JPH09222980A - 表示装置及びこれを用いた電子掲示板装置 - Google Patents

表示装置及びこれを用いた電子掲示板装置

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JPH09222980A
JPH09222980A JP8030893A JP3089396A JPH09222980A JP H09222980 A JPH09222980 A JP H09222980A JP 8030893 A JP8030893 A JP 8030893A JP 3089396 A JP3089396 A JP 3089396A JP H09222980 A JPH09222980 A JP H09222980A
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JP
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display device
bulletin board
window
www browser
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JP8030893A
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English (en)
Inventor
Michio Higano
道夫 日向野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8030893A priority Critical patent/JPH09222980A/ja
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から表示内容の自動スクロールを指示で
きるインターフェースを構築し、電子掲示板としての使
用が可能なWWWブラウザを提供する。 【解決手段】 掲示情報コントローラ12は、電子掲示
板を開設する際に、WWWブラウザ10に対し起動命令
を発する。続いて、掲示情報コントローラ12は、WW
Wブラウザ10が表示する各ウィンドウに対し、ウィン
ドウ指示を出力する。続いて、各ウィンドウが表示すべ
きHTMLをHTMLファイル14から読み出し、WW
Wブラウザ10に供給する。続いて、掲示情報コントロ
ーラ12は、各ウィンドウがスクロールする速度を指示
するスクロール速度指示をWWWブラウザ10に対し出
力する。その結果、WWWブラウザ10の各ウィンドウ
は、所望のHTMLファイル14の内容を指定されたス
クロール速度でスクロールしながら表示を行う。従っ
て、対話的な特性を有する電子掲示板が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HTML(Hyp
er Text MarkUp Language)言
語などを解釈し、表示を行うブラウザ及びこれに類する
画像表示装置に関する。特に、表示内容を自動的に変更
する機能を備え、電子掲示板として用いることが可能な
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上でWWW(Wo
rld Wide Web)ブラウザに、所定の表示内
容を閲覧することが広く行われている。このWWWブラ
ウザは、HTML言語を解釈し、その内容を表示するソ
フトウェアである。従来のWWWブラウザは、外部プロ
グラムからの指示を入力する機能を有しているため、係
る機能を用いて外部プログラムからこのWWWブラウザ
を制御することが可能である。制御できる内容として
は、例えば、WWWブラウザが表示するURL(Uni
form Resource Locator)の指定
や、プログラムから外部にデータを送信すること、など
が含まれている。例えば、代表的なWWWブラウザであ
るNCSA MOSAICにおいては、外部から制御で
きる機能については、CCI(Common Clie
nt Interface)とよばれる規格によって定
められている。また、他の著名なWWWブラウザである
Netscapeにおいては、制御可能な内容がNCA
PI(Netscape Client Applic
ation Interface)として規格化されて
いる。
【0003】したがって、これらのWWWブラウザの、
いわばアプリケーション間インターフェイスを用いるこ
とにより外部のプログラムからWWWブラウザの動作を
制御することが可能であった。
【0004】尚、このようなインターフェイスは、「N
CAA Mosaic Common Client
Interface Protocol Specif
ication」や「Netscape´s DDE
Implementation」に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のWWWブラウザにおいては、ブラウザのスクロ
ール動作を制御することは出来なかった。さらに、外部
プログラムからの上記インターフェイスを用いた制御で
は、このWWWブラウザの起動時の動作設定を行うこと
は出来なかった。ただし、従来のWWWブラウザを起動
する際に、操作者が明示的にオプションを設定すること
により例えば、ウィンドウのリサイズ(ウィンドウの大
きさの変更)が出来ないように設定したりすることは可
能であった。
【0006】このように、WWWブラウザが表示するデ
ータの表示コントロールのごく簡単なものに関しては、
従来からあるインターフェースを用いて外部から制御す
ることが可能であった。そのため、WWWブラウザが表
示する内容を単に他のデータに切り換えたりする等の単
純な制御については可能である。
【0007】しかしながら、この表示内容を自動的にス
クロールする等の高度の制御についてはその機能が設け
られておらず、外部から制御することは出来なかった。
さらに、このWWWブラウザを起動する際の設定によ
り、WWWブラウザを操作者が終了させることができな
いようにしたり、表示しているウィンドウのサイズや画
面(ディスプレイ)上の表示位置を指示するようなこと
も不可能であった。
【0008】さて、このWWWブラウザは、インターネ
ットを介して所定のHTML言語を用いて記述された情
報を表示するソフトウェアであり、情報の配信に極めて
有効なものである。そのため、このWWWブラウザをい
わゆる電子掲示板として用いることができれば、秀れた
電子掲示板がえられると考えられる。
【0009】しかしながら、上に述べたように、現在の
WWWブラウザでは、操作者が自由にこのブラウザを終
了してしまったり、表示内容を変更してしまったりする
ことができるため、一般公衆に対する電子掲示板として
用いることは出来なかった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はWWWブラウザの起動時のウィンドウ
の状態を設定することを可能とし、また、外部のプログ
ラムからスクロール動作指示をすることができるように
し、電子掲示板として良好な特性を有するWWWブラウ
ザを提供することである。また、本発明の他の目的はこ
のWWWブラウザを用いて電子掲示板の装置を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、上記課
題を解決するために、表示内容を記述する表示記述言語
で記述された表示指示データを解釈する解釈手段と、前
記解釈手段により解釈された解釈内容に基づき前記表示
を行う表示手段と、を備えた表示装置において、表示画
面の表示内容を変更する変更手段と、指示に基づき、表
示内容の変更を中断して前記指示に対応する処理をする
処理手段と、を含むものである。
【0012】このように、表示内容を自動的に変更する
変更手段を備えるとともに、指示に基づき変更を中断し
うるので、電子掲示板に適用可能な表示装置が得られ
る。この表示装置を用いれば、従来にないより対話的な
電子掲示板が構築可能である。
【0013】第2の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1の本発明の表示装置において、前記解釈手段
は、マークアップ言語を解釈するものである。
【0014】マークアップ言語としては、例えば、HT
ML等がインターネット上で広く用いられており、好適
である。この場合には本発明の画像表示装置は、WWW
ブラウザとしての構成を有する。
【0015】第3の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1の本発明の表示装置において、前記変更手段
は、自動スクロールを行うものである。
【0016】自動的にスクロールが行われるので、電子
掲示板としての使用に耐えうる画像表示装置が得られ
る。尚、自動スクロールの例を請求の範囲には示した
が、ページが単に切り替えられることにより、表示内容
が変更されるように構成しても構わない。
【0017】第4の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1の本発明の表示装置において、本表示装置の動
作モードを指定する初期情報を、起動時に参照し、起動
時の動作モードを設定する動作モード設定手段を有し、
前記動作モード設定手段は、前記初期情報中の指定に基
づき、本表示装置の操作者による終了操作を禁止する終
了禁止モードを設定する終了禁止モード設定手段、を含
むものである。
【0018】操作者が勝手に装置を終了できないため、
不特定人に対する電子掲示板としての使用に耐えうる表
示装置が得られる。
【0019】第5の本発明は、上記課題を解決するため
に、第4の本発明の表示装置において、前記終了禁止モ
ード設定手段は、本表示装置を終了する旨を指示するた
めのボタン、クローズボックス及びアイコン等のグラフ
ィックユーザインターフェースを画面に表示しないこと
によって、終了禁止モードを設定するものである。
【0020】操作者は終了するためのメニュー等が画面
に表示されていないため、装置を終了できない。そのた
め、不特定人に対する例えば公共情報電子掲示板として
の使用に耐えうる表示装置が得られる。
【0021】第6の本発明は、上記課題を解決するため
に、第4の本発明の表示装置において、前記動作モード
設定手段は、前記初期情報ファイル中の指定に基づき、
入力されたパスワードが正しい場合にのみ、本表示装置
の終了動作を許可する終了許可モードを設定する終了許
可モード設定手段、を含むものである。
【0022】そのため、通常の不特定の操作者は電子掲
示板を終了させることが不可能になると共に、特別な技
術者にはその終了を行わせることが可能である。
【0023】第7の本発明は、上記課題を解決するため
に、第4の本発明の表示装置において、前記動作モード
設定手段は、前記初期情報中の指定に基づき、本表示装
置が表示する表示領域の大きさ及び表示領域のうち少な
くとも一方を設定する表示領域設定手段、を含むもので
ある。
【0024】そのため、起動時のウィンドウの大きさを
所定の値に設定可能な表示装置が得られる。さらに、起
動時のウィンドウの表示位置を所定の値に設定可能な表
示装置が得られる。
【0025】第8の本発明は、上記課題を解決するため
に、第4の本発明の表示装置において、前記動作モード
設定手段は、前記初期情報中の指定に基づき、本表示装
置が表示する表示領域の大きさ及び表示領域のうち少な
くとも一方を操作者による変更を禁止する表示領域変更
禁止モードに設定する手段、を含むものである。
【0026】そのため、ウィンドウの大きさが変更され
ないので、不特定人に対する例えば公共情報の電子掲示
板としての使用に耐えうる画像表示装置が得られる。さ
らに、ウィンドウの表示位置が変更されないので、不特
定人に対する例えば公共情報の電子掲示板としての使用
に耐えうる画像表示装置が得られる。
【0027】第9の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1乃至第8の本発明の表示装置を用いて、前記表
示記述言語で記述された掲示内容を表示するものであ
る。
【0028】そのため、上記第1から第8までの画像表
示装置と同様の作用・特徴を有する電子掲示板装置が得
られる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。
【0030】図1には、本実施の形態に係る表示装置の
構成を表す構成ブロック図が示されている。同図に示さ
れているように、一定の表示指示データを解釈する解釈
部20と、解釈内容に基づき表示を行う表示部22と、
を備えている。さらに、表示内容を変更する変更部24
と、指示に対応する処理を行う処理部26と、を備えて
いる。これらの各部は、所定のプログラムと、このプロ
グラムを実行するCPUとから主に構成される。また、
表示部22にはプログラムとCPUの他に表示装置であ
るCRTや液晶表示装置等が含まれている。
【0031】以下、本表示装置がWWWブラウザとして
動作する場合、すなわち上記解釈部20がHTMLを解
釈する場合の動作を説明する。
【0032】図2には、本表示装置によってディスプレ
イに二つのウィンドウが表示され、それぞれのウィンド
ウにハンドル名が設けられている様子を示す説明図が示
されている。本実施の形態において特徴的なことは、本
表示装置においては、表示される各ウィンドウに対し
て、WWWブラウザの外部の他のプログラムがWWWブ
ラウザを制御するためのインターフェースを介して、各
ウィンドウ毎にその表示を制御することが可能なことで
ある。勿論、図2に示されているように、単に複数のウ
ィンドウを表示するだけであるならば従来のブラウザで
も可能である。例えば、図2に示されているごとく、ブ
ラウザウィンドウ1にスポーツ情報を表示し、同時にブ
ラウザウィンドウ2に対しては経済情報を表示させるこ
とも従来のWWWブラウザにて操作者が所定の操作を手
動で行うことにより可能ではあった。
【0033】しかしながら、本実施の形態においては、
各ウィンドウにハンドル名を設けている。例えば、図2
に示されている例においては、スポーツ情報が表示され
ているウィンドウに対し、「ウィンドウ1」というハン
ドル名を設定し、経済情報が表示されているウィンドウ
には、「ウィンドウ2」というハンドル名を設けてい
る。そして、外部の他のプログラムからは、このハンド
ル名を用いて係るハンドル名による指定されるウィンド
ウに対する制御を行い得るようにアプリケーション間の
インターフェースが定義されているのである。
【0034】このように、本実施の形態においては、他
のプログラムからの表示制御の指示において、「ウィン
ドウ1」や、「ウィンドウ2」などのパラメータが含ま
れていることを許し、係るパラメータ「ウィンドウ1」
等によって、指定されるウィンドウに対する表示の制御
である事を明示しうるように構成しているのである。こ
の結果、各ウィンドウ毎に独立してその表示を制御する
ことができ、利便性の高いWWWブラウザが提供され
る。
【0035】さらに、本実施の形態においては、WWW
ブラウザのアプリケーション間インターフェースとして
自動スクロール操作をサポートしている。この自動スク
ロール機能は上記変更部24の機能の一部である。
【0036】すなわち、他の外部のプログラムから各ウ
ィンドウ毎に自動的にスクロール動作を行わせることが
できるのである。このスクロール動作は、スクロールの
速さなどを、各ウィンドウごとに設定することによりお
こなわれる。本実施の形態においては、他の外部のプロ
グラムからの自動スクロールを可能としているため、操
作者がなんらスクロール指示を行わなくとも表示内容が
自動的に変更され電子掲示板として用いることが可能な
WWWブラウザが提供されるのである。なお、本実施の
形態においては、外部の他のプログラムからの自動スク
ロール操作を可能とし、表示内容の変更を行ったが、単
に表示の頁を切り変えることにより表示内容を変更する
ことも好適である。例えば一定時間ごとに表示されるペ
ージを切り替え、表示内容を変更する手法を採用して
も、いわゆる電子掲示板としての役割は十分に果たすも
のと考えられる。
【0037】また、本実施の形態においては、自動スク
ロール操作や、ページの切り替えなどを外部のほかのプ
ログラムから指示可能に構成したが、操作者から何らか
の操作指示があった場合には、この自動スクロール等の
動作は一端中断される。電子掲示板を見る者が、その表
示内容中により詳しく知りたい記事などを見出した場合
に、マウスなどを用いてその情報に対する詳細なデータ
を見るべく他のホームページにアクセスを行う場合を想
定したものである。このように、電子掲示板を見る者か
ら所定の操作があった場合には、自動スクロールやペー
ジの切り替えなどは一端中断され、操作者の指示にした
がった従来からあるWWWブラウザの動作を行うのであ
る。なお、一定時間操作者からの入力がなければ、再び
自動スクロールやページの切り替えが自動的に開始さ
れ、電子掲示板として利用可能な状態に復帰する。
【0038】さらに、本実施の形態においては、WWW
ブラウザのウィンドウサイズや、表示位置の情報など
は、初期情報ファイルに保持されており、WWWブラウ
ザが起動される際に、この初期情報ファイルを参照し、
ウィンドウのサイズや表示位置などがそれぞれ設定され
る。
【0039】この初期情報ファイルは、本発明の「初期
情報」を格納するファイルである。なお、設定されるウ
ィンドウのサイズや、表示位置などは、電子掲示板とし
て好適な種々の値に設定することが可能である。
【0040】尚、本実施の形態に係るWWWブラウザ
は、その終了時に現在表示されているウィンドウのサイ
ズや表示位置が自動的に初期情報ファイルに格納される
ように構成されている。そのため、適切なウィンドウサ
イズ等を設定する手法としては、実際は適切なウィンド
ウのサイズや表示位置となるように専門の技術者がWW
Wブラウザの画面上で調整した後に、このWWWブラウ
ザを終了させることが望ましい。このように、一旦技術
者が調整した状態でWWWブラウザを終了させることに
より、自動的に適切なウィンドウサイズや表示位置の情
報が格納された初期情報ファイルが作成されるのであ
る。
【0041】さて、WWWブラウザを電子掲示板として
用いるためには、自動スクロールや、自動的なページの
切り替えなどだけでは完全とはいいがたい。電子掲示板
というものは、一般に不特定多数の者に公開されること
を目的としているため、不特定多数の人により操作が行
われうる。従って、電子掲示板として用いられている場
合には、勝手にWWWブラウザの終了動作が行われて
は、電子掲示板としての役割を果たすことができない。
また、勝手にウィンドウのトサイズが変更されてしまっ
ても知りたい情報を正確に表示することができなくな
る。また、ウィンドウの表示位置が移動されてしまうこ
とは、電子掲示板としては望ましくない。さらに、通常
の従来のWWWブラウザにおいて、表示されていた各種
のメニューやツールバーなどは電子掲示板においては一
切不要である。さらに、これらのメニューやツールバー
が表示されていることにより、不測の操作が行われるこ
とによるデータの破壊、プログラムの破壊などが行われ
る恐れもある。従って、電子掲示板としてWWWブラウ
ザを用いる場合には、終了することができないように設
定したり、通常のメニューが表示されないように設定で
きることが望ましい。
【0042】本実施の形態において特徴的なことは、W
WWブラウザの初期情報ファイルにおいて、以上のよう
な動作モードを指定することができることである。この
初期情報ファルイには操作者からの終了が可であるか不
可であるかについて、また、ウィンドウのリサイズが可
であるか不可であるかについて、ウィンドウの表示位置
を移動することができるか否かについて、などの情報が
格納されており、本実施の形態に係るWWWブラウザ
は、この初期情報ファイルの指示に基づき、操作者に終
了動作を許可しないモードに設定したり、ウィンドウの
リサイズ不可のモードに自分自身を設定する。
【0043】このモード設定は、動作モード設定部28
(図1参照)によって行われる。この動作モード設定部
28も、そのモード設定を行うプログラムと、このプロ
グラムを実行するCPUとから構成されている。
【0044】また本実施の形態に係る初期情報ファイル
には、通常のメニューの表示、ツールバーの表示などに
ついてもそれぞれの表示するかしないかについての指示
が含まれている。
【0045】WWWブラウザの終了が操作者から出来な
いように設定するには、例えば、WWWブラウザのクロ
ーズボタンを表示しないことが考えられる。このクロー
ズボタンは、一般にそのウィンドウを閉じる場合に用い
られるが、このクローズボタンを表示しないことによ
り、操作者はウィンドウを閉じることができなくなり、
WWWブラウザを終了させることができなくなる。ま
た、通常のメニューを表示させないことにより、メニュ
ーから「終了」を選べなくすることも勿論好適である。
これらの設定は全て動作モード設定部28により行われ
る。
【0046】このように、終了のためのボタンや表示の
類いを画面に表示しないようにすることにより、WWW
ブラウザを操作者から終了することができないモードに
設定することが可能である。その結果、本実施の形態に
よれば、操作者によって勝手に終了させられることがな
く、電子掲示板として利用可能なWWWブラウザが提供
されうる。
【0047】図3には、本実施の形態において特徴的な
事項である初期情報ファイルの設定項目の説明図が示さ
れている。図3に示されているように、本実施の形態に
係る初期情報ファイルには、操作者からの終了が可であ
るか否かについての情報ウィンドウの位置についての
X,Y座標ウィンドウのサイズを表す幅及び高さ、ウィ
ンドウのリサイズが可能であるか否かについて、自動ス
クロールが外部から指示可能か否かについて、またメニ
ューの表示を行うか否かについて、また、ツールバーの
表示を行うか否かについて、さらに、URLを表示する
か否かについての情報、がファイル中に格納されてい
る。これらの情報が各ウィンドウ毎に独立に設定される
のである。
【0048】なお、本実施の形態においては操作者がW
WWブラウザを終了させることができないよう設定する
ことが可能であるが、適当なパスワードを入力させ、正
しいパスワートが入力された場合にのみWWWブラウザ
終了を許可するような構成を採用することも好適であ
る。このような構成を採用する場合には、例えばメニュ
ー上に「パスワードの入力」などの項目を設け、この項
目を選択してパスワードを入力するダイヤログ表示を表
示させ、所定のパスワードを入力することができる。そ
して、本実施の形態に係るWWWブラウザは入力された
パスワードが正しい場合にはクローズボタンや、プログ
ラムメニューの中に「終了」の項目を表示するのであ
る。このように、パスワードを用いて、特定の操作者に
のみ終了を許可することにより、電子掲示板として使用
できると共に、通常のWWWブラウザとしても使用可能
になるという効果を奏する。
【0049】図4には、本実施の形態に係るWWWブラ
ウザが、外部のプログラムによって制御される様子を説
明する説明図が示されている。本実施の形態に係るWW
Wブラウザ10は、外部プログラム掲示情報コントロー
ラ12によって起動される。この掲示情報コントローラ
12は、電子掲示板を制御するソフトウェアであり、外
部のHTMLファイル14の内容を読み出し、WWWブ
ラウザ10にその内容を解釈させる。図4に示されてい
るように掲示情報コントローラ12は、まず起動命令を
WWWブラウザ10に与える。これによって、WWWブ
ラウザ10は、起動し、図3において示した初期情報フ
ァイルを参照して初期設定を行い起動を行う。次に、掲
示情報コントローラ12は、各ウィンドウ毎にその表示
を制御すべく、ウィンドウ指示をWWWブラウザ10に
対して出力する。本実施の形態に係るWWWブラウザ1
0は、ウィンドウ指示に基づき、各ウィンドウの動作の
設定を行う。
【0050】このように、各ウィンドウの表示が設定さ
れた後、HTMLファイル14の内容がWWWブラウザ
10に供給される。これによって、WWWブラウザ10
は、係るHTMLファイル14の内容を表示する。次
に、掲示情報コントローラ12は、各ウィンドウに対
し、スクロール速度の指示を行う。このように、スクロ
ールの速度を指示することにより、各ウィンドウにおい
ては自動的に表示内容が更新されていくのである。本実
施の形態において特徴的なことは、外部の掲示情報コン
トローラ12がWWWブラウザ10で表示されているウ
ィンドウ内のスクロールの速度を指示できるように構成
したことである。この結果、WWWブラウザ10は自動
スクロールを行い、操作者がなんら操作を行わなくとも
その表示内容が変更されるのである。この結果、このW
WWブラウザ10は掲示情報コントローラ12と共に、
良好な特性を有する電子掲示板としての動作を行う。
【0051】電子掲示板においては、一定時間ごとに、
表示の種類、例えばスポーツ情報や経済情報を切り替え
ることが一般に電子掲示板においては望ましい。例え
ば、一定時間ごとにニュースや道路交通情報、ショッピ
ング情報、または、天気予報などを表示し、種々の情報
を、見る者に対し提供することが望ましい。そこで、図
4に示されているように掲示情報コントローラ12は一
定時間ごとにウィンドウ指示とHTMLファイル14の
供給、さらにスクロール速度の指示を順番に行うのであ
る。そして、最後にこの電子掲示板の動作が終了する場
合には、掲示情報コントローラ12は、WWWブラウザ
10に対して終了命令を出力する。終了令によってWW
Wブラウザ10が終了し、電子掲示板としての動作も終
了する。
【0052】図4に示されている電子掲示板の詳細な動
作を図5に示されているフローチャートに基づいて説明
する。
【0053】まず、ステップS4−1において、掲示情
報コントローラ12が起動される。次に、ステップS4
−2において、掲示情報コントローラ12は、WWWブ
ラウザ10を起動すべく起動命令をWWWブラウザ10
に対して出力する。すると、ステップS4−2において
WWWブラウザ10が起動される。尚、上述したよう
に、本実施の形態におけるWWWブラウザ10は各部を
実現するプログラム(及びそれを格納するメモリ)とそ
のプログラムを実行するCPUとから構成されており、
典型的にはパーソナルコンピュータなどの小型コンピュ
ータ装置が利用される。
【0054】WWWブラウザ10が起動されると、ステ
ップS4−4において初期情報ファイルの読み込みが行
われる。そして、初期情報ファイルの設定に基づきウィ
ンドウの表示が行われる。このウィンドウの表示は初期
情報ファイルにおいて指定される全てのウィンドウに関
して表示が行われる。(ステップS4−5)。この表示
は解釈部20、表示部22(図1参照)により行われ
る。
【0055】一方、掲示情報コントローラ12は、ステ
ップS4−6においてHTMLファイルの特定を行う。
これによって、掲示板に表示されるURLを決定する。
この設定は各ウィンドウに対応して行われる。
【0056】ステップS4−7においては、WWWブラ
ウザ10に対してURLと、ウィンドウIDと、スクロ
ール速度が送信される。これは、各ウィンドウに対して
表示の対象であるHTMLファイル14を特定するUR
Lと、自動スクロールの際のスクロール速度がそれぞれ
指示されるものであり、これによって、実際にWWWブ
ラウザ10における表示が開始される。
【0057】具体的には、ステップS4−8において、
WWWブラウザ10が、HTMLの表示を、前記ステッ
プS4−7において指示されたURLやスクロール速度
に基づき表示を行う。ステップS4−9においては指示
されたスクロール速度で自動スクロールが各ウィンドウ
毎に行われる。このスクロール速度の設定は変更部24
により設定される(図1参照)。
【0058】一方、掲示情報コントローラ12は、ステ
ップS4−10において、現在表示されているウィンド
ウが存在するか否かが検査される。そして、ウィンドウ
が存在する場合には、存在するウィンドウに表示される
URLとスクロール速度が逐次指示されるのである。
【0059】次に、ステップS4−11においては、シ
ステムタイムチェックが行われる。これは、いわばタイ
マ機能を果たしており、所定時間が経過したか否かの検
査が行われるのである。
【0060】例えば、ステップS4−12においては、
本実施の形態における電子掲示板としての動作が終了す
るか否か、すなわち終了時刻に達しているか否か、が検
査される。その結果、掲示板を終了する時間であれば、
ステップS4−13においてWWWブラウザ10を終了
させるための命令を出力する。
【0061】一方、ステップS4−12において、掲示
板終了時間ではないと判断された場合には、次のステッ
プS4−14に移行する。ステップS4−14において
は、掲示情報を切り替える時間であるか否かが検査され
る。すなわち、上述したように、電子掲示板は、一定時
間ごとにその掲示内容を変更するが望ましいため、本実
施の形態においては、一定時間後とに表示の対象である
HTMLファイルの変更を行っているのである。この判
断において、掲示情報切り替え時間でないと判断される
場合には、上記ステップS4−11に再び処理が移行
し、システムタイムチェックが行われ、以下同様の処理
が繰り返される。一方、ステップS4−14において掲
示情報を切り替える時間であると判断される場合には、
上記ステップS4−6に移行し、新たにHTMLファイ
ル14の特定が行われる。その結果、ウィンドウに表示
される内容の分野の変更、例えばスポーツ分野から経済
情報分野への変更を行うことが可能となる。
【0062】WWWブラウザ10は、ステップS4−1
3において、掲示情報コントローラ12が出力した終了
命令をステップS4−15において受け取ると、終了動
作を行い、ステップS4−16においてこのWWWブラ
ウザ10が終了する。
【0063】一方、ステップS4−13において、終了
命令を出力した掲示情報コントローラ12は、終了命令
を出力した後ステップS4−17において自分自身が終
了し、掲示板としての動作が終了される。
【0064】さらに、本実施の形態においては、外部か
らの制御に従って表示を行っている場合であっても、操
作者が所定の操作を行うことにより変更部24(図1参
照)による表示の変更が中止され、処理部26(図1参
照)により通常のWWWブラウザと同様の処理が行われ
る。このように、一定の操作を行った場合には、自動ス
クロール動作などが停止し、通常のブラウザと同様の働
きをするので、操作者は自動スクロールを止め、詳しく
知りたい情報をより詳細に知ることが可能である。
【0065】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、WWWブラウザ10の外部のインターフェースとし
て様々な機能のインターフェースを追加し、特に自動ス
クロールを行わせるため掲示板として利用可能なWWW
ブラウザが提供される。
【0066】さらに、本実施の形態に係るWWWブラウ
ザ10は、初期情報ファイルの読み込みにより、電子掲
示板を見る者が自由にプログラムを終了させたり、ウィ
ンドウの表示位置や大きさを変えることができないよう
に設定することが出来るため、不特定多数のものに対し
て情報を掲示する公共的な電子掲示板としての使用に耐
えるものとなっている。その結果、インターフェースネ
ットを通じて伝送されてくる種々の情報を表示可能な電
子掲示板を極めて容易に構築することができる。
【0067】特に、本実施の形態においては、WWWブ
ラウザ10を公共情報の掲示用に使用することができた
ため従来の電子掲示板と異なり、より対話的な掲示板を
実現することが可能である。これは、WWWブラウザ1
0が本来対話的なインターフェースを実現するものだか
らである。なお、本実施の形態において対話的とは、掲
示板に対してなんらかのアクションを行うことができる
という意味である。この結果、操作者にとってより情報
の取得を幅広く行える電子掲示板が提供されうる。
【0068】
【発明の効果】第1の本発明によれば、従来にはないよ
り対話的な電子掲示板を実現可能であり、掲示板を見る
者は、対話的に入力をすることにより、掲示されている
内容のより詳細な内容、関連する内容などを知ることが
可能となる。
【0069】第2の本発明は、マークアップ言語を解釈
し得る表示装置である。例えば、HTMLなどを用い、
インターネット上でWWWを見ることが可能な表示装置
が得られる。そのため、インターネット上にあるHTM
Lなどで記述されたデータを表示することが可能とな
る。
【0070】第3の本発明によれば、自動スクロールを
行えるため、操作者の操作によらなくとも、情報を次々
と表示することが可能な表示装置が得られる。本発明に
係る表示装置は、自動的に表示内容がスクロールされる
ため、電子掲示板として優れた特性を有する。
【0071】第4の本発明によれば、初期情報ファイル
に基づき、モードが自動的に定められる。特に、操作者
が自分で勝手に終了できないモード設定されるため、不
特定多数の者が使用する場合にも、勝手に終了させられ
たりすることがない表示装置が得られる。そのため、不
特定に対する電子掲示板として良好な特性を有する表示
装置が得られる。
【0072】第5の本発明は、特に上記第4の本発明に
おいて終了できないモードが設定されると、終了に関す
るメニュー項目や、ウィンドウを閉じるクローズボタン
などが画面に表示されないように構成した。これによっ
て、操作者が自由に装置を終了してしまうことを防止す
ることが可能である。
【0073】第6の本発明によれば、パスワードを入力
させ、正しいパスワードのときのみ終了を許可した。そ
のため、不特定の人々に対して公開可能な表示装置であ
りながら、特定の技術者は、表示装置を終了させ所定の
メンテナンスなどを行うことが可能な表示装置が得られ
る。したがって、この表示装置を電子掲示板として用い
れば、より利便性の高い電子掲示板が得られる。
【0074】第7の本発明によれば、初期情報ファイル
中の指定に基づきウィンドウの大きさが自動的に所望の
値に設定される表示装置が得られる。そのため、不特定
多数の人間に対する電子掲示板として、良好な特性を有
している。
【0075】第8の本発明によれば、起動時のウィンド
ウの表示位置が設定可能な画像表示装置が得られる。そ
のため、上記第7の本発明と同様に不特定に対する電子
掲示板として良好な特性を有する。
【0076】第9の本発明は、表示されているウィンド
ウの大きさを操作者が変更できないモード設定をしうる
表示装置であるため、不特定の人々に対する使用に供さ
れても、ウィンドウの大きさが変更されず、使い勝手の
良い表示装置が得られる。その結果、不特定の人々に対
する電子掲示板としても同様に良好な特性を有するので
ある。
【0077】第10の本発明によれば、操作者がウィン
ドウの表示位置を変更できないモードが設定可能である
ため、不特定多数の使用に供される表示装置として良好
な特性を有する。さらに、この表示装置を用いれば、不
特定多数の人に用いられる電子掲示板としての良好な特
性をも有する。
【0078】第11の本発明は、上記第1から第10ま
での本発明の画面表示装置を用いた電子掲示板装置であ
るため、上記第1から第10までの特徴を備えた電子掲
示板装置が得られ上記各発明と同様の効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における表示装置の構成を表す
構成ブロック図である。
【図2】 本実施の形態に係る画像表示装置を使用した
電子掲示板のディスプレイの画面の様子を表す説明図で
ある。
【図3】 電子掲示板として用いられるWWWブラウザ
の初期情報ファイルの設定項目を表す説明図である。
【図4】 WWWブラウザを用いた電子掲示板の構成及
び動作の概略を示す説明図である。
【図5】 図4に示されている電子掲示板の動作を表す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 WWWブラウザ、12 掲示情報コントローラ、
14 HTMLファイル、20 解釈部、22 表示
部、24 変更部、26 処理部、28 動作モード設
定部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示内容を記述する表示記述言語で記述
    された表示指示データを解釈する解釈手段と、前記解釈
    手段により解釈された解釈内容に基づき前記表示を行う
    表示手段と、を備えた表示装置において、 表示画面の表示内容を変更する変更手段と、 指示に基づき、表示内容の変更を中断して前記指示に対
    応する処理をする処理手段と、 を含むことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示装置において、 前記解釈手段は、前記表示記述言語としてマークアップ
    言語で記述された表示指示データを解釈することを特徴
    とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表示装置において、 前記変更手段は、自動スクロールを行うことにより、表
    示画面の表示内容を変更することを特徴とする画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の表示装置において、 本表示装置の動作モードを指定する初期情報を、起動時
    に参照し、起動時の動作モードを設定する動作モード設
    定手段を有し、 前記動作モード設定手段は、 前記初期情報中の指定に基づき、本表示装置の操作者に
    よる終了操作を禁止する終了禁止モードを設定する終了
    禁止モード設定手段、 を含むことを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の表示装置において、 前記終了禁止モード設定手段は、本表示装置を終了する
    旨を指示するためのボタン、クローズボックス及びアイ
    コン等のグラフィックユーザインターフェースを画面に
    対して非表示とすることによって、終了禁止モードを設
    定することを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の表示装置において、 前記動作モード設定手段は、 前記初期情報ファイル中の指定に基づき、入力されたパ
    スワードが正しい場合にのみ、本表示装置の終了動作を
    許可する終了許可モードを設定する終了許可モード設定
    手段、 を含むことを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の表示装置において、 前記動作モード設定手段は、 前記初期情報中の指定に基づき、本表示装置が表示する
    表示領域の大きさ及び表示領域のうち少なくとも一方を
    設定する表示領域設定手段、 を含むことを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の表示装置において、 前記動作モード設定手段は、 前記初期情報中の指定に基づき、本表示装置が表示する
    表示領域の大きさ及び表示領域のうち少なくとも一方を
    操作者による変更を禁止する表示領域変更禁止モードに
    設定する手段、 を含むことを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか記載の表示装置
    を用いて、前記表示記述言語で記述された掲示内容を表
    示する電子掲示板装置。
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