JPH09224402A - 圃場溝掘機 - Google Patents
圃場溝掘機Info
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- JPH09224402A JPH09224402A JP3208796A JP3208796A JPH09224402A JP H09224402 A JPH09224402 A JP H09224402A JP 3208796 A JP3208796 A JP 3208796A JP 3208796 A JP3208796 A JP 3208796A JP H09224402 A JPH09224402 A JP H09224402A
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Abstract
を退避位置に引上回動させることができ、それだけ作業
姿勢及び退避の姿勢変更が容易となって溝掘り作業性を
向上することができる。 【解決手段】 機枠3に圃場面に溝切り可能な溝切体7
・8を設け、機枠に溝切体の進行方向前方位置に圃場面
に散在する藁屑等の圃場散在物を側方に排出可能な前処
理部材24を設け、機枠に溝切体の進行方向後方位置に
圃場土を掬い取って側方に排出可能なすき部材11を設
け、機枠を支持機枠と作業機枠により形成し、作業機枠
を支持機枠に対して作業位置と退避位置とに姿勢変更可
能な退避機構4を備えてなる。
Description
に水はけ用の溝を形成する圃場溝掘機に関するものであ
る。
昭39ー35323号公報、実公昭42ー16323号
公報、実公昭43ー6982号公報の如く、走行機体に
機枠を設け、該機枠に回転する耕耘爪を設け、耕耘爪に
より圃場土壌を耕起破砕するとともに同時にはね飛ばし
て溝掘りするように構成されたものが知られている。
部材を設け、走行機体の走行によって、すき部材で溝掘
りするように構成したものもある。
作用は良好なものの遠心力によるはね飛ばし作用のため
その耕耘土が残って溝掘跡は必ずしも満足されたもので
なく、またすき部材を用いるものにあっては走行機体の
牽引力が過大となり、一般の農家では購入し難い大型の
走行機体にしなければならないことから、実公昭59ー
10214号公報に示す如く、すき部材の進行方向前方
位置に溝切体を対向配置し、すき部材による溝掘抵抗を
緩和する構造のものが提案され、また上記溝切体を強制
回転させる構造も提案されている。
く、走行機体の進行に伴って溝切体により圃場面を溝切
り作業するに際し、圃場面に散在する藁屑等が溝切りを
阻害するため、溝切体の進行方向前方位置に圃場面に散
在する藁屑等を側方に排出可能な前処理部材を設けたも
のも知られている。
時や運搬作業時においては、トラクタにあっては、三点
式連結機構により、機枠全体を退避上昇させる構造とな
っているが、操作性や安全性に劣ることがあると共に上
昇量が少ないことがあり、それだけ作業能率が低下する
ことがあるという不都合を有している。
を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請
求項1記載の発明は、走行機体に機枠を連結し、該機枠
に圃場面に溝切り可能な溝切体を設け、機枠に溝切体の
進行方向前方位置に圃場面に散在する藁屑等の圃場散在
物を側方に排出可能な前処理部材を設け、かつ該機枠に
溝切体の進行方向後方位置に圃場土を掬い取って側方に
排出可能なすき部材を設けてなり、上記機枠を支持機枠
と作業機枠により形成し、該作業機枠を支持機枠に対し
て作業位置と退避位置とに姿勢変更可能な退避機構を備
えて構成したことを特徴とする圃場溝掘機にある。
動させる振動機構を配設して構成したことを特徴とする
ものであり、又、請求項3記載の発明は、上記機枠に上
記前処理部材を回転自在に配設し、該前処理部材を回転
させる駆動機構を設け、上記振動機構として該前処理部
材に偏心重錘体を配設して構成したことを特徴とするも
のである。
態例を示し、1は走行機体、この場合トラクタであっ
て、走行機体1の後部には連結機構2により機枠3が連
結され、機枠3は支持機枠3aと作業機枠3bからな
り、支持機枠3aに作業機枠3bを退避機構4により作
業位置と退避位置とに姿勢変更自在に配設し、この場合
退避機構4は支持機枠3aに作業機枠3bを支点軸4a
により回動自在に枢着し、支持機枠3aに挿通穴4bを
形成すると共に作業機枠3bに挿通穴4cを形成し、挿
通穴4b・4cに挿通可能な係止ピン4dを形成し、支
持機枠3aと作業機枠3bとの間に作業機枠3bを支点
軸4aを中心として引上退避回動させるバネ部材4eを
架設し、挿通穴4b・4cに係止ピン4dを挿通するこ
とにより作業機枠3bを作業位置に固定すると共に係止
ピン4dを挿通穴4b・4cから抜き取ることにより作
業機枠3bをバネ部材4eにより退避位置に引上回動さ
せるように構成され、又、この連結機構2は左右の下部
リンク5、上部リンク6、吊上リンク7から構成されて
いる。
数個の刃部7a・8aを切欠して有し、前記作業機枠3
bの下端部に車筒9を取付け、車筒9に車軸10を回転
自在に軸受し、車軸10の左右両端部に溝切体7・8を
所定間隔を置いて取付けて構成している。
材11の先端部幅は前記溝切体7・8間の幅と略同幅に
形成され、すき部材11の先端部は先細削取部11aに
形成されるとともに後部は削取土を側方に排出するよう
にひねった排出部11bに形成されている。
取付アーム12の先端部を支持軸13により枢着し、作
業機枠3bの上部にピン14によりナット体15を枢着
すると共に回動自在に設け、ナット体15に螺杆16を
螺着し、ハンドル17の回動によりナット体15を回動
して螺杆16を上下動自在に設け、取付アーム12の中
程部に螺杆16の下端部をピン18により枢着し、取付
アーム12にすき部材11をボルト19により取付けて
構成している。
材20には圃場面aに当接可能な当接板面20a及び掘
り取られた溝Wの内側面W1に当接可能な側当接板面2
0bが形成され、上記取付アーム12の後面に支持片2
1を突設し、安定部材20に連結片22を形成し、支持
片21と連結片22とを連結ピン23により連結し、こ
れにより安定部材20を取付アーム12に若干揺動自在
に取り付けている。
円盤24aと、取付円盤24aに放射状に複数個の排出
部材24bをボルト24cにより取り付けてなり、駆動
機構25により回転駆動され、この場合機枠3としての
支持機枠3aに回転軸26を軸受27により横架し、走
行機体1たるトラクタの動力取出軸28と回転軸26と
を自在継手29により連結し、回転軸25に取付円盤2
4aを取付け、機枠3にカバー部材30を取り付けて構
成したものである。
処理部材24の取付円盤24aに扇板状の偏心重錘体3
2をボルト33により偏位状態で取付けて構成してい
る。
支持機枠3aの後部寄りに着脱自在に搭載され、重錘3
4の自重によりすき部材11の溝掘抵抗による機枠3の
浮上を抑制するものである。
走行機体1により溝切体7・8の下部及びすき部材11
の下部を圃場a内に穿入しつつ機枠3を走行すると、溝
切体7・8は連れ回り回転しつつ進行して圃場面aに二
条の条溝Rを切り、この場合刃部7a・8aにより溝切
抵抗が軽減され、この二条に溝切りされた間の土壌はそ
の後方のすき部材11により削取されて側方に排出さ
れ、この結果圃場に溝Wを掘る作業をすることができ、
先ず溝切体7・8で溝切りし、そしてこれをすき部材1
1が削取して掘取土Tを側方に排出するため溝掘抵抗を
軽減でき、走行機体1の牽引力増加を抑制でき、かつ溝
切体7・8の進行方向前方位置の圃場面aに散在する藁
屑、株等の圃場散在物Eは前処理部材24により側方に
排出され、それだけ溝切体7・8の溝切抵抗及びすき部
材11の溝掘抵抗を軽減することができ、しかも上記機
枠3を支持機枠3aと作業機枠3bにより形成し、作業
機枠3bを支持機枠3aに対して作業位置と退避位置と
に姿勢変更可能な退避機構4を備えているから、不使用
時や移動時においては、図6の如く、係止ピン4dを挿
通穴4b・4cから抜き取ることにより作業機枠3bを
バネ部材4eにより退避位置に引上回動させることがで
き、それだけ作業姿勢及び退避の姿勢変更が容易となっ
て溝掘り作業性を向上することができる。
を介して溝切体7・8に振動が付与され、それだけ溝切
体7・8の圃場面a内への穿入が良好となって溝切りが
良好になされ、溝掘作業の作業性を向上することがで
き、又、この場合上記機枠3に前処理部材24を回転自
在に取付け、前処理部材24を回転させる駆動機構25
を設け、振動機構31として前処理部材24に偏心重錘
体32を取り付けて構成しているから、前処理部材24
の回転により圃場散在物Eを円滑に側方に排出すること
ができると共に偏心重錘体32により簡素な構造によっ
て振動作用を得ることができる。
付けているので、すき部材11の溝掘抵抗による機枠3
の浮上を抑制することができ、すき部材11による溝掘
りを良好に行うことができ、又、この際、安定部材20
の当接板面20aは掘り取られた溝Wに近い圃場面a上
に当接しつつ進行するため、すき部材11の高低を安定
なものとすることができ、圃場土の状態によってすき部
材11が過大に圃場泥土を掬い取って牽引力が増加する
ことを抑制でき、溝Wの深さを一定に保つ作用を得るこ
とになり、また安定部材20の当接板面20aはすき部
材11の進行方向後方に位置しているから、圃場面等に
散在する藁屑等の圃場散在物Eの絡み付きが少なくな
り、さらに安定部材20の側当接板面20bは掘り取ら
れた溝Wの内側面W1に当接可能なためすき部材11並
びに溝切体7・8の横振れを抑えることができ、溝掘り
作業を良好に行うことができる。
二枚一対の溝切体としているが、溝切体7・8をなた刃
状の溝切刃としたり、一方の溝切体だけとすることもあ
ると共に溝切体を強制回転させる構造とすることもあ
り、また上記実施の形態例では一対の溝切体7・8及び
すき部材11を一組配置しているが二組以上とすること
もあり、又、振動機構31としては、油圧バイブレータ
等の他の機構を採用することもできる。
明にあっては、走行機体により溝切体の下部及びすき部
材の下部を圃場内に穿入しつつ機枠を走行することによ
り、溝切体は回転しつつ進行して圃場面に状溝が切ら
れ、溝切りされた土壌はその後方のすき部材により削取
されて側方に排出され、この結果圃場に溝を掘る作業を
することができ、かつ溝切体の進行方向前方位置の圃場
面に散在する藁屑、株等の圃場散在物は前処理部材によ
り側方に排出され、それだけ溝切体の溝切抵抗及びすき
部材の溝掘抵抗を軽減することができ、走行機体の牽引
力増加を抑制することができ、しかも上記機枠を支持機
枠と作業機枠により形成し、作業機枠を支持機枠に対し
て作業位置と退避位置とに姿勢変更可能な退避機構を備
えているから、不使用時や移動時においては、作業機枠
を退避位置に引上回動させることができ、それだけ作業
姿勢及び退避の姿勢変更が容易となって溝掘り作業性を
向上することができる。
機構により機枠を介して溝切体に振動が付与され、それ
だけ溝切体の圃場面内への穿入が良好となって溝切りが
良好になされ、溝掘作業の作業性を向上することがで
き、又、請求項3記載の発明にあっては、機枠に前処理
部材を回転自在に取付け、前処理部材を回転させる駆動
機構を設け、振動機構として前処理部材に偏心重錘体を
取り付けて構成しているから、前処理部材の回転により
圃場散在物を円滑に側方に排出することができると共に
偏心重錘体により簡素な構造によって振動作用を得るこ
とができる。
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体に機枠を連結し、該機枠に圃場
面に溝切り可能な溝切体を設け、機枠に溝切体の進行方
向前方位置に圃場面に散在する藁屑等の圃場散在物を側
方に排出可能な前処理部材を設け、かつ該機枠に溝切体
の進行方向後方位置に圃場土を掬い取って側方に排出可
能なすき部材を設けてなり、上記機枠を支持機枠と作業
機枠により形成し、該作業機枠を支持機枠に対して作業
位置と退避位置とに姿勢変更可能な退避機構を備えて構
成したことを特徴とする圃場溝掘機。 - 【請求項2】 上記機枠を振動させる振動機構を配設し
て構成したことを特徴とする請求項1記載の圃場溝掘
機。 - 【請求項3】 上記機枠に上記前処理部材を回転自在に
配設し、該前処理部材を回転させる駆動機構を設け、上
記振動機構として該前処理部材に偏心重錘体を配設して
構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の圃場溝
掘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03208796A JP3787666B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 圃場溝掘機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH09224402A true JPH09224402A (ja) | 1997-09-02 |
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Family
ID=12349107
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03208796A Expired - Lifetime JP3787666B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 圃場溝掘機 |
Country Status (1)
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Cited By (9)
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JP2015116157A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 圃場溝掘機 |
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CN109699210A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-03 | 酒泉市林德机械制造有限责任公司 | 一种秸秆分离残膜捡拾回收一体机 |
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-
1996
- 1996-02-20 JP JP03208796A patent/JP3787666B2/ja not_active Expired - Lifetime
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