JPH09222677A - フィルムキャリア - Google Patents

フィルムキャリア

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Publication number
JPH09222677A
JPH09222677A JP3077296A JP3077296A JPH09222677A JP H09222677 A JPH09222677 A JP H09222677A JP 3077296 A JP3077296 A JP 3077296A JP 3077296 A JP3077296 A JP 3077296A JP H09222677 A JPH09222677 A JP H09222677A
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JP
Japan
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film
carrier
holding member
holding
film carrier
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Withdrawn
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JP3077296A
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English (en)
Inventor
Masao Sato
政雄 佐藤
Yoichi Washizu
洋一 鷲頭
Hisashi Yokogawa
横川  恒
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、フィルムに傷等をつける
ことなく確実にフィルムを保持し、フィルムスキャナ装
置におけるスキャナ操作を向上させる。 【解決手段】 フィルム保持部材3と同一形状のフィル
ム保持部材4との内面同志を合わせるようにして、ヒン
ジ部3b、4bを噛み合わせ、ヒンジ部3b、4bに設
けられている穴5にシャフト6を挿入嵌合させる。スリ
ーブ状フィルム2をセットする際は、スリーブ状フィル
ム2の撮影コマを開口部3aに合せ、フィルムガイド3
cに沿って装着し、フィルム保持部材3とフィルム保持
部材4をヒンジ部3b、4bにより回動させ内面同志を
合わせる。フィルムガイド3cをフィルムガイド穴4d
に、フィルムガイド4cをフィルムガイド穴3dに嵌合
させ、ヒンジ部3b、4bによりフィルムキャリア1の
保持部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムキャリア、
更に詳しくは、所定の撮像画面を開口部に露呈しつつ現
像済みフィルムを保持するフィルムキャリアの把持部分
に特徴のあるフィルムキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−16862
号公報に示されるように、撮影済みフィルムのフィルム
画像をデジタル信号として読み込むフィルムスキャナ装
置が提案されている。
【0003】一般のフィルムスキャナ装置は、フィルム
画像を結像させるレンズ系と撮像系と、撮影済みフィル
ムに照明を行う照明系と、撮影済みフィルムを走査する
ための走査駆動系とを備えており、例えば、図12に示
すように、フィルムスキャナ装置101では、第1の挿
入部102から撮影済みのスリーブ状フィルムをセット
したフィルムキャリア103を挿入し、第2の挿入口1
04からスライド用のマウントフィルム105を挿入し
て、フィルム画像をデジタル信号として読み込むように
なっている。
【0004】上記フィルムキャリア103は、スリーブ
状フィルムの各コマ画像に対応して複数の開口部103
aを備え、フィルムスキャナ装置101は、開口部10
3aに照明光を透過させることで、フィルム画像をデジ
タル信号として読み込む。
【0005】フィルムキャリアは、上記構成に限らず、
種々提案されているが、例えばフィルムキャリアの第1
の変形例として、図13に示すように、開口部110を
1つだけ備えた第1の保持部材111と、開口部110
に対応した位置に開口部112を有する第1の保持部材
111に嵌合する第2の保持部材113とからなり、第
1の保持部材111と第2の保持部材113によりスリ
ーブ状フィルム114を挟持するものがある。
【0006】また、フィルムキャリアの第2の変形例と
しては、図14に示すように、開口部120を1つだけ
備えた第1の保持部材121と、開口部120に対応し
た位置に開口部122を有する第1の保持部材121に
嵌合する第2の保持部材123とからなり、第1の保持
部材121と第2の保持部材123とはヒンジ部124
により回動自在に連結され、第1の保持部材121と第
2の保持部材123によりスリーブ状フィルム114を
挟持するものがある。
【0007】これらフィルムキャリアは、フィルムの平
面性を出すために2つの保持部材ででフィルムを挟むよ
うに構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−16862号公報のフィルムキャリアにおいて
は、フィルムを装着後、把持する部分が小さく手で保持
しにくく、またフィルムスキャナ装置に挿入した際にス
キャニングのためフィルムキャリアをコマ方向に移動す
るときは、フィルムキャリアの縁部分をつまむようにし
て操作するしかなく、このような操作性により、指等が
フィルムに触れ、フィルムにキズ、汚れをつけてしまう
等の不具合がある。
【0009】また、図13及び図14に示した従来のフ
ィルムキャリアの第1及び第2の変形例では、フィルム
のスキャンする開口部が1つなので、把持する部分は比
較的広くなっており保持はしやすいが、スキャンするコ
マ画像を変える場合、フィルムのセット位置をフィルム
キャリアを開けてセットし直さなければならず、使いに
くく、また、セット回数が増えるため、やはり、指等が
フィルムに触れ、フィルムにキズ、汚れをつけてしまう
等の不具合がある。
【0010】さらに、図12で説明したフィルムスキャ
ナ装置において、第2の挿入口104からスライド用の
マウントフィルム105を挿入する場合、上方よりマウ
ントフィルム105のマウント部を手でつまみ挿入する
が、マウントフィルム105をスキャンできる位置まで
入れこむには、フィルムスキャナ装置の第2の開口部1
04を、手の指が挿入時に所定の位置まで挿入できるよ
うに大きく開ける必要がある。
【0011】しかし、このような大きな開口部を設ける
ことは、ゴミの侵入等よる光学的、電気的な不具合や、
デザイン上の不具合を生じさせるといった問題がある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、フィルムに傷等をつけるこ
となく確実にフィルムを保持し、フィルムスキャナ装置
におけるスキャナ操作を向上させることのできるフィル
ムキャリアを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルムキャリ
アは、現像済みフィルム上の撮像画面を露呈する開口部
と、所定の前記撮像画面を前記開口部に露呈しつつ前記
現像済みフィルムを保持する保持部とを有するフィルム
キャリアにおいて、保持する前記現像済みフィルムの長
手方向の一端側に設けられ、前記現像済みフィルムの厚
さ方向の厚みが、前記保持部の厚さよりも厚い肉厚部を
備えて構成される。
【0014】本発明のフィルムキャリアでは、長手方向
の一端側に設けられた前記保持部の厚さよりも厚い肉厚
部を把持することで、簡単な構成により、フィルムに傷
等をつけることなく確実にフィルムを保持し、フィルム
スキャナ装置におけるスキャナ操作を向上させることを
可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0016】図1ないし図6は本発明の第1の実施の形
態に係わり、図1はフィルムキャリアの構成を示す展開
構成図、図2は図1のフィルムキャリアの組立状態を示
す斜視図、図3は図1のフィルムキャリアの作用を説明
する第1の説明図、図4は図1のフィルムキャリアの作
用を説明する第2の説明図、図5は図1のフィルムキャ
リアの変形例の要部の構成を示す構成図、図6は図5の
A−A線断面を示す断面図である。
【0017】図1に示すように、本実施の形態のフィル
ムキャリア1は、例えば35mmフィルムを所定の長さに
切り取った、例えば6つのコマ画像を持つスリーブ状フ
ィルム2を挟持してホールドするフィルム保持部材3、
4からなり、このフィルム保持部材3、4には、上記ス
リーブ状フィルム2の各1コマ画像部に対応して設けら
れる開口部3a、4aと、長手方向の一端側にフィルム
保持部材3、4を組み合わせた際にフィルムキャリア1
の保持部1aを形成する複数のヒンジ部3b、4bとが
設けられている。
【0018】フィルム保持部材3、4は、上述したよう
に同一形状であるので、フィルム保持部材3によりその
形状を詳細に説明すると、フィルム保持部材3には、ス
リーブ状フィルム2の位置決めを行うフィルムガイド3
cが開口部3aの一端側部から内面側に向かって突出し
ており、また、開口部3aの他端側部にはフィルム保持
部材4のフィルムガイド4cをボスとした際のボス穴と
なるフィルムガイド穴3dが設けられている。なお、フ
ィルムガイド3cのフィルム幅方向の間隔は、スリーブ
状フィルム2のフィルム幅に合せている。
【0019】そして、フィルム保持部材3と同一形状の
フィルム保持部材4との内面同志を合わせるようにし
て、ヒンジ部3b、4bを噛み合わせ、ヒンジ部3b、
4bに設けられている穴5にシャフト6を挿入嵌合させ
ることで、シャフト6を中心にフィルム保持部材3、4
を相対的に回動自在にフィルムキャリア1を形成する。
【0020】このフィルムキャリア1では、スリーブ状
フィルム2をセットする際は、例えばスリーブ状フィル
ム2の撮影コマをフィルム保持部材3の開口部3aに合
せると共に、フィルム保持部材3のフィルムガイド3c
に沿って装着し、フィルム保持部材3と同一形状のフィ
ルム保持部材4をヒンジ部3b、4bにより回動させ内
面同志を合わせる。
【0021】そして、フィルム保持部材3のフィルムガ
イド3cをフィルム保持部材4のフィルムガイド穴4d
に、フィルム保持部材4のフィルムガイド4cをフィル
ム保持部材3のフィルムガイド穴3dに、それぞれ嵌合
させ、図2に示すように、フィルム保持部材3、4によ
りスリーブ状フィルム2を挟持しセットを完了する。こ
の結果、ヒンジ部3b、4bがフィルムキャリア1の保
持部1aを形成することになる。
【0022】このようにスリーブ状フィルム2をセット
したフィルムキャリア1を、図3に示すように、フィル
ムキャリア1の保持部1aを手で持ち、フィルムスキャ
ナ装置11のフィルムセット開口部12に装着する。そ
して、図3を正面から見た図4に示すように、保持部1
aを手で持ち、コマ送り方向にフィルムキャリア1をス
ライドさせて所望のコマ位置にセットし、フィルムスキ
ャナ装置11にスリーブ状フィルム2の所望のコマ画像
を取り込ませる。
【0023】以上のように、本実施の形態のフィルムキ
ャリア1によれば、同一形状のフィルム保持部材3、4
のヒンジ部3b、4bにシャフト6を挿入嵌合させると
いう簡単な構成で、ヒンジ部3b、4bによりフィルム
キャリア1の保持部1aを形成しているので、この保持
部1aを用いることで、フィルムキャリア1のフィルム
スキャナ装置11への装着時や所望のコマ画像への移動
時に、スリーブ状フィルム2のフィルム面に手が触れる
ことがなく、キズ、汚れをフィルムにつけることが防止
できる。
【0024】なお、フィルムキャリア1の保持部1aの
形成にあたり、ヒンジ部3b、4bの穴5にシャフト6
を挿入嵌合させるとしたが、図5に示すように、ヒンジ
部3b、4bの穴5に挿入嵌合させたシャフト6の両端
部にトーションバネ15を設け、図5のA−A線断面で
ある図6に示すように、トーションバネ15の閉じる方
向に付勢力が発生させた状態で、キャップ16をシャフ
ト6に圧入固定してもよい。
【0025】また、本実施の形態のフィルムキャリア1
は、6つのコマ画像を持つスリーブ状フィルム2を挟持
してホールドするフィルムキャリアとして説明したが、
これに限らず、複数のコマ画像を持つスリーブ状フィル
ム2を挟持してホールドするフィルムキャリアにも適用
できることはいうまでもない。
【0026】図7及び図8は本発明の第2の実施の形態
に係わり、図7はフィルムキャリアの構成を示す展開構
成図、図8は図7のフィルムキャリアの作用を説明する
説明図である。
【0027】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0028】図7に示すように、第2の実施の形態のフ
ィルムキャリア21は、例えば4つのコマ画像を持つス
リーブ状フィルム2を挟持してホールドするフィルムキ
ャリアであって、フィルムキャリア21を構成するフィ
ルム保持部材23、24は同一形状に形成され、ヒンジ
部の代わりに長手方向一端側に肉厚部25が形成されて
いる。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0029】本実施の形態のフィルムキャリア21で
は、フィルム保持部材23、24によりスリーブ状フィ
ルム2を挟持する場合は、例えばスリーブ状フィルム2
の撮影コマをフィルム保持部材23の開口部3aに合せ
ると共に、フィルム保持部材23のフィルムガイド3c
に沿って装着し、フィルム保持部材23と同一形状のフ
ィルム保持部材24とを互いの肉厚部25が対向するよ
うに内面同志を合わせることで、フィルム保持部材23
のフィルムガイド3cをフィルム保持部材24のフィル
ムガイド穴4dに、フィルム保持部材24のフィルムガ
イド4cをフィルム保持部材23のフィルムガイド穴3
dに、それぞれ嵌合させ、フィルムキャリア21にスリ
ーブ状フィルム2をセットする。この結果、肉厚部25
がフィルムキャリア21の保持部1aを形成することに
なる。
【0030】このように形成されたフィルムキャリア2
1では、第1の実施の形態と同様に、図8に示すよう
に、肉厚部25よりなる保持部1aを手で持ち、コマ送
り方向にフィルムキャリア21をスライドさせて所望の
コマ位置にセットし、スリーブ状フィルム2の所望のコ
マ画像を取り込ませる。
【0031】このように本実施の形態のフィルムキャリ
ア21によれば、同一形状のフィルム保持部材23、2
4の内面側を張り合わせ肉厚部25により保持部1aを
構成しているので、第1の実施の形態と同じ効果が得ら
れると共に、より簡単な構成であるので、安価にフィル
ムキャリア21を構成することができる。
【0032】なお、本実施の形態のフィルムキャリア2
1は、4つのコマ画像を持つスリーブ状フィルム2を挟
持してホールドするフィルムキャリアとして説明した
が、これに限らず、複数のコマ画像を持つスリーブ状フ
ィルム2を挟持してホールドするフィルムキャリアにも
適用できることはいうまでもない。
【0033】図9は本発明の第3の実施の形態に係るフ
ィルムキャリアの構成を示す展開構成図である。
【0034】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0035】第1の実施の形態では、同一形状のフィル
ム保持部材を2つ組合わせことによりフィルムキャリア
を構成しているが、第3の実施の形態は、形状の異なる
2つのフィルム保持部材によりフィルムキャリアを構成
したものである。
【0036】すなわち、図9に示すように、第3の実施
の形態のフィルムキャリア31は、形状の異なるフィル
ム保持部材33、34より構成される。
【0037】フィルム保持部材33には第1の実施の形
態と異なりフィルムガイド穴は形成されていないが、長
手方向に沿って開口部3aの両端側にフィルムガイド3
cが突出しており、フィルム保持部材33の長手方向の
一端側面に肉厚部35が形成され、この肉厚部35の両
端から長手方向に軸36が突出して設けられている。
【0038】フィルム保持部材34には第1の実施の形
態と異なりフィルムガイドは形成されていないが、長手
方向に沿って開口部4aの両端側にフィルムガイド4d
が設けられ、フィルム保持部材33のフィルムガイド3
cが嵌合するボスとボス穴の関係となっている。また、
フィルム保持部材33の長手方向の一端側面の両端に
は、フィルム保持部材33の肉厚部35の軸36に嵌合
するヒンジ部37が設けられている。さらに、フィルム
保持部材33の長手方向の他端側面には、フィルム保持
部材33の肉厚部35と対向した側面に設けられた切り
欠き部38に係止する係止突起39が形成されている。
【0039】そして、フィルム保持部材33の肉厚部3
5の軸36にフィルム保持部材34のヒンジ部37を嵌
合させ、フィルム保持部材33とフィルム保持部材34
とを軸36を中心に回動自在にし、フィルムキャリア3
1が形成される。
【0040】このフィルムキャリア31では、スリーブ
状フィルム2をセットする際は、例えばスリーブ状フィ
ルム2の撮影コマをフィルム保持部材33の開口部3a
に合せると共に、フィルム保持部材33のフィルムガイ
ド3cに沿って装着し、フィルム保持部材34をヒンジ
部37により回動させ内面同志を合わせる。
【0041】そして、フィルム保持部材33のフィルム
ガイド3cをフィルム保持部材34のフィルムガイド穴
4dに嵌合させると共に、切り欠き部38に係止突起3
9を係止することで、フィルム保持部材33、34によ
りスリーブ状フィルム2を挟持しセットを完了する。
【0042】なお、フィルム保持部材33、34は、切
り欠き部38と係止突起39により係止されているの
で、フィルムガイド3cとフィルムガイド穴4dとの嵌
合は、軽い圧入によりなされているか、あるいは、切り
欠き部38から係止突起39をはずすだけで、簡単にス
リーブ状フィルム2の交換が可能になっていてもよい。
【0043】このように形成されたフィルムキャリア3
1では、第1の実施の形態と同様に、肉厚部35を手で
持ち、コマ送り方向にフィルムキャリア31をスライド
させて所望のコマ位置にセットし、スリーブ状フィルム
2の所望のコマ画像を取り込ませる。
【0044】以上説明したように、形状の異なる2つの
フィルム保持部材により構成した本実施の形態のフィル
ムキャリア31においても、第1の実施の形態と同様な
効果を得ることができる。
【0045】図10は本発明の第4の実施の形態に係る
フィルムキャリアの構成を示す展開構成図である。
【0046】第4の実施の形態は、第2の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0047】第2の実施の形態では、同一形状のフィル
ム保持部材を2つ組合わせことによりフィルムキャリア
を構成しているが、第4の実施の形態は、形状の異なる
2つのフィルム保持部材によりフィルムキャリアを構成
したものである。
【0048】すなわち、図10に示すように、第4の実
施の形態のフィルムキャリア41は、形状の異なるフィ
ルム保持部材43、44より構成される。
【0049】フィルム保持部材43には、第2の実施の
形態と異なり、フィルムガイド及びフィルムガイド穴は
形成されておらず、フィルム保持部材43の長手方向の
一端側面に肉厚部45が形成され、また、フィルム保持
部材43内面にはスリーブ状フィルム2を配置するフィ
ルム溝46が形成され、長手方向の両端にフィルム溝4
6をはさんでボス47が突出している。
【0050】フィルム保持部材44には、第2の実施の
形態と異なり、フィルムガイド及びフィルムガイド穴は
形成されておらず、長手方向の両端にボス穴48が設け
られ、フィルム保持部材43のボス47が嵌合するよう
になっている。
【0051】このフィルムキャリア41では、スリーブ
状フィルム2をセットする際は、スリーブ状フィルム2
の撮影コマをフィルム保持部材43の開口部3aに合せ
ると共に、フィルム保持部材43のフィルム溝46に沿
って装着し、フィルム保持部材44を合わせる。
【0052】そして、フィルム保持部材43のボス47
をフィルム保持部材44のボス穴48に嵌合させること
で、フィルム保持部材43、44によりスリーブ状フィ
ルム2を挟持しセットを完了する。
【0053】このように形成されたフィルムキャリア4
1では、第2の実施の形態と同様に、肉厚部45を手で
持ち、コマ送り方向にフィルムキャリア41をスライド
させて所望のコマ位置にセットし、スリーブ状フィルム
2の所望のコマ画像を取り込ませる。
【0054】以上説明したように、形状の異なる2つの
フィルム保持部材により構成した本実施の形態のフィル
ムキャリア41においても、第2の実施の形態と同様な
効果を得ることができる。
【0055】図11は本発明の第5の実施の形態に係る
フィルムキャリアの構成を示す構成図である。
【0056】上記各実施の形態では、スリーブ状フィル
ム2を挟持するフィルムキャリアについて説明したが、
本実施の形態のフィルムキャリアは、スライド用のマウ
ントフィルムを保持するものである。
【0057】すなわち、図11に示すように、本実施の
形態のフィルムキャリア51は、一端側面側に長手方向
に肉厚部55を形成した薄い箱状部材56であって、箱
状部材56内にマウントフィルム52を挿入口53から
挿入し保持すると共に開口部54aを形成した保持部5
4を、長手方向に複数備えている。保持部54にはマウ
ントフィルム52を箱状部材56の厚さ方向に押しつけ
る板バネ(図示せず)が設けられており、この板バネに
より挿入されたマウントフィルム52が保持部54に保
持される。
【0058】このように形成されたフィルムキャリア5
1では、上記各実施の形態と同様に、肉厚部55を手で
持ち、長手方向にフィルムキャリア51をスライドさせ
て所望の保持部54の位置にセットし、複数の保持部5
4に保持された所望のマウントフィルム52の画像を取
り込ませる。
【0059】以上説明したように、スライド用のマウン
トフィルムを保持する本実施の形態のフィルムキャリア
51においても、上記各実施の形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフィルムキ
ャリアによれば、長手方向の一端側に設けられた保持部
の厚さよりも厚い肉厚部を把持することができるので、
簡単な構成により、フィルムに傷等をつけることなく確
実にフィルムを保持し、フィルムスキャナ装置における
スキャナ操作を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフィルムキャ
リアの構成を示す展開構成図
【図2】図1のフィルムキャリアの組立状態を示す斜視
【図3】図1のフィルムキャリアの作用を説明する第1
の説明図
【図4】図1のフィルムキャリアの作用を説明する第2
の説明図
【図5】図1のフィルムキャリアの変形例の要部の構成
を示す構成図
【図6】図5のA−A線断面を示す断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るフィルムキャ
リアの構成を示す展開構成図
【図8】図7のフィルムキャリアの作用を説明する説明
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るフィルムキャ
リアの構成を示す展開構成図
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るフィルムキ
ャリアの構成を示す展開構成図
【図11】本発明の第5の実施の形態に係るフィルムキ
ャリアの構成を示す構成図
【図12】従来のフィルムスキャナ装置の構成を示す斜
視図
【図13】図12のフィルムスキャナ装置に装着される
第1の変形例のフィルムキャリアの構成を示す展開構成
【図14】図12のフィルムスキャナ装置に装着される
第2の変形例のフィルムキャリアの構成を示す展開構成
【符号の説明】
1…フィルムキャリア 2…スリーブ状フィルム 3、4…フィルム保持部材 3a、4a…開口部 3b、4b…ヒンジ部 3c、4c…フィルムガイド 3d、4d…フィルムガイド穴 5…穴 6…シャフト 11…フィルムスキャナ装置 12…フィルムセット開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像済みフィルム上の撮像画面を露呈す
    る開口部と、所定の前記撮像画面を前記開口部に露呈し
    つつ前記現像済みフィルムを保持する保持部とを有する
    フィルムキャリアにおいて、 保持する前記現像済みフィルムの長手方向の一端側に設
    けられ、前記現像済みフィルムの厚さ方向の厚みが、前
    記保持部の厚さよりも厚い肉厚部を備えたことを特徴と
    するフィルムキャリア。
  2. 【請求項2】 前記保持部は、長手方向の中心軸により
    分割される一方の分割領域に片寄って、前記中心軸に沿
    って設けられ、 前記肉厚部は、前記中心軸によって分割される他方の分
    割領域の一端側に設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載のフィルムキャリア。
  3. 【請求項3】 現像済みフィルム上の撮像画面を露呈す
    る開口部と、所定の前記撮像画面を前記開口部に露呈し
    つつ前記現像済みフィルムを保持する保持部とを有する
    フィルムキャリアにおいて、 保持する前記現像済みフィルムの長手方向の一端側に設
    けられていて、フィルムを装填する開位置とフィルムを
    保持する閉位置とに移動可能な開閉機構と、 上記開閉機構の少なくとも一部に設けられていて、前記
    現像済みフィルムの厚さ方向の厚みが、前記保持部の厚
    さよりも厚い肉厚部とを備えたことを特徴とするフィル
    ムキャリア。
JP3077296A 1996-02-19 1996-02-19 フィルムキャリア Withdrawn JPH09222677A (ja)

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JP3077296A JPH09222677A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 フィルムキャリア

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JP3077296A JPH09222677A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 フィルムキャリア

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JP3077296A Withdrawn JPH09222677A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 フィルムキャリア

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JP (1) JPH09222677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8187385B2 (en) 2008-01-30 2012-05-29 Fujifilm Corporation Conveying unit and vacuum deposition device

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US8187385B2 (en) 2008-01-30 2012-05-29 Fujifilm Corporation Conveying unit and vacuum deposition device

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