JPH09223130A - 文書管理システム - Google Patents

文書管理システム

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JPH09223130A
JPH09223130A JP8029006A JP2900696A JPH09223130A JP H09223130 A JPH09223130 A JP H09223130A JP 8029006 A JP8029006 A JP 8029006A JP 2900696 A JP2900696 A JP 2900696A JP H09223130 A JPH09223130 A JP H09223130A
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Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書管理において、各文書に対して一意的な
文書識別子を付与し、さらにその文書識別子の一意性を
維持する。 【解決手段】 文書管理対象のネットワーク10には、
DID管理サーバ20と管理ストレージ30が設けられ
る。管理ストレージ30は、新規に作成された文書を格
納する際に、DID管理サーバ20に対してDIDの発
行を要求し、DID管理サーバ20はこれに応じて未発
行のDIDの中から一つを発行する。管理ストレージ3
0は、発行されたDIDと前記文書とを対応づけて格納
する。以降、文書は、管理ストレージ30から出るとD
IDと一体の形で流通する。そして、このようなDID
付きの文書が再び管理ストレージ30に格納される際に
は、管理ストレージ30内に同一DIDの文書があるか
否かをチェックした上で格納が許可される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書の管理を行う
文書管理システムに関し、特に各文書に対して一意的な
識別子を付与して文書管理を行う文書管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
コンピュータの普及に伴い、日々膨大な数の電子的文書
が作成され、蓄積されており、文書管理の必要性は益々
高まりつつある。
【0003】このような状況において、従来の文書管理
は、ほとんどファイル管理と同一であり、個々の文書の
識別は、ファイル名や当該文書の保管場所を示すデータ
(いわゆる「パス」や記憶アドレスなど)によって行っ
ていた。
【0004】ところが、ファイル名は、基本的に文書作
成者によって付与されるものなので、同一の名称が並存
することが往々にしてあり、ファイル名では文書を一意
的に識別することは困難であった。一方、文書の保管場
所を示すデータは、瞬間瞬間で見れば、同一のものが並
存することはなく、従って文書を一意的に指示すること
が可能である。しかしながら、保管場所データは、文書
の保管場所が変わるごとに値が変わってしまうため、経
時的に見ると文書との一対一に対応せず、従ってそのよ
うなデータは文書を一意的に識別する識別子としては不
適切であった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、各文書に対して一意的な、すな
わち重複のない文書識別子を付与し、さらにその文書識
別子の一意性を維持することができる文書管理システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る文書管理システムは、文書と文書識別
子とを互いに対応づけて格納する文書格納手段と、要求
に応じて未発行の文書識別子の中の一つの文書識別子を
発行するとともに、発行した文書識別子について当該文
書識別子が前記文書格納手段に格納されているか否かを
示すフラグを含む管理情報を作成し、前記文書格納手段
への文書の格納及び前記文書格納手段からの文書の取出
に応じて、対応する文書識別子の管理情報の前記フラグ
を更新する識別子管理手段とを有し、前記文書格納手段
は、入力された文書が文書識別子を有するか否かを判定
する手段と、前記入力文書が文書識別子を有しない場合
には、前記識別子管理手段に対し新規文書識別子の発行
を要求し、この要求に応じて発行された文書識別子を前
記入力文書とを対応づけて格納し、前記入力文書が文書
識別子を有する場合には、前記識別子管理手段に対して
当該文書識別子が前記文書格納手段に格納されているか
否かを問い合わせ、この問い合わせの結果当該文書識別
子が格納されている場合に前記入力文書の格納を中止す
る手段と、格納している文書が取り出された場合に前記
識別子管理手段にその旨を通知する手段とを有すること
を特徴とする。
【0007】この構成では、文書格納手段は、文書が入
力されると、その文書が文書識別子を有するか否かを判
別し、その判別結果に応じてそれぞれ異なったの処理を
行う。
【0008】まず、入力文書が文書識別子を有していな
い場合には、文書格納手段は、当該文書は新規文書であ
ると判断し、識別子管理手段に対して新規の文書識別子
の発行を要求する。この要求を受けた識別子管理手段
は、未発行の文書識別子の中の一つを文書格納手段に対
して発行する。これを受け取った文書格納手段は、当該
文書識別子を前記入力文書と対応づけて格納する。この
ようにして文書識別子が付与された文書は、それ以降文
書識別子と一体となって移動する。なお、識別子管理手
段は、文書識別子の発行と同時にその文書識別子につい
ての管理情報を生成する。この管理情報は、当該文書識
別子が前記文書格納手段に格納されているか否かを示す
フラグを少なくとも含んでいる。このフラグは、文書識
別子の発行の際に管理情報を作成したときには「格納
中」にセットされる。以降、識別子管理手段は、文書格
納手段から文書の出入りについて通知を受けると、それ
に応じて前記フラグを更新する。
【0009】一方、入力文書が文書識別子を有している
場合には、文書格納手段は、識別子管理手段に対してそ
の文書識別子が当該文書格納手段に格納されているか否
かを問い合わせる。識別子管理手段は、この問合せに対
し、当該文書識別子の管理情報のフラグを調べ、その結
果を文書格納手段に回答する。文書格納手段は、問い合
わせの結果、当該文書識別子が格納されていない場合に
は前記入力文書を格納し、格納されている場合には前記
入力文書の格納を中止する。このような処理により、文
書格納手段内に同一識別子の文書が並存することが防止
される。
【0010】このように本構成では、文書格納手段内に
は同一の文書識別子を有する文書が並存することがな
く、文書格納手段内において文書識別子の一意性が保証
される。
【0011】なお、本発明の好適な態様では、文書格納
手段は、格納している文書を複製又は更新した際に、識
別子管理手段に対し文書識別子の発行を要求し、この要
求に応じて発行された文書識別子を複製又は更新によっ
て得られた文書と対応づけて格納する。この構成によれ
ば、複製又は更新処理によって生成された新規文書に対
しても新規な文書識別子が付与される。
【0012】この構成において、文書格納手段が、格納
している文書を複製又は更新する際に、複製又は更新の
元となる元文書の文書識別子を識別子管理手段に通知
し、識別子管理手段が、複製文書又は更新文書に対して
発行された文書識別子について、当該元文書の文書識別
子を含む管理情報を作成することも可能である。この構
成によれば、複製又は更新によって得られた文書には文
書識別子の管理情報の一つとして複製/更新元の文書の
識別子が登録されるので、この情報を用いることにより
文書内容の変遷を管理することが可能となる。
【0013】また、本発明の別の態様では、文書格納手
段は、格納している文書を破棄(削除)する際に識別子
管理手段に対して破棄文書の文書識別子を通知し、識別
子管理手段は、前記文書格納手段から通知された文書識
別子の管理情報に当該文書の破棄に関する情報を付加す
る。この構成では、文書が破棄された場合、対応する文
書識別子を破棄するのではなく、当該文書識別子の管理
情報に文書破棄に関する情報(例えば破棄した日時)を
付加する。従って、文書が破棄された後でも、当該文書
の管理情報を参照することが可能となる。
【0014】また、本発明の別の態様では、識別子管理
手段の識別子発行作業を補助する補助発行手段を設け
る。この補助発行手段は、予め識別子管理手段から所定
数の文書識別子の仮発行を受けて保持し、文書格納手段
からの要求に応じて前記仮発行を受けた文書識別子の中
から文書識別子を発行し、発行した文書識別子について
の情報を前記識別子管理手段に通知する。識別子管理手
段は、この通知の内容に基づきその文書識別子の管理情
報を更新する。
【0015】この構成は、迅速な文書識別子発行を目的
とするものである。すなわち、文書管理の規模が大きく
なると、識別子管理手段から遠く離れた所では、文書識
別子の発行要求に対するレスポンスが悪くなる場合があ
る。また、作成される文書の数が膨大なものとなると、
識別子発行や管理情報のメンテナンスのための負荷が大
きくなり発行要求に対するレスポンスが悪くなる場合も
ある。これに対して、本構成では、識別子管理手段から
離れた所などに、識別子管理手段の文書識別子の発行業
務の一部を肩代わりする補助発行手段を設けることによ
り、識別誌発行要求に対するレスポンスを向上させるこ
とができる。
【0016】また、本発明の別の態様では、文書管理シ
ステムの管理下のネットワークからの文書の流出を監視
する流出監視手段を有し、この流出監視手段は、前記ネ
ットワークからの流出が禁止されている文書の文書識別
子を登録した流出禁止リストと、流出しようとする文書
の文書識別子を検出する手段と、識別子管理手段に対し
て管理情報の問合せを行い、この結果得た管理情報の元
文書の文書識別子を検出することにより、流出しようと
する文書の祖先となる文書の文書識別子を求める祖先文
書問合手段と、流出しようとする文書及びこの祖先とな
る文書の文書識別子の中に前記流出禁止リストに含まれ
るものがある場合に前記流出しようとする文書のネット
ワークからの流出を防止する流出防止手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0017】この構成によれば、文書管理システムの管
理下から流出させたくない文書の文書識別子を予め流出
禁止リストに登録しておくことにより、その文書及びそ
の文書から複製又は更新により派生した文書の流出を防
止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る文書管理シス
テムの実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態
では、各文書に対して一意的な文書識別子(以下、「D
ID」と呼ぶ。なお「DID」はドキュメントIDの略
である)を付与する。このDIDとしては、文書の文書
名やファイル名、保管場所とは関連のないものを用い
る。例えば続き番号を順に付与する方式でよい。DID
として例えば64ビットの2進値を用いれば、約1.6
×1019個の文書を識別することができる。この場合、
DIDの外部表現は、例えば“1234567890ABCEFGHJKLMN
PQRSTUWXYZ”の32種類の文字を用いた14桁の文字列
(最後の一文字はチェックディジットとして用いる)と
して表すことができる。
【0019】図1は、本発明に係る文書管理システムの
全体構成を示す説明図である。図に示すように、文書管
理の対象となるネットワーク10には、DID管理サー
バ20と管理ストレージ30が設けられる。DID管理
サーバ20は、文書識別子の発行及び管理を行う。ネッ
トワーク10内のWS40等で作成された文書は、DI
D管理サーバ20の管理を受ける。一方、管理ストレー
ジ30は、ファイルサーバの機能を有し、文書と文書識
別子とを互いに対応づけて格納する。
【0020】本実施形態では、ネットワーク10上のワ
ークステーション(WS)40等で新規に作成された文
書は、管理ストレージ30に格納される際にDID管理
サーバ20からDIDの付与を受ける。すなわち、管理
ストレージ30は、WS40等から文書の格納要求を受
けると、DID管理サーバ20に対してDIDの発行を
要求し、DID管理サーバ20はこれに応じて未発行の
DIDの中の一つを発行する。管理ストレージ30は、
DID管理サーバ20からDIDを受けとって初めて、
文書の格納をおこなう。管理ストレージ30に格納され
た文書は、これ以降、移動の際には、DIDと一体とな
って取り扱われる。
【0021】なお、DID管理サーバ20は、DIDを
発行する際に、当該DIDについての管理情報を生成す
る。この管理情報は、例えば図2に示すように、DID
値、発行日時、発行事象、複製/更新元DID、利用
者、破棄日時、所在フラグの7つ項目を有している。
【0022】「発行日時」は、DIDを発行した日、時
刻を示す項目である。「発行事象」は、DIDの発行の
契機となった事象を示す項目である。本実施形態では、
発行事象として、新規発行、複製、更新の3種類を規定
する。なお、「新規発行」は、WS40等により全く新
規に作成された文書に対する「発行事象」である。ま
た、「複製」は、既に管理ストレージ30内に格納され
ている文書を複製した場合に、複製によって得られた文
書(以下、複製文書という)に付される「発行事象」で
ある。そして、「更新」は、既に管理ストレージ30内
に格納されている文書を再編集して内容を更新した場合
に、その更新処理によって得られた文書(以下、更新文
書という)に付される「発行事象」である。この「発行
事象」は、管理ストレージ30が、格納しようとする文
書が上記事象のいずれに該当するものかを判定し、DI
D管理サーバ20にDIDの発行を要求する際にその事
象の種類を示す情報を通知する。DID管理サーバ20
は、この情報を、管理情報の「発行事象」に書き込む。
【0023】「複製/更新元DID」は、文書の複製元
又は更新元の文書のDIDを示す項目である。管理スト
レージ30は、複製文書又は更新文書についてDIDの
発行を要求する際に、複製元又は更新元の文書のDID
をDID管理サーバ20に通知する。DID管理サーバ
20は、この情報を、管理情報の「複製/更新元DI
D」に書き込む。なお、複製/更新によらず全く新規に
作成された文書の場合は、この項目は空欄とするか、あ
るいは新規文書であることを示す特定のコードを書き込
む。
【0024】「利用者」は、当該DIDの発行を要求し
た利用者の名前、名称を示す項目である。また、「破棄
日時」には、当該DIDに対応する文書が破棄(削除)
された場合に、その破棄された日、時刻を書き込む。
【0025】「所在フラグ」は、当該DID(及びこの
DIDに対応する文書)が、DID管理サーバ20と対
応した管理ストレージ30内に格納されているか否かを
示すフラグである。このフラグは、管理情報作成時すな
わちDID発行時には、管理ストレージ「内」にセット
される。以降、文書が出入りする度に管理ストレージ3
0からDID管理サーバ20に通知がなされ、DID管
理サーバ30はその通知にしたがって所在フラグの設定
を更新する。
【0026】なお、図2に示した管理情報の形式は、D
ID管理サーバ20が自ら発行したDIDについて作成
するものである。本実施形態は、図1に示すような文書
管理のネットワーク同士を広域的に接続することも考慮
しており、他のネットワークで作成されDIDを付与さ
れた文書が自ネットワークに移転してくる場合が有り得
る(ここでは、ネットワーク同士でDIDの重複が起こ
らないものとする。これを実現するための機構について
は後に説明する)。このような他ネットワークからの流
入文書については、DID管理サーバ20は、図3に示
すような管理情報を作成する。
【0027】図3の管理情報において、「発見日時」に
は、当該DIDを発見した日及び時刻が書き込まれる。
また、「利用者」には当該DIDを発見した利用者の名
前又は名称が、「破棄日時」には、当該DIDに対応す
る文書を破棄した日及び時刻が書き込まれる。なお、こ
のような他ネットワークで発行されたDIDについての
管理情報は、そのDID(及び対応する文書)が自ネッ
トワークに導入され、管理ストレージ30に格納される
際に作成され、そのDIDが管理ストレージ30から出
る際に削除される。
【0028】図1に戻って、管理ストレージ30及びD
ID管理サーバ20の詳細な構成について説明する。
【0029】まず、管理ストレージ30は、コマンド処
理部21、未発行DID管理部22、自発行DID管理
部23、他発行DID管理部24を有している。
【0030】コマンド処理部21は、管理ストレージ3
0やWS40等のネットワーク10上のクライアントか
らコマンド(要求)を受け取り、各DID管理部22〜
24の情報を用いてその要求に応じた処理を行う。本実
施形態では、コマンド処理部21に対するコマンドの種
類を規定しているが、その詳細については後述する。
【0031】未発行DID管理部22は、発行可能なD
IDについての情報を管理している。すなわち、本実施
形態では、未発行DID管理部22は、発行できるDI
Dの範囲とその範囲のうちどこまで発行したかをしめす
ポインタを管理している。自発行DID管理部23は、
DID管理サーバ20が発行したDIDについての管理
情報を格納する。そして、他発行DID管理部24は、
他ネットワークで発行されたDIDについての管理情報
を格納する。
【0032】一方、管理ストレージ20は、文書を格納
する記憶装置36と、この記憶装置36への文書の出し
入れの際に所定の処理を行う格納処理部31、取出処理
部32、破棄処理部33、複製処理部34、更新処理部
35を有している。記憶装置36は、文書データ自体を
格納する文書データ部38と、文書とDIDとの対応関
係の情報を格納するDID−文書対応データ部37とを
有している。ここで、文書データ部38は、例えばファ
イル名で文書を管理する従来のファイルシステムと同様
のものでよい。
【0033】以下、DID管理サーバ20及び管理スト
レージ30の各構成要素の動作を説明する。なお、以下
では、DID管理サーバ20のコマンド処理部21に規
定されるコマンドごとに整理して説明する。各コマンド
において括弧()内のデータは、当該コマンドの引数を
表す。
【0034】(1)DID範囲設定(DID範囲) このコマンドは、未発行DID管理部22に、発行可能
なDIDの範囲を設定するために用いる。このコマンド
は、例えばDID管理サーバ20のオペレータにより入
力される。
【0035】(2)発行要求(発行事象、利用者、複製
/更新元DID) このコマンドは、新規作成された文書に対し新規のDI
Dを発行うけるためのコマンドである。
【0036】このコマンドは、基本的には管理ストレー
ジ30の格納処理部31から発せられる。管理ストレー
ジ30に文書が入力された場合(すなわちWS40等か
ら文書の格納要求を受け取った場合)、その文書は格納
処理部31に入力される。格納処理部31は、当該文書
がDIDを有しているか否かを判定し、有していない場
合にこれを新規作成文書と判断して、DID管理サーバ
20に対してこの発行要求コマンドを発する。このと
き、引数の「発行事象」は「新規作成」とする。また、
「利用者」は当該文書を管理ストレージ30に格納しよ
うとした者の名前等、「複製/更新元DID」は空欄あ
るいは新規作成であることを示す所定値とする。なお、
入力文書がDIDを有している場合には、格納処理部3
1は、後述の格納許可要求コマンドを発する。
【0037】このコマンドを受け取ったDID管理サー
バ20のコマンド処理部21は、未発行DID管理部2
2に対して発行可能なDIDを問合せ、これによって得
た未発行のDID値を管理ストレージ30に対して発行
する。そして、コマンド処理部21は、発行したDID
の管理情報を前記発行要求コマンドの引数を参照して生
成し、自発行DID管理部23に登録する。
【0038】このようにしてDIDの発行を受けた格納
処理部31は、入力文書を記憶装置36の文書データ部
38に格納し、その文書とDIDとの対応情報(例えば
DIDとファイル名との対応関係など)をDID−文書
対応データ部37に書き込む。
【0039】また、このコマンドは、複製処理部34及
び更新処理部35からも発せられる。
【0040】まず、複製処理部34は、WS40等か
ら、記憶装置36内にある文書の複製要求を受け取る
と、この発行要求コマンドを発する。このとき、コマン
ド引数の「発行事象」には「複製」が設定され、「複製
/更新元DID」にはその複製要求のあった文書のDI
D値が設定される。この発行要求コマンドを受けたコマ
ンド処理部21は、新規作成文書の場合と同様に、DI
Dの発行を行うとともに、発行要求コマンドの引数を参
照して当該DIDの管理情報を作成し、自発行DID管
理部23に登録する。一方、複製処理部34は、文書の
複製処理を行い、文書データ部38に複製文書のデータ
を格納するとともに、この複製文書と発行を受けたDI
Dとの対応情報をDID−文書対応データ部37に登録
する。
【0041】また、更新処理部35は、WS40等か
ら、記憶装置36内にある文書の更新要求を受け取る
と、この発行要求コマンドを発する。このとき、コマン
ド引数の「発行事象」には「更新」が設定され、「複製
/更新元DID」にはその更新要求のあった文書のDI
D値が設定される。この発行要求コマンドを受けたコマ
ンド処理部21は、新規作成文書の場合と同様に、DI
Dの発行を行うとともに、発行要求コマンドの引数を参
照して当該DIDの管理情報を作成し、自発行DID管
理部23に登録する。
【0042】なお、更新処理部36は、DID管理サー
バ20に発行要求コマンドを送信すると共に、更新要求
を発したWS40等に対して該当文書の文書データを供
給する。このとき、記憶装置36においては、この更新
元の文書のデータにはロックを掛け、他の利用者から変
更できないようにする。WS40等では、管理ストレー
ジ30から受け取った文書データに更なる編集処理を加
えて文書内容を更新し、その結果を管理ストレージ30
に返す。管理ストレージ30では、更新処理部35がこ
の更新結果の文書を受け取って文書データ部38に格納
し、同時にDID管理サーバ20から発行を受けたDI
Dとこの更新文書との対応情報をDID−文書対応デー
タ部37に登録する。
【0043】(3)格納許可要求(DID) このコマンドは、既にDIDを有している文書を管理ス
トレージ30に格納する際に発行されるコマンドであ
る。
【0044】このコマンドは、管理ストレージ30の格
納処理部31から発せられる。管理ストレージ30に入
力された文書がDIDを有している場合に、格納処理部
31はDID管理サーバ20に対してこの格納許可要求
コマンドを発する。このコマンドの引数は、当該入力文
書のDIDである。
【0045】このコマンドを受け取ったコマンド処理部
21は、図4に示すフローチャートに従って処理を行
う。まず、コマンド処理部21は、格納許可要求コマン
ドの引数に示されたDIDが自発行DID管理部23内
にあるか否かを調べる(S102)。この結果、自発行
DID管理部23内にない場合には、更にそのDIDが
他発行DID管理部24内にあるか否かを判定する(S
104)。この結果、格納要求に係るDIDが他発行D
ID管理部24内にもない場合には、当該DID(及び
これに対応する入力文書)は他のネットワークで発行
(作成)され今回新たに本ネットワーク10内に導入さ
れたものであると判断し、コマンド処理部21は、格納
許可通知を管理ストレージ30に送信し、当該DIDに
ついての管理情報(図3参照)を作成し、他発行DID
管理部24に登録する(S106)。この格納許可通知
を受けた格納処理部31は、前記入力文書及びそのDI
Dを記憶装置36に格納する。また、S104の判定に
おいて、当該DIDが他発行DID管理部24内にある
場合には、当該DIDは他ネットワークで発行されたも
のであり、かつ当該DIDに対応する文書が既に本ネッ
トワーク10の管理ストレージ30に格納されているこ
とになる。この場合には、コマンド処理部21は、管理
ストレージ30内における同一DIDの文書の並存を防
止するために、格納不許可通知を管理ストレージ30に
返す(S108)。格納不許可通知を受けた管理ストレ
ージ30の格納処理部31は、前記入力文書の格納処理
を取り止める。
【0046】また、S102の判定において、前記入力
文書のDIDが自発行DID管理部23内にある場合に
は、自発行DID管理部23から当該DIDの管理情報
を取出し、その所在フラグが管理ストレージ「外」であ
るか否かを判定する(S110)。この結果、所在フラ
グが「外」である場合には、コマンド処理部21は、格
納許可通知を管理ストレージに返す(S112)。すな
わち、この場合、当該DIDに対応する文書はその時点
では管理ストレージ30内にないので、その文書を格納
しても管理ストレージ30内におけるDIDの重複が起
こらないからである。なお、このときコマンド処理部2
1は、当該DIDの管理情報の所在フラグを管理ストレ
ージ「内」に変更し、自発行DID管理部23に再登録
する(S112)。格納許可通知を受けた管理ストレー
ジ30の格納処理部31は、前記入力文書を記憶装置3
6内に格納する。
【0047】一方、S110の判定において所在フラグ
が管理ストレージ「内」である場合には、コマンド処理
部21は、同一DIDの文書の並存を防止するために、
格納不許可通知を管理ストレージ30に返す(S11
4)。これにより、格納処理部31は前記入力文書の格
納処理を取り止める。
【0048】このように、本実施形態では、DIDを有
する文書が管理ストレージ30に入力された場合には、
そのDIDに対応する文書が管理ストレージ30内に存
在するか否かを調べ、存在する場合には当該入力文書の
格納を取り止める。これにより、本実施形態では、管理
ストレージ30内における同一DIDの文書の並存が防
止され、管理ストレージ30内におけるDIDの一意性
を維持することが可能となる。
【0049】(4)取出通知(DID) このコマンドは、文書が管理ストレージ30から取出さ
れる際に取出処理部32から発せられる。管理ストレー
ジ30内の文書を取り出し、他の文書格納装置(同一ネ
ットワーク内及び他ネットワークの装置)に移動させる
要求をWS40等から受け取った場合、管理ストレージ
30の取出処理部32は、その取出し対象の文書のDI
Dを引数として取出通知をDID管理サーバ20に発
し、文書の取出処理を行う。この取出通知を受けたコマ
ンド処理部21は、引数のDIDが自発行DID管理部
23に登録されている場合には、当該DIDの管理情報
の所在フラグを管理ストレージ「外」に変更し、再登録
する。一方、引数のDIDが他発行DID管理部24に
登録されている場合には、当該DIDについての管理情
報を他発行DID管理部24から削除する。
【0050】(5)破棄通知(DID) このコマンドは、管理ストレージ30に格納されている
DID付き文書が破棄(削除)された場合に発せられ
る。すなわち、WS40等から文書の破棄要求を受けた
場合、管理ストレージ30の破棄処理部33は、当該破
棄対象の文書のDIDを引数とした破棄通知をDID管
理サーバ20に送信し、当該文書の破棄処理を行う。破
棄処理部33から破棄通知を受け取ったコマンド処理部
21は、引数で指定されたDIDの管理情報を自発行D
ID管理部23又は他発行DID管理部24から検索
し、この管理情報の「破棄日時」に対して前記通知を受
け取った日時を書き込む。
【0051】このように、本実施形態では、文書が破棄
されたとしてもその文書のDIDの管理情報は破棄せ
ず、その文書が破棄された旨を明示した上でその管理情
報を保存しておく。従って、破棄された文書の管理情報
も参照可能となっている。別言すれば、本実施形態で
は、DIDは各文書に固有のものとし、DIDを有する
文書が破棄された場合に、当該DIDを別の新規文書に
付与して再利用することはしない。従って、本実施形態
によれば、現時点におけるDIDの一意性だけでなく、
過去・現在・未来にわたるDIDの一意性が保証され
る。
【0052】(6)管理情報問合せ(DID) このコマンドは、DID管理サーバ20が管理している
DIDの管理情報を参照するために用いる。このコマン
ドは、ユーザやWS40等で動作するアプリケーション
ソフトから発せられる。すなわち、ある文書についての
情報が欲しいユーザやアプリケーションソフトは、この
コマンドをDID管理サーバ20に対して発行すること
により、所望の情報を得る。このコマンドを受けたコマ
ンド処理部21は、自発行DID管理部23及び他発行
DID管理部24を検索し、その検索結果をコマンド発
行元に返す。このコマンドを用いることにより、DID
を用いた様々な文書処理が可能となる。なお、このコマ
ンドにおける引数は検索のためのキーであり、DID値
だけでなく管理情報における他の項目を指定することも
可能である。
【0053】以上が、本実施形態におけるDID管理の
処理動作である。以上の説明から分かるように、本実施
形態では、まず文書が新規作成(又は複製/更新)され
ると、それまでに発行されたDIDと重複しないDID
が付与された上で管理ストレージ30に格納されるとと
もに、DID付きの文書はDIDの重複がないかチェッ
クを受けた上でないと管理ストレージ30に格納されな
い構成となっている。従って、本実施形態によれば、管
理ストレージ30内においてDIDの一意性を保証する
ことができる。
【0054】なお、図1では、DID管理サーバ20の
管理下のネットワーク10に、管理ストレージ30が1
つしか設けられていない例を示したが、一つのDID管
理サーバ20の管理下のネットワークに複数の管理スト
レージをも受ける構成としてもよい。この場合における
処理は、管理ストレージが1つしかない場合の処理と本
質的に異ならない。
【0055】また、本実施形態では、上述した機能を有
する管理ストレージ以外の一般の文書格納装置(一般ス
トレージと呼ぶ)を設けることもできる。この場合、一
般ストレージに格納された文書については直接的にはD
IDの管理を行うことはできない。しかしながら、この
ような場合でも、その一般ストレージ内の文書が管理ス
トレージに格納/再格納される際に、DIDの発行ある
いはDIDの重複チェックが行われるので、管理ストレ
ージ内においてDIDの一意性を保証することができ
る。
【0056】また、本実施形態において、DIDが付与
された文書は、管理ストレージ30から取り出される際
には、DIDを保持するための特別のファイル(DID
キャリアと呼ぶ)に成形され、この形式でネットワーク
内を流通する。DIDキャリアは、文書データとDID
とが複合された複合文書である。
【0057】なお、このDIDキャリアをオブジェクト
指向的に構成し、DIDキャリア内にこの文書に対する
処理を記述することもできる。図5に、このように構成
されたDIDキャリアを示す。図5に示すように、DI
Dキャリア50は、文書データ部51、複製処理部52
及び破棄処理部53から構成される。文書データ部50
には、もともとの文書の文書データ51aと当該文書に
付与されたDID51bとが複合文書として格納され
る。複製処理部52は、当該文書に対して複製要求がな
された場合の処理を記述した部分である。すなわち、こ
のDIDキャリアに対して複製要求がなされた場合、複
製処理部52は、自らの複製を作成すると共に、DID
管理サーバ20に対して新規DIDの発行要求を発す
る。そして、発行された新規DIDを複製によって新た
にできたDIDキャリアのDIDに設定する。また、破
棄処理部53は、当該文書に対して破棄要求がなされた
場合の処理を記述した部分である。すなわち、このDI
Dキャリアに対して破棄要求がなされた場合は、破棄処
理部53は、DID管理サーバ20に対して破棄通知を
発行する。そして、当該DIDキャリアは破棄(削除)
される。なお、DIDキャリアからDID発行要求及び
破棄通知に関するDID管理サーバ20の処理は、上述
した管理ストレージ30に対する処理と同様である。
【0058】このように、文書が管理ストレージ30の
外に出た場合には、図5に示すDIDキャリアの形で文
書を管理すれば、一般ストレージにある場合も文書のD
ID管理が可能となる。
【0059】なお、以上の説明では、一つのネットワー
ク内のDID管理について説明したが、多ネットワーク
にまたがる広域の管理においては次のようなシステムが
考えられる。すなわち、文書管理の対象となる領域に唯
一つのDID発行機関を設置し、各ネットワークは、そ
のDID発行機関から、所望数のDIDの利用権の発行
を受ける。この時、DID発行機関は、各ネットワーク
同士の間でDIDの重複が起こらないようにする。DI
D発行機関は、DIDの利用権を発行したネットワーク
名、及び当該ネットワークに発行したDIDの範囲のみ
を管理し、各ネットワークからの問い合わせに応じてこ
の情報を回答する。各ネットワーク(DID管理サー
バ)からDID発行機関に対しては、例えば次に示すコ
マンドが規定される。
【0060】(a)DID利用権要求(ネットワーク
名、DID個数) このコマンドは、DID管理サーバがDIDの利用権を
要求する際に用いられる。なお、このコマンドにより、
DID発行機関からDID利用権を受けた各ネットワー
クのDID管理サーバは、そのDIDの範囲を前記DI
D範囲設定コマンドで未発行DID管理部22に設定す
る。
【0061】(b)ネットワーク名問合せ(DID) このコマンドは、DIDが発行されたネットワークの名
称を調べる際に用いられる。
【0062】次に、図6を参照して、本実施形態の変形
例について説明する。図6の構成は、DID管理サーバ
20の管理下にDID管理サブサーバ50を設けたこと
を特徴とする。すなわち、図6において、DID管理サ
ーバ20は、ネットワーク10及びサブネットワーク9
0の両方を管理するが、サブネットワーク90がDID
管理サーバ20から離れている場合にはサブネットワー
ク90上で作成された文書についてのDIDの発行が遅
れがちになることが考えられる。また、ネットワークの
構成によっては、サブネットワーク90のWSからはD
ID管理サーバ20に直接アクセスできない場合なども
考えられる。さらには、ネットワークに接続されるWS
の数自体が多くなり、DID管理サーバ20の処理負荷
が増えてDIDの発行が遅れがちになることも考えられ
る。図6の構成は、このようなDID発行の遅れを防止
するためのものである。
【0063】図6の構成では、サブネットワーク90上
にDID管理サブサーバ60及びこれに対応する管理ス
トレージ70を設ける。DID管理サブサーバ60は、
DID管理サーバ20の業務のうち、DIDの発行のみ
を肩代わりする。この構成では、DID管理サブサーバ
60はDIDの発行業務のみを行い、管理情報について
はDID管理サーバ20にて一元管理する。
【0064】図6において、サブネットワーク50上の
WS等で作成された文書は管理ストレージ70に格納さ
れ、このとき管理ストレージ70からDID管理サブサ
ーバ60に対してDIDの発行要求がなされる。この発
行要求のコマンドは前述した管理ストレージ30から発
せられるものと同様である。DID管理サブサーバ60
は、予めDID管理サーバ20から所定数のDIDの仮
発行を受けておき、それを管理している。このため、D
ID管理サブサーバ60からDID管理サーバ20への
コマンドとして次の仮発行要求が規定されている。
【0065】(α)仮発行要求(DID数) このコマンドは、例えばDID管理サブサーバ60のオ
ペレータにより入力され、DID管理サーバ20に送信
される。このコマンドを受けたDID管理サーバ20の
コマンド処理部21は、要求された数のDIDを未発行
DID管理部22から取り出し、仮発行する。このと
き、コマンド処理部21は、仮発行したDIDについて
管理情報を作成し、自発行DID管理部23に登録す
る。なお、この場合の管理情報では、項目「発行事象」
のデータを「仮発行」とする。なお、前述した発行要求
コマンドをこの仮発行コマンドに転用することも可能で
ある。
【0066】そして、DID管理サブサーバ60は、管
理ストレージ70からDID発行要求を受けると、管理
している仮発行DIDから未発行のものを選んで発行す
る。そして、DID管理サブサーバ60は、次に示すよ
うな発行通知コマンドを作成し、DID管理サーバ20
に送信する。
【0067】(β)発行通知(DID、発行事象、利用
者、複製/更新元DID) このコマンドは、DIDを正式な発行対象(すなわち文
書)についての情報をDID管理サーバ20に通知する
ために用いられる。このコマンドにおいて、引数のDI
Dには発行したDIDの値が設定される。このほかの引
数は、管理ストレージ70からのDID発行要求の引数
に基づき設定される。この発行通知を受けたDID管理
サーバ20は、この通知の引数の情報を用いて、該当す
るDIDの管理情報を更新する。
【0068】なお、管理ストレージ70からDID管理
サブサーバ60に対しては、DID管理サーバ20に対
するコマンドと同様のコマンドが定義されており、これ
らコマンドを受けとったDID管理サーバ60は、必要
に応じてこのコマンドをDID管理サーバ20に転送す
る。
【0069】この構成によれば、DID管理サーバ20
にアクセスしづらいサブネットワークにおいてもDID
の発行を迅速に行うことが可能となる。また、別の観点
から見ると、この構成によれば、DID管理サーバ20
の処理負荷を分散して、システム全体の処理効率を向上
させることができる。
【0070】次に、図7を参照して、DIDの利用例を
説明する。この例は、DIDをネットワークからの文書
の流出の監視に用いる例である。この例では、図7に示
すように、DID管理サーバ20の管理下のネットワー
ク10における他のネットワークとの接続点に流出監視
装置60が設けられる。流出監視装置60は、文書監視
部61、流出禁止DIDリスト62、祖先文書探索部6
3、及び流出可否判定部64を含む。この例では、ネッ
トワーク10から流出しようとする文書(以下、流出文
書と呼ぶ)は、必ず流出監視装置60を通過するように
する。流出監視装置60には、ネットワーク10からの
流出が禁止された文書のDIDのリスト(流出禁止DI
Dリスト62)が登録されている。流出管理装置60
は、このリストに登録された文書、及びこの文書から派
生した文書の流出を防止する。
【0071】すなわち、図7において、流出文書は流出
監視装置60内の監視部61で一旦止められる。監視部
61は、流出文書からDID情報を抽出し、祖先文書探
索部63に通知する。祖先文書探索部63は、前述した
管理情報問合せコマンドを利用して、監視部61から通
知されたDIDの管理情報をDID管理サーバ20から
取得し、この管理情報の「複製/更新元DID」を調べ
る。そして、この複製/更新元DIDがある場合には、
この複製/更新元DIDの管理情報をDID管理サーバ
20に問合せ、流出文書の元の元となる文書のDIDを
取得する。このようにして、流出文書の最も最初のバー
ジョンの文書に辿り着くまでこれを繰り返す。この処理
によって得られた一連の文書群を祖先文書と呼ぶ。祖先
文書探索部63は、流出文書及び祖先文書のDIDを流
出可否判定部64に通知する。流出可否判定部64は、
流出文書のDIDあるいは祖先文書のDIDが流出禁止
DIDリスト62に登録されているか否かを調べる。こ
の結果、流出文書のDIDあるいは祖先文書のDIDが
流出禁止DIDリスト62に登録されていない場合に
は、監視部61に一旦保持された流出文書がネットワー
ク10外に送り出される。一方、流出禁止DIDリスト
62に登録されている場合には、監視部61に保持され
た流出文書は、破棄されるか、あるいは流出要求以前に
格納されていた格納場所に再格納され、流出要求を発し
たクライアントに対して当該文書が流出禁止である旨の
メッセージが送信される。
【0072】このように、この利用例によれば、ネット
ワークから流出させたくない文書を流出禁止DIDリス
トに登録しておくことにより、その文書及びその文書か
ら複製又は更新により派生した文書の流出を防止するこ
とができる。なお、流出監視装置をプリンタ等の出力装
置に設け、流出禁止の文書がプリンタ等から出力される
ことを防ぐことも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各文書に対して一意的な文書識別子を付与し、さらにそ
の文書識別子の一意性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る文書管理システムの全体構成を
示す説明図である。
【図2】 DIDの管理情報の形式を示す図である。
【図3】 DIDの管理情報の形式を示す図である。
【図4】 取出通知を受けた場合のコマンド処理部21
の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 DIDキャリアの構成の一例を示す説明図で
ある。
【図6】 DID管理サーバの管理下にDID管理サブ
サーバを設ける例を示す図である。
【図7】 DIDを用いた文書流出管理方式を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク、20 DID管理サーバ、21
コマンド処理部、22未発行DID管理部、23 自発
行DID管理部、24 他発行DID管理部、30 管
理ストレージ、31 格納処理部、32 取出処理部、
33 破棄処理部、34 複製処理部、35 更新処理
部、36 記憶装置、37 DID−文書対応データ
部、38 文書データ部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書と文書識別子とを互いに対応づけて
    格納する文書格納手段と、 要求に応じて未発行の文書識別子の中の一つの文書識別
    子を発行するとともに、発行した文書識別子を含む管理
    情報を作成し、前記文書格納手段への文書の格納及び前
    記文書格納手段からの文書の取出に応じて、対応する文
    書識別子の管理情報の前記フラグを更新する識別子管理
    手段と、 を有し、 前記文書格納手段は、 入力された文書が文書識別子を有するか否かを判定する
    手段と、 前記入力文書が文書識別子を有しない場合には、前記識
    別子管理手段に対し新規文書識別子の発行を要求し、こ
    の要求に応じて発行された文書識別子を前記入力文書と
    を対応づけて格納し、前記入力文書が文書識別子を有す
    る場合には、前記識別子管理手段に対して当該文書識別
    子が前記文書格納手段に格納されているか否かを問い合
    わせ、この問い合わせの結果当該文書識別子が格納され
    ている場合に前記入力文書の格納を中止する手段と、 格納している文書が取り出された場合に、前記識別子管
    理手段にその旨を通知する手段と、 を有することを特徴とする文書管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文書管理システムにおい
    て、 前記文書格納手段は、格納している文書を複製した際
    に、前記識別子管理手段に対し文書識別子の発行を要求
    し、この要求に応じて発行された文書識別子を複製文書
    と対応づけて格納することを特徴とする文書管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の文書管理
    システムにおいて、 前記文書格納手段は、格納している文書の内容を更新し
    た場合に、前記識別子管理手段に対し文書識別子の発行
    を要求し、この要求に応じて発行された文書識別子を更
    新文書と対応づけて格納することを特徴とする文書管理
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の文書管理
    システムにおいて、 前記文書格納手段は、格納している文書を複製又は更新
    する際に、複製又は更新の元となる元文書の文書識別子
    を前記識別子管理手段に通知し、 前記識別子管理手段は、複製文書又は更新文書に対して
    発行された文書識別子について、前記元文書の文書識別
    子を含む管理情報を作成することを特徴とする文書管理
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    文書管理システムにおいて、 前記文書格納手段は、格納している文書を破棄する際に
    前記識別子管理手段に対して破棄文書の文書識別子を通
    知し、 前記識別子管理手段は、前記文書格納手段から通知され
    た文書識別子の管理情報に当該文書の破棄に関する情報
    を付加することを特徴とする文書管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    文書管理システムにおいて、 予め前記識別子管理手段から所定数の文書識別子の仮発
    行を受けて保持し、文書格納手段からの要求に応じて前
    記仮発行を受けた文書識別子の中から文書識別子を発行
    し、発行した文書識別子についての情報を前記識別子管
    理手段に通知する補助発行手段を有し、 前記識別子管理手段は、前記補助発行手段から通知され
    た情報に基づき管理情報を更新することを特徴とする文
    書管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の文書管理システムであっ
    て、 当該文書管理システムの管理下のネットワークからの文
    書の流出を監視する流出監視手段を有し、 前記流出監視手段は、 前記ネットワークからの流出が禁止されている文書の文
    書識別子を登録した流出禁止リストと、 前記流出しようとする文書の文書識別子を検出する手段
    と、 前記識別子管理手段に対して管理情報の問合せを行い、
    この結果得た管理情報の元文書の文書識別子を検出する
    ことにより、前記流出しようとする文書の祖先となる文
    書の文書識別子を求める祖先文書問合手段と、 前記流出しようとする文書及びこの祖先となる文書の文
    書識別子の中に前記流出禁止リストに含まれるものがあ
    る場合に前記流出しようとする文書のネットワークから
    の流出を防止する流出防止手段と、 を有することを特徴とする文書管理システム。
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