JPH09222546A - モータ制御用エンコーダ装置 - Google Patents
モータ制御用エンコーダ装置Info
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- JPH09222546A JPH09222546A JP8052274A JP5227496A JPH09222546A JP H09222546 A JPH09222546 A JP H09222546A JP 8052274 A JP8052274 A JP 8052274A JP 5227496 A JP5227496 A JP 5227496A JP H09222546 A JPH09222546 A JP H09222546A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 2
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 12
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別な装置を設けることなく簡単な構成によ
り駆動量を正確に検出することのできるモータ制御用エ
ンコーダ装置を提供する。 【解決手段】 モータ(10)と、モータを載置する第
1マウント部材(4)と、モータの回転を被駆動物に伝
達する歯車機構(11、12)と、歯車機構と連動して
回転するエンコーダ手段(17)と、エンコーダ手段
(17)を載置し、振動吸収性を備えた材料により形成
される第2マウント部材(16)とを有し、第1マウン
ト部材(4)及び第2マウント部材(16)は、同一の
位置決め部材(24)により位置決めされる。
り駆動量を正確に検出することのできるモータ制御用エ
ンコーダ装置を提供する。 【解決手段】 モータ(10)と、モータを載置する第
1マウント部材(4)と、モータの回転を被駆動物に伝
達する歯車機構(11、12)と、歯車機構と連動して
回転するエンコーダ手段(17)と、エンコーダ手段
(17)を載置し、振動吸収性を備えた材料により形成
される第2マウント部材(16)とを有し、第1マウン
ト部材(4)及び第2マウント部材(16)は、同一の
位置決め部材(24)により位置決めされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズのモー
タ制御に最適なモーター制御用エンコーダ装置に関する
ものである。
タ制御に最適なモーター制御用エンコーダ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの自動焦点調整装置は、駆動モー
タの回転を減速ギヤ列を介してレンズに伝達すると共
に、レンズ駆動量を焦点検出装置からの信号によって制
御するように構成される。このレンズ駆動量を検出する
ための技術として、以下の技術が知られている。
タの回転を減速ギヤ列を介してレンズに伝達すると共
に、レンズ駆動量を焦点検出装置からの信号によって制
御するように構成される。このレンズ駆動量を検出する
ための技術として、以下の技術が知られている。
【0003】減速ギヤ列の途中に、レンズ側のギヤ列と
は別に中間ギヤを設け、この中間ギヤに駆動モーターの
駆動軸と等価回転する等価ギヤを噛み合わせると共に、
この等価ギヤにエンコーダ板を設け、エンコーダ板が回
転することでレンズの駆動量に応じた数のパルス信号を
出力するものが知られている。
は別に中間ギヤを設け、この中間ギヤに駆動モーターの
駆動軸と等価回転する等価ギヤを噛み合わせると共に、
この等価ギヤにエンコーダ板を設け、エンコーダ板が回
転することでレンズの駆動量に応じた数のパルス信号を
出力するものが知られている。
【0004】この従来技術では、等価ギヤと駆動モータ
の間のバックラッシュが問題となる。即ち、ギヤ系のバ
ックラッシュはギヤの精度や、駆動時の変形等の要因か
ら定量的に駆動ソフト等で予め補正することが困難で、
等価ギヤすなわちエンコーダ板の停止精度が高精度に定
まらず、駆動モータの制御精度に誤差を生じる。更にエ
ンコーダ系の為に独立にギヤ系を設けることで騒音の発
生を助長する恐れもあった。
の間のバックラッシュが問題となる。即ち、ギヤ系のバ
ックラッシュはギヤの精度や、駆動時の変形等の要因か
ら定量的に駆動ソフト等で予め補正することが困難で、
等価ギヤすなわちエンコーダ板の停止精度が高精度に定
まらず、駆動モータの制御精度に誤差を生じる。更にエ
ンコーダ系の為に独立にギヤ系を設けることで騒音の発
生を助長する恐れもあった。
【0005】また、実公平6−43769号公報によ
り、歯車ギヤ列のギヤの一つをモーターの駆動軸に摩擦
クラッチ機構を介して連結し、エンコーダ板をギヤに固
定したもの(以下、第2従来技術という)が公知となっ
ている。
り、歯車ギヤ列のギヤの一つをモーターの駆動軸に摩擦
クラッチ機構を介して連結し、エンコーダ板をギヤに固
定したもの(以下、第2従来技術という)が公知となっ
ている。
【0006】この従来技術では、レンズが無限遠側ある
いは最近接距離側の移動端に達して停止したときには、
クラッチ機構が働いてモーター軸のみが回転し、ギヤと
エンコーダ板は完全に停止することを前提としている
が、クラッチ機構が図5に示すように座金19とエンコ
ーダギヤ18aとの間の摩擦力を用いた物であるため
に、クラッチのスリップ中の摺動面の温度変化等によっ
て生じる摩擦力の微妙な変化により、エンコーダギヤ1
8aがギヤ系のバックラッシュの範囲内で回転方向に細
かく振動することで、実際には回転していないはずのエ
ンコーダ系より信号が発生してしまうという問題があっ
た。
いは最近接距離側の移動端に達して停止したときには、
クラッチ機構が働いてモーター軸のみが回転し、ギヤと
エンコーダ板は完全に停止することを前提としている
が、クラッチ機構が図5に示すように座金19とエンコ
ーダギヤ18aとの間の摩擦力を用いた物であるため
に、クラッチのスリップ中の摺動面の温度変化等によっ
て生じる摩擦力の微妙な変化により、エンコーダギヤ1
8aがギヤ系のバックラッシュの範囲内で回転方向に細
かく振動することで、実際には回転していないはずのエ
ンコーダ系より信号が発生してしまうという問題があっ
た。
【0007】上述のような問題を解決するための技術と
して、図6に示す技術が知られている。図6において、
駆動ギヤ11は、圧縮バネ23の反発力によって座金1
9により挟まれ、摩擦力によってモーター22からの駆
動力を伝達する。エンコーダ系はモーター10が固定さ
れている基板4とは独立した別の基板5に設けられてい
る。エンコーダ板17は基板5にU字形バネ26により
回転可能に取り付けられており、駆動ギヤ11との係合
用突起31を有する。駆動ギヤ側には係合用突起31に
対応する係合用突起30を有している。この2つの係合
用突起30および31によりモーター10の回転に応じ
てエンコーダー板31が回転し、モータ10の回転量に
応じたパルス信号を発生する。
して、図6に示す技術が知られている。図6において、
駆動ギヤ11は、圧縮バネ23の反発力によって座金1
9により挟まれ、摩擦力によってモーター22からの駆
動力を伝達する。エンコーダ系はモーター10が固定さ
れている基板4とは独立した別の基板5に設けられてい
る。エンコーダ板17は基板5にU字形バネ26により
回転可能に取り付けられており、駆動ギヤ11との係合
用突起31を有する。駆動ギヤ側には係合用突起31に
対応する係合用突起30を有している。この2つの係合
用突起30および31によりモーター10の回転に応じ
てエンコーダー板31が回転し、モータ10の回転量に
応じたパルス信号を発生する。
【0008】図7は、駆動ギヤ11と、エンコーダ板1
7の係合用突起30および31との関係を示した斜視図
である。図7において、エンコーダ板17の係合用突起
31は角度θ1の範囲で設けられ、駆動ギヤ側の係合用
突起30は角度θ2の範囲に設けられている。これによ
りエンコーダ系と駆動ギヤ11にはモーター回転方向に
(180゜−θ1−θ2)の遊びが設けられたことにな
る。この遊びは駆動ギヤ11のバックラッシュより大き
な範囲内で可及的に小さく設定されている。この遊びに
より、エンコーダギヤがバックラッシュの範囲内で振動
してエンコーダ系より信号が発生してしまうという問題
を回避している。
7の係合用突起30および31との関係を示した斜視図
である。図7において、エンコーダ板17の係合用突起
31は角度θ1の範囲で設けられ、駆動ギヤ側の係合用
突起30は角度θ2の範囲に設けられている。これによ
りエンコーダ系と駆動ギヤ11にはモーター回転方向に
(180゜−θ1−θ2)の遊びが設けられたことにな
る。この遊びは駆動ギヤ11のバックラッシュより大き
な範囲内で可及的に小さく設定されている。この遊びに
より、エンコーダギヤがバックラッシュの範囲内で振動
してエンコーダ系より信号が発生してしまうという問題
を回避している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、モーター取付基板4とエンコーダー系取付基板
5とが独立しているために、エンコーダー板17が駆動
ギヤ11に対して偏心を生じ、エンコーダー板17の回
転が不安定になってしまうという問題がある。また、見
込まれる偏心分だけ更にモーター回転方向の遊びを増や
さなければならず、駆動モーターの制御精度が上げられ
ないという問題があった。
法では、モーター取付基板4とエンコーダー系取付基板
5とが独立しているために、エンコーダー板17が駆動
ギヤ11に対して偏心を生じ、エンコーダー板17の回
転が不安定になってしまうという問題がある。また、見
込まれる偏心分だけ更にモーター回転方向の遊びを増や
さなければならず、駆動モーターの制御精度が上げられ
ないという問題があった。
【0010】図6に示す従来例では、モータ系が設けら
れる基板4とエンコーダ系が設けられる基板5とを別々
の基板とし、モータの駆動系とエンコーダとが常に接触
する部分を無くすことで、上記モータの微小回動をエン
コーダに伝達しないよう構成している。しかし図6の構
成では、モータとエンコーダとが別々の基板に設けら
れ、各基板は別々の取り付け部材によりカメラに固定さ
れるため、組み込み誤差等により、モータ駆動軸とエン
コーダの回転中心とが偏心してしまう問題があった。
れる基板4とエンコーダ系が設けられる基板5とを別々
の基板とし、モータの駆動系とエンコーダとが常に接触
する部分を無くすことで、上記モータの微小回動をエン
コーダに伝達しないよう構成している。しかし図6の構
成では、モータとエンコーダとが別々の基板に設けら
れ、各基板は別々の取り付け部材によりカメラに固定さ
れるため、組み込み誤差等により、モータ駆動軸とエン
コーダの回転中心とが偏心してしまう問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、特別な装置を設けることなく簡単な構成により
駆動量を正確に検出することのできるモータ制御用エン
コーダ装置を提供することを目的としている。
もので、特別な装置を設けることなく簡単な構成により
駆動量を正確に検出することのできるモータ制御用エン
コーダ装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のモータ制御用エンコーダ装置は、モータ
(10)と、モータを載置する第1マウント部材(4)
と、モータの回転を被駆動物に伝達する歯車機構(1
1、12)と、歯車機構と連動して回転するエンコーダ
手段(17)と、エンコーダ手段(17)を載置し、振
動吸収性を備えた材料により形成される第2マウント部
材(16)とを有し、第1マウント部材(4)及び第2
マウント部材(16)は、同一の位置決め部材(24)
により位置決めされる。
に、本発明のモータ制御用エンコーダ装置は、モータ
(10)と、モータを載置する第1マウント部材(4)
と、モータの回転を被駆動物に伝達する歯車機構(1
1、12)と、歯車機構と連動して回転するエンコーダ
手段(17)と、エンコーダ手段(17)を載置し、振
動吸収性を備えた材料により形成される第2マウント部
材(16)とを有し、第1マウント部材(4)及び第2
マウント部材(16)は、同一の位置決め部材(24)
により位置決めされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明によるモータ制御用エンコ
ーダ装置の一実施例を示す断面図である。図2は、本発
明によるモータ制御用エンコーダ装置と組み合わされる
カメラボディ1を示す正面図である。図3は、本発明に
よるモータ制御用エンコーダ装置の一実施例を示す断面
図である。
ーダ装置の一実施例を示す断面図である。図2は、本発
明によるモータ制御用エンコーダ装置と組み合わされる
カメラボディ1を示す正面図である。図3は、本発明に
よるモータ制御用エンコーダ装置の一実施例を示す断面
図である。
【0015】図2において、ボディ1はレンズ装着用マ
ウント2を有し、レンズ装着用マウント2よりレンズ駆
動用カップリング軸3が突出している。
ウント2を有し、レンズ装着用マウント2よりレンズ駆
動用カップリング軸3が突出している。
【0016】図3において、カップリング軸3は、減速
系11〜15を介してモーター10により回転駆動され
る。カップリング軸3の減速ギヤ15と係合する部分
は、小判形の横断面となっており、同形状の係合穴を持
つ減速ギヤ15に対して、軸方向(図3の上下方向)に
は変位可能であるが、回転方向には一体に回転する。更
にカップリング軸3はレンズ側のカップリング部20と
係合する部分も小判形の断面形状になっており、同じ小
判形の窪みを持つカップリング部20と係合することで
レンズに駆動力を与えて焦点調節を行う。カップリング
軸3は、レンズ着脱時にはカップリング退避レバー19
によって、レンズ装着用マウント2よりボディ側(図3
の下側)に退避する。
系11〜15を介してモーター10により回転駆動され
る。カップリング軸3の減速ギヤ15と係合する部分
は、小判形の横断面となっており、同形状の係合穴を持
つ減速ギヤ15に対して、軸方向(図3の上下方向)に
は変位可能であるが、回転方向には一体に回転する。更
にカップリング軸3はレンズ側のカップリング部20と
係合する部分も小判形の断面形状になっており、同じ小
判形の窪みを持つカップリング部20と係合することで
レンズに駆動力を与えて焦点調節を行う。カップリング
軸3は、レンズ着脱時にはカップリング退避レバー19
によって、レンズ装着用マウント2よりボディ側(図3
の下側)に退避する。
【0017】図3のモーター軸22付近に設けられたエ
ンコーダ系の拡大図を図1に示す。図1において、モー
ター10は、防振消音用モーターマウントを兼ねたエン
コーダ板用軸受け16と、ビス24で基板4に共締めさ
れている。軸受け16は、防振消音効果を高めるために
樹脂製の物が望ましい。軸受け16は、モーター10に
設けられた取付位置決め用フランジ25と嵌合する穴を
有し、モーター回転軸22との芯ずれなく取付可能とな
っている。
ンコーダ系の拡大図を図1に示す。図1において、モー
ター10は、防振消音用モーターマウントを兼ねたエン
コーダ板用軸受け16と、ビス24で基板4に共締めさ
れている。軸受け16は、防振消音効果を高めるために
樹脂製の物が望ましい。軸受け16は、モーター10に
設けられた取付位置決め用フランジ25と嵌合する穴を
有し、モーター回転軸22との芯ずれなく取付可能とな
っている。
【0018】駆動ギヤ11は、モーター軸22を挿入可
能な円形穴を有し、上下方向から座金19に挟まれる形
で、モーター軸22と同軸に軸支されている。モーター
軸22はD型の横断面形状を持ち、座金19もまたモー
ター軸22の横断面形状と同寸のD型の嵌合穴を有して
いる。従って座金19は、モーター軸22の軸方向には
変位可能であるが、回転方向にはモーター軸22と一体
に回転する。
能な円形穴を有し、上下方向から座金19に挟まれる形
で、モーター軸22と同軸に軸支されている。モーター
軸22はD型の横断面形状を持ち、座金19もまたモー
ター軸22の横断面形状と同寸のD型の嵌合穴を有して
いる。従って座金19は、モーター軸22の軸方向には
変位可能であるが、回転方向にはモーター軸22と一体
に回転する。
【0019】座金19は圧縮バネ23によって押圧さ
れ、駆動ギヤ11との摩擦力を得ている。この摩擦力は
レンズ駆動用カップリング軸3の駆動力より大きく、か
つレンズが無限遠側あるいは最近接距離側の移動端に達
して停止した時には、座金19が駆動ギヤ11に対して
スリップする大きさに、圧縮バネ23の強さが設定され
ている。図1の中のE型リング21は、座金19のモー
ター軸22に対する抜け止め用である。
れ、駆動ギヤ11との摩擦力を得ている。この摩擦力は
レンズ駆動用カップリング軸3の駆動力より大きく、か
つレンズが無限遠側あるいは最近接距離側の移動端に達
して停止した時には、座金19が駆動ギヤ11に対して
スリップする大きさに、圧縮バネ23の強さが設定され
ている。図1の中のE型リング21は、座金19のモー
ター軸22に対する抜け止め用である。
【0020】エンコーダ板17の円筒部は軸受け16に
挿入され、更にU字形の抜け止めバネ26により軸方向
(図1の上下方向)の位置規制が行われている。エンコ
ーダ板17には、その外周付近にモーター軸22の回転
方向に等間隔にスリット27が設けられている。エンコ
ーダ系の電気信号を発生するためのフォトインタラプタ
18は、基板5に接着等の手段により固定されている。
実線28で示すフォトインタラプタ18の入出力光路
は、スリット27によって透過または遮蔽される。
挿入され、更にU字形の抜け止めバネ26により軸方向
(図1の上下方向)の位置規制が行われている。エンコ
ーダ板17には、その外周付近にモーター軸22の回転
方向に等間隔にスリット27が設けられている。エンコ
ーダ系の電気信号を発生するためのフォトインタラプタ
18は、基板5に接着等の手段により固定されている。
実線28で示すフォトインタラプタ18の入出力光路
は、スリット27によって透過または遮蔽される。
【0021】次に、エンコーダ板17の駆動について述
べる。図1中の駆動ギヤ11には、係合用突起30が設
けられている。突起30は、モーター軸22の軸方向で
はエンコーダ板17と接触しない高さに設定されてい
る。またエンコーダ板17にも駆動ギヤ側の係合用突起
30に対応する係合用突起31が設けられている。係合
用突起31は、モーター軸22の軸方向では駆動ギヤ1
1と接触しない高さに設定されている。この2つの係合
用突起30および31が係合したときに、モーター10
の回転に応じてエンコーダー板17が回転し、スリット
27がフォトインタラプタ18の光路を横切ることで、
モータ10の回転量に応じたパルス信号を発生する。
べる。図1中の駆動ギヤ11には、係合用突起30が設
けられている。突起30は、モーター軸22の軸方向で
はエンコーダ板17と接触しない高さに設定されてい
る。またエンコーダ板17にも駆動ギヤ側の係合用突起
30に対応する係合用突起31が設けられている。係合
用突起31は、モーター軸22の軸方向では駆動ギヤ1
1と接触しない高さに設定されている。この2つの係合
用突起30および31が係合したときに、モーター10
の回転に応じてエンコーダー板17が回転し、スリット
27がフォトインタラプタ18の光路を横切ることで、
モータ10の回転量に応じたパルス信号を発生する。
【0022】図4は、駆動ギヤ11とエンコーダ板17
の係合用突起30および31の関係を示した斜視図であ
る。図4においてエンコーダ板17の係合用突起31
は、角度θ1の範囲で設けられ、駆動ギヤ側の係合用突
起30は角度θ2の範囲に設けられている。これにより
エンコーダ系と駆動ギヤ11にはモーター10の回転方
向に最大(180゜−θ1−θ2)の遊びが設けられた
ことになる。この遊びによって、駆動ギヤ11と座金1
9の摩擦力の変化によりギヤ11が回転方向に振動して
エンコーダ系より信号が発生してしまうという問題を回
避している。
の係合用突起30および31の関係を示した斜視図であ
る。図4においてエンコーダ板17の係合用突起31
は、角度θ1の範囲で設けられ、駆動ギヤ側の係合用突
起30は角度θ2の範囲に設けられている。これにより
エンコーダ系と駆動ギヤ11にはモーター10の回転方
向に最大(180゜−θ1−θ2)の遊びが設けられた
ことになる。この遊びによって、駆動ギヤ11と座金1
9の摩擦力の変化によりギヤ11が回転方向に振動して
エンコーダ系より信号が発生してしまうという問題を回
避している。
【0023】以上で説明した実施例によれば、防振消音
用モーターマウント4をエンコーダー板17の軸受け1
6と共用とする事で、部品点数を増やすことなくエンコ
ーダ板17とモーター軸22との偏心の解消でき、エン
コーダー板17と駆動ギヤ11の係合部30および31
に対して与えるモーター回転方向の遊びが、ギヤのバッ
クラッシュより大きい必要最小限で良いため、駆動モー
ターの制御精度を高くできる。
用モーターマウント4をエンコーダー板17の軸受け1
6と共用とする事で、部品点数を増やすことなくエンコ
ーダ板17とモーター軸22との偏心の解消でき、エン
コーダー板17と駆動ギヤ11の係合部30および31
に対して与えるモーター回転方向の遊びが、ギヤのバッ
クラッシュより大きい必要最小限で良いため、駆動モー
ターの制御精度を高くできる。
【0024】更に、駆動ギヤ11の微少振動中には駆動
ギヤ11とエンコーダ板17が非接触となるようにした
ため、従来技術の問題であった、クラッチ部のスリップ
中のエンコーダ系の誤信号が発生するという問題をも解
消でき、レンズの駆動量に応じた数のパルス信号を安定
して得ることが可能となる。
ギヤ11とエンコーダ板17が非接触となるようにした
ため、従来技術の問題であった、クラッチ部のスリップ
中のエンコーダ系の誤信号が発生するという問題をも解
消でき、レンズの駆動量に応じた数のパルス信号を安定
して得ることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明のモータ制御用エ
ンコーダ装置によれば、駆動モータ(10)を載置する
第1マウント部材(4)と、エンコーダ手段(17)を
載置し、振動吸収性を備えた材料により形成される第2
マウント部材(16)は、同一の位置決め部材(24)
により位置決めされるので、エンコーダ手段(17)と
駆動モータ(10)との偏心を解消して、駆動モータ
(10)の駆動量を正確に検出することが可能となる。
ンコーダ装置によれば、駆動モータ(10)を載置する
第1マウント部材(4)と、エンコーダ手段(17)を
載置し、振動吸収性を備えた材料により形成される第2
マウント部材(16)は、同一の位置決め部材(24)
により位置決めされるので、エンコーダ手段(17)と
駆動モータ(10)との偏心を解消して、駆動モータ
(10)の駆動量を正確に検出することが可能となる。
【図1】本発明によるモータ制御用エンコーダ装置の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図2】本発明によるモータ制御用エンコーダ装置の一
実施例を示す正面図である。
実施例を示す正面図である。
【図3】本発明によるモータ制御用エンコーダ装置の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明によるモータ制御用エンコーダ装置の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図5】従来のモータ制御用エンコーダ装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】従来のモータ制御用エンコーダ装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】従来のモータ制御用エンコーダ装置の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 カメラボディ 2 レンズ装着用マウント 3 レンズ駆動用カップリング軸 4 固定基板 5 固定基板 10 駆動用モータ 11 駆動ギヤ 12〜15 減速用ギヤ 16 軸受け 17 エンコーダ板 18 エンコーダギヤ 19 カップリング退避レバー 20 レンズ側カップリング 21 E型リング 22 モータ軸 23 バネ 24 固定ビス 25 位置決め用フランジ 26 U字形バネ 27 エンコーダスリット 28 フォトインタラプタ出力光線光路 30 係合用突起 31 係合用突起
Claims (4)
- 【請求項1】 モータ(10)と、 前記モータを載置する第1マウント部材(4)と、 前記モータの回転を被駆動物に伝達する歯車機構(1
1、12)と、 前記歯車機構と連動して回転するエンコーダ手段(1
7)と、 前記エンコーダ手段を載置し、振動吸収性を備えた材料
により形成される第2マウント部材(16)とを有し、 前記第1マウント部材及び前記第2マウント部材は、同
一の位置決め部材(24)により位置決めされることを
特徴とするモータ制御用エンコーダ装置。 - 【請求項2】 前記第1マウント部材は、振動吸収性を
備えた材料により形成されることを特徴とする請求項1
に記載のモータ制御用エンコーダ装置。 - 【請求項3】 前記振動吸収材料は、非金属材料である
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御用エンコ
ーダ装置。 - 【請求項4】 前記振動吸収材料は、樹脂材料であるこ
とを特徴とする請求項3に記載のモータ制御用エンコー
ダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052274A JPH09222546A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | モータ制御用エンコーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052274A JPH09222546A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | モータ制御用エンコーダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09222546A true JPH09222546A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12910213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8052274A Pending JPH09222546A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | モータ制御用エンコーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09222546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014066856A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Seiko Epson Corp | 駆動装置、プロジェクターおよび駆動方法 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP8052274A patent/JPH09222546A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014066856A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Seiko Epson Corp | 駆動装置、プロジェクターおよび駆動方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050405 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |