JPH09222887A - 電子楽器の表示装置 - Google Patents
電子楽器の表示装置Info
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- JPH09222887A JPH09222887A JP8028029A JP2802996A JPH09222887A JP H09222887 A JPH09222887 A JP H09222887A JP 8028029 A JP8028029 A JP 8028029A JP 2802996 A JP2802996 A JP 2802996A JP H09222887 A JPH09222887 A JP H09222887A
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Abstract
見やすい画面によるユーザインタフェースを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】任意に選択された選択内容を表示する電子
楽器の表示装置であって、該選択の直後はその選択内容
を詳細形で表示し、所定の事象が発生したら、該選択内
容を省略形に切り替えて表示するように構成する
Description
に関する。電子楽器の表示装置の画面に映し出される表
示は、ユーザに見やすく分かり易いものであることが必
要とされる。
あり、この寸法の制約から画面上に多くの内容を表示す
ることができず、多くを表示しようとすると、個々の表
示が小さくなり過ぎて見づらいものになってしまう。例
えば、電子楽器で演奏スタイル(ミュージック・スタイ
ル)を選択する際に、その選択したスタイル名がよく分
かるようにその表示を大きくすると、他の表示を必然的
に小さくせざるを得ず、それら他の表示が見づらくなっ
てしまう。
のであり、ユーザに見やすい画面によるユーザインタフ
ェースを提供することを目的とする。
めに、本発明に係る電子楽器の表示装置は、任意に選択
された選択内容を表示する電子楽器の表示装置であっ
て、該選択の直後はその選択内容を詳細形で表示し、所
定の事象が発生したら、該選択内容を省略形に切り替え
て表示するように構成する。さらに、この上記省略形の
表示への切替えに伴い、同一画面上に表示されている他
の情報の表示形態を変化させるように構成してもよい。
や各種パラメータ(変数)の選択などがあり、これら選
択した事項やパラメータの名称、選択内容をイメージで
表す絵、パラメータの値、音色名、音色番号、音色をイ
メージで表す絵、自動伴奏スタイル名、自動伴奏スタイ
ル番号、自動伴奏スタイルをイメージで表す絵などがあ
る。また、所定の事象としては、選択後からの一定時間
の経過(一定時間を計時するタイマのタイムアウト)、
他の内容の選択(例えば演奏スタイルの選択に対してテ
ンポ選択、音色選択など)の発生などを選択することが
できる。
繁雑な感じを与える表示を省略形によるシンプルで見や
すいものにできる。また省略形を例えば小さい表示エリ
アに表示することで他の情報の表示形態を大きくするな
ど、表示装置の画面を有効に利用できる。
他の形態として、任意に選択された選択内容を表示する
電子楽器の表示装置であって、該選択の直後はその選択
内容を第1の表示エリアに表示し、所定の事象が発生し
たら、該選択内容を該第1の表示エリエよりも面積の小
さい第2の表示エリアに切り替えて表示し、その切替え
に伴って同一画面上に表示されている他の情報の表示形
態を変化させるように構成する。さらに、上記選択内容
を上記第1の表示エリアには詳細形で表示し、上記第2
の表示エリアには省略形で表示するように構成してもよ
い。
の事象が発生した後は小面積の第2の表示エリアに切り
替えるなどすることができ、これにより同一画面中の他
の表示を大きく表示するなどして見やすくでき、画面を
有効に利用できる。他の情報の表示形態の変化の仕方と
しては、上記の他の表示内容を拡大するする他、新たな
表示内容を追加するなども可能である。
形のままの小さな文字等で表示すると視覚的に見にくく
なるので、第1の表示エリアには詳細形で表示し、第2
の表示エリアには省略形で表示すれば、画面を見やすい
ものにできる。
施例を説明する。図1は本発明の一実施例としての表示
装置を備えた電子楽器のブロック構成図である。図1に
示す電子楽器は、その全体の動作の制御を中央処理装置
(CPU)1を用いて制御するように構成されている。
このCPU1には、バス2を介してROM3、RAM
4、操作子部5、表示部6、自動演奏装置7、鍵盤部
8、音源部9、自動伴奏装置10が接続されている。
グラム、後述する自動伴奏の演奏スタイルデータ、スタ
イル名のデータ、音色名のデータなどが格納されてい
る。RAM4はCPU1によるプログラムの実行に必要
なレジスタ群などが設定されたワーキングエリアなどが
設けられており、後述する操作子部5や鍵盤装置8の操
作情報や楽器の状態、演奏データ等を記憶する。
作子情報をCPU1へ送出する。表示部6は操作子部5
の各種操作子の設定状態、電子楽器の状態、自動伴奏の
スタイル名、音色名などを表示するもので、LCD(液
晶表示装置)からなり、グラフィック表示が可能になっ
ている。鍵盤装置8は、鍵の押鍵に基づいて対応する音
高の楽音の発音開始を指示する押鍵情報を出力し、また
鍵の離鍵に基づいて対応する音高の楽音の消音を指示す
る離鍵情報を出力する。
演奏情報に従って、音源部9を自動演奏させる装置であ
る。また、演奏者による演奏の情報をRAM4に記録す
ることができる。さらにディスクドライブ(図示しな
い)を内蔵し、ディスク(記憶媒体)に記録された演奏
情報をRAM4に転送(ロード)したり、RAM4に記
憶された演奏情報をディスクに転送(セーブ)すること
ができる。
置部分の外観が示される。鍵盤装置8の上側にパネルが
設けられており、このパネルのほぼ中央に表示部6が配
置され、その両脇に自動伴奏の演奏スタイル(カテゴリ
ー)選択用の操作子群51、音色(カテゴリー)選択用
の操作子群52、コンポーザ(自動演奏機能)用の操作
子群53等が配置される。また表示部6の周囲に沿って
は8つの操作子50a〜50hが配置される。これらの
操作子50a〜50hはそれぞれ、表示部6の画面にお
ける各操作子50a〜50hの近傍に表示されるファン
クション表示に対応してそのファンクションを実行する
ための操作子になる。従って、画面のファンクション表
示が切り替われば、各操作子50a〜50hが実行する
ファンクションも切り替わる。
1で一つの演奏スタイルのカテゴリーを選択すると、表
示部6にはその演奏スタイルのカテゴリーに属する複数
の演奏スタイル名が各操作子50a〜50hの近くにそ
れぞれ表示され、そのうちから選択したい演奏スタイル
名の近くに配置された操作子を押すことでその演奏スタ
イル名を選択することができる。
離鍵情報による発音開始指示/消音指示および自動伴奏
装置10から出力される自動伴奏情報に応じて楽音信号
を生成/停止する。自動伴奏装置10は鍵盤装置8から
出力される押鍵情報に基づいてコード判別処理を行って
自動伴奏情報を生成し、音源9に送出する。
接続され、アンプ11にはさらにスピーカ12が接続さ
れていて、音源9によって生成された楽音信号が、聴取
し得る楽音として空間に放音されるようになっている。
る各種の表示態様とその表示方法について説明する。
例を説明する図であり、この例では演奏スタイルを選択
するときの表示例を示している。スタイル選択用の操作
子群51を操作して所望の一つの演奏スタイル(カテゴ
リー)、例えばビックバンド"BIG Band " を選択し、さ
らにそのビックバンドに属する複数の演奏スタイル名の
中からバラード"Ballad"を選択し、その選択が終わって
画面が標準画面に戻ったときには、画面中にはフルサイ
ズ(詳細形:big name) のスタイル名"BIG Band Balla
d" が表示される。図3(A)にはこのフルサイズのス
タイル名"BIG Band Ballad" が表示部6に表示された画
面例が示される。この際、他の表示、この例ではスタイ
ル名の左側にあるテンポ表示と右側にある小節数表示
(M:1)は小さく表示される。これにより、ユーザは
大きな文字でスタイル名を正しく確認することができ
る。
過した後は、ユーザにとってスタイル名自体の確認が重
要でなくなるので、このフルサイズのスタイル名表示を
省略形 (small name) 表示に変える。図3(B)には、
フルサイズのスタイル名"BIGBand Ballad" が省略形の
スタイル名“B.B Balad"に変換された表示画面例が示さ
れる。この省略形への変換に伴って、スタイル名を表示
する表示エリアの面積が小さくなってスタイル名以外の
表示エリアの面積をより大きく確保できるので、スタイ
ル名の左側に表示されているテンポ表示と右側に表示さ
れている小節数を表す表示を、フルサイズ表示時よりも
大きく表示できる。これにより有限な表示部6の表示エ
リアをユーザに分かり易い態様で有効に活用することが
できる。
の処理のフローチャートが示され、図6にはフルサイズ
と省略形の変換テーブルが示される。これらの図を参照
して上記省略形表示の仕方を以下に説明する。
してフルサイズ(詳細形)と省略形の2種類を変換テー
ブルの形でROM3に記憶しておく。例えば、スタイル
名:「ビックバンド・バラード」はフルサイズ"BIG Ban
d Ballad" に対して省略形“B.B Balad"、スタイル名
「スロー・ロック」はフルサイズ"Slow Rock" に対して
省略形"SL.Rock" などである。
子群51を操作すると、電子楽器はスタイル選択モード
に切り替わり、表示部6は操作子群51で選択した演奏
スタイル(カテゴリー)に属するスタイル候補が表示さ
れる選択画面に切り替えられ(ステップS2)、操作子
50e〜50hで所望のスタイル名を選択すると(ステ
ップS3)、カレントスタイル(現行のスタイル)を上
記で選択したスタイルに変更する(ステップS4)。こ
の際、表示部6において、選択スタイルをカレントスタ
イルとしてフルサイズで表示し(ステップS5)、一定
時間を計時するためのタイマをスタートした後に(ステ
ップS6)、選択画面を抜けて基本画面に戻る(ステッ
プS7)。
タイマ割込みがかかって図5のフローが起動され(ステ
ップS8)、表示部6におけるカレントスタイルの表示
を、図6の変換テーブルを参照して、それまでのフルサ
イズ表示から省略形表示に切り替える(ステップS
9)。
形の2種類の名前を変換テーブルの形で用意したが、本
発明はこれに限られるものではなく、例えば以下に示す
ように、フルサイズの表示だけを用意して、省略形はこ
のフルサイズ表示の頭文字をとるとか、先頭の何文字か
を表示するとか、子音だけを表示するとかなどの方法
で、フルサイズ表示から省略形表示を自動的に作成する
ようにしてもよく、これにより省略形表示を保持するメ
モリを節約することができる。
一定時間経過した後に表示を切り替える構成にしたが、
これに代えて、スタイル選択後は継続的にフルサイズ表
示のままにしておいてテンポ操作、音色選択などの別の
表示を行う場合に、そのフルサイズ表示を省略形表示に
切り替える構成にしてもよい。また、フルサイズ表示と
省略形表示とを演奏者が任意に選択できる構成にしても
よい。また、フルサイズ表示を省略形に替えるのに代え
て、フルサイズ表示の文字の大きさ自身を大きいものか
ら小さいものに切り替えるよう構成にしてもよい。ある
いはスタイルの種類を表す大きいサイズの絵とそれより
小さいサイズの絵とを用意し、適時切り替える構成にし
てもよい。これら種々の方法により画面スペースを有効
に利用して表示を行うことができる。
する際のフルサイズ形と省略形の表示を例として説明を
したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば
音色選択などについても全く同様に表示の切替えを行う
ことができる。
り替えた際に、表示エリアの面積を縮小せずにそのまま
の大きさにしておくものであってもよい。この方法によ
っても、詳細形のごちゃごちゃした煩わしい感じのある
表示を、省略形とすることでシンプルで見やすいすっき
りしたものにできる。
子楽器では、例えば音色選択用の操作子52で音色カテ
ゴリーが選択された場合、そのカテゴリーに含まれる各
音色名の表示を行う。図7にはこの画面表示の例が示さ
れる。図示するように、現在選択されている音色カテゴ
リー"Upper Tone"について、サックス"Sax" 、トランペ
ット"Trumpet" 、ビブラホン"Vib" 、ストリング"Strin
g"の4 つの音色が表示画面中に各操作子50e〜50h
に対応付けて表示される。音色が1画面に入りきらない
ときは、次ページが存在することを表す表示"next"を示
し、この表示"next"に対応する操作子50dを操作する
ことによって1画面後に進んで次ページに切り替わる。
また前ページを見たいときには表示"prev"に対応する操
作子50cを操作すれば、1画面前に戻る。各音色は音
色名表示の横の操作子50e〜50hを押すことによっ
て選択する。このとき、画面中央に選択した音色のイメ
ージを示す絵の表示を行う。
mpet" 、ビブラホン"Vib" 、ストリング"String"が現在
のカテゴリーに含まれる音色で、この4 つの音色のうち
ビブラホンが選択されている例であり、よって画面中央
には楽器:ビブラホンのイメージを表す絵が表示されて
いる。
示される。図8(A)はジャズ・オルガン、同図(B)
は「シンセサイザ」、同図(C)は「ギター」、同図
(D)は「ピアノ」の音色または音色群をそれぞれ表す
絵表示の例である。このような絵表示は音色の表示に限
られるものではなく、例えば自動伴奏のスタイル選択に
ついても全く同様に適用できる。図9はその例であり、
同図(A)は「マーチ」、同図(B)は「ワルツ」、同
図(C)は「ワールド」と称されるスタイルまたはスタ
イル群をそれぞれ表す絵表示の例である。
る場合にはいちいち文字を読んで確認するので直観的に
分かり難かったり、またアルファベットで表示すると英
語を用いない国の人特に子供には読めないなどの問題が
あるが、上記のように、音色、演奏スタイル等を絵でも
同時に表示するようにすると、選択した音色等を絵から
直観的に判断することができ、ユーザインタフェースと
して分かり易いものになる。
マニュアルモードで、鍵盤装置8の各鍵に打楽器音色を
割り当て、それらの鍵を押鍵することによって、その鍵
に割り当てられた打楽器を発音させることができる。あ
る鍵が押鍵された場合に、その鍵に割り当てられた打楽
器が打撃されたことをイメージする絵をメモリから読
み出してきて表示部6の画面中央に表示し、離鍵された
ときにはその打楽器の打撃を止めたことをイメージする
別の絵を表示する。この絵、を交互に繰り返し表
示することで、ユーザは、この絵を見て実際に打楽器を
叩いているように感じられ、楽しい気分になる。
ンバルである場合の例であり、押鍵(打撃)した場合に
は絵、離鍵した場合には絵が表示される。また図1
0(B)は打楽器がドラムセットのキックドラム(バス
ドラム)である場合の例であり、上記同様に、押鍵(打
撃)した場合には絵、離鍵した場合には絵が表示さ
れる。
効果音音色を割り当ててもよい。図10(C)は「犬の
鳴き声」の効果音音色が割り当てられた鍵の押鍵と離鍵
に対応して表示される犬の絵表示の例である。押鍵した
場合には絵、離鍵した場合には絵が表示されるの
で、この絵を見て実際に犬が吠えているように感じら
れ、楽しい気分になる。
ミングでそれぞれ表示させる場合を例に説明したが、こ
れに限らず、他にも、MIDI信号のノートオン・オフ
のタイミング、あるいは発音開始・発音終了のタイミン
グで切り替えたり、押鍵により絵が表示されてから一
定時間後に絵を自動的に表示したりしてもよい。ま
た、これらの方法の組合せが可能なようにしたり、任意
の一つを選択できるようにしてもよい。
楽器では、例えばピアノモードを選択すると、このピア
ノモード時には、図11に示すように、画面中央にグラ
ンドピアノの絵を表示する。また、その左側に、その表
示されたグランドピアノの大屋根501を開閉させるた
めの表示「△、▽」を表示し、「△」に対応する操作子
50eを押すと大屋根501の開き角が増し、「▽」に
対応する操作子50fを押すと開き角が減るように表示
を変える。自然楽器としてのグランドピアノは大屋根5
01の開き角に応じて音色が変わるので、操作子50
e、50fで大屋根501の開き角を変えた時に、それ
に伴って音源9に対してはその音量、音質などの制御デ
ータを送って音色を、実際のグラングピアノの開き角に
応じた音色になるように変化させる。
を調整する際の操作に似た操作を、その自然楽器をイメ
ージする絵表示を見ながら直観的に行うことにより、自
然楽器の場合と同様の音色調整ができる。これにより、
従来は自然楽器に実際にはついていないような操作子
(例えばBrillianceなど) を操作して電子楽器の調整を
行っていたため電子楽器に馴染んでいないユーザにとっ
て操作しづらかった音色等の調整を、自然楽器に則した
絵表示により直観的に行えるようになる。なお、自然楽
器は上述のグランドピアノに限られるものではなく、自
然楽器の種々の操作機構を操作することで音色を変えら
れるものに上記の手法を適用できる。
れるように、グラフィック表示可能な表示部6の画面
に、その楽器全体のイメージを表示し、表示された楽器
の各箇所と表示部6の周囲に配置された操作子50a〜
50hとを引出し線による表示で対応させる。操作子が
操作された場合には、表示された引出し線によって結ば
れた楽器の特定の箇所についての説明を表示するよう表
示部6を切り替えたり、デモ演奏を行うことにより、ユ
ーザにとって非常に使い易いものになる。
ある。ヘルプメニュー1では、表示部6の画面に電子楽
器の外観が表示される。その中で、例えば、表示された
鍵盤の絵と表示部6の周辺にある操作子50aとが、表
示された引出し線によって結ばれている。画面下部には
引出し線につながる「キータッチ」の表示があり、操作
子50aと対応している。ユーザが画面を参照し、表示
された鍵盤についての説明が必要な場合には、表示され
た引出し線によって鍵盤の絵と結ばれた操作子50aを
操作することで、鍵盤の、この場合にはキータッチに関
する説明を見ることができる。同様に、「ピアノ」の機
能の説明、「ディスク」の説明、「64ボイス」の説明
などには、対応する操作子50b〜50dを操作する。
タッチ」の説明画面であり、初めの画面で「デモ」の表
示に対応する操作子50dを押すことでデモ画面に切り
替わり、鍵盤装置8の鍵を押したり離したりすることで
更にそれぞれに対応した画面に切り替わり、「もどる」
の表示に対応した操作子50dを押すことでもとのヘル
プメニュー1の画面に戻る。
ノ」の説明画面であり、初めの画面で「デモ」の表示に
対応する操作子50dを押すことでデモ画面に切り替わ
り、「次のデモ」の表示に対応する操作子50dを順次
に押すことでデモ画面を順次に切り替えることができ、
最後の画面の「もどる」の表示に対応した操作子50d
を押すことでもとのヘルプメニュー1の画面に戻る。
ボイス」の説明画面であり、初めの画面で「デモ」の表
示に対応する操作子50dを押すことでデモ画面に切り
替わって自動的に順次に次のデモ画面に切り替わり、最
後の解説画面で「もどる」の表示に対応した操作子50
dを押すことでもとのヘルプメニュー1の画面に戻る。
画面右にある三角形マークに対応する操作子50gを押
すと、画面がパネル詳細を示すヘルプメニュー2に切り
替わり、また逆三角形マークに対応する操作子50hを
押すと、画面がペダル詳細を示すヘルプメニュー(詳し
い説明は省略する)に切り替わり、それぞれ詳細項目を
デモ・説明することができる。
画面が示される。このヘルプメニュー2では、画面に電
子楽器のパネル部分が詳細に表示されている。その中
で、例えば、表示された各種の操作子の絵と表示部6の
周囲にある操作子50a〜50dとが、表示された引出
し線によって結ばれている。例えば画面下部には、「ス
タイル」、「サウンド」、「コンポーザ」、「マイク」
等の引出し線の表示があり、それぞれその近傍にある操
作子50a〜50dと対応している。ユーザはヘルプメ
ニュー2の画面を参照し、演奏スタイルの説明が必要な
場合には、表示された引出し線によって演奏スタイル選
択操作子群の絵と結ばれた操作子50aを操作すること
で、演奏スタイルに関する説明を見ることができる。他
の表示についても同様である。
と、従来はヘルプメニュー画面としてただ文字だけであ
ったため、調べたい項目があってもそれを発見するのが
大変であったり文字表示だけなので非常に読み難いとい
う欠点があったところを、この例では、実際の電子楽器
の外観画像をもとに、説明が欲しい箇所を指し示してい
る操作子(ボタン)を押すだけで簡単にその説明を呼び
出せる。また、絵による表示を伴うので、カタログ代わ
りに店頭での顧客への説明に使えるという利点もある。
音)を効果的にデモするために、効果音情報に合わせ
て、例えば、足音の音色の場合は画面に足跡を、雷音の
音色の場合は稲妻光などを表示する。ドラムデモをオー
ト化したものである。発音・表示順に記憶したメモリか
ら順々に発音データを読み進みながら発音し、同じタイ
ミングで画像データも順次表示する。このようにする
と、従来は音が出るだけのデモしかなかったため視覚的
には楽しいものではなかったデモを、視覚的にも面白い
ものにできる。
楽器において、例えば、基本画面、チューニング設定画
面、キータッチ設定画面、音色選択画面、スタイル設定
画面があり、以下の順番、基本画面→キータッチ設定画
面→チューニング設定画面→音色選択画面で画面を切り
替えたとする。
で、キータッチをもう一度変えたい場合、キータッチ設
定画面に戻る必要があるが、従来はこの復帰法として以
下の3つの代表的な方法がある。
を逆の順に辿って戻る方式である。この場合、音色選択
画面からキータッチ設定画面に戻るには、EXITキー
を2回押すことが必要となり、基本画面に戻るには3回
が必要で、面倒なものである。また全ての通過画面を記
憶するのに沢山のメモリを消費する。
一気に基本画面に戻る方式である。基本画面にすぐに戻
りたいときは便利であるが、もう一度キータッチ設定画
面に戻るためには基本画面から入り直すので、これも面
倒である。
動できないように制限するものであるが、使い難いもの
である。
のメニュー画面を複数の階層に分け、かつ各階層のメニ
ューに優先順位を設定する。下位の階層に移るときはそ
の階層の履歴を記憶する。但し、各階層に対してその階
層で優先順位の高い一つのメニューだけを記憶し、EX
IT指示があったときは最も近い上位の階層において記
憶した優先順位の高いメニューの画面に戻る。具体的に
説明すると以下のようになる。
ューニング設定画面→音色選択画面、と画面が移った場
合、レベル2階層には優先順位の高いキータッチ設定画
面が履歴として記憶されているので、レベル3階層の音
色選択画面からEXIT指示を1回行うと、直ちにレベ
ル2階層のキータッチ設定画面に戻れる。また、音色選
択画面からEXIT指示を2回行うことで基本画面に戻
れる。要は、各通過画面を優先順位に従ってただ一つだ
け記憶するようにしたので、前述の通過画面記憶方式と
基本画面重要方式の二つの長所を合わせ持つことができ
る。
階層の履歴バッファをクリアするようにしてもよい。ま
た、この例では階層レベルとメニューレベルの二つの優
先順位をつけたが、メニューレベルについては各レベル
階層の最後の通過画面を覚えるようにしてもよい。例え
ば、 基本画面→キータッチ設定画面→チューニング設定画面
→音色選択画面 と通過した場合、EXIT指示で、 音色選択画面→チューニング設定画面→基本画面 と戻るようにする。また最後の通過画面に変えて最初の
通過画面にするなどの変形も可能である。
ートに従って以下に説明する。前述のように、予めレベ
ルを以下のように定める レベル1階層 レベル2階層 レベル3階層 順位1 基本画面 拍子設定画面 音色設定画面 順位2 キータッチ設定画面 スタイル選択画面 順位3 チューニング設定画面
層」「レベル3階層」は階層優先順位別に大きく分けた
グループであり、階層同士を比較した場合、レベル1>
レベル2>レベル3の順で階層優先順位が高い。また、
「順位1」「順位2」「順位3」は各階層内での画面優
先順位であり、階層内で画面同士を比較すると、順位1
>順位2>順位3の順で画面優先順位が高い。
ッファを用意する。これは各階層毎に、通過画面の最大
優先順位を記憶するためのバッファである。なお、上記
の例におけるレベル1階層には基本画面のみが存在する
だけであるが、レベル1階層の画面優先順位バッファに
は、基本画面の画面優先順位である「順位1」が予め記
憶されている。これは、後述するEXIT指示によっ
て、基本画面に復帰する場合のための用意である。
切替え指示がなされたとき、あるいはEXIT指示(後
述する)による画面切替え指示がなされたときのCPU
1の処理動作を示すフローチャートである。
21)、切替え指示のあった画面(これを画面Aとす
る)へと切り替える処理を行う(ステップS22)。次
いで、画面Aの画面優先順位と画面Aが含まれる階層の
画面優先順位バッファに既に記憶された順位とを比較す
る(ステップS23)。画面Aの画面優先順位の方が高
ければ、画面Aが含まれる階層の画面優先順位バッファ
に記憶された順位を画面Aの画面優先順位に更新する
(ステップS24)。
ップS23で画面Aの画面優先順位の方が低いかまたは
等しいと判断された場合、前記画面Aに含まれる階層よ
りも階層優先順位が低い階層の画面優先順位バッファを
全てクリアする(ステップS25)。これは、この後さ
らに階層優先順位の低い階層に属する画面へ段階的に入
ったのち、EXIT指示(後述)がなされたような場合
に、前の結果が残っていると、意図しない画面へ戻って
しまう可能性があるので、これを防ぐための処理であ
る。以上で、画面切替え処理フローを終了する(ステッ
プS26)。
EXITキーの操作によりEXIT指示がなされたとき
のCPU1の処理動作を示すフローチャートである。
含まれる階層よりも階層優先順位が高く、かつ画面優先
順位バッファに値の入っている階層が存在するか否かを
判断する(ステップS28)。存在する場合は、それら
の階層の中で(複数存在する場合もある)最も階層優先
順位が近い階層の画面優先順位バッファに記憶された順
位に対応する画面への切替え指示がなされ(ステップS
29)、先に説明された画面切替え処理フローに従った
処理が行われる。なお、この場合の画面切替え処理フロ
ーでは、ステップS23の判断はかならずノーとなり、
ステップS24はスキップすることになる。ステップS
28で、存在しないと判断された場合は、現在の画面が
レベル1階層の基本画面であることを意味するので、特
に処理を行わず、EXIT処理フローを終了する。
ば、各種項目等の選択直後は大きな表示で詳細内容を表
示し、その後に小さな表示に切り替えることができるの
で、表示画面を有効に利用してユーザに見やすい画面に
よるユーザインタフェースを提供できる。
子楽器のブロック構成図である。
を示す図である。
る。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーブルを示す図である。
る。
ある。
る。
する図である。
1画面の例である。
面である。
ある。
面である。
2画面の例である。
の処理を示すフローチャートである。
の処理を示すフローチャートである。
装置 11 アンプ 12 スピーカ 50a〜50h 操作子 51 演奏スタ
イル選択用操作子群 52 音色選択用操作子群 53 コンポー
ザ選択用操作子群
Claims (4)
- 【請求項1】任意に選択された選択内容を表示する電子
楽器の表示装置であって、該選択の直後はその選択内容
を詳細形で表示し、所定の事象が発生したら、該選択内
容を省略形に切り替えて表示するように構成した電子楽
器の表示装置。 - 【請求項2】上記省略形の表示への切替えに伴い、同一
画面上に表示されている他の情報の表示形態を変化させ
るように構成した請求項1記載の電子楽器の表示装置。 - 【請求項3】任意に選択された選択内容を表示する電子
楽器の表示装置であって、該選択の直後はその選択内容
を第1の表示エリアに表示し、所定の事象が発生した
ら、該選択内容を該第1の表示エリエよりも面積の小さ
い第2の表示エリアに切り替えて表示し、その切替えに
伴って同一画面上に表示されている他の情報の表示形態
を変化させるように構成した電子楽器の表示装置。 - 【請求項4】上記選択内容を上記第1の表示エリアには
詳細形で表示し、上記第2の表示エリアには省略形で表
示するように構成した請求項3記載の電子楽器の表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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1996
- 1996-02-15 JP JP02802996A patent/JP3497940B2/ja not_active Expired - Fee Related
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