JPH09223526A - 電気接続箱用後付けブロックの接続構造及び接続方法 - Google Patents

電気接続箱用後付けブロックの接続構造及び接続方法

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JPH09223526A
JPH09223526A JP8029628A JP2962896A JPH09223526A JP H09223526 A JPH09223526 A JP H09223526A JP 8029628 A JP8029628 A JP 8029628A JP 2962896 A JP2962896 A JP 2962896A JP H09223526 A JPH09223526 A JP H09223526A
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block
retrofit
conductor
junction box
connection
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JP8029628A
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Takaki Sugiyama
貴己 杉山
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の低減、構造の簡素化及び、組み立
ての簡略化をすることが出来、導体が外部に露出するこ
とがない。 【解決手段】 本発明の電気接続箱用後付けブロックの
接続構造は、分岐回路の一部に設けられて絶縁被覆され
た絶縁被覆導体25と、接続箱本体19に設けられて絶
縁被覆導体25が外部に露出した状態で配設されると共
に後付けブロック20が取り付けられるブロック取付部
23と、後付けブロック20に設けられて後付けブロッ
ク20のブロック取付部23への取付時に絶縁被覆25
を突き破ることにより絶縁被覆導体25を介して分岐回
路と内部回路とを接続する圧接端子33とからなる。こ
れにより、中継端子が不要になり、導体が外部に露出す
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱にヒュ
ーズブロックを後付けする際の電気接続箱用後付けブロ
ックの接続構造及び接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は特開平5−1681
25号公報に記載された電気接続箱1を示す。この電気
接続箱1は、ブスバー2で分岐回路が形成された配線板
(不図示)を内蔵する接続箱本体3と、この接続箱本体
3に必要に応じて後付けされるリレーユニット(後付け
ブロック)4とからなる。
【0003】接続箱本体3には、図示しないリレーやヒ
ューズが装着される装着部5と、リレーユニット4が後
付けされるコネクタ部(ブロック取付部)6が形成され
ている。コネクタ部6は、接続箱本体3の一部を切り欠
いた形状とされた嵌合凹部7内に、ブスバー2の端部に
形成された雄端子部8が突設されて外部に露出されてい
る。
【0004】リレーユニット4は、一側にリレー9が装
着される装着部10が形成され、他側に上記嵌合凹部7
内に挿入される挿入部11が形成されている。装着部1
0と挿入部11との間にはブスバー12が配設されてい
る。そして、ブスバー12の一端に形成された雄端子部
13とリレー9の端子とが中継端子14を介して接続さ
れる。また、ブスバー12の他端に形成された雄端子部
15は、挿入部11に配置されて、コネクタ部6内への
挿入部11の挿入により、中継端子14を介して分岐回
路を形成するブスバー2と接続される。
【0005】この電気接続箱1では、必要に応じてリレ
ーユニット4を接続箱本体3に後付けすることにより、
車両の種類、車格等における車両の仕様に対応すること
が出来るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、電気接続箱1では、リレーユニット4を後付けする
場合、ブスバー2、12の雄端子部8、15同士を接続
させるための中継端子14が必要となり部品点数が多
く、構造も複雑になると共に、組み立て工数も多くなる
ため製造コストが高くつくという問題がある。
【0007】また、リレーユニット4が後付けされるコ
ネクタ部6は、嵌合凹部7内に、ブスバー2の端末の雄
端子部8が露出した状態で突出しているため、不用意に
嵌合凹部7内に侵入した導体により雄端子部8同士が導
通してしまう虞がある。
【0008】そこで、本発明は、部品点数を低減し、構
造を簡素化することが出来ると共に、組み立ての簡略化
を図ることが出来、導体が外部に露出することのない電
気接続箱用後付けブロックの接続構造及び接続方法の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、分岐回路が形成された配線板が
接続箱本体内に収納された電気接続箱に、ブロック本体
内に内部回路が内蔵された後付けブロックを接続する電
気接続箱用後付けブロックの接続構造であって、前記分
岐回路の一部に設けられて絶縁被覆された絶縁被覆導体
と、前記接続箱本体に設けられて前記絶縁被覆導体が外
部に露出した状態で配設されると共に後付けブロックが
取り付けられるブロック取付部と、前記後付けブロック
に設けられて後付けブロックの前記ブロック取付部への
取付時に前記絶縁被覆を突き破ることにより絶縁被覆導
体を介して分岐回路と前記内部回路とを接続する圧接端
子とからなることを特徴とする。
【0010】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、ブロック取付部への後付けブロックの取付時
に、後付けブロックに設けた圧接端子が、絶縁被覆体の
絶縁被覆を突き破ることで、圧接端子と絶縁被覆内の導
体とが圧接されて電気的に接続され、後付けブロックの
内部回路と接続箱本体内の分岐回路とが接続される。
【0011】この場合、絶縁被覆体の内部の導体と圧接
端子との接続において中継端子が不要になり部品点数が
低減すると共に、容易に接続される。
【0012】さらに、ブロック取付部に露出した絶縁被
覆導体は、絶縁被覆されて外部に露出されているため、
ブロック取付部に不用意に侵入した導体により導通され
ることがない。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
発明であって、前記圧接端子が、前記絶縁被覆導体が圧
入される圧入溝と、この圧入溝の対向する内壁に形成さ
れて前記絶縁被覆導体の圧入溝への圧入時に絶縁被覆を
突き破る刃部とからなることを特徴とする。
【0014】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、ブロック取付部に後付けブロックを取り付ける
と、圧接溝内に絶縁被覆導体が圧入され、刃部により絶
縁被覆が突き破られる。この結果、絶縁被覆内の導体と
圧接端子とが電気的に接続される。
【0015】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の発明であって、前記絶縁被覆導体が、絶縁
被覆された電線であることを特徴とする。
【0016】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、ブロック取付部に後付けブロックを取り付ける
と、圧接溝内に電線が圧入され、刃部により絶縁被覆が
突き破られる。この結果、絶縁被覆内の導体(芯線部
分)と圧接端子とが電気的に接続される。
【0017】請求項4の発明によれば、請求項3記載の
発明であって、前記分岐回路を形成する配線板が板状の
導電体からなるブスバーで形成され、このブスバーに設
けられた圧接端子部に接続箱本体内で前記電線が圧接さ
れていることを特徴とする。
【0018】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、ブロック取付部に露出された電線は、分岐回路
を形成するブスバーの圧接端子部に接続箱本体内で接続
され、電線(絶縁被覆された)のみブロック取付部に露
出する。
【0019】請求項5の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の発明であって、前記絶縁被覆導体が、前記
分岐回路を形成する板状の導電体からなるブスバーに設
けられて前記接続箱本体の外部に露出され、絶縁被覆さ
れた雄端子部であることを特徴とする。
【0020】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、分岐回路を形成するブスバーの雄端子部が、ブ
ロック取付部に被覆された状態で露出され絶縁被覆され
ている。この場合、分岐回路を形成するブスバーの雄端
子部を用いたことで、例えば電線や中継端子が不要にな
り部品点数がさらに低減する。
【0021】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項5のいずれか一項に記載の発明であって、前記後付
けブロックを前記ブロック取付部に固定するロック手段
を有することを特徴とする。
【0022】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、後付けブロックは接続箱本体のブロック取付部
にロック手段により固定される。
【0023】請求項7の発明によれば、請求項6記載の
発明であって、前記後付けブロックを前記ブロック取付
部の正規な取付位置に案内するガイドを前記接続箱本体
に設けたことを特徴とする。
【0024】この電気接続箱用後付けブロックの接続構
造では、後付けブロックはガイドに案内されてブロック
取付部の正規な位置に取り付けられる。
【0025】請求項8の発明によれば、分岐回路が形成
された配線板が接続箱本体内に収納された電気接続箱
に、ブロック本体内に内部回路が内蔵された後付けブロ
ックを接続する電気接続箱用後付けブロックの接続方法
であって、前記接続箱本体のブロック取付部に前記後付
けブロックを位置合わせした後に、後付けブロックをブ
ロック取付部の正規な取付位置に向けて押圧し、後付け
ブロックの内部回路と接続された圧接端子を、ブロック
取付部の絶縁被覆導体に圧接させて圧接端子により絶縁
被覆導体の絶縁被覆を突き破ることにより導体と圧接端
子とを接続し、後付けブロック内の内部回路と接続箱本
体内の分岐回路とを接続することを特徴とする。
【0026】この接続方法では、先ず、接続箱本体のブ
ロック取付部に前記後付けブロックを位置合わせする。
この状態から、後付けブロックをブロック取付部の正規
な取付位置に向けて押圧する。後付けブロックを押圧す
ると、後付けブロックの内部回路と接続された圧接端子
がブロック取付部の絶縁被覆導体に圧接し、圧接端子に
より絶縁被覆導体の絶縁被覆が突き破られて、導体と圧
接端子とが接続され、後付けブロック内の内部回路と接
続箱本体内の分岐回路とが接続される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱用
後付けブロックの接続構造及び接続方法の実施の形態に
ついて説明する。
【0028】図1(a)、(b)、(c)及び図2は、
本発明が適用された電気接続箱の第1の形態を示す。電
気接続箱16は、ブスバー17(図1(c)参照)で分
岐回路が形成された配線板18を内蔵する接続箱本体1
9と、この接続箱本体19に後付けされるヒューズブロ
ック(後付けブロック)20とからなる。なお、このヒ
ューズブロック20は、車格や車種に対応するため必要
に応じて取り付けられる。
【0029】接続箱本体19の上面側には、リレーが装
着されるリレー装着部21と、ヒューズが装着されるヒ
ューズ装着部22と、ヒューズブロック20が取り付け
られるブロック取付部23とが形成されている。リレー
装着部21、ヒューズ装着部22には、分岐回路を形成
するブスバー17に設けられた雄端子部(不図示)がそ
れぞれ突設されており、中継端子(不図示)が装着され
ている。そして、リレーやヒューズの端子部と上記雄端
子部とが中継端子を介して接続されるようになってい
る。
【0030】ブロック取付部23には、接続箱本体19
に凹部24が設けられている。この凹部24内には、絶
縁被覆された電線(絶縁被覆導体)25が外部に露出し
た状態で配設されている。この電線25は、図1
(b)、(c)に示すように、分岐回路を形成するブス
バー17の端末の圧接端子26、26間に圧接されてい
る。この圧接端子26、26は、接続箱本体19内に設
けられており、圧接溝27内に電線25を圧入すること
により、絶縁被覆が削り取られて、電線の導体(芯線部
分)と圧接端子26、26とが電気的に接続されてい
る。このため、凹部24内には、電線25のみが配設さ
れている。
【0031】一方、ヒューズブロック20は、ヒューズ
28が装着されるブロック本体部29と、このブロック
本体部29の一側から突設された端子収容部30とでT
字状に形成されている。ブロック本体部29の内部に
は、ヒューズ28の一対の端子(不図示)がそれぞれ収
容される複数の端子収容室が形成されている。ヒューズ
28の一方の端子が収容された端子収容室には、電線3
1の端末の端子金具が挿入されている。そして、電線端
末の端子金具とヒューズ28の一方の端子とが中継端子
(不図示)を介して接続されている。ヒューズ28の他
方の端子が収容された端子収容室には、ブスバー32の
一側に形成された端子部が収容され、ヒューズ28の他
方の端子と接続されている。ブスバー32の他側は、端
子収容部30を突出した圧接端子33が形成されてい
る。
【0032】圧接端子33は、圧入溝34と、この圧入
溝34の対向する内壁に形成された一対の刃部35、3
5からなる。圧入溝34の幅は、ブロック取付部23に
露出された電線25の外径寸法より短く設定されてい
る。そして、圧入溝34内に電線25を圧入した状態で
は、刃部35、35により絶縁被覆が突き破られて、刃
部35と導体(芯線)とが接触する。
【0033】次に、電気接続箱16にヒューズブロック
20を後付けする接続方法について説明する。ヒューズ
ブロック20をブロック取付部23に位置合わせする。
この場合、圧接端子33が凹部24内に挿入し、圧入溝
34の開口部分に電線25を位置合わせする。
【0034】次に、ヒューズブロック20を接続箱本体
19に対して押圧する。ヒューズブロック20を接続箱
本体19に押圧すると、電線25が圧入溝34内に圧入
されて、圧接端子33と電線25の芯線とが電気的に接
続される。これにより、ヒューズブロック20内のブス
バー32と、接続箱本体19内のブスバー17とが接続
される。
【0035】従って、図2に示すように、接続箱本体1
9内の分岐回路36と、ヒューズブロック20内の内部
回路37とが、電線25と圧接端子33との圧接により
接続される。
【0036】本形態の接続構造によれば、圧接端子33
と電線25とを圧接することにより、従来必要であった
中継端子が不要になり部品点数を低減することが出来
る。また、構造も簡素化するため、ヒューズブロック2
0、接続箱本体19を成形する金型の製造も容易にな
り、製造コストが低減する。また、中継端子を組み付け
る工数も低減するので製造コストを低減することが出来
る。
【0037】また、本形態の接続箱本体のブロック取付
部23には、ヒューズブロック20がブロック取付部2
3に取り付けられていない状態でも導体が外部に露出す
ることがないので、凹部24内に不用意に導体が混入し
ても導体間を導通させることがない。
【0038】さらに、電線25を用いたことにより、ヒ
ューズブロック20を取り付ける位置を自由に設定する
ことが出来るので、設計における自由度が向上し、容易
な設計が可能となる。
【0039】次に、図3及び図4に示す第2の形態につ
いて説明する。なお、上記第1の形態と同構成部分につ
いては図面に同符号を付して重複した説明を省略する。
本形態は、ヒューズブロック20をブロック取付部23
に固定するロック手段38と、ヒューズブロック20を
ブロック取付部23の正規な取付位置に案内するガイド
39とを設けた例である。
【0040】図3(a)に示すように、凹部24の開口
縁部からは、壁部41、42、43が突設されている。
これらの壁部41、42、43のうち対向する壁部4
1、43の内側には、第1のロック片44(但し、片方
の第1のロック片44は不図示)が突設されている。ま
た、壁部42に対向する部分は開口されており、ヒュー
ズブロック20の端子収容部30が挿入される挿入開口
45となっている。さらに、接続箱本体19には、対向
する一対のガイド溝45、45を形成するガイド壁4
6、46が突設されている。
【0041】一方、ヒューズブロック20の端子収容部
30の両側には、図3(b)に示すように、第1のロッ
ク片44と係合する第2のロック片47が設けられてい
る。これらの第1のロック片44と第2のロック片47
(但し、片方の第2のロック片47は不図示)とで上記
ロック手段38が構成されている。また、ヒューズブロ
ック20のブロック本体29の両側壁には、一対のガイ
ドリブ49(但し、片方のガイドリブ49は不図示)が
突設されている。このガイドリブ49、49は、ガイド
壁46、46とで上記ガイド39を構成し、ガイド壁4
6、46で形成されるガイド溝45、45内に挿入され
ることにより、図4に示すように、ヒューズブロック2
0をブロック取付部23の正規な位置に案内する。
【0042】本形態によれば、ガイドリブ49、49を
ガイド溝45、45内に挿入し、ヒューズブロック20
を接続箱本体19側へ押圧することにより、ヒューズブ
ロック20は、ブロック取付部23の正規な位置に案内
され、圧接端子33と電線25とが圧接される。従っ
て、ヒューズブロック20をブロック取付部に容易に、
しかも確実に取り付けることが出来る。
【0043】また、ヒューズブロック20をブロック取
付部23の正規な位置に取り付けた状態では、第1のロ
ック片44と第2のロック片47とが係合して、ヒュー
ズブロック20を接続箱本体19に確実に固定すること
が出来、振動等によりヒューズブロック20が接続箱本
体19から脱落することがない。
【0044】次に図5乃至図9に示す第3の形態につい
て説明する。なお、上記第1、第2の形態と同構成部分
については図面に同符号を付して重複した説明を省略す
る。上記第1、2の形態では、絶縁被覆導体として電線
25を用いたが、本形態における絶縁被覆導体は、接続
箱本体19内で分岐回路36を形成するブスバー17端
部の雄端子部50を用いている。
【0045】図5乃至図7に示すように、分岐回路を形
成するブスバー17のうち最上層のブスバー17の一部
を立ち上げて雄端子部50を形成し、この雄端子部50
を、接続箱本体19の凹部24内に突出させて露出させ
ると共に、絶縁被覆して絶縁被覆導体が形成されてい
る。
【0046】そして、ブロック取付部23にヒューズブ
ロック20を取り付けると、図7に示すように、圧接端
子33の圧接溝34内に絶縁被覆された雄端子部50が
圧入され、図8に示すように、刃部35より絶縁被覆が
剥ぎ取られて、圧接端子33と雄端子部50とが電気的
に接続される。これにより、図9に示すように、圧接端
子33と雄端子部50とを介して、接続箱本体19内の
分岐回路36とヒューズブロック20内の内部回路37
とが接続される。
【0047】本形態によれば、上記第1、第2の形態と
同様に、従来必要であった中継端子が不要になり部品点
数を低減することが出来る。構造も簡素化し、中継端子
を組み付ける工数も低減するので製造コストを低減する
ことが出来る。
【0048】また、本形態の接続箱本体のブロック取付
部23には、導体が外部に露出することがないので、凹
部24内に不用意に導体が混入しても、導体間を導通さ
せることがなく、誤動作を確実に防止することが出来
る。
【0049】さらに、本形態によれば、絶縁被覆導体と
して分岐回路を形成するブスバー17の一部を用いたこ
とにより、第1、第2の形態と比較して電線25を用い
ないので、その分部品点数を低減して、製造コストをよ
り低減することが出来る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、後付けブロックに設けた圧接端子が、絶縁被
覆体の絶縁被覆を突き破ることで、圧接端子と絶縁被覆
内の導体とが圧接されて電気的に接続され、後付けブロ
ックの内部回路と接続箱本体内の分岐回路とが接続され
るので、絶縁被覆体の内部の導体と圧接端子との接続に
おいて中継端子が不要になり、部品点数が低減し、縁被
覆導体と圧接端子とが圧接するので構造が簡素化され、
組み立てにおいても簡略化する。さらに、ブロック取付
部に露出した絶縁被覆導体は、絶縁被覆されているた
め、ブロック取付部に不用意に侵入した導体により導通
されることがなく、電気的な絶縁性能において信頼性が
向上する。
【0051】請求項2の発明によれば、ブロック取付部
に後付けブロックを取り付けると、圧接溝内に絶縁被覆
導体が圧入され、刃部により絶縁被覆が突き破られるの
で、絶縁被覆内の導体と圧接端子とを電気的に容易に接
続することが出来る。
【0052】請求項3の発明によれば、ブロック取付部
に後付けブロックを取り付けると、圧接溝内に電線が圧
入され、刃部により絶縁被覆が突き破られるので、絶縁
被覆内の導体(芯線)と圧接端子とを電気的に容易に接
続することが出来る。
【0053】請求項4の発明によれば、ブロック取付部
に露出された電線は、分岐回路を形成するブスバーの圧
接端子部に接続箱本体内で接続され、電線(絶縁被覆さ
れた)のみブロック取付部に露出するので、ブロック取
付部内に導体が不用意に侵入しても導通することがな
い。
【0054】請求項5の発明によれば、分岐回路を形成
するブスバーの雄端子部を用いたことで、例えば電線や
中継端子が不要になり部品点数がさらに低減し、製造コ
ストを低減することが可能となる。
【0055】請求項6の発明によれば、後付けブロック
は接続箱本体のブロック取付部にロック手段により固定
されるので、後付けブロックを接続箱本体に強固に固定
することが出来る。
【0056】請求項7の発明によれば、後付けブロック
はガイドに案内されてブロック取付部の正規な位置に容
易に取り付けることが出来る。
【0057】請求項8の発明によれば、絶縁被覆体の内
部の導体と圧接端子との接続において中継端子が不要に
なり、部品点数が低減し、縁被覆導体と圧接端子とが圧
接するので構造が簡素化され、組み立てにおいても簡略
化する。さらに、ブロック取付部に露出した絶縁被覆導
体は、絶縁被覆されているため、ブロック取付部に不用
意に侵入した導体により導通されることがなく、電気的
な絶縁性能において信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電気接続箱の第1の形態を
示し、(a)は全体斜視図、(b)は一部分を抜き出し
た斜視図、(c)は接続箱本体とヒューズブロックとの
関係を示す断面図である。
【図2】接続箱本体内の分岐回路とヒューズブロック内
の内部回路との関係を示す回路図である。
【図3】第2の形態の電気接続箱を示し、(a)はブロ
ック取付部を示す斜視図、(b)は(a)の一部を抜き
出した斜視図である。
【図4】第2の形態の電気接続箱にヒューズブロックを
取り付けた状態を示す側面図である。
【図5】第3の形態の電気接続箱を示す斜視図である。
【図6】第3の形態の電気接続箱の一部を抜き出した斜
視図である。
【図7】第3の形態の電気接続箱においてブロック取付
部にヒューズブロックを取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図8】第3の形態の電気接続箱においてブスバーの雄
端子と圧接端子との関係を示す断面図である。
【図9】第3の形態の電気接続箱における接続箱本体内
の分岐回路とヒューズブロックの内部回路との関係を示
す回路図である。
【図10】従来の電気接続箱を示し斜視図である。
【図11】従来の電気接続箱におけるブロック取付部と
リレーブロックとの関係を示す断面図である。
【符号の説明】
16 電気接続箱 17 ブスバー 18 配線板 19 接続箱本体 20 ヒューズブロック(後付けブロック) 23 ブロック取付部 25 電線(絶縁被覆導体) 29 ブロック本体部 33 圧接端子 34 圧入溝 35 刃部 36 分岐回路 37 内部回路 38 ロック手段 50 雄端子部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐回路が形成された配線板が接続箱本
    体内に収納された電気接続箱に、ブロック本体内に内部
    回路が内蔵された後付けブロックを接続する電気接続箱
    用後付けブロックの接続構造であって、前記分岐回路の
    一部に設けられて絶縁被覆された絶縁被覆導体と、前記
    接続箱本体に設けられて前記絶縁被覆導体が外部に露出
    した状態で配設されると共に後付けブロックが取り付け
    られるブロック取付部と、前記後付けブロックに設けら
    れて後付けブロックの前記ブロック取付部への取付時に
    前記絶縁被覆を突き破ることにより絶縁被覆導体を介し
    て分岐回路と前記内部回路とを接続する圧接端子とから
    なることを特徴とする電気接続箱用後付けブロックの接
    続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記圧接
    端子が、前記絶縁被覆導体が圧入される圧入溝と、この
    圧入溝の対向する内壁に形成されて前記絶縁被覆導体の
    圧入溝への圧入時に絶縁被覆を突き破る刃部とからなる
    ことを特徴とする電気接続箱用後付けブロックの接続構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記絶縁被覆導体が、絶縁被覆された電線であるこ
    とを特徴とする電気接続箱用後付けブロックの接続構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記分岐
    回路を形成する配線板が板状の導電体からなるブスバー
    で形成され、このブスバーに設けられた圧接端子に接続
    箱本体内で前記電線が圧接されていることを特徴とする
    電気接続箱用後付けブロックの接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記絶縁被覆導体が、前記分岐回路を形成する板状
    の導電体からなるブスバーに設けられて前記接続箱本体
    の外部に露出され、絶縁被覆された雄端子部であること
    を特徴とする電気接続箱用後付けブロックの接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の発明であって、前記後付けブロックを前記ブロッ
    ク取付部に固定するロック手段を有することを特徴とす
    る電気接続箱用後付けブロックの接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明であって、前記後付
    けブロックを前記ブロック取付部の正規な取付位置に案
    内するガイドを前記接続箱本体に設けたことを特徴とす
    る電気接続箱用後付けブロックの接続構造。
  8. 【請求項8】 分岐回路が形成された配線板が接続箱本
    体内に収納された電気接続箱に、ブロック本体内に内部
    回路が内蔵された後付けブロックを接続する電気接続箱
    用後付けブロックの接続方法であって、前記接続箱本体
    のブロック取付部に前記後付けブロックを位置合わせし
    た後に、後付けブロックをブロック取付部の正規な取付
    位置に向けて押圧し、後付けブロックの内部回路と接続
    された圧接端子を、ブロック取付部の絶縁被覆導体に圧
    接させて圧接端子により絶縁被覆導体の絶縁被覆を突き
    破ることにより導体と圧接端子とを接続し、後付けブロ
    ック内の内部回路と接続箱本体内の分岐回路とを接続す
    ることを特徴とする接続方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003123619A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd アーク発生防止構造

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