JPH09227328A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH09227328A JPH09227328A JP6188796A JP6188796A JPH09227328A JP H09227328 A JPH09227328 A JP H09227328A JP 6188796 A JP6188796 A JP 6188796A JP 6188796 A JP6188796 A JP 6188796A JP H09227328 A JPH09227328 A JP H09227328A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- acid
- purified water
- cosmetics
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
剤を提供する。 【構成】本発明はγ-グルタミルトランスペプチダーゼ
賦活剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧
料および育毛剤である。本発明で用いられるγ-グルタ
ミルトランスペプチダーゼ賦活剤はS-β-(アミノメチ
ル)-4-クロロベンゼンプロピオン酸、1,3-ジメチル尿
酸、1,7-ジメチル尿酸、3-メチルキサンチンなどの市販
品を利用することができる。本発明の化粧料は、基礎化
粧料、メイクアップ化粧料、浴用剤、石鹸などの剤型
を、そして、本発明の育毛剤はヘアトニック、ヘアロー
ション、シャンプー、リンスなどの剤型を採用すること
ができる。
Description
スペプチダーゼ賦活剤を配合することを特徴とする化粧
料および育毛剤に関する。
γ-グルタミル回路に関与する重要な酵素の一つであ
り、生理的な役割としてグルタチオン代謝やアミノ酸取
り込みなどがある。γ-グルタミルトランスペプチダー
ゼ賦活剤の化粧料への応用例はなく、また、毛再生作用
も知られていないことから育毛剤などへの応用例もな
い。
てγ-グルタミルトランスペプチダーゼが細胞賦活や角
化に関与するほか、ヘアサイクルを調節する酵素の一つ
であることを発見した。そこで、γ-グルタミルトラン
スペプチダーゼ賦活剤について有効性を検討したとこ
ろ、優れた毛再生作用を示し、かつ、γ-グルタミルト
ランスペプチダーゼ賦活剤を含有することを特徴とする
化粧料および育毛剤が優れた整肌作用や育毛効果を示
し、さらに、製剤化した際に経時的に安定していること
から本発明を完成した。
ルトランスペプチダーゼ賦活剤を含有することを特徴と
する化粧料および育毛剤である。本発明でいうγ-グル
タミルトランスペプチダーゼ賦活剤は、γ-グルタミル
トランスペプチダーゼに対して活性化作用を有するもの
であればよく、S-β-(アミノメチル)-4-クロロベンゼ
ンプロピオン酸、4-アミノブチルホスホン酸、テオブロ
ミン、1,3-ジメチル尿酸、1,7-ジメチル尿酸、3-メチル
キサンチン、1-メチル尿酸などの化合物が挙げられ、そ
れらの一種または二種以上を利用することができる。な
お、本発明で用いられるγ-グルタミルトランスペプチ
ダーゼ賦活剤は、天然または合成されたものの何れでも
よく、市販品を利用することができる。
剤は、乾固物として本発明化粧料あるいは育毛剤の全量
中、0.0001〜10重量%、好ましくは、0.01〜5重量%配
合することができる。0.0001%以下の濃度では充分な効
果が得られず、10重量%以上の濃度では効果の増強が認
められず不経済である。本発明の化粧料および育毛剤は
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ賦活剤の他に必要
に応じて、添加剤および育毛剤として慣用されている他
の薬剤を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合する
ことができる。添加剤としては、例えば、ヒノキチオー
ル、塩化ベンザルコニウム、ヘキサクロロフェン、ウン
デシレン酸などの抗菌剤、メントールなどの清涼剤、高
級脂肪酸、高級アルコール類、界面活性剤、香料、酸化
防止剤、エタノール、精製水、保湿剤などが挙げられ
る。また、育毛剤として慣用されている他の薬剤として
は、例えば、センブリエキス、アセチルコリン誘導体な
どの血管拡張剤、スウェルチノーゲン、ビタミンEニコ
チン酸エステル、トウガラシチンキ、朝鮮ニンジンエキ
スを挙げることができ、これらを一種または二種以上混
合して使用することができる。本発明の化粧料はクリー
ム、ローション、乳液、パックなどの基礎化粧料、ファ
ンデーション、リップスティックなどのメイクアップ化
粧料、浴用剤、石鹸などの剤型を採用することができ
る。また、本発明の育毛剤は、外用剤として用いられる
ものであればその剤型については制限されるものではな
く、例えば、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアクリ
ーム、エアゾール、シャンプー、リンスなどが挙げられ
る。
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、
実施例に示す配合量の部とは重量部を示す。 実施例−1 化粧水 処方 配合量 1.エタノール 5.0部 2.p-オキシ安息香酸メチル 0.1 3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.1 4.香料 適量 5.精製水 10.0 6.S-β-(アミノメチル)-4-クロロベンゼン- プロピオン酸 1.0 7.1,3-ブチレングリコール 3.0 8.グリセリン 2.0 9.キサンタンガム 0.02 10.精製水 78.5 製造方法:成分1〜5および成分6〜10をそれぞれ均一に
溶解し、混合し濾過して製品とする。
ベンゼンプロピオン酸を精製水に置き換えたものを従来
の化粧水とした。
れ70〜75℃に加熱溶解した後、油相成分1〜7に水相成分
8〜12を加えて乳化し、冷却途上で成分13を加えて混合
し、30℃まで冷却して製品とする。
れ70〜75℃に加熱溶解した後、油相成分1〜7に水相成分
8〜10を加えて乳化し、冷却途上で成分11を加えて混合
し、30℃まで冷却して製品とする。
換えたものを従来の乳液とした。
膨潤させる。これに成分12を分散させた成分10を加えて
溶解し、続いて、成分13および14を溶解し水相とする。
成分2〜9を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。水相
に、よく混合し粉砕機に通し粉砕した成分16〜18を加
え、ホモミキサーで攪はんし75℃に保つ。この水相に油
相をかきまぜながら加え、冷却し、45℃で成分19を加
え、攪はん冷却後に製品とする。
゜Cに加温溶解した後、成分1〜7に成分8〜10を加えて乳
化し、30゜Cまで冷却してヘアローションとする。
たものを従来のヘアローションとした。
を加え、十分攪はん混合し、ヘアトニックとする。
換えたものを従来のヘアトニックとした。
よび3を加え、70〜75゜Cで加熱溶解した後、成分2を加
え、冷却途上に成分6を加え30゜Cまで冷却しシャンプー
とする。
冷却しリンスとする。
ダーゼ賦活剤を配合することを特徴とする化粧料は優れ
た整肌作用を示した。次に、本発明の効果を詳細に説明
するため、実験例を挙げる。
用いて、女性20人(25〜40才)を対象に1ヶ月間
の使用試験を行った。使用後、整肌効果(肌のキメ、カ
サツキ、くすみの改善効果)を判定した。その結果、表
1に示すようにγ-グルタミルトランスペプチダーゼ賦
活剤を含有することを特徴とする化粧料は優れた整肌作
用を示した。また、実施例−3の乳液および比較例−2
の従来の乳液を用いて、アトピー性皮膚炎の女性17人
を対象に1ヶ月間の使用試験を行った。使用後の整肌効
果(肌の痒みや肌荒れの改善効果)を判定したところ、
表2に示すように優れた改善効果が認められた。
いように注意深く毛刈および剃毛し、これらのマウスを
1群12匹ずつとした。各試料は1匹あたり、1日1m
l、毎日背部皮膚に塗布し、これを40日間続けた。ま
た、対照群として、エタノールを用いて同様の実験を行
った。判定は剃毛部における再生毛の認められた面積を
測定することにより行い、下記の式に従って再生率を算
出した。
プチダーゼ賦活剤はマウスの毛再生を著しく促進した。
特に、S-β-(アミノメチル)-4-クロロベンゼンプロピ
オン酸、1,3-ジメチル尿酸および1,7-ジメチル尿酸は他
の賦活剤に比べて作用が強かった。
ック、比較例−3の従来のヘアローションおよび比較例
−4の従来のヘアトニックを用いて、各々男性型脱毛症
30人(30〜50才)を対照に6カ月の使用試験を行
った。使用後、発毛や薄毛、脱毛についてアンケート調
査で総合的に判定した。その結果、γ-グルタミルトラ
ンスペプチダーゼ賦活剤を含有することを特徴とする育
毛剤は優れた育毛効果を示した(表4、表5)。
ニックを1日2回頭部に塗布し、最高6カ月まで観察し
た。同時に比較例−4の従来のヘアトニックについても
同様に試験した。効果の判定は、著効、有効、やや有
効、変化なしの4段階とした。また、副作用は全例に認
められなかった。その結果、表6に示したように、実施
例−18のヘアトニックにおいて、7例中3例に著効、
2例に有効、やや有効と効果なしが1例ずつであった。
それに対し、比較例−4のヘアトニックには効果が認め
られなかった(表7)。
25のリンスについても実験例−3と同様に使用試験を
行ったところ、優れた育毛効果を示した。以上示したよ
うに、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ賦活剤を含
有することを特徴とする化粧料は優れた整肌作用を、さ
らに育毛剤は優れた育毛作用を示した。
Claims (2)
- 【請求項1】 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ
賦活剤を配合することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ
賦活剤を配合することを特徴とする育毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06188796A JP3948684B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06188796A JP3948684B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09227328A true JPH09227328A (ja) | 1997-09-02 |
JP3948684B2 JP3948684B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=13184116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06188796A Expired - Fee Related JP3948684B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3948684B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010123102A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Yuasa Isao | コラーゲン産生促進剤、光老化防止剤、保湿機能改善剤および皮膚用剤組成物 |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP06188796A patent/JP3948684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010123102A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Yuasa Isao | コラーゲン産生促進剤、光老化防止剤、保湿機能改善剤および皮膚用剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3948684B2 (ja) | 2007-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08502509A (ja) | 化粧品組成物 | |
JPH07316023A (ja) | 育毛料 | |
JP3644809B2 (ja) | 頭部用外用剤 | |
KR910010018B1 (ko) | 양모제 | |
JPH0574566B2 (ja) | ||
JPH0745387B2 (ja) | 発毛、養毛促進剤 | |
JP3105345B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2810040B2 (ja) | 頭皮・頭髪用養毛料 | |
JP2001288048A (ja) | 頭皮頭髪用組成物 | |
JP3505003B2 (ja) | 外用剤 | |
JPH09227328A (ja) | 化粧料 | |
JPS63211214A (ja) | 養毛料 | |
JP3205601B2 (ja) | 育毛剤 | |
JPH11302133A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JPH07304634A (ja) | 養毛剤 | |
JPH02145507A (ja) | ふけ防止用化粧料 | |
JPH11255621A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JPH0788294B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH07206647A (ja) | 養毛料 | |
JPH1179937A (ja) | ニキビ改善用皮膚外用剤 | |
JPH0529322B2 (ja) | ||
JPH0525846B2 (ja) | ||
JPH11246363A (ja) | 養毛料 | |
JPH0352806A (ja) | 養毛料 | |
JPH10245393A (ja) | トリテルペン類を含有する組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040922 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041124 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050106 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070416 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |