H で表される基はピラゾール環の式(IX)の化合物と同じ
位置の窒素を置換しており、R2、lおよびmは前記と
同意義である。この反応は無溶媒であっても、溶媒とし
てアルコール(例えばメタノール、エタノール、イソプ
ロパノールなど)を用いてもよい。反応温度は0℃〜1
50℃であり、反応時間は10分間〜24時間である。
【0073】
【発明の効果】本発明の化合物は、後記試験例より明ら
かなように、α1−アドレナリン受容体を遮断すること
による平滑筋収縮抑制作用を有するので、降圧剤および
排尿障害改善剤として有用である。
【0074】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。 (実施例1) 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール (1)4−クロロ−2−ブチロチエノン1.5gと2−
メトキシフェニルピペラジン1.82gをトルエン30
mlに溶解し、トリエチルアミン3.32mlを加え1
5時間加熱還流した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣
に水を加え、塩化メチレン抽出し、飽和重曹水、飽和食
塩水で順次洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮
する。残渣をシリカゲルクロマトに付し(展開溶媒:ヘ
キサン:酢酸エチル=4:1〜3:1)、4−[4−
(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]−1−(2−チ
エニル)−1−ブタノン1.14gを得た。
【0075】(2)(1)で得られた4−[4−(2−
メトキシフェニル)ピペラジノ]−1−(2−チエニ
ル)−1−ブタノン20gの、ジメチルホルムアミド
ジメチルアセタール100ml溶液を31時間加熱還流
した。反応液を減圧下溶媒留去後、残渣に酢酸エチルを
加え、水および飽和食塩水で順次洗浄した。次いで、硫
酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮し2−ジメチルアミ
ノメチレン−4−[4−(2−メトキシフェニル)ピペ
ラジノ]−1−(2−チエニル)−1−ブタノン23.
2gを得た。
【0076】(3)(2)で得られた2−ジメチルアミ
ノメチレン−4−[4−(2−メトキシフェニル)ピペ
ラジノ]−1−(2−チエニル)−1−ブタノン6.0
gのエタノール60ml溶液に、ヒドラジン1水和物
0.83gと酢酸0.95mlを加え室温下3日間撹拌
した。反応液を減圧下溶媒留去後、残渣に酢酸エチルを
加え、飽和重曹水、水および飽和食塩水で順次洗浄し
た。次いで、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮し標
記化合物4.23gを得た。
【0077】1H−NMR(CDCl3) δppm;
2.62〜2.82(6H,m)、2.86〜2.99
(2H,m)、3.05〜3.21(4H,m)、3.
87(3H,s)、6.82〜7.06(4H,m)、
7.11(1H,dd,J=4,5Hz)、7.26〜
7.36(2H,m)、7.52(1H,s)。
【0078】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニル)ピラ
ゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
80(8H,m)、3.00〜3.20(4H,m)、
3.82(3H,s)、3.86(3H,s)、6.8
2〜7.02(4H,m)、7.07(1H,dd,J
=1,4Hz)、7.16(1H,dd,J=4,5H
z)、7.44(1H,s)、7.48(1H,dd,
J=1,5Hz)。 1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2
−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
80(8H,m)、2.97〜3.18(4H,m)、
3.85(3H,s)、3.95(2H,t,J=5H
z)、4.16(2H,t,J=5Hz)、6.82〜
7.02(4H,m)、7.08(1H,dd,J=
2,4Hz)、7.15(1H,dd,J=4,5H
z)、7.48(1H,dd,J=2,5Hz)、7.
50(1H,s)。
【0079】1−エトキシカルボニルメチル−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;1.25(3
H,t,J=7Hz)、2.52〜2.78(8H,
m)、2.97〜3.18(4H,m)、3.85(3
H,s)、4.20(2H,q,J=7Hz)、4.8
2(2H,s)、6.82〜7.17(6H,m)、
7.49(1H,dd,J=2,5Hz)、7.54
(1H,s)。 1−アミノカルボニルメチル−4−[2−[4−(2−
メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2−
チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.52〜2.
79(8H,m)、2.97〜3.18(4H,m)、
3.84(3H,s)、4.76(2H,s)、5.4
2〜5.56(1H,br)、6.07〜6.25(1
H,br)、6.81〜7.06(4H,m)、7.0
8(1H,dd,J=2,4Hz)、7.16(1H,
dd,J=4,5Hz)、7.51(1H,dd,J=
2,5Hz)、7.61(1H,s)。
【0080】1−シアノメチル−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2
−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
80(8H,m)、3.00〜3.20(4H,m)、
3.34(3H,s)、4.98(2H,s)、6.8
1〜7.06(4H,m)、7.16〜7.27(2
H,m)、7.56(1H,dd,J=2,5Hz)、
7.59(1H,s)。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−フェニル−5−(2−チエニル)ピ
ラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.60〜2.
87(8H,m)、3.03〜3.21(4H,m)、
3.85(3H,s)、6.78〜7.07(6H,
m)、7.25〜7.42(6H,m)、7.68(1
H,s)。
【0081】4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ピリジル)−5
−(2−チエニル)ピラゾール(化合物1)1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.57〜2.
82(8H,m)、2.99〜3.18(4H,m)、
3.86(3H,s)、6.82〜7.09(6H,
m)、7.20(1H,m)、7.36〜7.45(2
H,m)、7.72(1H,m)、7.73(1H,
s)、8.39(1H,dd,J=2,5Hz)。 1−(4−フルオロフェニル)−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2
−チエニル)ピラゾール(化合物2)1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.57〜2.
85(8H,m)、3.00〜3.20(4H,m)、
3.86(3H,s)、6.82〜7.09(8H,
m)、7.20〜7.33(2H,m)、7.38(1
H,dd,J=1,5Hz)、7.66(1H,s)。
【0082】4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−(4−ベンゼンカルボ
キシリック)−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.82〜3.
37(12H,m)、3.86(3H,s)、6.75
(1H,dd,J=4,5Hz)、6.82〜7.12
(6H,m)、7.23〜7.34(2H,m)、7.
68(1H,s)、7.86〜7.97(2H,m)。 4−[2−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニル)ピラ
ゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.48〜2.
75(8H,m)、3.05〜3.17(4H,m)、
3.82(3H,s)、6.81〜7.02(4H,
m)、7.08(1H,dd,J=2,4Hz)、7.
17(1H,dd,J=5、4Hz)、7.45(1
H,s)、7.49(1H,dd,J=2,5Hz)。
【0083】4−[2−[4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(3−チ
エニル)ピラゾール 4−[2−[4−(2−クロロフェニル)ピペラジノ]
エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.60〜2.
83(6H,m)、2.86〜3.00(2H,m)、
3.02〜3.23(4H,m)、6.91〜7.16
(3H,m)、7.17〜7.41(4H,m)、7.
53(1H,s)。
【0084】4−[2−[4−(2−クロロフェニル)
ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニ
ル)ピラゾール(化合物3)1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.52〜2.
78(8H,m)、2.98〜3.18(4H,m)、
3.82(3H,s)、6.97(1H,dt,J=
2,8Hz)、7.01〜7.13(2H,m)、7.
14〜7.28(2H,m)、7.35(1H,dd,
J=2,8Hz)、7.46(1H,s)、7.49
(1H,dd,J=2,5Hz)。 1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2−[4−(2
−クロロフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2−
チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.45〜2.
93(8H,m)、2.93〜3.17(4H,m)、
3.96(2H,t,J=6Hz)、4.17(2H,
t,J=6Hz)、6.88〜7.28(5H,m)、
7.34(1H,dd,J=2,8Hz)、7.50
(1H,dd,J=2,4Hz)、7.51(1H,
s)。
【0085】4−[2−[4−(2,3−ジメチルフェ
ニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピ
ラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.23(3
H,s)、2.26(3H,s)、2.66〜2.76
(6H,m)、2.89〜2.97(6H,m)、6.
92(1H,t,J=8Hz)、6.94(1H,d,
J=8Hz)、7.07(1H,d,J=8Hz)、
7.11(1H,dd,J=4,5Hz)、7.32
(1H,d,J=4Hz)、7.33(1H,d,J=
5Hz)、7.54(1H,s)。 4−[2−[4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラ
ジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニル)ピ
ラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.20(3
H,s)、2.25(3H,s)、2.52〜2.76
(8H,m)、2.87〜2.97(4H,m)、3.
82(3H,s)、6.85〜6.94(2H,m)、
7.05(1H,d,J=8Hz)、7.08(1H,
dd,J=1,4Hz)、7.16(1H,dd,J=
4,5Hz)、7.45(1H,s)、7.48(1
H,dd,J=1,5Hz)。 4−[2−[4−(4−フルオロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チ
エニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.51〜2.
78(8H,m)、2.93〜3.12(4H,m)、
3.82(3H,s)、3.84(3H,s)、6.5
3〜6.66(2H,m)、6.80〜6.90(1
H,m)、7.08(1H,dd,J=1,4Hz)、
7.17(1H,dd,J=4,5Hz)、7.44
(1H,s)、7.49(1H,dd,J=1,5H
z)。
【0086】4−[2−[4−(4−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
76(8H,m)、2.92〜3.09(4H,m)、
3.82(3H,s)、3.91〜3.99(2H,
m)、4.11〜4.22(2H,m)、6.52〜
6.66(2H,m)、6.84(1H,m)、7.0
9(1H,dd,J=1,4Hz)、7.15(1H,
dd,J=4,5Hz)、7.45〜7.52(2H,
m)。 1−エトキシカルボニルメチル−4−[2−[4−(4
−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;1.24(3
H,t,J=7Hz)、2.51〜2.77(8H,
m)、2.90〜3.10(4H,m)、3.83(3
H,s)、4.20(2H,q,J=7Hz)、4.8
3(2H,s)、6.53〜6.65(2H,m)、
6.85(1H,m)、7.08(1H,dd,J=
2,4Hz)、7.13(1H,dd,J=4,5H
z)、7.48(1H,dd,J=2,5Hz)、7.
54(1H,s)。
【0087】4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チ
エニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.56〜2.
78(6H,m)、2.84〜2.98(2H,m)、
3.07〜3.22(4H,m)、3.91(3H,
s)、6.63〜6.81(2H,m)、6.92(1
H,dd,J=4、5Hz)、7.09(1H,dd,
J=2,4Hz)7.26〜7.34(3H,m)、
7.50(1H,s)。 4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チ
エニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.46〜2.
76(8H,m)、3.01〜3.19(4H,m)、
3.82(3H,s)、3.89(3H,s)、6.6
1〜7.31(5H,m)、7.41〜7.52(2
H,m)。
【0088】4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.45〜2.
80(8H,m)、3.02〜3.23(4H,m)、
3.90(3H,s)、3.83〜4.03(2H,
m)、4.08〜4.26(2H,m)、6.56〜
7.22(5H,m)、7.43〜7.55(2H,
m)。 4−[2−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラ
ゾール 4−[2−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チ
エニル)ピラゾール 4−[2−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−5−(2−チエニル)ピラゾール 4−[2−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−エトキシカルボニルメ
チル−5−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;1.25(3
H,t,J=7Hz)、2.51〜2.75(8H,
m)、2.97〜3.15(4H,m)、3.83(3
H,s)、4.20(2H,q,J=7Hz)、4.8
3(2H,s)、6.75(1H,d,J=9Hz)、
6.85(1H,d,J=3Hz)、6.93(1H,
dd,J=3,9Hz)、7.08(1H,dd,J=
2,4Hz)、7.14(1H,dd,J=4,5H
z)、7.48(1H,dd,J=2,5Hz)、7.
54(1H,s)。
【0089】4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)
ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.62〜2.
82(6H,m)、2.86〜2.98(2H,m)、
2.99〜3.13(4H,m)、3.78(3H,
s)、3.83(3H,s)、6.43(1H,dd,
J=3,8Hz)、6.48(1H,d,J=3H
z)、6.88(1H,d,J=8Hz)、7.10
(1H,dd,J=4,5Hz)、7.28〜7.35
(2H,m)、7.52(1H,s)。 4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペ
ラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニル)
ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
78(8H,m)、2.93〜3.12(4H,m)、
3.77(3H,s)、3.82(3H,s)、3.8
4(3H,s)、6.42(1H,dd,J=3,8H
z)、6.48(1H,d,J=3Hz)、6.86
(1H,d,J=8Hz)、7.08(1H,dd,J
=2,4Hz)、7.15(1H,dd,J=4,5H
z)、7.43(1H,s)、7.48(1H,dd,
J=2,5Hz)。
【0090】4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2
−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.47〜2.
80(8H,m)、2.93〜3.11(4H,m)、
3.76(3H,s)、3.82(3H,s)、3.9
6(2H,t,J=5Hz)、4.16(2H,t,J
=5Hz)、6.42(1H,dd,J=3,8H
z)、6.48(1H,d,J=3Hz)、6.87
(1H,d,J=8Hz)、7.09(1H,dd,J
=2,4Hz)、7.16(1H,dd,J=4,5H
z)、7.48(1H,dd,J=2,5Hz)、7.
50(1H,s)。
【0091】(実施例2) 1−メトキシカルボニルメチル−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2
−チエニル)ピラゾール 60%油性水素化ナトリウム0.18gをヘキサン1m
lにて2回洗浄後、ジメチルホルムアミド10mlを加
え、氷冷下4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)
ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾー
ル1.52gのジメチルホルムアミド10ml溶液を滴
下した。室温下1時間撹拌後、氷冷下臭化酢酸メチル
0.70gを加え、同温度下1時間撹拌した。反応液に
水を加え、酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマト(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチ
ル1:4)に付し、標記化合物1.29gを得た。
【0092】1H−NMR(CDCl3) δppm;
2.62〜2.82(6H,m)、2.86〜2.98
(2H,m)、3.05〜3.22(4H,m)、3.
78(3H,s)、3.87(3H,s)、4.91
(2H,s)、6.82〜7.02(4H,m)、7.
07(1H,dd,J=4,5Hz)、7.28〜7.
35(2H,m)、7.42(1H,s)。
【0093】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−メチル−3−(2−チエニル)ピラ
ゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.60〜2.
81(6H,m)、2.82〜2.96(2H,m)、
3.03〜3.22(4H,m)、3.87(3H,
s)、3.89(3H,s)、6.82〜7.03(4
H,m)、7.07(1H,dd,J=4,5Hz)、
7.22〜7.32(3H,m)。 1−エトキシカルボニル−4−[2−[4−(2−メト
キシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエ
ニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;1.47(3
H,t,J=7Hz)、2.64〜2.82(6H,
m)、2.84〜2.98(2H,m)、3.03〜
3.23(4H,m)、3.87(3H,s)、4.5
3(2H,q,J=7Hz)、6.82〜7.04(4
H,m)、7.11(1H,dd,J=4,5Hz)、
7.37(1H,dd,J=1,5Hz)、7.48
(1H,dd,J=1,4Hz)、8.07(1H,
s)。
【0094】1−シアノメチル−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2
−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.65〜2.
98(8H,m)、3.02〜3.22(4H,m)、
3.87(3H,s)、5.06(2H,s)、6.8
2〜7.04(4H,m)、7.10(1H,dd,J
=4,5Hz)、7.29〜7.38(1H,m)、
7.52(1H,s)。
【0095】(実施例3) 4−[2−[4−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピ
ラゾール 4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペ
ラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール
0.83gの47%臭化水素酸20mlを14時間加熱
還流した。反応液に水酸化ナトリウムを加え中和し、酢
酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濾過後濃縮し標記化合物0.68g
を得た。1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.62〜2.
83(6H,m)、2.84〜2.97(2H,m)、
2.97〜3.11(4H,m)、3.82(3H,
s)、6.34(1H,dd,J=3,8Hz)、6.
43(1H,d,J=3Hz)、6.81(1H,d,
J=8Hz)、7.10(1H,dd,J=4,5H
z)、7.23〜7.36(2H,m)、7.52(1
H,s)。
【0096】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−
チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.50〜2.
83(8H,m)、2.88〜3.12(4H,m)、
3.77(3H,s)、3.81(3H,s)、6.3
2(1H,dd,J=3,8Hz)、6.41(1H,
d,J=3Hz)、6.76(1H,d,J=8H
z)、7.06(1H,dd,J=1,4Hz)、7.
13(1H,dd,J=4,5Hz)、7.45(1
H,s)、7.47(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0097】(実施例4) 1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2
−チエニル)ピラゾール 水素化リチウムアルミニウム76mgのテトラヒドロフ
ラン5ml懸濁溶液に、氷冷下1−メトキシカルボニル
メチル−4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピ
ペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール
0.44gのテトラヒドロフラン2ml溶液を滴下し、
同温度下1時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、不溶物をセライト濾過し酢酸エチルで
洗浄後溶媒留去した。残渣に酢酸エチルを加え、10%
水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマト(展開溶媒;酢酸エチル)に付し、
標記化合物0.31gを得た。
【0098】1H−NMR(CDCl3) δppm;
2.62〜2.81(6H,m)、2.84〜2.96
(2H,m)、3.04〜3.21(4H,m)、3.
87(3H,s)、3.97〜4.06(2H,m)、
4.17〜4.26(2H,m)、6.83〜7.03
(4H,m)、7.08(1H,dd,J=4,5H
z)、7.25〜7.32(2H,m)、7.38(1
H,s)。
【0099】(実施例5) 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−[(テトラゾール−5−イル)メチ
ル]−5−(2−チエニル)ピラゾール (1)1−メトキシカルボニルメチル−4−[2−[4
−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5
−(2−チエニル)ピラゾール4.41gの飽和アンモ
ニアメタノール100ml溶液を室温下3日間撹拌後、
溶媒留去した。残渣に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマト(展開溶媒;クロロホル
ム:メタノール=19:1)に付し、1−アミノカルボ
ニルメチル−4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−5−(2−チエニル)ピラ
ゾール2.39gを得た。
【0100】(2)(1)で得られた1−アミノカルボ
ニルメチル−4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−5−(2−チエニル)ピラ
ゾール1.87gの無水酢酸18ml溶液を3.5時間
加熱還流後、水を加え炭酸水素ナトリウムで中和し酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマト(展開溶媒;クロロホルム:メタノー
ル=19:1)に付し、1−シアノメチル−4−[2−
[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]
−5−(2−チエニル)ピラゾール0.50gを得た。
【0101】(3)(2)で得られた1−シアノメチル
−4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−5−(2−チエニル)ピラゾール0.4
8gのテトラヒドロフラン10ml溶液に、トリエチル
アミン塩酸塩0.49gおよびアジ化ナトリウム0.2
3gを加え、室温下1晩撹拌後2時間加熱還流した。反
応液を濾過後、溶媒留去し標記化合物0.52gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.67〜2.
93(4H,m)、2.96〜3.40(8H,m)、
3.84(3H,s)、5.54(2H,s)、6.8
2〜7.08(5H,m)、7.12(1H,dd,J
=4,5Hz)、7.28(1H,s)、7.43(1
H,dd,J=2,5Hz)。
【0102】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−[(テトラゾール−5−イル)メチ
ル]−3−(2−チエニル)ピラゾール1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.94〜3.
23(12H,m)、3.78(3H,s)、5.43
(2H,s)、6.87〜7.02(4H,m)、7.
11(1H,dd,J=4,5Hz)、7.37(1
H,dd,J=2,4Hz)、7.47(1H,dd,
J=2,5Hz)、7.61(1H,s)。
【0103】(実施例6) 4−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]メチ
ル−3−(2−チエニル)ピラゾール (1)チオフェン−2−カルボン酸3.00gをテトラ
ヒドロフラン45mlに溶解し、氷冷下でカルボニルジ
イミダゾール4.16gを加え、室温で4時間撹拌した
後、塩化マグネシウム2.44gとマロン酸モノエチル
エステルカリウム塩4.37gを加え、室温で1晩撹拌
した。反応液に5%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出後、
硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマト(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチ
ル1:4)に付し、テノイル酢酸エチル4.70gを得
た。
【0104】(2)(1)で得たテノイル酢酸エチル
4.29gにジメチルホルムアミドジメチルアセタール
10.6ml、ピロリジン6.7mlおよびジメチルホ
ルムアミド6.2mlを加え、4時間加熱還流した。反
応液を酢酸エチルに注ぎ、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濾過後濃縮し、(1−ピロリジニル
メチレン)テノイル酢酸エチル6.86gを得た。
【0105】(3)(2)で得た(1−ピロリジニルメ
チレン)テノイル酢酸エチル6.86gをエタノール4
5mlに溶解し、ヒドラジン1水和物0.97mlと酢
酸1.14mlを加え、室温で一晩撹拌した。飽和重曹
水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマト(展開溶媒;ヘキサン:酢酸
エチル1:4)に付し、4−エトキシカルボニル−3−
(2−チエニル)ピラゾール6.35gを得た。
【0106】(4)(3)で得た4−エトキシカルボニ
ル−3−(2−チエニル)ピラゾール1.45gをテト
ラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下水素化リチウ
ムアルミニウム0.50gを加え、室温で一晩撹拌し
た。反応液に5%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後濃
縮し、4−ヒドロキシメチル−3−(2−チエニル)ピ
ラゾール1.06gを得た。
【0107】(5)(4)で得た4−ヒドロキシメチル
−3−(2−チエニル)ピラゾール0.98gをピリジ
ン10mlに溶解し、塩化メタンスルホニル0.51m
lを加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液を酢酸エ
チルに注ぎ、2%塩酸で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾
燥、濾過後濃縮し、4−メタンスルホニルオキシメチル
−3−(2−チエニル)ピラゾール0.25gを得た。
【0108】(6)(5)で得た4−メタンスルホニル
オキシメチル−3−(2−チエニル)ピラゾール0.2
5gをアセトニトリル10mlに溶解し、(2−メトキ
シフェニル)ピペラジン0.19gとトリエチルアミン
0.27mlを加え、2時間加熱還流した。反応液を酢
酸エチルに注ぎ、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥、濾過後濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
トマト(展開溶媒;酢酸エチル)に付し、標記化合物
0.07gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δppm;2.62〜2.
80(4H,m)、2.98〜3.17(4H,m)、
3.58(2H,s)、3.85(3H,s)、6.8
1〜7.05(4H,m)、7.10(1H,dd,J
=4,5Hz)、7.33(1H,dd,J=2,5H
z)、7.53〜7.60(2H,m)。
【0109】(実施例7) 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−5−(2−チエニル)ピラゾール 2塩
酸塩(化合物4) 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−5−(2−チエニル)ピラゾール0.6
4gのエタノ−ル5ml溶液に、4規定 塩化水素/酢
酸エチル溶液を加え、析出物を濾取後、メタノ−ルで再
結晶し標記化合物0.60gを得た。 m.p.249〜251℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.00〜
3.72(12H,m)、3.80(3H,s)、6.
86〜7.09(4H,m)、7.14(1H,dd,
J=4,5Hz)、7.46(1H,dd,J=2,4
Hz)、7.52(1H,dd,J=2,5Hz)、
7.71(1H,s)。
【0110】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニル)ピラ
ゾール 2塩酸塩(化合物5) m.p.207〜209℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.85〜
3.63(12H,m)、3.79(6H,s)、6.
87〜7.07(4H,m)、7.28(1H,dd,
J=4,5Hz)、7.36(1H,dd,J=1,4
Hz)、7.51(1H,s)、7.84(1H,d
d,J=1,5Hz)。 1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2
−チエニル)ピラゾール 3塩酸塩 m.p.207〜210℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.82〜
3.62(12H,m)、3.70(2H,t,J=6
Hz)、3.78(3H,s)、4.08(2H,t,
J=6Hz)、6.86〜7.10(4H,m)、7.
27(1H,dd,J=4,5Hz)、7.36(1
H,dd,J=1,4Hz)、7.56(1H,s)、
7.83(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0111】1−エトキシカルボニルメチル−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−5−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.187〜188℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;1.13
(3H,t,J=6Hz)、2.87〜3.67(12
H,m)、3.79(3H,s)、4.10(2H,
q,J=6Hz)、4.98(2H,s)、6.84〜
7.10(4H,m)、7.18〜7.21(2H,
m)、7.60(1H,s)、7.84(1H,dd,
J=2,5Hz)。 1−アミノカルボニルメチル−4−[2−[4−(2−
メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2−
チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.180〜182℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.82〜
3.64(12H,m)、3.78(3H,s)、4.
67(2H,s)、6.86〜7.08(4H,m)、
7.18〜7.31(2H,m)、7.55(1H,
s)、7.82(1H,dd,J=2,5Hz)。
【0112】4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−[(テトラゾール−5
−イル)メチル]−5−(2−チエニル)ピラゾール
2塩酸塩; m.p.169〜172℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.85〜
3.63(12H,m)、3.78(3H,s)、5.
63(2H,s)、6.84〜7.08(4H,m)、
7.28(1H,dd,J=4,5Hz)、7.41
(1H,dd,J=2,4Hz)、7.63(1H,
s)、7.86(1H,dd,J=2,5Hz)。 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−フェニル−5−(2−チエニル)ピ
ラゾール 2塩酸塩(化合物6) m.p.210〜213℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.94〜
3.67(12H,m)、3.80(3H,s)、6.
88〜7.08(4H,m)、7.12〜7.22(2
H,m)、7.23〜7.32(2H,m)、7.34
〜7.48(3H,m)、7.73(1H,dd,J=
1,5Hz)、7.82(1H,s)。
【0113】4−[2−[4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(3−チ
エニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.252.5〜254℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.08−
3.48(8H,m)、3.53−3.88(4H,
m)、6.95−7,22(5H,m)、7.45−
7.59(2H,m)、7.76(1H,s)。 4−[2−[4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラ
ジノ]エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール 2
塩酸塩 m.p.242〜245℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.17
(3H,s)、2.23(3H,s)、3.03〜3.
73(12H,m)、6.91〜6.97(2H,
m)、7.07(1H,d,J=8Hz)、7.15
(1H,dd,J=4,5Hz)、7.43(1H,d
d,J=1,4Hz)、7.52(1H,dd,J=
1,5Hz)、7.71(1H,s)。
【0114】4−[2−[4−(2,3−ジメチルフェ
ニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−
チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.260〜265℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.18
(3H,s)、2.23(3H,s)、3.02〜3.
44(12H,m)、3.84(3H,s)、6.91
〜6.99(2H,m)、7.07(1H,d,J=8
Hz)、7.13(1H,dd,J=4,5Hz)、
7.49(1H,dd,J=1,4Hz)、7.50
(1H,dd,J=1,5Hz)、7.69(1H,
s)。
【0115】4−[2−[4−(4−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−
5−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩(化合物
7) m.p.228〜228.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.86〜
3.65(12H,m)、3.79(3H,s)、3.
81(3H,s)、6.72(1H,m)、6.86〜
7.02(2H,m)、7.28(1H,dd,J=
4,5Hz)、7.36(1H,dd,J=2,4H
z)、7.51(1H,s)、7.85(1H,dd,
J=2,5Hz)。
【0116】4−[2−[4−(4−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−5−(2−チエニル)ピラゾール
3塩酸塩(化合物8) m.p.220〜221℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.82〜
3.60(13H,m)、3.69(2H,t,J=
5.0Hz)、3.80(3H,s)、4.08(2
H,t,J=5.0Hz)、6.71(1H,m)、
6.85〜7.02(2H,m)、7.26(1H,d
d,J=4,5Hz)、7.37(1H,dd,J=
2,4Hz)、7.55(1H,s)、7.84(1
H,dd,J=2,5Hz)。
【0117】4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チ
エニル)ピラゾール 3塩酸塩 m.p.213〜214.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.12〜
3.75(12H,m)、3.84(3H,s)、6.
78〜7.10(3H,m)、7.15(1H,dd,
J=4、5Hz)、7.48〜7.58(2H,m)、
7.77(1H,s)。 4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チ
エニル)ピラゾール 3塩酸塩 m.p.202.5〜203℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.86〜
3.68(12H,m)、3.79(3H,s)、3.
82(3H,s)、6.75〜7.16(3H,m)、
7.28(1H,dd,J=4,5Hz)、7.36
(1H,dd,J=2,4Hz)、7.52(1H,
s)、7.85(1H,dd,J=2,5Hz)。
【0118】4−[2−[4−(3−フルオロ−2−メ
トキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−5−(2−チエニル)ピラゾール
3塩酸塩 m.p.185.5〜186.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.84〜
3.03(2H,m)、3.06〜3.41(6H,
m)、3.45〜3.67(4H,m)、3.70(2
H,t,J=7Hz)、3.82(3H,s)、4.0
9(2H,t,J=7Hz)、6.74〜7.12(3
H,m)、7.26(1H,dd,J=4,5Hz)、
7.38(1H,dd,J=2,4Hz)、7.57
(1H,s)、7.83(1H,dd,J=2,5H
z)。
【0119】4−[2−[4−(5−クロロ−2−メト
キシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエ
ニル)ピラゾール 3塩酸塩(化合物9) m.p.234.5〜236℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.03〜
3.72(12H,m)、3.80(3H,s)、6.
90〜7.11(3H,m)、7.14(1H,dd,
J=4,5Hz)、7.47(1H,dd,J=1,4
Hz)、7.53(1H,dd,J=1,5Hz)、
7.72(1H,s)。
【0120】4−[2−[4−(5−クロロ−2−メト
キシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5
−(2−チエニル)ピラゾール 3塩酸塩(化合物1
0) m.p.176〜178℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.84〜
3.63(12H,m)、3.79(3H,s)、3.
79(3H,s)、6.90〜7.10(3H,m)、
7.28(1H,dd,J=4,5Hz)、7.36
(1H,dd,1,4Hz)、7.51(1H,s)、
7.85(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0121】4−[2−[4−(5−クロロ−2−メト
キシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−(2−ヒド
ロキシエチル)−5−(2−チエニル)ピラゾール 3
塩酸塩(化合物11) m.p.190.5〜191.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.82〜
3.61(12H,m)、3.70(2H,t,J=6
Hz)、3.79(3H,s)、4.07(2H,t,
J=6Hz)、6.88〜7.09(3H,m)、7.
26(1H,dd,J=4,5Hz)、7.36(1
H,dd,1,4Hz)、7.55(1H,s)、7.
84(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0122】4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−チエニル)
ピラゾール 3塩酸塩 m.p.217〜219℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.02〜
3.47(10H,m)、3.57〜3.71(2H,
m)、3.72(3H,s)、3.79(3H,s)、
6.48(1H,dd,J=3,9Hz)、6.58
(1H,d,J=3Hz)、6.93(1H,d,J=
9Hz)、7.15(1H,dd,J=4,5Hz)、
7.45(1H,dd,J=1,4Hz)、7.52
(1H,dd,J=1,5Hz)、7.71(1H,
s)。
【0123】4−[2−[4−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2
−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.210〜213℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.83〜
3.61(12H,m)、3.72(3H,s)、3.
77(3H,s)、3.79(3H,s)、6.47
(1H,dd,J=3,9Hz)、6.58(1H,
d,J=3Hz)、6.88(1H,d,J=9H
z)、7.28(1H,dd,J=4,5Hz)、7.
36(1H,dd,J=1,4Hz)、7.51(1
H,s)、7.83(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0124】1−ヒドロキシエチル−4−[2−[4−
(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]
−5−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.197〜200℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.82〜
3.60(12H,m)、3.70(2H,t,J=6
Hz)、3.72(3H,s)、3.78(3H,
s)、4.07(2H,t,J=6Hz)、6.47
(1H,dd,J=3,9Hz)、6.58(1H,
d,J=3Hz)、6.91(1H,d,J=9H
z)、7.26(1H,dd,J=4,5Hz)、7.
37(1H,dd,J=1,4Hz)、7.56(1
H,s)、7.83(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0125】4−[2−[4−(4−ヒドロキシ−2−
メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2−
チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.255〜257℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.10〜
3.44(10H,m)、3.56〜3.70(2H,
m)、3.76(3H,s)、6.34(1H,dd,
J=3,9Hz)、6.48(1H,d,J=3H
z)、6.94(1H,d,J=9Hz)、7.14
(1H,dd,J=4,5Hz)、7.46(1H,
d,J=4Hz)、7.52(1H,d,J=5H
z)、7.71(1H,s)。
【0126】4−[2−[4−(4−ヒドロキシ−2−
メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル
−5−(2−チエニル)ピラゾール 3塩酸塩 m.p.208〜212℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.87〜
3.02(2H,m)、3.12〜3.43(8H,
m)、3.47〜3.62(2H,m)、3.76(3
H,s)、3.79(3H,s)、6.33(1H,d
d,J=3,9Hz)、6.47(1H,d,J=3H
z)、6.93(1H,d,J=9Hz)、7.28
(1H,dd,J=4,5Hz)、7.36(1H,d
d,J=1,4Hz)、7.52(1H,s)、7.8
3(1H,dd,J=1,5Hz)。
【0127】1−メトキシカルボニルメチル−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−3−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.200〜203℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.98〜
3.72(12H,m)、3.70(3H,s)、3.
80(3H,s)、5.11(2H,s)、6.86〜
7.10(4H,m)、7.13(1H,dd,J=
4,5Hz)、7.47(1H,dd,J=1,4H
z)、7.52(1H,dd,J=1,5Hz)、7.
75(1H,s)。
【0128】1−エトキシカルボニルメチル−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−3−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.196〜199℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;1.22
(3H,t,J=7Hz)3.02〜3.76(12
H,m)、3.80(3H,s)、4.17(2H,
q,J=7Hz)、5.08(2H,s)、6.86〜
7.11(4H,m)、7.13(1H,dd,J=
4,5Hz)、7.46〜7.56(2H,m)、7.
76(1H,s)。
【0129】4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−メチル−3−(2−チ
エニル)ピラゾール 2塩酸塩(化合物12) m.p.236〜239℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.98〜
3.73(12H,m)、3.83(3H,s)、6.
90〜7.07(4H,m)、7.13(1H,dd,
J=4,5Hz)、7.43(1H,dd,J=1,4
Hz)、7.49(1H,dd,J=1,5Hz)、
7.68(1H,s)。
【0130】1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−3−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.202〜204℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.02〜
3.75(12H,m)、3.74(2H,t,J=6
Hz)、3.81(3H,s)、4.13(2H,t,
J=6Hz)、6.85〜7.10(4H,m)、7.
12(1H,dd,J=4,5Hz)、7.43(1
H,dd,J=1,4Hz)、7.48(1H,dd,
J=1,5Hz)、7.72(1H,s)。
【0131】1−シアノメチル−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−3−(2
−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.236〜238℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;3.00〜
3.76(12H,m)、3.79(3H,s)、5.
53(2H,s)、6.86〜7.10(4H,m)、
7.17(1H,dd,J=4,5Hz)、7.52
(1H,dd,J=2,4Hz)、7.57(1H,d
d,J=2,5Hz)、7.86(1H,s)。
【0132】4−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−[(テトラゾール−5
−イル)メチル−3−(2−チエニル)ピラゾール 2
塩酸塩 m.p.208〜211℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.98〜
3.75(12H,m)、3.79(3H,s)、5.
75(2H,s)、6.86〜7.12(4H,m)、
7.13(1H,dd,J=4,5Hz)、7.48
(1H,dd,J=2,4Hz)、7.52(1H,d
d,J=2,5Hz)、7.91(1H,s)。
【0133】(実施例8) 4−[2−[4−(2−クロロフェニル)ピペラジノ]
エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール フマル酸
塩 4−[2−[4−(2−クロロフェニル)ピペラジノ]
エチル]−3−(2−チエニル)ピラゾール0.74g
のエタノ−ル10ml溶液に、フマル酸0.24gを加
え30分間撹拌した。エーテルを加え析出物を濾取後、
エタノ−ル−エーテル混合溶媒で再結晶し標記化合物
0.70gを得た。 m.p.171〜173℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.61〜
2.91(8H,m)、2.95〜3.32(4H,
m)、6.61(2H,s)、7.03(1H,dt,
J=2,8Hz)、7.09〜7.21(2H,m)、
7.24〜7.36(2H,m)、7.41(1H,d
d,J=2,8Hz)、7.48(1H,dd,J=
2,5Hz)、7.63(1H,s)。
【0134】4−[2−[4−(2−クロロフェニル)
ピペラジノ]エチル]−1−メチル−5−(2−チエニ
ル)ピラゾール フマル酸塩 m.p.136〜140℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.55〜
2.75(8H,m)、2.88〜3.07(4H,
m)、3.76(3H,s)、6.61(2H,s)、
7.03(1H,dt,J=2,8Hz)、7.13
(1H,dd,J=2,8Hz)、7.20〜7.32
(3H,m)、7.40(1H,dd,J=2,8H
z)、7.43(1H,s)、7.79(1H,dd,
J=2,5Hz)。
【0135】1−(2−ヒドロキシエチル)−4−[2
−[4−(2−クロロフェニル)ピペラジノ]エチル]
−5−(2−チエニル)ピラゾール フマル酸塩 m.p.131〜133℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.45〜
2.72(8H,m)、2.87〜3.10(4H,
m)、3.69(2H,t,J=6Hz)、4.06
(2H,t,J=6Hz)、6.61(2H,s)、
7.02(1H,dt,J=2,8Hz)、7.13
(1H,dd,J=2,8Hz)、7.20〜7.33
(3H,m)、7.39(1H,dd,J=2,8H
z)、7.49(1H,s)、7.79(1H,dd,
J=2,5Hz)。
【0136】(実施例9) 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ノ]エチル]−1−カルボキシメチル−5−(2−チエ
ニル)ピラゾール 2塩酸塩 1−エトキシカルボニルメチル−4−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチル]−5−(2
−チエニル)ピラゾール1.21gをイソプロパノール
10mlに溶解し、水酸化ナトリウム0.49gを加
え、室温で18時間撹拌した。反応液に4規定 塩化水
素/酢酸エチル溶液を加え、さらにエーテルを加えるこ
とにより白色結晶が沈澱した。この結晶を濾取後、イソ
プロパノールに溶解し、濾過した。濾液を減圧下溶媒留
去し、標記化合物0.45gを得た。また、標記化合物
は次のようにして得ることもできる。
【0137】1−エトキシカルボニルメチル−4−[2
−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジノ]エチ
ル]−5−(2−チエニル)ピラゾール1.03gを濃
塩酸に溶解し、6時間加熱還流した。反応液を減圧下溶
媒留去し、析出した結晶の再結晶(イソプロパノール/
水/エーテル)を行い、標記化合物0.46gを得た。 m.p.132.5〜134.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.77〜
3.69(12H,m)、3.79(3H,s)、4.
86(2H,s)、6.85〜7.07(4H,m)、
7.21〜7.30(2H,m)、7.57(1H,
s)、7.84(1H,dd,J=4,5Hz)。
【0138】同様にして以下の化合物を合成した。 4−[2−[4−(4−フルオロ−2−メトキシフェニ
ル)ピペラジノ]エチル]−1−カルボキシメチル−5
−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.238〜238.5℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.83〜
3.65(12H,m)、3.80(3H,s)、4.
86(2H,s)、6.72(1H,m)、6.85〜
7.03(2H,m)、7.21〜7.30(2H,
m)、7.57(1H,s)、7.84(1H,m)。
【0139】4−[2−[4−(5−クロロ−2−メト
キシフェニル)ピペラジノ]エチル]−1−カルボキシ
メチル−5−(2−チエニル)ピラゾール 2塩酸塩 m.p.216.5〜217℃1 H−NMR(DMSO−d6) δppm;2.87〜
3.64(12H,m)、3.79(3H,s)、4.
87(2H,s)、6.88〜7.10(3H,m)、
7.21〜7.29(2H,m)、7.57(1H,
s)、7.83(1H,m)。
【0140】(試験例)[α1受容体結合試験] α1受容体結合反応はGreengrass、Bremner[Eur. J. P
harmacol.,vol55,323(1979)]の方法に準じて行っ
た。wistarラットを断頭瀉血後、小脳を除く全脳を摘出
し、10倍量のトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)でホ
モジェナイズした。これを1,000×gで5分間遠心
し、上清をさらに48,000×gで20分間遠心し、
沈渣を得た。沈渣を50mM トリス−塩酸緩衝液(p
H7.4)に懸濁させ、再度48,000×gで20分
間遠心した。この沈渣を1.0mg/mlプロテインと
なるように、50mM トリス−塩酸緩衝液(pH7.
7)に懸濁させ、α1受容体標品とした。受容体標品
1.0mlに0.2nM [3H]プラゾシンおよび種
々濃度の検体を添加し、25℃で60分間反応させた。
反応終了後ガラスフィルター(Whatman GF/B)で吸引濾
過し、フイルターは3mlの50mM トリス−塩酸緩
衝液(pH7.4)で3回洗浄した。フィルター上の放
射活性は、液体シンチレーションカウンターにより測定
した。検体を添加しないときの放射活性から、10μM
のプラゾシン存在下に得られる放射活性を差し引き、こ
れをコントロールの特異的結合とした。検体添加時に得
られる放射活性からコントロールに対する割合を求め、
検体濃度に対してプロットした。コンピューターによる
カーブフィッティングから各検体の50%阻害濃度(I
50値)を計算した。結果を表1に示した。
【0141】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 409/14 231 C07D 409/14 231 (72)発明者 畑田 祐一 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 太田 知己 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 冨沢 一雪 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R1は水素原子、アルキル基、式 −(CH2)mCO23 (式中、R3は水素原子またはアルキル基を示し、mは
    0〜3の整数を示す。)で表される基、ヒドロキシアル
    キル基、式 −(CH2)nCONH2 (式中、nは0〜3の整数を示す。)で表される基、式 −(CH2)pCN(式中、pは0〜3の整数を示す。)
    で表される基、式 【化2】 (式中、qは0〜3の整数を示す。)で表される基、
    「水酸基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基およ
    びカルボキシル基」からなる群より選ばれる基の1もし
    くは2個で置換されていてもよいフェニル基、または2
    〜4位で置換したピリジル基を示し、R2は「水酸基、
    ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシ基」からな
    る群より選ばれる基の1〜3個で置換されていてもよい
    フェニル基を示し、lは1〜3の整数を示す。]で表さ
    れるチエニルピラゾール誘導体及びその薬学的に許容さ
    れる塩。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522039A (ja) * 2003-04-05 2006-09-28 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 置換ピラゾール化合物
US7622471B2 (en) 2003-02-07 2009-11-24 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrazole derivatives having a pyridazine and pyridine functionality

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US7622471B2 (en) 2003-02-07 2009-11-24 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrazole derivatives having a pyridazine and pyridine functionality
JP2006522039A (ja) * 2003-04-05 2006-09-28 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 置換ピラゾール化合物

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