JPH0643769Y2 - カメラのモ−タ制御用エンコ−ダ装置 - Google Patents

カメラのモ−タ制御用エンコ−ダ装置

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JPH0643769Y2
JPH0643769Y2 JP1986033006U JP3300686U JPH0643769Y2 JP H0643769 Y2 JPH0643769 Y2 JP H0643769Y2 JP 1986033006 U JP1986033006 U JP 1986033006U JP 3300686 U JP3300686 U JP 3300686U JP H0643769 Y2 JPH0643769 Y2 JP H0643769Y2
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lens
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encoder
drive motor
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JP1986033006U
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匠 小林
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、自動焦点調整装置を備えたカメラに関し、よ
り詳しくはこのカメラのモータ制御用エンコーダ装置に
関する。
「従来技術およびその問題点」 自動焦点調整装置は、駆動モータの回転を減速ギヤ列を
介してレンズに伝達するとともに、このレンズ駆動量を
焦点検出装置からの信号によって制御するように構成さ
れる。従来このレンズの駆動量を検出するため、上記減
速ギヤ列の途中にレンズ側のギヤ列とは別個に中間ギヤ
を設け、この中間ギヤに駆動モータの駆動軸と等価回転
するギヤ(以下等価ギヤという)を噛み合いさせるとと
もに、この等価ギヤにエンコーダ板を設けたものが知ら
れている。すなわちこのエンコーダ板はレンズの駆動量
に応じた数のパルス信号を出力する。
ところが、等価ギヤと駆動モータの駆動軸との間にはバ
ックラッシュがあるため、等価ギヤすなわちエンコーダ
板の停止位置が高精度に定まらず、駆動モータの制御精
度に誤差を生じるおそれがある。そこで従来は、ばね等
により等価ギヤに常時負荷を作用させてエンコーダ板の
停止位置のふらつきを抑える、負荷装置が設けられてい
る。しかしこのような負荷装置は、自動焦点調整装置の
構成を複雑にするだけでなく、ばね等の負荷の分だけ駆
動モータの出力トルクを大きくする必要性を生じ、レン
ズ駆動機構の効率を低下させることとなる。
「考案の目的」 本考案は、このような従来装置の問題点を解消し、特別
な装置を設けることなく簡単な構成によりレンズ駆動量
を正確に検出することのできるモータ制御用エンコーダ
装置を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、レンズの駆動量に応じた数のパルス信号を出
力する摩擦クラッチ機構を介して駆動モータの駆動軸に
連結されたギヤに、駆動量検出機構のエンコーダ板を固
定したことを特徴としている。駆動量検出機構と駆動モ
ータの駆動軸との間には、バックラッシュがないので、
駆動量検出機構のエンコーダ板は停止位置においてふら
つくことがなく、レンズの駆動量を正確に検出するため
に負荷装置を設ける必要がない。
「考案の実施例」 以下図示実施例により本考案を説明する。第2図は本考
案の一実施例が適用されるカメラボディ10を示すもの
で、ボディ側マウント11は5本の止めねじ12によりカメ
ラボディ10のレンズ取付用開口部に固定される。自動焦
点調整装置は、レンズ側に設けられる焦点調整機構(図
示せず)とカメラボディ10内に設けられる、第1図に詳
細を示す駆動機構とからなり、駆動機構と焦点調整機構
を連結するためのボディ側ジョイント13がボディ側マウ
ント11に形成された孔14内に嵌合される。
第1図は本考案の一実施例を示す。駆動モータ20は、低
速ギヤ列を介してボディ側ジョイント13を回転させ、図
示しないレンズ側の焦点調整機構を回転駆動させる。上
述したようにボディ側ジョイント13はボディ側マウント
11の孔14内に嵌合され、一方、焦点調整機構に設けられ
たレンズ側ジョイント15は、レンズ側マウント16の孔17
内に嵌合され、ボディ側ジョイント13の端部に形成され
た突起18がレンズ側ジョイント15の端部に形成された溝
19に嵌入することにより、これらのジョイント13、15は
相互に連結する。したがって駆動モータ20が回動する
と、ジョイント13、15が一体的に回転して、焦点調整機
構が作動する。
駆動モータ20は、カメラボディ10内に設けられたピン21
により連結された3枚の平行な支持板22、23、24のう
ち、後方に位置する支持板24に図示しない止めねじによ
り固定され、駆動モータ20の駆動軸30は、中間に位置す
る支持板23に形成された開口25まで延びる。駆動軸30は
基部と先端部近傍にそれぞれ小径部31、32を有し、基部
の小径部31から先端部までは、断面D型(非円形断面)
に形成される。2つの小径部31、32は、駆動軸30の軸方
向に変位しないようにして、E形リング33、34がそれぞ
れ嵌着される。
駆動軸30のE形リング33、34の間には、駆動軸30に対応
する断面D形の孔を有する座金35、36、37と、円形孔を
有するエンコーダギヤ38とが嵌合される。座金35、36、
37は駆動軸30に対して軸方向に相対変位可能であるが、
回転方向には駆動軸30と一体的に回転する。エンコーダ
ギヤ38は座金35、36の間に位置し、座金36、37の間には
圧縮ばね39が挿入される。したがってエンコーダギヤ38
は圧縮ばね39の弾発力によって座金35、36により挟ま
れ、エンコーダギヤ38がこれらの座金35、36から受ける
摩擦力は、駆動軸30のレンズ駆動力よりも大きく、かつ
レンズが無限遠側あるいは最近接距離側の移動端に達し
て停止したときには、座金35、36に対してスリップする
ような大きさである。つまりエンコーダギヤ38は、通常
時は座金35、36および駆動軸30とともに一体的に回転
し、レンズが無限遠側および最近接距離側に達してその
位置に停止すると同時に停止し、駆動軸30はモータへの
通電が断たれるまで座金35、36との摩擦力に抗して回動
する。
エンコーダギヤ38の一端には、エンコーダ板41が固着さ
れる。エンコーダ板41は放射状に延びる遮光部と各遮光
部間に形成される透光部とを有し、支持板24に取り付け
られたフォトインタラプタ42内にはエンコーダ板41の一
部が位置する。フォトインタラプタ42は従来公知の構成
を有し、発光素子と受光素子がエンコーダ板41を挟んで
対向しており、エンコーダ板41が回転する時、発光素子
から透光部を通って受光素子へ入射する光を遮光部が周
期的に遮断することにより、パルス信号を出力する。こ
のパルス信号の数はレンズ駆動量を示すから、本考案
は、この駆動量を検出する機構が駆動軸30に直結されて
いることになる。
エンコーダギヤ38は、第1ギヤ51および第2ギヤ52から
なる減速ギヤ列を介してジョイントギヤ53に連結され
る。第1ギヤ51は支持板23、24に回転自在に支持され、
大径部54と小径部55を有し、大径部54においてエンコー
ダギヤ38と噛み合う。第2ギヤ52は支持板22、24に回転
自在に支持され、大径部56と小径部57を有し、大径部56
において第1ギヤ51の小径部55と嵌合する。ジョイント
ギヤ53は、支持板23に形成された支持孔58と支持板22に
取り付けられた支持環59とにより、外周面を回転自在に
支持され、第2ギヤ52の小径部57と嵌合する。よって、
駆動モータ20の駆動軸30が回転すると、この回転が第1
ギヤ51および第2ギヤ52により減速されてジョイントギ
ヤ53に伝達される。
ジョイントギヤ53の中心部には、長円形の孔61が穿設さ
れる。ボディ側ジョイント13にはこの孔61に嵌合する断
面長円形の軸62が形成され、またフランジ63が設けられ
る。圧縮ばね64はフランジ63とジョイントギヤ53の間に
設けられ、ボディ側ジョイント13をその突起18がボディ
側マウント11から突出する方向に付勢する。突起18がボ
ディ側マウント11から突出した位置でボディ側ジョイン
ト13突出を規制するため、ボディ側マウント11の後側に
は、フランジ63が係止するストッパ65が設けられる。ボ
ディ側ジョイント13はジョイントギヤ53とともに一体的
に回転し、かつジョイントギヤ53に対して軸心方向に相
対変位可能である。ボディ側ジョイント13の軸62のジョ
イントギヤ53から突出する部分には、環状溝66が形成さ
れる。この環状溝66にはE形リング67が嵌着され、ボデ
ィ側ジョイント13の軸62がジョイントギヤ53から抜ける
ことが防止される。
本実施例は以上の構成を有するので次のように作動す
る。図示しない合焦検知装置からの情報によりレンズを
合焦位置へ変位させる時、駆動モータ20が始動すると、
駆動軸30とエンコーダギヤ38が一体的に回転し、この回
転は、第1ギヤ51および第2ギヤ52を介して、減速され
てジョイントギヤ53に伝達される。したがって、ジョイ
ントギヤ53およびボディ側ジョイント13は低速回転し、
レンズ側ジョイント15がこれと一体的に回転して、レン
ズ駆動機構が作動し、レンズが変位する。またこの時、
駆動軸30とともにエンコーダ板41も回転しており、フォ
トインタラプタ42の発光素子からの光はエンコーダ板41
の遮光部により周期的に遮断されつつ受光素子へ到達
し、これによりパルス信号が発生する。
このパルス信号の数が所定のレンズ駆動量に対応する数
になると、駆動モータ20は停止する。この結果、エンコ
ーダ板41も停止し、パルス信号を発生しなくなる。
さて駆動モータ20の停止状態において、エンコーダギヤ
38、第1ギヤ51および第2ギヤ52、ジョイントギヤ53の
各ギヤ間の噛合状態は常に一定である。すなわちこの停
止状態の間、エンコーダ板41の回転角度位置とレンズ駆
動量とは各ギヤ間のバックラッシュの影響を受けず、常
に同じ対応関係にある。したがって次に駆動モータ20が
作動する時、エンコーダ板41は前回の駆動時と同じ回転
角度位置から回転を始めることとなり、レンズの駆動量
を正確に検出することができる。
「考案の効果」 以上のように本考案は、レンズの駆動量を検出する駆動
量検出機構のエンコーダ板を、駆動モータの回転軸に摩
擦クラッチ機構を介して直結されたギヤに固定した構成
に特徴を有する。したがって、駆動量検出機構は減速ギ
ヤ列等のバックラッシュの影響を受けず、常にレンズ駆
動量を高精度に検出することができ、駆動モータを精度
良く制御することができる。また従来のようにバックラ
ッシュの影響を抑えるための特別な装置が不要となり、
自動焦点検出装置の構成が簡単になるとともに、駆動モ
ータのトルク損失が減少する。さらに、レンズが無限遠
側または最近接距離側等に到達して停止したときには同
時にエンコーダ板も停止するが、駆動モータは、摩擦ク
ラッチ機構の滑り作用により回転の継続が許容されるの
で、レンズの停止位置を正確に検出することが可能であ
り、かつ駆動モータへの衝撃、過負荷が緩和される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は本考
案を適用したカメラ本体を示す正面図である。 11…ボディ側マウント、12…止めねじ、13…ボディ側ジ
ョイント、15…レンズ側ジョイント、16…レンズ側マウ
ント、20…駆動モータ、21…ピン、22、23、24…支持
板、30…駆動軸、33、34…E形リング、35、36、37…座
金、38…エンコーダギヤ、39…圧縮ばね、41…エンコー
ダ板、42…フォトインタラプタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータの回転をレンズに伝達する歯車
    機構と、上記レンズの移動に連動して回転するエンコー
    ダ板を備え、このエンコーダ板の回転に基づいて上記レ
    ンズの駆動量を検出する駆動量検出機構と、この駆動量
    検出機構が検出した上記レンズの駆動量に基づいて上記
    駆動モータの回転を制御するレンズ駆動装置とを備えた
    カメラにおいて、 上記歯車機構のギヤの一つを、上記駆動モータの駆動軸
    に摩擦クラッチ機構を介して連結し、 上記エンコーダ板を上記ギヤに固定したこと、 を特徴とするカメラのモータ制御用エンコーダ装置。
JP1986033006U 1986-03-07 1986-03-07 カメラのモ−タ制御用エンコ−ダ装置 Expired - Lifetime JPH0643769Y2 (ja)

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JP1986033006U JPH0643769Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07 カメラのモ−タ制御用エンコ−ダ装置

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JP1986033006U JPH0643769Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07 カメラのモ−タ制御用エンコ−ダ装置

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JPS62146334U JPS62146334U (ja) 1987-09-16
JPH0643769Y2 true JPH0643769Y2 (ja) 1994-11-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2716679A1 (de) * 1977-04-15 1978-10-19 Schneider Co Optische Werke Verstelleinrichtung zur fokussierung von objektiven
JPS58168703U (ja) * 1982-05-01 1983-11-10 日本精密工業株式会社 光学機器のレンズ駆動装置
JPS5926709A (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 Minolta Camera Co Ltd 自動焦点調節式カメラのレンズ駆動制御装置

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JPS62146334U (ja) 1987-09-16

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