JPH09224319A - アーマロッドの巻付部 - Google Patents

アーマロッドの巻付部

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Publication number
JPH09224319A
JPH09224319A JP8030529A JP3052996A JPH09224319A JP H09224319 A JPH09224319 A JP H09224319A JP 8030529 A JP8030529 A JP 8030529A JP 3052996 A JP3052996 A JP 3052996A JP H09224319 A JPH09224319 A JP H09224319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armor
transmission line
gap
armor rods
armor rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8030529A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Munakata
武男 宗像
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP8030529A priority Critical patent/JPH09224319A/ja
Publication of JPH09224319A publication Critical patent/JPH09224319A/ja
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、アーマロッドは、隣接するアーマロッド
相互が密着するように架空送電線の外周面の周方向に密
に巻き付けられているために、アーマロッドの内側に塩
分を含んだ雨水等が滞留し易く、このために架空送電線
が腐食し易いという問題があった。 【解決手段】架空送電線1の外周面に周方向に沿って所
定長の複数本のアーマロッド2を巻き付けなるアーマロ
ッドの巻付部において、前記複数本のアーマロッド2
は、周方向に少なくとも一箇所、隙間3が形成されてお
り、アーマロッドの内側に入った、塩分を含んだ雨水等
を、前記隙間から外部に排出し、架空送電線の腐食を防
止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線の外周
面の周方向に巻き付けたアーマロッドの巻付部に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、架空送電線の外層素線に擦り傷な
どが生じた場合、所定長のアーマロッド複数本を、前記
擦り傷を中心として架空送電線の外周面の周方向に巻き
付けて補修をしていた。複数本のアーマロッドは、隣接
するアーマロッド相互が密着するように架空送電線の外
周面の周方向に密に巻き付けている。
【0003】また、架空送電線にスペーサやダンパー等
を取付ける際、スペーサやダンパー等に設けられた電線
把持クランプで架空送電線を直接把持すると、振動等に
よって、電線把持クランプ取付け点に位置した架空送電
線が損傷する恐れがあるので、かかる損傷防止のため
に、電線把持クランプ取付け点に位置した架空送電線の
外周面の周方向に、所定長のアーマロッド複数本を巻き
付け、該アーマロッドの上から電線把持クランプで把持
している。この場合においても、複数本のアーマロッド
は、隣接するアーマロッド相互が密着するように架空送
電線の外周面の周方向に密に巻き付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、架空送電線
は塩害等の影響を受け易い地区に架設さることも多く、
このような地区に架設された架空送電線は腐食し易いと
いう問題がある。特に上記のように、アーマロッドを巻
き付けた箇所は、アーマロッドを巻き付けない箇所に比
較して腐食し易いという問題がある。この原因は、アー
マロッドは、隣接するアーマロッド相互が密着するよう
に架空送電線の外周面の周方向に密に巻き付けられてい
るために、アーマロッドの内側に塩分を含んだ雨水等が
滞留し易く、このために架空送電線の腐食が進行するた
めと考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたもので、アーマロッドを巻き付けた位置の
架空送電線に腐食を生じさせないアーマロッドの巻付部
を提供するもので、その構成は、架空送電線の外周面に
周方向に沿って所定長の複数本のアーマロッドを巻き付
けてなるアーマロッドの巻付部において、前記複数本の
アーマロッドは、周方向に少なくとも一箇所、隙間が形
成されていることを特徴とするものである。
【0006】架空送電線の外周面の周方向に巻き付けた
所定長の複数本のアーマロッドの周方向に少なくとも一
箇所、隙間を形成しておくことにより、アーマロッドの
内側に入った、塩分を含んだ雨水等を、前記隙間から容
易に外部に排出することができる。したがって、塩分を
含んだ雨水等が長期間アーマロッド内側に滞留すること
がなく、このためにアーマロッド取付け位置の架空送電
線の腐食を有効に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1および図2は本発明に係るアーマロ
ッドの巻付部の第1の実施の形態を示すものであり、1
は架空送電線、2はアーマロッドである。架空送電線1
は鋼心アルミ撚線、全アルミ撚線等で形成されている。
該架空送電線1の外周面の周方向には所定長の複数本の
アルミ等で作られたアーマロッド2が巻き付けてある。
所定長の複数本のアーマロッド2は所定の本数(実施の
形態においては16本)より1本少ない本数(実施の形
態においては15本)が、1本分の隙間3を開けて巻き
付けられている。したがって、アーマロッドは、周方向
に一箇所、隙間3が形成されている。
【0008】このように、アーマロッドの周方向に一箇
所、隙間3を形成しておくことにより、アーマロッドの
内側に入った、塩分を含んだ雨水等は、前記隙間から容
易に外部に排出するので、塩分を含んだ雨水等が長期間
アーマロッド内側に滞留することがなく、このためにア
ーマロッド取付け位置の架空送電線の腐食を有効に防止
することができる。
【0009】なお、上記の効果、すなわちアーマロッド
の内側に入った塩分を含んだ雨水等は、隙間から容易に
外部に排出するので、架空送電線の腐食を有効に防止す
ることができるという効果は、アーマロッドの外周をス
ペーサやダンパー等に設けられた電線把持クランプで把
持した場合においても同様に得ることができるものであ
る。
【0010】図3は本発明に係るアーマロッドの巻付部
の他の実施の形態を示すもので、架空送電線1の外周面
の周方向に巻き付けた所定長の複数本のアーマロッド2
の、隣接する各アーマロッド2間にそれぞれ隙間3を形
成したものである。隙間3の間隔は2mm以上とするこ
とが好ましい。その理由は、隙間3の間隔が2mm以下
であると、図4に示すように、雨水4がアーマロッド2
の隙間3の間に入り、該位置で長期間滞留し易くこのた
めに架空送電線の腐食が生じ易いという問題が生じるか
らである。これに対して隙間3の間隔が2mm以上であ
ると、図5に示すように、雨水4がアーマロッド2の表
面に移り、このために架空送電線1に腐食が生じ難くな
るものである。
【0011】図6および図7は本発明に係るアーマロッ
ドの巻付部の更に他の実施の形態を示すもので、この実
施の形態においては、複数本のアーマロッドの中の2本
のアーマロッド2a、2bの巻き付けピッチを他のアー
マロッドの巻き付けピッチと異ならせ、これによってア
ーマロッド2の周方向に隙間3を形成したものである。
この場合巻き付けピッチの異なるアーマロッド2a、2
bは他のアーマロッド2よりも小径に形成しておくと隙
間3がより一層形成し易くなるものである。なお、巻き
付けピッチの異なるアーマロッドの数は特に限定するも
のではない。
【0012】なお、アーマロッドには予めグリースを塗
布しておくことが好ましく、このようにアーマロッドに
予めグリースを塗布しておくと撥水性が高まるので、速
やかに雨水を排出することができる。またグリースは、
アーマロッドの取付け位置の架空送電線の外周面にも予
め塗布しておくことが好ましく、このようにアーマロッ
ドの取付け位置の架空送電線の外周面にも予めグリース
を塗布しておくと、より一層の防食効果を得ることがで
きる。また、本発明においては、アーマロッドの周方向
に設ける隙間3の数は、少なくとも一箇所あればよく、
その数は特に限定するものではない。更にアーマロッド
の周方向に隙間3を設ける手段も特に限定するものでは
なく、例えば、他のアーマロッドよりも径が細くかつ長
手方向に波型形状が設けられたアーマロッドを撚り合わ
せる様にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るアーマロッ
ドの巻付部は、アーマロッドの周方向の少なくとも一箇
所に隙間を形成したために、アーマロッドの内側に入っ
に、塩分を含んだ雨水等を、前記隙間から容易に外部に
排出することができる。したがって塩分を含んだ雨水等
が長期間アーマロッド内側に滞留することがなく、この
ためにアーマロッド取付け位置の架空送電線の腐食を有
効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーマロッドの巻付部の一実施の形態
を示す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図4】アーマロッド間に雨水が入った状態の説明図。
【図5】雨水がアーマロッドに移行した状態の説明図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す正面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【符号の説明】
1 架空送電線 2 アーマロッド 3 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空送電線の外周面に周方向に沿って所
    定長の複数本のアーマロッドを巻き付けてなるアーマロ
    ッドの巻付部において、前記複数本のアーマロッドは、
    周方向に少なくとも一箇所、隙間が形成されていること
    を特徴とするアーマロッドの巻付部。
JP8030529A 1996-02-19 1996-02-19 アーマロッドの巻付部 Pending JPH09224319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030529A JPH09224319A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 アーマロッドの巻付部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030529A JPH09224319A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 アーマロッドの巻付部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09224319A true JPH09224319A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12306338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8030529A Pending JPH09224319A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 アーマロッドの巻付部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09224319A (ja)

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